ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

CITROEN 2CV 1966 FRANCE

CITROEN 2CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 500 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 18HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースでシトロエン 2CVのミニカー検索

 

シトロエン 2CV フランス 1966

 

 合理的なフランス人は、2CVの外観にも慣れてその経済性と実用性を理解するようになりました。1951年には生産台数が一万台を超え、2CVは数年で広く普及していきました。名前のCVとは馬力という意味ですが、エンジン馬力ではなくフランスの課税馬力の単位です。実際には空冷2気筒375cc(9HP)エンジン(初期型) を搭載し、全長3.8mのサイズながら車重は495kgと軽く、4段変速で最高速65km/hの性能でした。

 

 最高速は遅いですが、エンジンは総軽合金製、シンクロメッシュ付き変速機、前輪駆動方式と高度なメカが採用されています。また前輪と後輪が関連して水平を保つユニークなサスペンションによる快適な乗り心地など自動車本来の機能はとても高度な車でした。平面ガラスの窓、キャンバストップの屋根、最低限の計器、ハンモック式シートなど内外装は素っ気ないですが、それも1980年代には他車にはない魅力となりました。

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物で1966年式をモデル化しています。最初のディンキーの2CVは1950年に発売された型番24t(後に535に変更)で、その後1962年に型番558、さらに1967年に型番500が発売されていて、それぞれは実車の変更点(フロントグリル、リアクオータパネルの窓、後ろ開きのドア、その上のウインカーなど)をきちんと再現しています。 それ以外の1960-80年代の当時物ミニカーとしては、ポリスティルの1/25、ビテス、ノレブ、ソリド、オートピレンなどがありました。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアクオーターパネル/エンジンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 2CV 1
CITROEN 2CV 2

 以下は1962年に発売されたディンキーの1961年式(型番558)の画像です。リアクオータパネルにはまだ窓が付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 2CV 3
CITROEN 2CV 4

 以下は1993年頃に発売されたビテスの1960年式(型番L023)の画像です。オープンルーフなのでそこそこ再現された室内がよく見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 2CV 5
CITROEN 2CV 6

 以下はポリスティルの1/25の1973年式(型番S26)の画像です。1/43を単に大きくしたようなやや大雑把な出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 2CV 7
CITROEN 2CV 8

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CITROEN DS 19 PALLAS 1966 FRANCE

CITROEN DS 19 PALLAS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE L090A 1/43 112mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 90HP 4段変速
性能: 最高速165km/h
データーベースでシトロエン DS 19のミニカー検索

 

シトロエン DS 19 パラス フランス 1966

 

 DS 19は4気筒1.9L(75HP)エンジンを搭載し、クラッチ操作を油圧で自動化した4段変速機を介して最高速は140km/hの性能でした。全長4.8mと大型ながらも車重1.2tと軽量なため、あまり高性能ではないエンジンでも十分な走行性能を得ていました。当時のフランスの2Lクラスのライバルはルノー フレガートとアメリカ車風のシムカ ベデットぐらいで、どちらもDSとは勝負にならず、このクラスはDSの独占状態となりました。

 

 1965年には、内外装を高級にしたDS 19 パラスが追加されました。(同年にエンジンを4気筒1985cc(90HP)に変更) バンパーの位置でボディを一周するサイドプロテクションモールがパラスの外観上の特徴で、フロントには補助灯が追加されていたようです。室内は遮音材が追加されて床はカーペットで覆われ、オプションで革張りシートが用意されていました。さらに上級の仕様としてはコーチビルダー シャプロンが特注で製作するリムジーン仕様のDS プレステージもありました。前席と後席の間にガラス製の間仕切り(パーティション)があってエアコンが装着され、公用車やハイヤーとして使われました。

 

 

 ミニカーは前述したビテスのDSのバリエーションで、パラス(1966年式)のモデルです。サイドプロテクションモール、フロントの補助ライト、バンパーのオーバーライダーが追加され、マフラー形状が変更されています。カラーリングもパラスらしい高級な感じになっています。なおビテスは実車同様に室内をリムジーン仕様に変更したプレステージもモデル化しています。ビテス以外ではリオやノレブもDS パラスをモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とリア/室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 19 PALLAS 1
CITROEN DS 19 PALLAS 2

 以下はビテスのプレステージ(黒)(型番SL044)とリオのパラス(型番110)の画像です。プレステージには前席と後席の間にパーティションがちゃんと追加されています。リオのパラスにサイドプロテクションモールがないのは手抜きで、2005年に発売されたリファイン版(型番4110)ではサイドプロテクションモールが追加されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 prestage
CITROEN DS 19 PALLAS 3

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CITROEN DYANE 1967 FRANCE

CITROEN DYANE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 517 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.87m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 24HP 4段変速
性能: 最高速104km/h
データーベースでシトロエン ディアーヌのミニカー検索

 

シトロエン ディアーヌ フランス 1967

 

 発表されてから20年近く経過し旧態化した2CVの代替として、1967年に投入されたのが、ディアーヌでした。エンジンなどのメカは2CVと同じながら、ライトをフェンダーに埋め込んだり、リアにハッチゲートを付けるなどボディを少し近代的にリファインしたものでした。室内は2CVより高級な仕上げとなっていたそうです。また同じメカですから性能的には2CVとたいして変わりはありませんでした。

 

 この車は性能的にも外観的にも2CVとたいして変わらないので、中途半端な感じがしますが、当時のフランス人も同じように考えていたようです。結局2CVは売れ続けて、ディアーヌは2CVよりも早く1983年に生産中止となりました。

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物で、1968年に発売されました。ディンキー(仏)らしい生真面目な作りで、プロポーションが良く実車の雰囲気をうまく再現しています。ボンネットとテールゲートの開閉ギミックが付いています。なおテールゲートを開くと2個のトランクが積んであるという楽しいおまけ付きです。 ディアーヌの当時物ミニカーとしてはポリトーイ、メーベトイ、ノレブなどがありました。最近の物では、ノレブの1/43と1/18、イクソ、ビテスなどがあります。

 

 

 以下はディンキーのフロントとリアの拡大画像とボンネットとテールゲートの開閉ギミックの画像です。エンジンルームにはスペアタイヤとエンジンが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DYANE 1
CITROEN DYANE 2

 以下は1968年に発売されたノレブのディアーヌ(型番157)の画像です。プラスチック製でボンネットとテールゲートの開閉ギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DYANE 3
CITROEN DYANE 4

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CITROEN DS 21 1968 FRANCE

CITROEN DS 21 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 23561 1/43 113mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h
データーベースでシトロエン DS 21のミニカー検索

 

シトロエン DS 21 フランス 1968

 

 DSは改良が続けられ1966年にはエンジンが新設計の2175cc(106HP)と1985cc(90HP)に切り替わり、DS 21とID 19aとなります。このパワーアップでDS 21の最高速は175km/hに向上しています。さらに1970年にはボッシュの電子制御燃料噴射を採用し2.2Lは139HPにパワーアップし、最高速は188km/hに向上しました。1967年にはフェンダー先端のライトカバー内に4灯式ヘッドライトを組み込むフェイスリフトを行い、フロント部分の見た目が新しくなりました。 

 

 追加された外側のライトはサスペンションと連動することで常に水平を保ち、内側のライト(ハイビームで点灯するドライビングランプ)はステアリングと連動して進行方向に首を振るようになっていました。この光軸制御も機械式で、ここまで徹底したやり方はシトロエンならではのものでした。なおDSの廉価版のIDは1970年から、名前がD スペシャル(D SPECIAL)又はD シュペール(D SUPER)に変わりました。

 

 

 DS 21のミニカーもビテス製で揃えてみました。前述したDS 19の型を流用してDS 21に変更されてます。特徴的なフロント/リアの灯火類や1本スポークステアリングの付いた室内など、そこそこうまく再現されています。最新のノレブなどに比べるとやや大ざっぱなところがありますが、このぐらいの出来ばえのミニカーも私は好きです。DS 21の当時物ミニカーとしてはポリトーイやノレブなどがあり、このノレブの型を使って1980年代にエリゴールがDS 21をモデル化しています。1990年代にはリオがDS 19からDS 23まで20種類ほどをモデル化しています。その中にはDSの生産100万台記念モデルと最終生産記念モデル(1330775台目)もあります。DS/IDのミニカーは非常にたくさんあり、現在でも新製品がでています。最近ではビテス、ノレブの1/43、1/18、ブッシュ、ブレキナ、国産名車コレクション(イクソ製)などがあります。
データーベースでシトロエン DS/IDのミニカー検索

 以下はビテスのフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 1
CITROEN DS 21 2

 以下はリオのDS 21(型番123)の画像です。リオのDSはルーフ後端の絞リ込みと傾斜がオーバーにデフォルメされています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 21 7
CITROEN DS 21 8

 以下はリオのDS生産100万台記念モデル(型番SL014)、DS最終生産記念モデル(型番545)の画像です。記念ラベルが実車同様にフロントスクリーンに貼られています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 9
CITROEN DS 21 10

 以下はノレブの当時物でプラスチック製(型番158)と同じ型を使ったダイキャスト製(型番806)の画像です。当時のノレブはドアやボンネットが全て開閉するギミック付の物が多かったですが、建付けはあまりよくないです。またプラスチック製はボディ全体が経年変化で変形するという問題があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 5
CITROEN DS 21 6

 以下はポリトーイ(型番545)の画像とエリゴール(型番545)の画像です。ポリトーイは廉価版のエキスポートシリーズで、前後バンパーを底板と一体化するなどコストダウンを図っています。エリゴールは上記ノレブの型を使っているので、ノレブとほぼ同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 31
CITROEN DS 21 4

 以下は国産名車コレクション(No.227)の画像です。雑誌付きミニカーとして値段相応の出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します
CITROEN DS 21 9
CITROEN DS 21 10

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CITROEN DS 21 POLICE 1968 FRANCE

CITROEN DS 21 POLICE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 530 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 115HP 4段変速
性能: 最高速178km/h
データーベースでシトロエン DS/ID ポリス/消防車/救急車のミニカー検索

 

シトロエン DS 21 ポリス フランス 1968

 

 DS/IDが登場した1950年代から1960年代にかけて、フランスの国産大型乗用車(2Lクラス)でDS/IDに対抗できる車はありませんでした。当時のルノーには1960年に生産中止となったフレガートの後継車が1970年代まで登場せず、プジョーも1968年の504まで大型車がありませんでした。したがって政府/自治体の公用車、ポリスカー、救急車、消防車などをDS/IDが独占していました。また当時のドゴール大統領(1958~69年)がDSを愛用していたことから、DSは大統領専用車としても使われました。

 

 そんな訳でDSは当時のフランス映画にも良く出てきました。ドゴールの暗殺を描いた映画「ジャッカルの日(1973年)」では大統領府にずらりと並んだ黒塗りのDSが壮観でした。怪盗ファントマの映画 「ファントマ/電光石火(1965年)」には翼が付いて空を飛ぶDSが登場します。また最近のアメリカのTVドラマ「メンタリスト」でも主人公ジェーンの愛車としてDS 21が登場しています。DSは1955年の登場から改良が続けられ1975年まで約20年間生産されました。IDを含めた総生産台数は約146万台(本国生産は約133万台)でした。

 

 

 ミニカーはエリゴール製のDS 21のポリス仕様で、1985年頃に発売されました。当時のエリゴールはノレブの型を使っていて、ノレブにも同じ物があります。ヘッドライトがメッキパーツなのは今では物足りないですが、当時のミニカーとしては全体的にそこそこの出来ばえでした。ボンネット/トランク/4ドア開閉のギミックが付いていますが、建付けは良くありません。セダンや消防車も同じ型でモデル化されています。これ以外にもDS/IDのポリス/消防車やブレークを使った救急車のミニカーはたくさんあります。 またファントマの空飛ぶDSはノレブがプロバンスムラージュ(レジン製)でモデル化しています。
データーベースでシトロエン DS/IDのミニカー検索

 以下はディンキー(仏)の当時物でID 救急車の画像です。リアゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 1
CITROEN ID AMBULANCE 2

 以下はリオのID 救急車(型番116)とID 救急車「フランス赤十字」(青)(型番SL76)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 3
CITROEN ID AMBULANCE 4

 以下はリオのID 救急消防車(赤 白ルーフ)(型番117)とID 消防車(型番111)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN ID AMBULANCE 5
CITROEN DS 21 FIRE BRIGADE

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CITROEN H 1968 FRANCE

CITROEN H 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOMICA DANDY F25 1/43 102㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.99m 全高約2.3m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 1.6L 45HP 3段変速
性能: 最高速不詳
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シトロエン H (アッシュ) バン フランス 1968

 

 商用車ながら自動車の歴史上この車を紹介しない訳にはいきません。シトロエンらしい独創的なデザインで、名前のH(フランス式に発音すると'アッシュ'です)は型式名で、軽荷重用のHZと重荷重用のHY の2タイプがありました。シトロエン十八番の前輪駆動方式で、プラットフォーム型シャーシとトレーリングアーム方式リアサスペンションで、荷室の床は後輪をカバーするだけで完全に平らに出来ました。また車高も高いので、広大な荷室が確保できました。このデザインは後のキャブオーバー型商用車に多大な影響を与えました。

 

 エンジンは当初トラクシオン アヴァン用の4気筒1.6L/1.9L(58HP)などが使われましたが、後に4気筒1.6L/1.9Lディーゼルエンジンも追加されています。ボディーはバンとピックアップの2タイプが原則でしたが、各種貨物車をはじめ救急車、消防車、ポリスカー、マイクロバスなどたくさんのバリエーションがありました。1947年から1981年までの長期間生産されました。

 

 

 この車は人気があるので、ミニカーもたくさんあります。その中から出来の良い国産品ということで、1979年に発売されたトミカ ダンディの外国車シリーズのHを選びました。左ハンドル/両側スライドドアになっているので、イギリスや日本などへの輸出仕様をモデル化しているようです。(日本にも300台ほど輸入されてます) このダンディのHはパトカーや販促品などバリエーションがたくさんあり、カドーのブランドでも販売されました。当時物ミニカーとしては、CIJ、JRD、ディンキー(仏)などのレアな当時物や、マッチボックスのYTFシリーズ、エリゴール、ノレブ(1/43、1/18)、ソリド(1/43、1/18)、ブッシュ(1/87)などでたくさんモデル化されています。また変わり種としてルパン 3世の秘密兵器仕様のH トラックをポピーがモデル化していてこれも結構面白いです。→ 参照 シトロエン H ルパン 3世 ギミックのページ
 以下はフロント/リアの拡大画像と側面のスライドドア/リアハッチの開閉ギミック動作です。なおスライドドアは左右両方とも開閉します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN H 1
CITROEN H 2

 以下はバリエーションのポリス仕様(型番DF25)とノレブの当時物のプラススチック製(型番81)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN H POLICE
CITROEN H 3

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CITROEN SM 1970 FRANCE

CITROEN SM 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400111024 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.89m 全幅約1.84m
エンジン 変速機: V型6気筒 2.7L 173HP 5段変速
性能: 最高速222km/h
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シトロエン SM フランス 1970

 

 シトロエンが自社技術を誇示する旗艦として1970年に発表したのがシトロエン SMです。SMは前輪駆動車として初めて200Km/h以上の高速走行(最高速222km/h)を可能にした高級GTカーでした。シトロエン DSのハイドロニューマチックシステムを進化させた高度なステアリングとサスペンション、マセラティ製のV型6気筒2.7L(173HP)エンジンがその高速走行を可能にしていました。なおSMとは開発コードのSとマセラティのMを意味しているとのことです。

 

 SMの外観上の特徴は、なんといってもそのフロントマスクです。現在でも十分に未来的なこのデザインが発表されたのが1970年であることを考えると、いかに画期的なデザインであったかが分かると思います。フロントグリルの透明なガラスの中に左右3個ずつのライトが格納され、外側はロービーム、中央がハイビーム、内側がドライビングライトでライト全体がユニットになっていて車両の姿勢に応じてビームを水平に保つ油圧式のセルフレベリング機能を持っていました。またドライビングランプはステアリングと連動して首を振るようになっていました。最近の高級車にも同じような機能が付くようになりましたが、SMは50年も前に実現していました。SMをベースにしたフランス大統領府のパレード車が作られるなど、SMはシトロエンの顔としての役割を果たし1975年までに約13000台が生産されました。

 

 

 ミニカーは2002年頃に発売されたミニチャンプス製です。SMの1/43の量産ミニカーとしては現在でもこのミニカーを超えるものはない素晴らしい出来ばえです。特にこのミニカーの最大の見どころはSMの外観上の最大の特長である6灯式ヘッドライトをリアルに再現していることです。それ以外の室内などの細部も良く再現されています。これ以外のSMのミニカーは当時物ではソリド(べレムも含む)、コーギー、コーギーをコピーしたオートピレン、ノレブ、マッチボックス、トミカなどがありました。当時物以外ではノレブの1/43と1/18、イクソ、シュコー、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN SM 1
CITROEN SM 2

 以下は1970年に発売されたソリド製の当時物 シトロエン SM (1/43 型番184)の画像です。上記のミニチャンプス製を見た後ではやはり見劣りがしますが、このソリド製が当時物のミニカーとしては一番出来が良かったのです。プロポーション的にはミニチャンプスと同等レベルで、6灯式ヘッドライトも購入した当時は実にうまく再現していると思いました。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 3
CITROEN SM 4

 以下はフロント/リア/室内の拡大画像と上記ミニチャンプス製と並べた画像です。製作された時期が30年も違うので出来ばえを比較することに意味はないのですが、細部の仕上げ以外は同等レベルの出来ばえだということが分かると思います。またミニチャンプスが車高を下げてモデル化していることも分かります。これはミニチャンプスが良く使うデフォルメ手法で実車よりかっこよく見えるのです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 10
CITROEN SM 10

 以下は1971年に発売されたコーギー製の当時物 シトロエン SM (1/44 型番284)の画像です。スケールモデル的な観点ではソリドのほうが出来が良いのですが、単純なスケールモデルとは異なるミニカーとしての観点ではコーギーのほうが出来が良いです。ミニカーを上から見た画像で分かるのですが、実車のSMはリアを絞り込んだデザインとなっています。コーギーはこの絞り込みを大きめにデフォルメして、SMの外観的な特徴を強調しています。これはややオーバーなのですが、このコーギー流のデフォルメはなんとなく親しみを感じさせるフォルムになるのです。フロントの6灯式ヘッドライトは紙のシールでうまく表現していますが、ガラスが黄色になっているのもコーギー流の意図的なデフォルメです。ドアとハッチバックが開閉するギミック付ですが、ハッチバックは中の棚板も可動する点が凝っています。さらにこのミニカーのドアには柔らかい軟質プラスチックで成形されたドアサッシュが付いています。これはサッシュの尖っている部分に触ってもけがをししない上に、サッシュ自体も破損しないという優れた設計になっています。当時のミニカーは子供向けでしたので、安全設計が徹底されていました。(ただコーギーがドアサッシュを付けることにここまで拘った理由がよく分かりませんが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 5
CITROEN SM 6

 以下はフロント/ドア/室内の画像とリア/リアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 7
CITROEN SM 8

 当サイトにはSMのミニカーだけをまとめたページがありますので、これ以外のSMのミニカーを見たい方はこちらのページをご覧ください。→ シトロエン SMのミニカーのページ

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CITROEN GS 1971 FRANCE

CITROEN GS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 193 1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.61m
エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1015cc 56HP 4段変速
性能: 最高速147km/h
データーベースでシトロエン GSのミニカー検索

 

シトロエン GS フランス 1971

 

 前述したシトロエン アミ 8の後継車でより上級な車として、1971年に登場したのがGSでした。ハイドロニューマチック システムを使ったサスペンションとブレーキ、空力に優れたボディなどDSの技術を盛り込んだ高度な内容の車で、シトロエンとして初めてヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。当初のボディは2ボックスでしたがハッチバックではなく、リアには独立したトランクを持っていました。空冷水平対向4気筒1015cc(56HP)エンジンを搭載し、最高速147km/hの性能でした。(実車画像→ トランクを開いた実車画像)

 

 1971年にワゴンのブレークと2ドアのバンが追加されました。1972年には1.2L(60HP)エンジンが追加され、1973年にはロータリーエンジンを搭載したビロトールが追加されました。(ビロトールはほとんど売れませんでしたが) GSは商業的に成功し、1979年にはボディがハッチバック化され1.3L(64HP)エンジンを搭載したGSAに発展し、1986年まで生産されました。総生産台数はGSが約190万台、GSAが約58万台でした。(実車画像→ シトロエン GSA 1984)

 

 

 ミニカーは1972年に発売されたソリドの当時物です。ソリド最盛期の製品なので当時のミニカーとしてはレベルの高い出来ばえで、GSの雰囲気の再現では当時物ミニカーでベストといえます。ドア開閉ギミック付で、1本スポークのステアリングホイールなど室内もそこそこ再現されています。GSの当時物ミニカーとしてはノレブ、ポリトーイ、ルーソトイ(LUSO TOYS ポルトガル製)のブレークなどがありました。最近の物ではノレブの新作 1/43と1/18、イクソ、ユニバーサルホビーなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN GS 1
CITROEN GS 2

 以下は1971年に発売されたノレブの当時物 シトロエン GS (1/43 型番810)の画像です。これはダイキャスト製のJET CARシリーズですが、同じ型を使ったプラスチック製もありました。バンパーと一体成型したフロントグリルがやや安っぽいですが、プロポーションは悪くありません。ボンネットと4ドアの開閉ギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 3
CITROEN GS 4

 以下は1980年に発売されたルーソトイ(LUSO TOYS)のシトロエン GS ブレーク パラス(1/43 型番11)の画像です。ルーソトイはポルトガルの玩具メーカーであったメトスル(METOSUL)が1970年-1980年代に使用していたブランド名でした。メトスルは当時のディンキーやコーギーなどを真似たダイキャスト製ミニカーを作っていました。このGS ブレークは少々粗削りな造形ですが、当時のミニカーとしてはまずまずの出来ばえです。なおGS ブレークの当時物ミニカーはこれしか無いようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS BREAK 1
CITROEN GS BREAK 2

 以下は2006年に発売されたイクソ製のシトロエン GS 1971 (1/43 型番CLC139)の画像です。最近のミニカーですからプロポーションが良く、灯火類や室内の造形などの細部もリアルに仕上げられていて、とても良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 5
CITROEN GS 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN GS 7
CITROEN GS 8

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CITROEN DS 23 1972 FRANCE

CITROEN DS 23 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(ES) 530 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 2.3L 130HP 5段変速
性能: 最高速188km/h
データーベースでシトロエン DS 23のミニカー検索

 

シトロエン DS 23 フランス 1972

 

 DSは1970年にボッシュの電子制御燃料噴射をフランス車で初めて採用し、翌年には3段自動変速が設定されました。1972年には排気量を2347ccに拡大しDS 23となりました。(トルク重視の設定で2.2Lの139HPから130HPに少しパワーダウンするも最高速は同じ) このように改良が行われてきたDSですが、基本設計が古いことはいかんともし難く後継車CXの登場により1975年に生産中止となりました。

 

 DSは1955年の登場から1975年まで20年間生産され、IDを含めた総生産台数は約146万台(本国生産は約133万台)でした。DSは世界の名車を選考したカーオブ ザ センチュリー(名車100選)において、1位のフォード T型、2位のモーリス ミニに次いで3位という評価を受けています。私は学生時代に一度だけDS 21に乗せてもらったことがありましたが、当時の国産車とは全く別物のしなやかな乗り心地でした。

 

 

 ミニカーはスペインのオートピレンがディンキー(仏)のライセンスで生産した いわゆるスペイン ディンキーの当時物ミニカーです。ただ本家のディンキー(仏)にはDS 23はないので、これはオートピレンが型を起こしたものです。ほとんど同じ出来ばえのオートピレン製もありますが、そちらはホイールが車軸が貫通していないディスクタイプとなっています。 DS 19/21に比べるとDS 23のミニカーは少ないですが、リオのDS 21のバリエーションでセダンとラリー仕様があり、最近のミニカーではノレブが1/43と1/18で10種類以上をモデル化しています。

 以下はディンキー(仏)のフロント/リアの拡大画像とボンネット開閉/エンジンの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 23 1
CITROEN DS 23 2

 以下はオートピレン(型番309B)の画像です。ホイール以外はディンキーとほとんど同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 23 3
CITROEN DS 23 4

 以下はリオのDS 23 ウェンブリー-ミュンヘン ラリー仕様(型番SL033)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 23 Rally1
CITROEN DS 23 Rally2

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CITROEN GS CAMARGUE BERTONE 1972 FRANCE

CITROEN GS CAMARGUE BERTONE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 182 1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1015cc 55HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
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シトロエン GS カマルグ ベルトーネ フランス 1972

 

 シトロエン カマルグは1972年のジュネーブショーで公開されたコンセプトカーです。GSをベースにした2+2座のクーペで、デザインはベルトーネです。深く傾斜したフロントウインドウ、大きなガラス製のリアウインドウ、ロールバーの機能を持つBピラーが特徴で、ベースのGSより車高が200㎜低くなっています。ロールバーを設けて小さなルーフで広いウインドウを確保する手法は、ランチア ストラトス HFのデザインと同じです。

 

 バンパー下に小さなグリルを持つフロントの造形は、DSのフロントを意識したものだと思います。ベルトーネのシトロエンに対する最初のアプローチはこのカマルグで、1982年に登場したBXはベルトーネのデザインとなりました。その後もベルトーネは1986年にシトロエン ザブルス(ZABRUS)というBXをベースにしたコンセプトカーを公開し、1989年に登場したXMもベルトーネがデザインしています。BXもXMもフロントの造形や直線的なボディラインなどに、カマルグのデザインが反映されてます。

 

 

 ミニカーはノレブ製 JET CARシリーズの当時物でプラスチック製です。ボディやウインドウが経年変化で少し変形していますが、基本的な部分は結構良い出来です。当時のノレブはプラスチック製からダイキャスト製に移行していた時期で、このカマルグも後期型ではダイキャスト製になりました。(変形することがわかっていればダイキャスト製も買ったのですが) また2005年頃には細部をリファインした新しいものも発売されています。カマルグのミニカーはこのノレブとマジョレットの1/55ぐらいしかないようです。

上の画像は'86トリノショーにベルトーネが出品したシトロエン・ザブルスZabrusでして、シトロエンでクーペモデルを作りたがっていたベルトーネがBXをベースに製作したGTクーペのデザインプ ロポーザルです。シトロエン側は「このセグメントのクーペを求める顧客層は開拓できていない」としてショーモデルで終わらせていますが、鋭角的なウェッジシェイプのプロポーションや側面に彫り込まれたキャラクターラインなどはXMに反映されたと思われます。 、ダイキャスト製は人気があります。レジン製ミニカーもたぶん同じようなことが起こると思うので、同じモデルならダイキャスト製を買うのがいいですよ。

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