ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN VIOLET AUSTAR MULTI COUPE 1600 (A10) 1977 JAPAN

NISSAN VIOLET AUSTAR MULTI COUPE 1600 (A10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN VIOLET AUSTAR MULTI COUPE 1600 (A10)


DIAPET 1420 (G74) 1/40 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 105HP 4段変速 3段自動変速
性能: 最高速150km/h  データーベースで日産 バイオレットのミニカー検索

日産 バイオレット オースター マルチ クーペ 1600 A10型 日本 1977年

 

 1977年にバイオレット 2代目 バイオレット オースターが登場しました。変わったデザインだった初代とは打って変わって、シンプルなデザインになりました。見た目がほぼ同じ姉妹車としてファミリーカーのバイオレットもあり、バイオレット オースターはスポーティ志向の車といった位置づけでした。数ヶ月後に豪華志向の姉妹車スタンザが追加されました。エンジンは初代と同じ4気筒1.4L(80HP)と1.6L(95-105HP)で、3段AT/5/4段MT変速で最高速150Km/hの性能でした。4ドアセダン、3ドアクーペ、バンの設定がありました。スタンザとオースターには1.8L(115HP)が追加され、スタンザには5ドアハッチバックが設定されました。(実車画像→ 日産 スタンザ 1977)

 

 1978年のマイナーチェンジで、バイオレット オースターから、バイオレットの名前が外れてオースターとなりました。1979年のマイナーチェンジで角形4灯式ヘッドライトに変わりました。1981年にオースター 2代目 オースター JK にモデルチェンジしました。1985年にオースター 3代目にモデルチェンジし、1990年にオースターは生産中止となりました。(実車画像→ 日産 オースター JK 1981日産 オースター 1985)

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。手堅い作りの12番工場製で、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて、良く出来ていました。フロントグリルや室内も良く再現されていました。当時のミニカーとしては珍しい品川ナンバーのナンバープレートが付いているのも凝っていました。(同じ12番工場製のチェリー FIIもナンバープレートが付いていました) ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。これ以外のバイオレット 2代目のミニカーはラリー仕様車があります。バイオレット 2代目(輸出仕様車の名前はダットサン 160J)がサファリラリーで1979年と1980年に連続優勝するなど国際ラリーで大活躍していましたので、ラリー仕様車がイタリアのポリスティルの当時物、CM'S ラリーカー コレクションの1/64、イクソ、スパーク(レジン製)などでモデル化されています。なおバイオレット 2代目の姉妹車スタンザのミニカーはイクソがラリー仕様車をモデル化していますが、それ以外はないようです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/テールゲート開閉の画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN VIOLET AUSTAR MULTI COUPE 1600 (A10) 1
NISSAN VIOLET AUSTAR MULTI COUPE 1600 (A10) 2

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NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1978 JAPAN

NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130)


DIAPET 1488 (G116) 1/40 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 6気筒 2.8L 145HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでフェアレディ Z S130型のミニカー検索

日産 フェアレディ Z 280Z-T S130型 日本 1978年

 

 約50万台を販売し大成功した日産 フェアレディ Z 初代は1978年に2代目(S130)にモデルチェンジしました。初代のデザインをほぼ継承していましたが、フロントグリルがなくなるなど目新しくなっていました。メカ的にはリアサスペンションがセミトレに変更されて乗り心地が向上し、全輪ディスクブレーキが採用されました。2シーターと4シーターの2by2の2タイプがあり、室内は広くなり内装はより豪華になりました。エンジンは6気筒2L/2.8L(145HP)を搭載し、3段AT/4段MT変速で最高速180km/hオーバーの性能でした。2.8Lエンジン搭載車(Z-T)は280Zと呼ばれました。

 

 1980年にエンジンにECCS(電子制御)が採用され、国産初のTバールーフ仕様が追加されました。このTバールーフ仕様車をガルウイング式ドアに変更しボンネット上に催涙弾発射銃を追加するなどの改造を施した車が、当時のTVドラマ 西部警察の大門団長の専用車「スーパーZ」として使われました。1981年のマイナーチェンジでカラードバンパーが標準装備となり、テールライトが変更され、ボンネット上の助手席側にNACAダクト型のエアインテークが追加されました。1982年に2Lターボ(145HP)エンジンを搭載する200Z-Tが追加されました。1983年に3代目(Z31)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 西部警察 スーパーZ 1982)

 

 

 ミニカーは1979年に発売されたダイアペット製の当時物です。最上級グレードの280Z-Tをモデル化しています。当時のダイアペットには複数の製作協力工場(外注先)があり、各工場ごとに作風に違いがありました。この280Z-Tは底板に表示された型番008-01488の008から8番工場製と分かります。(他にも11番や12番工場などがありました) この8番工場は日産 シルビアホンダ アコードも担当していたのですが、センスの良い造形でした。この280Z-Tもプロポーションが良く、室内などの細部もきちんと仕上げてありかなり良い出来ばえでした。(ホイールがやや安っぽいですが) ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。

 ダイヤペットはこれをT-バールーフ仕様に変えた物や、その西部警察スーパーZ仕様、さらに1/30の280Z 2by2なども発売していました。ダイヤペット以外の当時物ミニカーではトミカの280Z-T、トミカ ダンディの280Z-T、マッチボックスなどがあります。当時物以外ではトミカ ダンディのリニューアル版、トミカ リミッテドの後期型、エブロの280ZとそのT-バールーフ仕様、国産名車コレクションの280Z 2by2、MARK43(レジン製)の後期型、イグニションモデル(レジン製)などがあります。またアオシマの西部警察シリーズとトミカ リミッテドからスーパーZが数種類モデル化されています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/テールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 2

 以下は1981年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 フェアレディ Z 280Z-T T-バールーフ仕様 (1/40 型番G3)の画像です。上記をT-バールーフ仕様に変更した物です。透明なプラスチック製のTバールーフは脱着することができます。実車に即した黒/銀の2トンカラーとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 2

 以下は1979年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 日産 フェアレディ 280Z-T (1/43 型番006)の画像です。トミカ ダンディは当時としてはかなりレベルの高い1/43サイズのミニカーを出していました。この280Z-Tもプロポーションが良く、金色のモールやロゴなど細部の仕上げも当時としてはかなりリアルに出来ていました。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。このレベルの出来ばえになるとフェンダーミラーが付いていないのが気になりますが、当時のミニカーは子供向けでしたから、そのような小さなパーツが危険な突起物となったり外れた場合の誤飲などを防ぐために安全性を考慮して付けていなかったのです。そのような小さなパーツを付けることが技術的にできなかった訳ではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/テールゲート開閉の画像です。シート背後にはスペアタイヤを備えています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 2

 以下は2002年に発売されたエブロ製の日産 フェアレディ Z 280Z-T (1/43 型番43247)の画像です。エブロらしいリアルな造形で、当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。灯火類、フェンダーミラー、バンパー、室内などの細部もかなりリアルに仕上げられていました。280Zのダイキャスト製1/43ミニカーとしてプロモーションモデル的な評価ではこれが最近まではベストでしたが、2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製(以下に掲載)が新しいだけあってベストになったと思います。(ただ開閉ギミックが付いた上記のダイヤペット製も個人的には捨てがたい魅了がありますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 2

 以下は2009年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションの日産 フェアレディ Z 280Z-T 2by2 (1/43 No.14)の画像です。これは4シーターの2by2をモデル化しています。メーカーはノレブで、ノレブらしいうまい造形で実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーでしたので室内の仕上げは簡素でしたが、その点を除けば細部もそこそこ良く再現されていて値段以上に良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 3
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 5
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 6

 以下は2008年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 フェアレディ Z 280Z-T 2by2 (1/43 No.76)の画像です。上記の日産名車コレクションと同じ物で、カラーリングを変えています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 7
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-T (S130) 8

 以下は2022年に発売されたアシェット製 国産名車プレミアムコレクションの日産 フェアレディ 280Z-L 1978 (1/43 No.23)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALMOST REAL)ブランドでモデル化しています。上述したエブロ製の280Z-Tとグレードが違うだけの280Z-Lをモデル化しています。カラーリングも同じ白ですので、両モデルを比較してみました。どちらもプロポーションが良いリアルな造形で、基本的な出来ばえは同等レベルです。灯火類、ホイール、ロゴなどの細部もほとんど同じレベルですが、フェンダーミラーは国産名車プレミアムコレクション製のものはやや大きすぎるように感じます。室内の仕上げレベルも同等ですが、国産名車プレミアムコレクション製のメーターは赤で彩色されているので少しだけ見ばえが良いです。また国産名車プレミアムコレクション製はテールゲートの熱線入りリアウィンドーの再現がリアルで、その下のラゲッジスペースが茶色で仕上げてあり、荷物を固定するベルトも再現されています。

 総括すると国産名車プレミアムコレクション製の方が細部の仕上げが良いという結論ですが、これは製作された時期が最近であることを考えれば当たりまえのことです。むしろ20年前に作られたエブロのミニカーがいかに素晴らしかったかということになります。 ちなみに20年前のエブロの値段は3400円で、このプレミアムコレクション(4000円)とほぼ同じで、20年前としては高価ではありました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-L (S130) 1
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-L (S130) 2

 以下はフロント/リア(ラゲッジスペース拡大)の拡大画像です。フェンダーミラーがやや大きすぎると思います。テールゲート下のラゲッジスペースはなかなかリアルな仕上げです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-L (S130) 3
NISSAN FAIRLADY Z 280Z-L (S130) 4

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NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430) 1979 JAPAN

NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430)


DIAPET 1535 (G131) 1/40 122mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.83m 全幅約1.72m エンジン 変速機: 6気筒 2.8L 145HP 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでセドリック/グロリア 430型のミニカー検索

日産 セドリック ハードトップ 280E ブロアム 430型 日本 1979年

 

 1979年に日産 セドリックは5代目(430型)(グロリアは6代目)にモデルチェンジしました。同時期のスカイラインなどと同様に、セドリックも先代のデザインを発展させた直線的でシンプルなデザインとなりました。エンジンは先代と同じ6気筒2/2.8L(145HP)と4気筒2/2.2L(60HP)ディーゼルで、、3/4段ATと5/4段MT変速で、最高速180Km/hの性能でした。4ドアセダン、4ドアハードトップ、5ドアワゴン(バン)が設定され、2ドアハードトップが無くなりました。

 

 1979年に乗用車用としては国産初の6気筒2.8L(91HP)ディーゼルエンジンと6気筒2Lターボ(136HP)エンジンが追加されました。1981年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリル/リアパネルの意匠が変更されました。電子制御のオートスピードコントロールや自動変速機などが装備されていました。この当時はエンジンや変速機のコンピューター制御が拡大されつつあった時期でした。1983年にセドリック 6代目(Y30型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1980年に発売されたダイヤペット製の当時物で、4ドアハードトップをモデル化しています。リアルな造形の12番協力工場が担当していましたので、フロントグリル/リアパネル/バンパーがリアルに再現されていて、当時のミニカーとしてはかなりレベルの高い仕上がりとなっていました。また室内のインパネの造形も結構リアルに出来ていました。(実車の販促用ノベルティとして使われた?と思われますので、その分プロモーションモデル的な作りになっていたのでしょう) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。セドリック 430型のミニカーはたくさんあります。当時物ミニカーではトミカ のセダン、トミカ ダンディのセダンがありました。当時物以外ではトミカ リミッテドの前期型/後期型のセダン(グロリアもある)、アドバンスピリットのセダン/パトカー/タクシー、アオシマ DISMの前期型/後期型のセドリック/グロリアとコールドキャスト製の西武警察パトカー、国産名車コレクションの前期型/後期型セドリック、日産名車コレクションの前期型セドリック/グロリアなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430) 1
NISSAN CEDRIC HARDTOP 280E BROUGHAM (430) 2

 以下は1990年に発売されたトミカ ダンディ製の日産 セドリック 430 セダン (1/43 型番D11-3)の画像です。これはハードトップではないセダンをモデル化していますので、キャビン後部が上記のハードトップと違っています。トミカ ダンディは当時としてはリアルな造形でよく出来ていましたが、このセドリックもレベルの高い出来ばえに仕上がっていました。ヘッドライトとフロントグリルが一体成型されているのはややレトロな造形ですが、室内のインパネはそこそこリアルに再現されていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 3
NISSAN CEDRIC (430) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 5
NISSAN CEDRIC (430) 6

 以下は2011年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 セドリック 430 前期型 (1/43 No.144)の画像です。4ドアハードトップをモデル化しています。メーカーはノレブで、このシリーズに共通するノレブらしいそつのない造形で、フロントグリルなどの細部もリアルに再現されていました。安価な雑誌付きミニカーながら、とても良く出来ていました。なお日産名車コレクションには同じ型を使った色違い(黒)の日産 セドリック 430 前期型 ハードトップ (1/43 No.23)がありました。またノレブは自社ブランドの型番420147でもセドリックを発売していました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 7
NISSAN CEDRIC (430) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 9
NISSAN CEDRIC (430) 10

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製の日産 セドリック 430 後期型 (1/43 No.204)の画像です。ミニカーの台座にはセドリック 200E GL 1981と表示されていましたので、後期型の4ドアセダンをモデル化しています。2011年に発売されたアオシマ DISM製のセドリックの型を流用していますので、青島文化教材社がメーカーとなりますが、実際に製造していたのは中国のメーカーでしょう。これも良く出来たフロントグリルなど細部までリアルで、かなり良い出来ばえでした。オリジナルのアオシマ DISM製では室内が彩色されて結構リアルに再現されていましたが、これは安価な雑誌付きミニカーでしたのでコストダウンで無彩色です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC (430) 11
NISSAN CEDRIC (430) 12

 以下は2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製の日産 グロリア 430 前期型 (1/43 No.51)の画像です。ミニカーの台座にはグロリア 430 ターボと表示されていたので、4ドアハードトップ ターボをモデル化しています。メーカーはノレブで上記のノレブ製セドリックのフロントグリル/リアパネルを変更してグロリアに仕立てていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GLORIA (430) 1
NISSAN GLORIA (430) 2

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NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 1979 JAPAN

NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110)


DIAPET 1512 (G125) 1/40 111mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 2L 120HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで日産 シルビア/ガゼール (S110)のミニカー検索

日産 シルビア ハードトップ 2000 S110型 日本 1979年

 

 1979年に日産 シルビア 3代目が姉妹車ガゼール 初代を伴って登場しました。先代より大きくなり、直線的なデザインに角形4灯式ヘッドライトという当時流行のデザインになりました。シャーシはバイオレット A10型をベースにしており、4気筒1.8L(105HP)/2L(120HP)Z型を搭載し、3段AT/5MTで最高速は180Km/h(2L)の性能でした。

 

 当初はノッチバックのハードトップ クーペだけでしたが、1979年にハッチバックのクーペが追加されました。1981年のマイナーチェンジで1.8Lターボが追加され、1982年にスカイライン (R30) RSと同じDOHC 2Lターボを搭載したRSも追加されました。この車をベースにしてWRCのグループ Bカーとして、2.4LのFJ型エンジンを搭載した240RSが1982年に設定されラリーで活躍しました。

 

 

 シルビアは日産サニー店系列、ガゼールは日産モーター店系列の扱いだったので、ガゼールはシルビアより上位の位置づけでした。シルビアとガゼールはフロントグリルやテールライトの意匠が異なり、ガゼールはシルビアより少しだけ高級な内装で価格も少しだけ高かったようです。なおガゼール(GAZELLE)という名前はカモシカの仲間であるガゼルにちなんだものでした。先代のシルビア S10型は人気がなかったですが、S110型はデザインが好評でそこそこヒットしました。またガゼールのオープンカーがTVドラマ「西部警察」の劇中車として使われました。1983年にシルビア 4代目/ガゼール 2代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーは1980年に発売されたダイヤペット製の当時物です。全体的なプロポーションが良く、メッキパーツで表現したヘッドライトがあまりそれらしく見えないところが今ひとつながら、当時物ミニカーとしてはまずまずの良い出来ばえでした。(ダイヤペットの11番協力工場の製作でした) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーはトミカのクーペがありました。最近の物ではトミカ リミッテド、コナミのハッチバックとスパイダー、CM'Sの240RS ラリー仕様車、アオシア DISMのクーペ 後期型、日産名車コレクション/国産名車コレクショなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 1
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 2

 以下は2008年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションの日産 シルビア ハードトップ 前期型 ZSE-X (1/43 No.06)の画像です。メーカーはノレブです。フロント周りの顔つきがうまく再現され細部の仕上げも良いのですが、サイドビューを見るとキャビン部分の前後長が大きめでプロポーション的にはいま一つの出来ばえでした。安価な雑誌付きミニカーながら、内装が着色されている点は値段以上の仕上げでした。(なお以下のアオシマ DISM製と混同して、2025年の更新前にはメーカーをアオシマ DISMと記載していたのを訂正しました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 5
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 7
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 8

 以下は2013年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 シルビア 後期型 DOHC RS (1/43 No.190)の画像です。後期型で高性能版のRSをモデル化していますので、フロントグリルが後期型で、フォグランプが追加され側面にDOHC RSのロゴが付いています。これは2007年に発売されたアオシマ DISM製のシルビアを流用していました。アオシマ DISMのオリジナルには車高可変ギミックが付いていましたが、これはそれが作動しないように変更されていました。(この個体は車高可変ギミックを固定式に変更した部分が災いしてボディが傾いた状態になっていました) 上記のノレブ製よりプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーゆえに内装の仕上げは簡素でしたが、値段以上の良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 9
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 9
NISSAN SIVLVIA HARDTOP 2000 (S110) 10

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NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000XE-II (S110) 1979 JAPAN

NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000XE-II (S110)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000XE-II (S110)


JAPANESE CAR COLLECTION No.47 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 2L 120HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで日産 シルビア/ガゼール (S110)のミニカー検索

日産 ガゼール ハードトップ 2000XE-II S110型 日本 1979年

 

 1979年に日産 シルビア 3代目が姉妹車ガゼールを伴って登場しました。先代より大きくなり、直線的なデザインに角形4灯式ヘッドライトという当時流行のデザインになりました。シャーシはバイオレット A10型をベースにしており、4気筒1.8L(105HP)/2L(120HP)Z型を搭載し、3段AT/5MTで最高速は180Km/h(2L)の性能でした。

 

 当初はノッチバックのハードトップ クーペだけでしたが、1979年にハッチバックのクーペが追加されました。1981年のマイナーチェンジで1.8Lターボが追加され、1982年にスカイライン (R30) RSと同じDOHC 2Lターボを搭載したRSも追加されました。この車をベースにしてWRCのグループ Bカーとして、2.4LのFJ型エンジンを搭載した240RSが1982年に設定されラリーで活躍しました。

 

 

 シルビアは日産サニー店系列、ガゼールは日産モーター店系列の扱いだったので、ガゼールはシルビアより上位の位置づけでした。シルビアとガゼールはフロントグリルやテールライトの意匠が異なり、ガゼールはシルビアより少しだけ高級な内装で価格も少しだけ高かったようです。なおガゼール(GAZELLE)という名前はカモシカの仲間であるガゼルにちなんだものでした。先代のシルビア S10型は人気がなかったですが、S110型はデザインが好評でそこそこヒットしました。またガゼールのオープンカーがTVドラマ「西部警察」の劇中車として使われました。1983年にシルビア 4代目/ガゼール 2代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーは2007年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。前期型のハードトップ 2000XE-IIをモデル化しています。メーカーはノレブで、前述した国産名車コレクションのシルビア 3代目をベースにして、フロントグリルなどを変更してガゼールに仕立てていました。シルビアのプロポーションが今一つだったのでその点は同じでしたが、ボンネットにガゼル(カモシカ)をイメージしたグラフィックが描かれたオプション仕様をモデル化しているのは凝ったつくりでした。ガゼール 初代の当時物ミニカーはありませんでしたが、当時物以外ではトミカ リミッテドの後期型、アオシマ DISMの後期型があります。また西部警察仕様のガゼールのオープンカーはアオシマのコールドキャスト製、トミカ リミッテドの1/64と1/43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 1
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 2

 以下は2010年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションの日産 ガゼール ハードトップ 前期型 2000XE-II (1/43 No.49)の画像です。メーカーはノレブで、上記の国産名車コレクションの色違いです。なお上記の国産名車コレクションのガゼールの底板の車名表示はGAZELLEに変更してありましたが、この日産名車コレクショのガゼールはSILVIAのままで変更してありませんでした。老舗のノレブらしくないやり方ですが、ノレブはこのころからこのシリーズの製作から外れたので、やる気がなくなっていたのかもしれません。(個人的な憶測で根拠はありません 単なる組付けミスかもしれません) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 5
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 6

 以下は2014年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの日産 ガゼール ハードトップ 後期型 DOHC RS (1/43 NO.216)の画像です。高性能版の後期型 RSをモデル化しています。これは前述したアオシマ DISM製のシルビアと同様に、アオシマ DISM製のガゼール RSを流用していました。したがってフロントバンパー下のフォグランプ、ボディ側面の「4VALVE DOHC RS」のロゴなどはシルビアと同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 3
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。なお製作ミスでフロントのナンバープレートが逆さまになっているのは、検品チェックが甘いのでしょう。安価なミニカーですから、私は自分で手直しできる程度のことは気にしないですが。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 5
NISSAN GAZELLE HARDTOP 2000 (S110) 6

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