Sorry Japanese Only
ミニカーのギミック |
ロータス エスプリ ボンドカーですが、コーギー製のミニカーを紹介します。こちらはサブマリン タイプでホイールハウス部分が覆われていて車輪が付いていませんので車というよりは船(潜水艦)といった方が良いかもしれません。別ページで紹介したエイダイ製のミニカーで工夫していた車輪格納動作については省いてしまいその後の水中翼をだす動作をギミック化しています。もともとホイールを格納してそこから水中翼を出すのは構造的にも難しいのですから、何かギミックをつけるとしたらこのようなやり方になるでしょう。
定番のミサイル発射ギミックはエイダイではリアハッチが開閉するのでつけられなかった水中から上空に向けて発射するミサイルをギミック化しています。リアの水中翼部分はスクリュー部分が無くて劇中車と同じというわけではないですが、車体に格納されていた水中翼がリアから出てきて立ち上がる部分はうまく作ってあります。水中翼を出す操作はボンネット上にある黒い部分を押すことで行いますが、その動作をスローで動くようにしてありますので以下の動画でみてください。 |
注意!!録音した実物の動作音が出ますので音を控えめにしておいてください!! |
|
箱 付属品 説明書など |
コーギーのロータス・エスプリ ボンドカー(型番269)は1977年に発売されています。コーギーは1972年頃からミニカーのスケールを1/43から1/36に切り替えたのでこのミニカーも1/36の中途半端なサイズです。このサイズ変更は古くからのコレクターからは歓迎されませんでした。私もこの時期からコーギーのミニカーを買わなくなりました。何故かというとミニカーの楽しみとしてはたくさん並べてそれぞれを比べてみるという事がありますが、サイズが違う物はこの並べる楽しみ(コレクターにしか分からないかもしれませんが)を阻害するからです。コーギーだけ集めるのなら良いでしょうがコレクション全体として楽しむにはどのメーカーも同じサイズで作ってくれないと困るわけです。
そんなわけでこのミニカーは発売当時には購入しませんでしたが、数年ほど前にオークションで見て懐かしくなり入手したものです。ただこれは型番269のオリジナルではなくて007シリーズ「私を愛したスパイ」の20周年記念として発売された復刻版(型番65001)です。オリジナルを実際に見たわけではありませんので断定は出来ませんが、ミニカー本体はオリジナルとほとんど同じ仕様ではないかと思います。この復刻版にはおまけとしてオリジナルには付いていない「ジョーズ」(映画の中にでてくる悪役で鋼鉄製の歯の持ち主)のフィギュアーが付いています。なおフィギュアーがついていない復刻版もありますがボンネット上の「007」マークがありません。
このミニカーのオリジナルは100万台以上が販売されていてやはりボンドカーは人気のあるアイテムであることが分かります。あらためてこのミニカーを見てみますと、ギミックも良くできていて劇中車のイメージをうまく再現しているのですがサイズが大きくなった分大味な感じがして少し物足りなさを感じます。これが1/43サイズで室内にコーギー定番のボンドのフィギュアー(個人的にはボンドガールも一緒に)でも付いていれば、私も当時間違いなく買っていたと思います。なおコーギーのロータス・エスプリ ボンドカーには同じ1/36サイズで屋根にスキーを載せたノーマルタイプ(型番04701)もありますがこちらはかなり後から追加されたもので特にギミックなどは付いていないようです。
ミニカーの箱はは20周年記念のパッケージとなっています。なかには「ジョーズ」のフィギュアーとミニカーが薄いプラスチックの中箱に収められています。このミニカーは一般向けではなくマニア向けのミニカーということでギミックの操作について説明している説明書などは一切付いていませんので、初めてこのミニカーを買った人には水中翼を出す操作は分かりにくいと思います。 |
ミニカーの箱 ミニカーの中箱 |
「TOP SECRET]と書かれた封筒が同封されていてその中にはカードが2枚入っています。1枚は20周年記念のモデルであることを記載してあり、もう1枚の黄色いカードはコーギーコレクションクラブのカタログなどを請求するクーポン券です。おまけの「ジョーズ」はホワイトメタル製のかなり重いもので、昔のコーギーのユーモラスなフィギュアーとは感じが違っていてあまり楽しい物ではありません。 |
同封されている封筒と2枚のカード 「ジョーズ」のフィギュアーとミサイル |