ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

DAIHATSU COPEN 2002 JAPAN

DAIHATSU COPEN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU COPEN


KYOSHO J-COLLECTION JC30087S 1/43 81㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 ターボ 659cc 64HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速135km/h (リミッター制限)  データーベースでダイハツ コペンのミニカー検索

ダイハツ コペン 日本 2002年

 

 2002年に軽自動車のオープンカー ダイハツ コペンが登場しました。軽自動車のオープンカーといえば1990年代の初めにホンダ ビートなどが登場しましたが、あまり成功しませんでした。コペンはこの先例の教訓を生かして、マニア向けの本格スポーツカー的な要素は捨てて、普通に楽しめる車に仕立てたようです。丸形ライトを採用したフロントは親しみが持てるデザインでこの車の性格を表しています。前輪駆動方式を採用して、サスペンションもごく普通のものでした。エンジンはDOHC 4気筒659cc ターボ(64HP)でこれは軽自動車の最上級クラスですが、セダンのミラでも同じエンジンを載せていました。

 

 最大の特徴はアクティブトップと称するハードトップをトランク内に収納する電動開閉システム(軽自動車初)を備えていることです。(着脱可能な樹脂ルーフ仕様も選択できました) このシステムはドイツのベバスト社製の高度なもので、その開閉動作はかなりかっこいいものでした。(実車画像→コペンのルーフ開閉動画) レカロ製シート、モモ製本革ステアリングホイール、アルミホイールなどを装備した特別仕様アルティメットエディションの設定もありました。そんな訳でコペンは小さいながらもオシャレな遊び車でした。2012年まで生産され、総生産台数は約6.3万台とこの種の車ではそこそこ売れました。2014年にコペン 2代目が登場しました。(実車画像→ダイハツ コペン 2014)

 

 

 ミニカーは2005年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。Jコレクションは安価ながら出来の良い国産車のミニカーを発売していたブランドでした。このコペンもプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。オープンカーなので良く見える室内もリアルに再現されていてとても良く出来ています。ルーフが閉じた仕様やレース仕様もありました。これ以外のコペンのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/64、国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、アオシマの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU COPEN 1
DAIHATSU COPEN 2

 以下は2010年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のダイハツ コペン 2004 (1/43 No.110)の画像です。メーカーはイクソで、イクソはJコレクションのミニカーをOEM製造していましたので、上記のJコレクションの型を流用して、内装の仕上げなどを簡素にした廉価版です。コストダウンで内装を簡素化しているので、ハードトップを付けて内装をあまり見えないようにしています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU COPEN 3
DAIHATSU COPEN 4

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SUZUKI ALTO LAPIN 2002 JAPAN

SUZUKI ALTO LAPIN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI ALTO LAPIN


TOYCO ZJ9 4488 1/42 82㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 658cc 54HP 5段変速/4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速120km/h?  データーベースでスズキ アルト ラパンのミニカー検索

スズキ アルト ラパン 日本 2002年

 

 2002年にスズキ アルト ラパン 初代が登場しました。軽自動車アルト 4代目をベースにした派生車で、箱型の個性的なデザインを採用していました。アルト ラパンは男性ユーザーが増えてきたアルトに対して、女性ユーザーを増やすために追加したモデルでした。Wikipediaの解説によると「開発コンセプトは「ゆるさ」で、静粛性/乗り心地/使い勝手の良さに配慮して「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」を訴求点としている」とのことで、内装はレトロな雰囲気でボディカラーには淡い中間色が使われていました。このコンセプトは女性ユーザーに支持されて人気車になりましたので、このようなデザインの車が女性に好まれるようです。

 

 正式名称はアルト ラパンですが、巷では略してラパンと呼ばれています。そのラパン(LAPIN)とはフランス語でウサギの意味です。アルトと同じDOHC 3気筒660㏄(54HP インタークーラー付ターボ 60HP)エンジンを搭載し、性能的にもアルトと同等でした。2003年に男性ユーザー向けに丸形ヘッドライトでフロントの意匠を変更し、ターボエンジンと5段変速機でスポーティに仕上げたSSが追加されました。(男性が買ったのでしょうか?) 姉妹車としてマツダにOEM供給されたスピアーノがありました。2008年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→スズキ アルト ラパン 2008)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたトイコー製の当時物です。トイコーは東京にある子供向けの玩具メーカーです。前述したMRワゴンと同様でこれもディーラーの販促用に作られたスズキの特注品で一般市販はされなかったようです。(私はオークションで入手しました) 明確な根拠はないですが、これも製作にMテックが関係しているように思われます。シンプルな作りですが、販促品なので実車と同じカラーリングに仕上げられていてなかなかの良い出来ばえです。ドアが開閉しプルバックモーター付なのでバックさせてから離すとバネで自走します。ラパン 初代のミニカーはこれしかないようです。ラパン 2代目はトミカがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI ALTO LAPIN 1
SUZUKI ALTO LAPIN 2

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CRYSLER PT CRUISER GT 2003 USA

CRYSLER PT CRUISER GT
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CRYSLER PT CRUISER GT


MAISTO 21001 1/39 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.4L ターボ 215HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速192km/h (リッミッター有)  データーベースでPT クルーザーのミニカー検索

クライスラー PT クルーザー GT アメリカ 2003年

 

 クライスラーのコンパクトカー PT クルーザーが2001年に登場しました。PT クルーザーの最大の特徴は、1930年代の車を思わせるフロント周りのデザインでした。このデザインはクライスラーの1930年代の名車エアフローを現代風にアレンジしたものだったそうです。奇抜なデザインでしたが、当時はレトロなデザインの車(フォルクスワーゲン ニュー ビートルなど)が流行っていたことから人気を呼びました。当初は5ドアハッチバックのみで、現在のSUV的な車高の高いボディは室内空間が広く実用性も優れていたので、2001年の北米カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 4気筒1.6L/2L(140HP)エンジンとメルセデス ベンツ製の4気筒2.2Lターボディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動車でした。2003年に2.4Lターボ(215HP)エンジンを搭載する高性能版のGTが追加されました。2005年には2ドアコンバーチブルが追加されました。。2006年のマイナーチェンジで、ヘッドライトとフロントグリルの意匠が変更されました。2006年頃にGMのシボレー HHRなど似たようなレトロなデザインの車が登場したことで、PT クルーザーの人気は下降しました。2010年まで生産され、総生産台数は約105万台でした。なおPT クルーザーのPTとは「Personal Transportation」の略でした。(実車画像→ GM シボレー HHR)

 

 

 ミニカーは2004年頃に発売されたマイスト製です。2003年に登場したGTをモデル化しているようです。縮尺が1/39と中途半端で、プルバックモーターで走行させることが出来るので、やや玩具的なミニカーです。ただプロポーションはきちんとしていて、フロントグリル周りの造形は結構リアルで実車の雰囲気が良く再現されています。ボンネットに「NORTH AMERICAN CAR OF THE YEAR (北米カー オブ ザ イヤー)」と表示されているので、その受賞を記念したノベルティ的なミニカーでもあったようです。ドア開閉ギミック付きです。これ以外のPT クルーザーのミニカーはオートアートの1/64と1/43と1/18、ブッシュの1/87、ジョニーライトニングの1/64、マッチボックスの1/64、シュコーの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CRYSLER PT CRUISER GT 1
CRYSLER PT CRUISER GT 2

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MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199) 2003 GERMANY

MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199)


MINICHAMPS 400033022 1/43 109㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.66m 全幅約1.91m エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L スーパーチャージャー 626HP 5段自動変速
性能: 最高速334km/h  データーベースでメルセデス ベンツ SLR マクラーレンのミニカー検索

メルセデス ベンツ SLR マクラーレン (C199) ドイツ 2003年

 

 F1レースで連携していたメルセデス ベンツとマクラーレンが共同開発したスーパーカー SLR マクラーレンが2003年に登場しました。SLRという名前は戦前の1950年代のレーシングカー 300 SLRにちなんだものです。全長約4.66mX全幅約1.91m X車高1.26mと幅広く低いロングノーズのデザインで、300 SLRと同時期の300SLと同じガルウイングドアを採用し、フロントはF1 マシンのノーズに似せた造形になっています。ボディはカーボン材によるモノコック構造で軽量化と高剛性を両立させ、エンジンはAMGがこの車専用に開発したスーパーチャージャー付V型8気筒5.4L(626HP)で、5段自動変速機仕様で、0-100km/h加速は3.8秒と極めて高性能でした。

 

 またリアウィングを立てることで空気抵抗を生むエアブレーキが採用されているのも、300 SLRのルマン仕様と同じで、ずいぶん300 SLRにこだわっています。2006年に650HPにパワーアップした高性能版の722エディションが150台限定販売されました。この722という数字は1955年ミッレ ミリアでS.モスが300 SLRで優勝した際の車番で、ここでも300 SLRにこだわっています。2007年にオープン仕様のロードスターが追加されました。2009年に生産中止となり、総生産台数は約2200台でした。実質的な後継車は2010年に登場したSLS AMG(C197)で、この車は300SLをモチーフにした車となっていました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。ロングノーズで幅広いSLR マクラーレンの雰囲気がうまく再現され、灯火類や室内もリアルで良い出来ばえです。ミニチャンプスはロードスターもモデル化しています。これ以外のミニカーはオートアートの1/43、イクソ、シュコーの1/24、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199) 1
MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199) 2

 以下は2005年に発売された国産名車コレクション製のSLR マクラーレン(1/43 No.310)です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデル(型番MOC065)の廉価版となっています。安価な雑誌付きミニカーながら室内も彩色してあるなど、結構良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199) 3
MERCEDES-BENZ SLR MCLAREN (C199) 4

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SMART ROADSTER COUPE 2003 GERMANY

SMART ROADSTER COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SMART ROADSTER COUPE


MINICHAMPS 400032121 1/43 80㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.43m 全幅約1.62m エンジン 変速機: 3気筒 698cc ターボ 82HP 6段半自動変速 リアミドシップエンジン/後輪駆動
性能: 最高速175km/h  データーベースでスマート ロードスターのミニカー検索

スマート ロードスター クーペ ドイツ 2003年

 

 スマートをベースにした軽量スポーツカーが企画され、ロードスター仕様のコンセプトカーが1999年に公開されました。2003年にコンセプトカーとほぼ同じ外観の量産型のロードスターが登場しました。スマートのトリディオンセーフティセル(鋼鉄製の枠)構造は踏襲していますが、車高が低く本格的なスポーツカーに仕上がっています。ロードスターとロードスター クーペの2タイプがあり、前者はロードスターという名前ですが、実際は電動開閉ソフトトップを持つタルガトップのオープンカーです。後者はリアに荷室を持つクーペで、ガラス製のリアゲートがあります。ルーフは2分割で脱着でき、こちらもタルガトップのオープンカーになります。

 

 シティ クーペではエンジンの上に載っていたキャビン部分を、前方に移動し低い車高を得ていますので、その分ホイールベースが延長されています。全長は軽自動車並みですが、ホイールベースは同時期のマツダ ロードスターよりも長く、リアエンジンながら直進安定性は優れていたようです。エンジンは82HPにパワーアップされており、軽量なので結構高性能だったようです。さらに101HPにチューンされ、強化されたサスペンション/タイヤを持つ高性能なブラバス仕様もありました。このクラスの車としては値段が高かったので、あまり売れなかったようで、2006年に販売中止となりました。総生産台数は約4.3万台でした。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製のロードスター クーペで、2004年発売の当時物です。ミニチャンプス絶頂期のミニカーですから、プロポーションが良くライト類などの細部のリアリティも優れています。ミニチャンプスはクーぺ仕様ではないロードスターもモデル化しています。これ以外のロードスターのミニカーは、京商(1/18)、ブッシュ(BUSCH 1/87)、ジク(1/64?)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SMART ROADSTER COUPE 1
SMART ROADSTER COUPE 2

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