Sorry Japanese Only
概要 |
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![]() 自動車の創成期から現代まで、フランスの自動車メーカーは時代に先駆けた素晴らしい車を作ってきました。最近は自動車のグローバル化が進展したことで、どこの国の車も似通ったデザインと性能になりつつあります。(高性能なスポーツカーなどは別ですが)
1990年代以前のかつてのフランスには、フランス車というジャンルで他の国の車と明確に区別できる個性的な車が多く存在しました。特にシトロエンには2CV、DS、H トラックなど先進的な技術を採用することで優れた性能を発揮し、デザイン的に個性的な車がありました。そのシトロエンが持てる技術をつぎ込んで開発したフラッグシップカーがSMで1970年に発表されました。SMはマセラティ開発のV6エンジンで前輪を駆動し200km/hオーバーの高性能を誇る最高級のGTカーです。なおSMとは開発コードのSとマセラティのMを意味しているとのことです。 |
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SMの外観上の特徴は、なんといってもそのフロントマスクでしょう。今でも十分に未来的なこのデザインが発表されたのが1970年であることを考えると、いかに画期的なデザインであったかが分かると思います。この車の発表記事を雑誌で見た私は一目でこの車のファンになりました。フロントグリルの透明なガラスの中に左右3個ずつのライトが格納されています。外側はロービーム、中央がハイビーム、内側がドライビングライトで3個のライトは全体がユニットになっていて車両の姿勢に応じてビームを水平に保つ油圧式のセルフレベリング機能を持っています。またドライビングランプはステアリングと連動して首を振るようになっています。最近の高級車にも同じような機能が付くようになっていますが、SMは45年も前に実現しています。 |
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CORGI コーギー |
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CORGI 284 1/43 |
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![]() フロントのヘッドライトカバーが着色されてます ![]() プロポーションは良くできてます ![]() ボディ後半の絞り込みが強調されています |
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![]() ヘッドライトは紙のシールで表現しています ![]() フリーホイールですが見た目は悪くないです ![]() |
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SOLIDO ソリド |
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184 1/43 実車発表当時のミニカー 当時のソリドらしいシャープでクールな出来映えのミニカーです。以下のミニチャンプス製が発売されるまでは、このソリド製が一番出来の良いSMのミニカーでした。 |
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![]() ![]() プレス発表された車と同じこの金色です ![]() |
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![]() ナンバープレートは仏ディンキーのシールを流用して当方が貼り付けてものでオリジナルではない ![]() ![]() ナンバープレートはフロントと同じシール |
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![]() ライトはバンパー一体の造形ですが それらしく見えます ![]() 室内もそこそこ良く再現されてます ![]() シャープな出来上がりのテール |
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![]() ![]() カラーバリエーションは これ以外に赤、薄緑、灰Mなどがあった ![]() |
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AUTO PILEN オートピレン |
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339 1/43 スペインのオートピレン製 フロントの造形やリアゲートの開閉ギミックが全く同じであることから、上述のコーギーをベースにしていると思います。ただしデットコピーではなく、オートピレンのオリジナルな部分を付け加えており、それなりに良いミニカーに仕上がっています。 |
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NOREV ノレブ |
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807 1/43 JETCARシリーズで販売された当時物 ダイキャスト製 ボンネットやリヤゲートも開閉できますが全体的な立て付けが悪いのがいまいちです。 なお以下の最初の3点の画像は2004年に撮影したもので、その下の3点の画像はその11年後の2015年に撮影したものです。2004年にも透明プラスチックのフロントライトカバーやウインドーが少し変形していましたが、2015年には元の形から完全に変形してしまい見るも無残なものになっています。これが不適切なプラスチック素材の経年変化で、最近ではこんなひどい変形は無いでしょうが、プラスチック素材は経年変化するものです。 経年変化についてもっと知りたい方はこちら → ミニカーの材質と経年変化 |
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![]() 透明プラ製のライトカバーが変形してます ![]() 透明プラ製のフロントウインドーが変形してます ![]() 透明プラ製のリアウインドーが変形してます |
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158501 1/43 上記をベースにして1990年代に発売されたリファイン版 立てつけが悪いドア開閉を止めるなどダイキャスト型を修正し、ドアミラー追加、リアライトの別パーツ化などで細部の仕上レベルを上げたものです。同じ型でも仕上げのやり方でここまで変わるということです。ノレブは1990年代に同じようなリファイン版をたくさん手がけており、昔の型を有効利用しています。(上記で変形していたプラスチック素材は変更されています) |
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![]() やや車高が高くなっています ![]() 塗装はやや厚ぼったい ![]() |
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![]() ライトを黄色に着色し ナンバープレートを追加 ![]() ![]() テールライトを別パーツ化 |
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158703 1/43 ノレブはSMをベースにしたパレード用大統領専用車をいくつかモデル化しています。それらは当サイトのフランス大統領専用車のページで紹介いますのでそちらをご覧ください。以下も同じSMのパレード用大統領専用車ですが、大統領専用車のページには載せていないフィギュア付のものです。これは2003年に発売されたシムカ シャンボールとSMの大統領専用車をセットにしたものです。フィギュアはミッテラン大統領と訪仏したエリザベス女王ということですが、エリザベス女王のフィギュアは雰囲気などとてもそのようには見えません。(間違いではないかと思うのですが) |
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![]() セット物のディスプレイケース ![]() ![]() |
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LE MANS miniatures |
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GTS20.1 1/43 GTSはフランスの「LE MANS miniatures」というsメーカーのブランド レジン製 多分2000年頃に発売されたものだと思います。フランスに多いキット物の完成品です。 |
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![]() ![]() キャビン部の形状が少し違ううような?気がします ![]() |
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![]() ランプが少し奥まっています ![]() 小さなドアミラー付 ![]() テールライトはデカール仕上げ |
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MINICHAMPS ミニチャンプス |
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400111020 1/43 2000年頃に発売されたもの プロポーションが良いことに加えてこのメーカーらしい細部の再現に徹底してこだわったミニカーです。特にフロントの3連ヘッドライトは実にうまく再現してあり、1/43でこのリアリティを超える出来映えのミニカーはありません。 |
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![]() プレス発表された車のカラーに忠実 ![]() 優れたプロポーション ![]() |
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![]() リアルな3連ヘッドライト ![]() ホイールも実車に忠実 ![]() |
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![]() ![]() メーター内の赤ランプは油圧関係の警告表示灯 ![]() |
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400111024 1/43 2004年に発売された カラーバリエーションです。 |
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436111020 1/43 2005年に発売されたバリエーションで政府公用車関係をモデル化している「Political Reader Series」の No5で、ジスカール デスタン大統領時代のフランスの政治家/外交官 ジャン ソヴァニャルグ氏(Jean Sauvagnargues)の公用車をモデル化しているようです。 |
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![]() ![]() フランス国旗付が公用車の証 ![]() |
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![]() ナンバープレートが変えてあります ![]() ![]() |
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国産名車コレクション |
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No.256 1/43 20015年に発売された 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデル 型番CLC096の仕上げを簡素化したものです。雑誌付きミニカーとしては標準的な出来ばえです。 |
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ここで紹介した以外にもシトロエン SMのミニカーはたくさんあります。当サイトのミニカーデーターベースを検索すれば、現在モデル化されているミニカーのほとんどを一覧できます。右ののリンクをクリックしてください。 データーベースでシトロエン SMのミニカーを検索 | |
フランスのシトロエン SMの愛好者クラブのサイトでシトロエン SMのミニカーをまとめたページがあります。ソリドのモデルをオープン仕様やブレーク仕様にしたミニカーなど珍しいミニカーが見られます。 http://www.smclubdefrance.org/les-miniatures.html | |