ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

CITROEN 2CV FOURGONNETTE 1954 FRANCE

CITROEN 2CV FOURGONNETTE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 26 1/43 85㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.6m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 425cc 12HP 4段変速
性能: 最高速78km/h
データーベースでシトロエン 2CV バンのミニカー検索

 

シトロエン 2CV フルゴネット (バン) フランス 1954

 

 2CVの商用車仕様であるフルゴネットが1951年に登場しました。フランス語で小型トラックはカミオネット(CAMIONETTE)と総称され、その中で屋根の付いたものをフルゴネットと呼びます。フルゴネットは小型乗用車ベースで後部にボックス型の荷室を接続した商用車で、荷室が独立していないバンやパネルバンとは厳密には別物です。荷室は室内で運転席とつながっているので、ピックアップトラックに箱型の荷室を積んだ物とも異なります。(ただ日本では一般的に全てバンと呼びますが) なおフランス語で大型トラックの総称はカミオン(CAMION)で、屋根のついた物はフルゴンとなります。

 

 2CV フルゴネットの最初のタイプは2気筒375㏄(9HP)エンジンを搭載したAT型で、1954年に425㏄(12HP)エンジンでパワーアップしたAZU型(最大積載量250㎏)が追加されました。AZU型は1973年にボディを一新し4気筒435㏄(18HP)エンジンを追加、1975年に角形ヘッドライトが採用されるなどして1977年まで生産されました。1963年にはライバルのルノー 4 フルゴネットに対抗して、AZU型の荷室を後方に200㎜延長し2気筒602cc(22HP)エンジンを搭載したAK 350型(最大積載量350㎏)が登場しました。AK 350型は1970年にエンジンを35HPにパワーアップしたAKS 400型(最大積載量400㎏)に切り替わり、1977年まで生産されました。 

 

 

 ミニカーは1960年代に発売されたノレブ製で、材質はプラスチックです。フロントグリルの形状からAZU型の初期をモデル化していると思われます。ボディ全体を一体成型した簡単な作りですが、プロポーションは良くできていると思います。リアドアが開閉するギミックが付いています。(画像をクリックするとリアドアの開閉が見られます) プラスチック製ノレブに良く起こるボディの変形が見られないので、このミニカーは材質などが改良されているのかもしれません。2CV フルゴネットのミニカーは様々なカラーリングでたくさんモデル化されています。特にブレキナ(1/87)は約90種類もモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアドア開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 2CV FOURGONNETTE 1
CITROEN 2CV FOURGONNETTE 2

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PANHARD DYNA Z 1954 FRANCE

PANHARD DYNA Z 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC101 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 850cc 42HP 4段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでパナール ディナのミニカー検索

 

パナール ディナ Z フランス 1954

 

 パナール ディナ Xの後継車としてディナ Zが1954年に登場しました。総アルミ製のボディは全長4.57m(6人乗り)と大きくなり、デザインも空力的で近代的なものに変わりました。エンジンは850cc(42HP)に拡大され、わずか650kgの軽量ボディは最高速130km/hが可能で、しかも極めて低燃費でした。このサイズと性能は当時のルノーの2Lクラスのフレガト並みと優れていましたが、お値段もフレガト並みとやはり製造コストが高いことがネックでした。

 

 独創的で高性能ながら価格が高いことでディナ Zはあまり売れずパナールは経営不振となり、1955年にはシトロエンの傘下となりました。シトロエンの強力な販売網で扱われることになりパナールの販売は上向きました。耐久性向上とコスト低減の為、1955年から最大の特徴であった総アルミ製ボディが徐々にスチール製に切り替わっていきました。1957年にはディナ ジュニア(ジュニオル)の後継車として2ドアのカブリオレが追加されました。1959年に全面的にスチール製ボディに変更されたPL17に名前が変わりました。総生産台数は約14万台でした。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたイクソ製です。1/43としては少し大きめに出来ていますが、実車の雰囲気がうまく再現され良い出来ばえです。バンパーをメッキ処理でなく塗装処理していることで、レトロな感じを出しています。なおフロントグリル中央にある一つ目小僧のようなライトはフォグライトです。同じ物がイクソの別ブランドのノスタルジーでも発売されましたが、そちらはバンパーをメッキ処理していて細部の仕上げが違っています。これ以外のディナ ZのミニカーはCIJの当時物、ノレブ初期のプラスチック製、ビテスなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD DYNA Z 1
PANHARD DYNA Z 2

 以下は2002年に発売されたノスタルジー製のパナール ディナ Z1 1955 (1/43 型番524)の画像です。ボンネットなどがスチール製に変更されたZ1をモデル化しています。上記のイクソ製とほとんど同じですが製作時期が古いので、ドアミラーが無く、ワイパーの材質とバンパーのメッキ処理とライセンスナンバーなどに違いがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PANHARD DYNA Z 3
PANHARD DYNA Z 4

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SIMCA 9 ARONDE 1954 FRANCE

SIMCA 9 ARONDE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOSTALGIE NO24 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.08m 全幅約1.56m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 42HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでシムカ アロンドのミニカー検索

 

シムカ 9 アロンド フランス 1954

 

 サラブレッド期に記載したようにアンリ テオドル ピゴッツィがフランスでフィアットを製造する為に1934年に設立したのがシムカ社でした。最初のシムカとしてフィアット 500のライセンス生産であるシムカ 5が1936年に登場し、1938年にはフィアット 508Cのライセンス生産であるシムカ 8が登場しました。1939年の第2次世界大戦勃発でシムカは生産中止となりましたが、1946年から戦前と同じモデルの生産を再開しました。1948年にシムカ 5はイタリアでフィアット 500が500Cに変わったことに合わせてシムカ 6となり、1949年にはエンジンを1.2Lに拡大したシムカ 8 1200となりました。

 

 1951年にはフィアット 1100がベースながらシムカが設計した新型のシムカ 9 アロンドが登場しました。シムカ 8の4気筒1.2L(42HP)エンジンを搭載し、フラッシュ サーフェースを採用したモノコックボディは斬新でした。当初は4ドアセダンだけで、1951年にスポーツカーの2ドアカブリオレ(オセアーヌ)、1953年に2ドアクーペ(グラン ラルジュ)と2ドア商用バン(シャトレーヌ 後にランチ)が追加されました。1956年にエンジンが1.3L(48HP)にパワーアップし フロント/リアエンドの意匠を変更して全長が少し拡大したシムカ 90A アロンドに変更されました。

 

 

 1958年にはボディが大きなフロントグリルを特徴とするデザインに一新され、エンジンが57HPまでパワーアップしたシムカ アロンド P60に変更されました。アロンド P60にはシムカ 8の1.1Lエンジンを搭載する廉価版もありました。アロンドは際立った特徴がなく万人向けの車だったことや1Lクラスのライバル車が少なかったので、ファミリーカーとして大ヒットしました。1964年まで生産され総生産台数は約45万台で、後継車はシムカ 1100でした。(実車画像→ シムカ アロンド P60 1958)

 ミニカーは2003年に発売されたノスタルジー製です。ノスタルジーはイクソ系のブランドで、その名前が示すように主に1930-1970年代の昔懐かしいフランス車をモデル化しています。このミニカーではフランス車らしくない無国籍なデザインのアロンドがレトロな作風でうまく再現されています。灯火類や室内などの細部もそこそこリアルに出来ています。ノスタルジーはワゴン仕様もモデル化しています。これ以外のアロンドのミニカーはディンキー(仏)の当時物のP60、ノレブ初期のプラスチック製当時物のシムカ 9/P60と最近の物、イクソのシムカ 9/P60などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SIMCA ARONDE 1
SIMCA ARONDE 2

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FACEL VEGA FV 1955 FRANCE

FACEL VEGA FV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC091 1/43 109mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.76m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.5L 180HP 4段変速
性能: 最高速186km/h
データーベースでファセル ヴェガのミニカー検索

 

ファセル ヴェガ FV フランス 1955

 

 ファセル社は第2次大戦前の1939年に実業家ジャン ダニノによって家具や工作機械のメーカーとして設立され、戦後は自動車 メーカーからの委託でボディ製造を行っていました。特にパナール向けのアルミボディ製造はファセルの収入源でしたが、パナールがボディを内製化したので、ファセルは1954年からその製造設備で自社ブランドの高級車ファセル ヴェガの製造を始めました。ファセル ヴェガの主たる市場は北米で、戦前の超高級車ブガッティやドラージュの伝統を背景にした華麗なデザインのボディに、当時最強であったクライスラーのV型8気筒(4.5L 180HP)エンジンを搭載していました。

 

 元々家具メーカーだったので、内装などの仕上げは高級で、高性能エンジン搭載で動力性能も高かったようです。ただ操縦性やブレーキ性能に関してはあまり期待できなかったようです。1954年に最初に作られたFVは、全長が4.6mほどの大型の2ドアクーペでした。当時の高級スポーツカー メルセデス ベンツ 300SLあたりを彷彿させるデザインになっていましたが、クロームモールの使い方などがフランス風の感じになっていました。1958年にはエクセレンスと称する4ドア仕様が追加されました。FVは1959年にV型8気筒5.8L(335HP)エンジンを搭載したファセル ヴェガ HK500に発展し、1962年にはV型8気筒6.3L(355HP)エンジンを搭載したファセル ヴェガ ファセル II (ヴェガ II)に発展しました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたイクソ製です。このミニカーは元々はフランスのミニカー付雑誌「Nos cheres voitures d'antan」(英訳:Our dear Cars of Yesteryear)シリーズのNo.16として作られたようで、これはそれをイクソのカタログ仕様としたものです。元の雑誌付きミニカーよりフロントグリルや灯火類の仕上げレベルが上げられていて、高級な雰囲気がするカラーリングも綺麗で、かなり良い出来ばえとなっています。ファセル ヴェガ FVの量産ミニカーはこれが初めてだと思います。これ以外のFVのミニカーはネオ(レジン製少量生産)があります。HK500のミニカーはイクソ系のノスタルジーとホワイトボックス、サンスターの1/18など、エクセレンスはイクソ、ヴェガ IIはノレブがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FACEL VEGA FV 1
FACEL VEGA FV 2

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RENAULT DAUPHINE 1956 FRANCE

RENAULT DAUPHINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DELPRADO 47 1/43 92mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 845cc 32HP 3段変速
性能: 最高速115km/h
データーベースでルノー ドーフィンのミニカー検索

 

ルノー ドーフィン フランス 1956

 

 ルノー 4CVの上級車として1956年にドーフィンが登場しました。エンジンをリアに搭載する基本的な構造は4CVを踏襲し、サイズを大型化して装備を充実させていました。ボディは4ドアセダンのみで、デザインは上級車のフレガートをイメージさせるシンプルでオーソドックスな3ボックススタイルで、リアエンジン車なのでフロントにトランクがありました。4CVより大きな4気筒845cc(32HP)エンジンを搭載し、最高速も115km/hに向上しました。

 

 1961年に4段変速を採用した豪華仕様のオンディーヌ(ONDINE)が登場し、1962年まで販売されました。1964年にゴルディーニ社がエンジンを37HPにチューンし、4段変速と4輪ディスクブレーキを採用した高性能版のゴルディーニが登場しました。さらに高性能なレース用のホモロゲーションモデルのゴルディーニ 1093も限定生産されました。ドーフィンは大人しい外観でしたが、1958年のモンテ カルロ ラリーで優勝するなど高性能なツーリングカーでもありました。ドーフィンは国内で大ヒットし、世界各地に輸出(ライセンス生産)されました。アメリカではフォルクスワーゲン ビートルに次ぐ輸入車となりました。1967年まで生産され、総生産台数は200万台を超えました。 後継車は1962年に登場したルノー 8でした。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズです。メーカーは不明ですがイクソが似たようなものを作っているのでイクソ系のメーカーだと思います。ドアミラーが付いていてリアエンジン車の特徴であるリアの放熱グリルが良くわかる(ややオーバーですが)造形となっているなど、発売された当時の雑誌付きミニカーとしては上々の出来ばえでした。ドーフィンの当時物ミニカーはCIJ、ノレブのプラスチック製、ディンキーなどがありました。当時物以外ではソリド、イクソ、ノスタルジーのオンディーヌ、最近のノレブの1/18と1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT DAUPHINE 1
RENAULT DAUPHINE 2

 以下は1998年頃に発売されたソリド製のドーフィン 1961 (1/43 型版4542)の画像です。サンルーフが開いた仕様をモデル化しています。ソリドの型番45**シリーズは廉価なミニカーですので細部のつくりは簡素ですが、プロポーションなどの基本的なところはしっかり作ってあります。ソリドはレース仕様もモデル化していて、同じ型を使った別ブランドのべレムでもポリス仕様などをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT DAUPHINE 3
RENAULT DAUPHINE 4

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PEUGEOT 403 1956 FRANCE

PEUGEOT 403 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC107 1/43 104mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.47m 全幅約1.66m
エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 57HP 4段変速
性能: 最高速135km/h
データーベースでプジョー 403のミニカー検索

 

プジョー 403 フランス 1956

 

 プジョー 203の後継車403が1955年に登場しました。基本的な構成は203と同じでしたが、フェンダーを一体化したフラッシュサーフェースの近代的なモノコックボディで一回り大きくなりました。プジョーらしいオーソドックスなデザインはピニンファリーナによるもので、同時期のフィアット 1200あたりに雰囲気が似ていました。4ドアセダン、5ドアワゴン、2ドアクーペ/カブリオレ、2ドアピックアップ、3ドア商用バンがありました。

 

 4気筒1.5L(57HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速度135km/hの性能でした。1958年には電磁式自動クラッチを採用した変速機が追加され、翌年には当時としては珍しい1.8L(48HP)のディーゼルエンジンが搭載されました。1960年に後継車の404が登場しその時点でクーペ/カブリオレは生産中止となりましたが、セダン系は404の廉価版として1966年まで生産されました。403の総生産台数は約100万台で、この車も203同様に良く売れたようです。

 

 

 1970年代に人気があったTVドラマ「刑事コロンボ」で、主人公コロンボの愛車として403 カブリオレが使われました。1950年代のフラン車ということで一般にはほとんど知られていなかった403は、このTVドラマで広く知られることになりました。劇中車は1959年式という設定で、そのポンコツ具合がいい味をだしていました。

 ミニカーは2007年に発売されたイクソ製です。ヘッドライトの下のウインカーがない初期型をモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現されていて、フロントグリルのプジョーのロゴ、ボンネットの先端のマスコット、室内などの細かいところまで良くできています。 当時物ミニカーとしてはディンキー、ソリドのカブリオレ、CIJ、キラルなどがありましたが、いずれもかなり古いビンテージ物です。当時物以外ではソリドとそれをベースにした別ブランドのべレム、エリゴール、ノレブの最近の物、ビテス、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 403 1
PEUGEOT 403 2

 以下は1992年頃に発売されたべレム製のプジョー 403 カブリオレ (1/43 型番V313)の画像です。ソリド初期の型番108の型を流用して再生産されたものです。たぶん上述したTVドラマ「刑事コロンボ」のヒットに乗じてモデル化したものと思われます。オリジナルは1950年代に作られた物なので素朴な作りですが、バンパー、フロントグリル、ホイールをプラスチック製メッキパーツに変更しています。したがってややレトロな作風ですが、まずまずの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 403 CABRIOLET 1
PEUGEOT 403 CABRIOLET 2

 以下は上記のべレム製 カブリオレのフロント/リアの拡大画像と、2002年頃に発売されたLEADER(エリゴール製)の403 カブリオレ 刑事コロンボ仕様(1/43 型番140093)の画像です。LEADERの刑事コロンボ仕様はレジン製で、コロンボの飼い犬(名前はドッグ)が乗っていて、愛用のよれよれのレインコートがドアに掛けられています。劇中車は汚れたポンコツ車なので塗装がきれいな点が似てませんが、おもしろいミニカーです。なおこの画像はエリゴールのミニカーをまとめているWEBサイトGenie Miniatureから借用しました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 403 CABRIOLET 3
PEUGEOT 403 CABRIOLET 4

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TALBOT LAGO T14 LS 4.5L 1956 FRANCE

TALBOT LAGO T14 LS 4.5L 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO ALTAYA Nos ch?res voitures d'antan 55 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.64m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 4.5L 150HP 4段変速
性能: 最高速200km/h (2.5Lエンジン)
データーベースでタルボ ラーゴのミニカー検索

 

タルボ ラーゴ T14 LS 4.5L フランス 1956

 

 前述したようにタルボは元々イギリスとフランスに工場があった大衆車メーカーでした。1919年にタルボはサンビーム、ダラックと合併しSTD(サンビーム-タルボ-ダラック)グループを形成し自動車生産を行いました。STDグループは財政難から1935年にイギリスのルーツグループに吸収されて消滅しました。STDグループのフランス工場はアンソニー ラーゴが買い取りタルボ車の販売を続け、第2次大戦後はタルボ ラーゴという名前になり高級スポーツカーを1960年まで生産していました。

 

 第2次大戦後の1946年に新開発のDOHC 6気筒4.5L(170HP)エンジンを搭載した大型車T26 レコードが登場し、翌年にはボディを小型化した高性能版T26 グラン スポール(GS)が登場しました。これらは戦前のドラージュのようなコーチビルダーがボディを架装する高級車でした。T26のレース仕様車T26Cは1949年ベルギーGP 優勝、1950年ルマン 優勝などで活躍し、タルボ ラーゴの名声を高めました。1955年に新開発のDOHC 4気筒2.5L(120HP)エンジンを搭載した2シータークーペ T14 LSが登場しましたが、この車はほとんど売れずタルボ ラーゴの最後のモデルとなりました。タルボ ラーゴ ブランドは1959年にシムカに売却されました。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付雑誌「Nos cheres voitures d'antan」(英訳:Our dear Cars of Yesteryear)シリーズのNo.55でメーカーはイクソです。これはオークションで入手したものですが、ほとんど同じものがイクソの別ブランドのノスタルジーの型番NO053とホワイトボックスの型番WB086で発売されてます。ミニカーの名前に4.5Lが付いているので、T26用の4.5Lエンジンを搭載したT14 LSをモデル化しています。ミニカーの出来ばえは雑誌付きミニカーの標準的なレベルです。フランス車らしい鮮やかなブルーのボディに黄色いライトで、実車の雰囲気が良く再現されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TALBOT LAGO T14 LS 4.5L 1
TALBOT LAGO T14 LS 4.5L 2

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ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 1956 FRANCE

ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CIJ 3/50 1/43 81mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.45m
エンジン 変速機: 4気筒 747cc 43HP 5段変速
性能: 最高速153km/h
データーベースでアルピーヌ ルノー A106のミニカー検索

 

アルピーヌ ルノー A106 ミッレ ミリア フランス 1956

 

 フランスのレーシングドライバーでルノーのディーラーを経営していたジャン レデールは、ルノー 4CVをチューンした改造車でラリーなどで活躍しルマンにまで出場しました。彼は1955年にアルプス山脈にちなんだ名前のアルピーヌ社を創設し、アルピーヌのプロトタイプは1955年のミッレ ミリアで750ccクラス優勝を果たしました。翌年にルノー 4CVにFRP製のボディを搭載した軽量スポーツカー A106 ミッレ ミリアが市販されました。

 

 A106には1958年にアルピーヌ自社デザインのカブリオレが追加され、1960年にはカブリオレに屋根を付けたクーペも追加されました。1959年にはルノー ドーフィン用のエンジンを904ccに拡大し60HPにパワーアップし、最高速度170km/hという極めて高性能なA108が追加されました。アルピーヌはエンジン チューナーであるゴルディーニと提携することで、より強力なエンジンを使えるようになりました。1973年にアルピーヌはルノー傘下の会社となりました。

 

 

 ミニカーは1950-1960年代に発売されたフランス CIJ製の当時物です。50年も前に作られた古いミニカーですので、室内は何もないがらんどうです。これは後期型ですので窓ガラスが付いていますが、前期型は窓ガラスもありませんでした。そんな素朴な作りですが、実車の雰囲気は十分感じられるミニカーになっています。CIJのミニカーは当時のミニカーの中ではかなり出来の良い部類でした。これ以外のA106のミニカーはべレム(ソリド)、ノレブ、ノスタルジー、エリゴールなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 1
ALPINE RENAULT A106 MILLE MIGLIA 2

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CITROEN DS 19 1957 FRANCE

CITROEN DS 19 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 691 1/43 112mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 75HP 4段変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでシトロエン DS 19のミニカー検索

 

シトロエン DS 19 フランス 1957

 

 2CV同様その独特のスタイルと独創的な技術で知られるシトロエンのDSシリーズは1955年に発表されました。2CVは人々を唖然とさせましたが、DSはその未来的なデザインで人々を圧倒しました。当時宇宙船と称されたボディのデザインは2CVをデザインしたシトロエン社のフラミニオ ベルトーニによる物です。特にグリルのない低く尖ったフロントや後ろにいくほど低く狭まったリアの流線型の造形は当時としては最も進んだ空力設計でした。

 

 DS/IDの実車写真を見ると、屋根がボディと異なる色になっている物が多いですが、、DS/IDの屋根は薄い色がついたFRP製でした。したがって屋根の色がボディと異なるのは標準仕様だったようです。(ルーフ後端の赤丸は方向指示器です) この種の進歩し過ぎたデザインの車はそのほとんどが商業的には失敗してしますが、DSは発表当日に1万台以上を受注して大成功しています。2CVの成功もそうですが、これはフランスならではのことだと思います。

 

 

 シトロエンは私の好きな自動車メーカーです。(現在のシトロエンはDSやCXが健在だった頃に比べると、際立った個性がなくなりましたが、これは時代の流れで仕方ないことです) シトロエンのなかでもDSは特に好きな車ですので、ミニカーも結構たくさん持っています。画像のビテス初期のDSのミニカーは昔の物なので最近の物ほどリアルではないですが、個人的には好きなミニカーです。(60年以上も昔の車をモデル化したミニカーがリアル過ぎるのは、少し違和感を感じますので) プロポーションが良く、灯火類などの細かいところもそこそこよく出来ています。これ以外にもビテスはDS/IDを40種類ほどモデル化しています。DS 19の当時物ミニカーとしては、ディンキー、コーギー、ノレブ、JRD、ポリトーイ、ジクなどがありました。当時の主要なミニカーメーカーのほとんどでモデル化されていますので、DS 19の人気が高かったことが分かります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 19 1
CITROEN DS 19 2

 以下はコーギーのDS 19(型番210 1/47)の画像です。約60年ほど前に作られたものですので素朴な作りです。このミニカーは室内を再現していますが、これはコーギーが他社に先駆けて始めたギミックでした。当時としてはかなり良い出来ばえだったはずです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 1
CITROEN DS 19 2

 以下はディンキー(仏)のDS 19(型番522 1/43)の画像です。これも約60年ほど前に作られたもので、コーギーと同じような出来ばえです。ただ室内はがらんどうで、シートなどは再現されていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 3
CITROEN DS 19 4

 以下はリオのDS 19(型番115 1/43)の画像です。1993年頃に作られたもので当時物ではありません。リオは子供向けではなくマニア向けのミニカーでしたが、1990年代になるとミニカーもかなりリアルな仕上げがされるようになりました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 5
CITROEN DS 19 6

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RENAULT FLORIDE COUPE 1958 FRANCE

RENAULT FLORIDE COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 222 1/46 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.57m
エンジン 変速機: 4気筒 845㏄ 37HP 4段変速
性能: 最高速137km/h
データーベースでルノー フロリード/カラベルのミニカー検索

 

ルノー フロリード クーペ フランス 1958

 

 ルノー フロリードはドーフィンをベースにした2+2座のスポーティーカーで、1958年に発表されました。クーペとカブリオレの2タイプがあり、イタリアのピエトロ フルアがデザインした小粋なスタイルで人気がありました。フロリードという名前はアメリカのフロリダ州にちなんだものでしたが、北米とイギリスではカラベル(CARAVELLE)という名前で発売されました。リアに搭載したエンジンはドーフィンのゴルディーニ仕様(37HP)と同じで、走行性能はドーフィンより少しだけスポーティでしたが見た目重視の車でした。

 

 1962年にエンジンがルノー 8用の4気筒1L(48HP)に変更され4輪ディスクブレーキが採用されました。1962年以降は全市場で名前がカラベルに統一されました。1964年にエンジンが1.1L(55HP)に拡大されて最高速が158km/hに向上し、性能的にもスポーツカーらしくなりました。しかし1960年代後半になると見た目的にも時代遅れになり、1968年に生産中止となりました。総生産台数は約12万台でした。

 

 

 ミニカーは1959年に発売されたコーギーの当時物です。1950年代後半のミニカーですのでヘッドライトやバンパーは塗装処理の素朴な作りです。縮尺1/46と1/43より少し小さめに作られていますが、プロポーションが良く実車の雰囲気がしっかり再現されています。なおこのミニカーは室内の造形がされていてスプリング サスペンションのギミックが付いていますが、当時のミニカーにはまだ室内の造形がないがらんどうの物もありました。これ以外でもソリド、CIJ、ノレブ、ディンキー、スポットオン、ガマなど当時の老舗ブランドが揃ってモデル化していますので、実車の人気が高かったことが分かります。最近の物ではノレブの1/18と1/43があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT FLORIDE 1
RENAULT FLORIDE 2

 以下は1960年に発売されたディンキー(英)製のフロリード クーペ (1/43 No.543)の画像です。上記のコーギーと同じビンテージ物のミニカーで1977年にミニカー専門店で絶版品として入手した物ですが、これもプロポーションはしっかりしていて1960年代のミニカーとしては良い出来ばえです。こちらは室内の造形がなく白いゴム(天然ゴム系)のタイヤを履いているなどかなり初期のミニカーですが、これにもスプリング サスペンションのギミックは付いています。またリアタイヤをよく見てもらうと変形しているのが分かりますが、このタイプの白いゴムタイヤは派手に変形しているものが多いです。(参照ページ→ ミニカーの材質と経年変化 タイヤの変形) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT FLORIDE 3
RENAULT FLORIDE 4

 以下は1962年に発売されたスポットオン製のフロリード カブリオレ (1/42 型番166)の画像です。これも1960年代のビンテージ物のミニカーですが、メッキしたプラスチックパーツが使われているなど、内容的には新しいものです。スポットオンはバスなどの大型車も含めて縮尺を全て1/42で統一していたことで有名なブランドで、マニア向けのミニカーで出来ばえが良いものが多かったです。このフロリードもリアフェンダーのダクトやリアグリルの処理が巧みで当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT FLORIDE 5
RENAULT FLORIDE 6

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