ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MERCEDES-BENZ 600 LIMOUSIME (W100) 1963 GERMANY

MERCEDES-BENZ 600 LIMOUSIME (W100) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC119 1/43 129㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長5.54m 全幅1.95m 全高1.5m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.3L 300HP 4段自動変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでメルセデス ベンツ W100のミニカー検索

 

メルセデス ベンツ 600 リムジーン  (W100) ドイツ 1963

 

 メルセデス ベンツの最上級車300d(W189)の後継車として1963年に登場したのが600(W100)で、戦前の770K グロッサー メルセデスを復活させたような車でした。当時の最先端技術を駆使して設計され、考えられる限りの豪華装備を盛り込んだ最上級車でした。ボディサイズは全長5.54mX全幅1.95X全高1.5mと当時のフルサイズのアメリカ車と同じくらいの大きさで、さらに長いプルマン リムジンは全長6.24mで当時世界最大の自動車でした。エンジンは新設計の燃料噴射V型8気筒6.3L(300HP)で、4段自動変速機を介してこの巨大な車を200km/hまで引っ張りました。

 

 この巨大な車の車重は2.5tを超えていて、車高調整機能が付いたエアサスペンションが採用されていました。この車は全てが受注生産なので、オーダーメイドでどのような豪華装備もつけられたのですが、前後席独立のエアコン、油圧で動作する後席パワーシートなどは標準で装備されていました。この車は1981年まで18年間生産され総生産台数はリムジーン、プルマンあわせて2700台ほどでした。この車のオーナーには政治指導者や王族、ハリウッドの有名スターなど世界的なVIPがたくさんいました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたイクソ製で、600 ショートホイールベース リムジンをモデル化しています。プロポーションが良く、実車の雰囲気を見事に再現しています。フロントグリル、灯火類、室内などの細部も良く再現されています。同じものがイクソの別ブランドであるホワイトボックスでも発売されています。なおイクソはロングホイールべースのプルマンもモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 600 LIMOUSIME (W100) 1
MERCEDES-BENZ 600 LIMOUSIME (W100) 2

 600(W100)の当時物ミニカーは、コーギー、ディンキー、ガマ(GAMA)、ジク(SIKU)などがありました。当時物以外ではビテス、サンスターの1/18、ブレキナの1/87などがあります。以下は1965年頃に発売されたガマの当時物 600 ショートホイールベース リムジン(1/45 型番972)の画像です。ウィンドー枠のメッキパーツがややオーバーですが、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。ショートホイールベースの当時物ミニカーはこれしかないようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600 LIMOUSIME (W100) 3
MERCEDES-BENZ 600 LIMOUSIME (W100) 4

 以下は1964年に発売されたディンキーの600 プルマン(1/43 型番128)の画像です。1/43なので全長が145㎜もある大きなミニカーで迫力があります。メタル製のフロントグリルやワイパーなどディンキーらしいやや武骨な作風ですが、当時のプルマンのミニカーとしてはベストの出来ばえでした。ボンネット/4ドア/トランクが全て開閉するフルギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 1
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 2

 以下は1964年に発売されたコーギーの600 プルマン(1/52 型番247)の画像です。縮尺が1/52でも実車が大きいので全長120mmのサイズです。同時期に発売されたディンキーの600 プルマンに比べると小さいのでやや見劣りがしますが、小さいなりにそこそこ良く出来ています。ただこのミニカーにはこれにしかない変わったギミックが付いています。フロントウィンドーを見るとワイパーが動作状態なのがわかりますが、実はワイパーが動くのです。このギミックの詳細は当サイトのギミックのページをご覧ください。→メルセデス-ベンツ 600 プルマンのギミック (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 3
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 4

 以下は1995年に発売されたビテスの600 プルマン(1/43 型番033)の画像です。1/43なのでこれも全長145㎜の大きなサイズのミニカーに仕上っています。ビテスは2000年頃に経営破綻していますが、破綻前のビテスはマニア向けのリアルなミニカーを作っていました、このミニカーも非常に良い出来ばえです。フェンダーのモールやウィンドーのメッキパーツが実車よりもやや目立ちますが、高級車らしい感じがして悪くありません。室内も当時のミニカーとしては良く再現されています。ビテスはプルマンを十数種類モデル化していて、2000年以前は600 プルマンのミニカーといえばこのビテスの1/43が定番でした。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 5
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 7
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 8

 以下は1994年に発売された上記のバリエーションで、600 プルマン ランドレー(1/43 型番L063)の画像です。ランドレーは後席部分の屋根を幌にして開閉できるようにしたボディ形式です。ミニカーは上記のリムジンの屋根を塗装後に後加工で切断して製作しているようです。600には初期の自動車電話が設置できたので、トランクの上にあるアンテナはそのアンテナ(TV用かもしれませんが)と思われます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 9
MERCEDES-BENZ 600 PULLMAN (W100) 10

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MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 1963 GERMANY

MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 1145 1/48 87mm (トレーラー連結で173mm)

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約2m
エンジン 変速機: 6気筒 5.7L ディーゼル 85HP 6段変速 2X4段変速 4WD
性能: 最高速85km/h
データーベースでメルセデス ベンツ ウニモグのミニカー検索

 

メルセデス ベンツ ウニモグ 406 10t ダンプ トレーラー付 ドイツ 1963

 

 ウニモグ(UNIMOG)という名前はUNIVERSAL MOTOR GERAT(多目的動力装置)の略で、その名の通り多目的に使える作業車です。最初のウニモグは農業用作業車としてメルセデス ベンツの技術者であったアルベルト フリードリッヒによって開発されました。ホイールベースの短い4輪駆動車で、従来の農業用トラクターとは異なり運転席と荷台があり多目的な用途に使えるように設計されていました。

 1946年にプロトタイプ U6が完成し、初期のウニモグ 70200は工作機械メーカーのボーリンガー社が生産しました。1951年にボーリンガー社はダイムラー傘下となり、メルセデス ベンツ ウニモグ 401/402として生産されることになりました。

 

 ウニモグは頑丈なシャーシ、優れた走行性能、様々な作業用装置を追加できる構造などの特徴をいかして、農機だけではなくあらゆる分野の作業車として発展してきました。ウニモグのシリーズ展開について、当方のメモとして、以下に簡単にまとめてみました。

 

 

 1955年 軍用車向けの404(Sシリーズ) 登場
 1956年 411 登場
 1963年 大型クラスの406/416 中型クラスの421/403 登場
 1972年 ウニモグをベースにした大型農機 TRAC 登場
 1974年 大型クラスのトップモデル U120(425) 登場
 1976年 角ばったデザインになった 中/大型クラス U1000 U1300 U1500 U1700 登場、従来通りの丸みのある小型クラスはU600 U800 U900 U1100に名称変更
 1985年 小/中型クラスの407/427 登場
 1988年 大型クラスの437 登場
 1990年 角ばったデザインの小型クラスの408(U90)/418(U110-U140) 登場
 2000年 新シリーズ(405) U300 U400 U500 登場
 2002年 437後継の U3000 U4000 U5000 登場
 2006年 小型クラス(初のキャブオーバー型)のU20 登場

 ミニカーはコーギーの当時物で、1969年に発売されました。ダンプ式運搬トレーラーを連結した406をモデル化しています。406の丸っこいキャビンのデザインを良く再現しています。シャーシ部分はドライブシャフトや実際に可動するコイルスプリング式サスペンションで吊った車軸が、簡単には壊れない丈夫なメタル製パーツでそれらしく再現され、非常に凝った作りとなっています。またトレーラーとの連結方法も簡単ですがよく考えられた構造で、当時のコーギーが優れた技術を持っていたことが分かります。コーギーはバリエーションで除雪車やダンプカーなどもモデル化しています。ウニモグのミニカーは初期のボーリンガー社製から最近のU20まで非常に多くあります。ミニチャンプスやシュコーなどの1/43とブッシュ、ヴィーキング、ブレキナなどの1/87が多いですが、国産のトミカも406、U400、U1300をモデル化しています。 以下はウニモグ本体とシャーシ下回り/車軸の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 2

 以下は運搬トレーラとの連結動作の画像と1971年に発売されたバリエーションの除雪板付トラック(1/48 型番1150)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 1
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & SNOWPLOW

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MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 1963 GERMANY

MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 917 1/43 206㎜ トレーラー連結で392㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約8.8m? 全幅約2.5m
エンジン 変速機: 6気筒 11L ディーゼル 210HP 5段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースで戦後のベンツ トラック(L**の名前のみ)のミニカー検索

 

メルセデス ベンツ LP1920 フルトレーラー ドイツ 1963

 

 LP1920は1963年に登場した戦前のL5 トラックの流れをくむ大型トラックです。LP1920のLPはキャブオーバー型、19は車両総重量(GVW)が19t、20はエンジン出力200HPを示します。この当時のメルセデス ベンツの大型トラックはキャブオーバー型が標準となり、他社も追随したことから、1960年代以降のヨーロッパでは大型トラックはキャブオーバー型が一般的になりました。なおアメリカでは道路事情が違う(道が広い)ことなどから、マックやケンウォースに代表されるボンネット型大型トラックに人気があります。

 

 小型トラックでは、1950年に登場したフォルクスワーゲン T1の成功に対抗して、メルセデス ベンツは戦前のL1/L3トラックの流れをくむL319を1955年に登場させます。L319はキャブオーバー型で、180Dの4気筒1.8L(43HP)ディーゼルエンジンを搭載した後輪駆動車でした。最大積載?は1.5/1.8tで、ガソリンエンジン仕様も追加され、パネルバン、トラック、ミニバス、消防車など多くのボディ形式がありました。

 

 

 1970年代にL319よりも小型の商用車として、ハノマーク ヘンシェル社の商用車をベースにしたL206とDKW社の商用車をベースにした前輪駆動車のN1000(後にMB100)が追加されました。1967年にL319は短いノーズを持つT2シリーズ(L406/408など)に変わり大型化されていきました。1977年にはL206が短いノーズを持つT1シリーズ(L207/307など)に変わりました。小型トラックが短いノーズを持つデザインになったのも、メルセデス ベンツがその流れを作ったようです。(衝突安全性向上などが理由でしょう) 1995年から各シリーズに名前が付けられるようになり、一番大型のT2シリーズはバリオ(VARIO)、T1シリーズはスプリンター(SPRINTER)、MB100シリーズはヴィト(VITO)となりました。

 ミニカーはディンキー(英)の当時物で、1967年に発売されました。LP1920の大型トラックにトレーラーを連結したフルトレーラーをモデル化しています。1/43なので連結状態で全長392㎜とかなり大きなサイズです。ディンキーらしいがっちりとした作りで、ヘッドライトがバンパーに組込まれた特徴的なデザインのキャブが再現されています。ドアの開閉、荷台後部パネルの開閉、幌の脱着ができます。トレーラーとの連結方法は簡単な差し込み式で、頑丈な金属パーツでできています。当時のトラックのミニカーにはもう少し出来の良いテクノの物がありましたが、ディンキーのトラックも独特の魅力があります。最近の国産ミニカーにはこの類の商用車がないのですが、外国産ミニカーには昔から出来の良い商用車がたくさんありました。(最近の物は結構な値段がしますが) 上述したメルセデス ベンツの商用車はシュコー、ブレキナ、ブッシュなどがフルトレーラー/トラック/バン/消防車など非常に多くの種類をモデル化しています。(ヨーロッパにはこの類の商用車マニアが多いようです) 以下はフロント/リアの拡大画像とドア開閉/荷台幌脱着とトレーラーとの連結動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 1
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 2

 以下はトレーラーを連結したフルトレーラー状態の画像です。
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 1

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MERCEDES-BENZ O3500 BUS 1955 GERMANY

MERCEDES-BENZ O3500 BUS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 439360001 1/43 203㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約8.63m 全幅約2.42m
エンジン 変速機: 6気筒 4.6L ディーゼル 90HP 5段自動変速
性能: 最高速82km/h
データーベースでメルセデス ベンツ O/LO* バスのミニカー検索

 

メルセデス ベンツ O3500 バス ドイツ 1955

 

 ガソリンエンジンを搭載した最初のバスは1895年のベンツとされていて、馬車にエンジンを追加したものでした。同時期に当時のライバルのダイムラー社もバスを開発していました。ダイムラーのバス用シャーシはイギリスに輸出され、ミルネス-ダイムラー(MILNES-DAIMLER)社でバスボディが架装され、有名な2階建てロンドンバスの最初のモデルが1904年に登場しています。

 

 1926年にダイムラー社とベンツ社が合併してダイムラー ベンツ社となり、両社の商用車(トラック/バス)は統合されました。当時のバスはトラック用シャーシを低く変更したシャーシにバスの車体(木製)を架装していました。当時のメルセデス ベンツのトラックにはL1、L2、L5の3タイプがあり、それに対応してバスもN1(16人乗り)、N2(26人乗り)、N5(60人乗り)の3タイプがありました。1930年代になるとアウトバーンが建設されたことで長距離旅行が可能となり、バスの車体は鋼鉄製に変わり大型化されていきました。

 O3500 バスは1949年に登場した戦後型で、当時最も成功したバスでした。路線バスや観光バスなどに使われ1955年までに約6000台が生産されました。路線バスは22人分の座席があり、ほぼ同数の立ち乗りスペースがありました。観光バスは37人分の座席(バックレストを倒せるなど快適仕様)があり、天井の角にも窓が設けられていました。屋根の半分ほどは開閉できるサンルーフとなっていて、残りは旅行用荷物を積載するルーフキャリアとなっていました。1951年にバス専用設計のO6600Hが登場し、最近はシターロなど名前で表記されています。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、2002年頃発売されました。O3500の観光バスをモデル化しています。1/43なので、全長200㎜を超える大型のミニカーとなっています。フロントグリルや灯火類やルーフキャリアはミニチャンプスらしいリアルな出来ばえです。サンルーフのパーツを交換することで屋根を開けた状態にできます。こうすると室内が良く見えるのですが、このサイズのミニカーとしてはやや物足りない気がします。またルーフキャリアのパイプはプラスチック製で簡単に壊れるので、これは金属パーツにして欲しいものです。このO3500は色違いなどのバリエーションが10種類ほどあります。これ以外のO3500 バスのミニカーではBUSCHの1/87や、PREMIUM CLASSIXXSのLO3500などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ O3500 BUS 1
MERCEDES-BENZ O3500 BUS 2

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MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 1965 GERMANY

MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SUBLON 2 1/43 116㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 2.5L 130HP 4段変速
性能: 最高速180km/h
データーベースでメルセデス ベンツ W108/W109のミニカー検索

 

メルセデス ベンツ 250SE (W108) ドイツ 1965

 

 1965年にW111/W112の後継車のW108/W109が登場しました。(W109はW108のロングホイールベース版) W112は生産中止となり、W111はセダンのみがエンジンを2.3L(120HP)に変更した後期型となり1968年まで生産されました。W108/W109はシャーシはW111/W112とほとんど同じですが、ボディが一新されました。ウエストラインが低くなったことで窓面積が大きくなり開放的なキャビンとなり、先代の特徴であったテールフィンが無くなりました。なおW108/W109はセダンのみで、クーペとカブリオレはW111/W112が継続して生産されました。

 

 当初のエンジンはW108(250S/250SE/300SE/)が6気筒2.5L(130-150HP)/3L(170HP)で、W109(300SEL)が6気筒2.5L3L(170HP)でした。1967年にW109にV型8気筒6.3L(250HP)エンジンを搭載した300SEL 6.3が設定され、この車は最高速220㎞/hで当時最速の量産セダンでした。1968年に6気筒2.8L(160-170HP)エンジンが追加され、その後W108/W109にV型8気筒3.5L(200HP)/4.5L(225HP)エンジンが追加されるなど排気量が拡大され、W108にもロングホイールベース版の280SELが設定されました。W108は1972年にW116にモデルチェンジしました。W108の総生産台数は約36万台、W109の総生産台数は約1.9万台でした。

 

 

 ミニカーは1971年頃に発売されたベルギーのサブロン製で、250SE(W108)をモデル化しています。サブロンは米澤玩具(ダイヤペット)が代理店として輸入し、国内でダイヤペット サブロンとして販売していました。ドア4枚/ボンネット/トランクが開閉するフルギミックが売り物のミニカーで、プロポーションが良く当時のミニカーとしては結構良い出来ばえでした。ただしサブロンのミニカーはタイヤがホイールを溶かすという大問題があったことで有名で、このミニカーもオリジナルのホイールは溶けてしまいました。(参照ページ→ミニカーの材質と経年変化) このミニカーはタイヤとホイールを別のミニカーの物に履き替えて再生させています。W108/W109のこれ以外の当時物としてはノレブ(プラスチック製)、ディンキー(英)、ジク(SIKU)、エディルトイなどがありました。最近の物では、ミニチャンプス、オートアートの1/18、ノレブ、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジン部/4ドア開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 1
MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 2

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MERCEDES-BENZ 300SEL 6.3 (W109) 1968 GERMANY

MERCEDES-BENZ 300SEL 6.3 (W109) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430039102 1/43 117㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.81m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.3L 250HP 4段自動変速
性能: 最高速220km/h
データーベースでメルセデス ベンツ W108/W109のミニカー検索

 

メルセデス ベンツ 300SEL 6.3  (W109) ドイツ 1968

 

 300SEL(W109)は前述した300SE(W108)のロングホイールベース版で、全長が100㎜長くなっています。通常の300SELに搭載されるエンジンは6気筒3Lでしたが、1961年に登場した300SEL 6.3は最上級車600(W100)用のV型8気筒6.3L(250HP)を搭載した特別な高性能車でした。0-100km/h加速 6.3秒 最高速220km/hは当時の並のスポーツカーを凌ぐ性能で、当時最速の量産セダンでした。300SEL 6.3はヘッドライトが北米仕様のデュアルヘッドライトとなっている点が外観上の違いで、車高調整式エアサスペンション、エアコン、パワステが標準装備の豪華仕様で、全輪ベンチレーティド ディスクブレーキが採用されていました。

 

 300SEL 6.3はチューナーのAMGによって6.8Lエンジンを搭載したレース仕様車が製作されました。600(W100)用V型8気筒エンジンの生産台数は限られていたので、1969年にアメリカ市場向けに新しいV型8気筒エンジンが開発されました。V型8気筒3.5L(200HP)エンジンは300SEL 3.5に、1971年にV型8気筒4.5L(225HP)が300SEL 4.5に搭載されました。このエンジンは前述した280SEL(W108)にも搭載されました。300SEL 6.3は1972年まで生産され、総生産台数は約6500台でした。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたミニチャンプス製です。特徴的なデュアルヘッドライトのフロント周りがリアルで、室内も良く再現されていてかなり良い出来ばえです。メルセデス ベンツとポルシェを作らせるとミニチャンプスはセンスの良い仕事をします。ミニチャンプスはバリエーションでレース仕様車やドイツ首相公用車もモデル化しています。300SEL 6.3の当時物のミニカーはありません。最近の物ではオートアートの1/18、シュコーのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 300SEL 6.3 (W109) 1
MERCEDES-BENZ 300SEL 6.3 (W109) 2

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