ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

JAGUAR XJ8 (X308) 1998 UK

JAGUAR XJ8 (X308) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTO ART 53572 1/43 118㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4L 294HP 5段自動変速
性能: 最高速240km/h
データーベースでジャガー XJ8/XJ40のミニカー検索

 

ジャガー XJ8 (X308) イギリス 1998

 

 ジャガーのXJシリーズは1986年に2代目のXJ40系にモデルチェンジしました。ボディは大きくなり、基本的なスタイルは継承していますが直線的でモダンなデザインになりました。上級仕様のソブリンは角形ヘッドライトを採用していました。エンジンは新型の6気筒2.9L/DOHC 6気筒3.6L(221HP)でした。XJ40系のディムラー版はディムラー 3.6として設定されました。1990年のマイナーチェンジで、エンジンが3.2L/4Lに変更されました。1993年には併売していた初代XJシリーズ IIIの12気筒版が生産中止となり、後継としてV型12気筒6L(318HP)エンジン搭載のXJ40系のXJ12とディムラー ダブルシックスが設定されました。

 

 1994年に全XJシリーズ(ディムラー含む)がX300系に変わりました。機構的にはXJ40系がベースですが、初代のXJシリーズ独特のフロントが復活しました。(角形ヘッドライトは廃止されました) エンジンは同じ排気量ながら新設計された物に変わりました。また6気筒4Lエンジンをスーパーチャージャーで326HPにパワーアップし足回りを固めたスポーツ仕様のXJR6(市販車初のスーパーチャージャー搭載車)が追加されました。

 

 

 1997年のマイナーチェンジでXJシリーズはX308系のXJ8(ディムラー 8)に変わりました。外観はウインカーの形状が異なる以外はほとんど同じでした。6気筒エンジンが新型のDOHC V型8気筒3.2L/4L(294HP)に変わり、12気筒エンジンが無くなりました。足回りを固めた高性能版のXJR(ディムラー版は スーパー V8)にはスーパーチャージャー付4L(375HP)エンジンが搭載されました。2003年にXJシリーズは3代目のX350系にモデルチェンジしました。

 ミニカーは2001年頃に発売されたオートアート製です。X308系のXJ8をモデル化しています。 実車がでかいのでミニカーも大柄ですが、プロポーションや細部の仕上げなど非常に良く出来ています。特にオートアートは1/43でも前輪がステアするギミックが付いていることもあって、底板部分のエンジンやサスペンションが細かく再現されています。オートアートはバリエーションでXJRもモデル化しています。2代目以降のXJシリーズのミニカーは少なくて、XJ40系はNEOのディムラー ソブリン、X300系は見当たらず、X308系はこのオートアートぐらいしか無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/底板部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR XJ8 (X308) 1
JAGUAR XJ8 (X308) 2

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ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 1998 UK

ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
PMC PMC200802 1/43 150㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.4m 全幅約1.93m
エンジン 変速機: V型12気筒 5.4L 326HP 5段自動変速
性能: 最高速225km/h
データーベースでロールス ロイス (1980年以降)のミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー セラフ リムジン イギリス 1998

 

 ロールス ロイス社は航空機エンジン部門の不振により1971年に倒産しました。ロールス ロイス社の自動車部門は新しくロールス ロイスとして独立しますが、ベンツなどの新興高級車メーカーに押されて業績が悪化し1992年にはBMWと提携しています。1998年には親会社のビッカース社がロールス ロイスのブランド売却を決定し、BMWとフォルクス ワーゲンがこのブランドの争奪戦を行い最終的にはロールス ロイスのブランド使用権をBMWが取得し、フォルクス ワーゲンはロールス ロイスの会社とベントレーのブランドを取得しました。

 

 1980年にシルバー シャドウ II/シルバー レイス IIの後継車としてシルバー スピリット(1995年からはシルバー ドーンに改名)/シルバー スパーが発表されました。この頃からヘッドライトが丸形4灯から角形に変わっています。BMWと提携後の1998年にシルバードーン/シルバー スパーの後継車として新設計されたシルバーセラフが発表されました。

 

 

 シルバー セラフは伝統的な大型グリルやバンパーを備えたデザインで、ボディ全体に丸みが付いています。ボディはアルミ製からスチールに変更され、ハンドメイドだったボディ製造工程は一部が機械化されたようです。BMW製V型12気筒5.4L(326HP)エンジンを搭載し、電子制御サスペンションなど最新の電子機器を装備していました。姉妹車としてBMW製V型8気筒ツインターボ エンジンを搭載するベントレー アルナージがあります。

 1980年から1990年代のロールス ロイスはほとんどミニカーがありません。実車が変わり映えしなかったのとロールス ロイスの威光が下落したことが原因でしょうか。ミニカーはシルバー セラフのストレッチ リムジンで、ロールス ロイスの100周年記念で2004年に限定品(5000台?)として販売されたものです。(全長150㎜と長いです) メーカーは中国のPMCというブランドですが、前輪がステアするように出来ていることからオートアート系メーカーが設計したようです。オートアート系が設計したダイキャスト製で、ロールス ロイスが監修していることもあって、かなり良い出来ばえです。シルバー セラフのミニカーはフランクリン ミントの1/24ぐらいしかないので、車種的に貴重です。(値段も約1万円ほどで、レジン製少量生産品のようには高くないです)  以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE SILVER SERAPH LIMOUSINE 2

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LAND ROVER FREELANDER 1998 UK

LAND ROVER FREELANDER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CARARAMA 250 1/43 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.81m
エンジン 変速機: V型6気筒 2.5L 177HP 5段変速/5段自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速187km/h
データーベースでランドローバー フリーランダーのミニカー検索

 

ランドローバー フリーランダー イギリス 1998

 

 ランドローバーのエントリーモデルとして、小型SUVのフリーランダーが1997年に登場しました。トヨタ RAV4やホンダのCR-Vと同じジャンルの車で、横置エンジンの前輪駆動車をベースにしたフルタイム4WD車でした。個性的なフロントを持つ目新しいデザインで、5ドアとリアキャビン部が開閉できるソフトトップを持つ3ドアの2タイプがありました。エンジンは4気筒1.8L(120HP)、V型6気筒2.5L(177HP)、4気筒2Lターボディーゼルなどがあり、5段自動変速で最高速187km/h(2.5L)の性能でした。2003年のマイナーチェンジでフロントとリアの意匠が変更され、3ドアが廃止されました。当時のヨーロッパでは4WD車のベストセラーカーとして大ヒットしました。

 

 2006年にモデルチェンジして、2代目のフリーランダー 2(北米ではLR2)となりました。デザインは先代のフロントのイメージを踏襲していますが、ボディは5ドアだけとなりました。フォード グループ内のボルボ S80(2代目)と同じプラットフォームを使い、エンジンはボルボの6気筒3.2L(233HP)とフォード/PSAグループの4気筒2.2L(160HP)ディーゼルを搭載していました。ランドローバーが開発した走行モードを切り替える「テレインレスポンス」システムを装備し、オフロード性能も優れていました。2011年のマイナーチェンジで、フロントグリルがレンジローバー風のデザインに変わりました。2014年に生産中止となり、2015年に登場したディスカバリー スポーツが後継車となりました。

 

 

 ミニカーは2001年頃に発売されたカララマ製で、3ドアの初期型をモデル化しています。カララマはホンウェルのブランドで、1/43の安価なダイキャスト製ミニカーを作っていました。安価ながらも基本のプロポーションはしっかりしていて結構良い出来ばえのものがありました。このフリーランダーもライトが小さめですが、樹脂バンパーを使った独特のフロント周りなど実車の雰囲気が良く再現されています。ドアとリアゲートが開閉するギミック付です。なおリアゲートは透明なプラスチックパーツが経年劣化で変形し、きちんと閉まらない状態になっています。同じ物がシュコー ジュニア ブランドでも発売されていました。これ以外のフリーランダー初代のミニカーは、カララマのマイナーチェンジ後の5ドア、ユニバーサルホビーの3ドア、Bブラーゴの3ドアなどがあります。フリーランダー 2のミニカーはブラーゴとオックスフォードなどがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/リアゲートの開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAND ROVER FREELANDER 1
LAND ROVER FREELANDER 2

ランドローバー ディスカバリーのミニカー → データーベースでランドローバー ディスカバリーのミニカー検索

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JAGUAR S TYPE 1999 UK

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SCHUCO JUNIOR 390021 1/43 114㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.86m 全幅約1.82m
エンジン 変速機: V型6気筒 3L 238HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速230km/h
データーベースでジャガー S タイプのミニカー検索

 

ジャガー S タイプ イギリス 1999

 

 ジャガーは1989年にフォードに買収され、フォードグループの高級車ブランドとなりました。1998年に登場したSタイプはフォード傘下となって初のニューモデルで、S タイプという名前は1963年発売のMK IIで使われていました。ジャガーのエントリーモデルに位置づけられ、フォード リンカーン LS(1999年)をベースにした後輪駆動車でした。(フォード ヨーロッパの最上級車でもありました) デザインは初代のS タイプをモチーフにしたと思われるレトロな物です。4ドアセダンのみで、エンジンはV型6気筒2.5L/3L、V型8気筒4L(298HP)がありました。

 

 2002年のマイナーチェンジで、内装の品質向上などジャガーらしさを高め、8気筒が4.2Lに変更されました。さらにスーパーチャージャー付のV型8気筒4.2L(298HP)エンジンを搭載し、リアスポイラーなどの空力パーツを追加した高性能版のS タイプ Rが追加されました。2007年に生産中止となり、後継のXFシリーズ(X250)にモデルチェンジしました。S タイプはジャガーとしては安い値段(それでも500万円以上)ゆえにヒットしました。 ちなみにもっと安いX タイプ(4/6気筒エンジン搭載)が2001年に登場していますが、こちらはそれほど売れなかったようです。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたシュコー製(ジュニア シリーズ)です。ジュニア シリーズは廉価版ミニカーの類で、同じ型でホンウェル(カララマ)ブランドの物もあります。廉価版とはいえ、プロプーションは悪くなく室内などの細部もそこそこに仕上げてあり、結構良い出来ばえです。シュコーはS タイプ Rのレース仕様であるV8 スターも1/87と1/43でも数多くモデル化しています。これ以外のS タイプのミニカーはヤトミンのS タイプ R(1/72)があります。また他社が手掛けていない車種を得意にしているネオ(レジン製少量生産)が2015年にモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR S TYPE 1
JAGUAR S TYPE 2

 ジャガー XFシリーズのミニカー →データーベースでジャガー XFのミニカー検索

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ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 1999 UK

ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTO ART 50204 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.9L 420HP 6段変速
性能: 最高速265km/h
データーベースでアストン マーチン DB7のミニカー検索

 

アストン マーチン DB7 ヴァンテージ イギリス 1999

 

 DB(デヴィッド ブラウン)グループからアストン マーチンの経営権を買い取った会社の経営が悪化し、経営権が別の会社に移りました。1975年に新会社「アストン マーチン ラゴンダ」が設立され、その後業績は回復しました。1990年代になって今度はフォードがアストン マーチンの株を買い占めて、アストン マーチン社はフォード傘下となりました。この時代に経営者だったデヴィッド ブラウンが役員として復帰したことで、またDBの名前が復活しました。

 

 20年間生産され時代遅れとなったV8は1989年にヴィラージュ V8に切り替わります。ヴィラージュは外観は新しくなったものの、その実態はコストダウンで他社製パーツを流用したオリジナル性に乏しいものでした。またエンジンとシャーシは以前としてV8そのままでした。スーパーチャージャーで550HPにパワーアップした高性能版ヴィラージュ ヴァンテージが1993年に登場しましたが、この車はヴィラージュという名前が省かれるようになり、その後1996年からは通常仕様からもヴィラージュの名前が省かれて単にV8と呼ばれるようになりました。ヴィラージュ V8は2000年まで生産されました。

 

 

 1993年にDB7が登場しました。フォード傘下でTWR(トム ウォーキンショー レーシング)が開発を担当し、フォード傘下のジャガーのシャーシやエンジンを流用することでコストダウンしていました。ボディの雰囲気がジャガー XK8に似ているのはこの為ですが、それでもアストン マーチンらしさが感じられるデザインになっています。(ヴィラージュより魅力的でした) 従来はアルミ製だったボディがスチール製に変わり、スーパーチャージャー付 DOHC 6気筒3.2L(330HP)エンジンを搭載し、4輪独立サスペンションで、最高速265km/hの性能でした。

 なお6気筒エンジンのDB7は8気筒のヴィラージュより車格は下でした。1996年にコンバーチブルのボランテが追加され、1999年のマイナーチェンジで6気筒エンジンから、DOHC V型12気筒5.9L(420HP)エンジンに切り替わり、名前にも高性能版を意味するヴァンテージが追加されました。DB7は約7000台(アストン マーチンとしては最多)が生産され、2003年にDB9にモデルチェンジしました。(DB8はV8と紛らわしいので避けたようです)

 ミニカーは2001年に発売されたオートアート製です。左ハンドルですから、北米輸出仕様をモデル化したのでしょう。フロント周りの造形が巧みで、非常に良い出来ばえです。オートアートは1998年創業でミニチャンプスの1/18を製造していた「UT モデル」が前身ですから作風がミニチャンプス的です。また主力が内部のメカも再現している1/18なので、1/43でもサスペンションなどのメカ部分がリアルに仕上げられていて、前輪がステアするギミックが付けられています。オートアートは1/18もモデル化しています。これ以外のDB7のミニカーはビテスのクーペとボランテ、シュコー ジュニアのクーペとボランテなどがあります。 以下はフロント拡大画像/前輪操舵ギミック動作画像とリア拡大画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 1
ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 2

 ヴィラージュのミニカーは最近まで少量生産のウエスタン モデルしかなかったのですが、最近になってスパークがクーペとボランテをモデル化しています。→ データーベースでアストン マーチン ヴィラージュのミニカー検索

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ROVER 75 1999 UK

ROVER 75 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 4592 1/43 109㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2L 150HP 5段変速/5段自動変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでローバー 75のミニカー検索

 

ローバー 75 イギリス 1999

 

 品質が低下し販売が低迷していたローバーは1979年にホンダと資本提携しました。1980年代にはホンダ車をベースにした車がローバーグループから発売されました。バラードをベースとしたトライアンフ アクレイム(後継は200シリーズ)、シビックをベースにした400シリーズ、アコードをベースにした600シリーズ、レジェンドをベースとした800シリーズ(北米仕様はスターリング)などがありました。ブリティッシュ レイランドは1986年にローバー グループに改名され、1988年にはブリティッシュ エアロスペース(航空会社)に売却されました。

 

 その後1994年にブリティッシュ エアロスペースはローバーをBMWに売却しました。(ホンダとの提携は解消) BMWはローバーグループを解体し、ミニとトライアンフのブランドを自社で保有し、ランドローバーは米国フォードに売却し、残りのMGなどのブランドは英国の投資家グループ フェニックス コンソーシアムに売却されました。そのフェニックス コンソーシアムが2000年に立ち上げたMG ローバー グループも経営不振で2005年に倒産しました。現在ローバー ブランドはインドのタタ自動車が保有しています。

 

 

 600と800の後継車としてBMW傘下で新規に設計された75が1998年に登場しました。75という名前は1950年代のP5時代の名前を復活させたもので、デザイン的にも丸型4灯式ヘッドライトなどレトロな雰囲気に仕上げています。横置きエンジンの前輪駆動車で、当初はセダンのみで2001年にワゴン(ツアラー)が追加されました。エンジンはDOHC 4気筒1.8L(120HP)、DOHC V型6気筒2L/2.5L(177HP)、4気筒2L(116HP)ターボディーゼルなどがありました。

 2001年にエンジンやサスペンションをチューンしたスポーツ仕様の姉妹車が、MGブランドのMG ZT(ツアラーはZT-T)として登場します。ZTにはフォード製 V型8気筒4.6Lエンジンを搭載したZT Xパワーなどの高性能版が設定されました。2004年のマイナーチェンジで、75/MG ZTはヘッドライトが変更されてスポーティなイメージのフロントに変わりました。75は多くが政府公用車として使われストレッチリムジンも設定されるなど、保守的な層には評判が良かったようです。2005年のMG ローバー グループの倒産で生産が終了しました。(75の総生産台数は約21万台でした)

 ミニカーは2001年に発売されたシュコー製です。シュコーらしいしっかりした塗装で、プロポーションが良く細部もリアルに再現された良い出来ばえです。この時期のシュコーとしては珍しいイギリス車ですが、親会社BMWの意向でプロモーション用として作られたのではないかと思います。これ以外の75のミニカーはバンガーズがモデル化しています。1980年代後半から1990年代前半のローバー車(200、400、600、800など)はミニカーがほとんどありません。ミニカーがあまり作られなかった時期なのですが、実車も人気がないようです。最高級車のローバー 800はコーギーの1/36、ウエスタンモデルの1/43でモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROVER 75 1
ROVER 75 2

姉妹車 MG ZTのミニカーはバンガーズがモデル化しています。→ データーベースでMG ZTのミニカー検索

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ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 2001 UK

ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC022 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.9L 460HP 6段半自動変速
性能: 最高速305km/h
データーベースでアストン マーチン ヴァンキッシュのミニカー検索

 

アストン マーチン V12 ヴァンキッシュ イギリス 2001

 

 2001年に登場したV12 ヴァンキッシュは前述したDB7より車格が上のアストン マーチンの最上級車でした。DB7をよりダイナミックにしたデザインで、その後このスタイルが新しいアストン マーチンのベースとなりました。2シーターが基本で、オプションで2+2も可能でした。シャーシはカーボンファイバーとアルミの複合材で構成され、ボディはハンドメイドのアルミパネルでした。エンジンはDB7 ヴァンテージと同じDOHC V型12気筒5.9L(460HP)を搭載し、変速機はパドルシフトの6段半自動のみでした。

 

 2004年にエンジンを528HPにパワーアップし最高速321km/hの高性能版V12 ヴァンキッシュ Sが登場しました。外観的にはフロントグリルの開口部が大きくなり、フロント/リアにスポイラーが追加されていました。V12 ヴァンキッシュは2007年に生産中止となり、後継車はDBS V12となりヴァンキッシュの名前が一時的に消えました。2012年にはDBS V12の後継車としてヴァンキッシュの名前が復活しました。

 

 

 ミニカーは2003年に発売されたイクソ製です。ダイナミックなボディが良く再現されていて、フロントグリルやホイールなどの細部もリアルで、なかなか良い出来ばえです。多分同じ型を使っていると思いますが、ビテスでもモデル化しています。これ以外のV12 ヴァンキッシュのミニカーはコーギーの映画「007 ダイ アナザー デイ(2002年)」のボンドカー仕様(1/36)、アオシマのボンドカー仕様(1/18)、京商の1/12とボンドカー仕様(1/72)、ミニチャンプスのヴァンキッシュ Sとボンドカー仕様などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 1
ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 2

 2004年からアストンマーティンはDB9をベースとしたレーシングカーDBR9で、ルマンやFIA GT選手権に参戦し、2008年のルマンではDBR9がGT1クラスで優勝しました。その後2005年に登場した3代目 V8 ヴァンテージをベースにしてLM GTE(GT2)クラスのレーシングカー ヴァンテージ GTEが2008年に開発されました。ヴァンテージ GTEはDOHC V型8気筒4.5L(456HP)エンジンを搭載し、ルマンや世界耐久選に参戦していました。2014年と2017年のルマンではGTE クラスで優勝しています。2018年にはツインターボ V型8気筒4Lエンジンを搭載した新型ヴァンテージ GTEが登場しています。 以下は2019年に発売されたルマン24時間レース カーコレクション製のヴァンテージ GTE ルマン クラス優勝 2017 (1/43 No.10)の画像です。車体全体の細かなデカール、灯火類、ホイール、リアから飛び出した特徴的で巨大なディフューザーなどがリアルに再現されていて、従来の雑誌付ミニカーのレベルを超えたかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ASTON MARTIN VANTAGE LE MANS 2017 1
ASTON MARTIN VANTAGE LE MANS 2017 2

アストン マーチンのルマン参戦車のミニカー → データーベースでアストン マーチン ルマンのミニカー検索

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BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 2003 UK

BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 画像をクリック/タップすると画像が変わります
LE MANS COLLECTION 12 1/43 108㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.64m 全幅約1.99m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒4L ツインターボ 615HP 6段自動変速
性能: 最高速350km/h
データーベースでベントレー スピード 8のミニカー検索

 

ベントレー スピード 8 #7 ルマン 優勝 イギリス 2003

 

 ベントレーは1920年代にベントレー 3Lなどでルマンで5勝していますが、1931年にロールス ロイス社に買収されたことでレース活動から撤退しました。1998年にベントレーはフォルクスワーゲン傘下となったことでレース活動に復帰し、2001年から2003年までにルマン優勝を目指す「ルマン参戦3ヵ年計画」が立案されました。この計画に沿って開発されたプロトタイプレーシングカーがベントレー スピード 8です。基本的な構造は同じフォルクスワーゲン グループのアウディのルマンカーアウディ R8Cをベースにしています。エンジンもアウディ R8と同じDOHC V型8気筒3.6Lツインターボ(600HP)を搭載していました。

 

 2001年にベントレーは71年ぶりにEXP スピード 8でルマンに復帰しました。最終結果は3位で表彰台に上りました。2002年ルマンにはエンジンを4Lに拡大したスピード 8で参戦し、1-3位を独占したアウディ R8に次ぐ4位となりました。2003年ルマンはアウディがワークス チームで参戦しなかったので、スピード 8が実質的にフォルクスワーゲン グループのワークスとなり、1-2位でフィニッシュし通算6度目の優勝を遂げました。ベントレーの「ルマン参戦3ヵ年計画」は計画通りに達成されました。(これは簡単なことではありません 凄いです)

 

 

 ミニカーは2019年に発売されたルマン24時間レースカーコレクションで、メーカーはスパークの関連会社です。2003年ルマンで優勝した7号車をダイキャスト製でモデル化しています。雑誌付きのミニカーながらもエッティング材のワイパーやホイールなどがリアルで細かいところまでデカールがきちんと貼られているなどかなり良い出来ばえです。これ以外のスピード 8のミニカーはイクソの2001/2003年型、オートアートの1/18の2002年型、ミニチャンプスの2002/2003年型、スパーク(レジン製)の2003年型などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と俯瞰画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 1
BENTLEY SPEED 8 #7 LE MANS WINNER 2

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BENTLEY ARNAGE T 2003 UK

BENTLEY ARNAGE T 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 436139070 1/43 127㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.93m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.8L ツインターボ 458HP 4段自動変速
性能: 最高速270km/h
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ベントレー アルナージ T イギリス 2003

 

 1980年にロールス ロイス シルバー シャドウがシルバー スピリットにモデルチェンジしたのに合わせて、ベントレー T2は後継車のミュルザンヌにモデルチェンジしました。ミュルザンヌにはその後、装備を簡略化したエイト(後にブルックランズ)、ターボでパワーアップしたターボ R、ターボのないSなどが設定されました。ミュルザンヌをベースにしたクーペタイプのコンチネンタル Rが1991年に追加され、そのコンバーチブル仕様のアズールが1995年に追加されました。

 

 1998年にロールス ロイス(ベントレー)の売却に関してフォルクスワーゲンとBMWが争った結果、ロールス ロイスはBMW傘下、ベントレーはフォルクスワーゲン傘下となりました。したがって従来のロールス ロイスのスポーティ版がベントレーといった関係が無くなりました。その1998年にロールス ロイス シルバー セラフが登場しましたが、これに合わせてベントレーもミュルザンヌ ターボ Rがアルナージにモデルチェンジしました。

 

 

 ロールス ロイス シルバー セラフとベントレー アルナージはまだ姉妹車でしたので、外観はよく似ています。当初のエンジンはBMW製DOHC V型8気筒4.4L ツインターボ (354HP)で、これはグリーンレーベルと呼ばれ、2000年には無くなりました。1999年にターボ R用だったロールス ロイス製 V型8気筒6.8L ターボ (405HP)エンジンを搭載したレッドレーベルと呼ばれるモデルが追加され、レッドレーベルは2002年にツインターボ化したアルナージ Rとなり、さらに458HPにパワーアップしたアルナージ Tも登場しました。2005年にはオープンカー仕様のアズールが追加されました。

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製のアルナージです。ミニチャンプス絶頂期のモデルですから、全般的にレベルが高い仕上げでかなり良く出来ています。この当時のミニチャンプスのミニカーはサイドウインドーが開いているものが多いです。その理由は室内の内装仕上げに手をかけているので、それが良く見えるようにサイドウィンドーにひと手間かけて開いた状態にしているのです。(このベントレーはそれほど凝った仕上げではありませんが) 内装の仕上げが落ちるにつれて、サイドウィンドーは閉じた状態の物が多くなっていきました。 なおこのベントレーで少し仕上げを変えればロールス ロイスも作れそうですが、ライセンスの関係なのかミニチャンプスはシルバー セラフを作っていません。これ以外ではフランクリンミントの1/24や京商の1/64があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY ARNAGE T 1
BENTLEY ARNAGE T 2

 1980年代以降のベントレーはコンチネンタル、ミュルザンヌ、アズールやレースカーのスピード 8などをミニチャンプスや京商などがモデル化していています。ベントレーのミニカーの検索 → データーベースでベントレー(1980年以降)のミニカー検索

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BENTLEY CONTINENTAL GT 2003 UK

BENTLEY CONTINENTAL GT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 436139021 1/43 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.82m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC W型12気筒 ツインターボ 6L 560HP 6段自動変速
性能: 最高速320km/h
データーベースでベントレー コンチネンタルのミニカー検索

 

ベントレー コンチネンタル GT イギリス 2003

 

 前述したベントレー ミュルザンヌのクーペ コンチネンタル Rの後継車がコンチネンタル GTで2003年に登場します。フォルクスワーゲンがベントレーを買収したことで、ベントレーはロールス ロイスの姉妹車ではなくなったので、大きな丸型4灯ヘッドライトを持つ独自の迫力あるデザインに様変わりしました。2+2のシートを持つ4シータークーペで、内装は従来通りの本革などを使った豪華なものでした。フォルクスワーゲン製のW型12気筒6L ツインターボ(560HP)エンジンを搭載し、マニュアルモード付き6段自動変速で、フルタイム4WDです。

 

 2005年に4ドア版の派生車フライングスパーが登場します。フライングスパーの名前は1950年代のS1 コンチネンタル以来の復活となりました。2006年に電動ソフトトップを装備したオープンカーのGTCが追加されました。2007年にエンジンを610HPにパワーアップしたGTスピード、2009年にそのオープン仕様GTCスピードが追加されました。2009年にはさらに630HPにパワーアップしボディを軽量化したスーパースポーツ、2010年にそのオープン仕様が追加されました。2011年に2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製です。実車の迫力あるスタイルがよく再現された素晴らしい出来ばえです。また全開になったウインドーから見える室内はメーターなどがリアルに再現されています。これが発売された当時はミニチャンプスの絶頂期で、年間500種類以上の新製品が発売されていました。コンチネンタル GTはフライングスパー、GTC、スーパースポーツなど 1/43、1/18、1/64で約30種類もモデル化されています。これ以外では京商が1/64で、スーパースポーツやレース仕様のGT3をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY CONTINENTAL GT 1
BENTLEY CONTINENTAL GT 2

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