ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

VAUXHALL CRESTA PA FRIARY ESTATE (Queen Elizabeth II) 1961 UK

VAUXHALL CRESTA PA FRIARY ESTATE (Queen Elizabeth II) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
OXFORD VFE003 1/43 106㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 2.3L 73HP 3段変速
性能: 最高速136km/h
データーベースでヴォクスホール クレスタのミニカー検索

 

ヴォクスホール クレスタ PA フリアリー エステート イギリス 1961

 

 ヴォクスホール クレスタは前述したヴェロックスの上級モデルとして1954年に設定され、内外装が高級に仕上げられていました。1957年のモデルチェンジで4気筒はビクター FA、6気筒はヴェロックス/クレスタ PAとなりました。6気筒2.3L(73HP)エンジンを搭載したヴェロックス/クレスタは、3段変速で最高速136km/hの性能でした。ボディのデザインはGM風のアクの強いもので、あまりイギリスの保守層には受けそうにないものでした。

 

 ただこの車の特注仕様のフリアリー エステートは、エリザベス女王が私用車として長年愛用されました。エリザベス女王はかつては自ら運転されていて、1965年に登場したクレスタ PCのフリアリー エステートを女王が運転されている写真(参照画像→クレスタ PCを運転するエリザベス女王)があるので、女王はよほどこの車がお気に入りだったようです。女王の車ということとその個性的なデザインで、クレスタ PAは戦後のヴォクスホールでは最も有名なモデルとなりました。1962年に2.6L(104HP)エンジンが追加されPBにモデルチェンジされるまでに、約8万台が生産されました。なおPBはエステートも含めてごく平凡なデザインになっています。(参照画像→ヴォクスホール クレスタ PA)

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたオックスフォード製です。オックスフォードは2009年から輸入されるようになったイギリスの新ブランドで、コーギーのブランドであるバンガーズに似たノスタルジックな作風で、主に古いイギリス車をモデル化しています。このフリアリー エステートは個性的なリアのデザインが良く再現されていて、少しレトロな感じの作風がいい味をだしています。なおPAとPBの当時物はスポットオンがモデル化していました。PAのミニカーはバンガーズもモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VAUXHALL CRESTA PA FRIARY ESTATE (Queen Elizabeth II) 1
VAUXHALL CRESTA PA FRIARY ESTATE (Queen Elizabeth II) 2

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VAUXHALL VIVA HA 1963 UK

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DINKY(UK) 162 1/43 93㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.94m 全幅約1.51m
エンジン 変速機: 4気筒 1L 44HP 4段変速
性能: 最高速125km/h
データーベースでヴォクスホール ビバのミニカー検索

 

ヴォクスホール ビバ (ヴィヴァ) HA イギリス 1963

 

 1963年に1Lクラスの小型車としてヴォクスホール ビバ HAが登場しました。ビバはその前年に発表されたGM傘下のオペルの小型車カデットに少し手を加えた兄弟車でした。4気筒1L(44HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速125km/hの性能でした。性能もデザインもカデットとほとんど同じでしたが、発表から1年も経たずに10万台が生産されて本家同様の大ヒット車になりました。1966年にHB、1970年にHCとモデルチェンジされました。

 

 オペル カデットの成功でGMはグループ内の車種の国際的な共通化を進めるようになり、市場が大きく開発能力の高いオペルがGM ヨーロッパでは主導権を握ることとなりました。そんなわけで1970年以降はオペルとの共通化が進められ、ヴォクスホールの独自開発車はなくなりました。現在のラインアップにあるコルサ、アストラ、インシグニアなども全てオペルの兄弟車です。なおオペルもヴォクスホールもフランスのフランスのPSAグループ(プジョー シトロエン)が2017年にGMから買収してPSAグループの傘下となっています。

 

 

 ミニカーは1964年に発売されたディンキー(英)製で、当時物はなぜかこれしかないようです。1960年代のミニカーですのでシンプルな作りですが、プロポーションなど押さえるところは手を抜かずきちんと作ってあります。ボンネットとトランクが開閉します。なおディンキーは型番140でオペル カデットも作っているのですが、全く別の型を起こしてこのビバを作っています。また同じ1/43ながら何故かビバが少し大きいのです。ビバの最近のミニカーではバンガーズやオックスフォードなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとトランクの開閉ギミック/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VAUXHALL VIVA HA 1
VAUXHALL VIVA HA 2

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HILLMAN MINX 1961 UK

HILLMAN MINX 画像をクリック/タップすると画像が変わります
VANGAURDS VA06800 1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.55m
エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 53HP 4段変速
性能: 最高速127km/h
データーベースでヒルマン ミンクスのミニカー検索

 

ヒルマン ミンクス イギリス 1961

 

 1919年に自動車ディーラーとして創業したルーツ社は、1920年代にイギリス最大の自動車販売会社に発展します。ルーツ社は1930年代にヒルマン、ハンバー、サンビーム、タルボといった自動車メーカーを傘下に収め、ルーツ グループを形成しました。第二次大戦後にシンガーを買収し、1950年代後半にはBMCに次ぐ自動車メーカーとなりました。

 

 ヒルマンは自転車メーカーの創業者であったウイリアム ヒルマンが起こした老舗の自動車メーカーでした。ミンクスは戦前の1931年に発表された大衆車で、戦前はかなりヒットした車でした。信頼性が高かったので、戦時中も軍用車として生産されていました。戦後もそのまま生産され、その後も絶え間なく改良が行われ、なんと1970年頃まで生産されました。

 

 

 1954年頃のミンクスは4気筒1.4L(43HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速120km/hの性能でした。セダン、コンバーチブル、エステートワゴン(ハスキー)のボディ バリエーションがありました。またルーツ グループの他のブランドであるシンガーやハンバーといった姉妹車のプラットフォームとしても使われています。なお日本のイスズ自動車がこの車のノックダウン生産を行い、イスズ ヒルマン ミンクスとして1953年から1964年まで販売していました。

 ミニカーはバンガーズ製で、グリルの形状から多分1961年頃のシリーズIIIと呼ばれるタイプのモデルのようです。著名なデザイナーのレイモンド ローウイがデザインしたという一番知られているデザインのボディを正確に再現しており、当時の流行だったツートンカラーがよく似合ってます。当時物としてはスポットオンやディンキーの物があります。イスズのヒルマン ミンクスはトミカ リミッテドでもモデル化されています。

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HILLMAN IMP 1963 UK

HILLMAN IMP 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 138 1/43 86㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.59m 全幅約1.53m
エンジン 変速機: 4気筒 875cc 39HP 4段変速
性能: 最高速120km/h
データーベースでヒルマン インプのミニカー検索

 

ヒルマン インプ イギリス 1963

 

 ルーツ グループにはミンクスをベースにしたモデルしか在りませんでした。そのルーツ グループがBMCのミニに対応して開発した小型車がインプで1963年に登場しました。4気筒875cc(39HP)エンジンをリアに搭載する時代遅れのRR車ながら、全輪独立懸架、4段変速で最高速120km/hの性能でした。

 

 RR方式の小型車とはいえ、走らせるとなかなかの車だったらしく、モンテ カルロ ラリーにも参加しています。動力性能的にもミニ(848cc)と同じようなものなので、低価格ゆえでの需要があったのだと思います。1976年までに約44万台が生産されています。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製でモンテ カルロ ラリー仕様もあります。小さなミニカーですが、実車のイメージを良く再現してあります。コーギーもポリスやラリー仕様を出していますので、この車は結構人気があったようです。

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HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 1968 UK

HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 302 1/43 107㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: 4気筒 1.7L 61HP 4段変速
性能: 最高速135km/h
データーベースでヒルマンのミニカー検索

 

ヒルマン ハンター MK II ロンドン-シドニー ラリー イギリス 1968

 

 1966年にヒルマン ミンクスは新型に切り替わりました。ミンクスの上級車として1961年に設定されたスーパー ミンクスがハンターという名前になり、ハンターの廉価版はミンクスとして名前が残りました。(1970年からはハンターに統一された) ハンターは日産 ブルバード 510型のようなスタイルをしたごくオーソドックスな大衆車で、4気筒1.7L(61HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速135km/hの性能でした。この車は1968年に行われた長距離ラリー 「ロンドン-シドニー マラソン」で大方の予想を裏切って幸運な優勝を遂げました。ハンターの姉妹車としてシンガー ガゼル、ハンバー セプターがありました。

 

 ルーツ グループは1960年代にアメリカのクライスラーの子会社となり、同時期に子会社化されたシムカと合併して、クライスラー ヨーロッパとなりました。ルーツ グループの車は1970年に登場したアヴェンジャーが最後となり、1977年に生産中止となりました。(参照画像→ヒルマン アヴェンジャー) そのクライスラー ヨーロッパも1978年にPSAグループ(プジョー/シトロエン)に買収され、タルボ ブランドでアルパインオリゾンなどが登場しましたが、1980年代にそのタルボも消滅しました。

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたコーギー製の当時物です。このミニカーは「ロンドン-シドニー マラソン」での優勝を記念して作られました。ストーンガード、補助灯、スぺタイヤなどが付いた実車のラリー仕様を忠実に再現してあり、コーギー最盛期のミニカーでしたので実に素晴らしい出来ばえです。コーギーお得意のカンガルーのフィギュアが付いているのも楽しいおまけです。さらにこのミニカーには当時コーギーが「GOLDEN JACKS」と称していたタイヤ交換ギミックまで付いています。(参照ページ→「GOLDEN JACKS」ギミックの紹介ページ) なおヒルマン ハンターにはこれ以外にミニカーはなく、ラリーの優勝が無ければモデル化はされなかったことでしょう。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 1
HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 2

 以下はタイヤ交換ギミックと屋根上の補助灯回転/工具箱開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 3
HILLMAN HUNTER MK II LONDON-SIDNEY RALLY 4

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VAUXHALL SRV CONCEPT 1970 UK

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AUTOPILEN 337 1/43 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.08m 全幅約1.94m
エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ツインターボ (モックアップ 
性能: 最高速 不詳
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ヴォクスホール SRV コンセプト イギリス 1970

 

 ヴォクスホール SRVは1970年 ロンドン モーターショーで公開されたコンセプトカーでした。SRVとはStyling Research Vehicleの略で、純粋なスタイリング実験車で、ヴォクスホールのブランドイメージを高めることを目指したものでした。GMのデザイナーによるデザインで、当時としては独創的なアイデアが盛り込まれていました。外観は当時のルマン用レースカーを思わせるショートノーズ/ロングテールで、低い車高(約1m)ながら4人乗りの広い室内を実現しています。2ドアのように見えますが、実際は4ドアでリアドアは前開きでドアハンドルを無くして目立たないようにしています。このリアドアを隠すデザインは最近では一般の車にも採用されるようになりました。

 

 ノーズ先端の中央部はスポイラーになっていて、角度を可変して空力特性を変えられます。ヘッドライトはフロントウインド下の黒いルーバー部分の中に隠されています。メーターの付いたインパネは運転席正面にはなく運転席ドアに組み込まれていて運転時に引き出すようになっています。それ以外にも電動の車高調整機能を持つリアサスペンションなど未来的なアイデアが提案されていました。エンジンはミドシップ横置き搭載ですが、エンジンや変速機はモックアップなので走行はできません。SRVが生産されることはありませんでしたが、提案されたアイデアのいくつかはその後実用化されています。

 

 

 ミニカーは1974年頃に発売されたオートピレン製の当時物です。オートピレンのミニカーは当初はコーギーやディンキーのコピーでしたが、単なるコピーから徐々に脱却してオリジナルを開発するまでになりました。このヴォクスホール SRVはオートピレンのオリジナルで、当時のミニカーとしてはレベルの高い出来ばえでした。プロポーションが良くドア/リアパネルが開閉し、室内やエンジンなどもそこそこリアルに再現してあります。また当時は安っぽいプラスチック製ホイールのミニカーが多かったのですが、オートピレンのメタル製ホイールはリアルで見栄えが良いです。なおヴォクスホール SRVのミニカーはこれしかないようです。 以下はその国産名車コレクションの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VAUXHALL SRV CONCEPT 1
VAUXHALL SRV CONCEPT 2

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