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FIAT 500 その1 戦前型

フィアット 500 関連ページ → その2 戦後型 NUOVA 500  その3 アバルト アウトビアンキ シュタイア プフ 500 最新型など派生車

概要

fiat500front

 イタリアの自動車会社フィアットはアルファロメオ、フェラーリ、ランチアなどをグループに持つ巨大な企業です。最近のフィアット車といえばパンダ(PANDA)やプント(PUNTO)などがありますが、日本ではあまり知られていないように思います。少し古くなりますがフィアットブランドで一番親しまれている車は500になると思います。名前だけでは分からない人もおられると思いますが、漫画のルパン3世でルパンが乗っている小さな車といえば知っておられる方が多いのではないでしょうか。


 フィアット 500(伊語読みでチンクェチェント)は1960年代のイタリアを代表する小型車でした。FIAT 500には戦前型と戦後型の2世代があります。ルパンの車として一般に良く知られているのは戦後型のほうです。ここではその2世代のフィアット 500についてミニカーで紹介致します。

 
 

FIAT 500 Toporino (フィアット 500 トポリーノ)

 戦前型フィアット 500は今から約70年前の1936年に超小型の大衆車として発売され、見た目がかわいらしいので“トポリーノ”(Toporino:伊語で小さなネズミの意)という愛称で呼ばれていました。この車は大きさが全長3215×全幅1275×全高1377mm 車重約600kgで現在の軽自動車よりひとまわり小さく 水冷4気筒569cc13HPのエンジンをフロントに搭載し最高速度85km/hの性能でした。4気筒エンジンを積んで前輪独立懸架と油圧ブレーキを装備し、価格が安くその上軽量な為に燃費も良いこの車は大成功をおさめた傑作車でした。以下は間違いのため削除(2007/10)当初は2座席だけでしたが、1948年には後部座席部分が追加され屋根がキャンバストップの開閉式になりエンジンも16.5HPに強化されました。 (2座席でしたがキャンバストップを開放してこの小さな車に4名以上も乗り込むことがあったようです)

 

 私の好きな映画“ローマの休日”(1953年)にはまさしくこのタイプのトポリーノがでてきます。オードリー ヘップバーン扮するアン王女が助手席に座りグレゴリー ペック扮する新聞記者がキャンバストップから頭を突き出して後部に乗っていて、大柄なグレゴリー ペックが降りる時に苦労しているシーンがあります。

 この当時はフィアットはフランスではSIMCA(シムカ)ブランドでライセンス生産されておりトポリーノはSIMCA 5 として販売されていてこちらもヒットしています。このSIMCA版も含めてトポリーノは1955年までにトータルで65万台が生産されました。

 
BRUMM R22 1/43
イタリアのメーカーBRUMM(ブルム)社はフィアット 500の様々なタイプを意欲的にモデル化しています。イタリアでもノスタルジックなフィアット 500の人気が高いのだと思います。
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グリルの上のひげはエンブレムみたいなものです
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ホイールキャップにはFIATのロゴが付いてますfiatlogo
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トランク部分にはスペアタイヤがセットされています
 
BRUMM R21 1/43
上記のキャンバストップタイプです。リアシートはなく後部はフラットなスペースになっています。
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BRUMM R23 1/43
戦後のガソリン不足時代のメタノール燃料車で、後部に積んでいる箱の蓋を開けると中にガスボンベらしき物が入っています。
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リアが重かったと思います
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箱の上蓋は開けられます
 
BRUMM R79 1/43
トポリーノをベースにした商用車 BRUMMには別のデザインのものや梯子を積んだ消防車?もあります。
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“Gillette”とはひげ剃りメーカー“ジレット”です
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DUGU M8 1/43
イタリアのDUGU(ドュグー)社のモデル BRUMMに比べると腰高な感じですが個人的にはこちらの方が実車のイメージに近いような気もします。ホイールが溶けて変形したのでスペアタイヤ以外はBRUMMのホイールに交換しています。 
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ライトが少し下を向いてユーモラスです
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スペアのホイールは溶けて変形しています
BRUMM R176 1/43
フィアット 500のフランス版 SIMCA 5 ナンバープレートが追加されてホイールキャップのロゴがSIMCAに変えられています。
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SIMCAロゴ付きホイールキャップsimcalogo
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FIAT 500C Toporino  (フィアット 500C トポリーノ)

 トポリーノは1949年にボディが新しくなり500Cとなります。大きく変わったのはフロントのデザインでライトがフェンダーに埋め込まれバンパーが追加されるなどしてかなり現代的なスタイルとなっています。特徴的でユーモラスな感じのするライトが変わったことで、ビジネスライクな小型車といった感じが強くなっています。
 
BRUMM R013 1/43
キャンバストップを閉じた500C ブルムのカタログによると1949年式ですが、フロント フェンダー上にウインカーがあることやメッキされたグリルの表現が当時の写真と異なっています。年式的に後期の物かデラックス仕様をモデルにしているようです。
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簡単なバンパーがついて近代的なフロント
グリルに変わっています
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スペアタイヤを内蔵したことで
リアの形状も変更されています
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テールライトが付きました
 
BRUMM R012 1/43
キャンバストップの開いたタイプ 上記のバリエーションです。
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このモデルは何故かホイールキャップ
が有りません(欠品ではないです)
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内蔵されたスペアタイヤはライセンス
プレート部分のパネルを外して出し入れします
 
BRUMM R029 1/43
1951年に追加されたワゴンタイプのBelvedere(ベルヴェデーレ) 4座で後席は折り畳んで荷物スペースにもできました。
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家族で乗るのに4座が必要なことから
作られたモデルなのでしょう
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リアは横開きのドアとなってます
 
BRUMM R080 1/43
500Cをベースにした商用車 ブルムには他にも梯子の代わりにサーチライトを付けた消防車指令車らしきものや会社のロゴを付けたパネルバンなどがあります。
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梯子を載せているので消防関係の車でしょう
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ドアには「servizio prevenzione」
(予防サービス)と書いてあります
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ホイールも赤になっているのがしゃれています
 
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