ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA FIT (GD) 2001 JAPAN

HONDA FIT (GD)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA FIT (GD)


EBBRO 43294 1/43 90mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.85m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 86HP 5段変速/CVT無段変速 4WD
性能: 最高速170km/h  データーベースでホンダ フィットのミニカー検索

ホンダ フィット GD型 日本 2001年

 

 1996年にホンダ シティ 2代目の後継車としてロゴが登場しました。シティは個性的なデザインでしたが、実用性を重視したロゴは平凡なデザインの3/5ドアハッチバックでした。4気筒1.3L(66HP 16バルブ 91HP)エンジンを搭載する前輪駆動車でした。1998年に派生車として個性的なデザインのトールワゴン キャパと小型SUVのHR-Vが登場しました。ロゴは実用性は優れていたのですが、見た目が平凡だったのであまり売れませんでした。2001年に生産中止となり、総生産台数は約20万台でした。 (実車画像→ ホンダ ロゴ 1996)  (実車画像→ ホンダ キャパ 1998)  (実車画像→ ホンダ HR-V 1996)

 

 2001年にロゴの後継車としてフィットが登場しました。先代ロゴのデザインが不評であったことから、目新しい顔つきで斬新なデザインの5ドアハッチバックに変わりました。燃料タンクを床下中央に配置するホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し広い室内を実現していました。新開発した4気筒1.3L(86HP)エンジンを搭載し、前輪駆動と4WDがありました。デザインと性能全般が評価されて2001年の日本/RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。私はこの車のTV CMを初めて見た際にこの車は売れると確信しましたが、予想通りこの車は大ヒットしました。(車は見た目が重要なのです) 2002年には新車販売台数でトヨタ カローラを抜いて1位となりました。 欧州やアジアではジャズという名前で販売され、海外でもヒットしました。2002年に4気筒1.5L(110HP)エンジンが追加され、2004年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更されました。2007年にフィット 2代目にモデルチェンジしました。国内総販売台数は約98万台でした。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたエブロ製の当時物です。フィット 初代 初期型をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で実車の雰囲気がうまく再現され良く出来ています。室内の細部もインパネのメーターなど良く再現されています。エブロはエアロパーツを追加した無限仕様、派生車で東南アジア向けの4ドアセダン フィット アリア(2002年から国内に輸入して販売)もモデル化しています。これ以外のフィット 初代のミニカーはトミカ、トミーテックの1/150、Mテック カプセルの1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA FIT (GD) 1
HONDA FIT (GD) 2

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SUBARU IMPREZA 2.0 WRX 2001 JAPAN

SUBARU IMPREZA 2.0 WRX
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA 2.0 WRX


IXO MOC001 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.74m エンジン 変速機: DOHC 水平対向4気筒 2L ターボ 280HP
 5/6段変速/4段自動変速 4WD
性能: 最高速238km/h (輸出仕様)  データーベースでスバル インプレッサ 2000年以降のミニカー検索

スバル インプレッサ 2.0 WRX 日本 2001年

 

 2000年にスバル インプレッサ 2代目が登場しました。先代同様にセダン WRXとスポーツワゴンがあり、セダンは走行安定性を考慮してブリスターフェンダーで横幅が拡大され3ナンバー規格となりました。外観は先代のスタイルを継承し、横長ヘッドライトから変更された丸形ヘッドライトが特徴でした。水平対向4気筒1.5L/2L/2Lターボ(280HP)エンジンを搭載し前輪駆動と、マニアル変速でベベルギア式センターデフを持つ4WD、自動変速で油圧クラッチを電子制御する4WDがありました。高性能版としてWRX STiとスポーツワゴン STiがありました。

 

 2001年の改良でB型となり、2002年のマイナーチェンジでC型(中期型)となり、評判の良くなかったヘッドライトが丸型から楕円型(俗称で涙目)に変更されエンジン/シャーシも変更されました。同時にワゴンにもWRXの名前が復活しました。2003年にD型、2004年にE型に改良され、2005年にWRX STiをベースにチューンされたS203が設定されました。2005年のマイナーチェンジでF型(後期型)となり、フロントグリル/ヘッドライトの意匠が変更されました。当時アメリカのGMはスバルに資本参加していたので、GMの意向で2004年にGM傘下のサーブにインプレッサ スポーツワゴンがOEM供給されて北米でサーブ 9-2Xとして販売されました。(実車画像→ サーブ 9-2X 2004) 2006年にG型となり、2007年にインプレッサ 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたイクソ製の当時物です。インプレッサ 2代目初期型の左ハンドル仕様をモデル化しています。プロポーションが良く初代の丸形ヘッドライトの顔付きがうまく造形されていて、かなり良い出来ばえです。灯火類、リアスポイラー、室内などの細部も良く仕上げてあります。イクソはインプレッサ 2代目の中期型/後期型とそのラリー仕様など50数種類ほどをモデル化しています。イクソ以外のインプレッサ 2代目のミニカーはオートアートの前期型/中期型/後期型 1/18、CM'Sのラリー仕様 1/64、hpiレーシングのラリー仕様、ビテスのラリー仕様、WIT'S(レジン製)のS203、京商Jコレクションの前期型、国産名車コレクションの中期型/後期型などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU IMPREZA 2.0 WRX 1
SUBARU IMPREZA 2.0 WRX 2

 以下は2009年に発売されたアシェット 国産名車コレクションのスバル インプレッサ WRX STI 2004 (1/43 No.97)の画像です。インプレッサ 2代目の中期型右ハンドルをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは自社ブランドの型番MOC026で中期型をモデル化していますが、これはそれを流用しています。これも上記の前期型同様にプロポーションが良く、中期型の顔付や大きなリアスポイラーがうまく再現されています。なお安価な雑誌付きミニカーなのでコストダウンで細部の仕上げを多少簡素化していますが、それでもインパネのメーターは印刷で再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STi 3
SUBARU IMPREZA WRX STi 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STi 5
SUBARU IMPREZA WRX STi 4

 以下は2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクションのスバル インプレッサ WRX STI 2006 (1/43 No.129)の画像です。インプレッサ 2代目の後期型右ハンドルをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは自社ブランドの型番RAM220などで後期型ラリー仕様をモデル化していますので、これはそれを流用しています。これも上記の前期型/中期型同様にプロポーションが良く、後期型の個性的な顔付がうまく再現されています。なおこれも安価な雑誌付きミニカーなので、コストダウンで室内の仕上げが簡素化されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STi 7
SUBARU IMPREZA WRX STi 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU IMPREZA WRX STi 9
SUBARU IMPREZA WRX STi 10

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SUZUKI MR WAGON 2001 JAPAN

SUZUKI MR WAGON
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI MR WAGON


TOYCO ZA4 4167 1/42 81㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 658cc 54HP 4段自動変速
性能: 最高速120km/h?  データーベースでスズキ MRワゴンのミニカー検索

スズキ MRワゴン 日本 2001年

 

 1997年の東京モーターショーに未来的なデザインの1ボックスカーのコンセプトカー スズキ UW-1が出品されました。(実車画像→ スズキ UW-1 1997) このコンセプトカーは1999年の東京モーターショーに出品されたMR-WAGONで量産化に近い軽自動車に発展し、2001年にはほぼ同じデザインのままMRワゴンとして量産化されました。MRワゴンのMRとはミッドシップエンジン リアドライブの意味で、コンセプトカーはエンジンを車体中央の床下に配置して広い室内を実現していました。ただ量産化に際してはボディデザインは踏襲したものの、操縦性の問題などから一般的なフロントエンジンの前輪駆動車となりました。(4WD仕様もありました)

 

 ベースとなった車は軽トールワゴンのワゴンR 2代目で、MRワゴンのほうがワゴンRよりも車高が少し低くなっていました。ワゴンRとMRワゴンの違いは、ワゴンRは実用本位の車でMRワゴンは個性的なデザインで居住性を重視した車だそうです。MRワゴンはDOHC 3気筒660㏄(54HP インタークーラーターボ 60HP)エンジンを搭載しスポーティで、装備も同クラスの軽自動車より充実していたようです。2002年には日産にモコとしてOEM供給されました。2006年に2代目にモデルチェンジしましたが、個性的だったデザインは一般的なものに変わりました。その後2011年に3代目にモデルチェンジしましたが、ワゴンRとの違いがなくなった為か? 2016年に生産中止となり名前が消えました。(実車画像→ スズキ MRワゴン 2011)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたトイコー製の当時物です。トイコーは東京にある子供向けの玩具メーカーです。これは自動車ディーラーの販促用に作られたスズキの特注品で一般市販はされなかったようです。(私はオークションで入手しました) ミニカーの作風や梱包箱の台座などから推測すると、製作にはMテックが関係しているように思われます。シンプルな作りですが、実車の販促品なので実車の雰囲気が良く再現されていてなかなかの良い出来ばえです。ドアが開閉しプルバックモーター付なのでバックさせてから離すと自走します。MRワゴン 初代のミニカーはこれしかないようです。2代目と3代目は、それぞれを童友社とトミカがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI MR WAGON 1
SUZUKI MR WAGON 2

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GM CADILLAC ESCALADE 2002 USA

GM CADILLAC ESCALADE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC ESCALADE


DELPRADO (ANSON) 82 1/50 102㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.1m 全幅約2.04m エンジン 変速機: V型8気筒 6L 350HP 4段自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速177km/h  データーベースでキャディラック エスカレードのミニカー検索

GM キャディラック エスカレード アメリカ 2002年

 

 1997年に登場したフォード リンカーン ナビゲーターがSUVの高級車として大ヒットしたことに対抗して、GMも高級車キャディラックのSUV エスカレード 初代を1998年に登場させました。エスカレードはGMCのSUV ユーコン(YUKON 1992年登場のシボレー ブレイザーの後継車)の豪華版ユーコン デナリー (YUKON DENALI)1998年式をベースにしており、外観はユーコンとほぼ同じでした。ただし内装は革張りシートや木目調ダッシュボードなど豪華に仕立てられていました。エンジンはV型8気筒5.7Lで、4段自動変速で駆動方式はフルタイム4WDでした。外観がユーコンのままだったので、キャディラックらしくないと不評で販売は低調だったそうです。 (実車画像→ フォード リンカーン ナビゲーター) (実車画像→ GMC ユーコン デナリー) (実車画像→ GM キャディラック エスカレード 初代)

 

 2002年にキャディラック エスカレード 2代目が登場しました。初代と同じくベースはユーコンでしたが、不評だった外観はキャディラック デビル セダン 2000年と似たイメージのフロントを採用してキャディラックらしい雰囲気に変わりました。内装も一層豪華になり、エンジンは専用のV型8気筒6L(350HP)を設定していました。この2代目が営業的に成功したことで、エスカレードは高級SUVとしての地位を確立し、2007年に3代目にモデルチェンジしました。なおエスカレードよりも小さいSUVとしてキャディラック SRXが2003年に登場しました。(実車画像→ GM キャディラック デビル セダン 2000年) (実車画像→ GM キャディラック SRX) (実車画像→ GM キャディラック エスカレード 3代目)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズで、エスカレード 2代目をモデル化しています。ミニカーの底板に「ANSON FOR DELPRADO」と表示されているので、メーカーはアンソンです。アンソンは主に1/18のダイキャスト製ミニカーを製作していて、1/43サイズのキャディラック エスカレードもモデル化していましたので、それのOEMのようです。プロポーションが良く実車のごつい雰囲気が良く再現されています。ドア下のステップ、フロントグリルのエンブレム、室内のメーターパネルなどの細部もそこそこ再現されていますので、安価な雑誌付きミニカーとしては良く出来ていました。ボンネットが開閉するギミックも付いています。ただ底板に縮尺1/43と銘記されていますが、実際には1/50でモデル化されているようで、1/43サイズより少し小さめなのが今一つです。これ以外のキャディラック エスカレード 2/3代目のミニカーはソリドの1/43、JADA TOYSやアーテル(ERTL)の1/24、マテルの1/64と1/18などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC ESCALADE 1
GM CADILLAC ESCALADE 2

データーベースでリンカーン ナビゲーターのミニカー検索
データーベースでキャディラック SRXのミニカー検索"

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MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211) 2002 GERMANY

MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211)


MINICHAMPS B6 696 1948 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.82m 全幅約1.82m エンジン 変速機: SOHC V型8気筒 5L 306HP 7段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W211系のミニカー検索

メルセデス ベンツ Eクラス (W211) ドイツ 2002年

 

 メルセデス ベンツ Eクラスの3代目W211が2002年に登場しました。ボディは少し大きくなり、先代で採用された4灯式ヘッドライトはより傾斜した楕円形に変わり見た目が良くなりました。当初はセダンだけで、2003年にワゴン(Tモデル S211)が追加されました。エンジンは4気筒1.8Lコンプレッサー付、V型6気筒2.5L/2.6L/3L/3.5L、V型8気筒5L/5.5L/5.5L スーパーチャージャー(476HP E55 AMG)、4気筒2.2L/5気筒2.7L/6気筒3L/3.2Lディーゼルなど多彩でした。新開発されたSBC(Sensotronic Brake Control ブレーキ制御システム)に不具合がありリコールがおこなわれるなど、アメリカのコンシューマーレポートでは電子システムの信頼性低下が指摘されました。

 

 2006年のマイナーチェンジで、フロントグリル形状など前後の意匠がスポーティに変更されました。不具合があったSBCが廃止されるなど電子システムが改善されました。高性能版のE55 AMGは新開発されたDOHC V型8気筒6.2L(514HP)エンジンを搭載するE63 AMGに変わりました。2009年まで生産され3代目Eクラス(W212)にモデルチェンジしました。2代目Eクラス(W211)は初期の電子システムの信頼性問題で評判を落とし、販売は芳しくなかったとのことです。

 

 

 ミニカーは2003年頃に発売されたミニチャンプス製で、これはディーラー特注品です。(基本的にはカタログモデルの型番400036000と同じものです) この頃のミニチャンプスのベンツの出来ばえには定評があり、このW211も実車のイメージを的確にとらえたフロント造形、リアルな灯火類や室内などかなり良い出来ばえです。なおモデル化された実車が特定できないので、実車諸元はE500のデータを記載しています。ミニチャンプスはワゴン(S211)もモデル化しています。これ以外のW211/S211のミニカーはブッシュのS211 1/87、ヘルパのW211 1/87、京商のW211 1/18、シュコーの1/87、ヴィーキング(WIKING)の1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211) 1
MERCEDES-BENZ E-CLASS (W211) 2

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