ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 1967 UK

BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 339 1/42 74㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 76HP 4段変速
性能: 最高速158km/h
データーベースでミニ クーパー モンテ カルロのミニカー検索

 

BMC ミニ クーパー S モンテ カルロ イギリス 1967

 

 レーシングカーを開発していたクーパー社のジョン クーパーがミニの優れた操縦性に目をつけ、BMCにスポーツ仕様の販売を提案し1961年に登場したのがミニ クーパーでした。オリジナルの848cc(34HP)をチューンした997cc(55HP)エンジンを搭載し、ディスクブレーキを備えていました。ラリーに参戦するため、当時のグループ2規格の認証に必要な台数(500台)がまず生産されました。1963年にはさらに高性能な1071cc(70HP)エンジンを搭載しブレーキを強化したミニ クーパー Sが追加され、さらに1964年には1275cc(76HP)エンジンも追加されました。

 

 ミニ クーパーは様々なレースやラリーで大活躍していますが、ミニ クーパーの名前を最も有名にしたのはモンテ カルロ ラリーでの活躍でした。1961年に初参戦し、1963年には3位(#288号車)入賞しています。1964年に初優勝(#37号車)し、1965年も優勝(#52号車)して2連覇しました。1966年も#2号車が勝利をほぼ手中にしていたのですが、ヘッドライトのレギュレーション違反で失格となり3連覇を逃しました。翌1967年は前年の失格に対する抗議でBMCはワークスチームを出しませんでしたが、プライベートチームをサポートして3度目の優勝(#177号車)を果たしました。1968年も3位(#18号車)入賞しています。

 

 

 ミニのミニカーは非常にたくさんありますが、モンテ カルロ ラリー仕様のミニカーについてまとめました。当時物としては老舗コーギーがリアルタイムに発売していた物がありました。最初は型番317の1964年仕様、次に型番321の1965年仕様、3台目が同じ型番321の1966年仕様、4台目が型番339の1967年仕様となります。特に型番339はエンジンのアンダーガード、フロントバンバーガード、屋根上のスペアタイヤなど(実車とは同じではないですが)ラリー仕様らしい外観となっています。実車に比べるとライト(ラインストーン:カットされたガラス球)がやや小さいように感じますが、後にラインストーンを大きくしたバリエーションが出ています。同じ型でホイールをフリーホイールに変えたものが型番308で1972年に出ています。型番339は約70万台も生産されているので現在でもたまにオークションなどで見かけますが、型番339以外のコーギーのモンテ カルロ ラリー仕様はいずれもかなりのレア物です。 コーギー以外のモンテ カルロ ラリー仕様は、ビテス、エリゴール、イクソ、京商の1/18、オックスフォード、スパーク(レジン製)など非常にたくさんあります。特にビテスは優勝車以外もモデル化するなど約20種類ほどを揃えています。

BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 3
1964年仕様 #37 コーギー 型番317
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 4
1965年仕様 #52 コーギー 型番321

BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 5
1966年仕様 #2 コーギー 型番321
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 6
1967年仕様 #117 コーギー 型番339
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 7
1964年仕様 #37 エリゴール 型番1111
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 8
1963年仕様 #288 ビテス 型番58SM77

 以下は1969年頃に発売されたポリトーイのイノチェンティ ミニ クーパー S (1/25 型番S582)の画像です。#177のゼッケンやフォグランプでラリー仕様風になっています。イノチェンティ ミニ クーパーはイタリアでライセンス生産されたミニ クーパーのイタリア版(左ハンドル仕様)で、外観的には本国版とほぼ同じでした。ポリトーイの1/25(Sシリーズ)は大スケールミニカーの走りとなったミニカーで、初期の数点はその大きさをいかして、エンジンや室内などが当時としてはかなりリアルに再現されていました。(初期物以外は1/43を大きくしただけの物になってしまいましたが) このミニ クーパーはその初期物ですので、非常に凝った作りとなっています。
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 9
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 10

 以下はボンネットを開いたエンジン部/トランクと開いたドア/室内の画像です。室内は結構リアルに再現され、メーターはそのカバーレンズを透明プラスチックで再現するといった凝りようです。実車と全く同じではありませんが、トランクのハンドルとドアのハンドルは回すことでロック/ロック解除するようになっています。私の知る限りではドアハンドルにこのような凝ったギミックを付けたミニカーはこれが初めてだったと思います。(最近の大スケールミニカーでもCMCクラスの超精密モデルぐらいでしかありませんが)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 11
BMC MINI COOPER S MONTE CARLO 12

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VANDEN PLAS PRINCESS 1300 1967 UK

VANDEN PLAS PRINCESS 1300 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE VCC99034 1/43 90㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.73m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 58HP 4段変速
性能: 最高速142km/h
データーベースでバンデン プラのミニカー検索

 

バンデン プラ プリンセス 1300 イギリス 1967

 

 バンデン プラ社は1898年創業のベルギーの馬車車体製造会社(コーチビルダー)でした。同社のイギリス支社はロールス ロイスやベントレー等の車体製造を行っていましたが、第2次世界大戦後はオースチン社に吸収されオースチン A135 プリンセスなど高級車のボディ製造を担当していました。

 

 ADO16シリーズの4番手としてバンデン プラ プリンセス 1100が1963年に登場しました。さらに1965年にウーズレー 1100とライレー ケストレル 1100が登場し、全部で6ブランドのADO16が設定されました。バンデン プラ プリンセスはウォールナットや本革の内装を持つ高級車で、ミニ ロールス ロイスと呼ばれていました。ウーズレーはバンデン プラ プリンセスに次ぐ高級車で、ライレー ケストレルはMG 1100と同じエンジンを搭載するウーズレーのスポーティ仕様でした。ADO16は1968年にMK IIに、1972年にMK IIIに発展し、バンデン プラ プリンセスは1974年まで生産されました。

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたビテス製です。ADO16シリーズのバンデン プラ プリンセス 1300(1967年に追加された1.3Lエンジン搭載)をモデル化しています。ビテスのADO16シリーズは何れも良い出来ですが、このバンデン プラ プリンセスもリアルなフロントグリルやホイールキャップだけではなく、ウォールナットの木目を使った室内や後席のワイングラスを載せたキャビネット テーブルまでもが再現されているなど、ずいぶん凝っています。ビテスのADO16としてはこの他にウーズレーとライレーもありました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VANDEN PLAS PRINCESS 1300 1
VANDEN PLAS PRINCESS 1300 2

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ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 1967 UK

ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 273 1/43 121㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー シャドウのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー シャドウ 2ドア サルーン イギリス 1967

 

 シルバー シャドウには1967年にセミカスタム仕様で2ドアサルーン(クーペ)と、まだ残っていたコーチビルダーが架装するコンバーチブルが追加されました。またホイールベースを100mm程長くしたロングホイールベース版も追加されました。1970年にはエンジン排気量が6.8Lに拡大され、自動変速機がGM製のターボ ハイドラマティック3段式に切り替わりました。(GMの自動変速機は当時最高の品質だったのです) シルバー シャドウ(ベントレー T含む)は年間約2000台が生産され、ロールス ロイスとしては最も多く作られました。

 

 1977年にはサスペンションの改良、室内のデザイン変更、バンパーの大型化、オートエアコン標準装備などの改良が行われ、シルバー シャドウ IIとベントレー T2に発展しました。またロングホイールベース版はシルバー レイスの名前が復活しシルバー レイス IIとなりました。シルバー シャドウ IIは1980年まで生産され、シルバー スピリット(SPIRIT)にモデルチェンジしました。シルバー シャドウの総生産台数は約3万台(ロングホイールベース版 約5千台)でした。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で1970年に発売されました。前述したディンキーが先に4ドアサルーンを作っていたので、コーギーは2ドアサルーンをモデル化したようです。コーギーの最盛期に作られたこのミニカーは実車の雰囲気を良く再現していて非常に出来が良いです。特にタイヤ交換ギミックが付いた初期物は、コーギーの傑作の一つだと思います。(後から出たホイールがフリーホイール化された物は、ホイールが安っぽいので少しレベルが落ちます) なおロールス ロイスのミニカーはどのメーカーも力の入れ方が違うようで、あまり出来の悪い物はありません。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジン部とリア/開けたトランクの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 1
ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 2

 以下はドアを開いた室内と「GOLDEN JACK(ジャッキアップするジャッキ部分が金色という意味)」と称するホイールの交換ギミックの動作画像です。トランクにスペアタイヤが1本あり、4輪全てのタイヤ交換が出来ます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 3
ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 4

 以下は1968年に発売されたメーベトイのシルバー シャドウ 2ドアサルーン(1/43 型番A36)の画像です。これも当時物としてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 3
ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 4

ロールス ロイス シルバー スピリットを検索する→データーベースでロールス ロイス シルバー スピリットのミニカー検索

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TRIUMPH TR5 1967 UK

TRIUMPH TR5 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1134 1/43 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.47m
エンジン 変速機: 6気筒 2.5L 150HP 4段変速
性能: 最高速200km/h
データーベースでトライアンフ TR4/TR5のミニカー検索

 

トライアンフ TR5 イギリス 1967

 

 TR3は1961年にミケロッティのデザインによる新しいボディのTR4に生まれ替わりました。ラダーフレームによる旧式なシャーシはTR3と同じながら、トレッドが拡大されラック&ピニオン式ステアリングが採用されました。エンジンは2.1L(100HP)に拡大され、最高速176km/hの性能でした。巻き上げ式のサイドウインドウなど居住性は向上したものの、TR4はライバルのMGBなどに比べると操縦性や乗り心地が見劣りするようになっていました。

 

 1961年にリアを独立懸架に変更し乗り心地を改善したTR4Aに発展しました。1967年にはエンジンを燃料噴射式の6気筒2.5L(150HP)に強化して性能を向上したTR5となりました。1969年にはボディを一新してこのシリーズ最終型のTR6となりました。TR4/5は約8万台が生産され、アメリカを中心とする世界各国に輸出されました。

 トライアンフは1961年にレイランド グループの傘下となり、1963年にはスタンダード ブランドが消滅し、1967年にはブリティッシュ レイランドに統合されました。

 

 

 ミニカーは1985年に発売されたエリゴール製です。TR5の独特のデザインがうまく再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ドア、ボンネット、トランクが開閉できるフルギミックとなっていて、エンジンはしょぼいですが室内はそこそこ再現されています。なお初期のエリゴールのミニカーはノレブのプラスチック製ミニカーの型を流用したものが多いのですが、これはノレブの型番144を流用したものです。(ただしエリゴールはプラスチック製ではなくダイキャスト製です) TR4/5の当時物ミニカーはノレブのプラスチック製だけしかないようで、最近の物ではバンガーズ、オックスフォード、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TRIUMPH TR5 1
TRIUMPH TR5 2

 以下は1969年頃に発売されたノレブのTR5(1/43 型番144 プラスチック製)の画像です。上記のエリゴール製TR5のベースとなったミニカーで、プラスチックの経年変化でボディが少し変形しています。TR4/5の独特のデザインがうまく再現されていて、ボディが変形していなければいい雰囲気のミニカーです。(プラスチック製ですがドア、ボンネット、トランクが開閉できるフルギミックです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TRIUMPH TR5 3
TRIUMPH TR5 4

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COMMER PB MOBILE CAMERA VAN ’Samuelson Film Service’ 1967 UK

COMMER PB MOBILE CAMERA VAN ’Samuelson Film Service’ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 479 1/45 93mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.32m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 4段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでコマーのミニカー検索

 

コマー PB カメラ バン 'サミュエルソン フィルム サービス' イギリス 1967

 

 コマー社はイギリス最古の商用車専門の自動車メーカーで1905年に創業しました。乗用車ベースのバン、商用バン、中/大型トラック、軍用車、バスなどを製造し、大型車用ディーゼルエンジンを自社開発していました。1907年に最初のトラック、1909年に最初のバスが登場し、第1次大戦中はイギリス軍用の軍用車を生産しました。

 1920年代に財政状況が悪化し、1925年にハンバー(HUMBER)社に買収されました。そのハンバー社は1928年にヒルマン社を買収しますが、1931年にはルーツ グループの子会社となりました。ルーツ グループは1960年代にアメリカのクライスラーの子会社となり、1970年代にルーツ グループの商用車がダッジ ブランドに統一されたので、その際にコマーの名前が消えました。クライスラー ヨーロッパは1977年に倒産し、フランスのPSA グループに買収されました。

 

 コマーの小型商用車では1950年代のヒルマン ミンクスをベースにしたピックアップ/バンがありました。その後継車で1960年に登場した3/4t FC型は1983年まで長く生産されたので良く知られています。FC型はヒルマン ミンクスの4気筒1.5Lエンジンをキャブオーバー式で搭載したノーズのないスタイルが特徴で、1ボックスバン/ピックアップ/小型バスなどがありました。(実車画像→ コマー FC バン) エンジン追加や外観変更などで1965年にPA型、1967年にPB型に変わり、1974年にスペースバンと名前を変え、1976年にダッジ ブランドとなりました。それ以外のコマー商用車では1940年代のコマンド 2階建てバスや1950年代のレーシングカーのトランスポーター「エキュリー エコッス(ECURIE ECOSSE)」などがミニカーになっているので、有名なのでしょう。(実車画像→ エキュリー エコッス トランスポーター)

 

 

 ミニカーはコーギー製の当時物で1967年に発売されました。コマー PB バンを映画撮影用カメラバン「サミュエルソン フィルム サービス(映画用機器を扱う会社)」としてモデル化しています。ライト類を銀色で表現したビンテージミニカーですが、プロポーションは良く、当時としてはリアルな出来ばえのミニカーでした。映画撮影用の大型フィルムカメラとカメラマンのフィギュアが付いていて、カメラを載せた台はバンの前/後/屋根に取り付けることができます。カメラマンのフィギュアが実に良くできているのと、カメラのレンズにラインストーンが使われているのはコーギーらしいところです。コーギーは初期のコマー FC型も含めて救急車/ポリス/バン/ピックアップなど約10種類ほどをモデル化していて、エキュリー エコッスのトランスポーターもモデル化しています。これ以外のコマーのミニカーとしてはディンキーのビンテージ物、オックスフォードのPB バンやコマンド 2階建てバスなどがあります。 以下はフロント(運転席室内)/リアの拡大画像と後部ドアを開いた室内後部の画像です。室内にはカメラマンの工具箱が載っています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

COMMER PB MOBILE CAMERA VAN ’Samuelson Film Service’ 1
COMMER PB MOBILE CAMERA VAN ’Samuelson Film Service’ 2


 以下はカメラ台の取り付け位置を変えた画像とカメラマンのフィギュアの拡大画像です。カメラマンのフィギュアがよく出来ていますが、昔の映画撮影用の大型フィルムカメラもリアルで実によく出来ています。カメラマンが使う工具箱も付属していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
COMMER PB MOBILE CAMERA VAN ’Samuelson Film Service’ 3
COMMER PB MOBILE CAMERA VAN ’Samuelson Film Service’ 4

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FORD CORSAIR 2000E 1967 UK

FORD CORSAIR 2000E 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 169 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.49m 全幅約1.61m
エンジン 変速機: V型4気筒 2L 88HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでフォード コルセアのミニカー検索

 

フォード コルセア 2000E イギリス 1967

 

 前述したように失敗作となったフォード コンサル クラシックの後継車として、1963年にコルセアが登場しました。個性的なフロントのデザインは、フォード サンダーバード 1961年式のイメージをダブらせたものでした。サンダーバードは4灯式ヘッドライトですが、2灯式ヘッドライトにしたのはアメリカ車的なデザインで失敗したクラシックから学んだ教訓が生かされたようです。ボディ形式は2/4ドアセダンで、シャーシや主要な部品はコルチナと共有していましたので、当初はコルチナと同じ4気筒1.5L(58HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速130km/hの性能でした。

 

 1965年には新型のV型4気筒1.7L(66HP)エンジンが追加され、さらに1966年にはV型4気筒2L(82HP)エンジンも追加されました。1966年にコーチビルダー アボット製のエステート ワゴンが追加され、1967年にはビニールレザートップ仕様で豪華な内装を持つ上級グレードの2000Eが追加されました。コルセアはフォードの中型車として成功し1970年まで生産され、総生産台数は約31万台でした。コルセアは一代限りで、上級グレードは1970年に登場したコルチナ MK IIIが、それ以外は1968年に登場していたエスコートが引継ぎました。

 

 

 ミニカーは1967年に発売されたディンキー(英)製の当時物です。豪華仕様の2000Eをモデル化していますので、実車に即した黒いビニールレザートップ仕様となっています。プロポーションが良く特徴的なフロントの造形がうまく再現され、1960年代のミニカーとして良く出来ていました。ボンネットが開閉するギミック付きです。なおディンキーはこれより前に型番130でもコルセアをモデル化していて、これはそのバリエーション的なものです。このようなバリエーションが作られたということはコルセアに人気があったことの証拠でしょう。(実車と同時期に製作されている当時物ミニカーにはその時代の世相が反映されているのです) これ以外のコルセアの量産ミニカーはマッチボックスの当時物とカララマ(オックスフォード製も同じ)の1/43があります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD CORSAIR 2000E 1
FORD CORSAIR 2000E 2

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AUSTIN MINI COOPER S POLICE 1968 UK

AUSTIN MINI COOPER S POLICE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY 250 1/40 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.05m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 4気筒 1275cc 76HP 4段変速
性能: 最高速154km/h
データーベースでミニ ポリスのミニカー検索

 

オースチン ミニ クーパー S ポリス イギリス 1968

 

 イギリスでは1960年代に高速道路網の整備が進み、高速道路を巡回する警察車両が必要となりました。当初はジャガー E タイプサンビーム タイガーディムラー SP250などのスポーツカーが使われたそうです。それらの車は性能的には問題なかったのですが、警察業務に必要な機材を収納する点で問題がありました。そこで、1963年に登場した高性能で経済的な小型車であるミニ クーパー Sが1966年頃から正式に採用されました。(参照→実車画像)

 

 モンテ カルロ ラリーで3度優勝しているミニ クーパー Sの動力性能は、逃走車と高速道路でカーチェイスするのにも十分だったようです。ボディカラーは目立たないように、白一色だったそうです。(屋根に回転灯が付いているので、すぐわかりますが) 1971年には大型車のローバー V8などに代替されたとのことなので、ミニ クーパー S ポリスはそんなに多くは使われなかったようです。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)の当時物で、1968年頃に発売されました。型番183のモーリス ミニ マイナーをベースにしています。リアに'AUSTIN COOPER S'のロゴが表示され、実車と同じ青色回転灯とアンテナ(実車にはこんな形では付いていないようですが)が追加されています。ディンキーはミニ クラブマンのポリス仕様もモデル化しています。これ以外ではエリゴールやビテス、最近ではオックスフォード、京商(1/18)などがミニ クーパー ポリスをモデル化しています。またミニ バンのポリスはコーギーやブレキナの物があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と青色回転灯/アンテナの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMC MINI COOPER S POLICE 1
BMC MINI COOPER S POLICE 2

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HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 1968 UK

HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 302 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 61HP 4段変速
性能: 最高速135km/h
データーベースでヒルマンのミニカー検索

 

ヒルマン ハンター MK II ロンドン-シドニー ラリー イギリス 1968

 

 1966年にヒルマン ミンクスは新型に切り替わりました。ミンクスの上級車として1961年に設定されたスーパー ミンクスがハンターという名前になり、ハンターの廉価版はミンクスとして名前が残りました。(1970年からはハンターに統一された) ハンターは日産 ブルバード 510型のようなスタイルをしたごくオーソドックスな大衆車で、4気筒1.7L(61HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速135km/hの性能でした。この車は1968年に行われた長距離ラリー 「ロンドン-シドニー マラソン」で大方の予想を裏切って幸運な優勝を遂げました。ハンターの姉妹車としてシンガー ガゼル、ハンバー セプターがありました。

 

 ルーツ グループは1960年代にアメリカのクライスラーの子会社となり、同時期に子会社化されたシムカと合併して、クライスラー ヨーロッパとなりました。ルーツ グループの車は1970年に登場したアヴェンジャーが最後となり、1977年に生産中止となりました。(参照画像→ヒルマン アヴェンジャー) そのクライスラー ヨーロッパも1978年にPSAグループ(プジョー/シトロエン)に買収され、タルボ ブランドでアルパインオリゾンなどが登場しましたが、1980年代にそのタルボも消滅しました。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたコーギー製の当時物です。このミニカーは「ロンドン-シドニー マラソン」での優勝を記念して作られました。ストーンガード、補助灯、スぺタイヤなどが付いた実車のラリー仕様を忠実に再現してあり、コーギー最盛期のミニカーでしたので実に素晴らしい出来ばえです。コーギーお得意のカンガルーのフィギュアが付いているのも楽しいおまけです。さらにこのミニカーには当時コーギーが「GOLDEN JACKS」と称していたタイヤ交換ギミックまで付いています。(参照ページ→「GOLDEN JACKS」ギミックの紹介ページ) なおヒルマン ハンターにはこれ以外にミニカーはなく、ラリーの優勝が無ければモデル化はされなかったことでしょう。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 1
HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 2

 以下はタイヤ交換ギミックと屋根上の補助灯回転/工具箱開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 3
HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 4

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SCAMMELL HANDYMAN III SEMI-TRAILER 'FERREYMASTERS' 1968 UK

SCAMMELL HANDYMAN III SEMI-TRAILER 'FERREYMASTERS' 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 1147 1/48 236㎜ (キャブ単体 87㎜)

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約12m 全幅約2.5m
エンジン 変速機: 6気筒 11.1L ディーゼル 150HP 6段変速
性能: 最高速 不詳  
データーベースでスキャメルのミニカー検索

 

スキャメル ハンディマン III セミトレーラー ’フェリー マスター' イギリス 1968

 

 スキャメル(又はスカメル)はイギリスの商用車メーカーで、特殊な軍用トラクターや大型トラックを製造していました。1896年から車輪の製造を始め、1921年にSCAMMELL LORRIES社として創業し大型のトラクターの製造を始めました。従来の馬車による物資運搬を代替するメカニカル ホース(機械の⾺)と呼ばれる3輪トラクターを1934年に発売しました。3輪なので小回りが効くことが特長で、1.1L/2Lガソリンエンジンを搭載し接続するトレーラーの積載量は3t/6tでした。この車は1948年にはディーゼルエンジンが追加されて、角の丸くなったデザインのスカラブ(SCARAB)に変わりました。

 

 第2次大戦中は砲兵用トラクターや戦車運搬車などの軍⽤車の⽣産を行いました。戦後の1955年にレイランド グループの一員となり、軍用車やトラックの生産を行いました。戦前のスカラブは1967年にタウンスマン(TOWNSMAN)に変わりましたが、翌年には生産中止となりました。代表的な商用トラックでは、ボンネット式のハイウェイマンやキャブオーバー式のハンディマンなどがありました。レイランドのトラック部門は1987年にオランダのDAFと合併してレイランド DAFとなり、スキャメル ブランドは1988年に消滅しました。

 

 

 ミニカーはコーギー製の当時物で、ハンディマン IIIのセミトレーラ(FERREYMASTERSはイギリスの運送業者)をモデル化しています。出来ばえは当時のコーギーの標準的なもので、連結部の構造などは他のトラックと共通の手堅い作りとなっています。(プラスチック製の幌が経年変化で少し汚れています) ハンディマン IIIのキャブはグラスファイバー製でミケロッティがデザインしたということです。当時の同クラスのトラックに比べると前後長が短くスマートなのはその為なのでしょう。コーギーは同じキャブを使って、カートランスポーターやレッカー車もモデル化しています。以下このミニカーのギミックを簡易動画で紹介します。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします) まずはキャブ単体とトレーラーです。

SCAMMELL TRACTOR
CAMMELL TRAILER 1

 以下は連結部の構造と連結動作です。連結を外すにはトレーラー左下にあるレバーを手前に引いてロックを外します。
CAMMELL TRAILER 2
CAMMELL TRAILER 3
 スキャメルのミニカーの当時物ではコーギー、ディンキー、マッチボックスがあります。最近のものでは、コーギーの1/76やオックスフォードの1/76などがあり、特にメカニカル ホースやスカラブが多くモデル化されています。

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FORD ESCORT MK I 1968 UK

FORD ESCORT MK I 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 168 1/43 98mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.05m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 52HP 4段変速 3段自動変速
性能: 最高速137km/h
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フォード エスコート MK I イギリス 1968

 

 1968年にフォード アングリアの後継車のエスコートが登場しました。個性的なフロント グリルを持ち、フェンダーラインに少し抑揚のついたスポーティなスタイルでした。2ドアセダンと3ドアワゴン(バン)の構成で、標準仕様はヘッドライトが丸型でそれ以外は角型でした。オーソドックスな構造の後輪駆動車で、当初は4気筒1.1L(40HP)/1.3L(52HP)エンジンを搭載し、4段変速(3段AT)で最高速137km/hの性能でした。1967年にヨーロッパ フォードが設立されたので、1969年からエスコートの左ハンドルがドイツでも生産されました。

 

 1970年に4ドアが追加され、64HPにパワーアップした1300GT、ロータス製DOHC 4気筒1.6L(105HP)エンジンを搭載した高性能版のツインカムが設定されました。1970年にツインカムがコスワース製DOHC 4気筒1.6L(120HP)エンジンを搭載するRS1600に変わり、コルチナ用の1.6L(86HP)エンジンを搭載したメキシコが追加されました。1972年にSOHC 4気筒2L(100HP)エンジンを搭載するRS2000(ドイツ向け)が追加されました。それらの高性能版はラリーで大活躍し、エスコートのスポーツイメージを高めました。1974年までイギリス/ドイツ合わせて約200万台が生産され大ヒットしました。1975年にエスコート 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1968年に発売されたディンキー(英)製です。角型ヘッドライトの上級仕様車をモデル化しています。ディンキー(英)の少し厳つい作風のせいで、曲面的な実車のイメージから少し外れた出来ばえになっています。ただしこれは現代のスケールモデル的な観点からの評価で、作風がミニカーメーカーの個性であった時代のミニカーとしては良く出来ていました。(最近の中国製ミニカーはどれも同じ出来ばえで、個性というものはないですが) ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付きです。これ以外の当時物ミニカーとしてはメーベトイ、シュコーの1/66などがありました。当時物以外ではラリー仕様車が多いですが、トロフュー、バンガーズ、ミニチャンプスの1/43と1/18、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD ESCORT MK I 1
FORD ESCORT MK I 2

 以下は室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD ESCORT MK I 3

 以下は1995年に発売されたトロフュー製のフォード エスコート MK I RS2000 1973 (1/43 型番511)の画像です。高性能版のRS2000をモデル化しています。トロフューは主にラリー仕様車をモデル化していますが、そのベースとしてのストリート仕様もモデル化しています。RS2000は丸形ヘッドライトなのですが、このフロントグリル周りの造形はリアルに出来ています。またホイール、エッチング材のワイパー、小さなドアミラー、ナンバープレートなど細部もリアルです。(実車画像→フォード エスコート MK I RS2000) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD ESCORT MK I RS2000 1
FORD ESCORT MK I RS2000 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD ESCORT MK I RS2000 3
FORD ESCORT MK I RS2000 4

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