ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FIAT (SEAT) 124 SPORT COUPE 1970 ITALY

FIAT (SEAT) 124 SPORT COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTOPILEN 329 1/43 95mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.13m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1438㏄ 90HP 4段変速
性能: 最高速170km/h

 

フィアット (セアト) 124 スポーツ クーペ イタリア 1970

 

 1967年にはスパイダーに次いでクーペも追加されました。こちらはフィアット自身のデザインで、最初はスパイダーとよく似た丸形2灯式ヘッドライトを持つスタイルでした。1970年に画像のような丸型4灯式ヘッドライトのフロントにマイナーチェンジされました。

 

 エンジンなどの性能はスパイダーと同じで、廉価ながらも高性能でした。この車もスポーティカーとして人気があり、1.6L、1.8Lエンジンが追加され1977年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはスペインのオートピレン製で、本当はFIATではなくSEAT 124です。たぶんマーキュリーのモデルをベースにしてピレンが独自に型を起こした物と思いますが、実にシャープな仕上がりとなっています。ピレン独特のメタリックカラーもよく似合っています。ピレンは他社のコピーから始まっていますが、このモデルあたりからぐっと腕を上げています

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FIAT 130 COUPE 1970 ITALY

FIAT 130 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
STARLINE 508926 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.84m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: V型6気筒 3.2L 165HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速195km/h
データーベースでフィアット 130のミニカー検索

 

フィアット 130 クーペ イタリア 1970

 

 130にはピニンファリーナがデザインしたクーペが、1971年に追加されました。エンジンは3.2L(165HP)に拡大され、最高速は195km/hに向上しました。(このエンジンはセダンにも搭載されました) 地味なセダンとは大違いのこのクーペはピニンファリーナの傑作の一つといわれるほど美しい車でした。

 

 フィアットの社長であったジョバンニ アニエリがプライベートカーとして使っていたことでも有名です。

 

 

 ミニカーはこれもスターライン製で、当時物も含めて量産ミニカーとしてはこれが初めてのモデル化のはずです。直線を基調にしたシンプルながらバランスのとれた繊細なスタイルの再現には、合格点を付けても良いと思います。(ただフロント部分の感じが今ひとつですが)

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FIAT ABARTH 1000 CORSA Gr.2/70 1970 ITALY

FIAT ABARTH 1000 CORSA Gr.2/70 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R371 1/43 82㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.53m 全幅約1.39m
エンジン 変速機: 4気筒 982cc 95HP 4段変速
性能: 最高速178km/h
データーベースでフィアット アバルト 750/850/1000のミニカー検索

 

フィアット アバルト 1000 コルサ グループ 2/70仕様 イタリア 1970

 

 アバルトは量販車のチューニングやパーツ開発を行っていた会社で、フィアット車のチューニングで有名です。フィアット 600をベースにしたアバルトで、600の外観を残しているモデルとしては
 排気量700/750ccのアバルト 700/750/750
 排気量850ccのアバルト 850/850 TC/850 TCR
 排気量1000ccのアバルト 1000/1000 TC/1000 TCR
などがあります。TCはTOURING COMPETITION(ツーリングカーのレース仕様)の略で、TCRのRはRADIALEのRで高性能なラジアル(半球形)燃焼室のエンジンを搭載していることを意味します。

 

 一番高性能であった1000 TC(95HP)はグループ2仕様のレースカーで、さらに高性能なグループ5仕様の1000 TCR(118HP)もありました。グループ2は最低生産台数が決められた改造車なのであまり改造はできませんが、グループ 5は外観が市販車ベースであれば中身は大幅に改造できました。1970年に設定されたグループ2/70という規格はグループ 2にグループ 5並みの改造を認めるものだったようで、このグループ2/70仕様の1000はかなり大幅に改造されています。フロントのバンパー部には追加したラジエーターとオイルクーラーが組み込まれていて、リアサスペンションが変更され、オーバーフェンダーでレース用の幅広タイヤを履いています。

 

 

 ミニカーはブルム製で、2004年に発売されました。グループ2仕様の1000TCで、イタリアの国内レース参加車をモデル化しています。フロントのラジエータ、ホイールと幅広タイヤ、開放されたリアフードとエンジンなど特徴的な部分が良く再現されています。グループ5仕様の1000もモデル化していて、エンジンの排気管の取り回しなど細部を変えてあります。ブルムはアバルト 750、850、1000などを約30種類以上モデル化しています。ブルム以外では、プロゲットKやレベルの1/18などがあります。

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ALFA ROMEO MONTREAL 1970 ITALY

ALFA ROMEO MONTREAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS S6 1/25 177㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.22m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 2.6L 200HP 5段変速
性能: 最高速220km/h
データーベースでアルファ ロメオ モントリオールのミニカー検索

 

アルファ ロメオ モントリオール イタリア 1970

 

 1970年に登場したモントリオールはフェラーリのような本格派の高級スポーツカーでした。1967年モントリオール万国博覧会にショーカーとして出展されたことがモントリオールという名前の由来です。デザインはベルトーネで、1964年に発表されたショーカーのカングーロがベースとなっています。リアクオーターパネルのエアーベントとまつ毛(スリット付のカバー)の付いたヘッドライトがデザイン上の特徴です。ヘッドライトを点灯するとまつ毛部分は手前に一回転してヘッドライトの下に格納されるようになっています。(→ライト点灯動画)

 

 2000GTをベースにして、レーシングカーのティーポ 33用のV型8気筒2.6Lエンジンを200HPにデチューンしてフロントに搭載し、最高速220km/hとスーパーカー並みの性能でした。ただしお値段も当時の価格で770万円とスーパーだったので、1977年までの7年間で約4000台ほどしか生産されていません。

 

 

 ミニカーはポリトーイ製の当時物で、1973年発売、1/25で大スケールモデルの先駆けとなったミニカーでした。1/25のSシリーズは最初の数種類はかなり良い出来ばえでしたが、その後だんだん単に大きいだけの低レベルなミニカーになっていきました。なおモントリオールは他にもメーベトイ、マーキュリー、ノレブなど当時物のミニカーが有りますが、ミニカー全体のレベルが落ちていった時期だったのであまり良い物がありません。サイズが大きいので当たり前かもしれませんが、当時物ではこれが一番出来が良いと思います。 以下はポリトーイのモントリオールのフロント/リアの拡大画像とエンジン/室内部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO MONTREAL 1
ALFA ROMEO MONTREAL 2

 以下は1971年に発売されたマーキュリーのモントリオール(型番304)の画像です。マーキュリーらしいややオーバーなデフォルメですが、個人的には好きな作風です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO MONTREAL 3
ALFA ROMEO MONTREAL 4

 以下は1972年に発売されたノレブのモントリオール(型番816)の画像です。廉価版的なJETCARシリーズのミニカーですが、プロポーションなどの基本的なところはちゃんと押さえてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO MONTREAL 5
ALFA ROMEO MONTREAL 6

 以下は2015年に発売された国産名車コレクションのモントリオール(No.240)の画像です。サイドビューをみるとノーズの尖り方が一番少ないことがわかります。(スケールモデル的な観点では、このノーズが一番リアルなようですが、ミニカー的にはやや物足らない感じがします) またヘッドライトのカバーは結構リアルですが、立て付けが悪いので左右で開き方が違っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO MONTREAL 7
ALFA ROMEO MONTREAL 8

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LANCIA STRATOS BERTONE (STTRATOS BERTONE) 1970 ITALY

LANCIA STRATOS BERTONE (STTRATOS BERTONE) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS M23 1/43 93mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.58m 全幅約1.84m
エンジン 変速機: DOHC V型4気筒 1.6L 132HP 5段変速
性能: 最高速230km/h
データーベースでランチア ストラトス ベルトーネのミニカー検索

 

ランチア ストラトス ベルトーネ (ストラトス ゼロ) イタリア 1970

 

 ランチア ストラトスは1970年のトリノ ショーで公開されたコンセプトカーです。ランチアの依頼でベルトーネが「新しい概念のスポーツカー」を提案したもので、確かに従来の概念からは理解できないデザインです。ストラトスという名前はSTRATOSFERA(イタリア語で成層圏の意)からの造語で、この車が宇宙船をイメージしたものであることを示してます。

 

 フルビア クーペをベースにしていますが、極端なウエッジシェイプを実現するためにエンジンはミドシップ搭載に変えられています。運転席がかなり前方の低い位置に配置されているので、サイドウインドーは側面についたのぞき穴のようになっています。通常のドアが使えないので、乗り降りはフロントウインドーを開いて行うようになっています。またリアのエンジンカバーも3角形で横に開くなど、奇抜なデザインがてんこ盛りになっています。なおヘッドライトらしきものは見当たりません。

 

 

 コンセプトカーを量産化したいベルトーネは、ラリーで勝てる車を模索していたランチアに対して、ストラトスがミドシップエンジン搭載であることを生かしてラリー専用車に仕立てることを提案しました。この提案でラリー専用車ストラトスのプロトタイプが1971年に登場しました。なおストラトス ゼロという名前は後からつけた名前で、公開当時はストラトス 1600HFでした。

 ミニカーはポリトーイの当時物です。実車はもう少しシャープなのですが、奇抜な雰囲気は十分再現されています。フロントウインドーとリアのエンジンカバーが開閉し、室内エンジンもそこそこ再現されています。ただこの時期に共通部品として使われた安っぽいホイールはやや興ざめです。これ以外の当時物としては、メーベトイ、マーキュリー、オートピレン(メーベトイのコピー?)がありました。最近の物では、MIRAGE(hpiレーシング)や京商(ポリストーン製)などがあります。

ストラトスのデータベースのデータ更新のこと

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FERRARI 312P 1970 ITALY

FERRARI 312P 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 7173 1/43 99㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.23m 全幅約1.98m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 3L 420HP 5段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでフェラーリ 312P/PBのミニカー検索

 

フェラーリ 312P イタリア 1970

 

 1968年のレギュレーション変更で、グループ6のプロトタイプ スポーツカーの排気量が3L以下に制限され、フェラーリ 330 P4やフォード GT40などが参戦できなくなりました。それらの大排気量プロトタイプ スポーツカーは北米のカンナム(CAN-AM:カナディアン アメリカン チャレンジカップ)で活動するようになりました。(最高速を抑制するという理由でしたが、ヨーロッパのレースからフォード GT40などのアメリカ勢を締め出すのが目的だったともいわれています)

 

 フェラーリはプロトタイプ スポーツカーへの参戦を1年見送り、1969年シーズンから312Pで参戦しました。312Pは330 P4とほぼ同じシャーシ/サスペンションで、312 F1用のV型12気筒3Lを耐久レース用にディチューンしたエンジンと自社製5速変速機を搭載していました。312Pのデビュー戦は1969年のセブリングで2位でした。その後スパで2位となりますが、ルマンではリタイヤするなどあまり良い結果がでないままシーズンを終えました。

 

 

 1969年にグループ4スポーツカー(排気量5L)の最低生産台数が50台から25台に引き下げれたことで、排気量の大きいグループ4がプロトタイプより実質的に有利になりました。そこでフェラーリはグループ4の512S(排気量5L 後述)を1970年に登場させます。ところが同じ理由でグループ4に進出したポルシェ 917が圧倒的に強くなり過ぎてレースが成立しなくなった為、1972年からは耐久レースは排気量3Lまでのオープントップ プロトタイプカーに限定することになりました。(ころころ変わるレギュレーションに翻弄されています)

 そこで1971年に312 PBが登場します。オープントップの312 PBは312Pより小さく軽量化され、エンジンは312B F1のエンジンを耐久レース用にディチューンしたものを搭載していました。1971年の312 PBは信頼性が低く、リタイアが多く1勝もしていません。1972年は大幅に改良された312 PBが、出場しなかったルマン以外の10戦を全勝し、マニファクチャーとドライバーズタイトル(J.イクス)を獲得しています。 1973年はレース予算が削減され、強力なライバル マトラの参入もあって、モンザとニュルブルクリングで2勝しルマンは2位で、マトラにマニファクチャラータイトルを奪われました。1974年には親会社フィアットの意向で、スポーツカーレースから撤退し、F1に専念することになりました。

 ミニカーはソリドの当時物ですが、オリジナル(型番177 ルマン仕様)ではなく1992年頃にフェラーリ 12台セットとして再生産されたものです。付属するデカールを貼っていませんが、1970年のデイトナ出場車(4位)をモデル化しています。昔のミニカーですので細部は省略されていますが、プロポーションが良く実車のイメージがうまく再現されています。リアカウルが開きエンジンが再現されています。ソリドは312 PBもモデル化しています。312P/PBの当時物ミニカーはディンキー、マーキュリー、ポリトーイ、メーベトイなどがあり、最近の物ではベスト ボックス、ブルムなどがあります。 以下はソリドの312Pのフロント/リアの拡大画像とエンジンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 312P 1
FERRARI 312P 2

 以下は1992年にフェラーリ 12台セットとして発売されたソリドの312PB(型番7173)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 312PB 1
FERRARI 312PB 2

 以下は1998年に発売されたブルムの312 PB(型番R259)の画像です。1971年モンザの参戦車をモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 312 PB 3
FERRARI 312PB 4

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FERRARI 512S MODULO PININFARINA 1970 ITALY

FERRARI 512S MODULO PININFARINA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MERCURY 651 1/32 140㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約2.04m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5L 550HP 5段変速
性能: 最高速350km/h ?
データーベースでフェラーリ モデューロのミニカー検索

 

フェラーリ 512S モデューロ ピニンファリーナ イタリア 1970

 

 フェラーリ 512S モデューロは1970年のジュネーブ ショーで公開されたコンセプトカーです。前述した512S ベルリネッタと同じピニンファリーナによるミドシップ スポーツカーで極めて未来的なデザインです。MODULO(イタリア語でモジュールの意)という名前は、分割したモジュールの組合せでボディを構成するというこの車のコンセプトを表しています。このコンセプトではキャビン部モジュールを屋根を外したモジュールに交換すれば2シーターのオープンカーになり、4シーターのモジュールに交換すれば4シーターのリムジンになるというものです。ドアはなくキャビン上部がキャノピー式に前にスライドして開閉し、ヘッドライトはリトラクタブル式です。

 

 タイヤの存在を意図的に隠しているので、自動車というよりも宇宙船のような感じがします。ただ前輪を操舵するスペースが十分に無いようにみえるので、まともにカーブを曲がれるのかどうか疑問です。この車は1970年の大阪万博のイタリア館に未来の車として展示され人気を博しました。1970年に登場したモデューロですが、この車以上に未来的なコンセプトカーは今だに出ていないように思います。なお名前が512Sとなっていますが、実際にはカンナム レース用に開発した612Pのシャーシを使っていたとのことです。

 

 

 ミニカーはマーキュリー製の当時物で1/32と大きめのミニカーです。車高が高めで実車の平べったいイメージがいまひとつですが、当時のミニカーとしては良い出来ばえだと思います。キャノピーが開閉し内装やリアカウル内のエンジンもそこそこ再現されています。黒のカラーリングは公開された時のカラーリングを再現したものです。(大阪万博で展示されたモデューロは白でした) これ以外の当時物ではポリトーイとそれをコピーしたオートピレンがあります。最近の物では、レッドラインやミニ ミニエラのレジン製などがあります。 以下はマーキュリーのモデューロのフロント/リアの拡大画像とキャノピーのスライド動作/室内/エンジンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI 512S MODULO PININFARINA 1
FERRARI 512S MODULO PININFARINA 2

 以下は1972年に発売されたポリトーイのモデューロ(型番M17)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 512S MODULO PININFARINA 3
FERRARI 512S MODULO PININFARINA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像とキャノピーのスライド動作/室内/エンジンの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 512S MODULO PININFARINA 3
FERRARI 512S MODULO PININFARINA 4

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LAMBORGHINI JARAMA 1970 ITALY

LAMBORGHINI JARAMA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400103400 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.49m 全幅約1.82m
エンジン 変速機: DOHC V型 12気筒 3.9L 350HP 5段変速
性能: 最高速260km/h
データーベースでランボルギーニ ハラマのミニカー検索

 

ランボルギーニ ハラマ イタリア 1970

 

 前述したイスレロの不人気を挽回するために、1970年に登場したのがハラマでした。(名前はスペインのマドリードにあるハラマ サーキットに由来しています) ボディはエスパーダをベースにしており、ホイールベースを短縮して2+2座に仕立てています。デザインはベルトーネ(マルチェロ ガンディーニ)で、直線的なラインを基調にしたシンプルなスタイルですが、ハーフコンシールドのヘッドライトを配したフロントグリルはユニークでした。

 

 イスレロと同じDOHC V型 12気筒4L(350HP)DOHCエンジンを搭載し、5速変速で、最高速260km/hの性能でした。そこそこの実用性がある2+2座ながらも、短いホイールベースにより操縦性が優れた車だったようで、創始者のフェルッチオ ランボルギーニ自身が愛用していたそうです。1972年に365HPにパワーアップしたハラマ Sが登場しました。ハラマ Sにはエアコンや3段自動変速機も設定されていました。ただ同時期のミウラに比べると地味な車だったので、販売は低調で1976年までに約300台が生産されました。

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製です。ユニークなフロントグリルとシンプルな面構成の実車のイメージがうまく再現されています。灯火類や室内などの細部もリアルに再現されています。当時物ミニカーとしてはポリトーイがそこそこの出来ばえの物を出していますが、実車の人気を反映してか当時物ミニカーはポリトーイしかありません。ミニチャンプス以外の最近のミニカーでは、京商の1/64、ホワイトボックスのラリー仕様があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI JARAMA 1
LAMBORGHINI JARAMA 2

 以下は1973年頃に発売されたポリトーイのハラマ(1/43 型番M25)の画像です。かなり平べったくデフォルメされているので、実車のイメージからは少し外れています。1970年代のミニカーはリアリティよりもコストダウンが優先されるようになり、このミニカーにも安っぽいフリーホイールやフロントグリルとバンパーと底板を一体化するコストダウン設計が採用されています。それでもボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックで、排気管を別部品で再現するなどポリトーイ流の作風はまだこのハラマには残っていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI JARAMA 3
LAMBORGHINI JARAMA 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームと室内/底板部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI JARAMA 5
LAMBORGHINI JARAMA 6

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FIAT 127 1971 ITALY

FIAT 127 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL MEBETOYS A54 1/43 84mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 903cc 45HP 4段変速
性能: 最高速135km/h
データーベースでフィアット 127のミニカー検索

 

フィアット 127 イタリア 1971

 

 上述したダンテ ジアコーサ方式前輪駆動車の第2弾として127が850の後継として1971年に登場しました。当時流行の直線を基調にしたコンパクトなボディに、850用エンジンを903cc(45HP)に拡大したエンジンを搭載し、4段変速機で最高速135km/hの性能でした。

 

 全輪独立懸架による優れた操縦性と実用性を兼ね備えた127は、128に続き1972年のカー オブ ザ イヤーを受賞し、商業的にも大ヒットしました。 1L(50HP)エンジン、1.3Lディーゼルエンジンが追加され、フロントグリルを2回ほど変更して、1983年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはメーベトイの当時物です。角形ヘッドライトでちょっと変わった雰囲気を持つ初期の127のフロントグリルがうまく再現されています。他の当時物としてはポリトーイとマーキュリーが手がけています。

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DE TOMASO PANTERA 1971 ITALY

DE TOMASO PANTERA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL MEBETOYS 6627 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.8L 330HP 5段変速
性能: 最高速265km/h
データーベースでデ トマソ パンテーラのミニカー検索

 

デ トマソ パンテーラ イタリア 1971

 

 ミドシップを売り物にしていたデ トマソでしたが、ランボルギーニやフェラーリがミドシップを採用するようになったことで新しい戦略を打ち出します。それはフォードと提携しフォードの販売網を使ってミドシップ スポーツカーを量販するというものでした。この為に開発されたのがパンテーラで、1971年に登場します。量産性を考慮してバックボーンフレームがモノコックに変えられましたが、基本的なところはマングスタがベースとなっています。

 

 フォー ド製V型8気筒5.8L(330HP)を搭載し、5段変速で最高速は265km/hでした。やや大人しくなったデザインはジウジアーロの後任トム ジャーダーによる物で、カロッツェリア ギアが製作しました。1973年には350HPにチューンした最高速280km/hのGTSが追加されました。オイルショックの影響でフォードでの販売は1973年まででしたが、約6000台が販売されました。その後も1990年代まで長い間生産が続けられました。

 

 

 デ トマソ社は1975年にマセラティやイノチェンティを買収し、事業を拡大しています。デ トマソとしては高級4ドア サルーンのドーヴィル、2ドアクーペのロンシャンなど、マセラティではビトルボ、イノチェンティではミニ デ トマソなどを販売していました。2003年に創業者のアレハンドロが亡くなり、デ トマソ社は2004年に解散しました。

 ミニカーはマテル傘下のメーベートイ製で当時物です。当時のメーベトイの作風はシャープでなかなか良い出来映えです。走行性重視の初期のスピードホイールとなっていますが、そんなに見苦しいタイプではないのが幸いしています。パンテーラはスーパーカーブーム時代の車でしたので、ダイヤペット、サクラ、エーダイ(永大)、シンセイなど国産メーカーが多くモデル化しています。

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