ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

BLMC MINI CLUBMAN 1969 UK

BLMC MINI CLUBMAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 178 1/38 82㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.17m 全幅約1.41m
エンジン 変速機: 4気筒 998cc 39HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
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BLMC ミニ クラブマン イギリス 1969

 

 1969年にミニはMK IIIとなりましたが、フロントグリルと室内をモダンに変更したミニの高級版がクラブマンの名前で追加されました。同時にミニのワゴン版のカントリーマンとトラベラーはクラブマン エステートにかわりました。クラブマンはメカ的にはMK IIIと同じで、セダンとエステートは4気筒998cc(39HP)エンジン、ラジアルタイヤや3連メータを装備した高性能版の1275 GTは4気筒1275cc(60HP)を搭載していました。なお1275 GTの正式名称は「ミニ 1275 GT」で外観はクラブマンですが、クラブマンのシリーズではなく、1971年に生産中止となったミニ クーパーの後継車でもありました。

 

 クラブマンはノーズが長いので衝突安全性に優れているなどオリジナルのミニより時代に即していました。ただミニの独特な顔付を変えてしまったことと高価であったことから評判は良くなかったようです。(確かにフロントと従来のキャビンのデザインには違和感があります) クラブマンと1275 GTは1980年に生産中止となり、オースチン メトロにモデルチェンジしました。クラブマン シリーズの総生産台数は約47万台、1275 GTの生産台数は約11万台でした。オリジナルのミニは1976年にMK IV、1984年にMK V、1990年にMK VI、1996年にMK VIIに発展し外観やメカに大きな変更がないままで、2000年まで生産され総生産台数は530万台でした。ミニを生産していたローバー社は1994年にBMW傘下となり、2000年にはBMW製ミニが登場しました。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)の当時物で1975年に発売されました。当時のディンキーは最盛期を過ぎてまともな乗用車のミニカーは少なかったのですが、これはその中でもましなミニカーの一つでした。1/38と中途半端なサイズでフリーホイールがやや見苦しいですが、プロポーションは悪くなくまずまずの出来ばえです。実車が不人気だったせいで、当時物ミニカーはこれぐらいしか無いので、その意味では貴重なミニカーです。最近の物では、バンガーズ、オックスフォード、スパーク(レジン製)のセダンとエステートと1275 GTなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BLMC MINI CLUBMAN 1
BLMC MINI CLUBMAN 2

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AUSTIN MINI MOKE (PARA-MOKE) 1964 UK

AUSTIN MINI MOKE (PARA-MOKE) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 601 1/40 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 4気筒 848cc 34HP 4段変速
性能: 最高速109km/h
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オースチン ミニ モーク (パラ モーク) イギリス 1964

 

 ミニの派生車ミニ モークはミニのシャーシを使った多目的車でした。当初はジープのような軍用車を目指して開発され、パラシュートで降下可能な軽車両として試作車がイギリス軍に提案されました。しかしタイヤが小さい故の低い最低地上高とパワー不足のエンジンはオフロード走行に使えないとして採用されませんでした。そこでBMCは助手席やキャンバストップをオプション設定として、安価な一般向け多目的軽作業車としてミニ モークを1964年に発売しました。4気筒848ccエンジン、変速機、タイヤなどのメカはミニと共通で、駆動方式は前輪2WDのみでした。

 

 多分ミニのブランド力のおかげだと思いますが、ミニ モークは世界各国のリゾートで使用されるビーチバギーとして成功しました。イギリスでは1968年まで生産され、生産台数は約1.5万台でその1/10がイギリス国内で販売されました。1968年以降はオーストラリアで生産されました。最低地上高を高めるためにホイールを10インチから13インチに変更し、1098ccエンジンを搭載したMK IIが設定されました。MK IIはオーストラリア陸軍に採用されるなど成功しました。オーストラリアでは1980年台まで生産され、その後はポルトガルで1990年代まで生産されました。ミニ モークの最終的な総生産台数は約5万台でした。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物で1967年に発売されました。採用されなかったパラシュートで投下できる車両として試作された軍用車(PARA-MOKEと呼ぶようです)をモデル化しています。試作車なので一般市販した車とは少し感じが違っていますが、ミニカーは結構良く出来ていると思います。型番601はミニ モークと車両を載せる車台とビニール製のパラシュートがセットになった物で、型番342でミニ モーク単体もありました。そのパラシュート投下の様子がディンキーのカタログに記載されていましたので、その画像を載せました。これ以外のミニ モークのミニカーとしては、ビテスとスパークがあります。 以下はフロント(ボンネットを開いたエンジン部)/リアの拡大画像とパラシュート降下用の台座に載せた状態/パラシュートの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUSTIN MINI MOKE 3

AUSTIN MINI MOKE 1
AUSTIN MINI MOKE 2

 以下は同じ型を使って1968年に発売されたイギリスのTVドラマ「プリズナーNo.6」 (原題:The Prisoner → WEB解説)でタクシーとして使用された白いオースチン ミニ モーク 「プリズナー」(1/40 型番106)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUSTIN MINI MOKE PRISONER 1
AUSTIN MINI MOKE PRISONER 2

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MORRIS 1100 1962 UK

MORRIS 1100 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE V98136 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 50HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでモーリス 1100のミニカー検索

 

モーリス 1100 イギリス 1962

 

 ミニの成功に続いて主任技術者アレック イシゴニスが手がけたのは開発番号ADO16と呼ばれるミニの上級車でした。横置エンジンの前輪駆動方式でボディの4隅にタイヤを配したスペース効率の高い基本設計はミニを踏襲していました。サスペンションはゴムのスプリングに液圧式の前後輪関連懸架機能を追加した、ハイドロ ラスティック方式というユニークな方式でした。

 

 ボディはピニンファリーナのデザインで、イギリス車らしいオーソドックスなフロントとテールフィンの付いた独特なリアがうまく融合したシンプルながら美しいデザインでした。最初のADO16はモーリス 1100で、1962年にデビューしました。BMC Aタイプと呼ばれる4気筒1.1L(50HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速125km/hの性能でした。1967年にはテールフィン部分を変更したMK IIにマイナーチェンジし、1.3Lエンジンが追加されるなどして1971年頃まで生産されました。優れた操縦性、居住性も相まって、ADO16シリーズはミニ同様に大ヒットしました。

 

 

 ミニカーはビテス製で1998年頃に発売されました。ビテスはモーリス、オースチン、MGなどADO16シリーズを20種類ほどモデル化しています。ビテスのADO16シリーズはプロポーションが良く、グリルやホイールなど各ブランドの違いをきちんと作り分けてあるので、集めると楽しいシリーズです。当サイトではモーリス、オースチンMGバンデン プラを紹介しています。モーリス 1100の当時物ミニカーとしてはディンキー、スポットオン、テクノなどがありました。最近の物ではヴァンガーズがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS 1100 1
MORRIS 1100 2

 以下は1963年に発売されたディンキー(英)の当時物のモーリス 1100の画像です。ビンテージ物のミニカーですから素朴な作りですが、それでもプロポーションはしっかりしていて良い出来ばえです。ボンネットが開閉するギミックが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS 1100 3
MORRIS 1100 4

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BLMC MINISSIMA 1973 UK

BLMC MINISSIMA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 288 1/36 63㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.29m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 848cc 34HP 4段自動変速
性能: 最高速 不詳

 

BLMC ミニッシマ イギリス 1973

 

 シティカーのコンセプトカー ミニッシマは1973年のロンドン モーターショーで公開されました。アストンマーチン ラゴンダを設計したことで有名なカーデザイナーのウイリアム タウンズ(William Towns)の設計で、ミニをベースにしています。全長はミニより75cm短い2.3mで歩道上に直角に駐車できるように設計されています。サイズは小さいですが4人乗りで、後席の2座は向かい合わせの対面シートになっていて、乗り降りはリアのドアから行います。この車のデザインは現在でも魅力的で、こんなスタイルの小型の電気自動車があれば欲しいです。

 

 この車は数年後に、車椅子利用者がリアドアからスロープを使って乗り降りする障害者用プロトタイプとして再度発表されました。その際に通常のドアを追加するなどの設計変更がされました。このデザインは自転車メーカー エルスウィック社(ELSWICK)が権利を購入し、ELSWICK ENVOYとして1981年から1987年まで少数が販売されました。

 

 

  ミニカーはコーギーの当時物で、1975年に発売されました。「Whizzwheels」と称する良く回ることが取り柄の安っぽいホイールがやや目障りですが、それ以外はかなりリアルにモデル化されています。リアドアが開閉し、室内もある程度再現されています。ビンテージ物のコーギーとしては後期のモデルで、あまり人気がなかったようですが、それでも約16万台が売れています。なおミニッシマのミニカーはこれしかありません。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアドア開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BLMC MINISSIMA 1
BLMC MINISSIMA 2

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AUSTIN 1300 GT 1969 UK

AUSTIN 1300 GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE VCC073 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 71HP 4段変速
性能: 最高速154km/h
データーベースでオースチン 1300のミニカー検索

 

オースチン 1300 GT イギリス 1969

 

 ADO16シリーズの3番手としてオースチン 1100が1963年に登場しました。モーリス 1100のオースチン版でフロントグリルとエンブレムが異なるだけで、性能等は同じだったようです。1967年のマイナーチェンジでテールフィン部分を変更したMK IIとなり、モーリスとオースチンは幅を広げた新しいフロントグリルで統一されました。またこのマイナーチェンジで、ADO16シリーズの全ブランドに1275cc(58HP)エンジンを搭載した1300が追加されました。

 

 1968年にはMG版の高性能仕様がなくなったので、その代わりとしてエンジンを71HPにパワーアップしたスポーティなオースチン 1300 GTが1969年に設定されました。1971年にはADO16シリーズのMG版とモーリス版がなくなり、オースチン 1300はMK IIIに発展しました。ADO16シリーズではオースチンの生産台数が一番多く、約110万台が1974年までに生産されました。

 

 

 ミニカーはビテス製で1998年頃に発売されました。ビテスはモーリス、オースチン、MGなどADO16シリーズを20種類ほどモデル化しています。ビテスのADO16シリーズはプロポーションが良く、グリルやホイールなど各ブランドの違いをきちんと作り分けてあるので、集めると楽しいシリーズです。当サイトではモーリス、オースチン、MGバンデン プラを紹介しています。これはオースチン 1300 (MK II)の高性能版1300 GTをモデル化しています。(左ハンドルなので輸出仕様のモデル化のようです) ブラックアウトされたフロントグリル、レザートップ、スポーティなホイールなど1300 GTの特徴が再現されています。なおMK IIから小さくなったリアのテールフィンについては、MK Iのままで変えていないようです。(ほんの少しだけの違いですが。。) これ以外のミニカーとしてはヴァンガーズやオックスフォードがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUSTIN 1300 GT 1
AUSTIN 1300 GT 2

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VANDEN PLAS PRINCESS 1300 1967 UK

VANDEN PLAS PRINCESS 1300 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE VCC99034 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 58HP 4段変速
性能: 最高速142km/h
データーベースでバンデン プラのミニカー検索

 

バンデン プラ プリンセス 1300 イギリス 1967

 

 バンデン プラ社は1898年創業のベルギーの馬車車体製造会社(コーチビルダー)でした。同社のイギリス支社はロールス ロイスやベントレー等の車体製造を行っていましたが、第2次世界大戦後はオースチン社に吸収されオースチン A135 プリンセスなど高級車のボディ製造を担当していました。

 

 ADO16シリーズの4番手としてバンデン プラ プリンセス 1100が1963年に登場しました。さらに1965年にウーズレー 1100とライレー ケストレル 1100が登場し、全部で6ブランドのADO16が設定されました。バンデン プラ プリンセスはウォールナットや本革の内装を持つ高級車で、ミニ ロールス ロイスと呼ばれていました。ウーズレーはバンデン プラ プリンセスに次ぐ高級車で、ライレー ケストレルはMG 1100と同じエンジンを搭載するウーズレーのスポーティ仕様でした。ADO16は1968年にMK IIに、1972年にMK IIIに発展し、バンデン プラ プリンセスは1974年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたビテス製です。ADO16シリーズのバンデン プラ プリンセス 1300(1967年に追加された1.3Lエンジン搭載)をモデル化しています。ビテスのADO16シリーズは何れも良い出来ですが、このバンデン プラ プリンセスもリアルなフロントグリルやホイールキャップだけではなく、ウォールナットの木目を使った室内や後席のワイングラスを載せたキャビネット テーブルまでもが再現されているなど、ずいぶん凝っています。ビテスのADO16としてはこの他にウーズレーとライレーもありました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VANDEN PLAS PRINCESS 1300 1
VANDEN PLAS PRINCESS 1300 2

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