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LAMBORGHINI MIURA その1 その2

miura front MIURA S POLISTIL製 1/18

 農業機械やエアコンの製造で財をなしたイタリアの実業家フェルッチョ ランボルギーニが、フェラーリやマセラティなどの高級GTカーに満足できずに自分が納得できる車を造ろうとして興したのがランボルギーニ社です。

 

 1963年に最初のランボルギーニ350GTが発表され、1965年にP400という名前のプロトタイプ シャーシが出品されます。横置きミドシップエンジンのシャーシはレーシングカーそのものの構成であったのでランボルギーニはレースに進出すると噂されました。


その翌年このプロトタイプはベルトーネ デザインの流麗なボディをまとってP400 MIURA(ミウラ)として発表され ランボルギーニ社を一躍有名にします。性能的には当時の最速のGTカーであり、個性的で美しいデザインのこの車は大変魅力的であり世界中の車好きをいまだに虜にしています。

 

 
 ミウラは1972年末までに約800台が生産され P400 P400S P400SV の3タイプがありました。また特注でオープンタイプのロードスターもありました。車の台数は少ないのですが、日本ではスーパーカーブームがあったので、その当時に撮影会などでみた方は多いと思います。ミウラのデザインは特徴的なヘッドライトのマツゲなどの前衛的な部分が目立ちますが、その基本的なフォルムは古典的なスポーツカーデザインであり前衛的な部分とのデザイン的な融合がミウラの魅力であると思います。

 

P400 ミウラの緒元
エンジン V型12気筒DOHC 3929cc 350HP/7000rpm(S:370HP SV:385HP) 横置きミドシップ配置
全長 全幅 全高 4360×1760×1050mm 重量 945Kg (S、SVは少し大きくなってます) 最高速度 270km/h以上

 

 このような人気車であるがゆえに、ミウラはたくさんのミニカーメーカーがモデル化しています。1960年代後半に当時の主要なミニカーメーカーがミウラをモデル化していました。日本においては1977年頃にスーパーカーブームがおこりましたが、このときにフェラーリやランボルギーニなどが人気となり、国産ミニカーメーカーはこぞってスーパーカーをモデル化しこの際にミウラもモデル化されています。その後1990年以降にコレクター向けのミニカーメーカーがたくさんでてきましたが、それらのメーカーの間で少し前までミウラのモデル化がまたブームになっていました。特に何とかの特注で色違いのミウラがたくさんでていましたが、単なる色違いだけの特注品はあまりありがたくありません。(数年前までこのような特注品が多かったので買う方は大変でした)

 
 

SOLIDO ソリド

161 1/43
実車が発表された当時のフランスのソリドのモデル 前後のカウルとドアの開閉や前輪の操舵が出来ますが各部の立て付けはしっかりしています。(当時のソリドの長所です) 全体的なバランスも良く 少し誇張されたライトやボディラインがミウラのイメージにぴったりの傑作です。青、黄、紫、銀のカラーバリエーションがありました。 
solido01Aピラーが少し太いのがやや難点
solido02.横からみたラインはよりダイナミックに誇張されています
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前輪が操舵出来ます
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フレームとエンジンが再現されています
 

POLITOYS ポリトーイ

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こちらも当時のイタリアのポリトーイのモデル このミニカーの売りはアクションが豊富なことで ドア、前後カウル、トランクリッド、前カウル上の給油蓋の開閉が可能でスペアタイヤの取り外しもできます。ヘッドライトのマツゲ部分がメッキー処理されていてライトが少し小さめなのでこの部分の見た目のイメージが変わっていますが全体的な造形は上記ソリドと同等の出来です。ポリトーイMシリーズの特徴であるホイールやエンジンの造形がすばらしいことこともあって、ミウラのミニカーとしては上記ソリドに勝るとも劣らない傑作です。黄、銀のカラーバリエーションがありました。
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フェンダーミラー仕様になっています
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実車に忠実なホイール
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スペアタイヤは外せます
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カウル上の燃料給油蓋を開いたところ
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かなり細かく再現されたエンジン部

6317 1/18

ポリトーイは上記1/43以外にも1/25と1/18でミウラ Sのミニカーをだしています。1/25はあまり良い出来ではありませんが、「TONKA POLISTIL」ブランドで1988年頃に作られた1/18は当時としてはかなり良い出来栄えです。近年京商やオートアートの1/18が出てくるまでは、大スケールミニカーでは最高の出来映えと評価されランボルギーニ本社に展示されていたとも言われています。

 

なお1992年ごろにアンソンが1/18でミウラをモデル化していて(ポリトーイより細部が良く再現されている)、一時期このアンソン製が人気となりネットオークションで数万円の値がついたりしていました。(今ではすっかり忘れさられています ミニカーも旬があるのです) ポリトーイの1/18は子供向けであった為、細かい点は最近の1/18とは勝負になりませんが、プロポーションなどの基本的な部分はいまでも良くできていると思います。(技術的に細かいところを作ることが出来なかった訳ではなく必要がなかったのです 誤解なきよう)

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非常にいい雰囲気だと思います
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やや抑揚感に乏しいサイドビュー
カラーリングのせいかも?
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大きなドアミラーが付いてます
 
 
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実車のイメージに良く合っています
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マウスカーソルを画像の上に移動すると
リアサイドの画像に変わります
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ナンバープレートが付いてます
 
細部の詳細画像
 
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画像にマウスを載せるとエンジン部分の画像に、クリックすると
底板のエンジン部の画像に代わります

電動ファン、エンジンなどの細部の表現は当時としてはかなり
レベルの高いものでした
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画像にマウスを載せると室内部分の画像に、クリックすると
室内のオーバーヘッドコンソールの画像に代わります

メーター、シフトレバー、オーバーヘッドコンソール、ペダル類など
室内も当時としてはレベルの高いものでした
 

MEBETOYS メーベトイ

上記ポリトーイと同時期のイタリアのメーベトイのモデル 側面からみるとフロントの先端部が少し高めになっていてライトが小さめなので前から見た場合になんとなくイメージが違うような感じがしますが、全体的には悪くないと思います。黄、赤、緑、青、金のカラーバリエーションがありました。
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先端部が少し高い
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テールランプは塗装処理
 
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スペアタイヤは外せます
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ライトが小さめ
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エンジンだけでフレームの表現はありません

CORGI コーギー

342 1/48?
1970年頃のイギリスの老舗コーギーのモデル 走行性に重点をおいたフリーホイール化が始まったころのミニカーですのでタイヤやホイールが見劣りしてしまうミニカーです。前後カウルとトランクリッドが開閉できます。縮尺はコーギーの常で少し小さめに出来ていますが全体的な造形はそんなには悪くはありません。コーギーのミニカーにつきものの闘牛のフィギュアが付属しています。(ちなみにランボルギーニのエンブレムは闘牛で、ミウラとは闘牛の種族の名前です)
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ライトにダイヤカットガラスを使うのはコーギーの定番
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ホイールのせいで腰高になっています
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トランクリッドが開閉できます
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闘牛のフィギュアが付いています
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SAKURA サクラ

SUPERCAR No.1 1/43
スーパーカーブーム全盛の1977年に発売されたサクラのスーパーカーシリーズのモデル カウル開閉の蝶番などの構成からソリドのミニカーを参考にしているようです。お手本が良いので全体的なバランスはいいのですが、やはりオリジナルには勝てません。赤、黄、白のカラーバリエーションがあり屋根にアンテナの付いたタイプもありました。
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透明プラスチック部は青い色付きです
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ドアは大きく開かないと保持できません
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ソリドとそっくりの造形
 

RIO リオ

R08 1/43
1994年に発売されたイタリアのリオのモデルでタイプSとなっています。リオはクラシックカーを得意にしているメーカーですがこのころから60年代の車もモデル化するようになりました。ボディの下半分が大きめでライト部分がかなり大きく誇張されていて正面から見るとややユーモラスな感じがします。イタリアのミニカーメーカーに共通する少し荒削りでダイナミックなミニカーです。白、橙、黄のカラーバリエーションがあります。
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ライトが大きめで位置が少し高い
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排気管が目立ちます
 
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マツゲがはっきり分かります
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そこそこに再現されたエンジン
 
SL017 1/43
上記のモデルをタイプSVに変更したモデル SVの外観上の違いであるマツゲ無しのライトになりホイールとボディ下部が金メッキになっています。
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ホイールとサイドダクトが金メッキ
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マツゲがありません
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R08 1/43
上記のモデルをロードスターに変更したもの ミウラのオープンタイプ(ロードスター)は1968年ブラッセル ショーにてショーカーとし発表されましたが商品化はされませんでした。これはそのショーカーのモデルと思われます。屋根が無くリアのルーバーもありませんのでエンジンが丸見えになっています。リアランプやトランク部分の形状なども違っていて「MIURA ROADSTER」のプレートが付いています。茶、青、薄緑のカラーバリエーションがあります。
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フロント部分は変わりません
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ルーバーの無いリアカウル
 
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横長のリアランプと少しへこんだトランク部分
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剥き出しのエンジン部
 

MINICHAMPS ミニチャンプス

最近のミニカーでは一番人気があるミニチャンプスのモデル さすがに全体的なバランスもよく細部の作りも凝っていて実車の魅力がよく表現されています。1/43サイズでは一番出来のよいミニカーといえるでしょう。特に特徴的なライトまわりの感じがとても雰囲気があります。特注モデルを含めて非常にたくさんのカラーバリエーションがあります。
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ウインドモール部の黒塗装は初期のミウラの仕様
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小さいサイドミラーが付いてます
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ライトの周辺のモールも銀塗装してあります
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ドアのエアダクト部分が細かく塗り分けられ室内も塗装されています オーバーヘッドコンソールも付いてます
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エンブレムも実車に忠実
 

AUTOASTRADA オートストラーダ

TZ01021 1/43
上記ミニチャンプスとよく似ているオートストラーダのモデル 同じ車がモデルなので似てくるのは当然ですが多分ダイカスト型は同じ物ではないかと思います。違う点はフォグランプとワイパーが別パーツになっていないことと室内などの細部の塗り分けぐらいです。値段的にはミニチャンプスの半値以下ですからたいへんお得なミニカーといえます。(ミニチャンプスが少し高すぎるともいえます) 黄色のカラーバリエーションがあります。
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ウインドのモール部のメッキ処理(銀塗装してある)はミウラSの仕様になります
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フォグランプは銀塗装処理になっています
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ドアのエアダクト部分の塗り分けはミニチャンプス同等ですが室内は黒一色で未塗装です
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エンブレムもミニチャンプスと同じ
 

DELPRADO デルプラド

CAR COLLRCTION 1/43
デルプラドのミニカー付き雑誌のモデル 上記のオートストラーダのミニカーを流用していますがコストを下げるためにさらに細部の処理を省略してあります。ドアのエアダクト部分とサイドウインド周りのモール全体が黒く塗装されていてドアミラーは省かれています。ここまで手を抜いても基本的な部分の出来がいいのであまり安物のミニカーという感じはしません。デルプラドのカーコレクションシリーズは2シリーズありますがどちらも全く同じ仕様で色は黄色だけです。
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ドアミラーが省かれています
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ウインカー部分の黒塗装が省かれています
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ドアエアダクト部分全体が黒で塗られています
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IXO イクソ

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2007年3月に発売されたイクソの新製品 タイプSVのモデル ライトがポップアップ状態になっています。ミニチャンプスのミニカーと比べてみるとフロントノーズが少し上がり気味ですがこれは実車のイメージに近いようにも思います。ただAピラーが太くモールで囲まれたサイドウインドーが小さくなっているのは明らかにバランスが悪いです。この点がいまひとつですが、リアスリットの隙間からかすかに見えるエンジン、ポップアップしたライト、エッチング材のワイパーなど細かい部分にミニチャンプスにはない新しさが見られます。また他のミニカーに比べてリアフェンダー部分の張り出しが大きくそこだけ車幅が広くなっているのはSVの特徴なのだと思います。
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ポップアップしたライトが特徴
マウスカーソルを画像の上に移動すると
ライト部の拡大画像に変わります。
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カラーリングはリオのモデルと同じ
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リアスリットには隙間があり、エンジンが
かすかに見えます(画像では見えないですが
 
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SVはスモールランプの造形がモダンです
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ドアエアダクト全体を黒で塗るのはやや手抜き
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リアフェンダー部分の張り出しが大きい
マウスカーソルを画像の上に移動すると
上からみた画像に変わります。

AUTO ART オートアート

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オートアートは2004年に1/18のミウラを出しています。2011年にシグネチャーシリーズと称するパーツ点数200点以上の1/43精密ミニカーの第一弾としてミウラ SVをモデル化しました。ドアやボンネットが開閉しエンジンなどの内部構造を1/43としてはかなり精密に再現してあります。オートアートの1/18は完成度が高いですが、この1/43でもフルギミックを実現しつつ、プロポーションが良く開閉部のチリ合わせも正確です。オートアートの型設計の技術力が非常に高いことが分かります。定価は12390円ですが、細部の精密さを考慮すれば安いといっても良い値付けで、オートアートの意欲が感じられるミニカーです。カラーバリエーションが5色あります。No.1032とシリアルナンバーが付いているので、この色だけで2000台くらい作っているのでしょうか?
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フロントの造形にやや違和感があるかも
サイドミラーは省略している

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側面のバランスは良いと思う
autoart miura01
リアの造形も特に問題なし
 
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グリルはエッチングパーツ
autoart miura4
クロームモール エッチングパーツの
ワイパーは繊細だが、ドアエアダクト全体
の黒塗り処理はいまひとつ
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グリル部のリフレクターまで再現してある
 

カウルやドアを開いた状態の各部の詳細画像 (細部を見るための右画像のようなルーペが同梱されてます)   loupe 

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画像にマウスカーソルを載せるとエンジン部分の画像に、クリックするとフロントカウル上の給油蓋(スリット)を開いた画像に変わります

フロントカウル部分:前輪操舵が可能 スペアタイヤ、ラジエーターの電動ファン、フロントカウル下の燃料給油口などが再現されてる 

リアカウル部分:エンジン、補器類、シャーシ部材が良く再現され、なんとカウルの開きを制限するひもまで再現している

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画像にマウスカーソルを載せるとトランクの画像に、クリックすると底板のエンジン部分の画像に変わります
室内はメータパネル、シフトゲージ、オーバーヘッドコンソール、床のカーペット、ドア内貼りなどが再現されている ドアの開閉蝶番はかなり細かいパーツで過負荷をかけると壊れそう 普通のミニカーに比べてウインドーの透明度が高いのは厚さが薄いのか? 底板部分のエンジン部は簡単でやや期待外れ
 

 ここで紹介した以外にもミウラのミニカーは非常にたくさんあります。当サイトのミニカーデーターベースを検索すれば、現在モデル化されているミニカーのほとんどを一覧できます。右ののリンクをクリックしてください。  データーベースでランボルギーニ ミウラのミニカーを検索

 
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