ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

RENAULT JUVAQUATRE 1938 FRANCE

RENAULT JUVAQUATRE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1014 1/43 88mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 24HP 3段変速
性能: 最高速91km/h
データーベースでルノー カトルのミニカー検索

 

ルノー ジュバカトル フランス 1938

 

 前述したルノー セルタカトルの後継車として、全く新しい設計の小型車ジュバカトルが1937年に登場しました。モノコック構造ボディに4気筒1L(24HP)エンジンを搭載し、前輪に独立懸架サスペンションを採用し最高速度91km/hの性能でした。ボディは4ドアセダン/2ドアクーペと2ドアバン/ワゴンがありました。ライバルのシトロエン 7CVなどに技術的に追いついたこの車は、1938年に約1万台販売されて当時のルノーとしてはかなり成功した車となりました。

 

 第2次世界大戦の勃発でルノーは乗用車の生産を中止し、工場は連合軍の空襲で壊滅状態となりました。1945年に戦後のルノー最初のモデルとしてジュバカトルの生産が再開されました。1956年に後継車のドーフィンが登場し、ジュヴァカトルの乗用セダンは生産中止になりました。しかしリヤにエンジンを搭載するドーフィンはバン/ワゴンには不向きでしたので、ジュバカトルのバン/ワゴンはエンジンをドーフィンと共通化するなどの変更が施され1960年まで生産が継続されました。特に1956年以降のワゴンはドーフィノワーズ(DAUPHINOISE)とも呼ばれています。(実車画像→ ルノー ドーフィノワーズ 1958)

 

 

 ミニカーは1980年代に発売されたエリゴール製です。フロントグリルの造形など実車の雰囲気が良く再現されていて、1980年代のミニカーとしてはとても良く出来ています。リアのトランクが開閉できるギミック付で、そこにはスペアタイヤが格納されています。エリゴール初期のミニカーは同時期のノレブのプラスチック製ミニカーをコピーした物が多いのですが、これもノレブの型番10のジュバカトルをベースにしています。トランクのギミックもノレブをそのままコピーしています。(ただしエリゴールはダイキャスト製ですが)  これ以外のジュバカトルのミニカーは、ユニバーサルホビーのクーペ、最近のノレブのバン、ソリドのバン 1/18などがあります。 以下はフロントの拡大画像とリアトランクの開閉動作/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT JUVAQUATRE 1
RENAULT JUVAQUATRE 2

 以下は1960年代に発売されたノレブ製のジュバカトル 1938 (1/43 型番10)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製で、上記のエリゴールがお手本にしたミニカーです。塗装されていないので安っぽく見えるのですが、エリゴールの出来が良いのは、お手本にしたこのノレブの出来が良いからです。トランクの開閉ギミックもこちらがオリジナルで、画像はありませんがちゃんと開閉できます。ただしプラスチック製なので50年ほどの経年変化で、ボディ全体が変形しています。特にフロントフェンダーとボディの境目には大きな隙間が生じています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT JUVAQUATRE 3
RENAULT JUVAQUATRE 4

ルノー ドーフィノワーズのミニカー → データーベースでルノー ドーフィノワーズのミニカー検索

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CITROEN 11BL (LEGERE) 1938 FRANCE

CITROEN 11BL (LEGERE) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 3000 1/20 215㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 46HP 3段変速
性能: 最高速105km/h
データーベースでシトロエン トラクション アヴァンのミニカー検索

 

シトロエン 11BL  (レジェ) フランス 1938

 

 トラクシオン アヴァン 7CVの上級仕様であった7Sは1935年に11CV(11AL)となりました。4気筒1.9L(46HP)エンジンを搭載し、ボディサイズは7CVと同じホイールベース(2910㎜)で7CVと同じサイズのレジェ(LEGERE 英語でLIGHTの意)、ホイールベースが長く(3090mm)一回り大きいサイズのノルマーレ、さらにホイールベースが長く(3270mm)サイズも大きい3列シートで7~8人乗りのファミリアーレがありました。セダン以外にもクーペ、カブリオレがあり、ファミリアーレには商用バンがありました。

 

 当初のセダンにはトランクリッドがなく荷物は室内で出し入れしましたが、1936年にトランクリッドが設定されました。1937年のマイナーチェンジで名前が11BL(レジェ)と11B(ノルマーレ)となりました。1938年にテールゲートを持つ商用車が設定されました。ただトラクシオン アヴァンは荷物積載時の駆動性能に難があったので、戦後に商用車専用の前輪駆動車としてシトロエン Hが開発されることになりました。1941年に戦争でいったん生産中止となりましたが、戦後の1945年から生産が再開されました。

 

 

 ミニカーは1984年に発売されたエリゴール製です。シトロエン 11BLのモデル化で縮尺1/20で全長215㎜の大きなサイズのミニカーです。縮尺1/20はやや中途半端なサイズで、今見るとあまりサイズに見合った出来ばえではありませんが、当時としてはそこそこ良い出来ばえでした。(当時の価格は8000円と高価でしたが、好きな車なので買いました) ボンネット/ドアの開閉ギミック付でエンジンや室内も再現されていますが、やや物足りないレベルです。なお同じ型を使った物がサフィール製の型番1904にもありますが、どちらがオリジナルなのかは分かりません。トラクシオン アヴァンのミニカーはたくさんあります。当時物ミニカーではCIJ、JRD、ノレブ初期物、2000年以前のものでは、ソリド(べレム)の15CV(後述)、エリゴールのセダン/クーペ/カブリオレ、ビテスのセダン/クーペ、最近の物ではノレブ、イクソなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。

CITROEN 11CV BL (LEGERE) 1
CITROEN 11CV BL (LEGERE) 2

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像と、このミニカーにおまけで付いていたシトロエン トラクション アヴァンの当時の販売用カタログのレプリカの画像です。カタログのレプリカ画像をクリックするとPDFファイルが開きます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV BL (LEGERE) 2a
CITROEN TRACTION AVANT CATLOG

 以下は1978年に発売されたエリゴール製のシトロエン 11BL 1938 (1/43 型番1031)の画像です。7CVとほぼ同じ大きさのレジェをモデル化しています。ノレブ初期のプラスチック製をベースにして金属製に変更しています。元々のノレブ製が良く出来ているので、これも当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネットとトランクが開閉するギミック付で、エンジンも簡単ですが再現されています。なおトランク内のスペアタイヤは再現されていませんが、このミニカーだけ付け忘れたわけという訳ではないようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV (LEGERE) 3
CITROEN 11CV (LEGERE) 4

以下はフロント/ボンネット開閉動作の画像とリア/トランク開閉動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 11CV (LEGERE) 7
CITROEN 11CV (LEGERE) 8

 以下は1968年に発売されたノレブ製の当時物 シトロエン 11A 1935 (1/43 型番29)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製で上記のエリゴール製のベースとなったミニカーで、1960年代のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。全く同じ造形なのですが、金属製のエリゴールと比べると塗装されていないのでボディの艶などが見劣りします。またプラスチック製なので経年変化で少しボディが変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV (LEGERE) 5
CITROEN 11CV (LEGERE) 6

 以下は1978年頃に発売されたエリゴール製の シトロエン 11CV カブリオレ 1938 (1/43 型番1001)の画像です。洒落たデザインのカブリオレをモデル化しています。当時はこれ以外にカブリオレの量産ミニカーがなかったので、これはエリゴールが独自に型を起こしたものだと思われます。当時のミニカーとしては良い出来ばえで、車種的にも貴重でした。なお2002年になって前述したノスタルジー製のシトロエン 7CV カブリオレが発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV (LEGERE) 9
CITROEN 11CV (LEGERE) 10

 以下は1978年頃に発売されたエリゴール製の シトロエン 11CV カブリオレ 1938 (1/43 型番1002)の画像です。上記の幌を閉じたバリエーションです。上記のカブリオレの赤茶色よりこちらの赤いカラーリングのほうがこのデザインには似合っているように思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV (LEGERE) 11
CITROEN 11CV (LEGERE) 12

 11CVでホイールベースの長いファミリアーレは中央に3座のスペア シートを追加して3列シートとすることで7~8人が乗れました。またファミリアーはリアクオータパネルに窓が追加されて6ライト ウィンドーとなっていました。リアにテールゲートを付けた5ドアタイプもあり、リアに荷物を積んで商用車的にも使われました。以下は1970年代に発売されたデュブレイ(DUBRAY)製 シトロエン 11B ファミリアーレ 1938 (1/43 型番14)の画像です。材質はプラスチック(レジン?)製で塗装してあります。デュブレイはハンドメイドの少量生産ミニカーで、主に1930年代のフランス車をモデル化していました。大きなボディのファミリアーレの雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。ただ車内をみると2列シートで中央のシートが再現されていないのがやや残念です。(最近のノレブ製のファミリアーレのミニカーでは中央のシートが再現されています) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV FAMILIALE 1
CITROEN 11CV FAMILIALE 2

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CITROEN 15CV SIX 1938 FRANCE

CITROEN 15CV SIX 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4032 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.76m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 6気筒 2.9L 76HP 3段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでシトロエン 15CVのミニカー検索

 

シトロエン 15CV シックス フランス 1938

 

 トラクシオン アヴァンは年間6万台も生産される大ヒットとなり、シトロエンの財政状況は好転しました。そこで発売が中止された最上級仕様の22CVの代わりに1938年に登場したのが15CV シックスでした。シックスは6気筒エンジンを意味し、11CVの4気筒を6気筒化した2.9Lエンジン(76HP)を搭載していました。ホイールベース(3090㎜)は11CVのノルマーレと同じでしたが、ボディは11CVより少し大きく、11CVのファミリアーレと同じロングホイールベース(3270㎜)でより全長の長いリムジンもありました。3段変速で最高速130km/hと性能的にも向上していました。

 

 トラクシオン アヴァンは1941年に戦争でいったん生産中止となりましたが、戦後の1945年から11CV/15CV シックスは生産が再開されました。戦後型は少し湾曲していた前後のバンパーが直線化され、1953年頃にはトランク部分が外に張り出して容量が拡大され外観が少しだけ変わりました。1950年代に外観を大幅に変更して大統領専用車にも使われました。1950年代になるとこの車もさすがに時代遅れになり、この車同様に画期的な後継車DS 19が1955年に発表されました。DS 19登場後も生産されていた11CVもDSの廉価版IDが発表された翌年の1957年には生産中止となりました。

 

 

 トラクシオン アヴァンは23年間に約76万台が生産されました。トラクシオン アヴァンは長い間生産されていたので、昔のフランス映画には非常によく出てきました。ギャング物映画ではギャングとそれを追跡する警察のどちらもトラクシオン アヴァンを使っているといった場面がありました。

 ミニカーは1974年に発売されたソリド製です。ソリドの全盛期に作られたミニカーで実車の雰囲気が見事に再現されていて、15CV シックス 戦前型の1/43ミニカーとしては今でもベストの出来ばえだと思います。ボンネット開閉ギミック付で、6気筒エンジンが再現されています。ソリドは戦時中のFFI(自由フランス軍)仕様や戦後型など別ブランドのべレムも含めてバリエーションを30種類以上だしています。これ以外の15CV シックスのミニカーはノレブの当時物と最近の物、Bブラーゴの1/24、マッチボックス ディンキーなどがあります。 以下はフロント/ボンネット開閉動作とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。

CITROEN 15CV SIX 1
CITROEN 15CV SIX 2

 以下は1995年頃に発売されたソリドの別ブランド べレム製のシトロエン 15CV シックス トレーラー付(1/43 型番V5004)の画像です。上記のソリド製の15CVの型を流用していますが、バンパー形状が直線化されトランクが拡大された戦後型に変更されています。15CVにはルーフラックが付きさらに荷物運搬用のトレーラーを牽引していますので、フランス流のバカンス旅行に使われた15CVといったところでしょうか。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 15CV SIX 3
CITROEN 15CV SIX 4

 以下は1995年頃に発売されたソリドの別ブランド べレム製のシトロエン 15CV デクヴェラブル 1953 (1/43 型番V1009)の画像です。これも上記のソリド製の15CVの型を流用して、ボディ部分をレジン製で変更して戦後型の15CV デクヴェラブルに仕立ています。名前の「デクヴェラブル(DECOUVRABLE)」とは、このように屋根の側面部分が残り屋根上面だけが折りたためるカブリオレのことを示すようで、フランス車に良くみられる形式です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 15CV DECOUVRABLE 1
CITROEN 15CV DECOUVRABLE 2

 以下は1991年に発売されたマッチボックス傘下のディンキー製のシトロエン 15CV シックス 1952 (1/43 型番DY22)の画像です。これも戦後型をモデル化しています。マッチボックスの傘下でディンキー ブランドを復活させたマニア向けのクラシックカーシリーズの一台で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 15CV SIX 5
CITROEN 15CV SIX 6

 以下は1999年に発売されたビテス製のシトロエン 11B 1953 (1/43 型番VCC99029)の画像です。これは15CVではなく戦後型の11Bをモデル化していています。バンパーが直線化されトランクが追加されているのは15CVと同じです。実車の雰囲気がうまく再現されていて、フロントグリルの造形、リアクォーターパネルのウインカー、室内などの細部もリアルに再現されかなり良い出来ばえです。特に室内はダッシュボードから突き出たシフトレバーやダッシュボード上面に取り付けられたバックミラーまで(やや大きすぎますが)再現しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV 1953 1
CITROEN 11CV 1953 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV 1953 3
CITROEN 11CV 1953 4

 以下は1958年に発売されたJRD製の当時物ミニカー シトロエン 11BL 1955 (1/43 型番112)の画像です。フランスのJRDは1958年から1962年までダイキャスト製ミニカーを製造しており、その後同時期にミニカーを製造していたCIJに吸収合併されました。JRDはあまり種類は多くないですが、主に当時のシトロエンをモデル化していました。これは60年以上も昔に作られたビンテージ物で、1979年頃にミニカーコレクター仲間から譲ってもらいました。私が所有するミニカーの中でも一番古い部類の物で骨董品にちかい物ですから、現代的な観点で出来の良し悪しを評価するようなものではありません。昔はこんなミニカーがあったのだということで見てください。なお塗装が綺麗なのはリペイントされているからで、オリジナル塗装ではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)。
CITROEN 11CV 1953 3
CITROEN 11CV 1953 4

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DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 1938 FRANCE

DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS014 1/43 119mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.88m 全幅約1.69m
エンジン 変速機: V型12気筒 4.5L 175HP 4段変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでドライエのミニカー検索

 

ドライエ 165 フィゴーニ & ファラスキー フランス 1938

 

 上述したドライエ 145はレーシングカーとしても使われた高性能車でした。この145をベースにして少量生産された市販ロードスターが165で、175HPにディチューンされたエンジンで、4段変速 最高速210km/hの性能でした。

 

 ボディはコーチビルダー FIGONI FALASCHI (フィゴーニ & ファラスキー)によるもので、このデザインは非常に有名です。横からみるとこのデザインのイメージがボートであることが分かります。フロントフェンダーの造形はボートの先端が掻き分けた波紋を表現しています。フロントフェンダーにスパッツを付けるなど、見た目重視で現代的な観点からは無駄の多いデザインです。ただこの車はそのような考え方を超越した存在で優雅で美しく、個人的には一番好きなクラシックカーです。

 

 

 ミニカーは2008年に発売されたイクソ製です。元々はフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.14として作られたものでした。実車の優雅なデザインが良く再現された素晴らしい出来のミニカーです。1/18でミニチャンプスとギロイからもモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 1
DELAHAYE 165 FIGONI & FALASCHI 2

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SALMSON S4E 1938 FRANCE

SALMSON S4E 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS038 1/43 114mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m? 全幅約1.73m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.3L 85HP 4段変速
性能: 最高速135km/h

 

サルムソン S4E フランス 1938

 

 1890年に創業されたエミール サルムソン社は蒸気機関やポンプの製造会社でした。第一次世界大戦中に航空機エンジンのメーカーとして発展し、その後イギリスのサイクルカー GNのライセンス生産で自動車生産に進出しました。1921年に自社製の車(4気筒 1L)を発売し、この車のエンジンを1.25Lに拡大しDOHC化したレースカーが大活躍し、初のDOHCエンジン搭載量産車(AL グラン スポーール)として市販化されました。

 

 1929年にDOHC 4気筒1.3Lエンジン搭載のS4が登場し、この車は前輪独立サスペンションを備えたS4D(1.6L)に発展します。1937年には高級仕様のS4E(2.3L)が登場しました。戦後サルムソン社はS4シリーズの生産を再開し、1953年に新型の2300 スポール(DOHC4気筒2.3L)を登場させ、この車はルマンにも出場しています。サルムソンは経営不振で1957年に自動車生産から撤退しました。

 

 

 ミニカーはイクソのMUSシリーズです。サルムソンの量産ミニカーはこれしかなく、元々はフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.21として作られた物でした。フランスの高級スポーツカーらしい優雅なデザインで、鮮やかなカラーリングや寝かせたフロントウインドーなどでいかにもそれらしく仕上げています。イクソの標準的な出来ですが、ボディ全体がプラスチック製で軽いのは個人的に好ましくありません。

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TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 1938 FRANCE

TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VOITURES CLASSIQUES (IXO ALTAYA) 6 1/43 108㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m? 全幅約1.67m
エンジン 変速機: 6気筒 4L 165HP 4段変速
性能: 最高速185km/h
データーベースでタルボ ラーゴのミニカー検索

 

タルボ ラーゴ T150 SS クーペ  フィゴーニ ファラスキー フランス 1938

 

 前述したようにタルボは元々イギリスとフランスに工場があった大衆車メーカーでした。1919年にタルボはサンビーム、ダラックと合併しSTD(サンビーム-タルボ-ダラック)グループを形成し自動車生産を行いました。STDグループは財政難から1935年にイギリスのルーツグループに吸収されて消滅しました。STDグループのフランス工場はアンソニー ラーゴが買い取りタルボ車の販売を続け、第2次大戦後はタルボ ラーゴという名前になり高級スポーツカーを1960年まで生産していました。

 

 タルボは1937年に新設計のツーリングカー タルボ T4 マイナー(4気筒2.3Lエンジン搭載)を発表しました。この車には6気筒2.7/3/4Lエンジンが追加され、ホイールベースの長い6気筒3/4Lエンジン搭載車とさらにホイールベースの長い(7人乗り)6気筒3/4Lエンジン搭載車が追加されました。そのなかでT150は6気筒3Lエンジン搭載のホイールベースの短いスポーツカーで、T150 SSはさらにホイールベースを短くして6気筒4Lエンジンを搭載した高性能版でした。(なお150CとCが付くのはレース仕様で基本はロードスターでした) 個性的で美しい流線形ボディのT150 SS クーペは当時最速のスーパーカーでタルボ ラーゴのなかでも一番有名な車でした。コーチビルダーは前述したドライエ 165と同じフィゴーニ ファラスキーで、わずか十数台しか製作されていないようです。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.6として作られた物でイクソ製です。これはオークションで入手したものですが、2007年にイクソの型番MUS007でも発売されました。ミニカーの出来ばえはミニカー付雑誌の標準的なレベルですが、美しい流線形ボディの雰囲気はうまく再現され2トンカラーも綺麗です。(フロントグリルが少し右に傾いているのは見なかったことにしてください) T150 SS クーペのミニカーはこれ以前に少量生産のWESTERN MODELS製がありましたが、量産ミニカーとしてはこれが最初のモデル化でした。最近になってミニチャンプスやスパークやCMCの1/18などでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 1
TALBOT LAGO T150 SS COUPE BY FIGONI & FALASCHI 2

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BUGATTI T57 ATLANTE 1939 FRANCE

BUGATTI T57 ATLANTE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4088 1/43 107mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 135HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでブガッティ アトランテ/アトランティックのミニカー検索

 

ブガッティ T57 アトランテ フランス 1939

 

 上述したアトランティックのスタイルを発展させたのがアトランテです。アトランティックで特徴的であった背ビレがなくなり、2分割されていたフロントスクリーンも一枚物に代わっています。アトランティックのような迫力はなくなりましたが、その分洗練されたスタイルになりました。なおアトランテという名前はギリシャ神話の女狩人アトランタ(Atalanta)に因んだものだそうですが、その為アトランタと表記される場合もあるようです。アトランテはたった17台しか生産されなかったようです。

 

 ミニカーはソリド製で、1980年頃に発売されました。独特のスタイルをうまく再現しています。オープントップなどのバリエーションがありした。最近までアトランテの量産ミニカーはこれとフランクリン ミントの1/24とエリゴールの少量生産品ぐらいしかありませんでしたが、最近になってミニチャンプスやスパークなどからも発売されました。

 

 

 以下はソリドのアトランテのフロント/リアの拡大画像と、同じソリドのアトランテ デクヴェラブル(デクヴェラブルとはルーフ部分だけのオープン仕様の意 型番4109)の画像です。デクヴェラブルはブガッティらしい黄/黒の塗り分けが綺麗です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T57 ATLANTE 1
BUGATTI T57 ATLANTE 2

 以下はエリゴールのアトランテ カブリオレ仕様(型番1026)の画像です。現在の感覚で見るとあまり良い出来ではないですが、1979年頃に発売されたホワイトメタル製の少量生産品で、1/43より少し小さめ(全長102㎜)にできています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57 ATLANTE 3
BUGATTI T57 ATLANTE 4

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RENAULT SUPRASTELLA CABRIOLET 1939 FRANCE

RENAULT SUPRASTELLA CABRIOLET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO  1/43 118mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 110HP 3段変速?
性能: 最高速140km/h
データーベースでルノー ステラ シリーズのミニカー検索

 

ルノー スープラステラ カブリオレ フランス 1939

 

 前述したルノー ネルヴァステラの後継として、戦前のルノー最後の旗艦となったのがスープラステラで1938年に登場しました。スープラステラは8気筒5.4L(110HP)エンジンを搭載した全長5mを超える大型車でロングホイールベース版で全長6.5mのリムジーンもありました。ボディは4ドアセダンがメインでしたが、洒落た2ドアクーペ/カブリオレもありました。フロントグリルは同時期のアメリカ車を真似たあまり品の良くないデザインで、高い位置にあるボンネットと広い車幅が相まって押し出しの強い迫力のあるスタイルとなっていました。ちなみにスープラステラとは英語に直すと「SUPER STAR」ということになります。

 

 コーチビルダー フラナイ(FRANAY)の架装でリムジンボディをカブリオレ仕様にしたスープラステラが戦前のペタン首相の公用車として使われ、戦後もしばらくの間オリオール 第16代フランス大統領の大統領車として使われました。(実車画像→スープラステラ 大統領車) コーチビルダーがボディを架装する高級車としては、フランスではスープラステラが最後の車でした。なおイギリスのロールス ロイスは1950年代まではまだコーチビルダーがボディを架装していました。

 

 

 以下は2007年頃に発売されたイクソ製です。スープラステラの2ドアカブリオレをモデル化しています。このミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.19として作られたもので、私はオークションで入手しました。同じものの色違いがイクソのカタログモデルとして型番MUS022で発売されています。この車は2ドアカブリオレとしては大きなボディで、戦前のルノーの豪華な高級車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル/灯火類/室内などの細部もそこそこ再現されています。これ以外のスープラステラのミニカーは少量生産のレジン製でクーペや大型リムジンがありますが、現時点(2019年)で量産ミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT SUPRASTELLA 1
RENAULT SUPRASTELLA 2

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DELAGE D8/120 1939 FRANCE

DELAGE D8/120 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 31 1/43 123mm

 

ドラージュ D8/120 フランス 1939

 

 ドライエ社に吸収された後にD8は大型化していきます。1935年のD8/85(3.6L)、1936年のD8/100(4.3L)、1939年に最後のモデルD8/120(4.7L)が発表されます。スポーティな高級車のD8/120には大型で優雅なデザインの特注ボディが載せられていました。

 

 ミニカーはソリド製 D8/120のカブリオレです。ミニカーの大きさからかなり大型の車であったことがわかります。ボディは比較的オーソドックスなデザインで後ろから見たところが好きです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m
エンジン 変速機: 8気筒 4.7L 115HP 4段変速
性能: 最高速136km/h
データーベースでドラージュのミニカー検索
 

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DELAGE D8/120 COUPE DE VILLE 1939 FRANCE

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SOLIDO 1151 1/43 123㎜

 

ドラージュ D8/120 クーペ デビル フランス 1939

 

 ドラージュとドライエは名前がよく似ていてさらにドライエがドラージュを吸収しているので混同しやすいですが、どちらもフランス車が最もフランス的であった1930年代を代表する車です。両車ともコーチビルダーが贅を尽くした魅力的なデザインのボディが架装されています。退廃的で奇抜なものもありますが、それもこの時代のフランス車の魅力です。

 

 ミニカーはソリド製 上記のバリエーションです。こちらは御者が操る昔の馬車スタイルに似せたフォーマルなクーペ デビル形式となっています。

 

実車諸元 
外形寸法: 全長約5.3m
エンジン 変速機: 8気筒 4.7L 115HP 4段変速
性能: 最高速136km/h
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