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ミニカーのギミック |
4台目は1966年のアメリカのABCTVで放映されたアクションドラマ「グリーンホーネット」(THE GREENHORNET)に出てくる「ブラックビューティ」(BLACK BEAYTY)です。「グリーンホーネット」についてはほとんどの方が知らないと思います。私も再放送の深夜TVで数回見ただけですので詳しいことは分かりませんが、WEBの検索結果を要約しますと、有名なアメリカの新聞編集者ブラッド・リードは夜になると黒いスーツに黒いマスクをつけて悪に立ち向かう「グリーンホーネット」(緑のクマバチ)に変身し、真っ黒なハイテク車「ブラック・ビューティ」に乗って事件を解決するといったお話です。
バットマンの二番煎じ的なドラマで当時はあまり人気がなかったそうですが、ブラッドの相棒でブラックビューティを運転するカンフーの達人カトー(Kato)を有名になる前のブルース・リーが演じており、ブルース・リーの出世作ということで後ほど有名になったドラマです。ドラマで使われたブラックビューティは1966年式のクライスラー・インペリアルを改造したもので、実際に稼働する車だったとのことです。 |
注意!!ちょっとした効果音が出ますので音を控えめにしておいてください!! |
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ミサイル発射の実際の動作が見たい方は少し重いファイルですが、ブラックビューティ ミサイル動画をダウンロードして動画を見てください。 |
箱 付属品 説明書など |
ブラックビューティは1968年に1000円で購入しています。私のミニカー収集記録をみますと意外なことにこの ブラックビューティが一番最初に買ったコーギーのマスコミミニカーになるようです。当時はグリーンホーネットのことなど何も知らなかったはずですのでこのミニカーは誰かに買ってもらったようです。多分このミニカーに触発されてその後ボンドカーやバットモビルを買ったのだと思います。
このミニカーは車そのものは地味な形をしていますのでバットモビルのような派手さはありませんが、真っ黒なボディとフロントの大きな緑色のダイヤカットガラスのライトが特徴的で今見ても魅力的なミニカーです。箱は先に紹介している他のミニカーと同じ構成です。中箱のミニカーを載せる台の部分の厚さが他のミニカーに比べるとかなり厚いですが、これは中に入っている円盤状のスキャナが他のものより大きくかさばるからでしょう。 |
外箱 名箱 |
中箱の背景部分を展開したところ 中箱の背景部分の裏側
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中箱の台の中には取扱い説明書と封筒が入っています。封筒にはミサイル4個とスキャナ(円盤状のもの)3個が入っています。(初めはどちらも4個づつあったのではないかと思いますが、今となっては?です) |
取扱い説明書にはギミックの操作方法が図解されています。この図ではやや分かりにくいのですがリアのジェットタービンの炎(炎の形をした赤い部分)は車を移動させることで後部車輪の回転に同期して炎が前後するようになっています。またミサイルは「2」と表示されたダイヤルを手前に回すことによって内部のスプリングが弾かれて発射されますが3つとも同時に発射されるわけではなく、真ん中の一本と両脇の2本は別のタイミングになっているようです。ただし全ての個体でこのようになっているのかどうかは定かではありません。さきほどのバットモビルの画像でこれらのギミック動作が確認できます。 |
取扱い説明書にはギミックの操作方法が図解されています。窓から顔を出しているフィギュアが向きを変えて銃をこちらにむけるのもギミックのひとつとして説明されています。また運転席のカトーもなかなか良くできています。このようにコーギーのミニカーには細かく彩色したフィギュアが付いているものが多く、コーギーの魅力の一つとなっています。最近食玩ものなどでフィギュアに人気がでていますが、コーギーのフィギュアはその元祖的なものといってもいいのではないでしょうか。
このミサイルを発射する際に開けたフロントグリルの両側には赤い突起物がありますがこれは放水銃の銃口だそうです。またリアから発射されるスキャナは「Hornet Scanner」という名前で空中から付近を撮影するカメラが組み込まれている偵察機器とのことです。 |