ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE 1986 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE


FRANKLIN MINT RD27 1/24 187㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 205HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速224km/h  データーベースでコルベット C4のミニカー検索

GM シボレー コルベット C4 コンバーチブル アメリカ 1986年

 

 GM シボレー コルベットの4代目C4型が1984年に登場しました。従来のアメリカ車的なダイナミックなデザインから、空力を考慮した洗練されたデザインになりました。外観だけではなく構造的にも全面的な新規設計が行われました。先代同様にボディパネルはFRP製で、C2型から使われている横置きリーフスプリングをFRP化してリアサスペンションを軽量化し、ボディ剛性の強化などで操縦性を向上させていました。オプションでサスペンションを固めたZ51がありました。当初はクーペとタルガトップだけで、エンジンは先代と同じV型8気筒5.7L(205HP)を搭載していました。

 

 1986年にフルオープンのコンバーチブルが追加され、エンジンが240HPにパワーアップしました。1988年にはツインターボ化して900HPにチューンした車が当時の市販車最高速度409km/hを記録しています。1989年にC4型の最強モデルZR-1が追加されました。(ZR-1の詳細は下記参照) 1992年から標準エンジンが新型のV型8気筒5.7L(300HP)に変わりました。特別仕様車として1988年の35周年記念車、1993年の40周年記念車、1995年のインディ ペースカー、1996年のグランド スポーツなどがありました。1997年に5代目C5型にモデルチェンジしました。C4型の総生産台数は約36万台でした。

 

 

 ミニカーは1992年に発売されたフランクリン ミント製です。前述したフランクリン ミント製のコルベット C3型と同じ1/24のコルベット コレクションの1台です。1986年に追加されたコンバーチブルをモデル化しています。このシリーズに共通する良い出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていました。これもボンネット/ドアが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されていました。ハンドルと連動した前輪操舵ギミックも付いていました。C4型のミニカーは、ポリスティルの1/25、ソリド、ダンバリー ミント、ディテールカー、オートアートの1/18、ジョニーライトニングの1/64、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C4 1
GM CHEVROLET CORVETTE C4 2

 C4型の格納式ヘッドライトは一般的なリトラクタブル ヘッドライトのように先端が持ち上がるのではなく、ライト全体が一回転する構造になっていました。→ コルベット C4型 ヘッドライトの作動動画 したがってこの構造をリアルに再現したギミックをミニカーに付けるのは結構難しいと思います。(回転させるだけなら簡単ですが、所定の位置できちんと止まるようにする必要があります。また点灯させるなら電気的な配線も必要ですがこれはかなり難しいです) その為この1/24でもヘッドライトの作動ギミックは付いていなかったのですが、それでも実車と同じようにボンネットの下にはヘッドライトユニットがちゃんと再現されていました。 以下はそのボンネット下に再現されたヘッドライトユニットの画像とシャーシ/サスペンション部分の拡大画像です。実車と同じ位置にリアルに再現したヘッドライトユニットが配置されていました。可動しないながらも、ヘッドライトユニットをちゃんと再現しているのはさすがだと思いました。床下のドライブトレーン/サスペンションもリアルに再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 3
GM CHEVROLET CORVETTE C4 4

 以下は1989年に発売されたソリド製の当時物 GM シボレー コルベット C4 クーペ (1/43 型番1513)の画像です。ソリドのHI-FIシリーズの物で、シリーズ名が1980年代前半から販売されていた廉価版ミニカーからの脱却を意味していました。このコルベットもギミックはリアハッチ開閉のみになりましたが、かつてのソリドらしいシャープな作風が戻ってきて実車の雰囲気がうまく再現されていました。室内もそこそこリアルに再現されていました。(ただし定価2200円と比較的安価でしたので、ドアミラーなど細かなパーツは付いていませんでしたが) ソリドはコンバーチブルもモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 5
GM CHEVROLET CORVETTE C4 6

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 7
GM CHEVROLET CORVETTE C4 8

 以下は1989年に発売されたソリド製のGM シボレー コルベット C4 コンバーチブル (1/43 型番1514)の画像です。上記のクーペのバリエーションで、コンバーチブルをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE 1
GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE 2

 1989年に追加されたコルベット C4型 ZR-1は、ロータスがチューンしたアルミ合金製のDOHC V型8気筒5.7L(375HP)エンジンを搭載し、固められたサスペンション、拡張されたリアフェンダーに太いタイヤを履き、6段変速で最高速度286km/hとC4型最強の高性能車でした。ZR-1はレース用ではないのでオーディオなども付き、オーディオ操作パネル下にはエンジン出力切替スイッチが付いていました。外観ではテールライトが丸型から角形に変わりノーマル版と差別化されていました。(後ほどノーマル版も角形に変わりましたが)

 以下は1995年に発売されたディテールカー製のGM シボレー コルベット C4 ZR-1 クーペ 1993 (1/43 型番213)の画像です。ディテールカーはイタリアのCDC社のブランドで、主にスポーツカーをモデル化していました。これもプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ZR-1の特徴であるテールライト形状や太いタイヤ、室内のインパネなども良く再現されていました。ディテールカーはコンバーチブルもモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 1
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 3
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 4

 以下は2018年に発売された国産名車コレクション製のGM シボレー コルベット C4 クーペ (1/43 No.319)の画像です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデル(PREMIUMX 型番PRD591)の仕上げを簡素化したものでした。これもプロポーションが良く細部も値段相応に仕上げてあり、安価な雑誌付きミニカーながら値段以上の良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 9
GM CHEVROLET CORVETTE C4 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 11
GM CHEVROLET CORVETTE C4 12

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GM CHEVROLET EL CAMINO SS PICKUP 1987 USA

GM CHEVROLET EL CAMINO SS PICKUP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET EL CAMINO SS PICKUP


DELPRADO AMERICAN CAR COLLECTIO No.87 1/43 120mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.12m 全幅約1.77m エンジン 変速機: V型8気筒 5L 150HP 3段自動変速
性能: 最高速166km/h  データーベースでシボレー エルカミーノのミニカー検索

GM シボレー エルカミーノ SS ピックアップ アメリカ 1987年

 

  GM シボレーには様々なピックアップ/トラックがありますが、エルカミーノは乗用車ベースのピックアップでした。エルカミーノ 初代から3代目までの概要はエルカミーノ 3代目で記載しました。1973年にシボレー シェベルをベースにしたエルカミーノ 4代目が登場しました。フロント周りはシェベルと同じ丸形2灯式ヘッドライトのデザインで、それ以外は先代同様の荷台を備えたかっこいいピックアップでした。6気筒4.1L/V型8気筒5L/5.7L/6.6L/7L(245HP)エンジンを搭載していました。1974年にフロントグリルが変更され、1976年には縦2列の角形4灯式ヘッドライトが採用されました。(実車画像→ シボレー エルカミーノ 1973シボレー エルカミーノ 1976)

 

 1978年に独自のシャーシを採用したエルカミーノ 5代目が登場しました。フロント周りは角形2灯式ヘッドライトを備えたシボレー マリブと同じようなデザインでした。V型6気筒3.3L/3.8L/4.3L、V型8気筒4.4L/5L/5.7L(170HP)エンジンを搭載していました。1982年に最終型にマイナーチェンジし角形4灯式ヘッドライトに変わり、燃費の良いV型8気筒5.7Lディーゼルエンジンが追加されました。1980年代後半になると年間の販売台数が最盛期の半数以下の約2万台まで減少し、1987年に生産が終了しました。(実車画像→ シボレー エルカミーノ 1978)

 

 

 ミニカーは2024年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションです。エルカミーノ 5代目 最終型の高性能版SS(スーパー スポーツ)のカスタム仕様をモデル化しています。メーカーは明記されていませんが、イクソが型番CLC560Nでエルカミーノ 5代目をモデル化していますので、これはそれを流用した物だと思われます。(ただし発売時期はイクソのカタログモデルが後ですが) このエルカミーノ 5代目のカスタム仕様はテネシー州のチュー チュー カスタムズ(Choo-Choo Customs)社による改造車で、ボンネットのパワーバルジ追加やアルミホイールなどの外観変更がされていました。特定のディーラーだけで販売されたそうで、販売台数は少なかったようです。ミニカーはプロポーションが良く実車に即した外観変更が再現されていました。(フロントバンパーとリアにはChoo-Choo Customsのロゴが付いています) 室内インパネのメーターなどの細部もうまく再現されていてとても良く出来ていました。 これ以外のエルカミーノ 5代目のミニカーはグリーンライトの1/64があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET EL CAMINO SS PICKUP 1
GM CHEVROLET EL CAMINO SS PICKUP 2

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GM BUICK GRAND NATIONAL 1987 USA

GM BUICK GRAND NATIONAL
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM BUICK GRAND NATIONAL


DELPRADO AMERICAN CAR COLLECTIO No.62 1/43 123㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.09m 全幅約1.92m エンジン 変速機: V型6気筒 3.8L ターボ 280HP 4段自動変速
性能: 最高速229km/h  データーベースでGM ビュイックのミニカー検索

GM ビュイック グランド ナショナル アメリカ 1987年

 

 ビュイックはキャディラックに次ぐ高級車ブランドで1960年代のリビエラでGM ブランドとしては初めて高級パーソナルカー市場に進出しました。GMの他のブランドのポンティアックやオールズモービルには中級パーソナルカー市場に対応したモデル(ポンティアック グランプリなど)がありました。それに対応するモデルとしてビュイックの中級車センチュリーの上級グレードとして1973年にセンチュリー リーガル 初代が登場しました。 リーガル 初代はV型6気筒3.8L/V型8気筒5.7L/7.5Lエンジンを搭載する中型車で、4ドアセダンと2ドアクーペがありました。1975年からはセンチュリーの名前が外れて、単にリーガルとなりました。リーガル 初代はTVドラマ「刑事コジャック」でコジャック警部補の覆面パトカーに採用されました。

 

 1978年にリーガル 2代目が登場しました。1970年代のアメリカ車全体のダウンサイジングの流れでサイズが小さくなりました。当時のアメリカ車としては珍しくV型6気筒3.8Lエンジンにターボが設定されていたので、ターボ仕様車(170HP)は動力性能が優れていました。1981年のマイナーチェンジでフロント周りのデザインが空力的に向上したことで、リーガルはNASCARに参戦し、1981年と1982年のマニュファクチャラー タイトルを獲得しました。それを記念してグランドナショナルという高性能版が設定され1982年に限定販売されました。このグランドナショナルは1984年以降にも高性能版として設定され、1987年まで販売されました。最終型の1987年版には280HPのエンジンを搭載し、足回りなども強化されたGNX(グランドナショナル エクスペリメンタル)が約500台製造されました。1988年にリーガル 3代目にモデルチェンジしました。3代目は高級パーソナルカーに回帰し、高性能版の設定はありませんでした。(実車画像→ ビュイック リーガル 1988)

 

 

 ミニカーは2024年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションです。高性能版ビュイック グランド ナショナルの最終仕様の1987年式GNXをモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソです。2025年にイクソは型番CLC576Nでグランド ナショナルをモデル化しましたが、それはカラーリングが違いますが、これとほぼ同じ物のようです。プロポーションが良く、実車に即した黒のカラーリングで、ブラックアウトしたフロントグリル、パワーバルジ付ボンネット、リアとサイドのGRAND NATIONALのロゴ、実車に即したホイールなどがリアルに再現されていました。室内もシートが彩色されているなど結構リアルに仕上げてあって、安価な雑誌付きミニカーながら、値段以上の良い出来ばえになっていました。(この出来ばえは現在の1/43サイズのダイキャスト製ミニカーとしてかなりコスパが高いです) これ以外のビュイック 2代目のミニカーはダンバリーミントの1/24、ジョニーライトニングの1/64、レーシングチャンピオンの1/64などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM BUICK GRAND NATIONAL 1
GM BUICK GRAND NATIONAL 2

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GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 1992? USA

GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION


VICTORIA R004 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約2.2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.5L ターボ ディーゼル 195HP 4段自動変速 4WD
性能: 最高速135km/h  データーベースでハマー/ハンヴィーのミニカー検索

GM ハマー H1 ピックアップ 国連仕様 アメリカ 1992?年

 

 ウィリス ジープの後継車としてHMMWV(High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle:高機動多用途装輪車)又はハンヴィー (HUMVEE)と呼ばれる多目的軍用4WD車が1985年に登場しました。開発と生産はアメリカンモーターズの商用車部門を前身とするAMゼネラル社が担当しました。ホイールハブに減速ギヤを組込むハブリダクション方式で車高を高くし悪路走破性を高めていました。また室内からタイヤ空気圧を可変できる装置もついていました。貨物/兵員輸送車や野戦救急車、機関銃やTOW対戦車ミサイルを搭載した車両など様々な仕様があり、世界中の軍隊で使用されています。

 

 ハンヴィーの民生仕様として1992年からGM ブランドで販売されたのがハマー H1です。(生産はAMゼネラル社) この民生化はハマーを自家用車としていた俳優のアーノルド シュワルツェネッガーの要望で行われたとのことです。ハンヴィーと構造は同じでエンジンはV型8気筒6.2Lディーゼルを搭載し、幌/ハードトップ付のフルオープン、ピックアップトラック、4ドアワゴンなどがありました。1994年にエンジンが6.5Lに変わり、1995年にV型8気筒5.7Lガソリン、1996年に6.5Lターボディーゼルが追加されました。2005年にはエンジンが新しい6.6Lターボディーゼル(300HP)に変更され名前がH1 アルファとなりましたが、排ガス対策が困難になり2006年に生産中止となりました。

 

 

 派生車としてGM シボレー タホをベースにしてデザインをハマー H1に似せたハマー H2が2002年に登場しました。ボディの大きさはH1とほぼ同じで、V型8気筒6L(239HP)ガソリンエンジンを搭載していました。一般的なSUVと同じ構造の4WD車なので、H1のような悪路走破性は備えていませんでしたですが、キャディラック エスカレードなどと同じ高級なSUV車として人気があったそうです。ピックアップトラックのH2 SUT(Sport Utility Truck)やボディを延長したストレッチ リムジン仕様があり、2010年まで生産されました。(実車画像→ ハマー H2 2002)
 GM シボレー コロラドをベースにしてH2を一回り小型化したH3が2005年に登場しました。当初は5気筒3.5L(164HP)エンジンを搭載していましたが、2007年にV型8気筒5.3L(295HP)エンジンに変わり名前がH3 アルファに変わりました。2008年には次期型としてHX コンセプトが発表されましたが、市販化には至りませんでした。H3も2010年に生産中止となりGMのハマーブランドは消滅しましたが、2021年にGMCブランドで電気自動車のハマー EVが登場しました。(実車画像→ ハマー H3 2007ハマー HX コンセプトハマー EV ピックアップ)

 ミニカーは旧ビテス グループのブランドで軍用車関係をモデル化していたビクトリア製で1998年に発売されました。ハマー H1 ピックアップの国連(UN:UNITED NATIONS)仕様をモデル化しています。この車の特徴である異様に幅広い車幅がミニカーでも良くわかります。またシャーシやサスペンションもある程度再現してあり、当時のミニカーとしてはそこそこ良くできていました。ビクトリアはバリエーションで救急車仕様など数種類をモデル化していました。これ以外のハマー H1のミニカーは、ソリド、ジク、ジョニー ライトニング(1/64)などがあります。ハマーH2やH3もトミカ、マイスト、ノレブ、スパークなどでたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 1
GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 2

 以下は俯瞰と床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM HUMMER H1 PICKUP UNITED NATION 3

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GM CHEVROLET CORVETTE C5 1997 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C5
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C5


FRANKLIN MINT WW95 1/24 190㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.56m 全幅約1.87m エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 350HP 6段変速/4段自動変速
性能: 最高速281km/h  データーベースでコルベット C5のミニカー検索

GM シボレー コルベット C5 アメリカ 1997年

 

 GM シボレー コルベットの5代目 C5型が1997年に登場しました。先代のデザインを継承しながら、角が丸くなりさらに空力に優れたデザインになりました。スチールパイプを一体成型したフレームで剛性を高め、変速機をリアに配置するトランスアクスル方式を採用し前後重量配分を51:49とし、操縦性を向上させていました。リトラクタブル ヘッドライト、FRP製ボディパネル、横置きリーフスプリングによるリアサスペンションなど伝統的な部分はしっかり継承されていました。当初はTバールーフが設定されたクーペだけで、エンジンは先代と同じオールアルミブロック製V型8気筒5.7L(350HP)でした。

 

 1998年にコンバーチブルを追加し、2000年に先代で人気だったサスペンションを固めたZ51を追加しました。2001年にはZR-1後継のZ06(ただし先代のようなDOHCではなく385HPにチューンされた5.7Lエンジン搭載)が追加されました。C5型にはヘッドアップディスプレイや磁気流体を使った可変ダンパーなど先進的な技術が採用されました。2001年からC5型をベースにしたレース仕様車C5Rでルマンなどの耐久レースに復帰し、2001年デイトナ優勝など活躍しています。2005年に6代目コルベットC6型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1999年に発売されたフランクリン ミント製です。前述したC1からC4型と同じ1/24のコルベット コレクションの1台で、これがシリーズの最後のモデルでした。プロポーション的にはややスマートさが足りない感じがしますが、それ以外は良く出来ていました。ボンネット/ドア/リアハッチが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内がリアルに再現されていました。従来通りのハンドルと連動した前輪操舵ギミックが付き、さらにこのC5型はリトラクタブル ヘッドライトが可動しTバールーフの脱着もできました。これ以外のC5型のミニカーはミニチャンプス、Bブラーゴの1/18、ビテスのクーペ/カブリオレ、オートアートの1/18のクーペ/カブリオレ レース仕様、イクソのレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C5 1
GM CHEVROLET CORVETTE C5 2

 以下は床下のドライブとr-ン/サスペンション部分の拡大画像と前輪操舵動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C5 3
GM CHEVROLET CORVETTE C5 4

 以下は1999年頃に発売されたミニチャンプス製のGM シボレー コルベット C5 (1/43 型番430142620)の画像です。全体的に少し平べったい感じにミニチャンプス流のデフォルメがされているように感じますが、悪くないデフォルメで良く出来ていました。(実車よりかっこよく見えます) 室内もかなりリアルに再現されていました。ミニチャンプスはバリエーションでレース仕様のC5Rも含めて20種類ほどをモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C5 5
GM CHEVROLET CORVETTE C5 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C5 7
GM CHEVROLET CORVETTE C5 8

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