ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

TALBOT LAGO T26C F1 1948 FRANCE

TALBOT LAGO T26C F1 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R074 1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.3m
エンジン 変速機: 6気筒 4.5L 260HP 4段変速
性能: 最高速270km/h
データーベースでタルボ ラーゴのミニカー検索

 

タルボ ラーゴ T26C F1 フランス 1948

 

 戦前1920年代のSTDグループ(サンビーム、タルボ、ダラック)は、速度記録やGPレースに挑戦していました。速度記録車ではサンビーム 1000HP(1927年 327.97 km/h)、レースカーでは1926年のタルボ ダラック 1500などが代表的なマシンでした。1935年にタルボ ラーゴとなってからも、T150などでレースで活躍しています。

 

 戦後タルボ ラーゴは戦前に開発していたT26でレースに復活します。1948年にT26を改良したT26Cが登場します。当時はスーパーチャージャーで過給したアルファ ロメオ 158マセラティ 4CLTが強かったのですが、タルボ ラーゴは1949年のベルギーGPとフランスGPで優勝するなど活躍しています。1950年に始まったF1選手権でも1951年まで参戦し、マイナーなレースでは優勝しています。またT26Cの2座仕様のT26 GSが1950年ルマンで総合優勝(ドライバー ロジェ親子)しています。

 

 

 ミニカーはブルム製で、1982年頃に発売されました。1948年式でとくにどのレースのモデルというわけではないようです。(ブルム初期のモデルには考証がアバウトなものがあります) 後に作られた型番R113のT26Cは1951年ドイツGPの出場車(ドライバー J.クレス)をモデル化しています。それ以外のT26Cのミニカーでは老舗ディンキーの当時物があります。また1950年ルマン優勝車のT26 GSをイクソやスパークがモデル化しています。

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CITROEN 2CV A 1949 FRANCE

CITROEN 2CV A 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 150115 1/43 88mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.78m 全幅約1.48m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 375cc 9HP 4段変速
性能: 最高速65km/h
データーベースでシトロエン 2CVのミニカー検索

 

シトロエン 2CV A フランス 1949

 

 シトロエン 2CVはその独特のスタイルで良く知られています。2CVを理解するには、開発の背景を知る必要がありますので、簡単に説明します。この車は農村で荷物等を運搬する手押し車や馬車を代替する交通手段として1930年代に開発が始まりました。

 したがって荷物がたくさん積めて、農道のような悪路でも快適に走れ、購入価格と維持費が安く、操作が簡単といった無理難題が課せられました。要するに人と物を運ぶ最低限度の車を目指したわけで、このためには見た目は問わないということでした。

 

 第二次大戦を挟んでこの車は完成し、シトロエンの新型小型車として1948年のパリ サロンでお披露目されました。その場にはフランス大統領も臨席していたそうですが、登場した2CVの奇妙な外観に人々は唖然としたそうです。そんなわけで2CVは「醜いアヒルの子」「乳母車」などと嘲笑されて最初は全く理解されなかったそうです。

 

 

 2CVのミニカーは非常にたくさんありますが、これは1991年頃に発売されたノレブ製です。最初に登場した1949年式のモデル(タイプ A)で波状鉄板を使ったボンネット、前開きの前ドア、キャンバスで覆われたトランク部など初期の仕様が再現されていて、色もそれらしい雰囲気です。ノレブはタイプ Aでは1950年式や1954年式などのバリエーションも作っています。これ以外の2CV 初期型のミニカーとしては、JRDの当時物(レア物です)、マッチボックス ディンキー、ビテスなどがあります。  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 2CV 1
CITROEN 2CV 2

 以下はビテスの2CV 1954年(型番521.1)の画像です。フロントグリルのシトロエンのエンブレムが1953年以降に変更されたタイプになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 2CV 3
CITROEN 2CV 4

 以下はマッチボックス ディンキーの2CV 1957年(型番DY032)の画像です。リアのトランク部分にカバーパネルが付きリアクオーターパネルにウインカーが追加されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 2CV 5
CITROEN 2CV 6

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PEUGEOT 203 DECOUVRABLE 1949 FRANCE

PEUGEOT 203 DECOUVRABLE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4547 1/43 101mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.35m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 42HP 4段変速
性能: 最高速116km/h
データーベースでプジョー 203のミニカー検索

 

プジョー 203 デクヴェラブル フランス 1949

 

 第2次大戦後のプジョーは戦前型のプジョー 202だけをしばらく生産していました。1949年に202の後継車として戦後型の203が登場しました。203はモノコックボディを採用し、新開発した4気筒1.3L(42HP)エンジンを搭載する後輪駆動の中型車で、4段変速で最高速116km/hの性能でした。デザイン的にはフロントグリルが戦前のシボレーなどのアメリカ車によく似たスタイルで、あまりフランス車らしくありません。4ドアセダン/カブリオレ、ロングホイールベースの5ドアワゴン(ファミリアーレ)/商用バンと少量生産された2ドアクーペ/カブリオレがありました。

 

 1950年代のフランスには1Lクラス以下の小型車はたくさんありましたが、1.3L-1.5Lクラスの中型車がなかったので、丈夫で経済的であった203は大ヒットしました。昔のフランス車というと、シトロエンに代表されるような個性的な車を想像しますが、実際はプジョーのようなオーソドックスな車がよく売れたということです。1955年に後継車の403が登場した後も203は403の廉価版として1960年まで生産され、総生産台数は約50万台でした。

 

 

 ミニカーは1997年頃に発売されたソリド製です。キャビン側面のピラー部分を残したままで、屋根だけが幌になっているデクヴェラブルという形式の4ドアカブリオレをモデル化しています。ソリドの型番45**の4500シリーズは安価(定価2500円程)故にあまり細かいパーツなどは付いていませんが、プロポーションなどの基本的なところはきちんと押さえてあるシリーズでした。この203も実車の雰囲気がうまく再現された良い出来ばえです。バリエーションでセダン(型番4546)、クーペ(型番4597など)、ファミリアーレ(型番4550)、商用バン(型番4551など)もありました。これ以外の203のミニカーはディンキーの当時物、ソリドの別ブランドのべレムの商用車、エリゴール、ノレブの初期物と最近の物、イクソ、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 203 DECOUVRABLE 1
PEUGEOT 203 DECOUVRABLE 2

 以下は1997年頃に発売された上記ソリド製のバリエーションのプジョー 203 クーペ (1/43 型番45105)の画像です。少量生産された2座席の2ドアクーペをモデル化しています。クーペは性能的にはセダンと同じでしたが、見た目はお洒落でした。このミニカーでも洒落たデザインがよく分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 203 COUPE 1
PEUGEOT 203 COUPE 2

 以下は1988年頃に発売されたエリゴール製のプジョー 203 アルペン ラリー 1954 (1/43 型番1190)の画像です。1954年のアルペン ラリー(RALLY COUPE DES ALPES)にて1.1L-1.3Lクラスで2位となった203をモデル化しているようです。エリゴールはこれも含めてノーマルのセダンなど数種類の203をモデル化しています。初期のエリゴールはノレブ初期のプラスチック製ミニカーの型を流用しているものが多いのですが、これもノレブの型番8をベースにしているようです。オリジナルのノレブ製の出来が良いので、これも当時のミニカーとしては良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 203 RALLY 1
PEUGEOT 203 RALLY 2

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RENAULT COLORALE SAVANE 1950 FRANCE

RENAULT COLORALE SAVANE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VITESSE 067C 1/43 103mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.27m 全幅約1.98m
エンジン 変速機: 4気筒 2.4L 46HP 4段変速
性能: 最高速98km/h
データーベースでルノー コロラールのミニカー検索

 

ルノー コロラール サバン フランス 1950

 

 ルノー コロラールは1950年に登場した、中型の乗用/商用車です。コロラールという名前はフランス語の'COLONIALE(植民地)'と'RURALE(田舎)'を組み合わせた造語で、フランスの植民地や田舎で使用する多目的車という意味合いがあるようです。戦後のルノーは復興に必要とされた4CVなどの小型車が主力でしたが、コロラールは中型車市場への参入を目指した車であり、ほぼ同時期に高級中型車のフレガトも登場していました。

 

 コロラールにはプレイリーとサバンの2タイプがありました。プレイリー(PRAIRIE)は4ドア ブレーク(ワゴン)で、3列シートの6-7人乗りでした。(後席を畳んで荷物が積めます) プレイリーにはタクシー専用モデルがあり、室内は運転席と客席の間に仕切りがあり中央に補助席があるリムジーン仕様となっていました。サバン(SAVANE サバンナ(大草原)の意)は2ドアブレークで、主に商用バンとして使われました。後席の窓はキャンバスが張られていて、キャンバスを巻き上げて窓を開けるといった仕様から分かるように熱帯地方(植民地)で使われることを想定していたようです。コロラールは1952年に新型2Lエンジン(58HP)に変わり、4WD仕様まで設定されました。ただ同じような価格の車に比べると性能が低く見た目も良くなかったので、人気が無く商業的には失敗しました。1957年まで生産され、総生産台数は約4万台でした。

 

 

 ミニカーはビテス製で、1997年頃に発売されました。当時のビテスとしては標準的な良い出来ばえで、これはサバンをモデル化しているので前方に開いたウインドスクリーンや巻き上げられたキャンバスなどが再現されていています。ビテスはプレイリーやタクシー仕様など数種類のバリエーションを作っています。コロラールの当時物ミニカーとしてはCIJの古いレア物がありましたが、それの復刻版をノレブが2006年頃に出しています。それ以外のコロラールのミニカーはイクソ系のミニカー付雑誌「世界のタクシー」のタクシー仕様やCOFRADIS ブランドの物がありますが、どちらもビテスの型を使っているようです。最近の物ではソリドとノレブもあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT COLORALE SAVANE 1
RENAULT COLORALE SAVANE 2

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PANHARD DYNA X 1950 FRANCE

PANHARD DYNA X 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOSTALGIE NO045 1/43 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.82m 全幅約1.44m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 600cc 22HP 4段変速
性能: 最高速100km/h
データーベースでパナール ディナのミニカー検索

 

パナール ディナ X フランス 1950

 

 第2次大戦前は高級車メーカーであったパナールも、戦後は特権階級がいなくなった社会構造の変化に対応する必要があり、小型大衆車を量産することになりました。戦後のパナールのベースとなったディナ Xが1946年に登場しました。ディナ Xはアルミ軽合金のフレームとアルミ製ボディによるセミモノコック構造で、アルミ軽合金製の空冷水平対向2気筒600cc(22HP)エンジンを車軸の前にオーバーハングさせて搭載した前輪駆動方式という極めて革新的な車でした。中身は革新的だったのですが、外観は見てのとおり古くさくユーモラスな感じもします。

 

 外形寸法はルノー 4CVとほとんど同じで最高速100km/hの性能も同じでした。ただしアルミ製ボディなどでコストが数割高いディナはルノー 4CVの1/10ぐらいしか売れませんでした。1954年に外観を大幅に変更したディナ Zにモデルチェンジしました。総生産台数は約4.7万台でした。ディナ Xをベースにした小型2ドアスポーツカー(ロードスター/カブリオレ) ディナ ジュニア(JUNIOR 仏語式に読むとジュニオル)が1952年に登場し、1956年までに約4500台が生産されました。なお優れたサスペンションなどシャーシ性能が高かったディナは、改造されてレースで活躍しました。レースカーではルマンに出場したDB パナールが有名でした。
(実車画像→ パナール ディナ ジュニア 1952)
(実車画像→ DB パナール 1955)

 

 

 ミニカーはイクソの別ブランドであるノスタルジー製で2010年頃に入手した物です。1949年式フォードを思わせる丸いグリルがフロントに追加された1950年式をモデル化しています。ユーモラスな感じがする面構えがよく再現されていて、灯火類や室内などの細部も結構リアルで良く出来ています。これ以外のディナ XのミニカーはCIJの当時物、エリゴールの商用車、イクソ、ノレブのカブリオレなどがあります。ディナ ジュニアのミニカーはCIJの当時物、ビザール(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD DYNA X 1
PANHARD DYNA X 2

 以下は1960年に発売されたソリドの当時物 DB パナール HBR5 ルマン 1959 (1/43 型番112)の画像です。1959年ルマンで9位となった車をモデル化しています。1960年代のビンテージミニカーですので素朴な作りですが、DB パナールの数少ないミニカーの一つです。(画像はWEBショップの商品画像を借用しました)
PANHARD DYNA X 2

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BUGATTI T101 GANGLOFF 1951 FRANCE

BUGATTI T101 GANGLOFF 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS047 1/43 123㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3.3L 135HP 4段変速
性能: 最高速160km/h
データーベースでブガッティ T101のミニカー検索

 

ブガッティ T101 ガングロフ フランス 1951

 

 T101はブガッティ親子が亡くなった後に製造された、ブガッティ社最後の車です。戦前の傑作車T57のシャーシをベースにして開発された車で、たったの9台しか生産されていません。4/2ドア セダン、クーペ、カブリオレなどの様々なボディが架装されました。

 

 このミニカーの実車はシャーシNo.57454にコーチビルダー ガングロフ(GANGLOFF)が2ドアクーペ ボディを架装したもので、1951年のパリ サロンで公開されました。2ドアながら全長5.2mの大柄な車で、T57と同じDOHC 直列8気筒 3.3L(135HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速160km/hの性能でした。実車はフランス国立自動車博物館(シュルンプ コレクション)に展示されています。戦後ブガッティ社は航空機用エンジンを生産していましたが、1963年に同業のイスパノ スイザ社に吸収されました。

 

 

 T101はブガッティとしてあまり知られておらず、量産ミニカーとしてはこれが初めてのモデル化と思われます。元々はフランスのミニカー付雑誌「Voitures Fran?aises d'Autrefois(フランスの名車)」シリーズ用に作られたミニカーで、それをリファインしてイクソのカタログモデルとしたものです。実車と見比べると、ボディカラーから小さなアンテナ(ラジオ用)まで、忠実にモデル化されています。フロントグリル上のブガッティの赤いエンブレム、クロームモール類のメッキ塗装、精緻なエッチング材を使ったスポークホイールとワイパーなど細部もイクソの標準的なレベルで仕上げられています。

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DELAHAYE 235 COARCH 1952 FRANCE

DELAHAYE 235 COARCH 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC242 1/43 119mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.81m? 全幅約1.75m
エンジン 変速機: 6気筒 3.6L 152HP 4段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでドライエのミニカー検索

 

ドライエ 235 コーチ フランス 1952

 

 戦前の135M4 を後継する高級車 235が1951年に登場しました。戦前の高級車メーカーはシャーシだけを提供しそれにコーチビルダーがボディを架装してました。235も当初はこの方式を踏襲し、シャプロン、フィゴーニ、ソーチックなどが特注のボディを架装していました。(実車画像→ シャプロンのクーペ、ソーチックのロードスター) エンジンは135M用の6気筒3.6L(152HP)を搭載し、最高速170km/hの性能でした。ただコーチビルダーの架装するボディは重かったので、燃費は悪くブレーキの効きも悪かったようです。

 

 コーチビルダーが架装する特注ボディは高価で、販売は芳しくありませんでした。そこで標準化されたシャプロン製ボディが設定されましたが、それでも6気筒エンジンを搭載したシトロエンの最上級車15CV シックスの3台分の値段だったそうです。戦後のフランスではこの種の高級車に高い課税がされたこともあって、販売不振から1954年にドライエはオチキス社に吸収され消滅しました。

 

 

 ミニカーはイクソのCLCシリーズで、2013年に発売されました。このコーチという名前は標準化されたシャプロン製ボディを架装したモデルのようです。実車緒元の画像参照先の実車を忠実にモデル化しています。カラーリングやモール類、室内などが良く再現されていてかなり良い出来ばえです。ただ実車の全長から逆算すると、1/43よりも一回り大きめにできているようです。(資料の実車全長が間違っているのかもしれませんが) このミニカーは元々はフランスのミニカー付雑誌「Voitures Francaises d'Autrefois(往年のフランス車)」のNo.3として作られたものでした。(イクソのカタログモデルのこれは内装などの仕上げレベルを変えています) ドライエ 235のミニカーはこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAHAYE 235 COARCH 1
DELAHAYE 235 COARCH 2

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RENAULT FREGATE AMIRAL 1953 FRANCE

RENAULT FREGATE AMIRAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOSTALGIE 14 1/43 111mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 56HP 4段変速
性能: 最高速132km/h
データーベースでルノー フレガートのミニカー検索

 

ルノー フレガート アミラル フランス 1953

 

 第2次大戦中に連合軍の空襲で壊滅的に破壊されたルノー社は、戦後フランスの国策で国有化されました。ルノーの復興は戦前型のジュバカトルの生産再開から始まり、1946年の新型小型車4CVの発表と続きました。ルノーは新型車として中型車を企画していたのですが、戦後復興のために小型車4CVの開発を優先しました。その後1951年になって当初予定していた2Lクラスの中型車フレガートが登場しました。フレガートは戦前のヴィヴァステラの後継車で全長4.7mの大柄なボディに4気筒2L(56HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速132km/h の性能でした。

 

 1953年にデラックス仕様のアミラル(AMIRAL)と廉価版のアフェール(AFFAIRES)にグレードが分けられ、1956年に2.1L(77HP)エンジンが追加され豪華仕様のグラン パヴォア(GRAND PAVOIS)とステーションワゴンのドメン(DOMAINE)が追加されました。1959年にトルコン式3段自動変速機が設定されましたが、1960年には生産中止となりました。総生産台数は約16万台でした。ルノーではその後1975年に30が登場するまで中型車が無くなるのですが、これは1955年に登場したシトロエン DSが大ヒットして中型車市場を占有してしまったことが原因のようです。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたコフラディス(COFRADIS)のノスタルジー(NOSTALGIE) シリーズです。コフラディスはフランスの模型ショップで、ノスタルジーという独自ブランドで名前どおりの懐かしい感じのするクラシックカーのミニカーを販売しています。このブランドのミニカーはイクソ製がほとんどで、意図的にややレトロな作風に仕上げているようです。このフレガートも素朴な作風ながら、フロントグリルや室内などの細部は結構リアルで、実車の雰囲気がうまく再現された良い出来ばえです。これ以外のフレガートのミニカーはCIJやノレブの当時物、エリゴールのセダン/ワゴン/カブリオレ、最近のノレブのセダン/大統領車などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT FREGATE AMIRAL 1
RENAULT FREGATE AMIRAL 2

 以下は2006年に発売されたエリゴール製のフレガート カブリオレ 1959 (1/43 型番100996)の画像です。カブリオレは標準ボディではなかったようなので、これは特注ボディだと思われます。フロントグリルは後期型のデザインで、ワイヤスポークホイールとツートンカラーが特注の高級車らしい感じです。上記のノスタルジー シリーズと同様に最近のミニカーとしてはややレトロな作風ですが、クラシックカーはこんな感じに出来ているのが個人的には好きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT FREGATE CABRIOLET 1
RENAULT FREGATE CABRIOLET 2

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FORD FR (SIMCA) VEDETTE DECOUVRABLE 1953 FRANCE

FORD FR (SIMCA) VEDETTE DECOUVRABLE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 45100 1/43 109mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.72m
エンジン 変速機: V型8気筒 2.2L 66HP 3段変速
性能: 最高速140km/h
データーベースでフォード/シムカ ベデットのミニカー検索

 

フォード (仏) (シムカ) ベデット デクヴェラブル フランス 1953

 

 アメリカのフォード社はフランスに進出し、1920年代にはT型A型の組立てを行っていました。1934年にはフランスのマチス(MATHIS)社がフォード社との合弁会社マットフォード(MATFORD)を設立し、フォード V8の小型版を製造しました。第2次世界大戦の勃発でマットフォードの工場はドイツ軍に占拠され、トラックと軍用車の生産を行いました。(実車画像→ マットフォード アルザス V8 1936)

 

 第2次世界後マットフォードはフォードSAF(フォード フランス)に名前を変え、戦前型のV型8気筒エンジン搭載車(フォード 13CV)の再生産を始めました。1948年には戦後型としてベデットが登場しました。ベデットは米国フォードのマーキュリーを小型化したもので、フラッシュサーフェースを採用した近代的なファーストバック ボディにV型8気筒2.2L(66HP)エンジンを搭載していました。1952年のマイナーチェンジでファーストバックのボディがノッチバックに変更されました。戦後のフランスでは排気量が2Lを超える車には高額な課税がされたので、このようなアメリカ車を小さくしたような車の市場は限られたものでした。1954年にフォードはフランスでの独自路線をあきらめて、フランス工場をシムカに売却しました。シムカにとっては近代的なフォード工場と上級車種が手に入るメリットがありました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたソリド製です。マイナーチェンジでノッチバック化されたフォード ベデット 4ドアセダンのモデル化で、屋根だけが幌になっているデクヴェラブル形式のオープンカー(フォードの呼び名はサンライナー)となっています。ソリドの型番45**のシリーズは主に1950/1960年代のクラシックカーをモデル化していて、当時の定価約2000円と比較的安価ながら、結構良い出来ばえに仕上がっていました。このベデットも老舗らしい手慣れた造形で、実車の雰囲気が良く再現されています。ワイパーがウィンドーにモールドされているなどややレトロな作風ですが、室内などの細部もそこそこ再現されています。ソリドは通常のセダンもモデル化しています。これ以外のベデットのミニカーはノレブ初期のプラスチック製とノスタルジーの物などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD VEDETTE DECOUVRABLE 1
FORD VEDETTE DECOUVRABLE 2

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RENAULT 4CV  1954 FRANCE

RENAULT 4CV 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1106 1/43 84mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.43m
エンジン 変速機: 4気筒 747cc 21HP 3段変速
性能: 最高速105km/h
データーベースでルノー 4CVのミニカー検索

 

ルノー 4CV フランス 1954

 

 第2次大戦中に連合軍の空襲で壊滅的に破壊されたルノー社は、戦後フランスの国策で国有化されました。ルノーの復興は戦前型のジュバカトルの生産再開から始まり、1946年の新型小型車4CVの発表と続きました。ルノーは新型車として中型車を企画していたのですが、戦後復興のために小型車4CVの開発を優先しました。4CVは水冷4気筒747ccエンジン(21HP)をリアに搭載し、小型軽量(585kg)ながら4人乗りで、3段変速で最高速105km/h の性能でした。なおCVとはエンジン排気量などから決められるフランス独特の課税上の馬力の単位です。つまり4CVとは課税馬力が4馬力ということを意味しています。

 

 発売当初4CVは小さすぎると不評でしたが、実車が出回るにつれて評価されるようになり、最終的には数年先までのバックオーダーを抱えるほどの大ヒットとなりました。また4輪独立コイル サスペンションによる優れた操縦性を生かして、1950年代のラリーでも大活躍しました。さらに世界各国に輸出(ノックダウン生産)され、日本では日野自動車が国産化して主としてタクシーに使われました。4CVは1961年にまでに110万台以上が生産され、ルノーを戦前のようなフランス第1の自動車メーカーに立て直しました。(ただし大型車はまだラインナップしていませんでしたが) 後継車は1961年登場のルノー 4でした。

 

 

 ミニカーは1980年代に発売された初期のエリゴール製です。フロントノーズの横バーが3本になっているので1953年式以降をモデル化しています。初期のエリゴールは同時期のノレブのプラスチック製ミニカーをコピーしたものが多いのですが、これもノレブの型番17をベースにしています。ノレブのオリジナルはプラスチック製で窓ガラスも室内もついていない「がらんどう」ですが、エリゴールの4CVはダイカスト製で室内なども再現されていて当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。 エリゴールはラリー仕様など20数種類のバリエーションを出しています。これ以外の4CVのミニカーは当時物ではCIJ、テクノがありました。当時物以外ではソリド(べレム)、デルプラドの世界の名車シリーズ、イクソ、ブッシュの1/87、最近のノレブなどたくさんあります。  以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 4CV 1
RENAULT 4CV 2

 以下は1970年代に発売されたノレブ製の4CV (1/43 型番27)です。ノレブのプラスチック製の4CVは1950年代から発売されていた物なので、窓ガラスも室内もついていない実に素朴なものです。しかし窓ガラス/室内が再現されていないことを別にすれば、4CVのミニカーとしては結構リアルに出来ています。ノレブのプラスチック製ミニカーに良く起こる経年変化によるボディのの変形がほとんど見られないのは、プラスチックの種類が違うからではないかと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4CV 3
RENAULT 4CV 4

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズの4CV (1/43 No.44)の画像です。メーカーは不明ですが、プロポーションが良く、ドアミラーや室内のバックミラーが再現されているなど細部も結構リアルです。当時の雑誌付きミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4CV 5
RENAULT 4CV 6

 以下は1994年に発売されたソリド製の4CV デクヴェラブル 1954 (1/43 型番4538)の画像です。名前のデクヴェラブル(DECOUVRABLE)とは屋根の側面を残して天井部分を幌で開閉できるようにしたカブリオレ仕様のことを意味します。(欧州車に多く見られる形式です) ソリドの型番45**シリーズは廉価版的なミニカーですので、シンプルな作りですが、4CVの雰囲気はうまく再現されています。大きく開いた屋根から見える室内もそこそこ再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 4CV DECOUVRABLE 1
RENAULT 4CV DECOUVRABLE 2

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