自動車歴史 時代/自動車メーカー別 戦後期 イタリア フェラーリ ページ 9

ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FERRARI 550 MARANELLO 1996 ITALY

FERRARI 550 MARANELLO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 1542 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.55m 全幅約1.94m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.5L 485HP 6段変速
性能: 最高速314km/h
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フェラーリ 550 マラネロ イタリア 1996

 

 1996年に550 マラネロが登場しました。ピニンファリーナのデザインで、1960年代の名車275 GTB/4を思わせるロングノーズ/ショートデッキの古典的なスタイルです。ボディは全てアルミ製で鋼管スペースフレーム構造です。エンジンは456 GTのDOHC V型12気筒をドライサンプ化し、吸排気系の制御システムを追加、アルミピストンとチタンコンロッドなど最新技術を投入して、485HPにパワーアップしています。456同様にトランスアクスル方式を採用し、最高速度は314km/hと、スパルタンなミッドシップのF40と同等の性能です。

 

 2000年にはオープンのバルケッタ ピニンファリーナが追加されました。このバルケッタは簡単なソフトトップ(110km/h以上では使えない)しか装備されない純粋のロードスターでロールバーが付いています。2002年に排気量を5.75Lに拡大した後継車 575M マラネロにモデルチェンジしています。フェラーリは550のレース参戦には消極的でしたが、イギリスのプロドライブがチューニングした550のGTレースカーがGT選手権へ参戦し、2003年のルマンでクラス優勝しています。この車の活躍を見て、フェラーリも575Mをベースにしたレース仕様車575 GTCを開発しています。

 

 

 ミニカーはソリドの当時物で、1998年に発売されました。1980年代は安っぽい廉価版が多かったソリドも、1990年代になると安価ながらレベルの高いミニカーを作るようになりました。この550もコストの掛かる仕上げは省いていますが、プロポーションが良く往年のソリドを思わせるセンスの良いミニカーに仕立てています。(ギミックがなくなったのは残念ですが) その他の当時物にはブラーゴの1/24と1/18、ミニチャンプス、マイストなどがありました。最近の物では、イクソ、京商の1/64、レッドライン(レジン製)などがあります。575Mのミニカーはイクソ、マテル、京商などがあります。 以下はソリドの550 マラネロのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。エンブレム等のデカールが付属しますが、貼っていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 550 MARANELLO 1
FERRARI 550 MARANELLO 2

 以下は1997年に発売されたミニチャンプスの550 マラネロ(型番430076021)の画像です。ウインドーやヘッドライト周囲の黒枠が太すぎるのと、銀色のボディカラーのせいもあるのでしょうが、やや雰囲気が違っているような気がします。室内の黒/赤のコントラストが目立ちます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 550 MARANELLO 3
FERRARI 550 MARANELLO 4

 以下は2000年頃に発売されたマイストの550 マラネロ(型番32502)の画像です。マイストは1/18が主力ですが、他社のOEM品(だと思う)で1/43も手掛けていて、これは結構良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 550 MARANELLO 5
FERRARI 550 MARANELLO 6

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FERRARI 360 MODENA 1999 ITALY

FERRARI 360 MODENA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL 23901 1/43 104㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 3.6L 400HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速295km/h
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フェラーリ 360 モデナ イタリア 1999

 

 1999年にF355の後継車として360 モデナが登場しました。ホイールベースがF355より長くなり、全長も大きくなっています。伝統のピニンファリーナのデザインながら、従来よりダイナミックな抑揚のあるデザインです。ボディはスペースフレーム構造ながら従来の鋼管からアルミ押出材が使われています。エンジンはF355の排気量を拡大したDOHC V型8気筒3.6L(400HP)で、F355同様に縦置きでミドシップ搭載しています。

 

 6段変速機は縦置きに変わり、F1と同じステアリング上のパドルで変速を行う「F1マチック」を搭載したモデルにはF1という名前が付いています。2000年にロールバーを装備したオープンの360 スパイダーが追加されました。F355の後継として360 モデナはGTレースに参戦しており、レース仕様としてはワンメイクレース用の360 チャレンジ(公道用のストラダーレもある)、それをベースにした360N-GT、さらに高性能な360 GT/GTCなどがありました。F355同様に360 モデナも成功をおさめ、2005年に後継のF430にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはマテル製で、2000年頃に発売されました。デフォルメがあまりうまくなく、全体的にやや丸みが付き過ぎていて、雰囲気が実車と少し違う気がします。またサイド下部のインテークが抜けていないなど出来ばえは今一つです。マテルの主流は1/18の大スケールでクーペとスパイダーがありますが、そちらのほうは上手く出来ているようです。マテル以外では、イクソのクーペ/スパイダー、ブラーゴの1/43と1/18、京商の1/43と1/64、レッドライン(レジン製)などがあります。 以下はマテルの360 モデナのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 360 MODENA 1
FERRARI 360 MODENA 2

 以下は2005年に発売されたイクソの360 モデナ スパイダー(型番FER008)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 360 MODENA SPIDER 1
FERRARI 360 MODENA SPIDER 2

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FERRARI ENZO FERRARI 2002 ITALY

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IXO FER001 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約2.04m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6L 660HP 6段半自動変速
性能: 最高速350km/h
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フェラーリ エンツォ フェラーリ イタリア 2002

 

 F50の後継車として創業者の名前を冠した、エンツォ フェラーリが2002年に登場します。デザインは日本人デザイナー奥山清行氏によるもので、F1をイメージさせるフロントノーズ、露出させた伝統の丸形テールランプ、跳ね上げ式のドアなどいかにもスーパーカーらしい演出がされています。ボディパネルやフレームにカーボンファイバーが使われ、徹底的に軽量化されています。エンジンは専用設計のDOHC V型12気筒6L(660HP)とF50より大幅にパワーアップし、クラッチの無いパドルシフトによる6段半自動変速で、最高速は350km/hです。

 

 F50はF1そのもののエンジン搭載方式だったので騒音や振動の問題がありましたが、エンツォ フェラーリではサブフレームにゴムブッシュを介してエンジンを固定する一般的な方式に改めています。またエンジン/変速機/サスペンション/駆動力を統合的に制御するシステムが備えられ、ノーマル/スポーツ/レースと制御プログラムを切り替えられます。ノーマルでは公道で制御不能となるような状況を回避できるので、より安全な車となっています。399台が生産され、価格はプレミアム付きで1億円以上だったとのことです。

 

 

 FXXプログラムというレース車開発プログラムがあり、エンツォ フェラーリをベースにしたサーキット走行専用車 FXXが開発され、フェラーリが認定した特別なユーザーにのみ販売されました。ユーザーがFXXでサーキット走行したデータをフェラーリに提供し、そのデータをフェラーリがレース車開発に役立てるのだそうです。なおFXXでレースに出ることは出来ません。

 ミニカーはイクソのフェラーリ シリーズの第1弾で、2004年に発売されました。ライセンスの関係でこのシリーズの展開は止まっていますが、このシリーズのミニカーは良くできています。このエンツォもリアウインドー越しに見えるエンジンや室内がリアルで、かなり良い出来ばえです。これ以外のミニカーとしてはブラーゴの1/43と1/18、マテル(ホットホイール)の1/43と1/18、京商の1/64、1/43、1/12、レジン製ではBBRなどがあります。FXXではイクソ、京商の1/64、1/43、マテル(ホットホイール)の1/43、1/18などがあります。
データーベースでフェラーリ FXXのミニカー検索
 以下はイクソのエンツォのフロント/リアの拡大画像とリアパネル/室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI ENZO FERRARI 1
FERRARI ENZO FERRARI 2

 以下は2005年に発売された京商のエンツォ(型番K05001R)の画像です。通常の京商の1/43よりエンジンなどをリアルに再現したシリーズで、フロント/リアのカウルが開閉します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI ENZO FERRARI 3
FERRARI ENZO FERRARI 4

 以下は2002年に発売されたマテル(ホットホイール)のエンツォ(1/18 型番56293)の画像です。フロント/リアのカウルとドアが開閉し、1/18としてはかなり物足りないレベルですがエンジンなどが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI ENZO FERRARI 5
FERRARI ENZO FERRARI 6

FERRARI ENZO FERRARI 7
FERRARI ENZO FERRARI 8

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FERRARI 612 SCAGLIETTI 2004 ITALY

FERRARI 612 SCAGLIETTI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO FER009 1/43 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.96m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.7L 540HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速320km/h
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フェラーリ 612 スカリエッティ イタリア 2004

 

 456Mの後継車として、612 スカリエッティが2004年に登場しました。612とは12気筒6L(正確には5.7L)エンジンの意で、 スカリエッティとは協力関係にあったコーチビルダーのオーナー セルジオ スカリエッティ氏に由来しています。デザインはピニンファリーナによるもので、ボディ側面をえぐった造形は1954年の375MM イングリッド バーグマン仕様のオマージュということで、品の良いエレガントなデザインとなっています。サイドビューを見るとキャビン部分が大きく、2+2座だった456Mより広い室内で4⼈乗りとして開発されたことが分かります。

 

 エンジンはマラネロ 575Mと同じDOHC V型12気筒5.7L(540HP)で、6段変速/6段半自動変速で、4シータながら最高速320km/hと高性能です。特別仕様車として2005年のイタルデザインのG.ジウジアーロのデザイナー活動50周年を記念したコンセプトカー GG50(フェラーリ初のハッチバックでG.ジウジアーロのデザイン)、2007年のフェラーリ創立60周年記念で限定60台のセッサンタ(60の意)などがありました。また2005年には中国を横断する「チャイナツアー」と称するPRキャンペーンを行っています。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2005年に発売されました。イクソらしいそつの無い良い出来ばえです。室内などの細部もまずまずの仕上げですが、背面が見えるヘッドライトの処理がいまひとつです。イクソはミニカー付雑誌フェラーリ コレクション用の廉価版や通常版のチャイナツアー仕様もモデル化しています。これ以外の612 スカリエッティのミニカーとしては、マテルの1/43と1/18やルックスマートのレジン製などがあります。

 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 612 SCAGLIETTI 1
FERRARI 612 SCAGLIETTI 2

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FERRARI F430 2004 ITALY

FERRARI F430 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO FER014 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.3L 490HP  ミドシップ搭載 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速315km/h
データーベースでフェラーリ F430のミニカー検索

 

フェラーリ F430 イタリア 2004

 

 360 モデナの後継車として、F430が2004年に登場しました。デザインはピニンファリーナで、360のイメージを継承しつつ、リアエンド下部にディフューザーを装着してダウンフォースを向上させています。フロントノーズの開孔部は1961年のF1マシン156のシャークノーズをモチーフにしているとのことです。エンツォ フェラーリと同じ上部が露出した独特のテールライトが、新しいフェラーリの特徴として採用されています。2005年には電動で開閉するソフトトップを持つスパイダーが追加されました。

 

 縦置きでミドシップ搭載されるエンジンは、従来のディノ系のV型8気筒(5バルブ)から新設計されたV型8気筒(4バルブ)4.3L(430という名前の由来)に変わりました。新機能として操舵角や横加速度に応じてリミッテドスリップデフのトルクをコンピュータ制御するE-DIFFシステムを搭載しています。2007年にボディを軽量化し503HPにパワーアップした高性能版の430 スクーデリア、2008年にフェラーリがF1コンストラクターズタイトルを史上最多の16回獲得した記念としてスクーデリア スパイダー 16M(499台限定)が追加されました。2005年にレーシング仕様の430 チャレンジが登場しそれをベースにしたGTCやGT3もありました。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2005年に発売されました。イクソのフェラーリ シリーズに共通するそつの無い良い出来ばえです。室内などの細部もまずまずで、リアウインドー下には簡単ですがエンジンも再現されています。(独特のドアミラーのステーの中央部はもう少しきちんと抜いて欲しかったですが) イクソはカタログ仕様でスパイダーやチェレンジもモデル化していて、その廉価版をミニカー付雑誌フェラーリ コレクションに供給しています。これ以外のF430のミニカーとしては、マテルの1/43と1/18、レジン製でルックスマート、レッドライン、BBRなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

FERRARI F430 1
FERRARI F430 2

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FERRARI 575M SUPERAMERICA 2005 ITALY

FERRARI 575M SUPERAMERICA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO FER026 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.55m 全幅約1.94m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.7L 540HP 
 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速320km/h
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フェラーリ 575M スーパーアメリカ イタリア 2005

 

 575M マラネロのコンバーチブル仕様として、スーパーアメリカが2005年に登場しました。リアウインドーと一体化したガラス製のルーフが電動で後方に回転して、トランクリッドの上に重なることで、オープンカーになるという量産車としては世界初の変わった構造を採用しています。この構造は2000年に公開されたアルファ ロメオのコンセプトカー VOLA(元ピニンファリーナのチーフデザイナー L.フィオラヴァンティのデザイン)で提案されたものを実現したものでした。なおスーパー アメリカという名前は1950年代に生産された超高級車410 スーパーアメリカにちなんだものです。

 

 エンジンは575M マラネロのV型12気筒を5.7L(540HP)にパワーアップしています。変速機は575M マラネロと同じ6段変速/6段半自動変速で、半自動はステアリングのパドルで変速するF1マチックを採用しています。最高速は320km/hで、フェラーリは当時世界最速のコンバーチブルであるとしていました。599台の限定生産で2006年に製産中止となりました。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2007年に発売されました。イクソのフェラーリ シリーズに共通するそつの無い良い出来ばえです。最大の特徴であるルーフの回転動作をギミックとして再現しています。ルーフを開くとそこそこに再現されたハンドルやメーターなどの内装が良く見えます。ミニカー付雑誌フェラーリ コレクションのスーパーアメリカはワイパーやライト類の仕上げを簡素化した廉価版となっています。イクソ以外のスーパーアメリカのミニカーとしては、全てレジン製ですが、ルックスマート、レッドライン、BBRなどがあります。以下はルーフの回転ギミックとキャビン部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

FERRARI 575 SUPERAMERICA 1
FERRARI 575 SUPERAMERICA 2

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