ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA TYPE AA 1936 JAPAN

TOYOTA TYPE AA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TYPE AA


KYOSHO K03084 1/43 113mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 3389㏄ 65HP 3段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでトヨタ AA型/SA型のミニカー検索

トヨタ AA型 日本 1936年

 

 1930年代の日本では道路は舗装されておらず、自動車もあまり普及していないなど、自動車産業は欧米に比べて遅れをとっていました。当時の自動車の主たるユーザーはタクシー業者で、使用されていた自動車は日本でノックダウン生産をしていたアメリカのフォードやシボレーがほとんどでした。(当時は日本フォードと日本GMが日本市場を独占していました) 欧米の自動車産業の現状を知った豊田自動織機製作所の豊田喜一郎氏は社内に自動車製作部門(1937年にトヨタ自動車工業として独立した)を新設し、自動車製造に乗り出しました。

 

 自動車製作部門は、当時の米国車を参考にして1935年に試作車A1型を完成させました。これを改良して1936年に発売を開始したのがトヨダ AA型でした。当初の車名はトヨタではなくトヨダでしたが、1937年にトヨタ自動車工業が創立されたことでトヨタに変わりました。トヨタ AA型は6気筒3.4L(65HP)エンジンを搭載する5人乗りセダンで、3段変速で約100km/hの性能でした。ボディは当時最先端の流線型ボディといわれたクライスラー エアフローを真似た斬新なデザインになっていました。戦時中の1943年まで生産され、総生産台数は約1400台でした。

 

 

 ミニカーは1999年に発売された京商製ですが、このボディカラーが黒の物は愛知県のトヨタ自動車博物館にてTAM (TOYOTA AUTOMOBILE MUSEUM)ブランドで発売された特注品です。トヨタ自動車博物館に現存する実車を忠実に再現してあり、かなり良い出来ばえです。特にフロントグリル上に付いたマスコット(豊田の文字がデザインされている)や室内の造形などが良く出来ています。これ以外のトヨタ AA型のミニカーは京商の通常品、トミカ、トミカ リミッテド、ダイヤペットの10周年記念品などがあります。 以下はフロント/マスコット拡大画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA TYPE AA 1
TOYOTA TYPE AA 2

 以下は1975年に発売されたダイヤペット製のトヨタ AA型 1936 (1/50 型番G41)の画像です。ダイヤペットの10周年記念品として発売された物で、ダイキャスト製でブロンズ仕上げとなっています。ボディ全体を一体化してブロンズ仕上げとしていますので普通のミニカーとは違いますが、それでもプロポーションはまずまずで、AA型のミニカーとしての出来は悪くはないです。タイヤは回転しますし室内は内装が付いていますので、ブロンズ仕上げの置物という物ではありません。これ以外のダイヤペット10周年記念品としてはダットサン DX セダン 1935 (1/35 型番G42)、三菱 A型 1917 (1/45 型番G43)、ダットサン 11型 1932 (1/40 型番G45)がありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TYPE AA 3
TOYOTA TYPE AA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TYPE AA 5
TOYOTA TYPE AA 6

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