ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FORD LINCOLN CONTINENTAL 1941 USA

FORD LINCOLN CONTINENTAL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 43 1/43 126mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: V型12気筒 4.8L 120HP 3段変速
性能: 最高速145km/h
データーベースでフォード リンカーンのミニカー検索

 

フォード リンカーン コンチネンタル アメリカ 1941

 

 フォードは1922年にリンカーンを買収して傘下に収めました。大衆車フォード T型の大量生産で成功した創設者ヘンリー フォードは、市場の狭い高級車には消極的でリンカーンの買収に乗り気ではありませんでした。ヘンリーの息子のエドセルには世界一の高級車を作りたいという夢があり、リンカーンの買収にはエドセルの意思が働いていました。

 リンカーン部門のイメージアップを図るため、キャディラック シリーズ 60に対抗できる高級車開発が販売部門から要求されていました。そこでゼファーをベースにした試作車が作られました。この試作車は芸術的な素養があったエドセルの嗜好を盛り込んだ欧州風の品の良いデザインでした。この車を見たエドセルの友人から同じ車が欲しいという要望があり、この車は1940年にコンチネンタルの名前で限定生産されることとなりました。

 

 初代コンチネンタルは月100台の限定生産といった高価な車(当時の定価約3000ドル 現在の貨幣価値で700万円ぐらい?)でしたが、そのスタイルには絶大な人気があり、リンカーンとして最も成功したモデルとなりました。戦後型が1946年に発売され、1948年まで生産されました。戦前からの総生産台数は約5000台でした。リア トランクにスペアタイヤを背負った独特のスタイルは、リンカーンの最上級ブランドの象徴として1980年代まで継承されました。

 

 

 ミニカーはリオの初期モデルで、1973年頃に発売されました。昔のミニカーですが、初代コンチネンタルのミニカーとしては現在(2018年)でも最高の出来ばえといっても良いでしょう。実車のイメージが巧みに再現されていて、エンジンやシャーシなどのメカ部分も良く再現されています。幌を閉じた仕様とハードトップ リムジーンのバリエーションがあります。これ以外のコンチネンタル(戦前型)のミニカーは、デルプラドの名車コレクション、フランクリン ミントの1/24、イクソ、オックスフォードの1/76、グリーンライトの1/43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ボンネットを開いたエンジン部の画像です。ボンネットの下にトランペット型のホーンが2つ付いているのが見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN CONTINENTAL 1
FORD LINCOLN CONTINENTAL 2

 以下は同時期に発売されたリオの幌を畳んだ状態のバリエーション(型番44)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 3
FORD LINCOLN CONTINENTAL 4

 以下は1985年に発売されたリオのバリエーションでリムジーン(型番82)の画像です。幌の代わりに丸い窓が付いたハードトップを装備したリムジーンです。プラスチック製のボンネットが経年劣化で少し変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 5
FORD LINCOLN CONTINENTAL 6

 以下は2009年に発売されたイクソのコンチネンタル(型番MUS017)の画像です。最近のミニカーですので細部はリアルなのですが、全体的な雰囲気(デフォルメ)という観点ではリオのほうが優れていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 7
FORD LINCOLN CONTINENTAL 8

 以下は2002年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズ No.59のコンチネンタル カブリオレの画像です。メーカーは不明です。車高が高めでフロントフェンダーが膨らみすぎと、いま一つの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 9
FORD LINCOLN CONTINENTAL 10

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CHRYSLER PLYMOUTH 1941 USA

CHRYSLER PLYMOUTH 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SIGNATURE 32311 1/32 156mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 6気筒 3.3L 87HP 3段変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでプリムス(戦前)のミニカー検索

 

クライスラー プリムス アメリカ 1941

 

 クライスラーのダッジ ブランドの起源はダッジ兄弟がデトロイトで1900年に設立した自動車部品会社「ダッジブラザース バイシクル」でした。同社は起業当時のフォード社と業務提携して部品の供給を行い、やがて車体の製造も始めてフォード社とともに発展しました。1914年にフォード社から独立して「ダッジブラザース モーター」社を創立し自社製自動車の生産を始めました。同社の自動車はフォード T型より少し高級な仕様で、1916年にはフォードに次ぐ売り上げがありました。またダッジはアメリカの自動車会社として初めて陸軍に輸送用トラックを納入しそれらは第1次大戦で高い評価をされました。

 

 しかし1920年にダッジ兄弟が相次いで亡くなった頃から同社は業績が悪化し、1928年にクライスラーに買収されました。買収後のダッジはクライスラーの中級車として扱われ、1930年には8気筒エンジン搭載車が追加されました。1930年当時のクライスラー社のブランドにはクライスラー、ダッジ、デソート、プリムスがありました。デソートは1929年に登場した中級車で最上級クライスラーの廉価版、プリムスは1928年に登場したクライスラー初の大衆車でした。1930年代中頃にはダッジはデソートに次ぐ扱いに変わりました。また1934年以降クライスラーとデソートには時代を先取りしたエアフローデザインが採用されたことが販売不振の原因となりましたが、ダッジではこのデザインは採用されませんでした。

 

 

 ミニカーは2006年頃に発売されたシグネチュア製です。1939年にデザインが一新されたプリムス ラグジュアリー ライナー 1941年式をモデル化ししています。高いノーズが突き出たフロントの造形は当時流行りのデザインで、同時期のフォードやシボレーも同じような感じのデザインでした。シグネチャーは縮尺1/32で1920-1950年代の代表的なアメリカ車をモデル化していて、1/43よりはサイズが大きいので結構細かいところまで再現されていました。このプリムスも実車の雰囲気がうまく再現され、フロントグリルのロゴ、ナンバープレート、室内などの細部もリアルに再現されています。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付で全輪の操舵もできます。戦前のプリムス セダンのミニカーはこれぐらいしかないようです。このような平凡な大衆車はあまり量産ミニカーとしてモデル化されないので、その点で貴重なミニカーです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンもそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER PLYMOUTH 1
CHRYSLER PLYMOUTH 2

 以下は室内の画像と俯瞰/床下部分(前輪操舵)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER PLYMOUTH 3
CHRYSLER PLYMOUTH 4

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