ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 1979 USA

GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM


YATMING 94239 1/43 114mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 6.6L 188HP 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでポンティアック ファイアーバードのミニカー検索

GM ポンティアック ファイアーバード トランザム アメリカ 1979年

 

 GM ポンティアッ ファイアーバード 2代目が1970年に登場しました。先代同様に2代目もシボレー カマロの兄弟車で、大きなBピラーを持つクーペスタイルに変わりました。安全基準が強化されたことで、オープン仕様のカブリオレがなくなりました。エンジンは標準で6気筒4.1L、中級グレードのエスプリとフォーミュラーのV型8気筒5L/5.8L/6.5L、最上級の高性能版トランザムのV型8気筒6.6L/7.5L(372HP レース仕様540HP))などがありました。このV型8気筒7.5L(455CI)エンジンはマッスルカー時代の最強のエンジンでした。(実車画像→ ポンティアック ファイアーバード 1971)

 

 1974年のマイナーチェンジで、安全基準に対応した大型バンパーが採用されシャベルノーズと呼ばれる傾斜したフロントに変わり、テールライトが幅広のデザインに変わりました。1975年にリアウィンドーがラップラウンド式の大きなものに変わりました。1976年にポンティアック 50周年記念モデルとして黒ボディに金色のアクセントが付いた特別仕様車が登場しました。(実車画像→ ポンティアック ファイアーバード 1974)

 1977年のマイナーチェンジでヘッドライトが角形4灯式に変更されました。1979年にフロントのデザインが変更され、ヘッドライトが独立した角形4灯式になりました。(実車画像→ ポンティアック ファイアーバード 1977) 1980年に排ガス規制の強化で5L以上の大排気量エンジンが廃止され、1982年にファイアーバード 3代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2007年に発売されたヤトミン製です。1979年型にはボンネットにファイアーバード(火の鳥=不死鳥)のイラストを大きく描いた実に印象的なモデルがあり、ミニカーはこの車のTバールーフ仕様をモデル化しています。ヤトミンのアメリカ車の1/43シリーズは定価1500円程と安価ながら、結構良く出来ていました。このファイアーバードも1977年のマイナーチェンジで採用されたフロントやテールライトの造形が良く再現されていて、ボンネットのファイアーバードのイラストも綺麗です。このイラストが付いた1/43のファイアーバードが欲しかったので気に入っています。色違いで黒のボディに金色のイラストもありました。ファイアーバード 2代目のミニカーはウェリー(WELLY)の1/18、アーテル(ERTL)の1/18、フランクリン ミントの1/24、グリーンライトの1/24と1/64、マッチボックス、ジョニーライトニングの1/64、ブッシュの1/87、国産ではサクラの1/43、トミカの1/68、ダイヤペットの1/53などたくさんあります。 以下はフロント(ファイアーバード イラスト拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 1
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 2

 以下は1979年に発売されたサクラ製の当時物 世界の名車シリーズ GM ポンティアック ファイアーバード 1977 (1/43 型番2)の画像です。1977年式をモデル化していますが、肝心のフロントの角形4灯式ヘッドライトの造形がいま一つなのであまり良い出来ではありません。ただ1970年代当時の国産ミニカーとしては結構良く作ってありました。(当時アメリカ車のミニカーは少なかったので、その点では貴重なミニカーでした) ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 3
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。これもボンネットにファイアーバードのイラストがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 5
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 6

 以下は2021年に発売されたデアゴスティーニのアメリカンカー コレクションのポンティアック ファイアーバード トランザム 1977 (1/43 No.3)の画像です。これも1977年式をモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソ系列のメーカーだと思われます。(ミニカーを台座に固定するネジに3角溝があるネジが使われていて、このネジを使用するのはイクソ系列のメーカーの特徴ですので) プロポーションが良く、角形4灯式ヘッドライトが少し小さめなのがいまひとつですが、実車の雰囲気は良く再現されていました。特にボンネットのファイアーバードのイラスト、TRAN SAMのロゴ、各部のモールの全てが金色のタンポ印刷で処理されていて、タンポ印刷技術の進歩で細部のリアリティが向上していました。なお室内のインパネのメーターもタンポ印刷で処理しているのですが、私が購入したこれは印刷位置が右斜め上に少しずれています。(室内の印刷ずれは目視チェックで見逃す可能性が高いのでしょう) 定価が2000円ほどの安価なミニカーとして想定していたより良い出来ばえでしたので、このシリーズは気に入ったものを今後も購入するつもりです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 7
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 8

 以下はフロント(ファイアーバード イラスト拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 9
GM PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 10

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GM CADILLAC SEVILLE ELEGANTE 1980 USA

GM CADILLAC SEVILLE ELEGANTE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CADILLAC SEVILLE ELEGANTE


IXO PREMIUMX PRD110 1/43 122㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒ディーゼル 5.7L 105HP 3段自動変速
性能: 最高速180km/h   縦置エンジン前輪駆動 データーベースでキャディラック セビルのミニカー検索

GM キャディラック セビル エレガンテ アメリカ 1980年

 

 GM キャディラック セビル 2代目が1980年に登場しました。1930年代のイギリス製高級車に見られたリア/トランクのデザイン(レザーエッジと呼ばれる)を取り入れた懐古調スタイルが外観上の特徴でした。(レザーエッジ 実車画像→ ロールス ロイス ファントム 25/30) 全長5.2mX全幅1.8mとトヨタのセンチュリー並の大きさで、前輪駆動方式が採用されました。アメリカ車としては珍しいことに燃費対策でV型8気筒5.7L(105HP)ディーゼルエンジンを標準エンジンとしていました。(ガソリンエンジンはオプション) ボディは4ドアセダンのみで4段自動変速で最高速180km/hの性能でした。

 

 1982年からはV型8気筒4.1L(125HP)ガソリンエンジンが標準となり、ディーゼル エンジンはオプションとなりました。セビル 初代同様にキャディラックの中でも高価な車でしたが、個性的なスタイルが好評で、初代同様に成功しました。1986年にセビル 3代目が登場しました。ボディが小型化され、当時のGM車に共通したリアウインドーがほぼ直立したキャビンを持つデザインとなりました。1992年にセビル 4代目が登場しました。ボディが大きくなり欧州のオペル車のような雰囲気のおとなしいデザインに変わりました。1998年に登場したセビル 5代目は4代目のデザインを踏襲していました。 (実車画像→ GM キャディラック セビル 3代目、実車画像→ GM キャディラック セビル 4代目、実車画像→ GM キャディラック セビル 5代目)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソのプレミアムX製です。上級グレードのエレガンテをモデル化しています。2009年に登場したプレミアムX ブランドの初期のミニカーはレジン製でしたが、これはダイキャスト製です。実車に即したツートンカラーで、セビル 2代目のスタイルをうまく再現していて非常に良い出来ばえでした。またリアルなフロントグリル、その上に付いた凝った造りのエンブレム、ナンバープレート、室内の造形などの細部も良く再現されていました。1970年代後半以降のサイズダウンされたアメリカ車はあまり人気がないので、セビル 2代目のミニカーはトミカの外国車シリーズ(型番F45 1/69)の当時物ぐらいしかありませんでした。その後2009年頃にネオ(NEO レジン製)がセビル 初代と2代目をモデル化しています。 以下はフロント/フロントグリルのエンブレム拡大画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CADILLAC SEVILLE 1
GM CADILLAC SEVILLE 2

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GM PONTIAC FIREBIRD TRANSAM 1982 USA

GM PONTIAC FIREBIRD TRANSAM
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANSAM


IXO CLC366N 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.77m 全幅約1.84m エンジン 変速機: V型8気筒 5L 150HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速 200km/h  データーベースでポンティアック ファイアーバードのミニカー検索

GM ポンティアック ファイアーバード トランザム アメリカ 1982年

 

 GM ポンティアック ファイアーバード 3代目が1982年に登場しました。先代同様にシボレー カマロとシャシーを共有する兄弟車でした。排ガス対策でパワーダウンしたエンジンで従来通りの性能を確保し燃費向上を図る為、シャーシが一新されてボディは小型/軽量化されました。ボディ形式は2ドアクーペのみで、先代と似たイメージのボディを目新しくする為にリトラクタブルヘッドライトが採用されました。当初から脱着可能なTバールーフ仕様がありましたが、1991年にはフルオープン仕様のコンバーチブルが設定されました。

 

 エンジンは標準が4気筒2.5L(90HP)、オプションでV型6気筒2.8L、高性能グレードのトランザム用としてV型8気筒5L(150HP)がありました。1987年にV型8気筒5.7L(240HP)エンジンを搭載したトランザム GTAが設定されました。1989年にトランザム20周年記念モデルとしてV型6気筒3.8Lターボ(250HP)エンジンを搭載したトランザム ターボが設定されました。約84万台が1992年まで生産されてファイアーバード 4代目にモデルチェンジしました。なお1980年代にアメリカで放映されたTVドラマ「ナイトライダー」の主人公の愛車 ナイト 2000はファイアーバード 3代目 トランザムをベースにしていました。(実車画像→ ポンティアック ファイアーバード 1993)

 

 

 ミニカーは2021年に発売されたイクソ製です。1982年式トランザムの限定生産車をモデル化しています。実車に即した黒と金のカラーリングで、ボンネット上には金色で火の鳥のロゴとその横に「5.0 LITER H.Q」と表示されています。(H.QはHIGH QUALITYの略だと思いますが、何がH.Qなのかは不明) 全体的なプロポーションが良く、フロント/リアの造形や室内インパネなどの細部がリアルに再現されていて、とても良く出来ていました。これ以外のファイアーバード 3代目のミニカーはマッチボックスの当時物、トミカの当時物、ポリスティルの当時物 1/25、ジョニーライトニングの1/64、ネオ(レジン製)のトランザム GTAなどがあります。 以下はフロント(ボンネットのロゴ)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM PONTIAC FIREBIRD TRANSAM 1
GM PONTIAC FIREBIRD TRANSAM 2

 以下は2003年に発売されたアオシマ製のナイトライダー ナイト 2000 (1/43 型番72264)と並べてみた画像です。TVドラマ「ナイトライダー」の劇中車 ナイト 2000はフロント部分が変更されていますが、外観はファイアーバード トランザムとほとんど同じでした。(室内のインパネは大改造されてましたが) 当時の私は「ナイトライダー」のファンでしたが、今見てもナイト 2000はやはりかっこいいです。(参照ページ→ アオシマ製のナイト 2000)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM PONTIAC FIREBIRD TRANSAM AND KNIGHT RIDER KNIGHT 2000

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GM CHEVROLET CAMARO Z28 1983 USA

GM CHEVROLET CAMARO Z28
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO Z28


SOLIDO 1509 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.88m 全幅約1.85m エンジン 変速機: V型8気筒 5L 150HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでシボレー カマロ 3代目以降のミニカー検索

GM シボレー カマロ Z28 アメリカ 1983年

 

 1982年にGM シボレー カマロ 3代目が登場しました。シャーシが一新されてボディが少し小さくなりました。同時期に登場したポンティアック ファイアーバード 3代目と同じシャーシを使う兄弟車でした。基本的なスタイルは2代目を踏襲していましたが、カマロとしては初のハッチバックを採用したクーペとなりました。奥まって配置された角型4灯式ヘッドライトと大型のリアウィンドが特徴でした。グレードはスポーツクーペ、ベルリネット、高性能版のZ28がありました。当初のエンジンは4気筒2.5L(90HP)、V型6気筒2.8L、高性能版Z28用V型8気筒5L(145-165HP)がありました。

 

 ストックカーレースIROC(International Race of Champions)に因んで名付けられ、1985年に追加された高性能版IROC-Zはエンジンをパワーアップし足回りを強化していました。1986年に4気筒エンジンが廃止されました。1987年にTバールーフではない本物のコンバーチブルが復活し、IROC-ZのオプションとしてV型8気筒5.7L(220HP)エンジンが復活しました。1991年にIROC-Zが廃止され、Z28はハイマウントのテールスポイラーとボンネット上にダミーのエアダクトが追加されました。1993年に4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1993)

 

 

 ミニカーは1988年頃に発売されたソリド製です。ヘッドライトにカバーを付けたレース仕様をモデル化しているようです。(市販車にはカバーが付いていません) このミニカーは1984年に型番1338で発売されました。それは廉価版ミニカーでしたので安っぽいフリーホイールが付いていましたが、この型番1509はHIFIシリーズとして再生産されたもので、少しマシなホイールに変更されていました。プロポーションは悪くないのですが、元々廉価版だったので 全体的に簡素な作りで特徴的なヘッドライトが再現されていないのであまりカマロ 3代目らしくないです。ただこの当時の量産ミニカーはこの程度の出来ばえの物がほとんどでした。ドア開閉ギミック付きですが、室内も簡単な造形です。ソリドはYESTERDAYシリーズ(型番1815)と別ブランドのべレム(型番V506)でも同じ物を発売していました。これ以外のカマロ 3代目のミニカーはジョニーライトニングの1/64、ホットホイールの1/64、コーギーのストックカー仕様、サンスターのIROC-Z 1/18、デアゴスティーニのアメリカンカー コレクションのIROC-Zなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CAMARO Z28 1
GM CHEVROLET CAMARO Z28 2

 以下は1984年に発売されたソリド製の当時物 GM シボレー カマロ Z28 (1/43 型番1338)の画像です。上述した最初に発売されたものです。ホイールがフリーホイールになっていることとカラーリングが違うだけで、上述とほとんど同じ物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO Z28 3
GM CHEVROLET CAMARO Z28 4

 以下は1987年に発売されたコーギー製の当時物 GM シボレー カマロ Z28 (1/43 型番C108)の画像です。ストックカーレース仕様車をモデル化しているようです。大きく張り出したオーバーフェンダーが付けられ、ストックカーらしいカラーリングになっていました。ただこれは定価600円ほどの廉価版ミニカーでしたので、プロポーションは悪くないですが、仕上げは簡素でした。特に室内でインパネとステアリングホイールが一体成型されているのは興ざめです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO RACECAR 1
GM CHEVROLET CAMARO RACECAR 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO RACECAR 3
GM CHEVROLET CAMARO RACECAR 4

 以下は2023年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションの GM シボレー カマロ IROC-Z (1/43 No.50)の画像です。高性能版IROC-Zをモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソ系列のメーカーだと思われます。(ミニカーを台座に固定するネジに3角溝があるネジが使われていて、このネジを使用するのはイクソ系列のメーカーの特徴ですので) カマロ 3代目の出来の良いミニカーが欲しかったので購入しました。特徴的なフロントグリルがうまく再現されていて、期待していた通りの良い出来ばえでした。(このシリーズは安価ながらも、値段以上に良く出来ています) 灯火類や室内などの細部も良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO IROC-Z 1
GM CHEVROLET CAMARO IROC-Z 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO IROC-Z 3
GM CHEVROLET CAMARO IROC-Z 4

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GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE 1986 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE


FRANKLIN MINT RD27 1/24 187㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 5.7L 205HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速224km/h  データーベースでコルベット C4のミニカー検索

GM シボレー コルベット C4 コンバーチブル アメリカ 1986年

 

 GM シボレー コルベットの4代目C4型が1984年に登場しました。従来のアメリカ車的なダイナミックなデザインから、空力を考慮した洗練されたデザインになりました。外観だけではなく構造的にも全面的な新規設計が行われました。先代同様にボディパネルはFRP製で、C2型から使われている横置きリーフスプリングをFRP化してリアサスペンションを軽量化し、ボディ剛性の強化などで操縦性を向上させていました。オプションでサスペンションを固めたZ51がありました。当初はクーペとタルガトップだけで、エンジンは先代と同じV型8気筒5.7L(205HP)を搭載していました。

 

 1986年にフルオープンのコンバーチブルが追加され、エンジンが240HPにパワーアップしました。1988年にはツインターボ化して900HPにチューンした車が当時の市販車最高速度409km/hを記録しています。1989年にC4型の最強モデルZR-1が追加されました。(ZR-1の詳細は下記参照) 1992年から標準エンジンが新型のV型8気筒5.7L(300HP)に変わりました。特別仕様車として1988年の35周年記念車、1993年の40周年記念車、1995年のインディ ペースカー、1996年のグランド スポーツなどがありました。1997年に5代目C5型にモデルチェンジしました。C4型の総生産台数は約36万台でした。

 

 

 ミニカーは1992年に発売されたフランクリン ミント製です。前述したフランクリン ミント製のコルベット C3型と同じ1/24のコルベット コレクションの1台です。1986年に追加されたコンバーチブルをモデル化しています。これもボンネット/ドアが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されています。従来通りのハンドルと連動した前輪操舵ギミックも付いていました。C4型のミニカーは、ポリスティルの1/25、ソリド、ダンバリー ミント、ディテールカー、オートアートの1/18、ジョニーライトニングの1/64、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C4 1
GM CHEVROLET CORVETTE C4 2

 C4型の格納式ヘッドライトは一般的なリトラクタブル ヘッドライトのように先端が持ち上がるのではなく、ライト全体が一回転する構造になっていました。→ コルベット C4型 ヘッドライトの作動動画 したがってこの構造をリアルに再現したギミックをミニカーに付けるのは結構難しいと思います。(回転させるだけなら簡単ですが、所定の位置できちんと止まるようにする必要があります。また点灯させるなら電気的な配線も必要です) その為フランクリン ミントの1/24でもヘッドライトの作動ギミックは付いていないのですが、それでも実車と同じようにボンネットの下にはヘッドライトユニットがちゃんと再現されていました。 以下はそのボンネット下に再現されたヘッドライトユニットの画像とシャーシ/サスペンション部分の拡大画像です。実車と同じ位置にリアルに再現したヘッドライトユニットが配置されています。可動しないながらも、ヘッドライトユニットをちゃんと再現しているのはさすがだと思いました。床下のドライブトレーン/サスペンションもリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 3
GM CHEVROLET CORVETTE C4 4

 以下は1989年に発売されたソリド製の当時物 GM シボレー コルベット C4 クーペ (1/43 型番1513)の画像です。ソリドのHI-FIシリーズの物で、シリーズ名が廉価版ミニカーからの脱却を意味していました。このコルベットもギミックはリアハッチ開閉のみになりましたが、かつてのソリドらしいシャープな作風が戻ってきました。(ただ安価故に細かなパーツは付いていませんが) ソリドはコンバーチブルもモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 5
GM CHEVROLET CORVETTE C4 6

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアハッチ開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 7
GM CHEVROLET CORVETTE C4 8

 以下は1989年に発売されたソリド製のGM シボレー コルベット C4 コンバーチブル (1/43 型番1514)の画像です。上記のクーペのバリエーションで、コンバーチブルをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE 1
GM CHEVROLET CORVETTE C4 CONVERTIBLE 2

 1989年に追加されたコルベット C4型 ZR-1は、ロータスがチューンしたアルミ合金製のDOHC V型8気筒5.7L(375HP)エンジンを搭載し、固められたサスペンション、拡張されたリアフェンダーに太いタイヤを履き、6段変速で最高速度286km/hとC4型最強の高性能車でした。ZR-1はレース用ではないのでオーディオなども付き、オーディオ操作パネル下にはエンジン出力切替スイッチが付いていました。外観ではテールライトが丸型から角形に変わりノーマル版と差別化されていました。(後ほどノーマル版も角形に変わりましたが)

 以下は1995年に発売されたディテールカー製のGM シボレー コルベット C4 ZR-1 クーペ 1993 (1/43 型番213)の画像です。ディテールカーはイタリアのCDC社のブランドでした。当時のミニカーとしてはかなり出来が良く、ZR-1の特徴であるテールライトの形状や太いタイヤなどがよく再現されていました。室内も良く再現されています。ディテールカーはコンバーチブルもモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 1
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 3
GM CHEVROLET CORVETTE C4 ZR-1 4

 以下は2018年に発売された国産名車コレクション製のGM シボレー コルベット C4 クーペ (1/43 No.319)の画像です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデル(PREMIUMX 型番PRD591)の仕上げを簡素化したものでした。プロポーションが良く細部も値段相応に仕上げてあり、安価な雑誌付きミニカーながら値段以上の良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 9
GM CHEVROLET CORVETTE C4 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C4 11
GM CHEVROLET CORVETTE C4 12

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