ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 1969 FRANCE

CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER


DINKY (FR) 564 1/43 127mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約2.15m エンジン 変速機: エンジン等自走機能無し 
性能:   データーベースでキャンピング トレーラーのミニカー検索

キャラベルエアー アルマニャック 420 キャンピング トレーラー フランス 1969年

 

 日本でキャンピングカーといえば、ワゴン車などに居住できる設備を備えた自走式が一般的です。しかし欧米ではキャラバンやキャンピングトレーラー(トラベルトレーラー)と呼ばれる、乗用車で牽引するトレーラー式のほうが一般的で、バカンス旅行などによく使われているようです。日本でトレーラー式がほとんど使われない理由は、車両総重量が750kgを越えるトレーラーを牽引する場合には牽引免許が必要でさらにトレーラーを登録する必要があるなど、交通法規上の制限があるからです。また使用しない時は駐車場が必要なので、その点でも日本には不向きだと言えます。

 

 欧米の自走式のキャンピングカーとして、一番良く知られているのは、フォルクスワーゲン トランスポーターのキャンパー仕様でしょう。サンフーフ部分にテントを載せたようなタイプや箱型トレーラーを搭載したタイプなど様々な種類があります。ミニカーでも人気が高く、シュコー、ブレキナ、プレミアム クラシックスなどから100種類以上もモデル化されています。特にシュコーの1/18サイズは、大きいだけあって屋根のテントが可動するなどかなり良い出来ばえです。 (ミニカー画像→ フォルクスワーゲン キャンパー シュコー 1/18 型番450018500)

 

 

 ミニカーは1969年頃に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。フランスのキャラベルエアー社のアルマニャック 420をモデル化しています。アルマニャック 420は大きめのキャンピング トレーラーで、4人分のベッド、冷蔵庫、オーブンなどが付いていたようです。当時日本でフランスベッドが販売していたキャンピング トレーラーもキャラベルエアー社のものでした。ミニカーはディンキー(仏)らしいスケールモデル的な造形で、当時のミニカーとして良く出来ていました。ドアが開き接続部の補助輪(回転しませんが)を立てられます。ボディはダイキャスト製で屋根/内装はプラスチック製です。室内はテーブルやキッチンなどがよく再現されていました。牽引車とトレーラーを接続するにはトレーラー先端の接続部を牽引するミニカーの底板の角穴に差し込みます。(このトレーラーが発売された頃のディンキー(仏)製ミニカーにしか接続用の角穴が付いていないので、接続できるミニカーはあまり多くありません)  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 1
CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 2

 以下は屋根を外した室内画像とディンキー(仏)製のルノー 12に牽引させた状態の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 3
CARAVELAIR ARMAGNAC 420 CAMPING TRAILER 4

データーベースでキャンピングカーのミニカー検索"

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MATRA SPORT MS630 1969 FRANCE

MATRA SPORT MS630
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA SPORT MS630


POLITOYS M595 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 3L 385HP 5段変速
性能: 最高速330km/h  データーベースでマトラ 630/660/670のミニカー検索

マトラ スポーツ MS630 フランス 1969年

 

 マトラはモータースポーツを担当するマトラ スポール(スポーツ)を1964年に設立し、フォーミュラカーとプロトタイプスポーツカーのレースに参戦しました。フォーミュラカーではまずF3にMS1で参戦しすぐにF3選手権を制覇し、F2でもMS7などでヨーロッパ選手権を制覇しました。(実車画像→ マトラ MS7 1967)

 

 1968年から自社製V型12気筒3Lエンジンを搭載するワークスのMS11とフォード コスワース DFV エンジンを搭載するセミワークスのMS10でF1に参戦しました。MS10はJ.スチュアートのドライブでオランダGPでのF1初優勝を含めて3勝し、上位陣として活躍しました。1969年はセミワークスのみの参戦でしたが、11戦で6勝する圧勝で、J.スチュアートのドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンの2冠を獲得しました。
データーベースでマトラ MSのミニカー検索

 

 

 1969年末にマトラは経営難からクライスラー傘下のシムカと合併し、社名をマトラ シムカに変更しました。これでフォード エンジンが使えなくなり、セミワークスだったマトラ インターナショナルはマトラから独立してティレルとなりました。またワークスは1970年にF1に復帰しますが、成績が振るわず1972年にF1から撤退しました。 ルマン制覇を目標にしたプロトタイプスポーツカーレースでは、BRM製V型8気筒2Lエンジンを搭載するMS620で1966年から参戦しました。その後1967年にMS630、1968年に自社製V型12気筒3Lエンジン搭載のMS650に発展し1969年ルマンでは4位入賞しました。1970年にMS660に発展し、1972年に登場したMS670はルマンで初優勝し、その後1974年までルマンを3連覇しました。1973年と1974年はメイクスチャンピオンにもなりましたが、1974年をもってマトラはワークス活動から撤退し、技術陣の多くはリジェに移籍しました。

 ミニカーは1970年に発売されたポリトーイ製Mシリーズの当時物です。これはオークションで入手した物で、貼られていたゼッケンの一部が剥がされていました。MS630は好成績を残したわけではないので、どのレース仕様をモデル化しているのかは分かりませんが、ロングテールなのでルマン仕様でしょう。実車の平べったいイメージがやや誇張されていますが、当時のミニカーとして良い出来ばえでした。フロンパネル/ドア/リアパネルが開閉するギミック付きです。Mシリーズの後期物ですので初期物ほど凝っていませんが、エンジンが立体的に再現されています。ポリトーイはMS660もモデル化していました。それ以外の当時物ではソリドのMS10 F1やMS650やMS670などがありました。最近のものでは、イクソのMS670とミニチャンプスのMS670に加えてスパークとビザールがF1やスポーツカーを非常に多くモデル化しています。以下はフロント/フロンパネルを開いた画像とリア/リアパネルを開いたエンジンルームの画像です。エンジンは床下部分まで立体的に再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MATRA SPORT MS630 1
MATRA SPORT MS630 2

 以下は2019年に発売されたアシェットのルマン24時間レース カーコレクション製のマトラ MS670B #7 ルマン 優勝 1974 (1/43 No.26)の画像です。メーカーはスパークで、上述した1974年ルマンの優勝車をモデル化しています。ルマン24時間レース カーコレクションは、従来の雑誌付きミニカーのレベルを超える良い出来ばえに仕上がっていました。このマトラ MS670Bもプロポーションが良くスポンサー ロゴなどが良く再現されていて、特徴的な吸気用ダクトやコクピット内の造形などもそこそこリアルに再現されています。なおこのMS670BにはメインスポンサーであったGITANES(ジタン)のロゴが表示されていたのですが、GITANESはたばこのブランドなのでそのロゴをミニカーに貼付することができないようで、ミニカーの箱にデカールが添付されていました。(そのデカールは貼付していません) 個人的にはたばこの宣伝を禁止する規制を当時のレースカーを再現したミニカーにまで適用するのはやり過ぎだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA SPORT MS670B 1
MATRA SPORT MS670B 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA SPORT MS670B 3
MATRA SPORT MS670B 4

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CITROEN SM 1970 FRANCE

CITROEN SM
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM


MINICHAMPS 400111024 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.89m 全幅約1.84m エンジン 変速機: V型6気筒 2.7L 173HP 5段変速
性能: 最高速222km/h  データーベースでシトロエン SMのミニカー検索

シトロエン SM フランス 1970年

 

 シトロエンが自社技術を誇示する旗艦として1970年に発表したのがシトロエン SMです。シトロエン SMは前輪駆動車として初めて200Km/h以上の高速走行(最高速222km/h)を可能にした高級GTカーでした。シトロエン DSのハイドロニューマチックシステムを進化させた高度なステアリングとサスペンションの油圧制御システムとマセラティ製のV型6気筒2.7L(173HP)エンジンがその高速走行を可能にしていました。なおSMとはシトロエンの開発コードのSとマセラティのMを意味しているとのことです。

 

 シトロエン SMの外観上の特徴は、なんといってもその未来的なフロントです。現在でも十分に未来的なこのデザインが発表されたのが1970年であることを考えると、いかに画期的なデザインであったかが分かると思います。フロントグリルの透明なガラスの中に左右3個ずつのライトが格納され、外側はロービーム、中央がハイビーム、内側がドライビングライトでライト全体がユニットになっていて車両の姿勢に応じてビームを水平に保つ油圧式のセルフレベリング機能を持っていました。またドライビングランプはステアリングと連動して首を振るようになっていました。最近の高級車にも同じような機能が付くようになりましたが、SMは50年も前に実現していました。シトロエン SMをベースにしたフランス大統領府のパレード車が作られるなど、シトロエン SMはシトロエンの最上級車としての役割を果たし1975年までに約13000台が生産されました。

 

 

 ミニカーは2002年頃に発売されたミニチャンプス製です。ミニチャンプスらしい正確なプロポーションで、室内などの細部も実にリアルに仕上げられています。特にこのミニカーの最大の見どころはシトロエン SMの最大の特長である6灯式ヘッドライトをリアルに再現していることです。シトロエン SMの1/43量産ミニカーとしては2023年現在でもこのミニカーを超えるものはない傑作ミニカーです。(私はあまり色違いを買わないのですが、茶色の色違いを買ったぐらい気に入ってます) これ以外のシトロエン SMのミニカーは当時物ではソリド(べレムも含む)、コーギー、コーギーをコピーしたオートピレン、ノレブの初期物、マッチボックス、トミカの1/66などがありました。当時物以外ではノレブの1/43と1/18、イクソ、シュコー、国産名車コレクションなどがあります。大統領専用車やリムジン、シューティング ブレークなどの特注車もノレブやマトリックス(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN SM 1
CITROEN SM 2

 以下は1970年に発売されたソリド製の当時物 シトロエン SM (1/43 型番184)の画像です。上記のミニチャンプス製を見た後ではやはり見劣りがしますが、当時物のミニカーとしてはこのソリド製が一番出来が良かったです。プロポーション的にはミニチャンプスと同等レベルで、この6灯式ヘッドライトの造形も購入した当時は実にうまく再現していると思いました。ドア開閉ギミック付です。(ちなみにこれもお気に入りのミニカーで、型番1807の再販版など4台保有しています) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 3
CITROEN SM 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 5
CITROEN SM 6

 以下は上記ミニチャンプス製と並べてみた画像です。製作された時期が30年も違うので出来ばえを比較することにあまり意味はないのですが、細部の仕上げ以外は同等レベルの出来ばえだということが分かると思います。またミニチャンプスが車高を下げてモデル化していることも分かります。これはミニチャンプスが良く使うデフォルメ手法で実車よりかっこよく見えるのです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 7
CITROEN SM 8

 以下は1971年に発売されたコーギー製の当時物 シトロエン SM (1/44 型番284)の画像です。単純なスケールモデル的な観点では同時期に発売された上記ソリドのほうが出来が良いのですが、玩具としてのミニカーという観点ではコーギーのほうが出来が良いのです。プロポーション的にはほとんど変わらないのですが、コーギーはボディ全体にやや丸みをつけた造形になっています。このコーギー流のデフォルメはなんとなく親しみを感じさせるフォルムになるのです。またフロントの6灯式ヘッドライトは紙のシールでうまく表現していますが、ガラスが黄色になっているのもコーギー流の意図的な味付けです。ドアとハッチバックが開閉するギミック付ですが、ハッチバックは中の棚板まで可動するといった凝った仕掛けとなっています。開閉するドアにはドア内張が付いていて、この内張はドアを貫通させてドアハンドルにもなっていて、さらにドアサッシュと一体化されていました。この内張は柔らかい軟質プラスチックで成形されていましたが、これはサッシュの尖っている部分に触ってもけがをししない上に、サッシュ自体も破損しないという優れた設計になっていました。当時のミニカーは子供向けでしたので、安全設計が徹底されていました。コーギーがドアサッシュを付けることにここまで拘った理由がよく分かりませんが、このドアサッシュはこのミニカーぐらいしか採用されなかった意欲的な工夫でした。1970年代のミニカーは1製品毎にこんな具合の創意工夫がされていたので、新製品は1年間に数十台しか設計出来ませんでした。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 9
CITROEN SM 10

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアハッチ開閉動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 11
CITROEN SM 12

 以下は1975年に発売されたオートピレン製のシトロエン SM (1/43 型番339)の画像です。オートピレンの初期物は他社のミニカーをコピーした物が多く、これも上記のコーギー製のコピーです。ただし単なるコピーではなく、ボンネットの開閉ギミックを追加してV型6気筒エンジンも再現しています。またホイールと前後バンパーを金属製パーツに変更し、フロントウィンドーにワイパーのモールドを追加し室内も変更しています。ここまで大幅な変更をしているので、これはコーギーのコピーというよりも、オートピレンのオリジナルであると見なしても良いと思います。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 13
CITROEN SM 14

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 15
CITROEN SM 16

 以下は2015年に発売された国産名車コレクション製のシトロエン SM (1/43 No.256)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは自社ブランドの型番CLC096でシトロエン SMをモデル化していますのでそれを流用しています。プロポーションが良く、フロントグリル内の造形はミニチャンプスほどではないですが、結構リアルに再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので室内の造形は簡素ですが、それ以外は値段を考えると良く出来ていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 17
CITROEN SM 18

 以下はフロント/リア/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN SM 19
CITROEN SM 20

 当サイトにはシトロエン SMのミニカーだけをまとめたページがありますので、これ以外のシトロエン SMのミニカーを知りたい方はこちらのページをご覧ください。→ シトロエン SMのミニカーのページ

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CHRYSLER (SIMCA) 180 1970 FRANCE

CHRYSLER (SIMCA) 180
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER (SIMCA) 180


DINKY(FR) 1409 1/43 105mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.73m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 97HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速168km/h  データーベースでクライスラー (シムカ) 180のミニカー検索

クライスラー (シムカ) 180 フランス 1970年

 

 1963年にクライスラー傘下となったシムカは、1970年からクライスラーフランスに改名されました。クライスラー 160/180はクライスラー傘下で最初に開発され、クライスラー社のイギリスとフランスの車種を統合する車として1970年に登場しました。160/180は4気筒1.6L(80HP)/1.8L(97HP)エンジンを搭載した後輪駆動の中型車で、最高速168km/h(1.8L)の性能でした。ボディはクライスラーUK(イギリス)のデザインなのでイギリス車的な雰囲気で、当時のフランス車とは思えない外観でした。

 

 1973年にはフランス車としては珍しく自動変速機が標準装備された4気筒2L(110HP)エンジンが追加されました。1977年にクライスラー シムカ 1609/1610に改名され、クライスラー欧州がPSA(プジョー シトロエン)グループ傘下となった1979年以降はタルボ 1609/1610に改名されました。1980年に後継車のタルボ タゴーラが登場し生産中止となりました。総生産台数は約29万台でした。

 

 

 ミニカーはディンキーが倒産する直前の1970年に発売されたディンキー(仏)最後の頃の当時物です。あまりプラスチック製のパーツを使わず、プロポーション重視のモデル化をするディンキー(仏)の良さが凝縮された素晴らしい出来ばえとなっていました。全体的なプロポーションが良く塗装が綺麗で、バンバーやグリルが銀塗装処理のレトロな造形は、これぞビンテージミニカーという1台でした。実車はあまり魅力が無いのですが、このミニカーは一見の価値があり、実車の魅力とは別物のミニカーとしての魅力がありました。(個人的な嗜好ですが) このビンテージミニカーの魅力はあまり理解していただけないと思いますが、人物の写真(リアル)に対する人物のイラスト(似顔絵)の面白さといった感じのものだと思ってください。これ以外のクライスラー 180のミニカーはノレブ初期のプラスチック製がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER (SIMCA) 180 1
CHRYSLER (SIMCA) 180 2

 以下は1971年に発売されたノレブ製の当時物 クライスラー 180 (1/43 型番22)の画像です。ノレブの当時物にはプラスチック製とダイキャスト製がありましたが、これはプラスチック製です。購入した当時はそれなりの良い出来ばえでしたが、ノレブのプラスチック製ミニカーに発生する経年変化によりウィンドーとボディ全体が大きく変形しています。ボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付きなのですが、ボディの変形でギミックがスムーズに動作しません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER (SIMCA) 180 3
CHRYSLER (SIMCA) 180 4

 以下は以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER (SIMCA) 180 5
CHRYSLER (SIMCA) 180 6

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CHRYSLER (SIMCA) SHAKE BUGGY BERTONE 1970 FRANCE

CHRYSLER (SIMCA) SHAKE BUGGY BERTONE
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CHRYSLER (SIMCA) SHAKE BUGGY BERTONE


SOLIDO 189 1/43 81㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.94m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 85HP 4段変速
性能: 最高速179km/h  データーベースでバギーのミニカー検索

クライスラー (シムカ) シェイク バギー ベルトーネ フランス 1970年

 

 クライスラー シェイク バギーは1970年のパリ サロンで公開されたコンセプトカーでした。デザインはベルトーネでリアエンジンのシムカ 1200Sをベースにしていました。ロールバーに取り付けられたヘッドライトは1969年に発表されたアウトビアンキ ランナバウトのアイデアを踏襲していますが、こちらは当時流行していたデューンバギーのようなダイナミックなデザインとなっていました。この車は市販化されませんでしたが、フロントバンパー、露出したリアエンジン部のリヤバンパー、シート背後のスペアタイヤなど実用性や安全性がかなり考慮されたデザインになっていました。 

 

 当時のシムカは1963年にクライスラー傘下となっていましたので、この車の名前はクライスラーとなっていました。ベースとなったシムカ 1200Sは、シムカ 1000 クーペの排気量を拡大したもので、シムカ 1000 クーペ(1961年)もベルトーネがデザインしたものでした。その関係でクライスラーがベルトーネにこのバギーのデザインを依頼したようです。なお名前のシェイク(SHAKE)とは振動の意で、ビーチ バギーの動きを意味しているようです。

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたソリド製の当時物です。ソリドらしいシャープな造形で、実車に即したリアルな不整地用タイヤなど良く出来ていました。あまり知られていない車だったので、当時の日本ではミニカーとして人気がなかったようです。ただ欧米ではこの類のバギーは結構人気があったようで、コーギーも当時物ミニカーを出していました。それら以外ではこのシェイク バギーの量産ミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER (SIMCA) SHAKE BUGGY BERTONE 1
CHRYSLER (SIMCA) SHAKE BUGGY BERTONE 2

 以下は1972年に発売されたコーギーの当時物 クライスラー シェイク バギー (1/43 型番392)の画像です。タイヤにフリーホイールを採用していますが、ちゃんと不整地用タイヤの形状となっているなど、これも結構良い出来ばえでした。なおこの画像はコーギーのWEBショップの画像を借用しました。
CHRYSLER (SIMCA) SHAKE BUGGY BERTONE 1

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