ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

DELAHAYE 135M 1935 FRANCE

DELAHAYE 135M
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M


RIO 63 1/43 128mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m エンジン 変速機: 6気筒 3.6L 90HP 4段変速
性能: 最高速158km/h  データーベースでドライエのミニカー検索

ドライエ 135M フランス 1935年

 

 ベテラン期に初期のドライエに付いて記載しましたが、1933年には6気筒3.2L(76HP)エンジンを搭載した高性能車スーパーリュクス(SUPERLUXE)が登場しました。(実車画像→ ドライエ 138 スーパーリュクス 1934) スーパーリュクスは横置きリーフスプリング式前輪独立懸架サスペンションを採用していて、4気筒2.2Lエンジン仕様(134)や、スポーツ仕様の18 スポーツがありました。その18 スポーツはスピード記録を数多く達成しドライエは注目を浴びるようになりました。

 

 1935年のアルペン ラリーでの勝利を記念して135 クーペ デ アルペスが登場し、1936年にはドライエとして最も有名な6気筒3.6L(160HP)エンジンを搭載した高性能版の135Mが登場しました。135のレース仕様は1937年モンテ カルロ ラリー優勝、1938年ルマン優勝などレースで大活躍しました。絶頂期のドライエは1935年に経営不振であったドラージュを吸収合併しました。1937年には135の後継車として145が登場しました。当時のドライエとドラージュは贅を尽くした魅力的なデザインの特注ボディを架装した高性能高級車でした。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたリオ製です。コーチビルダーのアンリ シャプロン製だと思われる135M クーペをモデル化しています。全長5mを超える大きなボディなので、ミニカーは全長128㎜と大きめのサイズです。プロポーションが良くフロントグリルや室内などの細部も良くできていてリオの傑作ミニカーの一つです。リオのミニカーはシャーシやエンジンなどのメカ部分も再現しているのが特徴ですが、この135Mもボンネットを外すとエンジンが再現され、底板部分にはシャーシやサスペンションも再現されています。これ以外のドライエ 135のミニカーはソリド(べレム)のカブリオレ、ミニチャンプスのカブリオレ 1/43と1/18、イクソのルマン レース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAHAYE 135M 1
DELAHAYE 135M 2

 以下はボンネットを取り外したエンジンルームと底板部分のシャーシ/サスペンションの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M 3
DELAHAYE 135M 4

 以下は1977年に発売されたソリド製のドライエ 135M フィゴーニ 1939 (型番78)の画像です。コーチビルダーのフィゴーニ & ファラスキーによる特注ボディのカブリオレをモデル化していますが、特別に華麗なデザインというほどでもありません。上記のリオ製ほど凝った作りではありませんが、1970年代のミニカーとしては良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M 5
DELAHAYE 135M 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M 7
DELAHAYE 135M 8

 以下は1977年に発売されたソリド製のドライエ 135M フィゴーニ 1939 (型番48)の画像です。上記の幌を立てたバリエーションで、幌以外の違いは特にありません。ソリドのクラシックカーのカブリオレ仕様にはこのような幌を閉じたバリエーションがありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAHAYE 135M 9
DELAHAYE 135M 10

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PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET 1935 FRANCE

PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PANHARD LEVASSOR 6CS FAUT-CABRIOLET


IXO MUS035 1/43 117mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.72m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 6気筒 2.9L 82HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでパナールのミニカー検索

パナール ルヴァッソール 6CS フォ カブリオレ フランス 1935年

 

 パナール ルヴァッソールは旧式なスリーブバルブ方式ながら6気筒エンジンを新規開発し、1930年代にはパナールのエンジンはこの6気筒に統一されていきました。1929年に登場したDSシリーズは6気筒3.5Lエンジンを搭載し、4ドアセダン、クーペ、カブリオレなどがあり、当時のルノーの高級車よりも高価な車だったようです。DSシリーズの小型版がCSシリーズで、6気筒2.3Lエンジンを搭載していました。

 

 そのCSシリーズの最終仕様が6CSでした。6気筒2.9L(82HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速120km/hの性能でした。この時代にはコーチビルダーが製作する華麗なボディを架装したモデルがありましたが、この6CSは鋼鉄製のメーカー標準ボディを架装したモデルのようです。フロントピラーを2本にして間に曲面ガラスを組み込んだ「パノラミク」と呼ばれるフロントウィンドーが特徴です。このウィンドーは1936年に登場したディナミクにも継承されていました。なお名前のフォ カブリオレとは「偽物のカブリオレ」と言う意味で、見た目がカブリオレ風のハードトップという意味です。

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたイクソ製です。このミニカーは元々はフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.40として作られたもので、これはそれの仕上げレベルを変えてイクソのMUSEUMシリーズとして発売されたものです。フロントグリルのパナール ルバッソールとSIX(6気筒の意)の赤色のロゴ、グリル上のマスコット、ボンネット側面のスリット部分、スペアタイヤ上に付いたバックミラー、室内インパネなど細かいところがリアルに再現されています。カラーリングも綺麗で見栄えのするクラシックカーに仕上がっています。この時代のパナールは量産ミニカーとしてほとんどモデル化されていないので、貴重な存在のミニカーです。 以下はフロント(グリル拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD 6CS FAUT-CABRIO 1
PANHARD 6CS FAUT-CABRIO 2

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BUGATTI T57SC ATLANTIC 1936 FRANCE

BUGATTI T57SC ATLANTIC
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC


IXO MUS023 1/43 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.5m エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L スーパーチャージャー付 195HP 4段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでブガッティ アトランテ/アトランティックのミニカー検索

ブガッティ T57SC アトランティック フランス 1936年

 

 ブガッティ T57は1934年に発表された3Lクラスのツーリングカーで1940年までに約700台が生産され、ブガッティとして最もたくさん生産されたモデルでした。主に4ドアセダンや2ドアクーペのボディが架装されました。エンジンはレーシングカーT59で使われたDOHC 直列8気筒3.3L(135HP)を搭載していました。ブガッティ T57Sはホイールベースを短縮したスポーツ仕様で、エンジンは170HPにパワーアップされ最高速185km/hと当時のスーパーカーでした。T57Sにスーパーチャージャーを追加して195HPにパワーアップした高性能版がT57SCでした。そのT57SCに一風変わったデザインの流線形クーペボディを載せたのがアトランティックでわずか4台しか生産されていません。(ボディの軽量化で最高速200km/hだったそうです)

 

 アトランティックのボディの中央にある背びれのような部分は、左右のボディパネルをリベット止めしている接合部で、この部分のデザインが独特の迫力を生み出しています。現在の車も側面と屋根の接合部が左右に2カ所あり見えないように隠していますが、この車は接合部を外部に出して独特の迫力あるデザインとして成立させています。フロントスクリーンも2分割されていますので、ワイパーも変わった配置になっています。アトランティックのクーペボディはリアにスペアタイヤを格納するスペース(丸いカバー部分)があるので、リアの窓は位置が高く小さいです。たぶん後方はほとんど見えなかったと思います。

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたイクソ製のミュージアムシリーズです。個性的なクーペボディがうまく再現されていてかなり良く出来ています。ワイヤースポークホイール、エッチングパーツを使ったボンネットのルーバーやワイパー、室内などの細部も良く仕上げてあります。最近までアトランティックのミニカーはウエスタンモデル(ホワイトメタル製)、リオ、Bブラーゴの1/24、ブルムぐらいしかありませんでした。最近になってこのイクソ(ホワイトボックスも同じ)やオートアートの1/18、CMCの1/18、レジン製ではミニチャンプス、ルックスマート、マトリックスなどでモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T57SC ATLANTIC 1
BUGATTI T57SC ATLANTIC 2

 以下は1983年に発売されたブルムのブガッティ T57SC アトランティック(1/43 型番R087)の画像です。ブルムとしては初期のミニカーですので、上記のイクソ製に比べると細部の仕上げはやや見劣りします。ただし独特のボディデザインはうまく再現されていて、1980年代のミニカーとしては良く出来ていました。同じ型のバリエーションで型番R088では黒の色違いがありますが、そちらはワイヤスポークホイールにディスクホイール風のカバーが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 3
BUGATTI T57SC ATLANTIC 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 5
BUGATTI T57SC ATLANTIC 6

 以下は1983年に発売されたリオ製のブガッティ T57SC アトランティック (1/43 型番78)の画像です。1/43サイズより全長が少し大き目でボディがやや細長くデフォルメされていますが、1980年代のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(特徴的な背びれの表現もややオーバーですが) このアトランティックは上記のアトランティックよりヘッドライトが低い位置に埋めこまれていてより迫力があります。ボンネットを外すことができエンジンが再現されています。このエンジンは床下の変速機/ドライブシャフトにつながっていて、シャーシ/サスペンションなどの構造もリアルに再現されています。またスペアタイヤカバーが外せるようになっていて、中にはスペアタイヤが収めてあります。アトランティックの1/43量産ミニカーとしては、最近までこのリオがベストの出来ばえでした。最近になってモデル化されたイクソやミニチャンプスのミニカーは、スケールモデル的な正確さではリオより優れています。ただシャーシの構造やエンジンを再現しているという点ではリオのミニカーにもまだ十分魅力があります。画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 7
BUGATTI T57SC ATLANTIC 8

 以下はフロント/ボンネットを外したエンジンルームの画像とリア/スぺアタイヤカバーを外した画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 9
BUGATTI T57SC ATLANTIC 10

 以下は俯瞰画像/床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57SC ATLANTIC 11

 以下は1979年に発売されたエリゴール製のブガッティ T57 アトランティック カブリオレ (1/43 型番1026)の画像です。アトランティックはクーペとしてデザインされましたが、発表された当初はこのようなカブリオレもあったようです。エリゴール初期のミニカーで、ホワイトメタル製で少量生産されたものでした。1/43サイズより少し小さめ(全長102㎜)にできています。ハンドメイドのホワイトメタル製ながら何故かダイキャスト製並みの値段(当時の定価2400円)が付けられていました。当時のホワイトメタル製ミニカーとしては並みの出来ばえで、室内のインパネは良く仕上げてあります。アトランティック スパイダーのミニカーはこれしか無いようで、その点では貴重なミニカーでした。幌を閉じたバリエーションもありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T57 ATLANTIC 11
BUGATTI T57 ATLANTIC 12

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CITROEN 7CV 1936 FRANCE

CITROEN 7CV
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 7CV


NOSTALGIE N001 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.62m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 36HP 3段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでシトロエン トラクション アヴァンのミニカー検索

シトロエン 7CV フランス 1936年

 

 1934年にシトロエンの名前を不動のものとし、自動車の歴史を大きく変えた画期的な車トラクシオン アヴァン(7/11CV)が発表されました。トラクシオン アヴァンとはフランス語で前輪駆動のことですが、この方式を最初に実用化しそれを低重心のモノコック構造ボディと組み合わせることで全く新しいタイプの車として完成させたことから、7/11CVは前輪駆動車の元祖という意味でトラクシオン アヴァンと呼ばれています。

 

 駆動系のメカだけではなく7CVの外観は長期間モデルチェンジしないことを前提として設計され、流線型を取り込んだ低くダイナミックな先進的なボディデザインでした。またその低重心のボディと前輪独立懸架により、操縦性と乗り心地も従来の車とは一線を画するものでした。実際にこの車は23年間も作り続けられましたので、素晴らしい先見(先進)性があったのでした。当初のエンジンは4気筒1.3L(7A)で、その後1.5L(7B)/1.6L(7C)/1.9L(7S)と排気量が拡大しました。車重が約1tと軽かったので最高速100km/h(1.5L以上)が出せたそうです。ボディ形式としては2座クーペ、カブリオレもありました。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたフランスのノスタルジー製です。ノスタルジーは名前どうりのノスタルジックなフランス車をモデル化しているイクソ系列のブランドです。シトロエン 7CVの1.6L(7C)をモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現され、フロントグリルやダッシュボード上のシフトレバーを再現した室内など細部もリアルで良く出来ています。(ダッシュボードから突き出したシフトレバーは昔の前輪駆動のフランス車に見られたシフトレバー配置でした) ノスタルジーはクーペとカブリオレもモデル化していました。トラクシオン アヴァンのミニカーはたくさんありますが、これ以外の7CVのミニカーはビテスのセダン/クーペ/カブリオレ、サンスター(ビテスと同じ型か?)、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 7CV 1
CITROEN 7CV 2

 以下は2002年に発売された同じノスタルジー製のシトロエン 7CV カブリオレ (1/43 型番N012)の画像です。洒落たデザインの2座カブリオレをモデル化しています。リアのトランクのようなパネルはランブルシート(補助席)です。クーペ/カブリオレは1934年から1938年まで生産され、総生産台数は約5000台と希少なモデルだったそうです。こちらのミニカーにはダッシュボード上のシフトレバーが無いですが、たぶん付け忘れか外れたのではないか?と思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 7CV CABRIOLET 1
CITROEN 7CV CABRIOLET 2

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DELAGE D6-70 COUPE 1936 FRANCE

DELAGE D6-70 COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6-70 COUPE


IXO MUS057 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m エンジン 変速機: 6気筒 2.7L 68HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでドラージュのミニカー検索

ドラージュ D6-70 クーペ フランス 1936年

 

 ドラージュ D8の解説に記載したように1930年代のドラージュはフランスを代表するエレガントな高級スポーツカーでした。8気筒エンジンを搭載したD8に次いで1930年に6気筒3L(75HP)エンジンを搭載した小型のD6が登場しました。D6には長短2タイプのホイールベースがあり、当時のコーチビルダーがセダン、クーペ、カブリオレなどを架装していました。オリジナルのD6は1933年に生産中止となりましたが、その後もエンジン排気量が異なるバリエーションが追加され戦後の1950年代まで生産されました。ミニカーのモデルとなっているD6-70は短いホイールベースに6気筒2.7L(68HP)エンジンを搭載していました。

 

 1933年にD8シリーズに8気筒4.1Lエンジンを2.7Lに縮小したD8 15が追加されました。1930年代の世界大恐慌による不景気でD8 15やD6などで拡販を期待して追加した車があまり売れず、経営不振となったドラージュは1935年に同じような高性能車を製造していたドライエに吸収合併されました。ドライエとの合併後もドラージュは作られましたが、戦後の1954年にドライエがオチキスに吸収されドライエ/ドラージュの両ブランドは消滅しました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製のMUSシリーズです。コーチビルダー フィゴーニ & ファラスキー(FIGONI & FALASCHI)製のクーペで、D6-70としては良く知られている車をモデル化しています。プロポーションが良く、フロントグリル、ワイヤスポークホイール、フェンダーのクロームモールなどの細部の仕上げもレベルが高く、良く出来ています。なお細部の仕上げが違いますが、同じ型を使ったものがフランスのミニカー付雑誌「Collection "Voitures Fran?aises d'Autrefois"」のNo.35にありますので、元々このミニカーはそれ用に作られたようです。これ以外のドラージュ D6のミニカーはスパーク(レジン製)のクーペとレース仕様、ミニチャンプスのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAGE D6-70 1
DELAGE D6-70 2

 以下は2005年に発売されたスポーク製のドラージュ D6 1937 (1/43 型番S0601)の画像です。これも上記のD6と同じフィゴーニ & ファラスキー製のクーペをモデル化しています。スパークのミニカーとしては初期の物でこれも良く出来ていますが、上記のイクソ製と比べるとフロントグリルのロゴや室内などの仕上げがやや見劣りします。レジン製モデルで懸念されるボディの変形は購入後約15年経過しましたが、今のところありません。なお今回(2023年10月)現状を再チェックしましたが、特に問題は発生していません。このミニカーにはウィンドーのモール枠などレジン製で問題が発生する細かなパーツがないので問題が起きないようです。(ただし急にボディ劣化が進むことがありますので、今後も要注意ですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6 1
DELAGE D6 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6 3
DELAGE D6 4

 以下は1980年代に販売されたと思われるMETAL 43製のドラージュ V12 #4 フランス GP (1/43 型番1211)の画像です。(オークションで入手したので販売時期不明) METAL 43はドイツのモデルカー ショップ ダンハウゼン((DANHAUSEN) PMA ミニチャンプスの前身)のブランドで、1970-1980年代にホワイトメタル製ミニカーを製作していたウエスタンモデルがOEMしていました。1937年にGPレースカーとして開発されたドラージュ V12 プロトタイプをモデル化しています。この車は親会社のドライエ 135のシャーシに新開発したV型12気筒4.5Lエンジンを搭載し、当時としては革新的な流線形ボディを架装していました。1937年のフランス GPに参戦しましたが、練習走行中に破損して本戦は不参加だったようです。ミニカーは曲面的なウィンドースクリーンや大きなテールフィンなど特徴的な流線形ボディがうまく再現されていて、昔のミニカーながら良く出来ています。ホワイトメタル製なのでずっしりと重いのも、重厚な感じがして個人的には好きです。同じ車をスパーク(レジン製)もモデル化しています。(実車画像→ ドラージュ V12 1937) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE ANDREAU V12 1
DELAGE ANDREAU V12 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE ANDREAU V12 3
DELAGE ANDREAU V12 4

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