ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

RENAULT 35CV (TYPE AI) 1906 FRANCE

RENAULT 35CV (TYPE AI) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SAFIR 25 1/43 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 4気筒 7.4L 35HP 4段変速
性能: 最高速80km/h
データーベースで戦前のルノーのミニカー検索

 

ルノー 35CV (タイプ AI) フランス 1906

 

 1903年にフランスは約3万台の自動車を生産し、世界最大の自動車生産国になっていました。当時はパナールやプジョーのシェアが高かったようで、ルノーのシェアはまだ大きくはなかったようです。1906年頃のルノーは6種類のモデルを揃えていました。それは2気筒1L/1.2Lエンジンのタイプ AX/AG、4気筒2.1Lエンジンのタイプ AM、4気筒3.1Lエンジンのタイプ X-1、4気筒4.4Lエンジンのタイプ V-1、4気筒7.4Lエンジンのタイプ AI、6気筒9.5Lエンジンのタイプ ARと小型車から大型車までそろっていました。(参照資料→The Renault range from 1908)

 

  2気筒エンジンの小型車は初期のヴォワチュレットの流れをくむもので、4気筒エンジン搭載車は初期のレーシングカーをベースにしたものでした。タイプ ARはルノー初の6気筒エンジン搭載の大型車で1907年に登場しています。画像の35CV (タイプ AI)は4気筒7.4Lエンジンを搭載した大型の高級車で、1906年の時点ではルノーの最上級車でした。ボンネットの側面に配置されていたラジエータは運転席前のスカットル部分に配置されるようになり、グリルのない台形に傾斜したボンネットを持つルノー独特の顔つき(「象の鼻」と呼ばれました)が完成しています。この顔つきは1920年代後半まで継承されました。

 

 

 ミニカーは1960年-1970年代に発売されたフランスのクラシックカー専門メーカーのサフィール(SAFIR)製です。サフィールのクラシックカーは当時のミニカーとしてはスケールモデル的なリアルな作風で、細かいところまで良く再現され、かなり良い出来ばえでした。このルノー 35CVはサフィールのなかでも大きめのモデルで、青/黄のカラーリングが綺麗で、当時の最上級車の雰囲気が良く再現されています。運転手背後のガラス仕切り上部に運転手に指令を伝える為の伝声管が付いていますので、高級なリムジーンだったことが分かります。金メッキしたモールの付いた特徴的な「象の鼻」とラジエータもリアルにできています。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 35CV 1
RENAULT 35CV 2

 以下は上記のバリエーションで幌を立てた状態のルノー 35CV (1/43 型番24)の画像です。幌の状態を変えた色違いで、このカラーリングも綺麗です。シャーシ/フェンダーはダイキャスト製なので塗装されていますが、ボディはプラスチック製で塗装はされていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 35CV 3
RENAULT 35CV 4

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PEUGEOT TORPEDO (TYPE 81) 1906 FRANCE

PEUGEOT TORPEDO (TYPE 81) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINIALUXE 9 1/43 95mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 2.2L 15HP 4段変速
性能: 最高速67km/h
データーベースで戦前のプジョーのミニカー検索

 

プジョー トルペード (タイプ 81) フランス 1906

 

 ベテラン期のプジョーで記載したように、当時のプジョーにはアルマン プジョーが「LES FILS DE PEUGEOT FRERES(プジョー兄弟の息子達)」社から独立して設立した「AUTOMOBILES PEUGEOT(オートモビル プジョー)」社が作るプジョー車と、元の兄弟の会社が1906年から作り始めたリオン プジョー車(LION-PEUGEOT)の2つがありました。1910年には両社は合併してひとつになりましたが、すぐに車を統一したわけではなく第1次大戦までは独自設計の車作りをしていました。(リオン プジョーは単気筒/2気筒エンジン搭載の小型車がメインでした) 現在のプジョーのロゴはリオン(ライオン)ですが、それはこの当時からの継承です。

 

 このプジョー トルペードは当時最も標準的なモデルであったタイプ 81をモデル化しているようです。ラジエータ グリルの形状(裾が開いた台形)、ボンネット形状、灯火類などが実車の画像とよく似ているので、ほぼ間違いないと思います。タイプ 81は4気筒2.2L(15HP)エンジンを搭載した中型車で、4段変速機で最高最高速67km/hの性能でした。なおこの当時のプジョーの単気筒エンジン搭載の小型車は既にシャフトドライブを採用していましたが、この4気筒エンジン搭載の中型車はまだ後輪をチェーンドライブしていました。タイプ 81はは約250台が生産されました。

 

 

 ミニカーはクラシックカーを多く手がけていたフランスのMINIALUXE(ミニオール)製で材質はプラスチックです。1960-1970年代に作られたミニカーですが、クラシックカーに付き物の灯火類や操作レバーがきちんと別パーツで取付けられているなど、当時のミニカーとしてはかなりリアルに作ってありました。このプジョーも実車の画像と見比べるとフロントグリルやボンネットが結構リアルに再現されています。リアドアが開閉するギミックが付いているのはミニオールのクラシックカーとしては珍しいです。ただプラスチックの経年変化でボディが大きく弓なりに変形しているのは残念です。これ以外にも幌を外したものや幌を2連にしたバリエーションがありました。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 1
PEUGEOT 2

 以下は同じMINIALUXE製のバリエーションでダブル フェートン1906年 (1/43 型番34)の画像です。上記の幌の形状を変えたもので、ライトが外されています。これもプラスチックの経年変化でボディが大きく弓なりに変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 3
PEUGEOT 4

 以下は1969年に発売されたマッチボックス製のプジョー 1907年(1/43 型番Y05)の画像です。これは上記のプジョー タイプ 81のホイールベースを延長してボディを大きくしたタイプ 96 ダブルフェートンをモデル化しているようです。タイプ 96の全長は約4.1m、エンジンはタイプ 81と同じで、1907年に約50台が生産されました。クラシックカーらしくないメタリック塗装で、ヘッドライトがフロントグリルから生えているなどマッチボックス流の簡素化がされていますが、当時のミニカーとしてはそこそこの出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 12/16CV 1
PEUGEOT 12/16CV 2

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SIZAIRE & NAUDIN 1906 FRANCE

SIZAIRE & NAUDIN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RAMI 8 1/43 76mm

 

シザール & ノーダン フランス 1906

 

 シザール & ノーダンは1905年から1921年まで存在した短命の自動車メーカーです。シザール兄弟と友人のノーダンが車を作り始め、1905年に完成車を発表しました。この車は1244cc 8HPの単気筒エンジンを搭載し、横置きリーフスプリングによる前輪独立懸架やシャフトドライブを採用した進歩的な車でした。当時のレースで活躍しており、小型スポーツカーのパイオニア的な車でした。

 

 ミニカーはラミー製です。この車の特長である横置きリーフスプリングのサスペンションとリアのデフが簡単な表現ですが再現されています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m
エンジン 変速機: 単気筒 1.2L 8HP 3段変速
性能: 
 

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RENAULT 14CV (TYPE X) 1907 FRANCE

RENAULT 14CV (TYPE X) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 34 1/43 94㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 3.1L 14HP 4段変速
性能: 最高速67km/h
データーベースで戦前のルノーのミニカー検索

 

ルノー 14CV (タイプ X) フランス 1907

 

 1906年頃のルノーは6種類のモデルを揃えていました。それは2気筒1L/1.2Lエンジンのタイプ AX/AG、4気筒2.1Lエンジンのタイプ AM、4気筒3.1Lエンジンのタイプ X-1、4気筒4.4Lエンジンのタイプ V-1、4気筒7.4Lエンジンのタイプ AI、6気筒9.5Lエンジンのタイプ ARと小型車から大型車までそろっていました。(参照資料→The Renault range from 1908) 

 

 この14CVは上記モデルレンジの上から4番目のタイプ Xで、4気筒3.1Lエンジンを搭載していました。4番目といっても当時としてはかなりの高級車で、特にこのミニカーの実車はフランス政府の公用車でダブル ベルリン形式と呼ばれる長距離旅行用の立派なボディが架装されています。ベルリンとは箱型大型馬車の形式でそれが前後に二つ連結されている形なのでダブル ベルリンと呼ぶそうです。屋根には旅行用の荷物を積むルーフラックが付いています。タイプ Xは1909年に後継車のタイプ BX(→ 実車画像 タイプ BX)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたリオの初期モデルです。この当時のリオはクラシックカー専門のマニア向けブランドでした。(リオは1990年代になるとクラシックカー以外も手掛けるようになりましたが) リオのクラシックカーは細かい部品まで良く再現された手の込んだ造りで、当時のミニカーとしては最高の出来ばえでした。この14CVも金メッキされた特徴的なラジエータ、キャビン窓枠、ヘッドライトなどリアルな仕上げで、カラーリングも綺麗です。1900-1920年代のクラシックカーのミニカーは最近ほとんど作られないので、その点で貴重なミニカーでもあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と全体俯瞰/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT TYPE X 1
RENAULT TYPE X 2

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UNIC TAXI 1907 FRANCE

UNIC TAXI 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SAFIR 26 1/43 98㎜

 

ユニック タクシー フランス 1907

 

  ユニックの一号車は1905年の2気筒1.8Lエンジン搭載の小型車で翌年には4気筒車も加わりましたが、いずれも保守的で地味な車で頑丈さだけが取り柄といった車でした。本国フランスでは人気がありませんでしたが、イギリスではタクシー用として重宝され1930年代まで使われていました。第一次大戦後にタイプL、11CVなどを発表しましたが、世界恐慌で不振に陥り1939年にトラックメーカに転向しました。1951年にシムカ傘下となりその後フィアットの一部門になりました。

 

 そんな訳でユニックのミニカーはタクシーとトラックしかありません。この車にも先に紹介したルノーAGタクシーと同じタクシーメータが取り付けられています。ミニカーはサフィール製です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 4気筒 2L 12HP 
性能: 
 

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PANHARD LEVASSOR TYPE X 'LA MARQUISE' 1908 FRANCE

PANHARD LEVASSOR TYPE X 'LA MARQUISE' 画像をクリック/タップすると画像が変わります
EKO 6004 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 3.3L 4段変速
性能: 最高速 不明
データーベースでパナールのミニカー検索

 

パナール ルヴァッソール タイプ X 'LA MARQUISE' フランス 1908

 

 1904年にパナールは1000台以上の車を販売しており、当時世界最大の自動車メーカーになっていました。この頃には先進的であったエンジン/ギヤボックス/後輪ドライブを一列配置する「システム パナール」も他の会社が同様の方式を採用したことで優位性を失っていました。1901年にドイツのメルセデスから4気筒6.6L(40HP)エンジンを搭載する高性能高級車ジンプレックスが登場し、パナール ルヴァッソールはこのメルセデスを模倣したような高級車を製作するようになりました。

 

 パナールは1911年にアメリカ人のチャールズ ナイトが考案したスリーブバルブ エンジンを搭載するようになりました。スリーブバルブ エンジンとはシリンダ側面のスリーブに吸排気ポートを設ける構造のエンジンで、低効率ながら静粛性に優れていたので1920年代頃まで高級車に使われました。パナールはこのエンジンを1930年代まで主力エンジンとして搭載し続けました。またこのエンジンの高性能化にも注力し、1925年にはこのエンジン(4気筒4.8L)を搭載したレースカーで平均速度185.51km/hの国際速度記録を達成しています。

 

 

 ミニカーは1960年代に発売されたフランスのラミー製です。1908年式のパナール ルヴァッソール タイプ Xをモデル化しています。この車は4気筒3.3Lエンジンを搭載したシェーファードリブンの高級車だったようです。名前の「LA MARQUISE(ラ マルキーズ )」とはフランス語で「候爵夫人」という意味でこの車の愛称だと思いますが、他の意味があるのかもしれません。ラミーのミニカーは現在の感覚では簡素な出来ばえですが、当時としては本格的なクラシックカーのミニカーでカラフルなカラーリングが特徴でした。このパナールも当時のミニカーとしてはそこそこ実車に忠実な造形で、薄紫/オレンジの色使いが洒落ています。(古いのでフロントグリルなど金属パーツが少々錆びていますが) 屋根の上の丸い物はスペアタイヤの置き場所で、丸い蓋をとるとちゃんとスペアタイヤが入っています。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席部分/屋根の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD LEVASSOR TYPE X 1
PANHARD LEVASSOR TYPE X 2

 以下は1965年頃に発売されたスペインのエコー製のパナール ルヴァッソール タイプ X (1/43 型番6004)の画像です。エコーは当時の他社製ミニカーのコピー物が多いのですが、これも上記のラミー製をコピーした物でプラスチック製です。プラスチック製で塗装されていないこととフロントグリルを少し変えていること以外は、ほぼ完璧なコピーで屋根上のスペアタイヤも同じようについています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PANHARD LEVASSOR TYPE X 3
PANHARD LEVASSOR TYPE X 4

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PEUGEOT LION TYPE VC2 DOUBLE PHAETON 1908 FRANCE

PEUGEOT LION TYPE VC2 DOUBLE PHAETON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RAMI 3 1/43 76mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m
エンジン 変速機: 単気筒 1045cc 9HP 3段変速 後輪チェーン駆動
性能: 最高速45km/h
データーベースで戦前のプジョーのミニカー検索

 

プジョー (リオン プジョー) タイプ VC2 ダブル フェートン フランス 1908

 

 ベテラン期のプジョーで記載したように、当時のプジョーにはアルマン プジョーが「LES FILS DE PEUGEOT FRERES(プジョー兄弟の息子達)」社から独立して設立した「AUTOMOBILES PEUGEOT(オートモビル プジョー)」社が作るプジョー車と、元の兄弟の会社が1906年から作り始めたリオン プジョー車(LION-PEUGEOT)の2つがありました。1910年には両社は合併してひとつになりましたが、すぐに車を統一したわけではなく第1次大戦までは独自設計の車作りをしていました。(リオン プジョーは単気筒/2気筒エンジン搭載の小型車がメインでした) 現在のプジョーのロゴはリオン(ライオン)ですが、それはこの当時からの継承です。

 

 1906年に登場した最初のリオン プジョーは単気筒785cc(6.5HP)エンジンを搭載した小型車(全長約2.8m)のタイプ VAでした。(実車画像→リオン プジョー タイプ VA) サイズを少し大きくしてエンジンを1045cc(8.5HP)に拡大したタイプ VCもほぼ同時期に登場しました。タイプ VCはVC1を経て1909年にVC2に発展しました。タイプ VC2はホイールベースを伸ばして全長3.3mまで大きくなり、4人乗り用のスペースが確保されました。VC2にはフェートン、ランドレー、リムジン、商用バンなどのボディが架装され、約1200台が1910年までに生産されました。(この生産台数は当時としてはベストセラーでした) その後1916年まで存続したリオン プジョーは2気筒1.3L-1.7Lエンジンを搭載したV2シリーズや4気筒1.8L-1.9Lエンジンを搭載したV4シリーズを登場させました。

 

 

 ミニカーは1960年-1970年代に発売されたフランスのクラシックカー専門のラミー製です。ラミーは自動車創世記のクラシックカーを多くモデル化していて、ラミーしかモデル化していない車種も多いです。このリオン プジョーもラミーしかモデル化していません。フロントグリルの形状などそこそこリアルで、実車の雰囲気がうまく再現されています。なおミニカーでは再現されていませんが、実車のフロントグリルの上部にはライオンのエンブレムが付いていてこれがリオン プジョーを示す特徴でした。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン/運転席の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT LION DOUBLE PHAETON 1
PEUGEOT LION DOUBLE PHAETON 2

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RENAULT 8CV (TYPE AG) FIACRE 1910 FRANCE

RENAULT 8CV (TYPE AG) FIACRE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 35 1/43 94㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 2気筒 1.2L 8HP 3段変速
性能: 最高速45km/h
データーベースで戦前のルノーのミニカー検索

 

ルノー 8CV (タイプ AG) フィアクル フランス 1910

 

 1906年頃のルノーは6種類のモデルを揃えていました。それは2気筒1L/1.2Lエンジンのタイプ AX/AG、4気筒2.1Lエンジンのタイプ AM、4気筒3.1Lエンジンのタイプ X-1、4気筒4.4Lエンジンのタイプ V-1、4気筒7.4Lエンジンのタイプ AI、6気筒9.5Lエンジンのタイプ ARと小型車から大型車までそろっていました。(参照資料→The Renault range from 1908) 

 

 この8CVはモデルレンジの最下位のタイプ AGで2気筒1.2Lエンジンを搭載していました。ルノーの2気筒エンジンは当時の2気筒エンジンのなかでも静かで取扱いが簡単であったとのことです。その為パリ辻馬車会社から大量の注文があり、距離に応じて自動で料金を算出するタクシーメータがついた世界初のタクシー専用車が製作されました。タクシーで成功したルノーは商用車にも進出し、ルノーのバスやトラックがフランス中に広がり、ルノーはフランス最大の自動車メーカーに成長していきました。なおフィアクル(FIACRE)とはCARRIAGE(馬車)の意で辻馬車という意味もあります。タクシー仕様は以下「AG タクシー ド ラ マルヌ」の欄に記載しています。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたリオの初期モデルです。この当時のリオはクラシックカー専門のマニア向けブランドでした。(リオは1990年代になるとクラシックカー以外も手掛けるようになりましたが) リオのクラシックカーは細かい部品まで良く再現された手の込んだ造りで、当時のミニカーとしては最高の出来ばえでした。この8CVは上記の14CV(タイプ X)のバリエーションとして作られました。実車は同じようなシャーシで搭載するエンジンを変えていたそうですから、ミニカーでもバリエーションとして8CVが作れるわけです。(エンジンは)載せていませんが) 出来ばえは14CVと同等ですが、こちらは運転席がオープンですので、運転席周りの造形が良く分かります。 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席周りの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT TYPE AG FIACRE 1
RENAULT TYPE AG FIACRE 2

 以下は1960-1970年代に発売されフランスのサフィール製のAG ランドレー 1907 (1/43 型番5)の画像です。上記リオと同じ形式のボディを架装したAGをモデル化しています。サフィールもクラシックカー専門のブランドで、リオほど手の込んだ作りではないですが、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。プラスチック製なので経年変化でボディ全体が少し弓なりに変形しています。またタイヤもゴムが劣化して切れている部分があります。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 8CV (TYPE AG) LANDAULET 1
RENAULT 8CV (TYPE AG) LANDAULET 2

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RENAULT 12/16CV (TYPE BZ)  1910 FRANCE

RENAULT 12/16CV (TYPE BZ) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 9032 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.8m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 4気筒 2.4L 14HP 3段変速
性能: 最高速67km/h
データーベースで戦前のルノーのミニカー検索

 

ルノー 12/16CV (タイプ BZ) フランス 1910

 

 前述した4気筒エンジンを搭載するルノー タイプ AM系の後継車として、1908年に12/16CV (タイプ AZ)が登場しました。タイプ AZは4気筒2.4L(14HP)エンジンを搭載した中型車で、最高速56km/hの性能でした。(参照画像 → ルノー タイプ AZ) タイプ AZの後継車として1909年に12/16CV (タイプ BZ)が登場しました。タイプ BZは1910年にはタイプ CBに変わりました。このタイプAZとBZとCBは同じ4気筒2.4L(14HP)エンジンを搭載していて、12/16CVと呼ばれていますので、基本的には同じモデルだと思います。(どこがどう違うのかは分かりません)

 

 12/16CVは中型車でリムジーン、ランドレー、ツーリングクーペなど様々なボディが架装されました。この画像の12/16CVは2座クーペでパーソナルカーとして使われたもので、ドクター クーペと呼ぶことが多いボディ形式です。当時車を個人所有していたのはお医者さんが多く、往診するのにこのような車を使うことが多かったのでドクター クーペと称したようです。この車ではリアは荷物を置くスペースのように見えますが、この形式のボディでは折りたたみ式の補助席(ジャンプ シート)が収納されている場合が多いです。

 

 

 ミニカーは1965年に発売されたコーギー製で、当時のマニア向けのクラシック シリーズの一台です。コーギーのクラシック シリーズはいずれも当時のミニカーとしては群を抜いて素晴らしい出来ばえでした。このルノー 12/16CVはプロポーションが正確で、灯火類/幌/ドライブシャフト/後輪デフなどが金属製パーツで構成されていて、プラスチックをほとんど使わない重厚でマニア向けの凝った作りになっています。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰/底板分部の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 12/16CV 1
RENAULT 12/16CV 2

 以下は1963年に発売されたマッチボックス製のルノー 2シーター 1911 (1/40? 型番Y02)の画像です。これも年式などから12/16CVをモデル化しているものと思われます。マッチボック流の簡略化がされていますが、当時のクラシックカーのミニカーとしては良く出来ていました。縮尺は1/40とされていますが、それにしては小さいので、1/43ぐらいでできているものと思われます。50年前に購入したので、経年変化でシートの色が退色しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 12/16CV (TYPE BZ) 3 width=
RENAULT 12/16CV (TYPE BZ) 4

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RENAULT CAMION (TYPE AG?) 1910 FRANCE

RENAULT CAMION (TYPE AG?) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINIALUXE 10 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: 2気筒 1.2L 8HP 3段変速 3段変速
性能: 最高速45km/h ?
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ルノー カミオン (タイプ AG? ) フランス 1910

 

 前述したようにタクシーで成功したルノーは商用車にも進出し、ルノーのバスやトラックがフランス中に広がり、ルノーはフランス最大の自動車メーカーに成長していきました。これはその商用車の一例でルノー カミオン(CAMION)です。カミオンとはフランス語でトラックやバスの意で、商用バンはフランス語でカミオネット(CAMIONNETTE)といいます。年式から判断して、タクシーに使われたタイプ AGのトラック仕様をモデル化しているようです。(4気筒エンジン搭載のタイプ BZあたりかもしれませんが) 荷台にはワイン?の樽のようなものを積んでいますが、フランスは農業国でもあるのでこのようなトラックの需要があったようです。ちなみに戦後のシトロエン 2CVも同じような貨物運搬需要で売れたとのことです。

 

 ミニカーは1960-1970年代に発売されたMINIALUXE(ミニオール)製です。この時代のトラックはあまり知られていないのですが、このミニカーで当時はこんな感じのトラックがあったのだということを知ることができ、面白いミニカーです。特に荷台に積んだ樽は本物の木材で作られているので、プラスチック製の物とは違って実にリアルです。(樽は荷台から取り外すこともできます) これ以外にもミニオールは同じルノーの幌付トラックもモデル化しています。ミニオールのミニカーは全体がプラスチックでできているので、このトラックは経年変化でボディが少し変形しています。

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像と運転席部分の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 14/18CV CAMION 1
RENAULT 14/18CV CAMION 2

 以下は1960-1970年代に発売されたMINIALUXE(ミニオール)製のルノー 軍用トラック(CAMION DE GUERRE) 1907 (1/43 型番23)の画像です。フランス語の「CAMION DE GUERRE」とは「WAR TRUCK」の意で軍用物資を運搬するトラックのようです。上記のトラックにより年式が古く、フロントウィンドースクリーンとヘッドライトが付いていません。このトラックは経年変化でボディが大きく弓なりに変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 14/18CV CAMION 3
RENAULT 14/18CV CAMION 4

 以下は1983年に発売されたマッチボックス製のルノー AG バン 1910 (1/38 型番Y25)の画像です。これはタイプ AGの商用バンで、「PELLIER」のロゴと広告を表示したデリバリーバンです。なお「PELLIER」(ペリエ)はフランスの炭酸入りミニラルウォーターのブランドです。広告用にデザインされた荷台が個性的で面白く、ルノー AGのクラシックカーとしても良い出来ばえです。マッチボックスは同じ型番で他の企業ロゴのバリエーションを数種類モデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT AG VAN 1
RENAULT AG VAN 2

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