ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MERCEDES-BENZ 220S (W180) 1956 GERMANY

MERCEDES-BENZ 220S (W180)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 220S (W180)


MINICHAMPS 430033005 1/43 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 2.2L 100HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W180のミニカー検索

メルセデス ベンツ 220S (W180) ドイツ 1956年

 

 戦前のメルセデス ベンツ 170のシャーシを流用していたメルセデス ベンツ 220は1954年に220aに変わりました。220aは180のホイールベースを拡大し、全長を235mm長くしたボディに6気筒エンジン(2.2L 80HP)を搭載したものでした。車格としては現在のSクラス級の高級車ですので、当然内装も豪華になっていました。さらに1956年にはエンジンを100HPに強化して220Sに進化しました。1958年には改良型の220SE(W128)が登場し1962年まで生産されました。

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、2006年に発売されました。220Sのモデル化で、前述した180のミニカーよりも全長が5mmほど長くなっています。サイドのモール類が増えて室内もなんとなく?豪華な感じになってます。フロントグリルの造形やウインカーの位置などが変更されていることも分かります。ミニチャンプスにはバリエーションが数種類あります。ミニチャンプス以外では、古いものではジク(SIKU)、1990年代頃のファーラー(FALLER)があります。最近の物では、ブレキナのクーペが数種類あります。改良型のW128はビテスやサンスターがモデル化しています。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 220S (W180) 1
MERCEDES-BENZ 220S (W180) 2

データーベースでメルセデス ベンツ W128のミニカー検索

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MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 1956 GERMANY

MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180)


FALLER 4326 1/43 110mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 2.2L 100HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W180のミニカー検索

メルセデス ベンツ 220S ポントン (W180) ドイツ 1956年

 

 戦前の170のシャーシを流用していた220は1954年に220aに変わります。220aは180のホイールベースを拡大し、全長を235mm長くしたボディに6気筒エンジン(2.2L 80HP)を搭載したものです。車格としては現在のSクラス級ですので、当然内装も豪華になっています。

 

 1956年にはキャブレターをツインにしてエンジンを100HPにパワーアップした220Sに進化します。220Sの最高速は160km/hに向上し、その高性能ぶりは世界の注目を浴びました。名前に付与された「ポントン」とは、フェンダーがボディと一体化したいわゆるフラッシュ サーフェス ボディのことを意味するもので、180/200/220系の俗称です。1958年には改良型の220SE(W128)が登場し1962年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはドイツの鉄道模型用アクセサリーで有名なファーラー社製で、1994年頃に発売されました。全体がプラスチックでできていて、塗装はされていませんが、ボディには艶がありますのであまり違和感はありません。プロポーションが良く、プラスチックの特性を生かして細かいところまで再現されています。ドアが開閉でき室内もそこそこ再現されています。またエンジンとフロントサスペンション部分もリアルで、そのエンジン部分を取り外すことも出来ます。このセダンと同じ型を使ったタクシーなどのバリエーションが数種類あります。これ以外のW180のミニカーは、古いものではジク(SIKU)があります。最近の物では、ミニチャンプスやブレキナのクーペが数種類あります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/底板の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 1
MERCEDES-BENZ 220S PONTON (W180) 2

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BMW 503 1956 GERMANY

BMW 503
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503


DETAIL CARS 253 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: V型8気筒 3.2L 140HP 4段変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでBMW 503のミニカー検索

BMW 503 ドイツ 1956年

 

 戦後のBMWは高級車の少量生産という経営方針を立てました。その方針に従って6気筒/8気筒エンジンを搭載する高級車501/502が登場しました。さらにその延長としてよりスポーティな高級パーソナルカーも企画され、1955年に503と507が同時に発表されました。503は2+2シーターのクーペ/カブリオレで、507は2シーターのロードスターでした。見た目が派手な507はかなり有名ですが、ややおとなしい503はあまり知られていません。

 

 503はドイツ系アメリカ人デザイナーがデザインした美しいクーペ/カブリオレボディに、502のV型8気筒3.2Lエンジンを搭載していました。当初はメルセデス ベンツ 300Sと同等のスポーティな高級車として大量生産で安価提供する予定だったようですが、開発に失敗し同時期のメルセデス ベンツ 300SLと同じぐらいの高価格車となってしまいました。その為たった400台ほどしか生産されず、商業的には大失敗でした。

 

 

 ミニカーはディテールカー製で、1995年に発売されました。ディテールカーはイタリアのCDCグループのブランドで、1992年頃から主に1/43のダイキャスト製ミニカーを作っていました。ディテールカーはその名のとおりディテールにこだわった良い出来ばえのミニカーが多く、当時の他社ブランド(コーギーやソリドなど)でも販売されました。2000年頃に破産しフランクリン ミントに売却されたようです。この503のミニカーも当時としてはかなり良い出来ばえで、503が2+2シーターのクーペとしてやや大柄な車だったことがミニカーから分かります。これ以外の503のミニカーは、シュコーのクーペ/カブリオレ、ユニバーサルホビーのクーペ、JADIのクーペ/カブリオレ(1/18)、ブレキナのクーペ(1/87)などがあります。 以下はディテールカーのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 503 1
BMW 503 2

 以下はディテールカーのバリエーションで幌を立てた503 カブリオレ(型番256)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 3
BMW 503 4

 以下は1995年頃に発売されたシュコーの503 カブリオレ(型番02243)の画像です。ディテールカーと同等の良い出来ばえですが、車高が低すぎて実車のイメージから外れています。(経年変化でサスペンションがへたった訳ではなく、最初からこの設定だったようです)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 503 5
BMW 503 6

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BMW 507 1956 GERMANY

BMW 507
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 507


MINICHAMPS 430022508 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: V型8気筒 3.2L 190HP 4段変速
性能: 最高速228km/h  データーベースでBMW 507のミニカー検索

BMW 507 ドイツ 1956年

 

 戦後のBMWは高級車の少量生産という経営方針を立てました。その方針に従って6気筒/8気筒エンジンを搭載する高級車501/502が登場しました。さらにその延長としてよりスポーティな高級パーソナルカーも企画され、1955年に503と507が同時に発表されました。503は2+2シーターのクーペ/カブリオレで、507は2シーターのロードスターでした。見た目が派手な507はかなり有名ですが、ややおとなしい503はあまり知られていません。

 

 この当時のBMWで一番有名なモデルがこの507です。戦前の328同様の硬派のスポーツカーで、見た目も実にかっこいい車です。見て目だけではなく、最も高性能なモデルは502の3.2Lエンジンを190HPまでチューンし、最高速は228km/hと当時のスーパーカーでした。同時期のメルセデス ベンツ 300SLと同じくらいの高価格車で、たった250台ほどしか生産されていません。約1400台が生産された300SLよりもむしろずっと希少な車だったわけです。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製で、1993年に発売されました。ミニチャンプスとしては初期の物ですが、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。ミニチャンプスは車高を低く設定して実車よりもかっこよく見せるデフォルメをよく行いますが、この507もそのデフォルメがされています。これ以外の507ミニカーとしては、メルクリンの当時物、マッチボックスのYシリーズ、シュコー、ノレブ、デルプラドの世界の名車シリーズなどがあります。 以下はミニチャンプスのフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 507 1
BMW 507 2

 以下は2001年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズの507 (No.11)の画像です。雑誌付きミニカーとして、値段相応の出来ばえでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW 507 3
BMW 507 4

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PORSCHE 356A COUPE 1956 GERMANY

PORSCHE 356A COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A COUPE


DETAIL CARS 221 1/43 94㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.95m 全幅約1.67m エンジン 変速機: 空冷水平対向4気筒 1.5L 70HP 4段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでポルシェ 356のミニカー検索

ポルシェ 356A クーペ ドイツ 1956年

 

 ポルシェ 356は1956年にサスペンションなどを改良し356Aに変わりました。外観的にはV型に折れていたフロントスクリーンが曲面ガラスに変わりました。その後もエンジン、サスペンション、内装などに改良が加えられ、1959年には356Bに変わりました。356Bではバンパーとライトの位置が上に上がりフェンダーも高くなり、外観的には後継車となった911に近づいていました。1963年には最終型の356Cに変わりました。

 

 ポルシェは創業当時からレースに積極的に参加しており、スポーツカークラスでフェラーリなどと互角に戦っていました。1955年にはレーシングカー ポルシェ 550RSに搭載されたレース用の高性能エンジン1.5L(110HP)を搭載したカレラが追加されました。

 ポルシェ 356のミニカーはドイツのミニチャンプスがプロトタイプやレース仕様も含めて、356/356A/356B/356Cの細かな仕様の違いを反映したミニカーを約60種類もつくっています。同じドイツのシュコーもミニチャンプスほど細部にこだわってはいませんが、様々なバリエーションの356を約100種類もつくっています。

 

 

 画像のミニカーは1994年に発売されたディテールカー製です。356A(1959年式)のクーペをモデル化しています。ディテールカーはイタリアのCDC社のブランドで、2000年頃までこの類のスポーツカーをモデル化していました。名前通りのディテールに拘った当時としては良い出来ばえの物が多く、自社ブランドだけではなくソリドなどにOEM提供もしていました。このポルシェもプロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。ドア開閉ギミック付きで、ドアを開くとポルシェのロゴが付いたステアリングホイール、インパネのメーター類、足元のペダルなど細部も良く再現されています。ディテールカーはバリエーションでコンバーチブルとスピードスターもモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PORSCHE 356A COUPE 1
PORSCHE 356A COUPE 2

 以下は2001年に発売されたデルプラド製のカーコレクションシリーズのポルシェ 356A カブリオレ (1/43 No.3)の画像です。リアに「PORSCHE 1600」と表示されているので、1956年に追加された1.6Lエンジン搭載車をモデル化しているようです。製造メーカーは不明ですが、車名ロゴ/エンブレムや透明プラ製のテールライトなど結構リアルに仕上げてあり、安価なこのシリーズとしては良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356 ROADSTER 1
PORSCHE 356  ROADSTER 2

 以下は1994年に発売されたブルム製のポルシェ 356 スピードスター ミッレ ミリア レース仕様車 (1/43 型番R207)の画像です。ブルムのカタログでは1952年式となっていますが、その年のミッレ ミリのレース記録に#403が見当たらないので、モデルになった実車は不明です。前述したブルム製の356 スピードスターの前後バンパーが取り外され、マフラーが大型の一本出しに変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A MILLE MIGLIA 1
PORSCHE 356A MILLE MIGLIA 2

 以下は1979年に発売されたカドー製のポルシェ 356A レーシング (1/43 型番7)の画像です。玩具問屋であった可堂玩具がミニカーの普及活動としてNMCC(日本ミニチュアカークラブ)を1968年に設立し、カドー ブランドでこのミニカーを発売しました。(マニア向けで当時の定価は5800円と高価でした) ボディはホワイトメタル製でバンパーなどのパーツも金属製です。レース仕様の簡単なバンパーやシート背後のロールバーなどでレーシングカーに仕立ててあり、1970年代のミニカーとしては良い出来ばえでした。カドーは356A スピードスターもモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356A RACING 1
PORSCHE 356A RACING 2

 以下は2000年に発売されたシュコー ジュニア製のポルシェ 356B (1/43 型番27032)の画像です。シュコー ジュニアはホンウェル(HONGWELL)製の1/43のミニカーを流用したものが多いですが、これもホンウェルの356Bを使ってサービス工場のジオラマに仕立てた物です。ホンウエルは安価なミニカーでしたが、この356Bはプロポーションが良く細部も結構良くできていました。ドア開閉ギミックが付いていて室内もそこそこ再現されています。ジオラマは多種多様のサービス用機器が実にリアルに再現され、タイヤを交換するメカニックも付いていて、とても良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356B COUPE 1
PORSCHE 356B COUPE 2

 以下はジオラマの画像です。床に置かれた工具、リフト、ガレージジャッキ、エアボンベ、CRT端末などが再現されていてとても面白いジオラマです。ただし床上の工具類は床と一体成型して塗装した物なので外すことはできませんし、それ以外もミニカー以外は床に固定されていますので単体で取り外すことはできません。(ミニカーはネジ止めなので外せます) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PORSCHE 356B COUPE DIORAMA 1
PORSCHE 356B COUPE DIORAMA 2

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