ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CROWN (S180) 2004 JAPAN

TOYOTA CROWN (S180)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN (S180)


J-COLLECTION JC31001BL 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.84m 全幅約1.78m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 256HP 6段変速/5段自動変速
性能: 最高速180km/h   データーベースでトヨタ クラウン S180型のミニカー検索

トヨタ クラウン (S180) 日本 2004年

 

 2003年にトヨタ クラウン 12代目(S180)/クラウン マジェスタ 4代目(S180)が登場しました。クラウン (S180)はゼロ クラウン(ZERO CROWN)と呼ばれました。ゼロ クラウンとは1980年代の「いつかはクラウン」というキャッチフレーズで高級車のゴールとされていたクラウンがスタート位置(ゼロ)に戻り、新しく生まれ変わったという意味でした。クラウン 12代目はこの名前に相応しい改革が行われました。まず従来の直列6気筒エンジンがDOHC V型6気筒2L/2.2L/3L(256HP)エンジンに変更されました。(先代のマジェスタにはV型8気筒4Lエンジンが搭載されていました)

 

 プラットフォームも刷新され、レクサスやマーク Xと共通化することで性能/コストパフォーマンスが向上しました。ボディは従来の保守的な顔つきのセダンスタイルからスタイリッシュな顔つきのデザインとなりました。上級車のマジェスタも同じようなデザインながら先代同様に縦型リアライトでクラウンと差別化していました。マジェスタも直列6気筒エンジンがなくなり、V型6気筒4.3L(280HP)エンジンだけになりました。先進機器として携帯電話網を使ったG-BOOKと呼ばれる情報ネットワークサービスが搭載されました。2005年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更されました。2008年にクラウン 13代目(S200)/クラウン マジェスタ 5代目(S200)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売された京商 Jコレクション製の当時物です。最上級グレードのロイヤルサルーンをモデル化しています。プロポーションが良く、スタイリッシュになったゼロ クラウンの雰囲気がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部もリアルに仕上げてあり、比較的安価(当時の定価2100円)ながら当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。京商 Jコレクションはアスリートとマジェスタも含めて約20種類をモデル化しています。これ以外のクラウン 12代目のミニカーはトミカ、トミカ リミテッド、トミーテックの1/80と1/150、Mテック カプセルの1/72、イグニションモデル(レジン製)のアスリートとポリス 1/43と1/18、RAI'Sのパトカーなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CROWN (S180) 1
TOYOTA CROWN (S180) 2

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TOYOTA PRIUS 2004 JAPAN

TOYOTA PRIUS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA PRIUS


MINICHAMPS 400166300 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.73m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.5L 78HP + 電動モータ 50KW(68HP)  電気式無段変速機 (プラネタリーギヤ)
性能: 最高速179km/h   データーベースでトヨタ プリウスのミニカー検索

トヨタ プリウス 日本 2004年

 

 2003年にトヨタ プリウス 2代目が登場しました。ボディは大きくなって3ナンバー規格となりました。デザイン的にはボディ中央部分が高くそこから裾を引いた冨士山のようなサイドビューを持つスマートな5ドアハッチバックになりました。(このデザインは空力特性の向上も狙ったものです) ハイブリッドシステムはエンジン最高回転数を上げ、モーター駆動電圧を昇圧して出力をパワーアップしたTHS-II(Toyota Hybrid System II)にアップグレードされ、燃費は35.5km/Lに向上しました。輸出仕様車が2005年のEU カー オブ ザ イヤーを受賞しました。

 

 モーターだけで走行する「EVモード」、後方カメラを使って駐車時のハンドル操作を自動化する「インテリジェント パーキングアシスト」(世界初)、エンジン停止中も作動する電動コンプレッサ式エアコン、キーを使わずエンジンが始動するキーレスエントリーなどの新技術もてんこもりでした。燃費の良さが世の中に知れ渡り、スマートな外観で豪華になった2代目プリウスは大ヒットしました。2005/2007年のマイナーチェンジで装備や走行性能を向上させ、2009年に3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。輸出仕様(左ハンドル)のプリウスをモデル化していています。2005年にEU カー オブ ザ イヤーを受賞したことでモデル化されたのでしょう。プロポーションが良くミニチャンプスらしい細部をリアルに再現した良い出来ばえです。室内も良く再現されています。これ以外のプリウス 2代目のミニカーは京商のJコレクション、その京商をベースにしたRAI'Sのポリス、エブロ、TINY、トミカ、トミーテックの1/150などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA PRIUS 1
TOYOTA PRIUS 2

 以下は2009年に発売された京商 Jコレクション製のプリウス 2003年 (1/43 型番K03781S)の画像です。全体的にミニチャンプスとほとんど同じような良い出来ばえで、室内も良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA PRIUS 3
TOYOTA PRIUS 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA PRIUS 5
TOYOTA PRIUS 6

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TOYOTA HIACE WAGON (H200) 2005 JAPAN

TOYOTA HIACE WAGON (H200)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA HIACE WAGON (H200)


J-COLLECTION JC35003WH 1/43 111mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.83m(ワゴン) 全幅約1.88m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.7L 151HP 5段変速(バン)、4/6段自動変速 FR/4WD
性能: 最高速 不明  データーベースでトヨタ ハイエースのミニカー検索

トヨタ ハイエース ワゴン (H200) 日本 2005年

 

 2004年にトヨタ ハイエース 5代目(H200系)が登場しました。商用バン、ワゴン、コミューター(マイクロバス)がありました。先代に設定されていた標準ボディがなくなり、ロング(全長4.69m/4.84m)とスーパーロング(同5.38m)となり、全長4.7m以下の商用バンは小型車規格でしたが、それ以外は小型車枠から外れる全幅1880mmに大幅に大型化し居住性が向上しました。(ただし取り回しなどやや使いずらくなった) 4気筒2L/2.7L(160HP)と4気筒3L(144HP)ディーゼルターボエンジンを搭載する後輪駆動車で、フルタイム4WDもありました。外観は商用バンにもホイールキャップ付きホイールを採用するなど乗用車志向のデザインでした。

 

 2006年にロング/ハイルーフボディの高規格救急車が設定されました。2007年のマイナーチェンジでII型となり、フロントグリル/バンパーの意匠が変更され、3Lディーゼルターボエンジンが新型となりました。2010年のマイナーチェンジでIII型となり、フロントグリル/バンパー/ヘッドライトの意匠が変更されました。2013年のマイナーチェンジでIV型となり、フロントグリル/バンパー/ヘッドライトの意匠が変更されました。2019年に海外向けとしてハイエース 6代目(H300系)が登場しましたが、全長がひとまわり大きくなったので国内では5代目が継続販売されています。(実車画像→ トヨタ ハイエース 6代目) 

 

 

 ミニカーは2007年に発売された京商 Jコレクション製です。ハイエース 5代目初期型のワゴンをモデル化しています。プロポーションが良く実車がうまく再現されていて、かなり良い出来ばえです。ドアミラーなどのアウターミラーや室内インパネなどの細部も良く再現されています。(ドアミラーはやや大きすぎますが) 京商は1/43でマイナーチェンジ後のIII型やIV型、1/18と1/64でIV型など50種類ほどをモデル化しています。これ以外のハイエース 5代目のミニカーはRAI'Sのポリス仕様、カーネル(CARNEL)の 高規格救急車、TINYの1/64などたくさんありハイエース 5代目は人気があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA HIACE WAGON 1
TOYOTA HIACE WAGON 2

 以下は2011年に発売された国産名車コレクション製のトヨタ ハイエース バン 2005 (1/43 No.154)の画像です。上記の京商 Jコレクション製を流用した物ですから、基本的には同じ物の色違いとなりますが、内装などの仕上げが簡略化されています。ただし定価1790円と廉価ですから、出来ばえを考えるとお買い得です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA HIACE WAGON 3
TOYOTA HIACE WAGON 4

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TOYOTA YARIS D-4D (VITZ) 2005 JAPAN

TOYOTA YARIS D-4D (VITZ)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA YARIS D-4D (VITZ)


MINICHAMPS 400166500 1/43 87㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.75m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.4L ディーゼル ターボ 90HP 5段変速/CVT
性能: 最高速175km/h  データーベースでトヨタ ヴィッツ(ヤリス)のミニカー検索

トヨタ ヤリス D-4D (ヴィッツ)  日本 2005年

 

 2005年にトヨタ ヴィッツ 2代目が登場しました。同時にヴィッツの欧州仕様のヤリスも2代目となりました。プラットフォームが新しくなりホイールベースが延長され、先代よりサイズが大きくなり室内は広くなりました。外観は基本スタイルは変更されず、グリルなどの意匠が変わり、国内仕様は5ドアのみ国外仕様には3ドアもありました。エンジンはダイハツ製のDOHC 3気筒1L/4気筒1.3Lと自社製のDOHC 4気筒1.3L(4WD用)/1.5Lがあり、欧州向けにはDOHC 4気筒1.8Lや4気筒1.4Lディーゼルもありました。変速機はトルコン付CVTがメインで、4WDはトルコン付4段AT、1.5Lエンジン搭載の高性能版RSには5段MTがありました。

 

 ボディ剛性やサスペンション/ブレーキが改良されて、衝突安全性/走行安定性/乗り心地が向上しました。2007年のマイナーチェンジでRS以外のフロント/リアの意匠が変更され、2008年にはRSのバンパーの意匠が変更されました。派生車としてヴィッツ 2代目のホイールベースを延長した4ドアセダンのベルタ(先代のプラッツの後継車)と、トールワゴンのラクティスがありました。ヴィッツ 2代目は2005年にはライバルのホンダ フィットを販売台数で上回るなど大ヒットしました。2010年にヴィッツ 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ ベルタ 2005) (実車画像→ トヨタ ラクティス 2005) (実車画像→ トヨタ ヴィッツ 2010)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたミニチャンプス製です。フロントフェンダーに「D-4D」とモデル名が表示されているので、ヨーロッパ仕様のヤリス D-4D(1.4Lディーゼルエンジン搭載)をモデル化しています。欧州仕様なので左ハンドルですが、外観的には国内仕様とほとんど同じです。ミニチャンプスらしいそつのない造形でよく出来ています。灯火類や室内などの細部もリアルに出来ています。ミニチャンプスは同じ型の色違いで欧州トヨタ特注品もありました。 これ以外のヴィッツ 2代目のミニカーはトミカの1/58、Mテックカプセルの1/72、トミーテックの1/150などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。

TOYOTA YARIS D-4D (VITZ) 1
TOYOTA YARIS D-4D (VITZ) 2

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TOYOTA AYGO (AB10) 2005 JAPAN

TOYOTA AYGO (AB10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA AYGO (AB10)


MINICHAMPS 400166400 1/43 80㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 3気筒 998cc 68HP 5段変速
性能: 最高速169m/h  データーベースでトヨタ アイゴのミニカー検索

トヨタ アイゴ (AB10) 日本 2005年

 

 トヨタはヨーロッパ市場へのさらなる進出を図り、小型車アイゴを2005年に登場させました。コスト低減の為にPSA(プジョー シトロエン グループ)と共同で開発することとなり、合弁会社であるTPCA(トヨタ プジョー シトロエン オートモービル)が設立されトヨタ主導で開発が行われたそうです。その為トヨタ アイゴはシトロエン C1、プジョー 107とはプラットフォームを共有する兄弟車でした。トヨタのヨーロッパ市場向けの小型車としてはヤリスがありましたが、アイゴはヤリスよりも小さい車で、トヨタ流の軽量化とコストダウンがされていました。

 

 ボディは3/5ドアハッチバックで、デザイン的にはヤリスを小さくして小粋なプジョー流に仕立てたようなスタイルでした。エンジンはDOHC 3気筒998㏄(68HP)と4気筒1.4L(55HP)ターボディーゼルがあり、5段変速で最高速169km/h(68HP)の性能でした。2009年と2012年のマイナーチェンジで、フロントバンパーの意匠変更が行われました。2012年にはディーゼルエンジンが廃止されました。2014年にアイゴ 2代目、2022年にアイゴ 3代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約72万台でした。(実車画像→ トヨタ アイゴ 2014) (実車画像→ トヨタ アイゴ 2022)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスらしいそつのない良い出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されています。プジョー 107などの兄弟車と共通の個性的な2眼メーターも良く再現されています。アイゴのミニカーはこれしかないようで、ミニチャンプスが独占しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA AYGO 1
TOYOTA AYGO 2

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