Sorry Japanese Only
概要 |
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ソリド製 1/43
フォード マスタングはフォードの車としてリンカーンについで日本でもよく知られている車で、昔はマスタングではなくそのままローマ字式に読んでムスタングと呼んでいました。(私はムスタングの方がなじみがありますが) この車は1964年に発表されたスポーティカーで、当時のアメリカで圧倒的な成功を収めた車です。最初の2年間で100万台が売れたほど大ヒットしたこの車は大規模な市場調査結果に基づいて行われた商品企画から生まれたもので、第二次大戦後の自動車の商品企画としては最も成功したものといわれています。
大ヒットした理由は、当時拡大しつつあった若者と女性の購買層に向けて小型で個性的なデザインの車に仕上げたこと、さらには低価格であったことのようです。また単なる低価格車ではなく、フルチョイス システムと呼ばれるオプション設定でベーシックな6気筒モデルから高性能なV8モデルまで購買層の多彩な要求に応えることができたことも成功した要因でした。 |
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この車の大ヒットは他のアメリカ車に多大な影響を与えています。この車に対抗してGMが発売したのは同じコンセプトのシボレー カマロで、クライスラーからはプリムス バラクーダが発売されています。また1970年に発表されたトヨタのセリカも同じようなコンセプトで作られた車で、フルチョイス システムによるオプション設定もマスタングのやり方と同じでした。さらに同じフォードですが1969年に発表されたカプリは、ヨーロッパ版のマスタングです。どの車もみな同じようなコンセプトで成功しています。
初代マスタング(1965年式)の仕様概要 |
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マスタングのロゴ マスタングの名前は第二次世界大戦で使用された有名な戦闘機マスタングに由来しています。もともと「Mustang」とは野生の小型馬の意で、サイズが小型で活発な車というような意味もこめられているとのことです。
以下に私が所有しているマスタングのミニカーを紹介します。1/43サイズのものはそこそこそろっていますが、もちろんこれが全てというわけではありませんので あしからず。 |
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FORD MUSTANG 1970 フォード マスタング 初代 |
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SOLIDO 147 1/43 実車のマスタングと同時期の1966年に発売されたソリドのミニカー 実車では一番多く売れたハードトップはミニカーとしては地味なのか、私の知る限りでは1/43サイズではこのモデルしかありませんでした。昔のソリドらしいシャープな外観で室内もよく作ってあり、とても40年前のものとは思えないぐらいの良い出来です。またドアを開くとルームライトが点灯する当時としては高級なギミック(ボタン電池使用)が付いています。点灯ギミックはソリド以外にもありますが、電池ボックスの構造や配線のやり方はソリドが一番きちんとしたつくりになっていて、アバウトなつくりの他社とは一線を画していました。(他社のものはほとんどが導電部分が錆びて作動しなくなりますが、ソリドは錆も無く今でもちゃんと作動します) |
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シンプルながらプロポーションは良い
ややフロントが浮き気味
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ライトはダイヤカット ガラス
グリルとバンパーが一体でモールドされてます ドア開閉と連動してルームライトが点灯します
マウスカーソルを画像上に載せると ルームライトが点灯します ライセンスプレートはフランス式? |
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SOLIDO 4540 1/43 上記と同じソリドですが、こちらは1995年頃に発売されたものです。見た目が派手なオープンカーに変更されています。昔の型を流用しているかどうかは分かりませんが、プロポーションは良く似ています。フロントグリル部分のパーツが変更されリアフェンダー部分のエアーダクト、ホイールなどにメッキ部品を追加して細部をリファインしてあります。価格が安いのでそれなりのところもありますが、マスタングのミニカーとしてはかなりいい線をいっていると思います。 |
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メッキされたパーツが目立ちます ホワイト リボン タイヤになっています |
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グリルが黒塗装されています 別パーツでエアダクトを表現 リア ライトにメッキパーツを追加 |
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FRANKLIN MINT 1/43 フランクリン ミントが1990年頃に発売していた1/43サイズの1950、60年代のアメリカ車シリーズの一台です。ドア開閉などのギミックがつき1/43サイズながらエンジンや室内まで細かく再現しているのが、フランクリン ミントらしいところです。ライトにメッキしたパーツを使っていることや塗装が厚ぼったいことなどがやや古めかしい作風ですが、丁寧な仕上げで出来のいいミニカーです。特にメーターパネル周りの仕上げは当時のアメ車の雰囲気がよく出ています。 |
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ボディカラーが地味なのがやや残念 |
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ライトやウインカーはメッキパーツ マウスカーソルを画像上に載せると エンジンルーム内の画像に変わります ステアリング ホイール、メータパネル、 ドアハンドルなどが見事に再現されてます バンパー下のウインカーのような物は バックアップライトのようです |
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TEKNO 833 1/43 1967年に発売されたテクノのミニカー ドア、ボンネット、トランクが開閉できるフルギミックですが、各部の立て付けがしっかりしているテクノらしいミニカーです。また分解組立てができるというテクノ独自のギミックも付いています。ボディプロポーションが全体的に平板な面構成になっていて、実車のシンプルな面構成を誇張した感じになっていますが、やややりすぎの感もあります。ハードトップの屋根を付けたタイプ(品番344)もあります。トランク内に三角停止表示板とガソリンタンクがついているのも楽しいおまけです。 |
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平板な面構成のプロポーション 三角窓の立て付けもピッタリ トランクの中には三角の停止表示板と ガソリンタンクが積んであります。 マウスカーソルを画像上に載せてみてください |
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グリル、バンパーはメタル製 マウスカーソルを画像上に載せると エンジンルーム内の画像に変わります テクノ独自の前輪ステアギミックがついてます テールライトは塗装ではなくデカールで表現してます |
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MINICHAMPS 1/43 2003年頃にフォード100周年記念モデルのひとつとしてミニチャンプスから発売されたものです。通常モデルでは赤と空色のバリエーションが発売されていますが、以前から欲しかったこの白がやっと入手できました。出来映えは期待以上のもので、特にフロントまわりの造形は実車のイメージを1/43のミニカーとして一番忠実に再現していると思います。オープンなので赤で統一された室内もよく再現されてます。またホイールキャップのセンターの「MUSTANG」のロゴ、ステアリングのセンターとグローブボックスについている「跳ね馬のロゴ」などは、老眼の私には裸眼で見ることが出来ず、デジカメの画像を拡大してみて初めて確認することが出来ました。ミニチャンプスのディテールへのこだわりにはただただ感心するばかりです。(ピンボケの接写写真しか撮れず残念ながら掲載できませんが) |
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白ボディに赤の内装が映えます |
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ホイールのセンターに「MUSTANG」ロゴ有り 画像をクリックすると室内の画像に変わります フロント同様リアも良く再現されてます |
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MATCHBOX 97414 1/43 マッチボックス コレクティブルのマッスルカーシリーズのミニカー このシリーズが最初に出たのは1996年頃ですが、これはマスタング40周年記念モデルとして再生産され数年前に発売されたものです。マッスルカーシリーズは作られた当時としてはスケール モデル的な作りのいいミニカーでしたが、この再生産品もオリジナルとあまり仕上げを変えていないのでなかなかいい出来映えです。上記のミニチャンプス製と細かな部分の仕上げでは比較にはなりませんが、プロポーションとしてはあまり遜色がないと思います。値段的には倍以上の違いがありますのでかなりお買い得です。またこちらは老眼の私に見えないような細工もないので、これぐらいのリアリティがある古い作りのミニカーもなかなかいい物です。 |
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プロポーションはなかなかの出来映えです |
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ライトが塗装処理なのは古いミニカーの証拠 昔のミニカーはみなこうでしたが 跳ね馬のロゴは結構いい出来です 画像をクリックすると室内の画像に変わります テールライトやモールも塗装処理です |
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DINKY 161 1/43 実車と同時期に作られていたディンキーのミニカー ファーストバック2+2のモデル 全体的なプロポーションはよく出来ていると思いますが、サスペンションが伸びきったような腰高の感じになっているのが印象を悪くしています。ドア、ボンネット、トランクが開閉できるフルギミックですが、ドアのヒンジがプラスチック製のペナペナでしまりが悪い点やグリルやドア内張りに紙ラベルを使ってある点などがいまいちです。 |
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全体的なプロポーションは良い |
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グリルは紙ラベル マウスカーソルを画像上に載せると エンジンルーム内の画像に変わります このリアはディンキーらしい?出来 |
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CORGI 325 1/46 実車と同時期に作られていたコーギーのミニカー ファーストバック2+2のモデル コーギーのアメリカ車はサイズが小さめに作られているものが多く縮尺は1/46ぐらいです。ライバルのディンキーと大きさを比較したのが左の画像です。マスタングはアメリカ車でもコンパクトな車ですので小ぶりなミニカーになっています。
これにコーギーの標準サイズのタイヤ(しかもタイヤ径の大きめなもの)が組み合わされているのでタイヤが大きすぎてバランスが悪くなっています。そんなわけでスケールモデル的にはいまいちですが、当時(1960年代)の子供向けとしてはベストセラーのミニカーでした。半開きのガラスがついたドアが開閉でき室内もそこそこに再現されています。
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レーシング ストライプは塗装処理 |
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グリルは紙ラベル 半開きのガラスと内張りが付いたドア |
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ERTL 2586 1/43 前述にてハードトップのモデルがないと書いた後で、このモデルをオークションで見つけましたのでどんな物か知りたくて入手しました。アメリカのERTL(アーテル)製で1988年に中国で製造されたものです。ドア開閉などのギミックがないコレクター向けのモデルで、プロポーションはよく出来ていると思います。メッキパーツで表現されたライトや塗装の厚さなどがフランクリン ミント製やマッチボックス製とよく似た感じで1990年頃の中国製ミニカーはみな似たような感じに出来ています。 |
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写りが悪いですが実物は奇麗な白色 プロポーションはソリド並の出来 |
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ライト、グリルはメッキパーツ リヤライトの処理もソリドに似ている |
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DEL PRADO Car Colletion 15 1/43 デル プラド カーコレクションシリーズのミニカー ファーストバック2+2のモデル 当たり外れのあるデル プラドのシリーズのなかではどちらかというと外れに近い出来であまりぱっとしません。全体的にモールドの肉厚が厚く全長方向に寸詰まりな感じで、早い話がいまひとつかっこよくありません。この型を使ったミニカーがマッチボックや ディンキーなどの別ブランドとしても発売されているようです。 |
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Aピラーや屋根のモールドがぶ厚い この角度からみるとまあまあ |
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マスタングのエンブレムもちょっと安っぽい |
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MINICHAMPS 400-082021 1/43 2004年に発売されたミニチャンプスのミニカー 1968年型ファーストバック 2+2のモデル 1967年型にファーストバックはリアのデザインが変更されています。ミニチャンプスのファーストバックは他のミニカーよりずいぶんかっこよく見えますが、薄いモールド肉厚、メタリックカラー、年式の違いによるリアの形状などが効いているのだと思います。特にシンプルながらも微妙な造形のフロント部分をうまく表現しているのはミニチャンプスならではといえます。 |
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まるで実車のような感じ 実車よりも?かっこいいサイドビュー |
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エンブレムが左にオフセットしているのは?? エンブレムもさすがに良くできてる 細かい所の再現はミニチャンプスが一番です |
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YATMING 94214 1/43 2007年頃に発売されたヤトミンのミニカー 当時のレースで有名であったキャロル シェルビーがマスタングの改造を委託されて出来たのが、このシェルビー コブラ((SHELBY COBORA) GT 1968年式で、車体からマスタングのロゴが外されていて車名にもマスタングはつきません。ボディの前後のデザインはFRP製パネルで変更されています。ヤトミンは低価格ミニカーですが、基本的なプロポーションが良く出来ているので私は気に入りました。細部の表現がやや大雑把ですが、昔のアメ車のイメージにはかえって合っているかも。。。。。 |
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少し安っぽい感じもしますが プロポーションは良くできてます リアクオーターにエアダクトが追加されています |
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フロントは小変更でノーズが尖り気味です コブラのロゴがちゃんと付いています リアのデザインはかなり変更されています |
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MEBETOYS(MATTEL-GRANTOROS) 6611 1/43 イタリアのメーベトイがアメリカのマテル社の傘下となりマテル グラントロス ブランドで1971年に発売されたミニカー マスタングは1969年に外観をマイナーチェンジし、SCCA トランザムレース用のホモロゲーション モデルとしてBOSS(ボス)シリーズを追加しています。BOSS 302は1969年に登場した車で、V型8気筒302cu:in(キュービックインチ)=5000cc 290HPのエンジンを搭載していました。マテル社の影響でアメリカ的なデフォルメがされているミニカーですが、マッスルカーとしての迫力が感じられるモデルとなっています。タイヤはフリーホイールとなっていますが見た目は悪くないです。 |
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カラーリングが車に合っています |
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外側のライトがグリルの内側に移動している 1970年型のデザインです。 マウスカーソルを画像上に載せると エンジンルーム内の画像に変わります ボディからはみ出したタイヤが迫力あります |
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MATCHBOX YMC05-M 1/43 マッチボックス コレクティブルのマッスルカーシリーズのミニカー 上記メーベトイと同じ1970年型のBOSS(ボス)ですがこちらはさらに排気量が大きい429(約7.1L)です。このシリーズは作られた時代が1990年代ですのでスケールモデル的なミニカーとなっていて実車に忠実ですが、それでもマッチボックス的な素朴な味わいのあるミニカーです。個人的にはこれぐらいのリアリティがある昔のミニカーが好みです。 |
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全体的によく出来たプロポーション サイドビューもバランスが取れてます |
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1970年型のグリルです リアもそこそこの出来です |
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MATCHBOX B6921 1/43 マッチボックス コレクティブルのマッスルカーシリーズのミニカー 上記で紹介したBOSS(ボス)429が最初に作られたオリジナルですが、このBOSS 302はマスタング40周年記念モデルとして2004年頃に再生産されたものです。BOSS 302のモデルとして、ボンネット上のエアスクープが取り外され、ボンネットとそれに連なるサイドの黒いストライプが追加されています。また実車同様にフロント グリルとリア パネルが黒く塗装されているので、塗装されてない429よりも迫力のある仕上がりとなっています。このミニカーはだいたい2000円くらいの安価なミニカーですが、プロポーションが良いので1/43サイズのマスタング ボスとしてはかなり出来の良いモデルだといえます。 |
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特徴的なボンネットとサイドの黒いストライプ |
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跳ね馬のロゴが着色されてます ホイールはやや簡素化され、タイヤには 「Goodyear」のロゴが追加されています 黒塗装されたリアパネル |
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FORD MUSTANG 1965 フォード マスタング 初代 スタイリング実験車 |
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POLITOYS 549 1/43 ポリトーイのマスタング 1965年ニューヨーク ショーで公開されたマスタングのシャーシを使ったベルトーネ製のスタイリング実験車 同時期のベルトーネ デザイン(デザイナーはG.ジウジアーロ)のイソ グリフォなどとよく似たデザインになっています。ポリトーイのMシリーズですからドア、ボンネット、トランク開閉のフルギミックで、エンジンも細かく再現されています。このミニカーはさらにリーフスプリングのリアサスペンションを再現してあり、形状だけではなく実際に樹脂製のスプリングが作動するといった凝り様です。 |
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完全にイタリアン テイストのスタイル |
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ヘッドライトはコンシールドタイプのようです マウスカーソルを画像上に載せると エンジンルーム内の画像に変わります リーフスプリングのリアサスペンション 排気管の取り回しまで再現しています シンプルなリアデザイン |
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FORD MUSTANG 1969 フォード マスタング |
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1971年にマスタングは全長/全幅を4.8m/1.88mに拡大しよりフラットなスタイリングに変更されました。マッハ IはBOSSシリーズと同時期に設定されたスポーツバージョンですが、1971年の007映画「ダイヤモンドは永遠に」で使われたこともあってこの年式のマスタング マッハ I が一番知られています。 | |
CORGI 391 1/43 1971年に発売されたコーギーのミニカー このミニカーは本来ボンドカーとして作られたものではなかったのですが、映画にこの赤い車がでていることから既に出来上がっていた箱にボンドカーのラベルを貼り付けてボンドカーとして売り出されたものです。したがって黒いボンネット部分は映画に出てくる車とは違っています。1/43サイズのマッハ I のミニカーがほとんどなかったことから、そこそこよく出来ているこのミニカーは希少度の高いミニカーとなっています。 |
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黒いボンネットが精悍な感じを出してます |
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フロントグリルはやや物足りない出来ばえ メタル製のステアリングはコーギーの十八番 フリーホイールですが見た目は悪くありません リアは当時の標準的な出来ばえ |
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MINICHAMPS 400087121 1/43 2010年に発売されたミニチャンプスのマスタング マッハ I (1971年式)です。 2009年にボディカラーが黄色のものが発売されましたが、あまり好きな色ではなかったので、色違いが出るまで待っていました。(今回の緑も前回の黄も実車に即したカラーリングです) 最初このミニカーをみたときあまりにかっこいいので、かなり平べったくデフォルメしているのではないかと思いました。そこで実車の側面画像とミニカーの画像を比較してみました。(実車との比較画像) このように比べてみると実車のプロポーションに忠実にモデル化されていることがよく分かりました。(マッハ I が元々かっこいいということです) ただかなり車高短気味にタイヤが設定されています。ミニチャンプスが作るスポーツカーは大体車高短気味になっていて、それがかっこよく見える理由の一つです。このミニカーが1971年式マッハ I の1/43サイズ決定版であることは間違いありません。 |
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全体的に低く長いスタイル サイドのストライプ、文字など実車に忠実 スリット状のリアウインドーと小さなリア スポイラー |
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シンプルながら精悍な面構え ホイールの造形も実車に忠実 画像をクリックするとコクピットの画像に変わります リアもシンプル |
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FORD MUSTANG II 1974 フォード マスタング 2代目 |
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以上が初代マスタング(1965~1968)、2代目マスタング(1969~1973)のミニカーです。なおこの2世代をまとめて初代マスタングとすることもあるようです。(2015/11 この2世代を初代と表記することに変更しました) 初代マスタングは最初の2年間は年間50万台以上が販売されましたが、その後のボディの大型化やハイパワー化が当初の低価格コンパクトカーのコンセプトから外れるようになり次第に販売が低迷していきました。また1970年代のオイルショックや排ガス規制が大型車やハイパワー車を駆逐するようになり、アメリカ車は次第に小型化されていきました。(この潮流にのって販売量を伸ばした代表が日本車となります)
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このような流れから1974年に発売された2代目マスタング(マスタング II)は初代マスタングへの原点復帰をしたコンパクトカーとなりました。ただ実車の人気が低下したことから、2代目マスタング以降のミニカーはあまり出ていません。
2代目マスタングのミニカーは日本メーカーから2種類が出ています。一つはダイヤペットの型番G086 1/30サイズで1977年に発売されています。このミニカーは残念ながら持っていませんので、カタログの画像を左に載せておきます。当時のミニカーとしては結構良く出来ています。もう一台はトミカ ダンディの外国車シリーズの以下です。 |
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TOMICA DANDY F04 1/45 トミカ ダンディの外国車シリーズのミニカー 1978年頃に作られたこのシリーズはスケールが1/45とやや小振りながらなかなか意欲的なシリーズで出来も良い物が多いです。希少な2代目マスタングのミニカーで出来もいいと思います。 |
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特長が良くとらえられたプロポーション コークボトルラインがうまく再現されてます |
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当時としてはなかなかの出来 マウスカーソルを画像上に載せると エンジンルーム内の画像に変わります ロゴがやや大きめですがリアもまあまあの出来 |
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FORD MUSTANG 1979 フォード マスタング 3代目 |
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ブラーゴ製 1/24
3代目は1979年に登場 新しく開発された中型車用の「FOXプラットフォーム」(後輪駆動)を採用 ボディはハッチバッククーペとクーペ 1983年にはオープンのコンバーチブルが復活しています。当初のエンジンは4気筒2.3Lとそのターボ仕様(140HP フォード初の採用)、V型6気筒2.8L(109HP)、V型8気筒4.9L(140HP)などがありました。1984年にはターボ車に高性能版のSVO(175HP)が設定されました。リアクオーターパネル部のスリットが特徴的なデザインでした。1993年まで長く生産されました。
3代目のミニカーは少なくて、画像のブラーゴの1/24(画像はWEBのカタログから拝借)、ノレブのJETCARシリーズの1/43、ジョニーライトニングの1/64あたりしかないようです。 |
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FORD MUSTANG 1993 フォード マスタング 4代目 |
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ミニチャンプス製 1/43
4代目のマスタングは1993年に登場 「FOXプラットフォーム」を改良してホイールベースが少し長くなりました。ボディはクーペとコンバーチブルでハッチバックはなくなりました。当初のエンジンはV型6気筒3.8L(145HP)、GT用のV型8気筒4.6L(215HP)とその高性能版 コブラ(240HP)などがありました。デザイン的には当時のフォード流のフロントのデザインで、初代を意識したリアフェンダーのエアダクトが特徴です。1997年にDOHC V型8気筒4.6Lエンジン(305HP)を搭載した高性能な SVT コブラが追加されました。1999年のマイナーチェンジでホイールアーチが大きくなるなど外観が大きく変わっています。
4代目のミニカーは、画像のミニチャンプスの1/43(画像はWEBのカタログから拝借)、ジョエフの1/18、オートアートの1/18などがあります。 |
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FORD MUSTANG 2005 フォード マスタング 5代目 |
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5代目のマスタングは2005年に登場 初代のスタイリングのイメージを現代風にアレンジした懐古調デザインを採用しています。確かにフロント グリルの造形は初代を思い起こすもので、かつてマスタングにあこがれた熟年層などに受けそうです。ただ現在の車は無駄なスペースがないので、かつてのように極端なロングノーズ シュートデッキのスタイルとはいかないようです。初代より少し大きい外形寸法(4770X1880X1380mm)に、V型6気筒4L(210HP)、4.6L(300HP)SOHCエンジンを搭載しています。(2010年現在はV型8気筒5LとV型6気筒3.4LDOHCエンジン) | |
MINICHAMPS 400084122 1/43 2008年に発売されたミニチャンプスのマスタング クーペ GT 2005年式です。 このクーペ以外にもフルオープンのコンバーチブルもあるので是非モデル化してもらいたいです。 同じような懐古調デザインでシボレー カマロやダッジ チャレンジャーも同時期に登場していますので、1960年代のマッスルカーがあらかた揃ってしまったことになります。(ただかつてのような荒々しさはなくて、何れも現代風ですが) |
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合理的なプロポーションで 昔ほどロングノーズではありませんが リアのファーストバックは最近の車では珍しい |
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特徴的な段差がついて後ろに位置する ヘッドライトとマスタングのロゴ 逆スラントしたノーズが個性的 かつての縦3本のテールライトが復活 |
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マスタングのミニカーは上記以外にもたくさんあります。当サイトのミニカーデーターベースを検索すれば、現在モデル化されているミニカーのほとんどを一覧できます。右のリンクをクリックしてください。 データーベースでフォード マスタングのミニカーを検索 | |
以上 マスタングのミニカーの紹介でした。 2007/06 作成 2015/08 モバイル対応用にページ構成変更並びに内容更新(4代目 5代目追加) 2015/11 初代マスタング(1965~1968)、2代目マスタング(1969~1973)を初代として世代表示を変更 |
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