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ホンダ CR-X デルソル SiR 日本 1992年
1992年にホンダ CR-X 3代目のCR-X デルソルが登場しました。先代は4人乗りのハッチバック クーペでしたが、3代目は「トランストップ」と称するトランク内にルーフを電動で格納する機能を持つ2人乗りのオープンカーとなりました。(電動格納ではない手動仕様もありました) サブネームのデルソル(Del Sol)とはスペイン語で太陽の意味で、太陽の光を浴びるオープンカー機能を意味しているようです。SOHC 4気筒1.5L(130HP)/DOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、1.6Lエンジン搭載のSiRは5段変速で最高速210km/h(輸出仕様)の性能でした。(実車動画→ CR-X 電動格納式ルーフの動作)
1995年のマイナーチェンジで、フロントの小さな丸い補助灯が廃止され、SOHC 1.5Lエンジンが1.6Lに拡大されました。先代はバブル景気である程度売れましたが、バブルがはじけた1990年代後半にはこの類の2人乗りオープンカーの市場は小さくなりました。同じようなジャンルにはマツダ ロードスターという手ごわいライバルがいたこともあり、CR-X デルソルの国内販売は芳しくなく、1997年に生産中止となりCR-Xの名前も消えました。(北米仕様のCR-Xも自社のシビック クーペと競合したようです)
ミニカーは2012年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。プロポーションが良く実車のイメージがうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。室内も無彩色ながらそこそこ良く再現されています。同じ型の色違いがFIRST43ブランドでも販売されていて、イクソの別ブランドのトリプル9では室内の仕上げレベルを少し向上させた物が販売されました。イクソ以外のCR-X デルソルのミニカーはミニチャンプスの輸出仕様、ネオ(レジン製)の輸出仕様、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ シビック フェリオ SIR (EG型) 日本 1992年
シビック 5代目(EG型)通称「スポーツシビック」が1991年に登場しました。デザインは先代のスタイルを継承し、ホイールベースを延長して長くなった全長とより低い車高でスタイリッシュに発展していました。3ドアハッチバックと4ドアセダンがあり、4ドアセダンはシビック フェリオと名付けられました。フェリオにはスタンバイ式4WD仕様がありました。4気筒1.3L/1.5L/1.6L(125HP)エンジンを搭載し、高性能版のSiRには可変バルブタイミング機構のV-TECを採用したDOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンが搭載されました。新開発されたVTEC-E(リーンバーン)を採用した低燃費1.5Lエンジンもありました。
サスペンションは先代と同じ4輪ダブルウィッシュボーンを改良したもので、通称の「スポーツシビック」どおりの優れた操縦性を実現していました。スタイリッシュな外観と高性能エンジンでスポーティな車として人気がありました。シビックとしては2度目となる1991年日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。北米向け専用ボディであった2ドアクーペのシビック クーペが1992年に国内でも販売されました。(実車画像→ホンダ シビック クーペ 1992) 1995年にシビック 6代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。シビック フェリオの輸出仕様をモデル化しています。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。灯火類やエッティング材を使ったワイパー、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ています。シビック 5代目の当時物ミニカーはハセガワのドラゴンモデル 1/43がありました。(この当時物については2019/11/20に掲示板から情報をいただきました) 当時物以外ではトミカ リミッテドの3ドア SiR、ハイストーリー(レジン製)の3ドア SiR、国産名車コレクションのフェリオ、MARK43のSiR、トリプル 9(レジン製)の3ドア 1/18、ホビージャパンの1/64、イグニション モデル(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル ヴィヴィオ RX-R 日本 1992年
1992年にスバル レックスの後継車としてヴィヴィオが登場しました。先代の直線的なボディが全体的に丸みを帯びたデザインに変わりました。ボディ形式は3/5ドアハッチバックと3ドア商用バンで乗用車と商用車は車体後部形状が変えてありました。また「ドライバーズ ミニ」という運転席の居住性を重視するコンセプトから、助手席は小さめで左に寄せてありました。1993年に富士重工40周年記念車としてタルガトップで電動格納式リアウィンドウーを操作することでオープンカーとなる3000台限定のT-Topが発売されました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ T-Top 1995)
エンジンは4気筒660㏄(42-52HP)とそのDOHC版スーパーチャージャー仕様(64HP)などがあり、変速機は5段MT/3段AT/無段CVTがありました。またパートタイム式4WDとビスカスカップリングによるフルタイム4WDが設定され、軽自動車ながら駆動系は多彩でした。4輪独立懸架サスペンションで操縦性にも優れ、フルタイム4WDのRX-Rのラリー仕様車が1993年サファリ ラリーでクラス優勝するなど活躍しました。派生車として1960年代の欧州車をイメージしたレトロな外観のビストロが1995年に登場しました。ヴィヴィオはスバルらしい個性的な軽自動車で1998年まで生産され、後継車のプレオにモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995) (実車画像→ スバル プレオ 1998)
ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。DOHCエンジンを搭載した高性能版のRX-Rをモデル化していますので、ボンエットにエアインテークが付いています。メーカーはイクソで、イクソはこれと同じ型を流用してシートを彩色するなど内装の仕上げレベルを上げたRX-Rを型番MOC158で2014年に発売しています。フロント周りの造形など実車のイメージが良く再現されていて、かなり良く出来ています。これ以外のヴィヴィオのミニカーは、イクソのラリー仕様車など6種類、CM'Sのラリー仕様車、Mテックのビストロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ エスクード ハードトップ 日本 1992年
1988年に小型SUV車のスズキ エスクード 初代が登場しました。ラダーフレームのシャーシに副変速機付パートタイム式4WDを採用する本格的な4輪駆動車ながら、乗用車的内装を持ち街乗り用途にも使えるといったSUV車の先駆けとなった車でした。後に同じようなコンセプトのトヨタ RAV4やホンダ CR-Vが登場しました。当初は3ドアのハードトップとコンバーチブルのボディ構成で、1990年にホイールベースを伸ばした5ドアワゴンのエスクード ノマドが追加されました。(ノマドという名前は1996年に外れ、単に5ドアとなりました)
当初のエンジンは4気筒1.6L(82HP)でしたが、1994年のマイナーチェンジでスズキ初のDOHC V型6気筒2Lエンジンと4気筒2Lディーゼルターボエンジン(マツダ製)が追加され、スズキの国内最上級車となりました。1995年にカプチーノのSUV仕様的な派生車 X-90が登場しました。(北米輸出がメインだったようです 実車画像→スズキ X-90 1995) 1996年に4気筒2LエンジンとV型6気筒2.5Lエンジンが追加され、2.5Lエンジン搭載車はスズキ初の3ナンバー車となりました。国内ではマツダにプロシード レバンテとしてOEM供給され、北米ではサイドキック(SIDEKICK)や提携していたGMのジオ トラッカー(GEO TRACKER)として、欧州ではビターラ(VITARA)/グランド ビターラ(GRAND VITARA)の名前で販売され、世界的に高く評価されました。1997年に2代目、2005年に3代目、2015年に4代目とモデルチェンジしています。(実車画像→スズキ エスクード 2000)
ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製で、メーカーはイクソです。ブリスターフェンダーを持つ角ばったボディやフロント周りの造形がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部もリアルに再現されていて、この名車コレクション シリーズのなかでもかなり良い出来ばえとなっています。イクソはこれの型を流用してプレミアムX ブランドでハードトップとコンバーチブルを数種類ほど発売しています。エスクード 初代のミニカーはイタリアのBブラーゴの当時物のビターラ、ハイストーリー(レジン製)、ネオ(レジン製)のビターラ カブリオレ、DORLOPのビターラ 1/18などがあります。(海外での評価が高いのを反映してます) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ ハイエース バン (H100) 日本 1993年
1967年に登場したトヨタの商用車ハイエース 初代(H10)の概要はハイエース 初代に記載しました。1977年にハイエース 2代目(H20/30/40)が登場しました。フロントグリルがなくなりヘッドライトが2灯式に変わりました。ワゴン、商用バン、トラック、コミューター(マイクロバス)、救急車仕様がありました。エンジンは4気筒1.6L/1.8L/2L(100HP)があり、1979年に4気筒2.2Lディーゼルが追加されました。1981年のマイナーチェンジで前後バンパーが大型化され角型2灯式ヘッドライトが採用されました。 (実車画像→ トヨタ ハイエース 1977)
1982年にハイエース 3代目(H50/60/70系) ワゴン、バン、コミューターが登場しました。トラックは先代がマイナーチェンジで継続生産され、1985年にモデルチェンジしてトヨエース/ダイナ(Y50/60)とボディを共有する姉妹車となりました。ワゴンは乗用車として使われるようになったので居住性が向上しました。エンジンは4気筒2Lガソリンと4気筒2.2Lディーゼルがありました。1985年のマイナーチェンジで中期型となりワゴンは角型4灯式ヘッドライトでフロントの意匠が変わりました。1987年のマイナーチェンジで後期型となりワゴンは異形角型2灯式ヘッドライトに変わり、全モデルに4WD仕様が設定されました。商用バンにもワゴン中期型と同じヘッドライトを持つ上級グレードが設定されました。 (実車画像→ トヨタ ハイエース 1982)
ハイエース 4代目(H100系)が1989年に登場しました。異形角型2灯式ヘッドライトを採用した外観デザインは商用バンではなく高級ワンボックスカーらしくなりました。全モデルが乗用車と同じフロアシフトとなり、内装も豪華になりました。エンジンは4気筒2L/2.4Lガソリンと4気筒2.8Lディーゼルターボがありました。1992年にハイエースをベースにした高規格救急車のトヨタ ハイメディックが設定されました。1993年のマイナーチェンジで中期型となり前後の意匠が変更され、4WD方式がパートタイム式からフルタイム式に変更されました。1996年と1998年のマイナーチェンジでもフロントグリルなど意匠が変更されました。2004年に5代目 ハイエースにモデルチェンジしました。
ミニカーは1997年に発売されたMテック製の当時物です。1993年のマイナーチェンジ後の中期型ワゴン ロング仕様をモデル化しています。Mテックの型番MSから始まるMSシリーズはやや玩具的なものですが、当時の国産車を多くモデル化していました。このハイエースはプロポーションが良く当時のミニカーとしては結構よく出来ていました。ただしヘッドライトが黒色になっていることに違和感があります。(どうしてこのような処理をしたのか不明でしたが 掲示板に頂いた情報で判明 → 2020-08年追記 掲示板から情報を頂き初期のヘッドライトやウィンドーは通常の透明プラスチック製だったことが分かりました。その後ウィンドーがスモーク仕様に変更されたので、同じ材質であるヘッドライトも黒くなったようです) 左側スライドドアとテールゲートが開閉するギミック付きです。Mテックはバリエーションでマイクロバスもモデル化していました。これ以外のハイエース 4代目のミニカーはトミカ リミッテドの初期型/後期型 1/64、アオシマ DISMの後期型 1/24がありました。ハイエース ハイエース 2/3代目のミニカーはダイヤペットのキャンピングカー/救急車/パトカーなどがありました。 以下はフロントの拡大画像とリア/テールゲート開閉/スライドドア開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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