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日産 グロリア 230型 2ドア ハードトップ 日本 1971年
1971年に日産 グロリアは4代目にモデルチェンジしました。この世代からセドリックの姉妹車になった為、グリルの意匠などが異なっているだけでデザイン的にはセドリックと同じになりました。エンジンなども共通化していましたから性能的にも同じでした。ただ車格的にはグロリアが上級という位置づけで、昔の価格表を見ると同じグレードでもグロリアが一割ほど値段が高く設定されていました。セドリックのミニカーはこちら→ セドリック 3代目 230型
セドリック/グロリアに採用された国産初の4ドア ハードトップは、ピラーレスでキャビンの前後の傾斜角を大きくしてキャビンを小さくするといった見た目重視のデザインでした。このデザインは好評で個人ユーザーはほとんどが4ドア ハードトップを選んだそうです。2010年頃からクーペ的なデザインを採用した高級セダン(例えばアウディ A7 など→ アウディ A7 2010)が増えてきましたが、同じような流行が繰り返されているように思います。1975年にグロリア 5代目 330型にモデルチェンジしました。
ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。グロリア 2ドア ハードトップのモデル化で、ダイヤペットはセドリックのセダンとハードトップもモデル化していました。実車同様にセドリックの金型を流用して、前後グリルをグロリアに変更しています。特に角型ヘッドライトを透明プラスチック製パーツにしたことで、従来のメッキパーツのヘッドライトよりフロントグリルがリアルに再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。なおこの個体は底板が少し変形して、ボディ全体が少し弓型に反っています。(この変形の原因を詳しく知りたい方はこちらを参照 →ダイキャストの材質の問題) 当時物ミニカーではトミカのセダン、ダンディのバンがありました。当時物以外では、アドバンスピリットのセダン、トミカ リミッテドのセダン、2ドアハードトップがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 ブルーバード U ハードトップ SSS 610型 日本 1971年
1971年に日産 ブルーバード 4代目 610型が登場しました。4輪独立懸架などの基本構成は510型を踏襲していましたが、ボディは大型化し名前はブルーバード Uとなりました。当時の日産はリアピラーの形状に特徴のある曲面的なデザインを全モデルに採用しており、この車もそのJの字型に跳ね上がったリアパネルを持つ個性的なスタイルでした。4ドアセダン、2ドアハードトップとワゴン(バン)が設定されていました。
エンジンは4気筒1.6L(100HP)/1.8L(125HP)のL型で、3段AT/5段MT変速で最高速170Km/h(1.8L)の性能でした。1.8Lの高性能版SSSには電子制御燃料噴射(日産EGI)が搭載されていました。1973年のマイナーチェンジで、フロント/リアのデザインが変わりました。その際にホイールベースとフロントノーズを延長して6気筒2L(125HP)L型エンジンを搭載し、装備を高級にした2000GTシリーズが追加されました。1976年にブルーバード 5代目 810型にモデルチェンジしました。
ミニカーは1972年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の2番工場製で、ウインカーや車名ロゴの筋彫りを強調した少し癖のある作風です。ただこの作風が実車のイメージに合っていてかなり良い出来えになっています。ボンネット/ドア/トランク開閉のフルギミック付きです。ダイヤペットは標準シリーズで2000GT 4ドアセダン、チェリカ 80シリーズ(1/53)で1800 ハードトップもモデル化しています。これ以外の当時物ではモデルペットのハードトップ、トミカの1800と2000GT ハードトップ、トミカ ダンディの1800 ハードトップとそのレーシング仕様などがありました。最近の物では国産/日産名車コレクションの2000GT ハードトップがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 スカイライン 2000 GT GC110型 日本 1972年
日産 スカイライン 4代目は「ケンとメリーのスカイライン」という名前(CMコピー)で1972年に登場しました。先代の特徴であったボディサイドのサーフィンラインを継承しつつ、直線的なデザインになりました。4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン(バン)の車種構成で、ハードトップの太いリアピラーにJの字で立ち上げるJラインは当時の日産車に共通するスタイルでした。シャーシは先代を踏襲していましたが、4/6気筒エンジン搭載車で異なっていたホイールベースは一本化されました。エンジンはG型4気筒1.6L(100HP)、1.8L(105HP)、L型6気筒2L(115-125HP)の3種類で、3段AT/5/4段MT変速で最高速175Km/h(2L)の性能でした。
1973年にハードトップにS20型 DOHC 6気筒2L(160HP)エンジンを搭載した高性能版の2000 GT-R (KPGC110)が追加されました。1975年のマイナーチェンジでフロント/リアのデザインが変更され、1.6/1.8LエンジンがL型エンジンに切り替わりました。また2Lに電子制御燃料噴射(EGI)を採用した2000GT-XEが設定されました。登場時のCMコピーから分かるように、スカイライン 4代目は従来の硬派イメージからマイルドなイメージに転換をはかっていたようでした。1977年にスカイライン 5代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製で、スカイライン 4代目のセダン 2000 GTをモデル化しています。プロポーションが良く、フロント/リアの造形もまずまずリアルでそこそこの良い出来ばえです。2013年にアオシマ DISMがスカイライン 4代目をモデル化していましたが、この国産名車コレクションのスカイライン 4代目はそのアオシマ DISMの型を流用しています。ベースとなったDISMの物は、車高が変えられるギミック付でしたが、そのギミックは作動しないように変更されています。アオシマはスポイラーやホイールを変更したカスタム仕様などスカイライン 4代目をたくさんモデル化していました。スカイライン 4代目の当時物ミニカーはダイヤペットのハードトップ GT-Xとバン 1/40とGT-Rの1/30、トミカのGT-X 1/64、トミカ ダンディのGT-R 1/47がありました。ダイヤペットのGT-Xは後にオーバーフェンダー/リアスポイラーを追加してGT-R風に変更され、トミカのGT-Xも後にGT-R風に変更されました。当時物以外では京商の4ドアセダン/GT-R、エブロのGT-R、アオシマ DISMの4ドアセダンとそのカスタム仕様、トミカ リミッテドのGT-Rとバン、イグニッションモデル(レジン製)の1/18と1/43、MARK43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 ローレル ハードトップ C130型 日本 1972年
1972年に日産 ローレル 2代目(C130型)が登場しました。同時期に登場したスカイラインとシャーシを共有していたので、今見ると両車は良く似たデザインになっていることが分かります。ボディはスカイラインより少し大きく、4ドアセダンと2ドアハードトップが設定され、バン/ワゴンの設定はありませんでした。ハードトップはスタイリッシュなクーペで、リアバンパーに組み込まれたテールライトを持つ独得のスタイルで人気がありました。(このスタイルはテールライトが付いたリアバンパーが豚の鼻のように見えることから「ブタケツ」と呼ばれました)
エンジンは4気筒1.8L(105HP)/2L(110HP)のG型と6気筒2L(125HP)のL型で、3段AT/5/4段MT変速で最高速170Km/h(2L)の性能でした。1973年のマイナーチェンジでローレル初の3ナンバー規格となる6気筒2.6L(140HP)エンジンを搭載する2600GLが追加されました。1975年には排ガス対策で2Lクラスのキャブレター仕様が燃料噴射のEGI仕様に変更され、6気筒2.6Lが2.8Lに変更されました。1977年にローレル 3代目(C230型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ 日産 ローレル 1977)
ミニカーは2009年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、直線的なボディラインや特徴的なリアデザインが良く再現され、独特の実車デザインがうまく再現されています。また灯火類や室内などの細部もそこそこリアルに再現されています。ただキャビン部分がやや小さめにデフォルメされているプロポーションは今ひとつな気がします。同じ型の色違い(白)が国産名車コレクションのNo.153で発売されています。ローレル 2代目の当時物ミニカーはダイヤペット チェリカ 80のハードトップ、トミカのハードトップがありました。当時物以外ではエブロのハードトップ、トミカ リミッテドの前期型/後期型セダン、イグニションモデル(レジン製)のハードトップなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 ダットサン 1500 トラック 620型 日本 1972年
前述したダットサン トラック 6代目の後継車として、7代目(620型)が1972年に登場しました。北米市場を狙って開発されたので、アメリカ人好みのデザインとなっていました。ショート/ロングの2種類のホイールベースがあり、シングルキャブトラック(ロングボディ有)とタブルキャビンピックアップ(6人乗り)のボディ構成でした。国内向けは4気筒1.3/1.5Lエンジンで、北米向けは4気筒1.6/1.8/2Lエンジンに自動変速機仕様があり、狙い通りに北米市場でヒットしました。以下その後の簡単な経過です。
ミニカーは1974年に発売されたダイヤペットの当時物です。ダイヤペットの標準縮尺1/40より少し大きめに出来ています。フロントグリルとバンパーが一体成型されたフロント周りの雰囲気がいまいちですが、全体的なプロポーションは悪くないです。日通トラック、郵便車、レッカー車のバリエーションと日産特注品(輸出先向け販促品)がありました。これ以外ではプラモデルメーカーのナガノが「MODEL LINE」というブランド名で作っていた1/43 ホワイトメタル製少量生産品、ハイストーリー(レジン製)の1979年式の最終仕様、マイストの1/55などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像と荷台/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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