ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

CITROEN 15CV SIX 1938 FRANCE

CITROEN 15CV SIX 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4032 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.76m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 6気筒 2.9L 76HP 3段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでシトロエン 15CVのミニカー検索

 

シトロエン 15CV シックス フランス 1938

 

 トラクシオン アヴァンは年間6万台も生産される大ヒットとなり、シトロエンの財政状況は好転しました。そこで発売が中止された最上級仕様の22CVの代わりに1938年に登場したのが15CV シックスでした。シックスは6気筒エンジンを意味し、11CVの4気筒を6気筒化した2.9Lエンジン(76HP)を搭載していました。ホイールベース(3090㎜)は11CVのノルマーレと同じでしたが、ボディは11CVより少し大きく、11CVのファミリアーレと同じロングホイールベース(3270㎜)でより全長の長いリムジンもありました。3段変速で最高速130km/hと性能的にも向上していました。

 

 トラクシオン アヴァンは1941年に戦争でいったん生産中止となりましたが、戦後の1945年から11CV/15CV シックスは生産が再開されました。戦後型は少し湾曲していた前後のバンパーが直線化され、1953年頃にはトランク部分が外に張り出して容量が拡大され外観が少しだけ変わりました。1950年代に外観を大幅に変更して大統領専用車にも使われました。1950年代になるとこの車もさすがに時代遅れになり、この車同様に画期的な後継車DS 19が1955年に発表されました。DS 19登場後も生産されていた11CVもDSの廉価版IDが発表された翌年の1957年には生産中止となりました。

 

 

 トラクシオン アヴァンは23年間に約76万台が生産されました。トラクシオン アヴァンは長い間生産されていたので、昔のフランス映画には非常によく出てきました。ギャング物映画ではギャングとそれを追跡する警察のどちらもトラクシオン アヴァンを使っているといった場面がありました。

 ミニカーは1974年に発売されたソリド製です。ソリドの全盛期に作られたミニカーで実車の雰囲気が見事に再現されていて、15CV シックス 戦前型の1/43ミニカーとしては今でもベストの出来ばえだと思います。ボンネット開閉ギミック付で、6気筒エンジンが再現されています。ソリドは戦時中のFFI(自由フランス軍)仕様や戦後型など別ブランドのべレムも含めてバリエーションを30種類以上だしています。これ以外の15CV シックスのミニカーはノレブの当時物と最近の物、Bブラーゴの1/24、マッチボックス ディンキーなどがあります。 以下はフロント/ボンネット開閉動作とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。

CITROEN 15CV SIX 1
CITROEN 15CV SIX 2

 以下は1995年頃に発売されたソリドの別ブランド べレム製のシトロエン 15CV シックス トレーラー付(1/43 型番V5004)の画像です。上記のソリド製の15CVの型を流用していますが、バンパー形状が直線化されトランクが拡大された戦後型に変更されています。15CVにはルーフラックが付きさらに荷物運搬用のトレーラーを牽引していますので、フランス流のバカンス旅行に使われた15CVといったところでしょうか。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 15CV SIX 3
CITROEN 15CV SIX 4

 以下は1995年頃に発売されたソリドの別ブランド べレム製のシトロエン 15CV デクヴェラブル 1953 (1/43 型番V1009)の画像です。これも上記のソリド製の15CVの型を流用して、ボディ部分をレジン製で変更して戦後型の15CV デクヴェラブルに仕立ています。名前の「デクヴェラブル(DECOUVRABLE)」とは、このように屋根の側面部分が残り屋根上面だけが折りたためるカブリオレのことを示すようで、フランス車に良くみられる形式です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 15CV DECOUVRABLE 1
CITROEN 15CV DECOUVRABLE 2

 以下は1991年に発売されたマッチボックス傘下のディンキー製のシトロエン 15CV シックス 1952 (1/43 型番DY22)の画像です。これも戦後型をモデル化しています。マッチボックスの傘下でディンキー ブランドを復活させたマニア向けのクラシックカーシリーズの一台で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 15CV SIX 5
CITROEN 15CV SIX 6

 以下は1999年に発売されたビテス製のシトロエン 11B 1953 (1/43 型番VCC99029)の画像です。これは15CVではなく戦後型の11Bをモデル化していています。バンパーが直線化されトランクが追加されているのは15CVと同じです。実車の雰囲気がうまく再現されていて、フロントグリルの造形、リアクォーターパネルのウインカー、室内などの細部もリアルに再現されかなり良い出来ばえです。特に室内はダッシュボードから突き出たシフトレバーやダッシュボード上面に取り付けられたバックミラーまで(やや大きすぎますが)再現しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV 1953 1
CITROEN 11CV 1953 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV 1953 3
CITROEN 11CV 1953 4

 以下は1958年に発売されたJRD製の当時物ミニカー シトロエン 11BL 1955 (1/43 型番112)の画像です。フランスのJRDは1958年から1962年までダイキャスト製ミニカーを製造しており、その後同時期にミニカーを製造していたCIJに吸収合併されました。JRDはあまり種類は多くないですが、主に当時のシトロエンをモデル化していました。これは60年以上も昔に作られたビンテージ物で、1979年頃にミニカーコレクター仲間から譲ってもらいました。私が所有するミニカーの中でも一番古い部類の物で骨董品にちかい物ですから、現代的な観点で出来の良し悪しを評価するようなものではありません。昔はこんなミニカーがあったのだということで見てください。なお塗装が綺麗なのはリペイントされているからで、オリジナル塗装ではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV 1953 3
CITROEN 11CV 1953 4

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DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 1938 FRANCE

DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS014 1/43 119mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.35m
エンジン 変速機: V型12気筒 4.5L 165HP 4段変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでドライエのミニカー検索

 

ドライエ 165 フィゴーニ & ファラスキー フランス 1938

 

 以下に解説していますがドライエ 145は主にレーシングカーとして使われた高性能車でした。この145をベースにして少量生産された市販ロードスターが165でした。エンジンは145の240HPを165HPにディチューンしていて、4段変速で最高速210km/hの性能でした。ダイナミックで美しいロードスター ボディはコーチビルダー フィゴーニ & ファラスキー(FIGONI FALASCHI)によるもので、実車はその独特のデザインで有名です。

 

 この車のデザインは水上を疾走するボートをイメージしたものです。フロントフェンダーの造形はボートの先端が掻き分けて盛り上がった波紋を表現しています。このデザインをより印象的にする為に、フェンダーには車輪を完全にカバーして見えなくするスパッツが付けられ、ボンネットから後方にかけて波をイメージさせるクロームモールも付いています。現代的な観点でみると見た目重視で意味のない無駄の多いデザインです。ただこのデザインはそのような現代的な考え方を超越しているので優雅で美しいのです。1930年代のフランス車として個人的に一番好きな車です。

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたイクソ製です。元々はフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.14として作られたもので、これはそれをベースにしてイクソのカタログモデルとして発売されたものです。実車の優雅なデザインが実にうまく再現された素晴らしい出来ばえです。クロームモールや室内などの細部も良く仕上げてあります。これ以外のドライエ 165のミニカーはイクソの別ブランドのホワイトボックス、ミニチャンプスの1/43と1/18、ギロイの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 1
DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 2

 以下は2007年頃に発売されたフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.14 ドライエ 165 1938 (1/43)の画像です。上記のイクソ製カタログモデルのベースとなったもので基本的には同じものですが、カラーリングと細部の仕上げが異なります。2台を並べた画像で分かるように、雑誌付きミニカーのクロームモールは塗装仕上げですが、カタログモデルのクロームモールはメッキ仕上げになっています。(実際には本当のメッキではなくメッキ風に見える特殊な塗装なのですが) さらにカタログモデルのワイパーはメタル製の別パーツですが、雑誌付きミニカーはウィンドースクリーン一体造形となっています。内装の仕上げはほとんど変わらないようです。カラーリングはカタログモデルのほうが実車に近いように思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 3
DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 4

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SALMSON S4E 1938 FRANCE

SALMSON S4E 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS038 1/43 114mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m? 全幅約1.73m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.3L 85HP 4段変速
性能: 最高速135km/h

 

サルムソン S4E フランス 1938

 

 1890年に創業されたエミール サルムソン社は蒸気機関やポンプの製造会社でした。第一次世界大戦中に航空機エンジンのメーカーとして発展し、その後イギリスのサイクルカー GNのライセンス生産で自動車生産に進出しました。1921年に自社製の車(4気筒 1L)を発売し、この車のエンジンを1.25Lに拡大しDOHC化したレースカーが大活躍し、初のDOHCエンジン搭載量産車(AL グラン スポーール)として市販化されました。

 

 1929年にDOHC 4気筒1.3Lエンジン搭載のS4が登場し、この車は前輪独立サスペンションを備えたS4D(1.6L)に発展します。1937年には高級仕様のS4E(2.3L)が登場しました。戦後サルムソン社はS4シリーズの生産を再開し、1953年に新型の2300 スポール(DOHC4気筒2.3L)を登場させ、この車はルマンにも出場しています。サルムソンは経営不振で1957年に自動車生産から撤退しました。

 

 

 ミニカーはイクソのMUSシリーズです。サルムソンの量産ミニカーはこれしかなく、元々はフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.21として作られた物でした。フランスの高級スポーツカーらしい優雅なデザインで、鮮やかなカラーリングや寝かせたフロントウインドーなどでいかにもそれらしく仕上げています。イクソの標準的な出来ですが、ボディ全体がプラスチック製で軽いのは個人的に好ましくありません。

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TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 1938 FRANCE

TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VOITURES CLASSIQUES (IXO ALTAYA) 6 1/43 108㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m? 全幅約1.67m
エンジン 変速機: 6気筒 4L 165HP 4段変速
性能: 最高速185km/h
データーベースでタルボ ラーゴのミニカー検索

 

タルボ ラーゴ T150 SS クーペ  フィゴーニ ファラスキー フランス 1938

 

 前述したようにタルボは元々イギリスとフランスに工場があった大衆車メーカーでした。1919年にタルボはサンビーム、ダラックと合併しSTD(サンビーム-タルボ-ダラック)グループを形成し自動車生産を行いました。STDグループは財政難から1935年にイギリスのルーツグループに吸収されて消滅しました。STDグループのフランス工場はアンソニー ラーゴが買い取りタルボ車の販売を続け、第2次大戦後はタルボ ラーゴという名前になり高級スポーツカーを1960年まで生産していました。

 

 タルボは1937年に新設計のツーリングカー タルボ T4 マイナー(4気筒2.3Lエンジン搭載)を発表しました。この車には6気筒2.7/3/4Lエンジンが追加され、ホイールベースの長い6気筒3/4Lエンジン搭載車とさらにホイールベースの長い(7人乗り)6気筒3/4Lエンジン搭載車が追加されました。そのなかでT150は6気筒3Lエンジン搭載のホイールベースの短いスポーツカーで、T150 SSはさらにホイールベースを短くして6気筒4Lエンジンを搭載した高性能版でした。(なお150CとCが付くのはレース仕様で基本はロードスターでした) 個性的で美しい流線形ボディのT150 SS クーペは当時最速のスーパーカーでタルボ ラーゴのなかでも一番有名な車でした。コーチビルダーは前述したドライエ 165と同じフィゴーニ ファラスキーで、わずか十数台しか製作されていないようです。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.6として作られた物でイクソ製です。これはオークションで入手したものですが、2007年にイクソの型番MUS007でも発売されました。ミニカーの出来ばえはミニカー付雑誌の標準的なレベルですが、美しい流線形ボディの雰囲気はうまく再現され2トンカラーも綺麗です。(フロントグリルが少し右に傾いているのは見なかったことにしてください) T150 SS クーペのミニカーはこれ以前に少量生産のWESTERN MODELS製がありましたが、量産ミニカーとしてはこれが最初のモデル化でした。最近になってミニチャンプスやスパークやCMCの1/18などでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 1
TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 2

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BUGATTI T57 ATLANTE 1939 FRANCE

BUGATTI T57 ATLANTE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4088 1/43 107mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 135HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでブガッティ アトランテ/アトランティックのミニカー検索

 

ブガッティ T57 アトランテ フランス 1939

 

 上述したアトランティックのスタイルを発展させたのがアトランテです。アトランティックで特徴的であった背ビレがなくなり、2分割されていたフロントスクリーンも一枚物に代わっています。アトランティックのような迫力はなくなりましたが、その分洗練されたスタイルになりました。なおアトランテという名前はギリシャ神話の女狩人アトランタ(Atalanta)に因んだものだそうですが、その為アトランタと表記される場合もあるようです。アトランテはたった17台しか生産されなかったようです。

 

 ミニカーはソリド製で、1980年頃に発売されました。独特のスタイルをうまく再現しています。オープントップなどのバリエーションがありした。最近までアトランテの量産ミニカーはこれとフランクリン ミントの1/24とエリゴールの少量生産品ぐらいしかありませんでしたが、最近になってミニチャンプスやスパークなどからも発売されました。

 

 

 以下はソリドのアトランテのフロント/リアの拡大画像と、同じソリドのアトランテ デクヴェラブル(デクヴェラブルとはルーフ部分だけのオープン仕様の意 型番4109)の画像です。デクヴェラブルはブガッティらしい黄/黒の塗り分けが綺麗です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T57 ATLANTE 1
BUGATTI T57 ATLANTE 2

 以下はエリゴールのアトランテ カブリオレ仕様(型番1026)の画像です。現在の感覚で見るとあまり良い出来ではないですが、1979年頃に発売されたホワイトメタル製の少量生産品で、1/43より少し小さめ(全長102㎜)にできています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57 ATLANTE 3
BUGATTI T57 ATLANTE 4

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RENAULT SUPRASTELLA CABRIOLET 1939 FRANCE

RENAULT SUPRASTELLA CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO  1/43 118mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 110HP 3段変速?
性能: 最高速140km/h
データーベースでルノー ステラ シリーズのミニカー検索

 

ルノー スープラステラ カブリオレ フランス 1939

 

 前述したルノー ネルヴァステラの後継として、戦前のルノー最後の旗艦となったのがスープラステラで1938年に登場しました。スープラステラは8気筒5.4L(110HP)エンジンを搭載した全長5mを超える大型車でロングホイールベース版で全長6.5mのリムジーンもありました。ボディは4ドアセダンがメインでしたが、洒落た2ドアクーペ/カブリオレもありました。フロントグリルは同時期のアメリカ車を真似たあまり品の良くないデザインで、高い位置にあるボンネットと広い車幅が相まって押し出しの強い迫力のあるスタイルとなっていました。ちなみにスープラステラとは英語に直すと「SUPER STAR」ということになります。

 

 コーチビルダー フラナイ(FRANAY)の架装でリムジンボディをカブリオレ仕様にしたスープラステラが戦前のペタン首相の公用車として使われ、戦後もしばらくの間オリオール 第16代フランス大統領の大統領車として使われました。(実車画像→スープラステラ 大統領車) コーチビルダーがボディを架装する高級車としては、フランスではスープラステラが最後の車でした。なおイギリスのロールス ロイスは1950年代まではまだコーチビルダーがボディを架装していました。

 

 

 以下は2007年頃に発売されたイクソ製です。スープラステラの2ドアカブリオレをモデル化しています。このミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.19として作られたもので、私はオークションで入手しました。同じものの色違いがイクソのカタログモデルとして型番MUS022で発売されています。この車は2ドアカブリオレとしては大きなボディで、戦前のルノーの豪華な高級車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル/灯火類/室内などの細部もそこそこ再現されています。これ以外のスープラステラのミニカーは少量生産のレジン製でクーペや大型リムジンがありますが、現時点(2019年)で量産ミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT SUPRASTELLA 1
RENAULT SUPRASTELLA 2

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HOTCHKISS 686 COUPE 1939 FRANCE

HOTCHKISS 686 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1015 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 85HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでオチキスのミニカー検索

 

オチキス 686 クーペ フランス 1939

 

 機関銃製作で有名であった兵器会社オチキス社は1903年に自動車製造に乗りだし、初期のレースで活躍してロールス ロイスに匹敵するとの評価を受けていました。第一次大戦後の6気筒車タイプAMは1932年から3年連続してモンテカルロ ラリーで優勝しており性能は素晴らしかったようですが、その割にあまり知られていないメーカーです。(ミニカーも少ないです) 戦後も高級車メーカーとして生産を続け1949、50年にもモンテカルロ ラリーで優勝しています。

 

 ミニカーはエリゴール製でホワイトメタルで少量生産されたものです。高性能であったタイプ686クーペ(6気筒3L)という車をモデル化しているようです。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HOTCHKISS 686 COUPE 1
HOTCHKISS 686 COUPE 2

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HOTCHKISS BIARRITZ 1939 FRANCE

HOTCHKISS BIARRITZ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 590006 1/43 116㎜

 

オチキス ビアリッツ フランス 1939

 

 オチキスは1952年に前輪駆動のグレゴワール(4気筒2L)を発表していますが、結局1954年に乗用車生産から撤退してジープ製造(ウイルスのライセンス)に転向しました。

 

 ミニカーは2006年発売のノレブ製 オチキスの特徴である楕円形のグリルなど良く出来ています。上記と同じ年式ですがこちらはタイプ486という4気筒車をモデルしているようです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 4気筒 2.3L 58HP 4段変速
性能: 最高速123km/h
データーベースでオチキスのミニカー検索
 

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DELAGE D8 120 1939 FRANCE

DELAGE D8 120 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 31 1/43 123mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: 8気筒 4.8L 115HP 4段変速
性能: 最高速136km/h
データーベースでドラージュのミニカー検索

 

ドラージュ D8 120 フランス 1939

 

 世界大恐慌による1930年代の不況で高級車が売れなくなったことでドラージュは経営破たんし、1935年に同業のドライエに吸収合併されました。合併後もドラージュはドライエの最上級車として存続し、D8シリーズは1935年のD8 85(3.6L 85HP)、1936年のD8 100(4.3L 90HP)、1937年の最後のモデルD8 120(4.8L 115HP)とエンジン排気量が拡大されていきました。D8の最初の8気筒4.1Lエンジンはドラージュの設計でしたが、D8 120の8気筒4.8Lエンジンはドライエ 135の6気筒エンジンに2気筒を追加したものに変わりました。

 

 ドラージュとドライエは名前が似ていてさらにドライエがドラージュを吸収合併しているので両車を混同しやすいですが、どちらもフランス車が最もフランス的であった1930年代を代表する車でした。両車とも当時のフランスのコーチビルダーが贅を尽くした魅力的なデザインのボディを架装していました。それらのなかには退廃的で奇抜なデザインのものもありましたが、それもこの時代のフランス車の魅力でした。戦後の1954年にドライエはオチキスに吸収されドライエ/ドラージュの両ブランドは消滅しました。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたソリド製です。D8 120のカブリオレをモデル化しています。実車は全長5mを超える大型車ながら2ドアのカブリオレという1930年代流の贅沢な車です。コーチビルダーはアンリ シャプロン(Henri Chapron)です。ソリドのクラシックカーのミニカーは当時一級品の出来ばえでした。ただ1970年代のミニカーですので現在のようには細部をリアルに再現していませんが、実車の全体的なイメージは良く再現されています。赤/黒のカラーリングが綺麗で、私は後方に飛び出した丸いテールライトの付いたリアエンドの造形を気に入っています。これ以外のドラージュ D8 120のミニカーはイクソのエアロクーペ、ミニチャンプスのカブリオレ、スパーク(レジン製)のクーペ/カブリオレなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAGE D8 120 1
DELAGE D8 120 2

 以下は1977年に発売された上記のソリドのバリエーションでドラージュ D8 120 クーペ デビル 1939 (1/43 型番51)の画像です。こちらは御者が操る昔の馬車スタイルに似せたフォーマルなクーペ デビル形式(運転席のみオープンとなっているセダン形式)の高級車です。ドアとキャビン部分以外は上記カブリオレと同じです。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 120 3
DELAGE D8 120 4

 以下は2014年に発売されたイクソ製のドラージュ D8 120-S プルートー エアロ クーペ 1937 (1/43 型番MUS054)の画像です。この「エアロ クーペ」と称される流線形デザインの車は、コーチビルダー プルートー(POURTOUT)によるものです。以下に1939年式のエアロ クーペも紹介していますが、どちらもセンターピラーのないサイドウインドーや後方に伸びたリアフェンダーなどの基本は同じです。これは以下の1939年式より2年年式が古いのでフロントウインドーがまだ2分割で流線形ボディはシンプルな造形ですが、1939年式ではリアのテールフィンやフロントグリル横のでっぱりなど装飾的な付加物が増えています。(コーチビルダーが違っていることもありますが) ミニカーはプロポーションが良く、フロントグリルや室内などの細部も良く再現されています。この車はスパークでもモデル化されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 120-S AERO COUPE 1
DELAGE D8 120-S AERO COUPE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 120-S AERO COUPE 3
DELAGE D8 120-S AERO COUPE 4

 以下は2007年頃に発売されたフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.10 ドラージュ D8/120 ルトゥルヌール & マルシャン エアロ クーペ 1939 (1/43)の画像です。(オークションで入手しました) メーカーはイクソで、イクソのカタログモデルでは型番MUS010で発売されています。名前のルトゥルヌール & マルシャン(LETOURNEUR & MARCHAND)とは、当時のドラージュの代表的なコーチビルダーで1930年代に空力的なボディを手掛けるようになり、この車はその代表的なデザインで「エアロ クーペ」と称されました。センターピラーのないサイドウインドーや後ろに伸びたリアフェンダーなどが特徴です。見た目重視で装飾が多い華美なデザインがこの時代のフランス車の魅力ですが、この車はその点で格別に魅力的です。ミニカーは実車どおりの金色のカラーリングで、上記のエアロ クーペ同様に良く出来ています。(実車画像 → ドラージュ D8/120 ルトゥルヌール & マルシャン エアロ クーペ 1939) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 120 LETOURNEUR & MARCHAND AERO COUPE 1
DELAGE D8 120 LETOURNEUR & MARCHAND AERO COUPE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 120 LETOURNEUR & MARCHAND AERO COUPE 3
DELAGE D8 120 LETOURNEUR & MARCHAND AERO COUPE 4

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BERLIET 11CV DAUPHINE 1939 FRANCE

BERLIET 11CV DAUPHINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS055 1/43 114mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.65m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 50HP 4段変速
性能: 最高速115km/h
データーベースでベルリエのミニカー検索

 

ベルリエ 11CV ドーフィン フランス 1939

 

 ベルリエは自動車創世期に設立されたメーカーです。第一次世界大戦中は、軍用トラックを生産していました。大戦後に乗用車生産を再開し、1920年代には4気筒の小型車から6気筒の大型車まで数モデルを販売していました。1929年のアメリカ株価大暴落による金融危機で景気が悪くなり、自動車の販売は低迷します。その影響で1930年代になると、ベルリエの乗用車は1934年に発売した11CVドーフィンだけになりました。

 

 画像はその11CVドーフィンの1939年式でボディを大幅に変えています。この時期になるとボディの内製化もできず、ライバルのプジョー 402のボディを流用してフロントを当時のアメ車に似せたデザインに変えた物になっています。ただこの車もすぐに生産中止となり、ベルリエはトラック(後にバス追加)だけを生産するようになりました。ベルリエは1967年にはシトロエン傘下となり1974年にはルノーに売却されて同じトラック製造ののサビエムと合併しルノー トラックスとなりました。

 

 

 ミニカーはイクソ製で元々はフランスのミニカー付き雑誌「Voitures francaises d'autrefois」シリーズ用に作られた物で、仕上げをリファインしてカタログモデルとして2015年に発売されました。プジョー 402がベースになっていることが分かり、変更されたフロントグリルなどがうまく再現されています。ベルリエのミニカーはほとんどがトラックです。トラック以外のベルリエのミニカーは、これとRAMI(ラミー)製の1910年式ぐらいしかありません。

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