ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FERRARI 250 P5 BERLINETTA SPECIALE PININFARINA 1968 ITALY

FERRARI 250 P5  BERLINETTA SPECIALE PININFARINA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 566 1/43 97㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 3L 330HP 5段変速
性能: 最高速250km/h
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フェラーリ 250 P5 (ベルリネッタ スペチアーレ)  ピニンファリーナ イタリア 1968

 

 フェラーリ 250 P5は1968年のジュネーブ ショーで公開されたコンセプトカーで、330 P4のシャーシを使って12気筒エンジンをミドシップ搭載したGTカーを提案したものでした。レースカーのP3/P4のパワフルな造形をピニンファリーナ流の繊細なデザインに落とし込んだものです。ただそれでもボディはダイナミックで、水平のベーンで覆ったリアは迫力があります。ドアはガルウイング式でノーズ先端のヘッドライトは7個の角形ライトを一体化したものです。

 

 P5登場から数か月後の1968年秋のトリノ ショーでは、P5の後継のフェラーリ P6が登場しています。P6はP5のデザインを現実的に発展させたもので、1971年に登場した365GT BBのベースとなリました。P6はP5に比べて直線的な面処理が目立ちますが、1969年に登場したコンセプトカー512Sではさらにこの傾向が進み、その後はウェッジシェイプのデザインが主流になっていきました。

 

 

 なお1969年のパリ サロンで公開されたアルファ ロメオのコンセプトカーアルファ ロメオ 33/2 スペチアーレはP5とほぼ同じデザインです。アルファ ロメオのエンブレムを付けてヘッドライトを格納式に変更しリアの水平ベーンを取り外してありますが、基本的には同じデザインです。P5を気にいったアルファ ロメオがピニンファリーナに依頼して、P5のボディをアルファ ロメオ 33のシャーシに載せ変えたものだったようです。なおアルファ ロメオはその前年の1968年には極めて直線的なデザインのコンセプトカー カラボ ベルトーネを公開しています。アルファ ロメオ 33/2は古典的な流線形デザインに別れを告げるべく、最後を飾る流線形デザイン車としてショーに送り出されたのだと思います。

 ミニカーはポリトーイ製の当時物で、1969年に発売されました。廉価版として作られたEXPORTシリーズですが、プロポーションは悪くなくメタル製ホイール(初期型)は結構リアルです。ガルウイング式ドアが開閉し、リアには簡単ですがエンジンも再現されています。なおドア下部を着色していますが、本来は無塗装(透明)です。これ以外の当時物としては、このポリトーイをコピーしたオートピレン(ドアをリファインした物もある)、ディンキー(英)がありました。最近の物では、レッドラインやテクノモデルのレジン製があります。なおアルファ ロメオ 33/2 スペチアーレはマーキューリー、ナコラル(マーキューリーのコピー)、スパークがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアカウルのエンジン/ドア開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FERRARI 250 P5 BERLINETTA SPECIALE PININFARINA 1
FERRARI 250 P5 BERLINETTA SPECIALE PININFARINA 2

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LAMBORGHINI ESPADA 1968 ITALY

LAMBORGHINI ESPADA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 587 1/43 110mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.73m 全幅約1.86m
エンジン 変速機: DOHC V型 12気筒 3.9L 350HP 5段変速
性能: 最高速260km/h
データーベースでランボルギーニ エスパーダのミニカー検索

 

ランボルギーニ エスパーダ イタリア 1968

 

 ミウラと同時期の1968年に登場したエスパーダは、ミウラと同じV型12気筒エンジンをフロントに搭載した4シーターのGTでした。エスパーダという名前はスペイン語で剣の意味で、これも闘牛関係の名前です。ボディ デザインはミウラと同じマルチェロ ガンディーニで、デザイン コンセプトカーのマルツァルのコンセプトを具現化した物でした。V型12気筒3.9L(350HP)エンジンを搭載し、最高速260km/hの性能でした。

 

 ミウラと違って地味なのであまり知られていない車ですが、1978年までに約1200台(当時のランボルギーニとしては多い)が生産されています。1970年にパワーステアリング、1974年にオートマチックが採用され、豪華で居住性の高い高性能GTでした。ランボルギーニの創設者フェルッチオ ランボルギーニはこのような居住性の良い高性能車を作りたかったそうで、実際に彼はエスパーダを愛用していました。(個人的な見解ですが、シンプルなデザインのエスパーダはランボルギーニの中で一番好きな車です)

 

 

 ミニカーはポリトーイの当時物で、1969年に発売されました。プロポーションが抜群で、フロントグリルなどの細部もよく再現され、実に素晴らしい出来ばえです。ドア/ボンネット/リアハッチが開閉し、V型12気筒エンジンも再現されています。ただ実車があまり知られていないので、ポリトーイ初期のMシリーズのなかでもあまり人気がないモデルです。これ以外の当時物ではジク(SIKI)とナコラル(NACORAL)がありました。最近の物では、ミニチャンプス、オートアート、ルックスマート(レジン製)などがあります。 以下はポリトーイのエスパーダの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI ESPADA 1
LAMBORGHINI ESPADA 2

 以下は2004年に発売されたミニチャンプスのエスパーダ(型番400103300)の画像です。ミニチャンプスらしい、そつのない良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI ESPADA 3
LAMBORGHINI ESPADA 4

LAMBORGHINI ESPADA 5
LAMBORGHINI ESPADA 6

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LAMBORGHINI ISLERO 1968 ITALY

LAMBORGHINI ISLERO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 558 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.73m
エンジン 変速機: DOHC V型 12気筒 3.9L 350HP 5段変速
性能: 最高速256km/h
データーベースでランボルギーニ イスレロのミニカー検索

 

ランボルギーニ イスレロ イタリア 1968

 

 自動車メーカーのボディ内製化の流れを受けて400GTのボディを製作していたトゥーリング社が1966年に廃業しました。その為400GTは生産中止を余儀なくされ、その後継として1968年に登場したのがイスレロでした。DOHC V型 12気筒3.9Lエンジンやサスペンションは400GTそのままの2+2座GTで、性能的にも400GTと同等でした。デザインは創立者のフェルッチオ ランボルギーニが自ら行い、ボディ製作ははトゥーリング社の関係者が設立したカロッツェリア マラッツィ(Carrozzeria Marazzi)社が行いました。

 

 1969年にはエンジンを350HPにパワーアップしたイスレロ Sが追加されました。イスレロはこのあまりにも平凡なデザインが良くなかったようで、販売不振から1969年には生産中止となり約200台しか生産されていません。なおイスレロという名前も、有名な闘牛の名前にちなんでいました。

 

 

 ミニカーはポリトーイ製で1970年に発売されました。実車に人気がなかったことを反映して、当時物ミニカーはこれしかありませんでした。Aピラーやルーフパネルが厚ぼったいなど実車のイメージがうまく再現されておらず、ポリトーイとしてはあまりぱっとしない出来ばえでした。最近のミニカーではミニチャンプスだけがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI ISLERO 1
LAMBORGHINI ISLERO 2

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ISO GRIFO 7L 1968 ITALY

ISO GRIFO 7L 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 436128220 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.77m
エンジン 変速機: V型8気筒 7.4L 440HP 4段変速
性能: 最高速300km/h
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イソ グリフォ 7L イタリア 1968

 

 前述したイソ リボルタの販売が順調だったので、さらなる高性能モデルとしてグリフォが1965年に追加されました。リボルタをベースにしてホイールベースを短縮し、同じG.ジウジアーロのデザインによる魅力的な2座クーペが架装されました。当初はシボレー製のV型8気筒5.7L(300HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速は250km/hでした。1968年にはコルベット用の7.4L(440HP)エンジンを搭載した高性能版が追加され、最高速は300km/hに向上しこれは当時最速でした。1970年にヘッドライトが半格納式となったシリーズIIに発展し1974年までに生産されました。総生産台数は約400台でした。(実車画像→ イソ グリフォ シリーズII)

 

 1967年にはリボルタのホイールベースを延長した4ドア セダンのS4 フィディア(FIDIA)、1969年にはリボルタのボディを一新したレーレ(LELE)が登場しました。ただこの頃からイソ社の経営は下り坂となり、オイルショックによる販売不振もあって1974年に倒産して自動車生産を終えました。(実車画像→ イソ リボルタ レーレ 1969)

 

 

 ミニカーは2003年に発売されたミニチャンプス製です。ボンネット上にエアスクープが付いた7Lエンジン搭載のグリフォをモデル化しています。これはミニチャンプス通常のプラスチックケースではなく大きな専用の紙箱に収納されていて、実車の解説書が付いている特別仕様品でした。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、室内などの細部もリアルに再現されています。またボンネットの開閉ギミック付でエンジンも再現されています。(ただアメリカ製V8エンジンはあまり面白くはありませんが) ミニチャンプスは車高を下げてモデル化するのが常ですが、これもやや車高短ぎみです。グリフォの当時物ミニカーはポリトーイ、エディルトイ、マッチボックス、コーギーなどがありました。当時物以外ではNEO(レジン製)、TECNO MODEL(レジン製)の1/18などがあります。  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ISO GRIFO 7L 1
ISO GRIFO 7L 2

 以下は1970年に発売されたコーギー製の当時物 イソ グリフォ 7L 1968 (1/43 型番301)の画像です。これもエアスクープが付いた7Lエンジン搭載のグリフォをモデル化しています。(右ハンドルなのでイギリス仕様です) コーギーらしいセンスの良い造形で少しかっこよくデフォルメされていて、当時のミニカーとして良く出来ていました。ラインストーン(ガラス玉)を使ったヘッドライトと金属製の金色のステアリングホイールは当時のコーギーの特徴でした。惜しむらくは当時流行りであった安っぽいフリーホイールが使われている点が今一つです。ボンネット/ドアの開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISO GRIFO 7L 3
ISO GRIFO 7L 4

 以下は1968年に発売されたポリトーイ製の当時物 イソ グリフォ 1965 (1/43 型番553)の画像です。これは初期のグリフォをモデル化しています。ポリトーイの型番500シリーズの後期の物で、コストダウンでバンパーとフロントグリルを一体化するなどの簡略化がされた廉価版でした。ただボディの造形は悪くなく実車のイメージがそこそこ再現されホイールもフリーホイールではないメタル製なので、全体としてはまずまずの出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ISO GRIFO 7L 5
ISO GRIFO 7L 6

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PANTHER BERTONE 1968 ITALY

PANTHER BERTONE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS 564 1/43 97㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m? 全幅約1.7m?
エンジン 変速機: 6気筒3L? 
性能: 最高速 不詳
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パンサー ベルトーネ イタリア 1968

 

 パンサー ベルトーネは1968年のジュネーブ ショーで公開されたコンセプトカーです。イタリアのレーシングチーム ブレッチア(SCUDERIA BRESCIA CORSE)の依頼で、グループ6のレーシングカーをベルトーネがデザインしました。ベルトーネらしい空力的に洗練されたデザインですが、当時のグループ6のレーシングカーとしては(例えばフェラーリ 312Pなど) 格別に変わったデザインではありません。ただボディ中央の高い位置にある油圧で角度を変えられる大きなスポイラーは、グループ6のレーシングカーとしては目新しいもので、この車の最大の特徴でした。(このような高い位置のスポイラーは1969年に禁止されましたが)

 

 この車にはサスペンション、チューブレスタイヤ、24V電装システムなど先進的なアイデアも盛り込まれていたようです。当初はBRMのV型8気筒3Lエンジンが使われる予定でしたが、後にマセラティの3Lエンジンが使われることになりました。ただし、ブレッチアはグループ6のレースに参戦する準備が整わず、結局この車がレースに出場することはなかったとのことです。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたポリトーイ製の当時物です。廉価版として作られたエクスポート(EXPORT)シリーズの物なので細部の仕上げは簡素ですが、プロポーションはまずまずで、初期型なのでリアルなメタル製ホイールが付いています。(初期型以外は見た目の良くないフリーホイールがついています) またドアが可動するギミックが付いています。これ以外のパンサー ベルトーネの当時物ミニカーはマーキュリー、マーキュリーをコピーしたナコラル、マジョレー(1/65)の物がありました。なお実車がほとんど知られていないので、最近のミニカーはないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像とドア開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANTHER BERTONE 1
PANTHER BERTONE 2

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FERVES RANGER 1969 ITALY

FERVES RANGER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MERCURY 21 1/43 66㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.63m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 2気筒 499cc 22HP 4段変速 RR/4WD
性能: 最高速80km/h

 

フェルベス レンジャー イタリア 1969

 

 フェルベス レンジャーはコーチビルダーのフェルベスが1966年から生産していた小型のオフロード多目的車でした。オープンの軽便なボディは愛嬌のあるデザインで、4座の簡単なシートが付いています。前席より後ろを荷台にしたカーゴ仕様(積載量300㎏)もありました。オフロード車の為車高が高く、当初は後輪駆動仕様だけでしたが、すぐに超低速ローギアとデフロック機能が付いた本格的な4WD仕様が追加されました。小型でも本格派のオフロード車だったようです。

 

 プラスチック製のフロントウインドーは可倒式で、ドアは取り外すことができました。画像のような4座全体を覆う幌を付けることもできました。エンジン/変速機はフィアット 500、サスペンション/ブレーキはフィット 600、リアライトはフィアット 850などフィアット車の部品を流用して作られていました。1970年まで生産され、総生産台数は約600台でした。なおフェルベス(FERVES)とは「Ferrari Veicoli Speciali」の略で意味は「フェラーリ特殊車両」です。この会社はスポーツカーのフェラーリとは何の関係もなく、フェラーリはイタリアでは一般的な名字だそうです。

 

 

 ミニカーは1970年頃に発売されたマーキュリー製の当時物です。不整地用タイヤを履いているので、乗用車タイプの4WD仕様をモデル化しているようです。実車のゴロンとした雰囲気がうまく再現されています。小さいながら、ドアが開閉しフロントウインドーを倒し幌を外すこともできます。なお厳密なことをいうとドアが小さめなど実車と違っている点もあるのですが、このミニカーはそんな細かいことは言わずに見て触って楽しむ類のミニカーです。フェルベス レンジャーはあまり知られていない車なので、ミニカーはこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERVES RANGER 1
FERVES RANGER 2

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FIAT 130 1969 ITALY

FIAT 130 画像をクリック/タップすると画像が変わります
STARLINE 510349 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.81m
エンジン 変速機: V型6気筒 2.9L 140HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速180km/h
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フィアット 130 イタリア 1969

 

 戦後のフィアットの最上級車は1961年に登場した6気筒2.3Lエンジン搭載の2300でしたが、3Lクラスの新型最上級車130が1969年に登場しました。130は125を大きくしたようなビジネスライクなスタイルで、全幅は1.8m有りましたが全長は4.75mとさほど大きくありませんでした。新設計のV型6気筒2.9L(140HP)エンジンを搭載し、ボルグワーナー製の3段自動変速機を介して1.5tのボディを最高速180km/hで走らせました。

 

 4輪独立懸架サスペンション、4輪ディスクブレーキ、パワーステアリング、リミテッドスリップデフの標準装備など当時としては進歩的な技術を採用していました。1971年にV型6気筒3.2L(165HP)エンジンを搭載しピニンファリーナ製の美しいデザインの130 クーペが追加されました。同じエンジンはセダンにも搭載されました。フィアット グループの高級車の位置づけがランチアに移ったことでランチア ガンマが後継者となり、1976年に生産中止となりました。総生産台数は約19000台でそのなかでクーペは約4000台でした。

 

 

 ミニカーは2009年頃に発売されたスターライン製です。スターライン(STARLINE MODELS)はドイツのメーカーですが、1960-1970年代のアルファ ロメオやフィアットなどのイタリア車をたくさんモデル化していました。(最近は活動していないようですが) このフィアット 130はあっさりとした造形ながら、実車の雰囲気はよくとらえてあると思います。定価は3000円程でしたが、フロントグリルや室内などの細部も値段相応以上の造りになっています。なお130の当時物ミニカーとしてはレア物ですがマーキュリー製がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 130 1
FIAT 130 2

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FIAT ABARTH 2000 PININFARINA SCORPIONE 1969 ITALY

FIAT ABARTH 2000 PININFARINA SCORPIONE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY (FRANCE) 1430 1/43 88㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 220HP 5段変速
性能: 最高速270km/h
データーベースでアバルト ピニンファリーナのミニカー検索

 

フィアット アバルト 2000 ピニンファリーナ スコルピオーネ イタリア 1969

 

 フィアット アバルト 2000は1969年にブリュッセル モーターショーで公開されたコンセプトカーです。ピニンファリーナのデザインで、アバルトのレースカー(2000SP)をベースにしたスポーツカーのランニング プロトタイプです。ルーフまで連なった大きなリアカウルが特徴で、このカウルはキャビン横のエアインテークを形成しています。この車のエンジンは後車軸の上に配置されていてラジエータ等の冷却系もリアにありますので、エアインテークはエンジン冷却用です。

 

 通常のドアはなく、ウインドとルーフがキャノピーのように前方をヒンジにして開くのでそこから乗り降りします。当時のピニンファリーナのデザインに共通する低いノーズの先端には6灯のライトを一体化したライトユニットがあります。名前のスコルピオーネとはサソリの意で、サソリはアバルトのシンボルです。(リアカウルにロゴが表示されてます) この車のフロントノーズの左右のインテークはサソリの前足の爪、リアの突き出た排気管はサソリの尻尾をイメージしたものだそうです。そのつもりでこの車を見るとなにやらそんな風に思えてきます。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)製の当時物です。ディンキー(仏)は昔のメーカーながらスケールモデル的なリアルな造形が特徴で、このアバルトもかなり良い出来ばえです。リアカウルが開閉し簡素ですがエンジンも再現されてます。ただカウルの建付けが悪くルーフとスムーズにつながっていないのが残念なところです。これ以外の当時物としてはポリトーイ、ガマ、マルシンのミニスターシリーズ、中嶋製作所 DREAMCARシリーズなどがありました。最近の物は出ていないようです。

FIAT ABARTH 2000 PININFARINA SCORPIONE 1
FIAT ABARTH 2000 PININFARINA SCORPIONE 2

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FIAT 128 1969 ITALY

FIAT 128 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATTEL MEBETOYS A59 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.84m 全幅約1.59m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 55HP 4段変速
性能: 最高速139km/h
データーベースでフィアット 128のミニカー検索

 

フィアット 128 イタリア 1969

 

 1969年に登場したフィアット 128はフィアット初の前輪駆動車でした。128の前輪駆動方式は考案した技術者の名前でダンテ ジアコーサ方式と呼ばれ、ミッションを直列に接続したエンジンを横置き配置し左右不等長のドライブ シャフトで前輪を駆動するものでした。これ以前の横置き前輪駆動方式はBMC ミニが採用したエンジンの下にミッションを配置するイシゴニス方式がありましたが、ダンテ ジアコーサ方式は通常の縦置きエンジンが使用できるといったメリットがあり現在の前輪駆動車では主流となっています。

 

 フェラーリから移籍してきたランプレディが設計した4気筒1.1L(55HP)エンジン、前輪駆動方式によるスペース効率の良いボディ、全輪独立懸架サスペンションによる優れた操縦性などこの車は画期的な小型車でした。1970年のカー オブ ザ イヤーを受賞し、商業的にも大ヒットしました。当初は2ドア/4ドアセダンと3ドアワゴンの設定で、1971年に1.3L(60HP)エンジンを搭載した3ドアクーペとセダンの高性能版のラリー、1975年に3ドアハッチバックの3Pが追加されました。1974年に1.3Lエンジンがセダン系にも追加されて1985年まで長く生産されました。 総生産台数は約350万台で後継車はリトモでした。

 

 

 ミニカーは1972年に発売されたメーベトイ製の当時物です。この当時のメーベトイはアメリカのマテル社に吸収合併されていましたが、この128はメーベトイらしいセンスの良い造形はそのままでマテル流のフリーホイールもまだ使っていません。シンプルな3ボックススタイルを忠実にモデル化していて良い出来ばえです。ただテールライトの塗装処理を省いているのは今一つですが。メーベトイは型番A60で高性能版の128 ラリーと型番A77で128 クーペもモデル化しています。これ以外の128の当時物ミニカーはマーキュリーのセダンとクーペ、ポリトーイのラリー 1/25などがありました。当時物以外ではリオが様々なバリエーション展開で約40種類のセダン、ノレブのクーペ、ネオ(レジン製)のセダン、ホワイトボックス(イクソ)のセダンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 128 1
FIAT 128 2

 以下は1972年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 128 ラリー (1/43 型番A60)の画像です。上記のバリエーションで高性能版のラリーをモデル化しています。ブラックアウトされたフロントグリル、補助灯が追加されたバンパー、黒いシールを貼ったボンネット、ボディ側面のロゴなど実車に即した変更がされています。(実車画像→ フィアット 128 ラリー) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 RALLY 1
FIAT 128 RALLY 2

 以下は2000年に発売されたリオ製のフィアット 128 4ドア (1/43 型番135)の画像です。リオは1990年代には戦前型のクラシックカーだけではなく1960年代の比較的最近のクラシックカーも手掛けるようになりました。このフィアット 128もその一台で塗装がやや厚ぼったい感じがしますが、灯火類や室内の細部などはそこそこリアルに再現されていて良く出来ています。リオはセダンだけですが約40種類のバリエーション展開をしています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 4-DOOR 1
FIAT 128 4-DOOR 2

 以下は2001年に発売されたリオ製のフィアット 128 憲兵隊(CARABINIERI) (1/43 型番SL081)の画像です。上記のバリエーションのポリス仕様で、CARABINIERI(カラビニエリ)とはイタリアの憲兵隊(軍警察)の意味です。CARABINIERI仕様はイタリア車では良く作られるポリス系のバリエーションです。パトライトとアンテナが追加されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 4-DOOR CARABINEER 1
FIAT 128 4-DOOR CARABINEER 2

 以下は1970年代に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット 128 クーペ (1/43 型番316)の画像です。マーキュリーは型番315でクーペをモデル化していて、これはそのラリー仕様です。マーキュリーとしては後期の物で、どちらかというと廉価版ミニカーの類です。プロポーションは悪くないのですが、細部の仕上げがあまり良くないので今一つの出来ばえです。ただ128 クーペはあまりモデル化されていないので、その点では貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 COUPE 1
FIAT 128 COUPE 2

 以下は1973年に発売されたポリトーイ製の当時物 フィアット 128 イースト アフリカン ラリー (1/25 型番S16)の画像です。ポリトーイは型番S7で128 ラリーをモデル化していますが、これはそれのラリーカー仕様です。ただし該当する実車が見当たらないので、補助灯やルーフラック/スぺタイヤなどの装備を追加してそれらしく仕立てたポリトーイの創作だと思います。泥はねを表現した汚し塗装は少しやり過ぎですが、ここまで徹底してやるとそこがユニークで面白い仕上げのミニカーになっています。(この塗装は個体差が大きいようなので、作業者がフリーハンドでやっていたのでしょう 私の分はかなりやり過ぎの部類です) ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 RALLY 3
FIAT 128 RALLY 4

  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンルーム内の造形はポリトーイらしいリアルな造形になっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 128 RALLY 5
FIAT 128 RALLY 6

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AUTOBIANCHI RUNABOUT (BARCHETTA) BERTONE 1969 ITALY

AUTOBIANCHI RUNABOUT (BARCHETTA) BERTONE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MEBETOYS A44 1/43 81mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 55HP 4段変速
性能: 最高速 不詳
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アウトビアンキ ランナバウト (バルケッタ) ベルトーネ イタリア 1969

 

 アウトビアンキ ランナバウトは1969年のトリノ モーターショーで公開されたコンセプトカーでした。ベルトーネのデザインで、アウトビアンキ A112のシャーシを使いフィアット 128のエンジン/変速機をミドシップ搭載していました。この変わったデザインは競艇用のモーターボートから閃いたデザインだそうで、確かにそのような形をしています。オープンカーの安全上必要なロールバーにヘッドライトを付けるアイデアは斬新でした。ただしここの位置にヘッドライトを付けるのは、高さ/位置を規定している法規があるので実用化は難しいものと思われます。

 

 またこのデザインはちょうど当時の若者に流行していたビーチ バギー(デューン バギー)に対するベルトーネ流の回答だったのかもしれません。このコンセプトカーは、1972年に登場したフィアット X1/9のベースになりました。X1/9はミドシップエンジン搭載のタルガトップのオープンカーで、ロールバーをアクセントにしたコンセプトカーのイメージが継承されていました。なおサブネームのバルケッタとはオープンカーのことで、イタリア語で小舟という意味です。

 

 

 ミニカーは1970年に発売されたメーベトイ製の当時物です。プロポーションが良く、細部も良く再現されています。実車(白)とカラーリングが違っていますが、ボディ側面とボンネット中央に赤いラインが見えるのは実車と同じでうまく処理しています。ただしロールバーの色をオレンジに変えてボディとの一体感をなくしてしまったのは、この車をモデル化する上では好ましくない処理です。これ以外の当時物ミニカーとしてはコーギーやマッチボックスがありました。当時物以外では少量生産のレジン製キットがあるようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席周りの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUTOBIANCHI RUNABOUT (BARCHETTA) BERTONE 1
AUTOBIANCHI RUNABOUT (BARCHETTA) BERTONE 2

 以下は1971年に発売されたコーギー製の当時物 アウトビアンキ ランナバウト ベルトーネ (1/43 型番386)の画像です。全体的には上記メーベトイ製よりもシャープさが足りない感じですが、そこがコーギーらしい造形とも言えます。当時流行りだったフリーホイールが安っぽいのは今一つです。これも実車とカラーリングが違っていますが、ロールバーがボディと同色となっていますので、その点はコーギーのほうが実車のデザインに沿っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTOBIANCHI RUNABOUT (BARCHETTA) BERTONE 3
AUTOBIANCHI RUNABOUT (BARCHETTA) BERTONE 4

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