ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

LORRAINE DIETRICH B3-6 #5 Le Mans 1925 FRANCE

LORRAINE DIETRICH B3-6 #5 Le Mans 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO LM1925 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 3.45L 100HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでロレーヌ ディートリッヒのミニカー検索

 

ロレーヌ ディートリッヒ B3-6 フランス 1925

 

 ディートリッヒ社はフランスのロレーヌ地方(ドイツとの国境地帯)で蒸気機関車を作っていた会社で、1896年に自動車製造に進出し1935年まで自動車を生産していました。後にブガッティを設計した有名な技術者E.ブガッティを採用し、彼が設計した4気筒車はこの会社の名前を上げました。1905年から車の名前をロレーヌ ディートリッヒに改名しており、この頃には高性能な車として評価されていました。初期のロレーヌ ディートリッヒ

 

 第1次大戦中は軍需品生産を行い、戦後に自動車と航空機エンジンの製造を再開しました。1919年に高性能な6気筒3.45Lエンジンを搭載する新型のA1-6とB2-6が登場します。この車は1922年にB3-6に発展し、そのレース仕様車は1925年ルマンで優勝と3位、1926年ルマンでは1-2-3フィニッシュで優勝しています。ルマンを2連覇したメーカーはロレーヌ ディートリッヒが初めてでした。その後も4気筒2.3L/6気筒6.1Lエンジン搭載車などが追加されました。1928年に会社は売却されて車名がロレーヌに変更されました。1935年に販売不振で自動車市場から撤退し、第2次大戦中は軍用車(装甲車ロレーヌ_37Lなど)の製造を行いました。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2006年頃発売されました。ルマン24シリーズの1台で、1925年ルマン優勝車をモデル化しています。フロントグリルのエンブレム内装のメーターパネルなども再現してあり、かなり良い出来ばえです。イクソは1925年と1926年のルマン出場車を数種類モデル化しています。イクソ以外ではミニチャンプスがB3-6の市販車をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とコクピットの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LORRAINE DIETRICH B3-6 #5 Le Mans 1
LORRAINE DIETRICH B3-6 #5 Le Mans 2

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RENAULT 40CV LANDAULET 1926 FRANCE

RENAULT 40CV LANDAULET 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 149 1/43 128mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: 6気筒 9.1L 140HP 3段変速
性能: 最高速115km/h
データーベースでルノー 40CVのミニカー検索

 

ルノー 40CV ランドレー フランス 1926

 

 1914年に第1次世界大戦が始まり、ルノーは砲弾などの軍需品の生産を行いました。第1次大戦中にルノーのタクシーは「マルヌのタクシー」として知られる作戦で戦勝に貢献しています。第1次大戦が終わるとルノーは戦前型のモデルを復活させました。この当時のルノーは旧式の設計を変えず新技術の開発が遅れていたので、シトロエンなどの新興メーカに比べると旧態化しつつありました。例えばフロントブレーキを採用したのは大型車で1922年と他社よりかなり遅れていました。

 

 その古い設計を代表していたのが1911年に登場した6気筒7.5Lエンジン搭載の40CV(タイプ CG)でした。40CVはルノーの最上級の大型高級車で、フランス大統領専用車としても使われました。40CVは1920年にエンジンが9.1Lに拡大されるなどの変更がありましたが、基本的な設計を変えないまま1928年まで生産されました。ラジエータをエンジンルーム後方に配置する基本設計を変えなかったので、「象の鼻」と呼ばれた特徴的なフロントノーズも長い間続きました。40CVは同じクラスの高級車(ロールス ロイスなど)よりも価格が安かったので生産台数は多かったとのことです。1928年に40CVはルノー初の8気筒エンジンを搭載したレナステラにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1960年代に発売されたソリド初期のクラシックカーシリーズの1つです。エンジンが9.1Lに拡大された後期型の40CV ランドレーをモデル化しています。1960年代のソリドのクラシックカーのミニカーは、当時としてはレベルの高いものでした。この40CVも実車の雰囲気が良く再現されています。「象の鼻」のボンネットが開くギミック付でエンジンも再現されています。バリエーションとして少しスポーティなフェートン仕様とフランス大統領車仕様があります。ソリド以外では、リオのトルペード、ノレブの大統領車仕様があります。 以下はフロント/ボンネットを開いた状態の拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 40CV 1
RENAULT 40CV 2

 以下は1980年に発売されたソリド製のルノー 40CV フェートン 1926年 (1/43 型番1159)の画像です。上記のランドレーとの違いはフルオープンのフェートンでソフトトップを閉じた仕様となっていることとフロントウィンドー横に補助灯、リアにトランクが付いていることです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 40CV 3
RENAULT 40CV 4

 以下は1990年頃に発売されたソリド製のルノー 40CV 大統領車 1923年 (1/43 型番4165)の画像です。フルオープン仕様となっていて、フランス国旗が付いています。(実車画像→ルノー 40CV フランス大統領車 1923) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 40CV PRESIDENT 1
RENAULT 40CV PRESIDENT 2

 以下は1970年代に発売されたリオ製のルノー 40CV トルペード 1923年 (1/43 型番52)画像です。リオはイタリアのメーカーなので、このフェートン(オープン仕様)をイタリア式にトルペードと呼んでいます。ボディ上面にボートのように木が張ってあり、上記のソリド製の40CVよりフロントウィンドーの傾きが大きくドアのオープニングラインが傾いているなど、よりスポーティなデザインのボディとなっています。リオのクラシックカーのミニカーの出来ばえは当時最もレベルの高いものでした。ソリド製より細部がリアルに仕上げられていて、床下のシャーシやサスペンションなどのメカ部分まで再現されています。なお2019年の現時点でも、クラシックカーの1/43サイズのミニカーでこれ以上に出来の良い物は作られていません。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 40CV 5
RENAULT 40CV 6

 以下はフロント/ボンネットを開いた状態の拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 40CV 7
RENAULT 40CV 8

 以下は1970年代に発売されたリオ製のルノー 40CV スポーツ 1923年 (1/43 型番53)の画像です。上記のバリエーションで、前席と後席に独立したカウルを持つダブルカウル フェートンで後席のみ幌を立てた仕様となっています。当時のロールス ロイスなどに比べて見劣りするエンジンを少し強化して動力性能を上げたタイプがスポーツでした。後席のみ幌付なので面白い見た目になっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 40CV 9
RENAULT 40CV 10

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BUGATTI T35B COURSE 1927 FRANCE

BUGATTI T35B COURSE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1025 1/43 92mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長 3680mm 全幅 1320㎜
エンジン 変速機: 8気筒 2.3L 138HP 4段変速
性能: 最高速193km/h
データーベースでブガッティ T35のミニカー検索

 

ブガッティ T35B コルサ フランス 1927

 

 ブガッティは1922年に独自設計の3バルブの8気筒2L(70HP)エンジンを開発し、そのエンジンを搭載したツーリングカー ブガッティ T30が登場しました。T30は前述したT13のシャーシを流用していました。(実車画像→ ブガッティ T30 1922) この車をベースにしてエンジンを90HPにパワーアップしたレーシングカー T35が1924年に登場しました。T35は当時としては画期的なブレーキドラムと一体化したアルミホイール、独自構造のリーフスプリング式サスペンションなどエットーレ ブガッティの独創的な発想による革新的な設計がされた傑作車でした。

 

 T35は当時のレースを席巻する圧倒的な強さを発揮し、数多くのレースで勝利しました。代表的な戦歴としてはイタリアのタルガ フローリオでの1925年から1929年までの5年連続優勝、モナコGPでの1929年と1930年の連続優勝などがありました。T35には廉価版のT35A、スーパーチャージャーで128HPにパワーアップしたT35C、排気量を2.3Lに拡大しスーパーチャージャーで138HPにパワーアップした最強モデルのT35Bなどがあり、総生産台数は約350台でした。T35はレーシングカーとして優れていただけではなく、芸術的な美しさも兼ね備えていました。芸術家でもあったエットーレ ブガッティのセンスやこだわりがいたるところに感じられ、この車に魅せられる人が多いのです。

 

 

 ミニカーはフランスのエリゴール製で1982年頃に発売されました。1927年に登場した最強モデルのT35Bをモデル化しています。特徴的なアルミホイールやフロントサスペンションなどが結構リアルに再現されていて、素晴らしい出来ばえです。T35の1/43量産ミニカーとして当時最高の出来ばえでしたが、2020年現在でも十分一級品と言えます。エリゴールはレース仕様など10種類ほどをモデル化しています。これ以外のT35のミニカーはマッチボックスのビンテージ物、イクソ(ホワイトボックス)、フランクリンミントの1/24、ノレブの1/12、CMCの1/18 超精密モデルなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とコクピット周り/俯瞰の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T35B 1
BUGATTI T35B 2

 以下は1983年頃に発売されたエリゴール製のブガッティ T35B スポーツ(ストリート仕様)(1/43 型番1045)の画像です。これは上記のバリエーションでT35Bの公道仕様をモデル化しているので、ヘッドライトやフェンダー(泥よけ)がついています。ビンテージ期のレーシングカーは市販スポーツカーをチューンした物がほとんどで、当時のフランスではヘッドライトとホーンが付いていればレーシングカーでも公道を走ることが出来たようです。したがってレースの行き帰りの足にも使えた訳です。フェンダーが付いたT35の公道仕様のミニカーはこれぐらいしかないので、その点で貴重なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T35B 1
BUGATTI T35B 2

 以下は2003年に発売されたイクソ製のブガッティ T35B 1928 (1/43 型番CLC029)の画像です。最近のミニカーとしてはフロントグリルを塗装処理だけで済ませているのがやや物足りませんが、最近のT35の1/43量産ミニカーでは一番出来の良いものだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T35B 1
BUGATTI T35B 1

 以下は1990年に発売されたマッチボックス製のブガッティ T35 1924 (1/35 型番Y11-5)の画像です。縮尺が1/35と中途半端なので1/43より少し大き目のミニカーです。フロントグリルが小さめな感じがしますが、30年以上も前に発売されたミニカーとしてはかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T35B 1
BUGATTI T35B 2

 以下はビンテージ物の古いミニカーで、マッチボックス製のブガッティ T35 1926 赤 (1/48 型番Y06-2)と、ラミー(RAMI)製のブガッティ T35C 1928 青 (1/43 型番6)の画像です。どちらも1960年代に発売された物ですので、素朴な作りのミニカーです。ただ60年以上も昔に作られていることを考えると、結構リアルにできていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T35B 1
BUGATTI T35B 2

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RENAULT NN 1927 FRANCE

RENAULT NN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
ELIGOR 1040 1/43 90mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m
エンジン 変速機: 4気筒 950cc 17HP 3段変速
性能: 最高速約60km/h
データーベースでルノー NNのミニカー検索

 

ルノー NN フランス 1927

 

 当時のフランスで小型車として大ヒットしたシトロエン 5CVに対抗して、ルノーが1922年に登場させたのがのルノー KJ (6CV)でした。4気筒950cc(8.3HP)エンジンを搭載したやや旧式な設計の小型車でしたが、それ故耐久性には優れていたそうです。KJは1924年に改良されてNNとなりました。NNの4気筒950ccエンジンは17HPにパワーアップされて前輪ブレーキが装備され、3段変速で最高速約60km/hの性能でした。デザインはシンプルな大人しいもので、まだラジエータをエンジン後方に搭載していたのでフロントグリルのない「象の鼻」のフロントノーズでした。1929年にボディを大型化したNN2に変わり、1930年まで生産されました。

 

 実車がどうだったか分かりませんが、画像を見る限りではNNは同時期のシトロエン 5CVよりも見た目がりっぱな車に見えます。このNNの雰囲気にルノーが一時代前の栄光の影を引きずっていたことがうかがえます。シトロエンは小型大衆車に特化して販売台数を伸ばしましたが、ルノーは大型高級車から小型車までフルラインナップの生産を続けていました。その為フランス最大の自動車会社だったルノーは次第にシトロエンやプジョーにつぐ第3位のメーカーとなっていきました。

 

 

 ミニカーは1980年代に発売されたエリゴール製です。NNのトルペード(オープン仕様)の幌を立てた状態をモデル化しています。実車の雰囲気が良く再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット開閉ギミック付きでエンジンも再現されています。初期のエリゴールのミニカーは同時期のノレブのプラスチック製ミニカーをコピーした物が多いのですが、これもノレブの型番76のNNをベースにしています。バリエーションとしてクーペ仕様とタクシー仕様がありました。これ以外のNNのミニカーはリーツェの1/87、ユニバーサルホビー、最近のノレブの新しいものなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT NN 1
RENAULT NN 2

 以下は1980年代に発売されたエリゴール製のルノー NN クーペ (1/43 型番1041)の画像です。上記のバリエーションで、後席が密閉された少し高級なボディ形式をモデル化しています。ミニカーの箱には名前がNN TORPEDO DECOUVERTと書かれていますが、意味が良くわかりません。このボディ形式はクーペ(仏語ではクぺ)と呼ぶこともあるようですので、クーペとしています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT NN 3
RENAULT NN 4

 以下は1980年代に発売されたエリゴール製のルノー NN クーペ (1/43 型番1041B)の画像です。上記のバリエーションで、エンジンルーム後部に灯火(ランタン)が追加され後席部側面に籐製(枝編み細工)の模様が付けられているので、上記よりも高級な仕様をモデル化しているようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT NN 5
RENAULT NN 6

 以下は1980年代に発売されたエリゴール製のルノー KZ タクシー (1/43 型番1042)の画像です。KZはNNと同時期のモデルでNNより少しボディが大きく4気筒2.2Lエンジンを搭載していました。見た目はほとんど同じなので、ボディの大きさの違いを無視してNNの型を流用してタクシー仕様に仕上げた物です。当時はシトロエン B2 タクシーの方が多かったようですが、こちらの方がシトロエン B2より高級な感じがします。エンジンルーム後方左側に張り出している四角い箱はタクシーメータです。箱の上部に「LIBRE」(英語のFREE)と表示されているのは空車という意味なのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT KZ                    
 TAXI 1
RENAULT KZ TAXI 2

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PEUGEOT 172 R (5CV) 1927 FRANCE

PEUGEOT 172 R (5CV) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 8 1/43 78mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m
エンジン 変速機: 4気筒 720cc 10HP 3段変速
性能: 最高速60km/h
データーベースで戦前のプジョーのミニカー検索

 

プジョー 172 R (5CV) フランス 1927

 

 プジョーは第1次大戦後の1921年に大型車156と小型車161を発表しました。156は6気筒6Lスリーブバルブエンジンを搭載したプジョーとしては最後の大型高級車となりました。(実車画像→ プジョー 156 1921) 161は大成功した小型車ベベの後継車で、クアドリレット(QUADRILETTE)と呼ばれた画期的な小型車でした。約350kgの超軽量ボディに4気筒667cc(9HP)エンジンを搭載し、3段変速で最高速60km/hの性能でした。後輪デフを省略した為後輪トレッドが750㎜で車幅が狭かったので2輪車のような前後2座席の2人乗りでした。161は乗用車としての性能はともかくとして燃費が良く価格が安かったので2年間で3500台を販売して成功しました。

 

 1923年に161は改良されて172になり、安定性向上のため後輪トレッドと車幅が広げられて前席が2人掛けとなり、後方の荷物室も大きくなり居住性が改善されました。1924年に720cc(10HP)エンジンが追加され、4座トルペードや2座カブリオレなどの派生モデルが作られました。1925年からは名前が5CVとなり1929年まで生産されました。161の成功はシトロエン 5CVなど他社が小型車を開発するきっかけとなったのですが、161/172/5CVもトータルで約6万台が生産され、シトロエン 5CVにつぐヒット車となりました。

 

 

 ミニカーは1960年代に発売されたノレブ初期のプラスチック製です。プジョー 5CVとも呼ばれた172の後期型である172 Rのモデル化で、実車が小さいのでミニカーも78㎜と小さいです。小さいながらも実車の雰囲気はよく再現されていて、1960年代当時のミニカーとしては良く出来ていました。室内を見ると前席に2座席ありますが、後席は荷物置き場か非常用のようです。ノレブ初期のプラスチック製ミニカーは経年変化でボディが変形するものが多いのですが、これは材質が変更された物のようでほとんど変形していません。プジョー クアドリレットのミニカーはこれしかないようですので、車種的には貴重なミニカーです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 172 R 1
PEUGEOT 172 R 2

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CITROEN C4 1930 FRANCE

CITROEN C4 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DUBRAY 22a? 1/43 95mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長 4100mm 全幅 1580㎜
エンジン 変速機: 4気筒 1628cc 30HP 3段変速
性能: 最高速90km/h
データーベースでシトロエン C4/C6 戦前のミニカー検索

 

シトロエン C4 フランス 1930

 

 1925年にシトロエン B2/B10はB12にモデルチェンジしました。B12は外観的にはB2と変わりませんが、全綱製ボディを採用しサスペンションやブレーキなどが改良されていました。B12は1926年にエンジンを1539cc(22HP)に拡大したB14に変更されました。最高速はB12の70㎞/hから80㎞/hに向上し、前輪ブレーキのなかったB12に対してB14は4輪にブレーキが装備されました。B14は1928年まで生産されました。B12/B14の総生産台数は約16万台でした。

 

 1929年にC4とC6が登場しました。C4はB14の後継車で、C6はシトロエン初の6気筒エンジン搭載車でした。C4は4気筒1.6L(30HP)エンジンを搭載し、3段変速で最高速90km/hの性能でした。C4には7座セダンから2座クーペまで様々なボディバリエーションがありました。C6はC4より一回り大きなボディを持つ豪華な高級車で、6気筒2.4L(45HP)エンジンを搭載し、3段変速で最高速105km/hの性能でした。なおC4とC6という名前は2000年代になって再度使われています。

 

 

 1950年代の2CVやDSで革新的なイメージがあるシトロエンも、この当時は小さなアメリカ車といった感じで際だった特徴がありませんでした。(シトロエンに限らずこの時期のフランスの実用車はだいたい似たり寄ったりですが) C4は1933年に生産中止となるまでに約26万台が生産され、シトロエン社をヨーロッパ有数の自動車メーカに成長させました。

 ミニカーは1970年代に発売されたフランスのデュブレイ(DUBRAY)製で、材質はプラスチック(レジン?)製です。デュブレイはハンドメイドの少量生産ミニカーで、主に1930年代のフランス車をモデル化していました。このC4は特徴的なフロントグリルがうまく再現されているなど、まずまずの良い出来ばえです。デュブレイはバリエーションで、オープンのトルペードと商用バンもモデル化していました。このデュブレイのミニカーはスイスのモデルカー販売店がTEK-HOBYというブランド名で1980年代以降にも販売しています。デュブレイ以外のC4の量産ミニカーはユニバーサルホビー製のC4Fがあります。C6の量産ミニカーは無いようです。(少量生産品ならありますが) 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN C4 1
CITROEN C4 2

 以下は同じデュブレイのバリエーションのC4 バン (1/43 型番27)の画像です。商用パネルバンでボディ側面に表示されているのは印刷屋さんの広告のようですが、それ以上のことは分かりません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN C4 VAN 1
CITROEN C4 VAN 2

 以下は2003年に販売されたTEK-HOBY製のC4 トルペード (1/43 型番312)の画像です。オープン仕様のトルペードをモデル化しています。上述したように元々はデュブレイのミニカーだった物をTEK-HOBYブランドで発売したものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN C4 TORPEDO 1
CITROEN C4 TORPEDO 2

 以下は2005年頃に販売されたユニバーサルホビー製のC4F ファミリアーレ 1931 (1/43 型番6647/)の画像です。C4Fは1930年に登場した改良版で、ファミリアーレは3列シートの7人乗りで家族全員が乗れるミニバンのような仕様でした。これはフランスのミニカー付雑誌「PASSION CITROEN」のNo.19用に作られたものです。雑誌付きのミニカーながら、細部もそこそこ再現されていて良く出来ています。国内では発売されていないのでオークションで入手しました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN C4 FAMILIALE 1
CITROEN C4 FAMILIALE 2

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CITROEN C4F OMNIBUS 'PALACE HOTEL' 1930 FRANCE

CITROEN C4F OMNIBUS 'PALACE HOTEL' 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 4005 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1628cc 30HP 3段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでシトロエン C4 戦前のミニカー検索

 

シトロエン C4F バス ’パレス ホテル’ フランス 1930

 

 シトロエン C4は改良されて1930年にC4F、1931年にC4Gとなりました。C4F/GにはC4と同じ1.6Lエンジン以外に1.8L(32HP)エンジン搭載車もあったようです。C4には2.78mと2.98m、C6には2.96mと3.13mの長短2タイプのホイールベースがあり、2ドア2座クーペ、4ドアセダン、4ドアカブリオレ、4ドア7座ファミリアーレなど様々なタイプのボディがありました。また商用車としては、取外し可能な後部座席と上下に分かれたテールゲートを備える商用バンや、カスタムボディを架装したトラック、小型バスなどもありました。(→C4F 商用車実車画像)

 

 ミニカーは1982年に発売されたソリド製です。ロングホイールベース版のC4F トラック シャーシにカスタム ボディを載せたマイクロバスをモデル化しています。ソリドらしいシャープな造形で良く出来ています。側面に「PALACE HOTEL」と表示されているので。ホテルの送迎バスのようです。荷台部分には7人分のシートがあり、後部のドアから乗降りするようです。後部ドアが開くギミック付です。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN C4F OMNIBUS 1
CITROEN C4F OMNIBUS 2

 ソリドはこのC4Fのバリエーションでトラック、パネルバン、救急車などの商用車仕様を20種類ほどモデル化しています。またソリドの別ブランドのべレムでも商用車仕様を20種類ほどモデル化しています。 以下は1983年に発売された同じソリドのC4F トラック (1/43 型番4408)の画像です。荷台に積んでいるのは石炭を詰めた袋です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN C4F TRUCK 1
CITROEN C4F TRUCK 2

 以下は1986年に発売された同じソリドのバリエーションのC4F トラック (1/43 型番4416)の画像です。「BP ENERGOL」はBP(BRITISH PETROLEUM)のエンジン オイルの名前です。黄/緑の鮮やかなカラーリングで商品ロゴも綺麗に仕上げてあります。リアゲートが開くギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN C4F TRUCK 3
CITROEN C4F TRUCK 4

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