ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

VOISIN C23 (17CV) 1934 FRANCE

VOISIN C23 (17CV) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 144 1/43 108mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: スリーブバルブ式 6気筒 3L 85HP  オーバードライブ付2段変速(4段変速)
性能: 最高速130km/h
データーベースでヴォアザンのミニカー検索

 

ヴォアザン C23 (17CV) フランス 1934

 

 ブガッティの創設者エットール ブガッティと並び称される鬼才ガブリエル ヴォアザン(Gabriel Voisin)は弟のシャルルとともに初期の航空機の開発を行いました。1907年に複葉機の初飛行を行い、その後ヴォアザン飛行機会社を設立し、第1次大戦中にはフランス軍向けに軍用機を生産しました。戦後は軍事産業からの転換を図り、まずは現在のツーバイフォー工法のようなプレハブ住宅の開発を行いましたが、既存の建築業界の反対にあって断念しました。そこで次に自動車の製作を行うことになりました。(ヴォアザンの航空機の画像→ ヴォワザン III 1911)

 

 最初に開発されたC1は1920年に登場しました。この車は4気筒4L(80HP)のスリーブバルブエンジンを搭載した高級車で、シトロエン社の創立者であったアンドレ シトロエンから製造権を購入したプロトタイプをベースにしていました。C1は洗練されたパワフルな車で富裕層に愛用されました。その後C1はC3となり1922年にC3のレース仕様車がストラスブール ツーリングカーレースで優勝しヴォアザンの名声が高まりました。(実車画像→ ヴォワザン C1 1920) その後1927年に6気筒2.4Lエンジン搭載のC11、1929年にフランス初のV型12気筒3.8L/4.8Lエンジン搭載のC17/C18、1931年に6気筒3Lエンジン搭載のC23など独創的な高級車が登場しました。1939年にヴォアザンは経営状態の悪化で自動車生産から撤退し航空機エンジン生産に転じました。

 当時ガブリエル ヴォアザンの下で働いていた技術者アンドレ ルフェーブルは後にシトロエンに入社し、第2次大戦後に偉大な名車シトロエン 2CVやDSの開発にかかわっています。シトロエン 2CVがなんとなく以下で説明しているC25 アエロディーヌに似ているのは、シトロエンのユニークなデザインにガブリエル ヴォアザンが影響していたと考えると納得できます。

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたソリド製のヴォアザン C23(17CV)です。モデル化しているC23はスリーブバルブ式6気筒3L(85HP)エンジンを搭載したヴォアザンとしては後期のモデルでした。1960年代のソリドのクラシックカーのミニカーは20車種ほどありましたが、いずれもかなり良い出来ばえで当時の一級品でした。このミニカーも角ばったボディが良く再現されていて、ヴォアザン車に共通する特徴である独特のフロントグリルとその上のマスコット(鳥)も実に忠実に再現されています。前フェンダー上にある箱は据付式のトランクです。ドア開閉のギミック付で、室内もそこそこ再現されています。ヴォアザンのミニカーは最近までこのC23しかなかったのですが、2010年以降にミニチャンプスのC25とC27、スパーク(レジン製)のC25とC27、イクソのC25とC28などがモデル化されました。 以下はソリドのC23のフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOISIN 17CV (C23) 1
VOISIN 17CV (C23) 2

 以下は2013年に発売されたイクソ製のヴォアザン C25 アエロディーヌ 1934 (1/43 型番MUS049)の画像です。C25はスリーブバルブ式6気筒3L(105HP)エンジンを搭載した4人乗りのファーストバックセダン(全長約4.9m 全幅約1.7m)で、オーバードライブ付2段変速(4段変速)で最高速130km/hの性能でした。アエロディーヌは流線形ボディを採用したモデルに付けられた名前で、ファーストバックのキャビンはヴォアザン流の個性的な流線形となっていました。この車のルーフは空圧アクチェーターで全体が後方にスライドするスライディングルーフになっています。ルーフには丸い窓がいくつも設けられていますが、これはスライドしたルーフがリアウィンドーの上に被さった状態でも後方視界をある程度確保する為の窓です。実車は数台が製造されたようです。ミニカーは実車をかなり忠実にモデル化してあり良く出来ています。フロントグリルや室内などの細部は結構リアルで、特徴的なスライディングルーフもスライドはしませんが、その動作が想像できるリアルさです。(実車画像→ ヴォワザン C25 1934) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOISIN C25 AERODYNE 1
VOISIN C25 AERODYNE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOISIN C25 AERODYNE 3
VOISIN C25 AERODYNE 4

 以下は2011年に発売されたスパーク製のヴォアザン C27 アエロスポルト 1934 (1/43 型番S2706)の画像です。上述したC25のバリエーションとしてC26とC27が1934年に発表されました。C26は1台だけ作られたC25のホイールベース拡張版で、C27はホイールベースを短縮したスポーティ版で2台作られました。その1台がこのC27 アエロスポルトで、C25 アエロディーヌのクーペ仕様のような車です。5角形のサイドウィンドーに円弧を描いたキャビンといった変わったデザインで、アエロディーヌ同様に屋根は後方にスライドして、オープントップ状態になります。スリーブバルブ式直列6気筒3L(105HP)エンジンを搭載し、オーバードライブ付2段変速(4段変速)で最高速150km/hの性能でした。もう1台のC26はフィゴーニ製のオープンカーでした。C26はたった2台しか作られていませんが、ベースとなったC25も数十台しか作られていないようです。このような希少な車がレストアされて現存しているのは、ヴォアザンの独特なキャラクター故のことでしょう。このミニカーも実車を忠実にモデル化していて良く出来ています。特にフロントグリル上の繊細で良く出来たマスコット、5角形のサイドウィンドー、幾何学模様の内装やシートの造形など実にリアルに再現されています。ただしレジン製ミニカーの欠点である経年劣化がひどく、箱に入れたままで保管していたのですが、購入して数年でボディ下部全周に付いているモールなどが剥がれてきました。(直そうとして触るとさらに悪化するので直すこともできません いくら細部がリアルでも、その状態を長期的に維持できないレジン製ミニカーはあまり買わないほうが良いです。(実車画像→ヴォワザン C27 1934) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOISIN C27 AEROSPORT 1
VOISIN C27 AEROSPORT 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントグリル上の鳥のマスコットは非常に繊細に出来ていますが、ほんの少しでも触ると破損します。私の保有する物もこの画像撮影後に不注意で触ってしまい跡形もなく壊れました。少し触ったぐらいで簡単に壊れるような構造になっているのは設計者の怠慢と技量不足です。(上記のイクソ製などはもっと強度のある設計になっています) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOISIN C27 AEROSPORT 3
VOISIN C27 AEROSPOR 4

 以下は2003年に発売されたフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.26 ヴォアザン C28 アンバサダー 1936 (1/43 型番S2706)の画像です。C28は上記C25の発展型でガブリエル ヴォアザンが設計した最後のモデルでした。スリーブバルブ式6気筒3.3L(125HP)エンジンを搭載し、オーバードライブ付2段変速(4段変速)で最高速155km/hの性能でした。2ドア/4ドアセダンとリムジン(全長約4.9m 全幅約1.7m)があり約60台が製造されたようです。アンバサダーはその中でもロングホイールベースのシャーシで製作された特注品のリムジンに付けられた名前でしたが、後に標準のシャーシのモデルにも付けられたようです。ミニカーはそのロングホイールベース版のリムジンをモデル化しているようです。「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのクラシックカーはイクソ製で雑誌付きの安価なミニカーながらいずれも良い出来ばえでした。このC28 アンバサダーもフロントグリルとその上のマスコット、室内などの造形もそこそこリアルでなかなかの良い出来ばえです。イクソは同じ型を使った色違い(黒)を型番MUS041で発売しています。(実車画像→ヴォワザン C28 1936) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOISIN C28 AMBASSADE 1
VOISIN C28 AMBASSADE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOISIN C28 AMBASSADE 3
VOISIN C28 AMBASSADE 4

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BUGATTI T57 GALIBIER 1935 FRANCE

BUGATTI T57 GALIBIER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS058 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 135HP 4段変速
性能: 最高速153km/h?
データーベースでブガッティ T57のミニカー検索

 

ブガッティ T57 ギャリビエ フランス 1935

 

 ブガッティ T57は1934年に登場した3Lクラスのツーリングカーで、約700台が生産され、ブガッティとして最もたくさん販売されたモデルでした。エンジンはレースカーT59でも使われたDOHC直列8気筒3.3L(135HP)を搭載していました。4ドアセダンや2ドアクーペのボディが架装され、デザインは創業者E.ブガッティの長男ジャンが担当し芸術的才能を発揮していました。なおギャリビエ(GALIBIER)とはセダンタイプにつけられた名前で、フランスの地名にちなんでいるようです。

 

 T57の発展型としてT57C、T57S、T57SCなどがありました。T57Cはレース仕様で、スーパーチャージャーで160HPにパワーアップしていました。T57Cに流線型のカバーをつけたレーシングカー T57Gは「タンク」という名前で呼ばれルマンで優勝しています。T57Sはホイールベースを短くしたスポーツ仕様で、T57SCはT57Sをスーパーチャージャーで175-200HPにパワーアップしていました。T57では自動車デザインに多大な影響を与えた特徴的なスタイルのアトランティックやその発展型アトランテなども有名です。

 

 

 ミニカーはイクソ製で2015年に発売されました。T57の2ドアセダンをモデル化しています。プロポーションがよく実車の雰囲気をうまく再現しています。スポークホイール、フロントグリルの赤いエンブレム、リアのライセンスプレート、内装などの細部もよく再現してあります。ブガッティ流の2トンカラーで塗分けられたボディも綺麗です。これ以外のT57 セダンのミニカーはスパーク(レジン製)がギャリビエの4ドアをモデル化しています。T57のクーペやカブリオレのミニカーはかなりあるのですが、セダンの量産ミニカー(ダイキャスト製)はこのイクソ製しかないようなので、その意味で貴重なミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T57 GALIBIER 1
BUGATTI T57 GALIBIER 2

 以下は2002年に発売されたブルム製のブガッティ T57S 1936 (1/43 型番R169-03)の画像です。ホイールベースの短いスポーツ仕様のT57Sをモデルしています。前後のホイールがフルスパッツで覆われているデザインは、当時のフランス車によく見られものですが、私はこの優雅な感じが好きです。(実用的にはタイヤ交換などが大変だったと思いますが) 白のボディと赤く塗られたリアのスペアタイヤカバーのカラーリングが魅力的です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57S 1
BUGATTI T57S 2

 以下は1988年に発売された同じブルム製のバリエーションでブガッティ T57S 1936 (1/43 型番R170)の画像です。上記の幌を閉じたバリエーションで、カラーリングと幌以外は同じです。小振りの幌がスポーティです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57S 1
BUGATTI T57S 2

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PEUGEOT 402 SEDAN 1935 FRANCE

PEUGEOT 402 SEDAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 474203 1/43 113mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 55HP 3/4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでプジョー 402のミニカー検索

 

プジョー 402 セダン フランス 1935

 

 1935年に最初のプジョー 02シリーズとして発表されたのが、画期的な流線型ボディで有名な402でした。前年に発表された革新的なデザインのシトロエン 7CVに対抗してこのようなデザインを採用したのだと思います。中身は01シリーズの発展型シャーシに新設計の4気筒2Lエンジンを搭載していました。このデザインは同時期のアメリカのクライスラー エアフローによく似ていますが、ヘッドライトがグリル内に格納されている点が異なります。奇抜なデザインでしたが、フランス人には好まれたようで商業的に成功しました。

 

 1936年に402と同じフロントグリルで、ボディを一回り小さくして1.7Lエンジンを搭載した302が登場しました。また302のボディに402のエンジンを搭載した高性能車 402 レジュール(legere:lightの意)も登場しました。この402 レジュールには世界初のハードトップ(センターピラーのない2ドア)モデルもありました。また402 コンバーチブルには電動でハードトップを出し入れできるエクリプスがありました。この電動格納ハードトップも世界初で、当時のフランス車は時代の最先端を走っていました。402は1942年まで生産され総生産台数は約75000台でした。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたノレブ製です。特徴的なフロントグリルと流線形ボディがうまく再現されていて、室内などの細部もリアルで良く出来ています。ただこのスケールでフロントグリルの格子部分をプラスチック製で再現したので、格子が太すぎて肝心のヘッドライト(ちゃんと内蔵しているのですが)がよく見えないのが残念です。このグリル内格納式ヘッドライトについては後述しているイクソ製の202の再現方法が秀逸です。ノレブは402 エクリプスもモデル化しています。ノレブ以外の402のミニカーはデュブレイ(DUBRAY)製とフランスのミニカー付雑誌「PEUGEOT COLLECTION」のNo.3でモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 402 1
PEUGEOT 402 2

 以下は1970年代に発売されたデュブレイ製のプジョー 402B (1/43 型番1?)です。フランスのデュブレイはハンドメイドのプラスチック(レジン)製少量生産ミニカーのブランドで、主に1930年代のフランス車をモデル化していました。402Bは1938年にエンジンを2.1L(60HP)に変えた改良版で、ミニカー全長が119mmと長いのでロングホイールベースのタイプL(リムジン仕様)をモデル化しているようです。こちらは透明プラスチックでフロントグリルを表現していますので内蔵した黄色のヘッドライトが透けて見えますが、もう少し透明度があるともっと良くなるのですが。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 402B 3
PEUGEOT 402B 4

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PEUGEOT 402 ECLIPSE 1935 FRANCE

PEUGEOT 402 ECLIPSE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 474201 1/43 120mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.1m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 55HP 3/4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでプジョー 402のミニカー検索

 

プジョー 402 エクリプス フランス 1935

 

 1935年のパリ サロンで発表された402 エクリプス(eclipse:仏語で日食(陰り)の意)はハードトップを電動で出し入れする機能で話題を呼びました。大きなハードトップをトランクに格納する為に、ボディ後半がかなり長くなっています。(この電動式ハードトップの構造はフランス人のカーデザイナーが1931年に特許を取得しています) 402の解説で前述したようにプジョーは世界初のハードトップを考案しただけではなく、それを電動で出し入れする機能までも実現させました。この手の派手な仕掛けはアメリカ車が最初のように思いがちですが、当時の自動車技術はフランス車が一番進んでいたのです。
(実車YouTube動画→ プジョー 402 エクリプス)

 

 ミニカーは2005年に発売されたノレブ製です。このミニカーも前述した402 セダンと同様に良く出来ていますが、このミニカーはエクリプスが実現した世界初のハードトップ格納機能をギミックとして忠実に再現しています。ギミックはうまく出来ていてスムーズに動作します。この手のギミックは繊細で壊れやすい物が多いのですが、これはかなりしっかりした作りです。トランク内にスペアタイヤがあるなど室内の造形も良く再現してあります。ノレブは1/18でも402 エクリプスをモデル化しています。なおこれ以外の402 エクリプスの量産ミニカーはフランスのミニカー付雑誌「PEUGEOT COLLECTION」のNo.11でモデル化されています。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 402 ECLIPSE 1
PEUGEOT 402 ECLIPSE 2

 以下はハードトップ収納ギミック動作と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 402 ECLIPSE 3
PEUGEOT 402 ECLIPSE 4

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DELAHAYE 135M 1935 FRANCE

DELAHAYE 135M 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 63 1/43 128mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: 6気筒 3.6L 90HP 4段変速
性能: 最高速158km/h
データーベースでドライエのミニカー検索

 

ドライエ 135M フランス 1935

 

 ベテラン期に初期のドライエに付いて記載しましたが、1933年には6気筒3.2L(76HP)エンジンを搭載した高性能車スーパーリュクス(SUPERLUXE)が登場しました。(実車画像→ ドライエ 138 スーパーリュクス 1934) スーパーリュクスは横置きリーフスプリング式前輪独立懸架サスペンションを採用していて、4気筒2.2Lエンジン仕様(134)や、スポーツ仕様の18 スポーツがありました。その18 スポーツはスピード記録を数多く達成しドライエは注目を浴びるようになりました。

 

 1935年のアルペン ラリーでの勝利を記念して135 クーペ デ アルペスが登場し、1936年にはドライエとして最も有名な6気筒3.6L(160HP)エンジンを搭載した高性能版の135Mが登場しました。135のレース仕様は1937年モンテ カルロ ラリー優勝、1938年ルマン優勝などレースで大活躍しました。絶頂期のドライエは1935年に経営不振であったドラージュを吸収合併しました。当時のドライエはドラージュともども贅を尽くした魅力的なデザインの特注ボディを架装した高性能高級車でした。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたリオ製です。コーチビルダーのアンリ シャプロン製だと思われる135M クーペをモデル化しています。全長5mを超える大きなボディなので、ミニカーは全長128㎜と大きめのサイズです。プロポーションが良くフロントグリルや室内などの細部も良くできていてリオの傑作ミニカーの一つです。リオのミニカーはシャーシやエンジンなどのメカ部分も再現しているのが特徴ですが、この135Mもボンネットを外すとエンジンが再現され、底板部分にはシャーシやサスペンションも再現されています。これ以外の135のミニカーはソリド(べレム)のカブリオレ、ミニチャンプスのカブリオレ 1/43と1/18、イクソのルマン レース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAHAYE 135M 1
DELAHAYE 135M 2

 以下はドアを開いた室内の画像とボンネットを取り外したエンジンルームと底板部分のシャーシ/サスペンションの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M 3
DELAHAYE 135M 4

 以下は1977年に発売されたソリド製のドライエ 135M フィゴーニ 1939 (型番78)の画像です。コーチビルダーのフィゴーニ & ファラスキーによる特注ボディのカブリオレをモデル化していますが、特別に華麗なデザインというほどでもありません。上記のリオ製ほど凝った作りではありませんが、1970年代のミニカーとしては良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)ミニカーはソリド製です。
DELAHAYE 135M 5
DELAHAYE 135M 6

 以下は1977年に発売されたソリド製のドライエ 135M フィゴーニ 1939 (型番48)の画像です。上記の幌を立てたバリエーションで、幌以外の違いは特にありません。ソリドのクラシックカーでカブリオレ仕様にはこのようなバリエーションがありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M 5
DELAHAYE 135M 6

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PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET 1935 FRANCE

PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS035 1/43 117mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.72m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: 6気筒 2.9L 82HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでパナールのミニカー検索

 

パナール ルヴァッソール 6CS フォ カブリオレ フランス 1935

 

 パナール ルヴァッソールは旧式なスリーブバルブ方式ながら6気筒エンジンを新規開発し、1930年代にはパナールのエンジンはこの6気筒に統一されていきました。1929年に登場したDSシリーズは6気筒3.5Lエンジンを搭載し、4ドアセダン、クーペ、カブリオレなどがあり、当時のルノーの高級車よりも高価な車だったようです。DSシリーズの小型版がCSシリーズで、6気筒2.3Lエンジンを搭載していました。

 

 そのCSシリーズの最終仕様が6CSでした。6気筒2.9L(82HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速120km/hの性能でした。この時代にはコーチビルダーが製作する華麗なボディを架装したモデルがありましたが、この6CSは鋼鉄製のメーカー標準ボディを架装したモデルのようです。フロントピラーを2本にして間に曲面ガラスを組み込んだ「パノラミク」と呼ばれるフロントウィンドーが特徴です。このウィンドーは1936年登場のディナミクにも継承されていました。なお名前のフォ カブリオレとは「偽物のカブリオレ」と言う意味で、見た目がカブリオレ風のハードトップという意味です。

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたイクソ製です。このミニカーは元々はフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.40として作られたもので、これはそれの仕上げレベルを変えてイクソのMUSEUMシリーズとして発売されたものです。フロントグリルのパナール ルバッソールとSIX(6気筒の意)の赤色のロゴ、グリル上のマスコット、ボンネット側面のスリット部分など細かいところがリアルに再現されています。カラーリングが綺麗で、室内もそこそこ再現され良い出来ばえに仕上がっています。この時代のパナールは量産ミニカーとしてほとんどモデル化されていないので、貴重な存在のミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD 6CS FAUT-CABRIO 1
PANHARD 6CS FAUT-CABRIO 2

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BUGATTI T57SC ATLANTIC 1936 FRANCE

BUGATTI T57SC ATLANTIC 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS023 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L スーパーチャージャー付 195HP 4段変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでブガッティ アタラント/アトランティックのミニカー検索

 

ブガッティ T57SC アトランティック フランス 1936

 

 ブガッティ T57は1934年に発表された3Lクラスのツーリングカーで1940年までに約700台が生産され、ブガッティとして最もたくさん生産されたモデルでした。主に4ドアセダンや2ドアクーペのボディが架装されました。エンジンはレーシングカーT59で使われたDOHC 直列8気筒3.3L(135HP)を搭載していました。ブガッティ T57Sはホイールベースを短縮したスポーツ仕様で、エンジンは170HPにパワーアップされ最高速185km/hと当時のスーパーカーでした。T57Sにスーパーチャージャーを追加して195HPにパワーアップした高性能版がT57SCでした。そのT57SCに一風変わったデザインの流線形クーペボディを載せたのがアトランティックでわずか4台しか生産されていません。(ボディの軽量化で最高速200km/hだったそうです)

 

 アトランティックのボディの中央にある背びれのような部分は、左右のボディパネルをリベット止めしている接合部で、この部分のデザインが独特の迫力を生み出しています。現在の車も側面と屋根の接合部が左右に2カ所あり見えないように隠していますが、この車は接合部を外部に出して独特の迫力あるデザインとして成立させています。フロントスクリーンも2分割されていますので、ワイパーも変わった配置になっています。アトランティックのクーペボディはリアにスペアタイヤを格納するスペース(丸いカバー部分)があるので、リアの窓は位置が高く小さいです。たぶん後方はほとんど見えなかったと思います。

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたイクソ製のミュージアムシリーズです。個性的なクーペボディがうまく再現されていてかなり良く出来ています。ワイヤースポークホイール、エッチングパーツを使ったボンネットのルーバーやワイパー、室内などの細部も良く仕上げてあります。最近までアトランティックのミニカーはウエスタンモデル(ホワイトメタル製)、リオ、Bブラーゴの1/24、ブルムぐらいしかありませんでした。最近になってこのイクソ(ホワイトボックスも同じ)やオートアートの1/18、CMCの1/18、レジン製ではミニチャンプス、ルックスマート、マトリックスなどでモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T57SC ATLANTIC 1
BUGATTI T57SC ATLANTIC 2

 以下は1983年に発売されたブルムのT57SC アトランティック(1/43 型番R087)の画像です。ブルムとしては初期の少し古いミニカーですので、最新のイクソ製に比べるとやや見劣りしますが、それでも実車の雰囲気はうまく再現されています。同じ型のバリエーションで型番R088では黒の色違いがありますが、そちらはワイヤスポークホイールにディスクホイール風のカバーが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 3
BUGATTI T57SC ATLANTIC 4

 以下は1983年に発売されたリオ製のブガッティ T57SC アトランティック (1/43 型番78)の画像です。1/43サイズより全長が少し大き目でボディがやや細長くデフォルメされていますが、1980年代のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(特徴的な背びれの表現もややオーバーですが) このアトランティックは上記のアトランティックよりヘッドライトが低い位置に埋めこまれていてより迫力があります。ボンネットを外すことができエンジンが再現されています。このエンジンは床下の変速機/ドライブシャフトにつながっていて、シャーシ/サスペンションなどの構造もリアルに再現されています。またスペアタイヤカバーが外せるようになっていて、中にはスペアタイヤが収めてあります。アトランティックの1/43量産ミニカーとしては、最近までこのリオがベストの出来ばえでした。最近になってモデル化されたイクソやミニチャンプスのミニカーは、スケールモデル的な正確さではリオより優れています。ただシャーシの構造やエンジンを再現しているという点ではリオのミニカーにもまだ十分魅力があります。画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 1
BUGATTI T57SC ATLANTIC 2

 以下はフロント/ボンネットを外したエンジンルームの画像とリア/スぺアタイヤカバーを外した画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 3
BUGATTI T57SC ATLANTIC 4

 以下は俯瞰画像/床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 5

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CITROEN 7CV 1936 FRANCE

CITROEN 7CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOSTALGIE N001 1/43 103mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 36HP 3段変速
性能: 最高速100km/h
データーベースでシトロエン トラクション アヴァンのミニカー検索

 

シトロエン 7CV フランス 1936

 

 1934年にシトロエンの名前を不動のものとし、自動車の歴史を大きく変えた画期的な車トラクシオン アヴァン(7/11CV)が発表されました。トラクシオン アヴァンとはフランス語で前輪駆動のことですが、この方式を最初に実用化しそれを低重心のモノコック構造ボディと組み合わせることで全く新しいタイプの車として完成させたことから、7/11CVは前輪駆動車の元祖という意味でトラクシオン アヴァンと呼ばれています。

 

 駆動系のメカだけではなく7CVの外観は長期間モデルチェンジしないことを前提として設計され、流線型を取り込んだ低くダイナミックな先進的なボディデザインでした。またその低重心のボディと前輪独立懸架により、操縦性と乗り心地も従来の車とは一線を画するものでした。実際にこの車は23年間も作り続けられましたので、素晴らしい先見(先進)性があったのでした。当初のエンジンは4気筒1.3L(7A)で、その後1.5L(7B)/1.6L(7C)/1.9L(7S)と排気量が拡大しました。車重が約1tと軽かったので最高速100km/h(1.5L以上)が出せたそうです。ボディ形式としては2座クーペ、カブリオレもありました。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたフランスのノスタルジー製です。ノスタルジーは名前どうりのノスタルジックなフランス車をモデル化しているイクソ系列のブランドです。7CVの1.6L(7C)をモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現され、フロントグリルやダッシュボード上のシフトレバーを再現した室内など細部もリアルで良く出来ています。(ダッシュボードから突き出したシフトレバーは昔の前輪駆動のフランス車に見られたシフトレバー配置でした) ノスタルジーはクーペとカブリオレもモデル化しています。トラクシオン アヴァンのミニカーはたくさんありますが、これ以外の7CVのミニカーはビテスのセダン/クーペ/カブリオレ、サンスター(ビテスと同じ型か?)、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 7CV 1
CITROEN 7CV 2

 以下は2002年に発売された同じノスタルジー製のシトロエン 7CV カブリオレ (1/43 型番N012)の画像です。洒落たデザインの2座カブリオレをモデル化しています。リアのトランクのようなパネルはランブルシート(補助席)です。クーペ/カブリオレは1934年から1938年まで生産され、総生産台数は約5000台と希少なモデルだったそうです。こちらのミニカーにはダッシュボード上のシフトレバーが無いですが、たぶん省略したのか付け忘れたのではないか?と思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 7CV CABRIOLET 1
CITROEN 7CV CABRIOLET 2

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DELAGE D6-70 1936 FRANCE

DELAGE D6-70 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS057 1/43 101mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m
エンジン 変速機: 6気筒 2.7L 68HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでドラージュのミニカー検索

 

ドラージュ D6-70 フランス 1936

 

 ドラージュ D8の解説に記載したように1930年代のドラージュはフランスを代表するエレガントな高級スポーツカーでした。8気筒エンジンを搭載したD8に次いで1930年に6気筒3L(75HP)エンジンを搭載した小型のD6が登場しました。D6には長短2タイプのホイールベースがあり、当時のコーチビルダーがセダン、クーペ、カブリオレなどを架装しました。オリジナルのD6は1933年に生産中止となりましたが、その後もエンジン排気量が異なるバリエーションが追加され戦後の1950年代まで生産されました。ミニカーのモデルとなっているD6-70は短いホイールベースに6気筒2.7L(68HP)エンジンを搭載していました。

 

 1933年にD8シリーズに8気筒4.1Lエンジンを2.7Lに縮小したD8 15が追加されました。1930年代の世界大恐慌による不景気でD8 15やD6など拡販を期待して追加した車があまり売れず、経営不振となったドラージュは1935年に同じような高性能車を製造していたドライエに吸収合併されました。ドライエによる吸収後もドラージュは作られましたが、戦後の1954年にはドライエがオチキスに吸収されドライエ/ドラージュの両ブランドは消滅しました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製のMUSシリーズです。実車はコーチビルダー フィゴーニ & ファラスキー製のクーペで、D6-70としては良く知られている車です。ミニカーはプロポーションが良く、フロントグリル、ワイヤスポークホイール、フェンダーのクロームモールなどの細部の仕上げもレベルが高く、良く出来ています。なお細部の仕上げが違いますが同じ型を使ったものがフランスのミニカー付雑誌「Collection "Voitures Fran?aises d'Autrefois"」のNo.35にありますので、元々このミニカーはそれ用に作られたようです。これ以外のドラージュ D6のミニカーはスパーク(レジン製)のクーペとレース仕様、ミニチャンプスのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAGE D6-70 1
DELAGE D6-70 2

 以下は2005年に発売されたスポーク製のドラージュ D6 1937 (1/43 型番S0601)の画像です。これも上記のD6と同じフィゴーニ & ファラスキー製のクーペをモデル化しています。スパークのミニカーとしては初期の物でこれも良く出来ていますが、上記のイクソ製と比べるとフロントグリルのロゴや室内などがやや見劣りします。購入してから約15年経過しましたが、レジン製モデルで懸念されるボディの変形は今のところありません。(ただし急に劣化が進むことがありますので、後数年は要注意の時期です) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6 1
DELAGE D6 2

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SIMCA 5 1936 FRANCE

SIMCA 5 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R176B 1/43 78㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.22m 全幅約1.28m
エンジン 変速機: 4気筒 569㏄ 13HP 4段変速
性能: 最高速85km/h
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シムカ 5 フランス 1936

 

 イタリア生まれのフランス人 アンリ テオドル ピゴッツィ(Henri Th?odore Pigozzi)はフランスでイタリアのフィアットの販売権を得ましたが、当時のフランスは輸入車に高額な関税を課していたので大衆車は価格が高くなり売れませんでした。そこでほとんど完成車状態の車をパーツとして輸入し簡単な製造ラインで完成させて、関税を逃れて販売するという抜け道で製造/販売を始めました。最初に販売したのはフィアット 508 バリッラで、フランス国内に1Lクラスの車がなかったので大成功しました。この成功で1934年にはフィアットの資金援助を受けて小型車製造工場を買収し、シムカ社(SIMCA:Societe Industrielle de Mechanique et de Carrosserie Automobile:自動車車両車体工業会社)を設立しました。

 

 当初はフィアット フランスの名前で主に508 バリッラを製造しました。その後シムカの名前を付けた最初の車シムカ 5が1936年に登場しました。シムカ 5はフィアット 500 トポリーノのライセンス生産で、フロントグリルの細部やロゴ以外はトポリーノとおなじでした。トポリーノは全長約3.2mの2座小型車で水冷4気筒569cc(13HP)エンジンをフロントに搭載し最高速度85km/hの性能でした。低価格で燃費が良いこの車はイタリア同様に大成功をおさめ、1939年までに約6.5万台が生産されシムカはフランス第4位の自動車メーカーとなりました。1938年にはフィアット 508Cのライセンス生産であるシムカ 8も登場しました。1939年に第2次大戦が勃発しシムカの乗用車は生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは1995年頃に発売されたブルム製です。ブルムはフィアット トポリーノをモデル化していますので、実車同様にホイールキャップのロゴをSIMCAに変更してシムカ 5に仕立てています。実車のかわいらしい雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえです。バリーエーションで幌を開いたものや軍用車仕様、商用車仕様のフルゴンチーノがあります。これ以外のシムカ 5のミニカーはノレブ初期のプラスチック製とノレブの最近の物などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリア/室内の画像です。ホイールキャップのロゴがSIMCAとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SIMCA 5 1
SIMCA 5 2

 以下は1996年に発売された同じブルム製のシムカ 5 フルゴンチーノ パリ サロン 広報車 1936 (1/43 型番R244)の画像です。イタリア本国と同じトポリーノの商用車仕様のフルゴンチーノで、1936年 パリ サロンで発表されたときの車をモデル化しているものと思います。これもフィアット 500 フルゴンチーノをシムカ 5 フルゴンチーノに仕立てたものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SIMCA 5 FURGONCINO 1
SIMCA 5 FURGONCINO 2

 以下は1997年に発売された同じブルム製のシムカ 8 ルマン 1939 (1/43 型番R262)の画像です。こちらはフィアット 508Cのライセンス生産であるシムカ 8で、1939年 ルマンで17位となった38号車をモデル化しています。これもフィアット 508Cをシムカ 8 ルマン仕様に仕立てたものです。同じルマンでシムカ 8の39号車が10位、41号車が13位になっていますので、当時はこのような実用車もルマンに参戦していたようです。なおこのルマンで優勝したのはブガッティ T57 タンクでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SIMCA 8 LE MANS 1
SIMCA 8 LE MANS 2

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