ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN NEW SILVIA (S10) 1975 JAPAN

NISSAN NEW SILVIA (S10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN NEW SILVIA (S10)


DIAPET 1374 (G39) 1/40 107mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 105HP 5/4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースで日産 シルビア (S10)のミニカー検索

日産 ニュー シルビア S10型 日本 1975年

 

 日産 シルビア 2代目が1975年に登場しました。高級スポーツカーであった初代とは異なり、北米をターゲットにした女性向けの小粋なスペシャルティカーとしてデザインされました。車名には敢えてニューを付けて新しさを強調していました。サニー B210型をベースにした設計で、ブルーバード用の4気筒1.8L(105HP)L型エンジンを搭載し、3段AT 5/4MT変速で最高速170Km/hの性能でした。北米での車名はダットサン 200SXで、4気筒2Lエンジンを搭載していました。

 

 今見ると未来志向のデザインが目新しかったと思いますが、北米向けでアメリカ人が好む癖のあるデザインが当時の日本では受け入れられず、国内販売は芳しくありませんでした。1976年にエンジンがEGI(電子制御式燃料噴射)化され、1977年のマイナーチェンジで、フロントグリルのデザインが変更されました。1979年にシルビア 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたダイヤペット製の当時物です。実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。(ドアなどの立て付けはいまひとつですが) これは当時のダイヤペットの8番協力工場が製作していましたが、この工場はフェアレディ Z 2by2(型番G33)なども製作していてセンスの良い造形をしていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーとしてはトミカとトミカ ダンディがあり、どちらも良い出来ばえでした。当時物以外ではハイストーリー(レジン製)、国産名車コレクション 1/24がモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SILVIA (S10) 1
NISSAN SILVIA (S10) 2

 以下は1976年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 日産 シルビア (1/45 型番D58)の画像です。縮尺が1/45と中途半端なのがいまいちですが、実車の雰囲気の再現は上記のダイヤペットより上手で、かなり良い出来ばえです。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA (S10) 3
NISSAN SILVIA (S10) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SILVIA (S10) 5
NISSAN SILVIA (S10) 6

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NISSAN CEDRIC 2800 SGL (330) 1975 JAPAN

NISSAN CEDRIC 2800 SGL (330)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC 2800 SGL (330)


DIAPET 1385 (G49) 1/40 122mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.79m 全幅約1.71m エンジン 変速機: 6気筒 2.8L 145HP 5/4段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでセドリック/グロリア 330型のミニカー検索

日産 セドリック 2800 SGL 330型 日本 1975年

 

 1975年に日産 セドリックは4代目(グロリアは5代目)にモデルチェンジしました。コークボトルラインを取り入れた基本的なフォルムは先代をほぼ踏襲していましたが、前後のパネルがより抑揚の大きいアクの強いデザインになりました。4ドアセダン、4ドアハードトップ、2ドアハードトップ、バンが設定され、ワゴンは廃止されました。エンジンは先代の6気筒2.6Lが2.8L(145HP)となり、あとは6気筒2L、4気筒2L、4気筒2Lディーゼル(60HP)の4タイプで、50年排ガス規制対応で触媒/EGR(排気ガス再循環装置)/2次空気供給装置を組み合わせた排ガス浄化システム NAPS(NISSAN ANT-POLLUTION SYSTEM)が採用されました。

 

 その後EGI(電子制御燃料噴射装置)を採用した6気筒2L L20E型(130HP)エンジンも追加されました。3段AT 5/4段MT変速で最高速180km/h(2.8L)の性能でした。1977年のマイナーチェンジで後期型となり最上級仕様としてブロアムというグレードが登場し、2.2Lディーゼルエンジンが追加されました。1979年に5代目のセドリック/グロリア 430型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1976年に発売されたダイヤペット製の当時物です。プロポーションはまずまずで、フロント/リアの造形はオーバーなデフォルメでアクの強いフロントの顔付きを再現しています。(かなりやり過ぎですが) ボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付きで、この4ドア開閉は当時としては意欲的なギミックでした。4ドアが開くことでよく見える室内の造形は当時として良い出来ばえでした。これ以外の当時物としてはトミカ、トミカ ダンディのセダンがありました。またトミカがグロリア 330型のバンをモデル化していました。当時物以外ではアンチモニーコレクションのセダン(グロリアもある)、アオシマ DISMのセダン(グロリアや西武警察のパトカーなど)、国産名車コレクション、トミカ リミッテドのセダン/パトカー/タクシーなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN CEDRIC 2800 SGL (330) 1
NISSAN CEDRIC 2800 SGL (330) 2

 以下は2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクションの日産 セドリック 後期型 (1/43 No.226)の画像です。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されとても良く出来ています。これは2007年に発売されたアオシマ DISM製の型を流用しています。アオシマ DISMのオリジナルには車高を変えることが出来るギミックが付いていたのですが、コストダウンでそれは動作しないように変更されています。(底板を見ると車高を変えるスライドレバーが残っています) 後期型ですので、上記のダイヤペット製とはフロントの意匠が少しだけ違っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC 2800 (330) 5
NISSAN CEDRIC 2800 (330) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN CEDRIC 2800 (330) 7
NISSAN CEDRIC 2800 (330) 8

 以下は2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクションの日産 グロリア 前期型 (1/43 No.210)の画像です。これもアオシマ DISMの型を流用しています。上記のセドリックのフロント/リアの意匠を変えてグロリアに仕立てています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GLORIA 2800 SGL (330) 1
NISSAN GLORIA 2800 SGL (330) 2

 以下は2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクションの日産 グロリア 後期型 (1/43 No.239)の画像です。これもアオシマ DISMの型を流用しています。上記の前期型のフロント/リアの意匠を変更して後期型に仕立てています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GLORIA 2800 SGL (330) 3
NISSAN GLORIA 2800 SGL (330) 4

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NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810) 1976 JAPAN

NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810)


DIAPET 1395 (G60) 1/40 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.63m エンジン 変速機: 6気筒 2L 130HP 5/4段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで日産 ブルーバードのミニカー検索

日産 ブルーバード ハードトップ 810型 日本 1976年

 

 日産 ブルーバード 5代目が1976年に登場しました。先代の名前ブルーバード UからUがとれて、デザインもシンプルでおとなしいスタイルに戻りました。エンジンは先代と同じ4気筒1.6L(95HP)/1.8L(105HP)L型と6気筒2L(115-130HP)L型を搭載し、3段AT 5/4MT変速で、最高速は180Km/h(2L)の性能でした。4ドアセダン、2ドアハードトップとバンが設定されていました。

 

 6気筒エンジンを積んだロングノーズのG6とSSSは全輪独立懸架を踏襲していましたが、それ以外はリアがリーフ リジッドとなり、これは時代遅れで不評だったようです。1977年にリアは4リンク/コイルに改良されましたが、810型は全般的に販売が低迷したようです。1978年のマイナーチェンジで、角形4灯式ヘッドライトを採用した後期型に変わり、ロングノーズに4気筒エンジンを積んだエセ6気筒仕様も追加されました。1979年にブルーバードの6代目(910型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1977年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ロングノーズ版 G6のハードトップをモデル化しています。これも造形センスが優れていた12番協力工場が製作していましたので、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリルや室内のインパネなども良く再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーはトミカのG6 セダン、トミカ ダンディのG6 ハードトップがありました。(両方とも前期型) 実車の人気がなかった為か、当時物以外のミニカーはありません。 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810) 1
NISSAN BLUEBIRD HARDTOP (810) 2

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NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT-X (C210) 1977 JAPAN

NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT-X (C210)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT-X (C210)


DIAPET 1434 (G1) 1/40 117㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.63m エンジン 変速機: 6気筒 2L 130HP 5/4段変速 3段自動変速
性能: 最高速175km/h  データーベースで日産 スカイライン C210のミニカー検索

日産 スカイライン ハードトップ 2000GT-X C210型 日本 1977年

 

 日産 スカイライン 5代目は「スカイライン ジャパン」のキャッチフレーズで1977年に登場しました。先代同様にローレル(3代目)とシャーシを共有していて、直線基調がより鮮明となったボディデザインも良く似ていました。4ドアセダン、2ドアハードトップ、5ドアワゴン/バンの車種構成でした。エンジンはL型4気筒1.6L(95HP)/1.8L(105HP)、L型6気筒2L(115-130HP)の3種類で、3段AT/5/4段MT変速で最高速175Km/h(2L)の性能でした。

 

 1979年のマイナーチェンジで、6気筒エンジン搭載車は角形2灯式ヘッドライトに変わりました。排ガス規制対応で当初は高性能エンジンが有りませんでしたが、1980年に6気筒2Lエンジンにターボ仕様(145HP)が追加されました。同年に4気筒2Lエンジン、6気筒2.8Lディーゼルエンジンも追加されました。(実車画像→ 日産 スカイライン 2000GT ターボ 1980 ) 当時人気のあったTVドラマ「西部警察」の劇中車で特殊装置を装備した「マシンX」のベースとして2000GT ターボが使われました。排ガス規制の影響で5代目スカイラインにはGT-Rは設定されませんでした。1981年にスカイライン 6代目 (R30)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。これはダイヤペットの12番協力工場製で、同工場が担当した物は出来が良い物が多かったです。このスカイライン 5代目もフロント/リアの造形など実車の雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、エンジンや室内などの細部も当時のミニカーとしては良く再現してありました。スカイラインは人気があったので、当時物ミニカーはトミカ、トミカ ダンディ、エイダイ グリップがあり、何れもハードトップをモデル化していました。またエイダイ以外は角形ヘッドライトのマイナーチェンジ版もモデル化していました。最近の物ではアンチモニーコレクションの4ドア、アオシマのマシンX、アオシマDISMのハードトップのカスタム、エブロの後期型ハードトップ、京商サークルKの後期型ハードトップ、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18などがあります。(掲示板にご投稿頂いた情報を追加 → 当時物としてバンダイ BEC43(1/43)とダッパーシリーズ(1/55)のの前期型ハードトップ、サクラペットの前期型セダンのパトカー、消防車、救急車がありました) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT-X (C210) 1
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT-X (C210) 2

 以下は1980年に発売されたダイヤペット製の当時物 日産 スカイライン 2000GT ターボ (1/40 型番G137)の画像です。上述した型番G1のフロント/リアを変更して、角形2灯式ヘッドライトに変更されたマイナーチェンジ版に仕立てています。このようにマイナーチェンジ版がすぐにモデル化されていることから、当時のスカイラインの実車人気が高かったことが分かります。(当時は人気車種のマイナーチェンジに対応してミニカーでもマイナーチェンジ版が作られることが良くありました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 1
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 2

 以下は1981年に発売されたトミカ ダンディ製の日産 スカイライン 2000 GT ターボ (1/43 型番D48)の画像です。これも角形2灯式ヘッドライトのマイナーチェンジ版をモデル化しています。トミカ ダンディは子供向けながらもリアルな造形が特長で、海外のミニカーにも引けを取らない良い出来ばえでした。このスカイラインもプロポーションが正確で実車の雰囲気がうまく再現され、とても良く出来ています。リアルに再現された室内、実車に準じた金色のストライプ/2000GT TURBO ロゴなどの細部も良く仕上げてあります。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 3
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 5
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 6

 以下は2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製の日産 スカイライン (C211) ハードトップ 2000 ターボ GT-E S (1/43 No.24)の画像です。これもマイナーチェンジ版をモデル化しています。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。最近のミニカーですからプロポーションが正確なのは当たり前ですが、フロント/リアの造形、ホイール、灯火類、車名ロゴ/エンブレムなどの細部が良く再現されていて、とても良く出来ています。特に室内はステアリングホイール、インパネのメーター類が実にリアルに再現されています。ただ角型ヘッドライトがやや大きめに感じますが、これはこの車の外観上の特徴を強調したデフォルメと考えれば悪くはありません。スカイライン 5代目 後期型の1/43量産ミニカーとしては、ベストの出来ばえといっても良いでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 7
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。銀色のリアパネルはテールライトや車名ロゴなどが実車同様にリアルで、見ごたえのある出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 9
NISSAN SKYLINE HARDTOP 2000GT TURBO (C210) 10

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NISSAN SUNNY COUPE 1400 SGX (B310) 1977 JAPAN

NISSAN SUNNY COUPE 1400 SGX (B310)
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NISSAN SUNNY COUPE 1400 SGX (B310)


DIAPET 1436 (G96) 1/40 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 80HP 5/4段変速 3段自動変速
性能: 最高速155km/h  データーベースで日産 サニーのミニカー検索

日産 サニー クーペ 1400 SGX B310型 日本 1977年

 

 日産 サニー 4代目 B310型が1977年に登場しました。日産車全体のデザインのシンプル化に沿って、サニーも初代のような直線基調のデザインに戻りました。車幅が拡大されたボディは4/2ドアセダンとバン、2ドアクーペがありました。上級仕様の1.6Lエンジン搭載のエクセレントは廃止され、全モデルが4気筒1.2L(70HP)/1.4L(80HP)のA型エンジンを搭載し、3段AT/5/4段MT変速で最高速155Km/hの性能でした。

 

 1979年にリアウィンドーが大きく傾斜したスタイリッシュな5ドアワゴンのカルフォルニアが追加されました。(実車画像→ 日産 カルフォルニア 1979) 同年後半のマイナーチェンジで、商用バン以外は角形ヘッドライトを持つスラントノーズにフロントが変更されました。(この頃から国産車の角形ヘッドライトへの移行が始まりました) 1980年のマイナーチェンジでエンジンが1.3L/1.5Lに変更されました。B310型はサニーとしては最後の後輪駆動車でしたので、B110型同様にツーリングカーレースで活躍しました。1981年にサニー 5代目 B11型にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 サニー B11 1981)

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の119番工場という新しい工場?が製作を担当したようです。プロポーションが良く、リアシートが実車同様に分割可倒式となっているなど細部にも凝った作りで、当時のミニカーとして良く出来ていました。(この作風は型番G14のサニー 3代目を担当した12番工場に似ています) これ以外のサニー 310型のミニカーはハイストーリー(レジン製)のカルフォルニア ワゴンと、ENIFのレース仕様、ファースト43の後期型セダンがあります。サニー 5代目 B11型は2022年現在でもミニカーがありませんが、その当時のサニーは平凡すぎてあまり魅了が無くなったということが原因なのでしょう。なおサニー 9代目(B13型)はFIRST43がセダンをモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SUNNY COUPE 1400 SGX (310) 1
NISSAN SUNNY COUPE 1400 SGX (310) 2

 以下は2021年に発売されたファースト43製の日産 サニー (B310) セダン 後期型 輸出仕様 1980 (1/43 型番F43-117)の画像です。サニー (B310)は1979年のマイナーチェンジでバン以外はフロントノーズがスラント化されて角型ヘッドランプが採用された後期型となりました。これはその後期型の輸出仕様をモデル化していますが、右ハンドルですので、イギリス向け輸出仕様だと思います。メーカーは明記されていませんが、たぶんイクソ系のメーカーでしょう。特別に凝ったところはありませんが、フロントグリルや灯火類がリアルで良く出来ています。安価なミニカーですので彩色はされていませんが、室内もそこそこ良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SUNNY SEDAN (B310) 1
NISSAN SUNNY SEDAN (B310) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SUNNY SEDAN (B310) 3
NISSAN SUNNY SEDAN (B310) 4

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