ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

HONDA CIVIC FERIO SIR (EG) 1992 JAPAN

HONDA CIVIC FERIO SIR (EG)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC FERIO SIR (EG)


IXO MOC177 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 170HP 5段変速/4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速215km/h (輸出仕様)  データーベースでシビック 1999年以前のミニカー検索

ホンダ シビック フェリオ SIR (EG型) 日本 1992年

 

 ホンダ シビック 5代目(EG型)通称「スポーツ シビック」が1991年に登場しました。デザインは先代のスタイルを継承し、ホイールベースを延長して長くなった全長とより低い車高でスタイリッシュに発展していました。3ドアハッチバックと4ドアセダンがあり、4ドアセダンはシビック フェリオと名付けられました。フェリオにはスタンバイ式4WD仕様がありました。4気筒1.3L/1.5L/1.6L(125HP)エンジンを搭載し、高性能版のSiRには可変バルブタイミング機構のV-TECを採用したDOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンが搭載されました。新開発されたVTEC-E(リーンバーン)を採用した低燃費1.5Lエンジンもありました。

 

 サスペンションは先代と同じ4輪ダブルウィッシュボーンを改良したもので、通称の「スポーツシビック」どおりの優れた操縦性を実現していました。スタイリッシュな外観と高性能エンジンでスポーティな車として人気がありました。シビックとしては2度目となる1991年日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。北米向け専用ボディであった2ドアクーペのシビック クーペが1992年に国内でも販売されました。(実車画像→ ホンダ シビック クーペ 1992) 1995年にシビック 6代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。シビック フェリオの輸出仕様をモデル化しています。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。灯火類やエッティング材を使ったワイパー、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ていました。シビック 5代目の当時物ミニカーはハセガワのドラゴンモデル 1/43がありました。(この当時物については2019/11/20に掲示板から情報をいただきました) 当時物以外ではトミカ リミッテドの3ドア SiR、ハイストーリー(レジン製)の3ドア SiR、国産名車コレクションのフェリオ、MARK43のSiR、トリプル 9(レジン製)の3ドア 1/18、ホビージャパンの1/64、イグニション モデル(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC SIR (EG) 1
HONDA CIVIC SIR (EG) 2

 以下は2017年に発売された国産名車コレクション製のシビック フィエロ (EG9) SiR 1991 (1/43 No.296)の画像です。メーカーはイクソで上記の型を流用しているようですが、内装は右ハンドル化されてホイールが変更され、リアスポイラーとボディサイドのVTECのロゴが追加されています。安価な雑誌付きミニカーなので、全体的な仕上げレベルは上記より少し簡素化されていますが、インパネのメーター印刷処理は省略されていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC SIR (EG) 3
HONDA CIVIC SIR (EG) 4

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HONDA ACCORD INSPIRE (CB5) AG-i SPECIAL EDITION  1993 JAPAN

HONDA ACCORD INSPIRE (CB5) AG-i SPECIAL EDITION
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD INSPIRE (CB5) AG-i SPECIAL EDITION


MARK43 PM43113SGR 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 5気筒 2.5L 190HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速200km/h? (輸出仕様)  データーベースでホンダ アコード/インスパイア/ビガーのミニカー検索

ホンダ アコード インスパイア (CB5) AG-i スペシャル エディション 日本 1993年

 

  1989年にアコード 4代目が登場しました。先代のデザインが踏襲されましたが、ボディが大きくなり居住性が向上しました。先代まで設定されていた3ドアがなくなり、国内仕様は4ドアセダンだけとなりました。なお後にアメリカで開発/製造されたクーペとワゴンの左ハンドル仕様が国内でも発売されました。新開発された4気筒1.8L/2L/2.2L(140HP)エンジンを搭載し、5段変速/4段自動変速で最高速 180㎞/hの性能でした。提携関係にあったイギリス ローバーグループと共同開発した欧州専用のアコード 4ドアセダンが ローバー 600として発売されました。(実車画像→ ホンダ アコード 1989ローバー 600 1993)

 

 1989年にアコードとレジェンドの間を埋める上級車として、アコード インスパイアが追加されました。アコードという名前が付いていましたが、アコードとは外観が異なり専用設計の5気筒2L/2.5L(190HP)エンジンを縦置き搭載していました。またアコード 2/3代目では姉妹車であったビガーも、1989年に登場したビガー 3代目ではインスパイアの姉妹車となりました。1992年にボディを3ナンバー規格に拡大したインスパイアが追加されました。

 1993年にアコード 5代目が登場しました。ボディが大きくなり全モデルが3ナンバー規格となりました。エンジンは全て電子制御(PGM-F1)となり、2.2LはVTECが採用され性能が向上しました。アコード 5代目はシビック (EG型)の後継として1996年から1997年 までJTCCとイギリスのBTCCに参戦し、1997年には無限ホンダがチームタイトルを獲得しています。またアコード 5代目のプラットフォームはミニバン オデッセイのベースとなりました。上級車のアコード インアスパイアは1995年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ アコード 1996ホンダ インスパイア 1995)

 

 

 1997年にアコード 6代目が登場しました。この代 から販売先ニーズに応じた車両サイズで生産する方針となり、日本仕様のセダン は5ナンバー規格が採用されました。 (ただしワゴンは3 ナンバー規格) 姉妹車として外観を変更したトルネオが設定されました。エンジンは4気筒1.8L/2L(SOHC/DOHC)で、全モデルがVTECを採用していましたが、ワゴ ンにはオデッセイと同じ2.3Lが搭載されました。変速機は5速MTと4速ATで、アコードとしては初の四輪駆動仕様が設定されました。先進装備としてVSAと呼ばれる車両挙動安定化システムが装備されました。2002年にアコード 7代目にモデルチェンジしました。

 アコード 4代目のミニカーは2023年現在でもありませんが、2011年にハイストーリー(レジン製)、2019年にMARK43(レジン製)がアコード インスパイア 初代をモデル化しています。アコード 5代目のミニカーはJOHNNY LIGHTNINGの1/64とエブロのレース仕様がありました。アコード 6代目のミニカーはハイストーリー(レジン製)のセダンとワゴン、MARK43(レジン製)のワゴンなどがあります。 画像のミニカーは2019年に発売されたMARK43製で、アコード インスパイア 初代をモデル化しています。MARK43はホビージャパンのブランドで、1/43サイズのレジン製ミニカーを販売しています。画像はWEB SHOPから借用しました。画像を見た限りでは、最近のレジン製ミニカーとして良く出来ていると思います。

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HONDA ODYSSEY 1994 JAPAN

HONDA ODYSSEY
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ODYSSEY


DIAPET RV07 1/40 123mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.77m エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 145HP 4段自動変速
性能: 最高速183m/h  データーベースでホンダ オデッセイのミニカー検索

ホンダ オデッセイ 日本 1994年

 

 1994年にホンダ初のミニバンとしてオデッセイが登場しました。当時のホンダはイスズ自動?からビッグホーンのOEM供給を受けてホライゾンをRVとして販売していましたが、自社開発のRVがなく業績が低迷していました。 (実車画像→ ホンダ ホライゾン 1994) その状況で開発されたのがオデッセイで、開発費低減の為アコード(1993 5代目)のプラットフォームを流用して開発されました。その為当時の3列シート ワンボックス車では定番であったスライドドアではなく通常のドアを持つ車高の低い乗用車的なスタイルのミニバンとなりました。オデッセイはこの乗用車的な感覚(操縦性など)で使えるミニバン ブームの流れを先導する車となりました。

 

 ボディはアコードをベースにした1.5ボックスで、3列シートの6-7人乗りでした。エンジンを横置き搭載する前輪駆動/4輪駆動車で、サスペンションはアコードと同じ4輪ダブルウィッシュボーンの独立懸架でした。当初のエンジンは4気筒2.2Lで、1997年のマイナーチェンジで4気筒2.3L(150HP)に変更されV型6気筒3L(200HP)が追加されました。4段自動変速で最高速195m/h(3L 輸出仕様)の性能でした。1995年には3ナンバー乗用車の国内販売台数でトップとなる大ヒットとなり、ホンダの業績を大幅に回復させました。1999年にオデッセイ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ オデッセイ 1999)

 

 

 ミニカーは1996年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペット(ヨネザワ玩具)はセガ トイスの傘下になっていました。これは当時のRV車をモデル化したRVシリーズ(全16車種)の1台で、ダイヤペットの協力工場の11番工場製でした。11番工場の作風はそこそこリアルで、このオデッセイもやや車高が高い感じがしますが、実車の雰囲気がうまく再現されていました。灯火類や室内などの細部も良く再現されていて、当時のダイヤペット製ミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のオデッセイ 初代のミニカーはトミカの1/66とトミーテックの1/150がありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA ODYSSEY 1
HONDA ODYSSEY 2

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HONDA CR-V 1995 JAPAN

HONDA CR-V
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CR-V


M-TECH MS-16-A 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.75m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 147HP 5段変速/4段自動変速 4WD
性能: 最高速166km/h   データーベースでホンダ CR-Vのミニカー検索

ホンダ CR-V 日本 1995年

 

 大ヒットしたホンダ オデッセイに次ぐホンダのRV車として、1995年にCR-Vが登場しました。CR-Vはホンダ初のクロスオーバーSUVでシビック(6代目 EK型)をベースにして開発されました。乗用車ベースなので、本格的な悪路走破性よりも居住性/実用性を重視した設計でした。従来のクロスオーバーSUVは厳ついデザインが多かったのですが、CR-Vは乗用車的なスタイリッシュなデザインで、車幅が1.7mを超える3ナンバー車でした。DOHC4気筒2L(147HP)エンジンを横置き搭載する4輪駆動車で、全輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションで乗用車的な操縦性でした。

 

 ホンダはCR-V以前には自社製SUVがなかったので、積雪地域では販売が低迷していたのですが、4輪駆動を備えたCR-Vは積雪地域で人気となりました。1998年のマイナーチェンジでエンジンが150HPとなり、前輪駆動仕様が追加され、床下吊り下げ式スペアタイヤも設定されました。なお同じようなジャンルのライバルとしてトヨタ RAV4が1994年に登場していました。当初のRAV4は3ドアで後に設定された5ドア(全長4.1m)でもCR-Vより小さかったので、居住性に優れたCR-Vの方が売れたようです。2001年にCR-V 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ CR-V 2001)

 

 

 ミニカーは1997年に発売されたMテック製の当時物です。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43サイズの国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このCR-Vもフロント/リアの造形と樹脂バンパーなどがリアルで実車の雰囲気がうまく再現され、当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。ボンネットとドアに透明なシールが貼られていますが、これは可動部を仮固定していたもので購入当時のままで外していません。これ以外のCR-V 初代のミニカーはダイヤペットの当時物 1/40、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CR-V 1
HONDA CR-V 2

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HONDA STEP WGN 1996 JAPAN

HONDA STEP WGN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA STEP WGN


DIAPET RV14 1/43 106㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.61m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 125HP 4段自動変速 (FF/4WD)
性能: 最高速150km/h   データーベースでホンダ ステップワゴンのミニカー検索

ホンダ ステップワゴン 日本 1996年

 

 オデッセイ、CR-Vに次ぐホンダのRV車第3弾として1996年にステップワゴンが登場しました。3列シートを持つミニバン ステップワゴンはオデッセイと同じジャンルの車でした。車体サイズはオデッセイが全長約4.75mX全幅約1.77mX全高約1.68m、ステップワゴンが全長約4.6mX全幅約1.69mX全高約1.83mでした。ステップワゴンはオデッセイより少しコンパクトで、全幅の違いでオデッセイは3ナンバー車、ステップワゴンは5ナンバー車でした。またステップワゴンは車高が高く左側リアドアはスライドドアでした。つまりステップワゴンは豪華で乗用車的なオデッセイの廉価版で、ミニバンブームで登場した車高の高い他社のライバルに対抗した車でした。

 

 DOHC 4気筒2L(125HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、全輪駆動と4輪駆動の設定がありました。3列シートが標準でしたが2列シート仕様もありました。角ばったシンプルな箱型デザイン、低床設計による広い室内、同クラスでは低価格で人気がありオデッセイ同様にヒットしました。当時会社の同僚が所有していましたが、真四角で巨大な箱という感じの車でした。(個人的にはこの類のでかい車は好みではありません) 1999年のマイナーチェンジでヘッドライトが縦型4灯式となり前後の意匠が小変更されました。2001年にステップワゴン 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1998年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペット(ヨネザワ玩具)はセガ トイスの傘下になっていました。これは当時のRV車をモデル化したRVシリーズ(全16車種)の1台で、ダイヤペットの協力工場の10番工場が担当し製造は中国でした。(ミニカーの底板にMADE IN CHINAと表示されています) ダイヤペットの標準縮尺であった1/40ではなく国際標準の1/43でモデル化されていて、ダイアペットはこの時期から乗用車の新製品は縮尺1/43を採用するようになりました。またこの1/43の新製品は、スケールモデル的なリアルな造形になっていました。このステップワゴンもプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。実車に即したツートンカラーのカラーリングで、フロントグリル/ヘッドライトや室内などの細部もリアルに再現され当時の国産ミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のステップワゴン 初代のミニカーはトミカの当時物がありました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA STEP WGN 1
HONDA STEP WGN 2

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