ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FIAT PUNTO 1994 ITALY

FIAT PUNTO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BBURAGO 127 1/24 157㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.76m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 75HP 5段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでフィアット プントのミニカー検索

 

フィアット プント イタリア 1994

 

 大ヒットしたフィアット ウーノの後継車フィアット プントが1993年に登場しました。イタル デザイン(G.ジウジアーロ)のデザインしたボディは、シンプルかつ実に魅力的で空力的にも優れていました。(縦長テールライトが特徴でした) 前述したティーポをベースにした3/5ドアハッチバックで、1995年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。当初のエンジンは4気筒1.1L(55HP)/1.2Lと1.7L(72HP)ターボディーゼル、スポーツ仕様の4気筒1.6L(88HP)、高性能版GTの4気筒1.4L(136HP)ターボがありました。

 

 3ドアをベースにした電動開閉式ソフトトップを持つカブリオレも設定され、製造はベルトーネが行いました。(実車画像→ フィアット プント カブリオレ 1994) 富士重工業製のCVT変速機を搭載したセレクタというモデルもありました。1997年にスポーツ仕様のエンジンはDOHC 4気筒1.2L(86HP)に変更されました。プントは魅力的なデザインと幅広いバリエーションで大ヒットし1999年に2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約340万台でした。(実車画像→ フィアット プント 2代目 1999)

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたBブラーゴ製の当時物で、当時の大スケールミニカーの標準であった1/24サイズです。当時の大スケールミニカーはサイズが大きくても比較的安価で、現在の1/18サイズのミニカーほどリアルな出来ばえではありませんでした。このプントも当時の定価が2000円ほどでサイズを考えると安価なミニカーでしたが、プロポーションが良く実車の雰囲気はうまく再現されています。前述した同じBブラーゴ製のティーポから数年後に発売されたミニカーなので、ドアミラーが付き室内のメーター類がプリント表示されるなど仕上げが良くなっています。ただし室内後部に赤いテールライトが見えるのはご愛嬌ですが。。。ドアが開閉し前輪操舵ギミックが付いています。Bブラーゴは1/43でもプントをモデル化していました。実車が大ヒットしたのに当時物ミニカーはBブラーゴだけで、最近でもホンウェル(カララマ)の1/43と1/72、エジソンのカブリオレ、イタリアのミニカー付雑誌「FIAT STOY COLLECTIO」のNo.112ぐらいでしかモデル化されていません。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT PUNTO 1
FIAT PUNTO 2

 以下はドアを開いた室内の画像と前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT PUNTO 3
FIAT PUNTO 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1273

   

FIAT BRABO 1995 ITALY

FIAT BRABO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 771102 1/43  

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.02m 全幅約1.75m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 103HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  
データーベースでフィアット ブラーボ/ブラーバのミニカー検索

 

フィアット ブラーボ イタリア 1995

 

 大成功したティーポの後継車ブラーボ/ブラーバが1995年に登場します。ティーポは直線的で簡潔なデザインでしたが、ブラーボ/ブラーバは曲面の多いダイナミックなデザインとなっています。3ドアのブラーボは操縦性重視、5ドアのブラーバは居住性重視の設定でした。先代をベースにした設計で、エンジンは4気筒1.4L、DOHC 4気筒1.6L/1.8L、4気筒1.9Lターボディーゼル、ブラーボの高性能版HGT用にはDOHC 5気筒2L(147HP)が搭載されました。

 

 1996年にワゴンのマレア(MAREA) ウィークエンドが設定されました。また前述したムルチプラも派生車の1つでした。1996年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しており、プント同様にヨーロッパでは結構ヒットした車だったようです。なお日本ではブラーボがブラビッシモという名前で発売されたそうですが、ほとんど知られていません。

 

 

 ブラーボ/ブラーバのミニカーは最近までブラーゴの廉価版で1/43のブラーボしかありませんでした。(1990年代後半頃のイタリア車は当時物ミニカーが少ないのです) 最近になってイタリアのミニカー付雑誌フィアット ストーリー コレクション(ノレブ製)のNo.55とNo.57でモデル化されました。ミニカーは入手できていないので、画像はノレブのWEBサイトから拝借しました。

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1361

   

 

FIAT CINQUECENTO (500) SPORTING 1996 ITALY

FIAT CINQUECENTO (500) SPORTING 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE L192D 1/43 77㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.23m 全幅約1.49m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 54HP 5段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでフィアット チンクエチェントのミニカー検索

 

フィアット チンクエチェント (500) スポーティング イタリア 1996

 

 1991年にフィアット 126の後継車としてチンクエチェントが登場しました。チンクエチェントとはイタリア語で500の意で、名車フィアット 500に因んだ名前ですが、500ではなく「CINQUECENTO」と表記します。デザインはG.ジウジアーロによるもので、同時期のティーポや後のプントに通じるシンプルながらセンスの良いデザインでした。ボディは3ドアハッチバックのみの前輪駆動車で、2気筒704㏄(30HP)エンジンは縦置き配置、4気筒903㏄(40HP)エンジンは横置き配置されました。ポーランドのフィアットの子会社FSMが製造していました。

 

 1994年にプント用の4気筒1.1L(54HP)エンジンを搭載し足回りを固めるなどした高性能版スポーティングが設定されました。また同じエンジンを搭載してグループAラリーの入門用車両として足回りなどの設定を変更したチンクエチェント トロフェオが限定生産されました。126の後継車としては先にフィアット パンダが出ていましたが、チンクエチェントはパンダよりも安い車として人気があったようです。1998年に後継車セイチェント(SEICENTO 600の意)にモデルチェンジしました。(実車画像→ フィアット セイチェント 1998)

 

 

 ミニカーは1998年頃に発売されたビテス製です。後期型の高性能版スポーティングをモデル化しています。プロポーションが良くホイールや非対称なフロントバンパーの意匠など実車に即しており、なかなかの良い出来ばえです。当時のビテスはバリエーションを作るのに熱心で、このチンクエチェントもラリー仕様など10種類ほどのバリエーションがありました。(やたらとバリエーションを増やしたことが2000年頃の倒産につながったように思いますが) これ以外のチンクエチェントのミニカーはブラーゴの1/43と1/24、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT CINQUECENTO (500) SPORTING 1
FIAT CINQUECENTO (500) SPORTING 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1261

   

FIAT COUPE FIAT 1996 ITALY

FIAT COUPE FIAT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOP MODELS 3008 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.77m
エンジン 変速機: DOHC ターボ 4気筒2L 195HP 5段変速
性能: 最高速231km/h
データーベースでフィアット クーペのミニカー検索

 

フィアット クーペ フィアット イタリア 1996

 

 実用車が多かったフィアットに久しぶりに追加されたスタイリッシュなクーペが、クーペ フィアットで1993年に登場しました。クーペではなくクーペ フィアットという名前にしたところにフィアットの拘りが感じられます。フィアット内製による個性的なサイドラインを持つボディデザインは実に魅力的でした。フィアット ティーポのシャーシを流用した前輪駆動車で、初期型(16V)のエンジンはDOHC 4気筒2L(147HP)/2Lターボ(195HP)で、5段変速で最高速231km/h(2Lターボ)と高性能でした。

 

 1996年のマイナーチェンジで後期型(20V)となり、廉価版としてDOHC 4気筒1.8L(130HP)エンジンが追加され、2LエンジンはDOHC 5気筒2L/2Lターボ(220HP)に切り替わりました。2Lターボの最高速250km/hは当時の前輪駆動車では最速の性能でした。1998年には2Lエンジンがさらにパワーアップして6段変速が追加され、その後特別仕様車プラスなどが設定されました。約7万台が生産され、2000年に生産中止となりました。

 

 

 ほぼ同時期の1995年に軽量2シータースパイダーのフィアット バルケッタが登場しました。クーペ フィアットと雰囲気が似ていますが、バルケッタはフィアット プントをベースにした前輪駆動車で、スポーツカーらしい操縦性を求めてホイールベースを短縮していました。可変バルブタイミング機構付DOHC 4気筒1.8L(130HP)エンジンを搭載し、5段変速で 最高速200km/hとこちらもなかなか高性能でした。2004年にバルケッタ 2代目が登場しています。(実車画像→ フィアット バルケッタ 1995)

 ミニカーはトップモデル製で2002年頃に発売されました。プロポーション的にはフロントのバンパーが少し大きいように感じますが、実車の独特なフォルムはうまく再現されています。室内もそこそこ再現されていますので、全体的にはまずまずの良い出来ばえです。ただ変形の心配があるレジン製で軽くて重量感がないのがいまいちです。ラリー仕様のバリエーションもあります。これ以外ではEDISON GIOCATTOLI、ノレブ、京商の1/64などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT COUPE FIAT 1
FIAT COUPE FIAT 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1259

   

FIAT MULTIPLA 1998 ITALY

FIAT MULTIPLA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 1547 1/43 94㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.99m 全幅約1.87m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 103HP 5段変速変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでフィアット ムルティプラ のミニカー検索

 

フィアット ムルティプラ  イタリア 1998

 

 1950年代に登場した小型ワンボックス車ムルティプラの2代目が1998年に登場しました。フロントウインドの下に段差があるなどこの車の外観は極めて個性的(奇抜)で、実際に市販されたことが不思議なくらいでした。なおAピラーの下のグリルのように見える穴はヘッドライト(ハイビーム)です。バカンス等で使うフェリーボートの料金が安くなるということで全長を4m以下に抑えていますので、そのかわりに全幅を1.87mと大きくして3人掛けシートの2列で6人乗りとしシート背後に広い荷室も確保していました。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初のエンジンはDOHC 4気筒1.6L(103HP)、4気筒1.9L(105HP)ターボディーゼルでした。

 

 さすがにこのデザインは不評だったのでしょう。2004年のマイナーチェンジで、フロントウインド下の段差をなくした一般的なデザインに変更されました。その際に全長が4mを超え、初期のメリットを無くしています。2010年まで生産され、後継車は2012年に登場したミニバン 500Lのようです。(実車画像→ フィアット 500L)
 ムルティプラのデザインは全長が4m以下という点も含めて、2001年に発売されたホンダ モビリオによく似ています。モビリオはヨーロッパに輸出されているので同じような発想だったのかも知れません。また2列シートの6人乗りの国産車としては2004年発売のホンダ エディックス(全幅約1.795m)がありました。(実車画像→ ホンダ モビリオ) (実車画像→ ホンダ エディックス)

 

 

 ミニカーは1999年に発売されたソリドの当時物です。ソリドの型番15**の1500シリーズはどちらかというと廉価版ミニカーの類なのですが、このムルティプラは個性的なボディが見事に再現されてよく出来ています。ヘッドライト(ハイビーム)がデカール仕上げなのはやや残念ですが、室内の3人掛けシートやインパネんなどの細部は結構リアルに再現されています。ソリドは現在ヨーロッパ最大の玩具グループのSIMBA DICKIEグループの傘下ですが、同じグループ内のマジョレットからもこれとほとんど同じ物が販売されています。ソリドは2004年にデザイン変更された後期型もモデル化していて、そのマジョレット版もあります。なおソリド/マジョレット以外のムルティプラ2代目の量産ミニカーは2020年現在でもないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT MULTIPLA 1
FIAT MULTIPLA 2

 以下は2000年頃に発売されたマジョレット製のフィアット ムルティプラ (1/43 型番5913348)の画像です。上記ソリド製とほとんど同じものですが、よく見るとこちらはフリーホイール(回転し易い構造のホイール)が採用されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT MULTIPLA 3
FIAT MULTIPLA 4

 以下は2005年頃に発売されたマジョレット製のフィアット ムルティプラ 2004 (1/43 型番50906138)の画像です。マイナーチェンジで一般的なデザインに変更された後期型をモデル化しています。これはマジョレット製ですが、同じ型を使ったソリド製もあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT MULTIPLA 5
FIAT MULTIPLA 6

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1260

   

 

FIAT STILO 2001 ITALY

FIAT STILO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 771012 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.18m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L 133HP 5段変速変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでフィアット スティーロのミニカー検索

 

フィアット スティーロ イタリア 2001

 

 フィアット ブラーボ/ブラーバの後継車として2001年にスティーロが登場しました。 フォルクスワーゲン ゴルフのようなデザインで、本国でもドイツ風だと批判されたようですが、個人的にはゴルフよりセンスが良いように思います。当初は3/5ドアハッチバックだけで、2002年にブラーボのワゴン仕様であったマレア ウィークエンドを後継する車として5ドアワゴンが追加されました。エンジンは4気筒1.2L/1.4L、DOHC4気筒1.6L(113HP)/1.8L(133HP)、アバルト仕様用の5気筒2.4L(170HP)、4気筒1.9L(116HP)ターボディーゼルなどが搭載されました。

 

 2006年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更されました。スティーロは発売当初は売れたようですが、故障が多いことで評判を落とし販売は芳しくありませんでした。売れなくなったスティーロは失敗作と評価されて一代限りで名前が消え、2007年には先代の名前を復活させた後継車のブラーボにモデルチェンジしました。(実車画像→ フィアット ブラーボ 2007)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたノレブ製の当時物です。ノレブは1990年代中頃からレベルの高いミニカーを作るようになりましたが、このスティーロも同時期のミニチャンプス製のようなそつのない良い出来ばえです。スティーロのミニカーはノレブが2ドアとワゴンなどバリエーションを含めて約10種類を出しています。実車が不人気だったからでしょうか、ノレブ以外では量産ミニカーが無いようです。なおイタリアのミニカー付雑誌「フィアット ストーリー コレクション」のNo.19とNo.44でもモデル化されていますが、それもノレブ製のようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT STILO 1
FIAT STILO 2

 以下は2002年に発売された同じノレブ製の当時物 フィアット スティーロ 2001(1/43 型番771004)の画像です。これは上記と基本的には同じものですが、廉価版として販売された物になります。スティーロは標準版と廉価版の両方を購入していましたので、その仕上げの違いを比較してみました。(なお特にスティーロが好きで両方とも買ったわけではなく、たまたまダブって買っただけです) 定価は標準版は5500円で廉価版は1500円ほどでかなり大きな違いがあります。標準版は透明プラスチック製上蓋の付いたディスプレーケース台座に固定され大きめの箱に入っていますが、廉価版はブリスターパッケージの簡素な箱です。ミニカーの仕上げの違いは標準版はナンバープレートとリアの車名ロゴが付いていますが、廉価版にはありません。室内の仕上げでは標準版はインパネが彩色されていますが、廉価版は無彩色です。さらにドアミラーのアルミ箔の有無、前後ワイパー部分の塗装の有無、リアウィンドー枠の塗装の有無、バンパーとボディ側面のモールの有無、床下部分の排気管の銀塗装の有無が違います。この仕上げの違いだけでずいぶん価格差があるのですが、要するに標準版はしっかり儲けているということです。ただ使っている型は同じですので、実車の雰囲気だけでよければ廉価版でも十分です。昔の素朴なミニカーに慣れている私は廉価版でも十分楽しめます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT STILO 3
FIAT STILO 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1282

   

FIAT PANDA II 2003 ITALY

FIAT PANDA II 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 773084 1/43 82mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.54m 全幅約1.59m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 60HP 5段変速
性能: 最高速155km/h  
データーベースでフィアット パンダのミニカー検索

 

フィアット パンダ II イタリア 2003

 

 大ヒットしたフィアット パンダの2代目が2003年に登場しました。当初は1998年に登場したフィアット 600の後継車として開発され別の名前が付く予定だったようですが、結局パンダとなりました。車高の高いキャビン部分のデザインはフィアット ムルティプラと似ており、フロント部分も2004年のマイナーチェンジ後のムルティプラとよく似ています。(大きな縦長のリアライトが異なりますが) 小さなボディながら5ドアハッチバックだけの前輪駆動車で、先代同様に4輪駆動の4X4も設定されました。当初のエンジンは4気筒1.1L/1.2L、4気筒1.3Lディーゼルがありました。2004年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2005年のマイナーチェンジで、ABSや助手席エアバックが標準装備になりました。2007年にはDOHC 4気筒1.4L(100HP)エンジンをを搭載し足回りを固めた高性能版の100HPが追加されました。2代目パンダは2005年までの2年間で50万台以上を生産する大ヒットとなり、財政状況の良くなかったフィアットを救いました。またまた2007年に発売されたフィアット 500 3代目のベースにもなりました。2011年にパンダ3代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約216万台でした。(実車画像→ フィアット パンダ 2011)

 

 

 ミニカーは2008年頃に発売されたノレブ製です。ノレブのパンダには標準仕様と標準仕様の1/3ほどの値段で安価な簡易仕様(廉価版)があり、これは簡易仕様です。廉価版ゆえにワイパーやバックミラーがスクリーン一体整形でトリムラインの塗装処理などが省略されています。細部の仕上げは簡素ですが、キャビン造形や縦長リアライトなどの実車の特徴的な部分は良く再現されているので、財布の軽い私にとってはパンダ 2代目のミニカーはこれで十分です。 これ以外のパンダ 2代目のミニカーはノレブの標準仕様、ブラーゴの廉価版の1/43、ソリドの4X4などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT PANDA II 1
FIAT PANDA II 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1364

   

FIAT GRANDE PUNTO 2005 ITALY

FIAT GRANDE PUNTO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MONDO MOTORS 53011 1/43 94㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.03m 全幅約1.69m
エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 77HP 6段変速/5段半自動変速
性能: 最高速165km/h
データーベースでフィアット プントのミニカー検索

 

フィアット グランデ プント イタリア 2005

 

 1999年にフィアット プント 2代目が登場しました。初代 プントのグリルの無いフロントや縦長テールライトなどのデザインを踏襲した3/5ドアハッチバックでした。エンジンはDOHC 4気筒1.2L/1.4Lと4気筒1.3L/1.9Lターボディーゼルなどで、高性能版のアバルト仕様はDOHC 1.8L(130HP)が搭載されました。2003年のマイナーチェンジで、フロントにグリルが付きヘッドライトが大型化されました。2005年にグランデ プントが登場しましたが、2010年まで併売されました。(実車画像→ フィアット プント 1999)

 

 プントの3代目はグランデ プントとして2005年に登場しました。(グランデ プントとは大きなプントの意でボディが大きくなっていました) イタル デザインによる3/5ドアハッチバックのボディは、従来のイメージを発展させた感じでした。アルファ ロメオ ミトと同じプラットフォームを使用する前輪駆動車で、エンジンは4気筒1.2L/1.4L(77HP)と4気筒1.3L/1.6L/1.9L(130HP)ターボディーゼルなどで、高性能版のアバルト仕様にはDOHC 4気筒1.4L(155-180HP)エンジンが搭載されました。2009年のマイナーチェンジでフロントの意匠を小変更し、名前をプント エヴォ(EVO)に変更しました。2012年のマイナーチェンジでフロントの意匠を小変更し、名前がプントに戻りました。2018年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはモンドモータース製で2008年に購入しました。モンド モータースはイタリアの玩具メーカーのブランドで、2006年頃から比較的安価な1/43、1/24、1/18のダイキャスト製ミニカーを発売していて、このプントも定価約1000円の安価なミニカーです。プロポーションは良く細部もまあまあなのですが、ドアミラーの取付け位置が実車と違っています。実車のドアミラーはサイドウインドウの前端ではなく、サイドウインドウ下のドア部分に付いています。ドアミラーの型を省略してコストダウンするという廉価版ミニカーで良く見られる手法ですが、実車と見た目が変わるのであまり良い手法ではありません。モンドモータースは1/18と1/24でアバルト仕様もモデル化しています。これ以外のグランデ プントのミニカーはノレブの3/5ドアとエヴォ、イクソのレース仕様S2000のラリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT GRANDE PUNTO 1
FIAT GRANDE PUNTO 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1539

   

 

FIAT 500 2007 ITALY

FIAT 500 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 770030 1/43 82mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.55m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.4L 100HP 5段変速/5段半自動変速
性能: 最高速182km/h  
データーベースでフィアット 500 3代目のミニカー検索

 

フィアット 500 イタリア 2007

 

 1950-1960年代の名車フィアット 500の3代目が2007年に登場しました。名前は500ですが500㏄のリアエンジン車というわけではなく、前述したパンダ2代目をベースにした前輪駆動車でした。ただ1950-1960年代の500のフロント/リアをイメージさせるデザインになっており、このデザインが車の成功を約束したようなものでした。(イタリアだけではなく日本も含め世界的にヒットしています) 当初のエンジンは4気筒1.2L/1.4L、高性能版アバルト用のDOHC 4気筒1.4Lターボ(135HP)、4気筒1.3L(75HP)ディーゼルターボなどがありました。2008年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しました。

 

 2009年にソフトトップの500 カブリオレが設定されました。2010年に新開発の2気筒875ccインタークーラー付ターボ(88HP)エンジンを搭載するツインエア(TWIN AIR)が追加されました。このエンジンは吸気バルブの開閉を油圧で無段階に制御するもので、極めて高性能/低燃費の画期的なエンジンでした。これ以外にも160HPのアバルト 595、180HPのアバルト 695 トリブート フェラーリ(Tributo Ferrari)など多くのの限定仕様車が設定されました。2012年にムルティプラの後継車として、プント3代目をベースにした5ドアハッチバックが500Lの名前で登場しました。(実車画像→ フィアット 500L 2012)
 2016年にフロントグリルとヘッドライトのデザインが変更され、2020年に新型の500が電気自動車となって登場しました。(実車画像→ フィアット 500 EV 2020)

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたノレブ製の当時物です。実車のイメージをうまく再現したノレブらしいそつのない良い出来ばえです。ノレブのフィアット 500のミニカーには1/18の大スケール版と1/43の標準版/廉価版と1/87の3インチ版があります。これは1/43の廉価版で標準版の定価5250円に対して定価3700円と安価でした。標準版と廉価版の違いはドアミラーの取付け位置で、廉価版はコストダウンでドアミラーをサイドウィンドー先端に取り付けていますが、標準版では実車同様にドアに付いています。(このコストダウンのやり方は実車と違う外観となるのであまり好ましくないですが) それ以外ではワイパーがスクリーンと一体化されているなど廉価版は仕上げが簡素になっています。ノレブはカブリオレ仕様もモデル化しています。ノレブ以外ではモンドモータースのアバルト仕様や、ミニチャンプスの1/64、ブラーゴの1/18などがあります。 ちなみに当サイトでは新旧500のサイズをミニカーで比較しています。よろしければそのページもご覧ください。→ 新旧500のサイズをミニカーで比較したページ  以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 500 1
FIAT 500 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1367

   

 

サラブレッド期 ←  ページ  « 前へ 1  2  3  4  5   

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2021 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.