ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

LAND ROVER SERIES II 88 1960 UK

LAND ROVER SERIES II 88
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAND ROVER SERIES II 88


VITESSE 470 1/43 83㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.62m 全幅約1.68m エンジン 変速機: 4気筒 2.3L 72HP 4X2段変速 4WD
性能: 最高速105km/h  データーベースでランドローバー シリーズ IIのミニカー検索

ランドローバー シリーズ II 88 イギリス 1960年

 

 ランドローバーは、1958年にシリーズ IIに変わりました。基本的なデザインはシリーズ Iと変わりませんが、サイドパネル上端に丸みが付き特徴的な横一線のウエストラインを持つデザインとなりました。(このウエストラインは最新のディフェンダーまで継承されています) シリーズ IIでエンジンは4気筒2.3L(72HP)に変更されました。1961年にはディーゼルエンジンも4気筒2.3L(62HP)に変更されました。2.3Lガソリンエンジンはディーゼルエンジンが主流となった1980年代中頃まで使われました。

 

 ショートホイールベース 88インチのステーションワゴン仕様は7人乗りで、前列が3人掛けのベンチシートで後は2人掛けシートが対面式に配置されていました。ロングホイールベース 109インチのステーションワゴン仕様は10人乗りで、前列と2列目が3人掛けのベンチシートで、その後ろに2人掛けシートが対面式に配置されていました。さらにオプションで3人掛けシートが対面式に配置された12人乗りもあったそうです。(参照サイト→ランドローバーの歴史) なおこの12人乗りは税制上バスとみなされて税金が安かったそうで、ディフェンダーにも2002年までバスの設定があったそうです。

 

 

 ミニカーはビテス製で、1989年頃に購入しました。シリーズ IIで一番良く知られているホイールベース 88インチのハードトップ仕様をモデルしています。ビテス初期のモデルですが、フロントの造形など結構リアルで当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。画像では分かり難いですが、左ハンドルの輸出仕様で後席は対面シートになっています。ビテスにはバリエーションが約10種類ほどありました。シリーズ IIの当時物ミニカーとしてはスポットオン、コーギー、ディンキーなどで色々な仕様がありました。当時物以外ではバンガーズ、オックスフォード、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAND ROVER SERIES II 88 1
LAND ROVER SERIES II 88 2

 以下は1969年頃に発売されたメーベトイ製のランドローバー シリーズ II 'トランス アメリカン' (1/43 型番A40)の画像です。これは有名な探検家のニーノ チラーニ(Nino Cirani)氏が1968年にアメリカ大陸横断を行った際に使用したランドローバー シリーズ II 109 をモデル化したものです。フロントに付いているジェリ缶や屋根上の荷物、側面のロゴなど実車に即した仕様になっていました。ボンネット/ドア/リアゲートが開閉するギミック付きです。なおこのランドローバーには「AZIZA 3」という名前が付いていました。(実車画像→ ランドローバー AZIZA 3) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAND ROVER SERIES II 109 TRANS AMERICAN 1
LAND ROVER SERIES II 109 TRANS AMERICAN 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアゲートを開いた室内の画像です。室内には大型のライフル銃2丁、箱、ランタンが収まっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAND ROVER SERIES II 109 TRANS AMERICAN 3
LAND ROVER SERIES II 109 TRANS AMERICAN 4

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COOPER T53 F1 1960 UK

COOPER T53 F1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
COOPER T53 F1


BRUMM R300 1/43 83㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m 全幅約1.5m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.5L 240HP 5段変速
性能: 最高速282km/h  データーベースでクーパーのミニカー検索

クーパー T53 F1 イギリス 1960年

 

 1959年のF1シーズンを席巻したクーパー T51 F1の改良型クーパー T53 F1が1960年に登場しました。T53は新しい鋼管フレーム構造を採用したことで、T51より低くスマートになりました。コヴェントリー クライマックス製のDOHC 4気筒2.5L(240HP) FPFエンジンを搭載し、リアサスペンションはT51のリーフスプリングからコイルスプリングに変わりました。デビュー戦は1960年のモナコ GP(ドライバー B.マクラーレン)で2位でした。1960年シーズンは10戦中6勝の成績で、コンストラクターズとドライバーチャンピオンを連覇しました。

 

 クーパーが大活躍したことで、ロータスフェラーリがミッドシップエンジン方式のマシンを開発し、クーパーの優位性は失われていきました。1961年からF1の排気量が1.5Lに変わり、クーパー T55が登場しました。(実車画像→ クーパー T55) T55はイタリアGPで3位となりましたが、それ以上の成績は上げていません。1962年にはクーパー T60が登場し、モナコGPでB.マクラーレンのドライブで久しぶりの優勝をしました。(実車画像→ クーパー T60) 1963年にはクーパー T66が登場しましたが、ほとんど活躍しませんでした。(実車画像→ クーパー T66) 1966年にF1の排気量が3L(過給付1.5L)に変わり、マクラーレンの3Lエンジンを搭載したクーパー T81が登場しました。

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたブルム製です。1960年のイギリス GPの優勝車(ドライバー J.ブラバム)をモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現されていて、リアサスペンションのコイルスプリングがそれらしく再現されているなど細部もそこそこリアルに仕上げられ、良く出来ていました。ブルムはT53を4種類モデル化しています。これ以外のT53のミニカーではディンキーの当時物や、シュコーの1/18、スパークなどがあります。T66のミニカーはポリトーイ(初期のプラスチック製)の当時物 1/41がありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

COOPER T53 F1 1
COOPER T53 F1 2

 以下は2000年に発売されたブルム製のクーパー T53 #1 J.ブラバム イギリス GP クーパー クライマックス シャーシ付 1960 (1/43 型番A002)の画像です。これは上記のクーパー T53とボディを外したシャーシをセットにして専用の梱包箱に収めた限定生産品でした。(箱の背景には当時のイギリス GPの写真が使われています) 当方が保有するこれはシャーシにエンジンが付いていないのですが、どうもこれは欠品のようで、本来はエンジンが再現されています。エンジン以外のサスペンションとコクピット周りもそれなりに再現されていますが、T53のシャーシは鋼管フレーム構造でこのミニカーのような底板はありませんので、厳密なことを言うとその点ではリアルではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
COOPER T53 F1 3
COOPER T53 F1 4

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BEDFORD TK HORSE TRANSPORTER 1960? UK

BEDFORD TK HORSE TRANSPORTER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BEDFORD TK HORSE TRANSPORTER


CORGI 1104 1/47 255mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約12m 全幅約2.6m エンジン 変速機: 4気筒3.3L/3.6L 6気筒5L/5.4L ディーゼルなど 4段変速
性能: 最高速 不詳   データーベースでベッドフォードのミニカー検索

ベッドフォード TK 競争馬運搬車 イギリス 1960?年

 

 イギリスのベッドフォードはGM系列の自動車メーカーであったヴォクスホールの商用車ブランドでした。GM系列のシボレーからベッドフォードにブランドが変わったのは1930年頃で、小型バン、トラック、大型トラック、バスなど幅広く商用車を揃えていました。第2次大戦中は軍用トラックなどの軍需品の生産を行いました。当時のベッドフォードには12CWTや30CWTという名前が付いた商用車がありました。CWTは積載量を示す単位で1CWTは約45㎏なので、12CWTは540㎏となり小型商用バンクラス、30CWTは1350㎏となり小型トラッククラスとなります。

 

 ベッドフォードは戦後もイギリス有数の商用車メーカーとして発展しましたが、1980年代には競合他社に対する競争力がなくなりました。1991年にベッドフォード ブランドはなくなり、小型商用車はオペルやヴォクスホールに移管されました。戦後のベッドフォードとして有名なモデルとしては、1950年に登場した大型トラックのSとその後継車で1959年に登場したTK、1952年に登場した短いノーズで特徴のある顔付きの小型商用車CA、1963年に登場したヴォクスホール ビバをベースにした小型商用車HA、ボンネットバスのOB/OWB、軍用トラックののQLなどがありました。

 

 

 ミニカーは1973年頃に発売されたコーギー製の当時物です。ベッドフォード TKの競争馬運搬車(セミトレーラー)をモデル化しています。モデル化された馬運搬車が実在するかどうかは不明ですが、縮尺1/47と少し小さめながらトラクターやトレーラーはそこそこリアルにできていました。(なお連結されたトレーラーは分離できません) コーギーお得意の馬や作業員のフィギュアが付いていて、ちょっとしたジオラマが楽しめるミニカーに仕上がっていました。馬に着せる被服(馬着というらしい)が紙のシール製で付属していました。(1頭だけ着せてあります) ベッドフォード TKのミニカーは最初は型番1130でチッパーフィールド サーカスのトレーラーとして1962年に発売され、これはその仕様変更版でした。コーギーにはこれ以外にもベッドフォード TKのトラクターを使った、ダンプカー、カートランスポーター、重量物運搬トレーラーなどのバリエーションが10種類ほどありました。コーギーはTKの前のモデル(S)も数種類モデル化していました。ベッドフォードのミニカーは、当時物ではディンキーやマッチボックス、最近の物ではオックスフォードなどが色々な車種をたくさんモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とトレーラーのジオラマ仕立ての画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BEDFORD TK HORSE TRANSPORTER 1
BEDFORD TK HORSE TRANSPORTER 2

 以下は馬の馬着(紙のシール)の画像です。上段の真ん中は外して馬に着せています。
BEDFORD TK HORSE TRANSPORTER HORSE COVER

 以下は1967年に発売されたディンキー(英)製の当時物 ベッドフォード TK ジョーンズ フリートマスター 片持ち式クレーン車 (/1/43 型番970)の画像です。ジョーンズ クレーン社(JONES CRANES)はイギリスのクレーンのメーカーで、これはベッドファードをベースにした同社の片持ち式クレーン車をモデル化しています。縮尺1/43で全長175㎜X全幅65㎜の少し大きめのミニカーになっていました。ディンキー(英)のがっちりとした作風は、このような商用車を再現するには最適で、実に良く出来ていました。クレーンの柱は寸法を短くして車載する為に中央で折れ曲がっていて、使用する際には展開させるのですが、その展開も実車同様に動作します。またクレーンの柱の立ち上げと吊り下げフックの巻き上げもクレーン台座の横にある赤いクランクハンドルで操作できます。当時のミニカーは基本的には子供向けの玩具ながら、ここまで凝ったギミックがついていました。(大人のマニア向けといった要素もありましたが) これ以外にもダンプカー、清掃車、重量物運搬セミトレーラーなどもモデル化されていました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BEDFORD TK CRANE 1
BEDFORD TK CRANE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とクレーンの巻き上げ部の拡大画像です。巻き上げ部には3軸のギヤがあります。中央のギヤがクランクハンドルで回すギヤで、手前のギヤが吊り下げフックの巻き上げ用で奥のギヤがクレーンの柱の立上げ用です。クランクハンドルを押し込むと手前のギヤとクランクハンドルのギアが嚙み合って、クランクハンドルで吊り下げフックを上下させることができます。クランクハンドルを手前に引くと奥のギヤと噛み合って、クレーンの柱の角度を変えることができます。かなり凝った構造ですが、今でもちゃんと動作します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BEDFORD TK CRANE 3
BEDFORD TK CRANE 4
 以下はクレーンの展開動作の簡易動画です。クレーンの展開動作が分かりやすいように、クレーン台座を180度回転させてから展開させています。次にクレーンの柱を立てて、吊り下げフックを下げています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BEDFORD TK CRANE 5

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MORRIS OXFORD MK VI 1961 UK

MORRIS OXFORD MK VI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MORRIS OXFORD MK VI


VANGUARDS VA05402 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.46m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 55HP 4段変速
性能: 最高速126km/h  データーベースでモーリス オックスフォードのミニカー検索

モーリス オックスフォード MK VI イギリス 1961年

 

 ピニンファリーナ デザインを採用したBMC車はファリーナ サルーンと呼ばれ、1958年に中型車が登場し、1959年には大型車が登場しました。中型車はモーリス オックスフォード MK V、MG マグネット MK III、オースチン A55 ケンブリッジ MK II、ウーズレー 15/16などがあり、6気筒エンジン搭載の大型車はオースチン A99 ウエストミンスター、ウーズレー 6/100、バンデン プラ プリンセスなどがありました。 (実車画像→ MG マグネット MK IIIオースチン A55 ケンブリッジ MK IIオースチン A99 ウエストミンスター )

 

 ファリーナ サルーンは同じようなデザインのボディでしたが、エンジンや内装が変えられていて、いわゆるバッジ エンジニアリングの車でした。(このデザインはピニンファリーナによる同時期のフランスのプジョー 404とそっくりでもありました) これらの車は1961年にボディがマイナーチェンジされ、1968年頃まで生産されました。なおファリーナ サルーンの中/大型車は同じようなデザインになったことで各ブランドの独自性が損なわれ、あまり好評では無かったそうです。モーリス オックスフォード MK VI(1961年マイナーチェンジ版)は1971年まで生産されました。後継車はADO17シリーズのモーリス 1800(オースチン 1800の姉妹車)でした。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたバンガーズ製です。バンガーズは老舗コーギー傘下のブランドで、往年のコーギーを思わせる作風のミニカーを作っています。ファリーナ サルーンの中型車の代表であるモーリス オックスフォード MK VIをモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。エッチング材のワイパーやフェンダーミラーなど細部をリアルに仕上げている反面、ヘッドライトにラインストーン(ダイヤカットしたガラス球)を使うなど昔のコーギー流で仕上げたところもあり、私のようなロートル コレクターが懐かしさを感じる作風でした。これ以外のファリーナ サルーンは適当なミニカーがありませんが、外観的にはグリルが違うだけで同じようなデザインですので、モデル化されないのでしょう。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MORRIS OXFORD V 1
MORRIS OXFORD V 2

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AUSTIN A60 CAMBRIDGE 1961 UK

AUSTIN A60 CAMBRIDGE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUSTIN A60 CAMBRIDGE


VANGUARDS VA04400 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.6m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 61HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速130km/h  データーベースでオースチン ケンブリッジのミニカー検索

オースチン A60 ケンブリッジ イギリス 1961年

 

 1952年にオースチン グループはモーリスと合併しBMC(ブリティッシュ モーター コーポレーション)となりました。当時のオースチンにはA40 サマーセット(4気筒1.2L)、A70 ヘレフォード(4気筒2.2L)、プリンセス リムジーン(6気筒4L)などがあり、A40 サマーセットの後継車としてA40 ケンブリッジ(初代)が1954年に登場しました。A40 ケンブリッジは4ドアセダンの小型車で、4気筒1.2L(42HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速110㎞/hの性能でした。(実車画像→ オースチン A40 ケンブリッジ)

 

 1954年にA40 ケンブリッジのボディに4気筒1.5L(50HP)エンジンを搭載したA50 ケンブリッジ(2代目)が登場しました。最高速が119㎞/hに向上し、デラックス仕様にはヒーターやカーペットなどが装備され、ラジオと時計がオプション設定でした。A50 ケンブリッジは日本の日産でダットサン 112型としてライセンス生産されました。

 1957年にエンジンを51HPにパワーアップし、リアウィンドーを大きくするなど外観を少し変更したA55 ケンブリッジが登場し、A55をベースにした商用車(1/2t ピックアップと1/2t バン)が設定されました。1959年にサイズを拡大しピニンファリーナがデザインしたボディに変更したA55 ケンブリッジ MK IIが登場しました。この車はモーリス オックスフォードの姉妹車でもありました。1960年にエステート仕様のカントリーマンが追加されました。(実車画像→ オースチン A55 ケンブリッジ MK II)

 

 

 1961年に4気筒1.6L(61HP)エンジンを搭載した、A60 ケンブリッジが登場しました。デザインは先代のピニンファリーナのデザインを継承していましたが、テールフィンは小さくなっていました。3段自動変速機が設定され、最高速130km/hの性能でした。1962年に4気筒1.5L(40HP)ディーゼルエンジンが追加されました。後継車のオースチン 1800が1964年に登場した後も、1969年まで生産され総生産台数は約28万台でした。

  ミニカーは2004年に発売されたバンガーズ製で、A60 ケンブリッジをモデル化しています。バンガーズは老舗コーギー傘下のブランドで、往年のコーギーを思わせる作風のミニカーを作っています。実車に即したカラーリングでプロポーションが良く、実車の雰囲気が実にうまく再現されていました。エッチングメタル製のワイパー、フェンダーミラー、室内インパネなどの細かいところもリアルに仕上げてありますが、ラインストーン(ダイヤカットガラス)製のヘッドライトは往年のコーギー流です。このキラリと光るラインストーンのヘッドライトはリアルではないのですが、ミニカーの造形としては魅力があります。(コーギーのミニカーは子供のころから慣れ親しんできたので、私はコーギー流の造形を好ましく感じます) これ以外のケンブリッジのミニカーは、コーギーの当時物 A50 1/46、マッチボックスの当時物 A50 1/64?、オックスフォードのA60 1/76などがあります。 以下フロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUSTIN CAMBRIDGE A60 1
AUSTIN CAMBRIDGE A60 2

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