ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

LAND ROVER SERIES I FIRE ENGINE 1952 UK

LAND ROVER SERIES I FIRE ENGINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX YFE02-M 1/43 86㎜ + トレーラー 55㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.52m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 52HP 4X2段変速 4WD
性能: 最高速90km/h
データーベースでランドローバー シリーズ Iのミニカー検索

 

ランドローバー シリーズ I 消防車 イギリス 1952

 

 ローバー社が戦時中のジープにヒントを得て、小型の多目的車として開発したのがランドローバーで、1948年に登場しました。乗用車のローバー 60(P3)をベースにしており、当初は4気筒1.6L(50HP)エンジンを搭載し、4段変速機に2段のトランスファー(前後軸動力分配機)を追加し、後輪駆動と全輪駆動を切り換えられました。ラダーフレームの頑丈なシャーシにアルミ製ボディを載せ、最高速は90km/hほどでした。

 この車は発売されるとすぐに評判となり、軍用や民間用として世界中で大ヒットしました。戦後の復旧などでこの様な多目的車の需要があったのと頑丈で信頼性が高かったのが理由でしょうか。ともあれこの車の大ヒットはローバー社の業績に大いに貢献しました。

 

 1952年に4気筒2L(52HP)エンジン、1957年に4気筒2L(55HP)ディーゼルエンジンが追加されました。当初はホイールベースが80インチ(2.03m)でしたが、1954年に86インチ(2.18m)に変更され、1954年には107インチ(2.72m)のステーションワゴン仕様が追加されました。1956年には86と107インチはそれぞれ2インチ伸ばされて、88インチ(2.24m)と109インチ(2.77m)に変わりました。1958年にシリーズ IIに変更されました。

 

 

 ミニカーはマッチボックスのYシリーズで、1994年頃に発売されました。ランドローバー シリーズ Iの消防車仕様のモデル化で、備品を収納したトレーラーを牽引しています。80インチの短いホイールベース(1/43換算で47㎜)で、ヘッドライトが中央に並んでいる初期型のランドローバーをうまく再現しています。屋根上のはしごや荷台のホースリール/ポンプなどの消防用備品もリアルに再現され、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。このYFEという型番はマニア向けの消防車シリーズの型番で、約20種類ほどのクラシックな消防車がモデル化されています。(いずれも良い出来栄えで、デルプラドの世界の消防車シリーズにも流用されていました)

 ランドローバー シリーズ Iの当時物ミニカーとしては、コーギー、マッチボックス、ディンキーのビンテージ物ぐらいしかありません。最近の物ではバンガーズ、ミニチャンプス、オックスフォード、シュコーなどでたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像とトレーラーの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAND ROVER SERIES I FIRE ENGINE 1
LAND ROVER SERIES I FIRE ENGINE 2

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FORD POPULAR 103E 1953 UK

FORD POPULAR 103E 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 1401 1/43 89㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.85m 全幅約1.43m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 30HP 3段変速
性能: 最高速100km/h
データーベースでフォード ポピュラー/プリフェクト/アングリアのミニカー検索

 

フォード ポピュラー 103E型 イギリス 1953

 

 戦前型の小型車アングリア E04A型(実車画像→アングリア E04A)は小改良されて戦後も生産されました。1949年にフロントグリルのデザインを少し変えましたが、1953年の戦後型登場まで生産されました。姉妹車プリフェクトも同様で、1949年にライトをフロントフェンダーに埋め込んで見た目を変えましたが、こちらも1953年まで生産されました。1953年にアングリアは100E型にモデルチェンジしましたが、旧型のアングリア 103E型は名前をポピュラーに変更してフォードの最廉価モデルとして1959年まで生産が続けられました。4気筒1.2L(30HP)エンジンを搭載し、3段変速で最高速100km/hの性能でした。1959年にポピュラー 100E型にモデルチェンジしました。

 

 1953年に登場した100E型のアングリアプリフェクトは、前述したコンサルのようなフラッシュサーフェス、モノコックボディ、前輪独立懸架を採用した進歩的な車でした。アングリアは4気筒1.2L(31HP)エンジンを搭載する2ドアセダン/3ドアバン/ワゴンで、上級車のプリフェクトは同じエンジンでほぼ同じサイズながら4ドアセダン/5ドアワゴンでした。アングリア/プリフェクト 100E型は1959年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは1997年頃に発売されたコーギー製です。主に1950-1960年代のイギリス車をモデル化したコーギーのクラシックス シリーズの1台で、このシリーズはビンテージ物のコーギーのようなレトロな作風が特徴です。作風はレトロですが、プロポーションなどはしっかりしていて実車のイメージは良く再現されています。1990年代は中国でのミニカー生産が本格化した時期で、中国製ミニカーはどのブランドも作風が似通っていますが、これはまだコーギー風の味わいが残っています。ポピュラー 103E型はオックスフォードとバンガーズがモデル化していますが、バンガーズはこのコーギーの物と同じ物のようです。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD POPULAR 1
FORD POPULAR 2

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HEINKEL TROJAN BUBBLECAR 1955 UK

HEINKEL TROJAN BUBBLECAR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 233 1/40 65㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.55m 全幅約1.37m
エンジン 変速機: 空冷単気筒 204cc 10HP 4段変速
性能: 最高速90km/h
データーベースでハインケルのミニカー検索

 

ハインケル トロージャン バブルカー イギリス 1955

 

 1920年代にオートバイ用の単気筒や2気筒エンジン、タイヤ、ホイールを流用した簡素な4輪車/3輪車が作られました。(代表的な車種はモーガンなど) これらはサイクルカーと呼ばれ、そのほとんどは第2次大戦後には消滅しました。ただイギリスにおいては大戦後も3輪車に対する免許制度や税制上の優遇が残されていたので、3輪車に対する需要が残りました。

 

 ドイツの航空機メーカーであったハインケル社は、戦後民生用のスクータを生産するようになり、その発展型として3輪車も作っていました。この3輪車はBMWのイセッタを露骨に真似た車で、BMW社から訴訟を起こされてドイツ国内では販売できなくなりました。困ったハインケル社が目をつけたのが、イギリス市場でした。ただロンドンを攻撃した戦闘機でもあったハインケルの名前をそのまま使うわけにもいかず、トロージャン バブルカーという名前で売り出したようです。4サイクル空冷単気筒204cc(10HP)エンジンをリアに搭載し、最高速90km/hほどの性能でした。(後輪はイセッタのようなダブルタイヤではないので普通の3輪車です) 約2万台程が生産されました。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で、1962年に発売されました。ビンテージ物のミニカーなので素朴な作りですが、実車の雰囲気をうまく再現した良い出来ばえです。ミニカーになっているくらいなので、実車にはある程度の人気があったのでしょう。BMW イセッタと非常に良く似ていますが、ヘッドライトの取付やリアのエンジンカバー部分の形状が少し違っています。なおミニカーの底板にはTROJANではなくHEINKELと書かれていますので、正体はばれていたようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HEINKEL TROJAN BUBBLECAR 1
HEINKEL TROJAN BUBBLECAR 2

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BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 1955 UK

BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY (MATCHBOX) DY13 1/43 126mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.25m 全幅約1.82m
エンジン 変速機: 6気筒 4.6L 150HP 4段変速/(4段自動変速)
性能: 最高速182km/h
データーベースでベントレー R タイプのミニカー検索

 

ベントレー R タイプ コンチネンタル イギリス 1955

 

 1952年にロールス ロイス シルバー ドーンがマイナーチェンジしました。兄弟車であったベントレー MK VIもマイナーチェンジとなりましたが、こちらはベントレー Rタイプ(又はMK VI Rタイプ)と名前を変えました。エンジンが4.3Lから4.6L(132HP)に拡大されシャーシも改良されました。標準スチール製ボディは全長が少し長くなり、トランクが大きくなりました。

 

 R タイプにはベントレーのスポーティさを追求したコンチネンタルというモデルが追加され、H.J.マリナー製の華麗なファーストバック クーペ ボディが架装されました。エンジンは圧縮比を高めて150HPにチューンされており、重量も10%程軽量化されていました。その結果最高速は180km/hを越え「サイレント スポーツカー」と称されたコンチネンタルは戦後ベントレーの傑作車として知られています。コンチネンタルにはH.J.マリナー製クーペ以外にもパークウォードなどがボディを架装していました。1955年にロールス ロイス シルバー ドーンがシルバー クラウドにモデルチェンジした際に、ベントレー R タイプはS タイプにモデルチェンジしました。R タイプの総生産台数は約2300台(コンチネンタルは約200台)でした。

 

 

 ミニカーはマッチボックスがディンキー ブランドで1993年頃に発売したものです。コレクター向けのミニカーで、灯火類の表現などが往年のディンキー風のややレトロな作風になっていますが、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。特にコンチネンタルの古典的で伸びやかなファーストバックがうまく再現され魅力的なミニカーに仕上がっています。これ以外のR タイプのミニカーは、ミニチャンプスの1/43と1/18のコンチネンタル、ウエスタン モデル(ホワイトメタル製)のセダンとコンチネンタル、スパーク(レジン製)のセダンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 1
BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 2

 以下は2004年頃に発売されたミニチャンプス製のコンチネンタル 1954年(1/43 型番436139420)の画像です。灯火類や室内などの細部がリアルなミニチャンプスらしい素晴らしい出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 1
BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 2

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。フロントグリル上のエンブレムとマスコットは実に良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 1
BENTLEY R TYPE CONTINENTAL 2

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JAGUAR D TYPE 1955 UK

JAGUAR D TYPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE VML010 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m (ロングノーズ)/3.91m 全幅約1.66m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.4L 270HP 4段変速
性能: 最高速280km/h
データーベースでジャガー D タイプのミニカー検索

 

ジャガー D タイプ イギリス 1955

 

 ルマンで優勝したC タイプの後継車としてD タイプが1954年に登場しました。C タイプをベースにしており、ロングノーズとショートノーズの2タイプがありました。ボディはC タイプより空力的に優れていて、コクピット後方につけられた垂直フィンが特徴です。(フィンが付いてない仕様もある) これには直進安定性の効果がありました。ボディは総アルミ製で、6気筒3.4Lエンジンは250HPまでパワーアップされ、4輪ディスクブレーキを装備していました。

 

 1954年ルマンでは、フェラーリ 375に僅差で優勝をさらわれ2位でした。1955年ルマンにはロングノーズのボディで参戦しました。このルマンでは、メルセデス ベンツ 300SLRがルマン歴史上最悪の事故を起こしています。その事故のきっかけとなったのはD タイプだったのですが、D タイプは事故を免れて最終的に優勝しました。なおメルセデス ベンツはこの事故を契機にして1988年のルマンまでレース活動を自粛していました。1956年と1957年のルマンでもD タイプが優勝し、3年連続優勝の快挙を成し遂げました。1956年にD タイプを公道走行仕様としたXKSSがごく少量生産されました。1957年に生産工場が焼失したことで、D タイプは生産中止となりました。

 

 

 ミニカーはビテスのミレニアム コレクションという企画物の一つで、2001年頃に発売されました。1955年ルマン優勝車(ドライバー M.ホーソン)をモデル化しています。付属品として車に飛び乗ろうとするドライバーとコクピット背後の給油口にジョーゴで給油するメカニックのフィギュアが付いています。D タイプもフィギュアもかなり良い出来なので、ちょっとしたミニジオラマ仕立ての楽しいミニカーとなっています。D タイプの当時物ミニカーはソリド、ディンキー、マッチボックスなどがあり、最近の物ではブルム、カルツォ、イクソ、オックスフォード、スパーク(レジン製)などたくさんあります。またXKSSのミニカーもスポットオンのレアな当時物やオートアートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とフィギュアを並べた画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR D TYPE 1
JAGUAR D TYPE 2

 以下は1987年に発売されたブルムのD タイプ ルマン仕様 (1/43 型番R147)の画像です。上記と同じ1955年 ルマン 優勝車をモデル化しています。1980年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR D TYPE 3
JAGUAR D TYPE 4

 以下は1984年に発売されたブルムのD タイプ プロトタイプ (1/43 型番R129)の画像です。これはプロトタイプをモデル化していて、垂直フィンがありません。画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR D TYPE 5
JAGUAR D TYPE 6

 以下は1957年に発売されたソリドの当時物D タイプ (1/43 型番100)の画像です。1950年代に製作されたソリド初期の100番シリーズの最初の1台です。ショートノーズをモデル化していて、素朴な作りですが、当時としてはかなり良い出来ばえだったはずです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR D TYPE 7
JAGUAR D TYPE 8

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JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 1955 UK

JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1127 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.5L 112HP 4段変速
性能: 最高速166km/h
データーベースでジャガー MKのミニカー検索

 

ジャガー 2.4 サルーン (MK I) イギリス 1955

 

 ジャガーは新しい顧客を開拓する為に、1955年に小型セダンの2.4 サルーンをラインアップに加えました。ジャガーとして初のモノコックボディを採用した車で、デザインは上級車MK VIIに似た雰囲気で高級なイメージを出しています。エンジンはスポーツカーのXK120のDOHC 6気筒3.5Lをショートストローク化した2.5L(112HP)で、4段変速で最高速166km/hと高性能でした。

 

 1957年にはXK140と同じ3.4Lエンジン(210HP)を搭載した3.4 サルーンが追加され、最高速198km/hとさらに高性能になりました。またブレーキが4輪ディスクとなり、豪華な小型車ながら非常にスポーツ性が高く、ラリーなどで活躍しました。2.4/3.4 サルーンは1959年にモデルチェンジして、MK IIという名前になったので、2.4/3.4 サルーンはMK Iと呼ばれることになりました。MK IとMK IIは良く似たデザインですが、MK Iは窓枠が太くMK IIではそれを改良して窓枠が細くなって窓面積が増えていますので、MK IとMK IIは窓枠で区別することができます。

 

 

 ミニカーは1988年頃に発売されたエリゴール製のMK II (1/43 型番1127)の画像です。エリゴールの初期物はノレブのプラスチック製の型を流用した物が多いのですが、これもノレブの型番17の型を流用しています。(ただしエリゴールはダイキャスト製です) プロポーションは良く、当時のミニカーとしては良く出来ています。なおエリゴールは箱にこれを1960年式と表示しています。エリゴールの母国のフランス仕様では1960年式もMK Iだったのかもしれませんが、当サイトでは1955年式ということにしています。これ以外のMK Iの当時物ミニカーはコーギー、ノレブ、スポットオン、マッチボックスなどがありました。最近の物ではネオ(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 3
JAGUAR 2.4 SALOON (MK I) 4

 以下は1957年に発売されたコーギー初期の当時物のMK I (1/47 型番208)の画像です。60年以上も前に作られたミニカーですので、非常に素朴な作りです。プラスチック製のウインドスクリーンや室内を再現していることが、この当時のコーギーのミニカーの売りでした。(他社は何も無くてがらんどうの物が多かったのです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR 2.4L (MK I) 1
JAGUAR 2.4L (MK I) 2

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MORGAN 4/4 SERIE II 1956 UK

MORGAN 4/4 SERIE II 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 054B 1/43 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.66m 全幅約1.42m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 32HP 3段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでモーガンのミニカー検索

 

モーガン 4/4 シリーズ II イギリス 1956

 

 モーガン社は1920-30年代にサイクルカーの3輪スポーツカーで成功した、少量生産のスポーツカーメーカーです。1936年にはサイクルカーのエンジンを使った4輪車の4/4が登場しました。4/4は水冷4気筒1.1L(34HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速128km/hの性能でした。4/4は4シータ版や幌付クーペが追加され、1.2L(39HP)エンジンに変更されるなどして、第二次大戦を挟んで1949年までに約1000台弱が生産されました。

 

 1950年に4/4の後継としてスタンダード製2.1L(59HP)エンジンを搭載しボディを少しモダンにしたプラス4が登場します。この車は4段変速で最高速145km/hと高性能でした。プラス4はエンジンをトライアンフ製2L(101HP)に強化するなどして1968年まで生産されました。プラス4の後継として登場したプラス8はローバーのV型8気筒3.5L(160HP)エンジンを搭載し最高速210km/hとさらに高性能でした。プラス8はエンジンを4.6L(220HP)までパワーアップし2003年まで生産されました。

 

 

 1955年には市場の要望に応えてフォード製1.2L(32HP)エンジンをプラス4に載せた4/4がシリーズIIとして復活しています。シリーズIIは1960年にフォード製OHV1L(34HP)エンジンに変えてシリーズIIIとなります。その後も4/4は、エンジンが色々と変わっていますが、古典的なボディなど基本設計は変わらないまま現在も生産されています。(2013年現在はフォードの4気筒1.6L(110HP)エンジン搭載で最高速185km/h) なお見た目だけではなくボディや内装などの製造も、昔ながらの職人による手作業で行われているそうです。

 ミニカーはビテス製で、1996年頃に発売されました。4/4のミニカーはあまりなく、このビテス製が今でもベストの出来映えです。当時のビテスはやたらとバリエーションが多く、この4/4も15種類以上のバリエーションがあります。モーガンのミニカーとしてはデルプラド製のプラス4、ホンウェル製のプラス8、京商の1/18の4/4などがあります。

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MORRIS MINOR 1000 1956 UK

MORRIS MINOR 1000 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 67401 1/43 87mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.76m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: 4気筒 948cc 37HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでモーリス マイナーのミニカー検索

 

モーリス マイナー 1000 イギリス 1956

 

 第2次世界大戦が終わると、モーリスは戦前型の小型車エイト(EIGHT 4気筒918㏄エンジン搭載)とテン(TEN 4気筒1.1Lエンジン搭載)の生産を再開しました。モーリス マイナーがこれら戦前型の後継車として登場したのは、モーリスがBMCに統合される前の1948年でした。このマイナーという車名は1928年に登場した小型車(MINOR 4気筒847㏄エンジン搭載)で一度使われていた車名の復活でした。

 

 後にミニを設計したことで知られているアレック イシゴニスの設計で、モノコックボディに前輪独立懸架という当時としては先進的な設計の車でした。最初のMM シリーズは2/4ドアセダンとコンバーチブルがあり、4気筒918cc(27HP)エンジンを搭載し、最高速は95km/hの性能でした。MMシリーズは1953年まで生産されました。

 1952年にはフロントグリルを近代化し4気筒803cc(30HP)エンジンを搭載したシリーズ 2に発展しました。1953年にワゴンのトラベラーや商用車のバンが追加されました。1956年には4気筒948cc(37HP)エンジンを搭載したモーリス 1000(シリーズ 3)となり、4段変速で最高速は120km/hに向上しました。1962年にエンジンが1.1L(48HP)に変更された最終型になりました。1971年に生産中止となり23年間に約136万台が生産された超ロングセラーの車でした。

 

 

 ミニカーは1998年頃に発売されたコーギー製で、1000をモデル化しています。マニア向けの「MOTORING MEMORIES」というシリーズの1台です。昔のミニカー風のレトロな仕上げとなっていますが、プロポーションはしっかりしていて良い出来ばえです。マイナーはミニカーが一般的でなかった時代の車だったので当時物ミニカーはありません。最近ではブレキナの1/87、オックスフォード、コーギー、バンガーズなどでたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS MINOR 1
MORRIS MINOR 2

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AUSTIN A35 1956 UK

AUSTIN A35 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 67201 1/43 81㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.47m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 948cc 34HP 4段変速
性能: 最高速118km/h
データーベースでオースチン A30/35のミニカー検索

 

オースチン A35 イギリス 1956

 

 戦前の名車セブンで有名なオースチン グループは第2次世界大戦中は自動車と軍用機の生産に従事していました。戦争が終わると1945年には4気筒2.2L(67HP)OHVエンジンを搭載するオースチン 16を発表し生産を再開しました。1947年には6気筒3.5(110HP)/4L(127HP)エンジンを搭載する大型車のオースチン A110/125が登場しました。16もA110/125も戦前型の古いデザインの車でした。

 

 1950年に小型車オースチン A30が登場しました。モノコック構造のボディに前輪独立懸架、新開発の4気筒803cc(28HP)エンジン、最高速100km/hとライバルのモーリス マイナー同様に革新的な設計の車でした。当初は4ドアセダンだけでしたが、2ドアセダンやワゴン/商用バンが追加され、1956年には排気量が948cc(34HP)に拡大されA35となりました。 1958年にA40 ファリーナにモデルチェンジしましたが、商用バンは1968年まで生産されました。総生産台数は約28万台でした。

 1952年にオースチン グループはモーリスと合併しBMC(ブリティッシュ モーター コーポレーション)となりました。当時のオースチンにはA40 サマーセット(4気筒1.2L)、A70 ヘレフォード(4気筒2.2L)、プリンセス リムジーン(6気筒4L)などがありました。なおこのA40は当時の日産自動車がライセンス契約で日産 オースチンとしてノックダウン生産していました。

 

 

 ミニカーは2002年頃に発売されたコーギー製です。マニア向けの「MOTORING MEMORIES」というシリーズの1台です。前述したモーリス マイナーと同じようなレトロな仕上げで、実車のユーモラスな感じの顔付が誇張されているように思います。この辺の味付けはコーギーならではのもので、私はこのような少しレトロなミニカーが好きです。A30/35の当時物ミニカーはディンキーのビンテージ物がありました。最近の物ではバンガーズ、イクソなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUSTIN A35 1
AUSTIN A35 2

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 1956 UK

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 画像をクリック/タップすると画像が変わります
OXFORD 43EMP002 1/43 127㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 6気筒 4.9L 200HP 4段自動変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー クラウド I フーパー エンプレス イギリス 1956

 

 1955年にシルバー ドーンはシルバー クラウド Iに、ベントレー R タイプはS1 タイプに発展しました。これ以前のロールス ロイスとベントレーはホイールベースが異なるなどの明確な違いがありましたが、この時点で両車はグリルとエンブレムだけが異なるだけのほとんど同じ車になってしまいました。シャーシは新設計でエンジンはシルバー レイス用の6気筒4.9Lを大幅に改良して搭載し、最高速は170km/hとロールス ロイスとしては初めて100mp/h(160km/h)を越えた車となりました。

 

 フーパー エンプレスという名前はコーチビルダーのフーパーが1950年代半ばにデザインしたフロントフェンダーが長く裾を引いたエレガントなデザインのボディのことを示します。もともとはベントレー用として使われたデザインだったようですが、同じデザインがロールス ロイスにも使われたとのことです。この時期からロールス ロイスはボディとシャーシを一体化したモノコック構造を本格的に採用し始めたので、コーチビルダー フーパーは1959年に廃業しています。その為このフーパー エンプレス ボディを架装したシルバー クラウド Iは十数台しか製作されなかったようです。

 

 

 ミニカーはオックスフォード製で、2018年に発売されました。オックスフォードの1/43は以前から出来が良かったのですが、このフーパー エンプレスも特徴的なデザインをうまく再現しています。またツートンカラーの塗装、フロントグリルの造形、適度に再現された室内なども良い出来ばえです。なおロールスロイスのマスコットを大きめのサイズでリアルに作っているのは、マニアの嗜好をよくわかっているからなのです。(正確にスケールダウンするとみすぼらしくなります)  この出来ばえで定価6300円ですから、ミニカーの価格が高騰している現在では実にリーズナブルな価格設定です。(ダイキャスト製であれば、現在でもこの値段で充分やれるのです) これ以外のフーパー エンプレスのミニカーは、モデルカーグループの1/18(シルバー レイス)やネオ(シルバー レイス レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と裾を引いたフェンダー/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 2

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