ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FERRARI 410 SUPER AMERICA 'SUPERFAIRST' 1956 ITALY

FERRARI 410 SUPER AMERICA 'SUPERFAIRST' 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IDEA3 101 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m
エンジン 変速機: V型12気筒 5L 340HP 4段変速
性能: 最高速260km/h
データーベースでフェラーリ 410のミニカー検索

 

フェラーリ 410 スーパー アメリカ 'スーパーファースト' イタリア 1956

 

 前述したフェラーリ 375 アメリカの後を引き継ぎ、410 スーパー アメリカ(SA)が1955年に登場しました。410 スーパーアメリカはV型12気筒5L(340HP)エンジンを搭載した高性能GTカーで、4段変速で最高速260km/hの性能でした。410 スーパーアメリカのほとんどにはピニンファリーナがデザインしたクーペやロードスターの特注ボディが架装されていました。当時高価であった高性能スポーツカー メルセデス ベンツ 300SLの2倍以上の価格の非常に高価な車でしたので、生産台数はわずかに35台でした。

 

 410 スーパーアメリカの中で最も有名なモデルとして「スーパーファースト(SUPERFAST) 」という名前が付けられたピニンファリーナ製のクーペがありました。この車は派手なテールフィンが付いていることが最大の特徴でした。このテールフィンやクロムメッキされたフロントグリル/バンパーとボディ側面を一周するクロームモールが実にアメリカ車的なデザインですが、ピニンファリーナのデザインと聞くとなにやら品良く見えます。

 

 

 ミニカーは1984年頃に購入したアイデア3製です。410 スーパーアメリカ スーパーファーストをモデル化しています。アイデア3はイタリアのマルコ ボッシ(Marco Bossi)氏が1970年代に設立したブランドで、ホワイトメタル製のハンドメイドの完成品でした。フロントの雰囲気とリアの特徴的なテールフィンが良く再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。1980年代に他にも2台ほどアイデア3製のホワイトメタル製のフェラーリをf購入したのですが、今その1台はボディがバラバラに崩壊してしまいました。(参照ページ→ミニカーの材質/劣化 ホワイトメタル素材の変形) 私はこの経験に懲りてホワイトメタル製のミニカーはほとんど買わないようになりました。ただこのスーパーファーストは問題がないので、この問題はホワイトメタル製だから起こるということではありません。これ以外の410 スーパーアメリカのミニカーはマテルの1/18、ルックスマート(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 410 SUPER AMERICA 1
FERRARI 410 SUPER AMERICA 2

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FERRARI D50 1956 ITALY

FERRARI D50 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R127 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.85m 全幅約1.45m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 2.5L 285HP 5段変速
性能: 最高速280m/h
データーベースでフェラーリ ランチア D50のミニカー検索

 

フェラーリ D50 イタリア 1956

 

 フェラーリは1955年シーズン中に財政上の問題でF1から撤退したランチアからランチア D50を譲り受けることになりました。ランチア D50はサイドポンツーン内の燃料タンクをコクピット後方に移すなどの変更が行われフェラーリ D50となりました。1956年にメルセデス ベンツからJ.M.ファンジオが移籍してきました。彼はアルゼンチン、イギリス、ドイツ GPで優勝し、チャンピオンドライバーとなっています。D50はベルギー、フランス GPでも優勝しシーズンを席巻しています。

 

 1957年にはD50を大幅に変更した801 F1が登場します。801は新設計のシャーシ、新設計のV型8気筒2.5L(275HP)エンジン、改良されたサスペンション、ポンツーンをなくしたボディなどD50とは全くの別物になりました。1957年にJ.M.ファンジオはフェラーリを去りマセラティに移籍し、彼のドライブするマセラティ 250Fが大活躍しています。そのせいもあって1957年シーズンにフェラーリは1勝もできませんでした。

 

 

 ミニカーはブルム製で、1995年頃発売されました。1956年のモナコ GP 出場車(ドライバー J.M.ファンジオ)をモデル化しています。ランチア D50のページに載せた型番R076のD50とはノーズの形状が異なっており、タイヤのホワイトレター表示など仕上げが少しレベルアップしています。これ以外ではマーキュリーの当時物、マテル、イクソなどがあり、移譲される前のランチア D50 モナコGP仕様をノレブがモデル化しています。801 F1はブルムとイクソがモデル化しています。
データーベースでフェラーリ 801のミニカー検索

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FIAT 642RN2 BARTOLETTI RACING CAR TRANSPORTER ’FERRARI’ 1956 ITALY

FIAT 642RN2 BARTOLETTI RACING CAR TRANSPORTER ’FERRARI’ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
OLD CARS 56000 1/43 212mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約9.2m 全幅約2.5m
エンジン 変速機: 6気筒 6.6L ディーゼル 92HP 4X2段変速
性能: 最高速 不詳  
データーベースでフィアット 商用車 600シリーズのミニカー検索

 

フィアット 642RN2 バルトレッティ レーシングカー トランスポーター ’フェラーリ’ イタリア 1956

 

 前述したフィットの大型トラック 682は1967年に683に、1970年には684に、さらに1975年にイベコ 160となりました。640/670は682よりも小型のトラックで1949年に登場し、6気筒6L(72HP)エンジンを搭載していました。640は1952年に642、1963年に643、1970年に673、さらに1975年にイベコ 160となりました。派生車の642RNは主にバスに使われたシャーシで、Rはトラック用よりシャーシ高が低いという意味で、Nはディーゼルエンジンを意味します。642RNには多くのコーチビルダーがバス車体を架装していました。

 

 バルトレッティ(BARTOLETTI)社はバス/トラック/救急車などのボディ製造会社でしたが、当時のフェラーリ、マセラティ、フォードなどのレーシングカー トランスポーターも作っていました。画像はフェラーリが使っていたレーシングカー トランスポーターで、642RN2をベースにしています。車体前半分はバスでサポートチームが乗るスペースがあり、後半分と屋根にレーシングカーの積載スペースが3台分あります。中央部分には工具や備品が積載され、サポート作業が出来たようです。

 

 

 ミニカーはイタリアのオールドカー製で、1993年に発売されました。オールドカーは1970年代後半に登場した老舗ブランドで、他のメーカーがあまり作らないフィアット/イベコ グループの農機/建機/バス/トラックなどをダイキャスト製でモデル化しています。1/43なので結構大きなサイズで、フロントの雰囲気や積載スペースの構造など非常によく出来ています。やや暗い赤のボディカラー、フェラーリのロゴや関連会社のデカールなども忠実にできています。当時のレーシングカー フェラーリ 250 テスタロッサ(ブルム製)を積載する様子を以下の簡易動画にしてみました。(画像のマウスオーバー又はタップでスタートします)

fiat 642 car transporter1
fiat 642 car transporter2

 オールドカーは同じ642RN2のマセラティ版や、170/190のセミトレーラー、OM 160のボックストラックのトランスポーターも作っています。またブルムがそれらのオールドカー製のトランスポーターとブルム製のレーシングカーをセットにしたトランスポーター セットを数種類発売しています。
データーベースでフィアット トランスポーターのミニカー検索

 余談ですが超精密ミニカーで知られるEXOTOもバルトレッティのトランスポーターを1/43で数種類モデル化しています。同じ1/43でもEXOTOが作るととんでもなく精密に仕上げられています。(ただし値段も約8万円とミニカーとはいいがたい金額ですが) どんな物かは以下のリンク先のサイトでみることができます、特にリアの積載用スロープの出来ばえは一見の価値があります。(1/18ではなく1/43ですよ)→ EXOTO製バルトレッティ トランスポーター

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FERRARI 250 TESTAROSSA 1958 ITALY

FERRARI 250 TESTAROSSA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BANG 7143 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: V型12気筒 3L 300HP 4段変速
性能: 最高速270km/h
データーベースでフェラーリ テスタロッサ 1983年以前のミニカー検索

 

フェラーリ 250 テスタロッサ イタリア 1958

 

 ワールド スポーツカー チャンピオンシップは当初エンジン排気量の規制がなかったので、フェラーリなどの参戦メーカーは大排気量のマシンを投入していました。しかし1958年から排気量が3Lまでとなった為に、新規に開発されたのが250 テスタロッサでした。エンジンは250 GT用を大幅に変更してあり、旧型と区別するためにカムカバーを赤く塗っていました。テスタロッサ(TESTAROSSA:赤い頭)という名前はこのエンジンの外観から名付けられたものです。

 

 初期のテスタロッサはブレーキドラム冷却用にグリルとフロント フェンダーの間に切り込みがある独特なスタイルをしています。このスタイルは昔のアニメ「マッハGoGoGo」のマッハ号のベースになったといわれています。1959年からはディスクブレーキに変わった為、普通のノーズに変わっています。肝心のレース戦歴ですが、1958、1960、19 61年のスポーツカー チャンピオン シップをフェラーリが獲得していることから、圧倒的に強かったことがわかります。

 なおテスタロッサの名前を最初に使った車は、1956年の500 TR(テスタロッサの略)とその発展型の500 TRCでした。500 TRは4気筒2Lエンジンを搭載しており、250 TRとは別物です。

 

 

 ミニカーはバン製で、1996年に購入しました。リアルなワイヤースポークホイール、ボンネットを固定する革バンドと金具の精緻な再現、リアルな室内の造形など非常に良く出来ています。少しくすんだ赤色のボディカラーも、この時代のフェラーリの実車に即しています。独特なフロントノーズを持つ初期のテスタロッサの1/43量産ミニカーとしてはベストだと思います。これ以外のミニカーでは、アートモデル、ブラーゴの1/43と1/18、プロゲット K、イクソ、ブルムのレース仕様などがあります。 以下はバンのテスタロッサのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 250 TESTAROSSA 1
FERRARI 250 TESTAROSSA 2

 以下は1981年に発売されたブラーゴの250 テスタロッサ(1/18 型番3007)の画像です。ブラーゴは1/18のミニカーの先駆者で、当時としては最高の出来ばえでした。35年も前に作られたミニカーですので、現在のオートアート クラスと比較するのは酷ですが、結構精密にできています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 TESTAROSSA 3
FERRARI 250 TESTAROSSA 4

 再現されたエンジンのテスタロッサ(赤いカムカバー)には「FERRARI」のロゴが表示されています。
FERRARI 250 TESTAROSSA 5
FERRARI 250 TESTAROSSA 6

 以下は1987年頃に発売されたプロゲット Kの250 テスタロッサ(型番PK015)の画像です。プロゲット Kの初期の物で、プロポーションは悪くないですが、細かいところの仕上げは今一つです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 TESTAROSSA 7
FERRARI 250 TESTAROSSA 8

 以下は1983年頃に発売されたブルムの250 テスタロッサ 1959年ルマン仕様(型番R094)の画像です。普通のノーズに切り替わったテスタロッサです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 TESTAROSSA LE MANS 1
FERRARI 250 TESTAROSSA LE MANS 2

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FERRARI 246 F1 (DINO 246) 1958 ITALY

FERRARI 246 F1 (DINO 246) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R069 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.4L 285HP 5段変速
性能: 最高速270km/h
データーベースでフェラーリ 246 F1のミニカー検索

 

フェラーリ 246 F1 (ディノ 246) イタリア 1958

 

 創業者エンツォ フェラーリの長男アルフレード (愛称 ディノ)は1956年に若くして亡くなりました。彼のアイデアだったといわれるV型6気筒エンジンを搭載した車(ディノ 246など)にはディノのブランド名がつけられました。このエンジンを搭載したF2マシン(1957年 156 F2)をベースにして、排気量を2.4Lに拡大した246 F1が1958年に登場しました。1958年シーズン終盤には排気量を2.5Lに拡大しディスクブレーキを採用した256 F1が登場しました。

 1958年シーズンはバンウォールやクーパーなど強いイギリス勢に対抗して、フランスGP(ドライバー M.ホーソン)とイギリスGP(ドライバー P.コリンズ)で優勝しています。M.ホーソンは優勝1回ながら2位5回でポイントを稼いでドライバーズチャンピオンを獲得しました。

 

 1959年は、T.ブルックスのドライブでフランスGPとドイツGPで優勝していますが、軽量でエンジンをミドシップ搭載した操縦性の良いクーパーに苦戦するようになりました。1970年にはほとんど勝てなくなり、イギリス勢が参加しなかったイタリアGPでは優勝していますが、これはエンジンをフロント搭載したF1マシンの最後の勝利となりました。

 

 

 ミニカーはブルム製で、1982年頃発売されました。1958年のイギリスGP優勝車(ドライバー P.コリンズ)をモデル化しています。コクピットもそこそこ再現されていて、当時のミニカーとしては良くできています。ブルムは型番R058でイギリスGP 2位の#2もモデル化しています。これ以外では、マッチボックス、イクソ、カルツォなどがあります。

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FERRARI 250 GT SWB 1959 ITALY

FERRARI 250 GT SWB 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BANG 7076 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.15m 全幅約1.69m
エンジン 変速機: V型12気筒 3L 240HP 4段変速
性能: 最高速246km/h
データーベースでフェラーリ 250 GTのミニカー検索

 

フェラーリ 250 GT SWB イタリア 1959

 

 250シリーズのレーシングカーには250 テスタロッサ250 GTO250LMなどがあり、いずれも成功しています。250シリーズのGTカー(市販車)には、ホイールベースの異なるショートホイールベース(SWB 2400㎜)とロングホイールベース(LWB 2600㎜)がありました。最初のGTカーは1954年に登場した250 ヨーロッパ GTでした。LWB仕様でV型12気筒3L(220HP)エンジンを搭載し、4段変速、最高速218㎞/hの性能でした。受注生産で16台だけ生産されたとのことです。

 

 1956年からレースを主目的とする250 GTの生産が始まりました。ピニンファリーナのデザインによるボディは総アルミ製で、当時流行りだったテールフィンを採用していました。LWB仕様でV型12気筒3L(230-280HP)エンジンを搭載し、4段変速、最高速250㎞/hの性能でした。この車はフランスのツール ド フランスで1956年から数年間連続して優勝したことから、250 GT TDF(ツール ド フランス)と呼ばれるようになりました。1957年にはオープン仕様の250 GT カブリオレや250 GT カリフォルニア スパイダー(アメリカ向け) が追加されました。

 

 

 250 GT TDFの後継として1959年に登場したのが250 GT SWBです。操縦性を向上するためにホイールベースを短くしたのがSWB(Short Wheelbase Berlinetta(クーペ))という名前の由来です。基本的にはレース用の車ですが、このSWBあたりから本来の意味でのGTカー的な要素が加わってきました。ディスクブレーキ、ヒーター/ベンチレーターが初めて標準装備され、一般ユーザー用に操縦安定性が向上しました。TDFと同じピニンファリーナのデザインですが、テールフィンがなくなり、よりダイナミックで迫力のあるデザインに変わっています。(これ以外の250シリーズのモデルについては250 GTEを参照してください)

 ミニカーはバン製で、1992年ごろに発売されました。バンパーなどが付いたロードカー(ストラダーレ)仕様をモデル化しています。イタリアのメーカーはこの類のスポーツカーをモデル化するのが得意で、ライトの大きさやフェンダーのボリューム感をデフォルメして、実車のイメージを上手に再現しています。当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。バンは250 GTをレース仕様なども含めて約100種類ほどモデル化しています。これ以外の250 GTのミニカーとしては、ボックスモデル、ベストモデル、ジョエフなどイタリアのメーカーがたくさんモデル化しています。 以下はバンの250 SWBのフロント/リアの拡大画像とリアサイド/俯瞰の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 250 GT SWB 1
FERRARI 250 GT SWB 2

 以下は1985年頃に発売されたボックス モデルの250 GT(型番8406)の画像です。1956年式なので初期の250 GTをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GT 1
FERRARI 250 GT 2

 以下は1986年頃に発売されたボックス モデルの250 GT TDF プローバ(プロトタイプ)(型番8424)の画像で、プロトタイプなのでバンパーがついていません。1967年式のTDFのモデルで、前述した初期型の250 GTと比べるとテールフィンが大きくなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GT TDF 1
FERRARI 250 GT TDF 2

 以下は1986年頃に発売されたボックス モデルの250 GT TDF ストリート(型番8425)の画像です。上述の型番8425にバンパーをつけたものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GT TDF 3
FERRARI 250 GT TDF 4

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FERRARI 250 GTE 2+2 1960 ITALY

FERRARI 250 GTE 2+2 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 515 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: V型12気筒 3L 235HP 5段変速
性能: 最高速230km/h
データーベースでフェラーリ 250 GTのミニカー検索

 

フェラーリ 250 GTE 2+2 イタリア 1960

 

 250シリーズのレーシングカーには250 テスタロッサ250 GTO250LMなどがあり、いずれも成功しています。250シリーズのGTカー(市販車)には、ホイールベースの異なるショートホイールベース(SWB 2400㎜)とロングホイールベース(LWB 2600㎜)がありました。最初のGTカーは1954年に登場した250 ヨーロッパ GTでした。LWB仕様でV型12気筒3L(220HP)エンジンを搭載し、4段変速、最高速218㎞/hの性能でした。受注生産で16台だけ生産されたとのことです。1956年からレースを主目的とする250 GTの生産が始まり、250 GT TDF、250 GT SWBなどが登場しました。

 

 1960年に登場した250 GTEは市販スポーツカーとして企画された車で、エンジン搭載位置を前進させてリアに2座のシートを設けたフェラーリ初の4シーター車(実際には2+2レベル)でした。GTEのEは1954年に発表された最初のヨーロッパ(EUROPE) GTの名前に因んだものでした。ボディはピニンファリーナがデザインした美しいクーペで、エンジンは250 GTOと同じですが、圧縮比を落として235馬力にデチューンしてありました。それでも最高速は230km/hと、当時最速の4シーター車でした。250 GTEは3年間で約1000台が生産され、商業的には大成功でした。250 GTEは1964年に330 GTにモデルチェンジしました。

 

 

 250 GTE以外の市販スポーツカーとしては、1960年に250 GT SWBをベースにした250 GT スパイダー カリフォルニアが登場し、1962年に高級車として企画された250 GT ルッソ(GTL)が250シリーズ最後のモデルとして登場しました。(250 GT ルッソ→実車画像) 250 GT スパイダーは1964年に275 GTSに、250 GT ルッソは1966年に330 GTCにモデルチェンジしました。

 ミニカーはディンキー(仏)製で、1963年に発売されました。ディンキー(仏)はプロポーションのとらえ方が巧みですが、この250も優雅なスタイルを見事に再現しています。ボンネットとトランクが開閉するギミック付きで、大雑把な造形ですがエンジンも再現しています。250 GTEの当時物ミニカーとしては、ソリド(ベレムも同じ)とポリトーイのプラスチック製がありました。最近のものでは、バン、イクソなどがあります。 以下はディンキー(仏)の250 GTEのフロント/リアの拡大画像とトランク/ボンネットの開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 250 GTE 2+2 1
FERRARI 250 GTE 2+2 2

 以下は1962年に発売されたソリドの250 GTE(型番123)の画像です。ディンキー(仏)の250 GTEと同じぐらいの素晴らしい出来ばえです。このミニカーにはドアが開閉するギミックがついていますが、これはソリドが開発した当時としては目新しい技術でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GTE 2+2 3
FERRARI 250 GTE 2+2 4

 以下は1985年頃に発売されたIDEA3の250 GT カリフォルニア スパイダー(型番112)の画像です。昔のミニカーとしてはまずまずの出来ばえですが、リアの排気管が少し目立ちすぎです。室内のメーターなどに紙のシールを使っていて、経年変化でシールが剥がれかかっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GT CALIFORNIA SPIDER 1
FERRARI 250 GT CALIFORNIA SPIDER 2

 以下は1996年頃に発売されたベストモデルの250 GT ルッソ(型番9076)の画像です。キャビン部分が小さめにデフォルメされているので、プロポーション的にはいまひとつな感じがします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GT LUSSO 1
FERRARI 250 GT LUSSO 2

 以下は1965年に発売されたポリトーイの250 GT ルッソ(型番504)の画像です。上のベストモデルのルッソとはテールライトの形状が異なるのですが、当時の高級車は個体差があったようですし、ポリトーイのデフォルメがオーバーであることも含めてあまり細かいことは気にしないことにしましょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 GT LUSSO 3
FERRARI 250 GT LUSSO 4

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FERRARI 156 F1 1961 ITALY

FERRARI 156 F1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R123 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 1.5L 180HP 5段変速
性能: 最高速240km/h
データーベースでフェラーリ 156 F1のミニカー検索

 

フェラーリ 156 F1 イタリア 1961

 

 1961年にF1のエンジン排気量が2.5Lから1.5Lに変わり、前述したディノ 156 F2用のV型6気筒エンジンを搭載する156 F1が1961年に登場しました。主流となったミドシップエンジン方式は1960年のプロトタイプ 246Pを経て、156 F1に正式に採用されました。Vバンク角を65°から120°に広げた低重心エンジン(190HP)も開発されました。156 F1は個性的なフロントノーズの形状から、シャークノーズと呼ばれました。

 

 1961年シーズンはライバルよりエンジンパワーが勝る156 F1が席巻し、参戦した選手権7戦で5勝し、H.ヒルによるドライバーズタイトルとフェラーリ初のコンストラクターズタイトルを獲得しました。なおイタリアGPではW.V.トリップスが観客を巻き込む事故死を遂げ、フェラーリは最終戦アメリカGPを欠場しています。

 

 

 1962年シーズンはライバルのイギリス勢がエンジンをパワーアップして盛り返し、156 F1は苦戦するようになりました。そこでシーズン中盤からサスペンション設定変更やシャークノーズを一般的なノーズに変えるなどの変更を行いましたが、156 F1は1勝もできませんでした。1963年シーズンはボッシュ製燃料噴射を採用してパワーアップし、セミモノコックシャーシ構造を採用したAERO(アエロ)と呼ばれるタイプに変わりました。しかしこの年もロータスなどのイギリス勢が圧倒的に強く、156 F1はドイツGPで1勝(ドライバー J.サーティース)しただけでした。1964年には後継の158 F1が登場していますが、156 F1はオーストリアGPで1勝(ドライバー L.バンディーニ)しています。

 ミニカーはブルム製で、1985年頃発売されました。1961年のオランダGP優勝車(ドライバー W.V.トリップス)をモデル化しています。特徴的なシャークノーズの合わせ目に隙間があるのはいまいちですが、当時のミニカーとしてはそこそこの出来ばえです。ブルムは型番R289の後期型(アエロ)など10種類ほどをモデル化しています。当時の老舗メーカーのコーギー、ソリド、ディンキーが揃ってモデル化しているのは、156 F1の人気が高かったことを示しています。最近のものではイクソ、カルツォ、マテルなどがあります。

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FERRARI 250 GTO 1962 ITALY

FERRARI 250 GTO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BBURAGO 3011 1/18 242㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.32m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: V型12気筒 3L 300HP 5段変速
性能: 最高速254km/h
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フェラーリ 250 GTO イタリア 1962

 

 1961年からGTカーにチャンピオンシップが導入され、これを制するために開発されたのが250 GTOで、GTOとは(Gran Turismo Omologato(ホモロゲーション))を意味します。GTOは250 SWBを空力的にリファインした総アルミ製ボディに変更し、250TR用に改良した3Lエンジン(300HP)を搭載した特別な車でした。

 

 従ってGTOは約40台程しか製作されませんでしたが、250 SWBの製作台数と併せてGTカーのホモロゲーションを獲得しました。(当時の規定ではボディ形状が同じでなくても同じ車としてカウントできたのです) 1964年には空力的な改良でボディを250LM的なデザイン(ピニンファリーナのデザイン)に変更したGTO64(シリーズ II)が3台だけ生産されました。フェラーリはこの車の活躍で1962年から連続して3年間GTカーチャンピオンシップを獲得しました。現存する車がバブル時代には数十億円で取引されたという世界で最も希少価値のある車です。

 

 

 250 GTOの当時物ミニカーは、ミニカーがまだあまり作られていなかった時代だったのでありません。画像のミニカーはブラーゴ製の1/18で、1984年発売に発売されました。ブラーゴは1974年にイタリアで設立された1/24大ケールミニカーのブランドであったマートイが改名したブランドで、大ケールミニカーのパイオニア的なブランドでした。このブラーゴの1/18はダイアモンドシリーズと称する当時としてはかなりリアルな出来ばえのミニカーで、当時の値段で6800円(現在で約2万円相当)と高価でした。ただ30年以上も前のミニカーですから、ワイパーやミラーが付いていないなど現在のオートアート並みというわけではありません。

 これ以外のミニカーとしては、古いものではボックスモデル、バン(BANG ボックスモデルの後継ブランド)、ソリド、コーギー、ジョエフのGTO64、最近のものでは、マテル、京商の1/18と1/43と1/64、イクソ、ブルム、CMCの1/18などたくさんモデル化されています。 以下はブラーゴのGTOのフロント/リアの拡大画像とドア開閉/室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)

FERRARI 250 GTO 1
FERRARI 250 GTO 2

 以下はボンネットの開閉ギミックとエンジン、車体底のエンジン/サスペンションの画像です。ボンネットは実車同様に固定金具のロックを外して開けるといった凝りようで、FERRARIのロゴが付いたエンジン/変速機/サスペンションなどもかなりリアルです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 250 GTO 3
FERRARI 250 GTO 4

 以下はトランクの開閉ギミックとボックスモデルの1/43の250 GTOと並べた画像です。1/18のミニカーはそのサイズに見合った面白さがあって楽しいのですが、コレクションするには場所をとりすぎるのが難点です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 250 GTO 5
FERRARI 250 GTO 6

 以下は1984年に発売されたボックスモデルの250 GTO(型番8401)の画像です。当時としてはかなり良い出来ばえのミニカーでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 250 GTO 7
FERRARI 250 GTO 8

 以下は1985年に発売されたソリドの250 GTO(型番4507)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 250 GTO 9
FERRARI 250 GTO 10

 以下は1991年頃に発売されたコーギーの250 GTO(型番D739)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 250 GTO 11
FERRARI 250 GTO 12

 以下は1992年に発売されたジョエフの250 GTO 64(型番7202)の画像です。ボンネット/ドア/トランクが開閉し、1/43としてはかなり細かく室内/エンジン/サスペンションなどが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
FERRARI 250 GTO 64 1
FERRARI 250 GTO 64 2

FERRARI 250 GTO 64 3
FERRARI 250 GTO 64 4

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FERRARI 275 GTB 1964 ITALY

FERRARI 275 GTB 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 540 1/43 101㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.37m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC V型 12気筒 3.3L 300HP 5段変速
性能: 最高速260km/h
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フェラーリ 275 GTB イタリア 1964

 

 フェラーリ 250シリーズは1964年からV型12気筒3.3L(260HP)エンジンを搭載する275シリーズに切り替わりました。(275とは1気筒の排気量が275㏄の意) ロングノーズ/ショートデッキのボディはピニンファリーナのデザインで、2ドアクーペのGTB(GRAN TURISMO BERLINETTA)とオープンのGTS(GRAN TURISMO SPIDER)がありました。275シリーズはトランスアクスル方式(変速機をリアのデフギアと一体化した構造で前後重量配分が良くなる)と全輪独立懸架をフェラーリのロードカーとして初めて採用しました。またレースカーをベースにせず、最初からロードカーとして遮音などを考量して設計されたので、居住性が向上していました。

 

 1966年にはフェラーリのロードカーとして初めてエンジンがDOHC化され、吸排気バルブを駆動する4カムを意味する4が追加されて名前がGTB/4となりました。エンジン出力は300HPにパワーアップし、最高速は260km/hでした。エンジン変更でボンネット中央にわずかな膨らみ(パワーバルジ)が追加され、フロントの空力特性改善の為ノーズが少し長くなりフロントグリルが小さくなりました。1968年まで生産され、275シリーズの総生産台数は約900台でした。後継車は1968年に登場した365GTBでした。

 

 

 ミニカーは1968年に発売されたポリトーイのMシリーズの当時物です。キャビン部分を小さくしたポリトーイ流のデフォルメがされているので、ミニカーとしてはかっこいいのですが、実車と比べるとフェンダーラインより下の部分のボリュームが大きすぎます。実車とは異なるプロポーションながら、子供の頃からこのミニカーを見慣れているので、「ミニカーに実車が似てないな」という変な感覚を生んでしまう程、私はこのミニカーにとても魅力を感じているのです。こんな風にミニカーには実車とは関係なくミニカー独自の魅力が生じることがあり、それが実車を正確にスケールダウンするスケールモデルとミニカーの違いなのです。(最近のミニカーはほぼスケールモデルですが) 275の当時物ミニカーはディンキー、エディルトイ、ノレブ、ジクなどがありました。最近の物ではボックスモデル、アートモデル、ベストモデル、イクソ、Bブラーゴなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 275 GTB/4 1
FERRARI 275 GTB/4 2

 以下は1986年頃に発売されたボックスモデル製のフェラーリ 275GTB/4 (1/43 型番8416)の画像です。イタリアのボックスモデルは主にスポーツカーをモデル化していましたが、1980年代当時のミニカーとしては細部までリアルに仕上げてあってかなり良い出来ばえでした。これは275GTB/4をモデル化していますので、ボンネット中央のパワーバルジやフロント周りの造形が275GTBとは違っています。(上のポリトーイ製の275GTBと見比べると違いが分かります) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 275 GTB/4 3
FERRARI 275 GTB/4 4

 以下は1986年頃に発売されたボックスモデル製のフェラーリ 275GTB/4 スパイダー (1/43 型番8428)の画像です。これは上の275GTB/4をベースにしたバリエーションです。スパイダーはアメリカ市場向けに欠かせないモデルでした。275シリーズのスパイダーは275 GTSで、単にGTBから屋根を外したデザインではなくGTBとは異なるリアデザインでした。このミニカーはGTBから屋根を外したデザインですので、GTSではなくGTB スパイダーと呼ばれたアメリカ独自仕様車をモデル化しています。オープンカーなのでよく見える室内もそこそこ良く仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 275 GTB SPIDER 1
FERRARI 275 GTB SPIDER 2

 以下は2000年頃に発売されたベストモデル製のフェラーリ 275GTB/4 エンツォ フェラーリ 所有車 (1/43 型番9167)の画像です。ベストモデルは1991年にボックスモデルから分離したブランドで、現在はM4社のブランドです。この275GTB/4は上述したボックスモデルの物をベースにして、細部をよりリアルに仕上げたものです。ホイールとワイパーが金属製のよりリアルなものに変更され、フロントの小さなウインカーの塗装処理など細部の仕上げレベルが向上しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 275 GTB/4 5
FERRARI 275 GTB/4 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 275 GTB/4 7
FERRARI 275 GTB/4 8

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