ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ CONVERTIBLE 1963 USA

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ CONVERTIBLE


FRANKLIN MINT RI92 1/43 134mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.66m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 325HP 4段自動変速
性能: 最高速195km/h  データーベースでキャディラック エルドラドのミニカー検索

GM キャディラック エルドラド ビアリッツ コンバーチブル アメリカ 1963年

 

 GM キャディラック 62 7代目(エルドラド 5代目)が1961年に登場しました。(実車画像→キャディラック 62 1961) 先代(1959年型)の大きくなり過ぎたテールフィン デザインへの反動が起こり、テールフィンは少し小さくなりました。テールライトはテールフィンのなかに納められた縦長の小さなものになり、この縦長のテールライトはその後のキャディラックの特徴的なデザインとなっていきました。

 

 1963年型ではテールフィンはさらに小さくなり、ボディ全体もより直線的になりボディ側面はフラットになりました。この直線的なデザインはその後1980年代まで継承され、シンプルでフォーマルな雰囲気がキャディラックらしさとなりました。キャディラックのエントリーレベルであった62は、1965年からカレー(CALAIS)という名前にに変わりました。(そのカレーも1976年にはなくなりましたが) なお最上級車エルドラドは先代ではクーペ/コンバーチブル/4ドアハードトップがありましたが、4代目では2ドアコンバーチブルだけとなりました。

 

 

 ミニカーは1990年頃に作られたフランクリン ミント製で、1/43サイズの1960年代シリーズの一つです。このシリーズは1960年代の代表的なアメリカ車12車種をモデル化したもので、いずれもドアやボンネットが開閉でき室内も良く作り込まれていました。このキャディラック エルドラドも、特徴的な小さなテールフィン/テールライト/直線的なボディがうまく再現されています。メッキパーツのヘッドライトなどがややレトロな作風ではありますが、当時としてはリアルな造形の1/43サイズのミニカーでした。室内もインパネなどが良く再現されています。これ以外のこの世代のキャディラックのミニカーは、ディンキー(英)の当時物、ウエスタンモデル(ホワイトメタル製)の1/43、ダンバリーミントの1/24、シグネチャーの1/32などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。エンジンルーム内はエンジン/ラジエーター/バッテリーなどがリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 1
GM CADILLAC ELDORADO BIARRITZ 2

データーベースでキャディラック 戦後 60系のミニカー検索"

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GM BUICK RIVIERA 1963 USA

GM BUICK RIVIERA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA


FRANKLINMINT RH39 1/43 123mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 6.6L 325HP 2段自動変速
性能: 最高速185km/h  データーベースでビュイック リビエラのミニカー検索

GM ビュイック リビエラ アメリカ 1963年

 

 1950年代後半のGM車のデザインはビュイック ロードマスターシボレー インパラなどのように派手でダイナミックなデザインでした。そのデザインは1960年代になると直線を基調としたシンプルなデザインに変わっていきました。1960年頃のビュイックのモデルレンジは下位グレードからコンパクトカーのスペシャル/スカイラーク、フルサイズののルセーバー/インビクタ/エレクトラがありました。エンジンはV型6気筒3.2L、V型8気筒3.5L/4.9L/6L/6.6Lなどが搭載されていました。(実車画像→ ビュイック エレクトラ 1961)

 

 1963年に最上級グレードのパーソナルカーとしてリビエラが登場しました。リビエラという名前は1949年式ロードマスターの2ドアハードトップのグレート名に使われていましたが、1963年から独立したモデル名となりました。リビエラは2ドアハードトップ クーペだけの特別なモデルで、リビエラ専用のボディは直線的なエッジが効いた魅力的なデザインでした。1964年にエンジンがV型8気筒7L(340HP)に変更され、新型の3段自動変速機が採用されました。標準のビュイックより外形が小さい軽量ボディでサスペンション設定も変更されていたので、走行性能が優れていました。リビエラはフォード サンダーバートに対抗するパーソナルカーとして登場し成功しました。1966年にリビエラ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ビュイック リビエラ 1966)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製です。1960年代の代表的なアメリカ車を1/43でモデル化した60年代シリーズの1台です。このシリーズは全てボンネット/ドアの開閉ギミック付でエンジンや床下のサスペンションなども結構リアルに再現されていました。このリビエラもフロントグリルはややレトロな作風ですが、特徴的なエッジの効いたボディが良く再現されていました。室内は紙のシールでインパネが再現され、ボンネットを開くとV型8気筒エンジンがそこそこリアルに再現されていました。これ以外のリビエラ初代のミニカーはコーギーの当時物、ディンキー(香港製)の当時物、アーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK RIVIERA 1
GM BUICK RIVIERA 2

 以下は1964年に発売されたコーギー製の当時物 ビュイック リビエラ (1/50 型番245)の画像です。アメリカ車はサイズが大きいのでコーギーはアメリカ車を少し小さめにモデル化することが多く、これも縮尺1/50(全長106㎜)ほどでモデル化されています。したがって上記フランクリン ミント製より少し小さめなのですが、特徴的なボディは良く再現されています。以下の画像でライトが点灯しているように見えますが、このミニカーにはコーギーが「TRANS-O-LITE」と称するヘッドライト/テールライトを点灯させるギミックが付いていました。このギミックの詳細については当サイトのギミックのページで紹介していますので、そちらを参照してください。(参照ページ→ビュイックリビエラのギミックのページ) なおリアに付いている灰色の連結フックは別売りのトレーラなどを連結するものです。リビエラはギフトセット(型番GS31)でトレーラに載せた大型のボートとセットになったものが販売されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK RIVIERA 3
GM BUICK RIVIERA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントグリルとリアバンパーはメッキが剥げた部分を銀色で塗装して補修しています。
GM BUICK RIVIERA 3
GM BUICK RIVIERA 4

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GM CHEVROLET CORVETTE C2 STINGRAY 1963 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C2 STINGRAY
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C2 STINGRAY


FRANKLINMINT PX67 1/24 183mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.77m エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L 300HP 3/4段手動変速/2段自動変速
性能: 最高速223km/h  データーベースでコルベット C2のミニカー検索

GM シボレー コルベット C2 スティングレイ アメリカ 1963年

 

 1963年にGM シボレー コルベット 2代目(C2型)が登場しました。コルベットの名前に追加されたスティングレイとは魚のアカエイの意で、その名のとおり鋭角的で独創的なボディデザインが特徴で、ボディパネルは初代同様FRP製でした。独創的な回転して格納される方式のヘッドライトもこのデザインには不可欠の要素でした。C2型にはオープンカーもありましたが、初代がオープンカーを基本としていたのとは異なりC2型ではクーペが基本スタイルになりました。特に2分割タイプのリアウインドーを持つ1963年型は現在でも非常に人気があるそうです。

 C2型にはV型8気筒5.4L(300-360HP)が搭載され、変速機も最初から4段マニアルが設定されていました。(オートマ仕様もありましたが) シャーシに関しても小型化され車高がさがり、サスペンションが4輪独立懸架となり本格派スポーツカーとしての資質が向上していました。なお後輪サスペンションはリーフスプリングを横置きした独特の設計で、これはその後のコルベットにも引き継がれました。

 

 コルベット C2型の最強モデルはGTカーレース用のエンジンをディチューンしたL88型エンジン(V型8気筒7L 430HP)を積んだモデルで、GTカーのホモロゲーションを取るために、このL88型エンジンを搭載した車が1967年に約20台だけ市販されたそうです。昔のアメリカ車の馬力表示はかなりオーバーですが、それでも当時としてはとてつもないパワーの車だったようです。1968年にコルベット 3代目(C3型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1991年に発売されたフランクリン ミント製です。これも前述したC1型と同じ1/24のフランクリン ミントのコルベット コレクションの1台です。ボンネット/ドアが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されていました。全体的によく出来ているのですが、このサイズで格納式ヘッドライトが可動しないのは今一つでした。なおフランクリン ミントは1/43でもC2型をモデル化していました。C2型のミニカーは現在ではたくさんあるのですが、当時物ミニカーはコーギーとジクぐらいしかありませんでした。(当時アメリカ車がミニカーになることは少なかったのです) 当時物以外ではフランクリン ミント、ダンバリーミント、マッチボックスなどがあり、最近ではERTL、オートアートの1/18、ミニチャンプス、マテル、イクソ、ジョニーライトニング、グリーンライトなどたくさんあります。 以下フロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 1
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 2

 以下は俯瞰画像と床下のエンジン/サスペンションなどのメカ部分の拡大画像と前輪操舵ギミック動作の画像です。前輪はステアリングホイールと連動して操舵できます。リーフスプリングを横置きした後輪サスペンションが良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 3
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 4

 以下は2002年頃に発売されたフランクリン ミント製のGM シボレー コルベット C2 L88 コンバーチブル (1/12 型番E872)の画像です。フランクリン ミントの1/24のミニカーは当時最も精密な量産ミニカーでしたが、そのフランクリン ミント社が従来以上の精密さを追求して1/12で作り上げたのがこのミニカーでした。このミニカーは当サイトの別のページにその詳細を紹介していますので、是非そちらをご覧ください。→ 超精密ミニカー GM コルベット C2 L88のギミック紹介ページ(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 L88 1
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 L88 2

 以下は1990年に発売されたフランクリン ミント製のGM シボレー コルベット C2 (1/43  型番PT88)の画像です。 C2型の1/43のミニカーは意外と少なくて、1995年以前の古いミニカーではこのフランクリンミント製(1960年代のアメリカ車シリーズの1台)が、私の知る限りではベストの出来ばえでした。1/43ながらドアやボンネットが開閉でき、室内やエンジンが再現されているなどたいへん凝ったミニカーでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 5
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 7
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 8

 以下は俯瞰画像と床下ののエンジン/サスペンションなどのメカ部分の画像です。上述した1/24ほどではありませんが、エンジンやサスペンションが良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 9

 以下は1997年に発売されたマッチボックス製のコレクティブル シリーズ GM シボレー コルベット C2 (1/43 型番CCV05)の画像です。1990年代に作られたマッチボックスのマニア向けのアメリカ車シリーズの1台でした。フランクリン ミントの1/43より新しいだけあって、開閉ギミックなどはありませんが、全体的なプロポーショはこちらのほうが優れていると思います。ホイールやフロントの小さなウインカーなどの細部も良く再現してあります。なおフロント部分の造形は大きめのバンパーなどでかっこよくデフォルメされています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 11
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 13
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 14

 以下は2008年に発売されたイクソ製のGM シボレー コルベット C2 (1/43 型番CLC198)の画像です。全体的に上記のマッチボックス製のC2と非常によく似ています。ただしボンネット上のメタルカバーやワイパーがエッティングパーツとなっているなど、仕上げはよりリアルになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 15
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 17
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 18

 以下は1967年に発売されたコーギー製のGM シボレー コルベット C2 (1/46 型番CLC198)の画像です。コーギーは1963年に型番310で格納式ヘッドライト開閉ギミックの付いたC2型のミニカーを発売しました。これは1967年に追加されたバリエーションで、ライト開閉ギミックを取り外し、ボンネットから突き出したエアインテーク、サイドの排気管を追加してホットロッド風のカスタムカーに仕立ててあります。由来は分かりませんがリアに「Lazy bones(怠け者の意)」というロゴが貼られていて、その名前で知られているミニカーです。サイズは少し小ぶりですがプロポーションはなかなかのもので、C2型のイメージを良くとらえていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 19
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 20

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 21
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 22

 以下は1972年頃に発売されたスペインのオートピレン製のGM シボレー コルベット C2 (1/43 型番CLC198)の画像です。上述したコーギーのC2型(型番310)をコピーしたもので、同じ仕掛けの格納式ヘッドライト開閉ギミックが付いていました。ただしコーギーの単なるコピーではなくドアを開閉できるように変更するなどオートピレンなりの工夫がしてありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 23
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 24

 以下はフロント/ヘッドライト開閉動作の画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 25
GM CHEVROLET CORVETTE STINGRAY C2 26

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GM PONTIAC LEMANS GTO CONVERTIBLE 1964 USA

GM PONTIAC LEMANS GTO CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC LEMANS GTO CONVERTIBLE


FRANKLINMINT RI06 1/43 120mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 325HP 3/4段手動変速 2/3段自動変速
性能: 最高速212km/h  データーベースでポンティアック GTOのミニカー検索

GM ポンティアック ルマン GTO コンバーチブル アメリカ 1964年

 

 GMグループ内でシボレーより車格が高いポンティアックはオールズモービルと同じ中級車でした。1950年代までのポンティアックの主なユーザーは女性が多く、平凡ながら品の良い車でした。主なモデルとしてはパスファインダー、チーフテン、スターチーフ、ボンネビルなどがありました。1960年代になるとテンペスト、ルマン、グランプリなどデザインが派手で高性能エンジンを搭載するモデルが追加され、ポンティアック ブランドはスポーティなイメージに変化していきました。

 

 1964年に登場したポンティアック GTOはポンティアック ルマンに高性能なV型8気筒6.4L(325HP)エンジンを搭載したオプション仕様で、その高性能(最高速212km/h)で人気となりました。その後GTOは正式のモデル名となり、GM初のマッスルカーとしてポンティアックの人気車種になっていきました。このGTOの名前の由来は有名なフェラーリ 250 GTOにちなんだ物だそうです。1965年に縦型4灯式ヘッドライトを採用したデザインに変更され、1968年にGTO 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ポンティアック GTO 1968 )

 マッスルカーは単にエンジンが高性能なだけではなくマニュアル変速機が付き、サスペンション、タイヤなどもスポーツ仕様に変えられていました。また見た目もボンネットのエアスクープなどで違いを誇示していました。1960年代はこのような高性能を売り物にした車が多かったのですが、1970年代になると排ガス規制が厳しくなり、この類の車はだんだん消えていきました。

 

 

 ミニカーは1990年頃に作られたフランクリン ミント製の1960年代シリーズの一つです。このシリーズは1960年代の代表的なアメリカ車12車種を1/43サイズでモデル化したもので、ドアやボンネットが開閉でき室内も良く作り込まれていました。このポンティアック GTOもメッキパーツのヘッドライトなどがレトロな作風ながら、直線的なデザインの実車イメージが再現され良く出来ていました。特徴的なフロントグリルとテールライト、室内、エンジンなどもリアルに再現されています。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のGTO初代のミニカーは同じフランクリン ミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、マイストの1/18、デルプラドの世界の名車シリーズ、マッチボックスの1/43、ホットホイールの1/64などがあります。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM PONTIAC LEMANS GTO 1
GM PONTIAC LEMANS GTO 2

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズのGM ポンティアック GTO (1/43 No.53)の画像です。上記と同じGTO コンバーチブルをモデル化しています。メーカーは不明ですが、上記のフランクリン ミント製とカラーリングや全体の造形が非常によく似ていますので、フランクリン ミント製をお手本にしているように思います。(ギミックは付いていませんが) お手本が良いからなのか、安価なデルプラドの名車シリーズとしては良い出来ばえに仕上がっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC LEMANS GTO 3
GM PONTIAC LEMANS GTO 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC LEMANS GTO 5
GM PONTIAC LEMANS GTO 6

 以下は1996年に発売されたマッチボックス製のGM ポンティアック GTO 1967 (1/43 型番B6924)の画像です。これは1960-1970年代のマッスルカーをモデル化したマッチボックスの「マッスルカー シリーズ」の1台です。縦型4灯式ヘッドライトを採用して外観が変更されたGTO ハードトップ 1967年式をモデル化しています。これもメッキパーツのヘッドライトなどがレトロな作風ですが、特徴的な縦型4灯式ヘッドライトとコーク ボトルラインを採用したボディがうまく再現されていました。室内もそこそこ良く再現されています。このミニカーを見ると当時のアメリカ車はノーズとテールがやたらと長かったことが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC GTO 7
GM PONTIAC GTO 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC GTO 9
GM PONTIAC GTO 10

 以下は2000年に発売されたニューレイ(NEW RAY)製のGM ポンティアック GTO (1/43 型番48046)の画像です。1967年式のGTO コンバーチブルをモデル化しています。1950-1960年代のアメリカ車をモデル化したニューレイの「シティ クルーザー コレクション」というシリーズの1台でした。このシリーズは定価1500円程の廉価版ミニカーでしたので細部の出来ばえは今一つの物が多いのですが、それでも実車の雰囲気はそれなりに再現されていました。このGTOもフロントグリルは安っぽい作りですが、GTOのイメージはそれなりに再現されていました。なおミニカーの箱には1/43と表示されているのですが、実際には1/43より少し小さいサイズとなっています。(このシリーズはほとんどが小さめにできていました) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC GTO 11
GM PONTIAC GTO 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC GTO 13
GM PONTIAC GTO 14

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GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 1965 USA

GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE)


DINKY (UK) 267 1/43 153mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.5m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 340HP 3段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでキャディラック 救急車のミニカー検索

GM キャディラック 高規格救急車 アメリカ 1965年

 

 現在のアメリカの救急車はピックアップトラックや1ボックスタイプのバンを使った専用車が主流ですが、かつては日本と同じように乗用車ベースのワゴンタイプの救急車もありました。救急車は後部に広いスペースが必要なので、大型車が使われました。これは1960年代の縦型4灯式ヘッドライトを採用したキャディラックの救急車です。年式は縦型4灯式ヘッドライトが採用された1965年でほぼ間違いないと思います。当時のキャディラックの一番大きなリムジーンは全長が6.2mでしたが、この救急車はそれよりも全長が長くホイールベースを延長しているようです。

 

 ミニカーはディンキー(英)製の当時物で1967年に発売されました。実車が大きいので全長が150mmを超える大きなサイズのミニカーになっています。フロントグリルやサイレンなどが金属製パーツで作られたディンキー(英)らしい重厚な出来ばえです。室内には患者を乗せたストレッチャーがあり、テールゲートから出し入れできます。 また屋根のライトは豆電球で底板部分に収納した単4電池で点灯させるようになっています。本来は後輪の回転で回路が断続されて点滅する構造なのですが、残念ながら現在は回路の接触不良で点灯しません。

 

 

 これ以外のキャディラックの救急車としては、ソリドの1930年代のV16 救急車、ブッシュの1950年代/1970年代の救急車、コーギーの1961?年式のスーペリア 救急車などがあります。変わり種としては映画「ゴーストバスターズ」に使われた1959年式のキャディラック 救急車がマテルやジョニーライトニングから出ています。 以下はフロント/リアの拡大画像とテールゲートを開いてストレッチャーを収納するギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 1
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 2

 以下はルーフ/底板の電池収納部の画像です。ルーフの赤色灯は赤い豆電球をそのまま使っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SUPERIOR RESCUER (AMBULANCE) 4

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