ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FORD GALAXIE 500 1966 USA

FORD GALAXIE 500 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1402 1/43 126㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 425HP 3/4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速 不詳
データーベースでフォード ギャラクシーのミニカー検索

 

フォード ギャラクシー 500 アメリカ 1966

 

 1960年代のフォードのフルサイズカーにはフェアレーンとギャラクシーがありました。エンジンは6気筒3.7L(138HP)からV型8気筒7L(410HP)まで非常に幅広いバリエーションがありましたので、お得なファミリーセダンから高性能なマッスルカーまで揃っていました。初代ギャラクシーは1959年にフェアレーンより車格の高い上級車として登場しました。フェアレーンとはほぼ同じ外観でしたが、電動格納式ハードトップを備えたスカイライナーなど豪華な仕様になっていました。翌1960年にはフェアレーンのフルモデルチェンジでギャラクシーは2代目となりました。2代目も外観はフェアレーンとほぼ同じでした。(実車画像→ フォード ギャラクシ サンライナー 1960 )

 

 1965年にギャラクシー3代目が登場しました。フェアレーンがコンパクト化されたことでギャラクシーはフェアレーンより大きくなり、当時の高級車で流行りであった縦型4灯式ヘッドライトを採用していました。エンジンは新型の6気筒3.9LとV型8気筒4.9L/5.8L/6.4Lで、1966年に高性能なV型8気筒7Lが追加されました。ギャラクシーの上級グレードには500と500XLがあり1965年にはLTD(リミッテド)が追加され、1966年以降の上級グレードはギャラクシーの名前が外れて単にXL、LTDになりました。1968年に縦型ヘッドライトが一般的な横型4灯式に変更されました。1969年にギャラクシー4代目にモデルチェンジしました。なお似た名前でギャラクシー(GALAXY)という車がありますが、これはヨーロッパ フォードの現存するMPVです。(実車画像→ フォード ギャラクシー 1970)

 

 

 ミニカーは1967年に発売されたディンキー(仏)製の当時物で上級グレードの500をモデル化しています。4枚のドア、ボンネット、トランクが開閉するフルギミックながら、プロポーションに破綻が無く直線的なデザインの実車の雰囲気が良く再現されています。このディンキー(仏)が採用したドアウィンドーが閉まった状態の4ドア開閉ギミックは見た目のリアリティが高いものでした。ドアを開くのが面倒になるのでこの方式はほとんど採用されないのですが、実車のドアウィンドーは閉じているのが普通ですからその点でリアルに見えるのです。当時の定価は1200円で通常のディンキー(仏)の約1.5倍と高価でしたが、その値段に見合ったディンキー(仏)の絶頂期の傑作ミニカーでした。また1960年代のアメリカ車のフルサイズセダンのミニカーとして車種的に貴重でもあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD GALAXIE 500 1
FORD GALAXIE 500 2

 以下は4ドア開閉ギミック動作の画像と室内の画像です。インパネは紙のシールですが、木目パネルの雰囲気が出ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GALAXIE 500 3
FORD GALAXIE 500 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=423

   

FORD THUNDERBIRD CONVERTIBLE 1966 USA

FORD THUNDERBIRD CONVERTIBLE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
YATMING 94224 1/43 121mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速204km/h
データーベースでフォード サンダーバードのミニカー検索

 

フォード サンダーバード コンバーチブル アメリカ 1966

 

 1964年にサンダーバードは第4世代に変わりました。先代に比べるとおとなしいデザインでより乗用車的になりました。同時期に発表されたマスタングとコンセプトが似ていたので、マスタングの兄貴分といった位置づけになりました。V型8気筒6.4L(315HP)エンジンが標準で、1966年にはオプションでV型8気筒7L(345HP)エンジンが追加されました。先代同様に年間販売台数が7万台ほどと、好調な売れ行きでした。

 

 先代同様ハードトップ クーペとコンバーチブルの2タイプがあり、2シーターのスポーツ ロードスター仕様もありました。ダミーのランドージョイント(幌の折畳み金具)がついたフォーマルな雰囲気を持つハードトップは、ランドーからタウン ランドーに名前が変わりましたが、この仕様が一番人気がありました。1966年のマイナーチェンジで、フロントグリルと一体化されていたバンパーが一般的なバンパーに代わり、フロントグリルがシンプルになり、テールライトは横幅いっぱいまで広がった横長の物に代わりました。(このテールライト かっこいいです)

 

 

 ミニカーはヤトミン製で、2007年頃に発売されました。1950-1970年代のアメリカ車を1/43でモデル化したコレクターズ エディションというシリーズの1台です。このシリーズは定価が1500円ほどで廉価版ミニカーの類ですが、結構きちんと作ってあり価格以上の良い出来ばえに仕上がっています。4代目サンダーバード 後期型をモデル化していますが、特徴的なフロント/リアのイメージが良く再現されています。なおヘッドライトの2灯が一体成型されてるので変形2灯風に見えますが、実際は独立した丸形4灯式です。4代目サンダーバードのミニカーは、これ以外ではビンテージ物の香港ディンキーとNEW RAYの物ぐらいしか無いので、車種的に貴重なモデルです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD THUNDERBIRD 1
FORD THUNDERBIRD 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=429

   

 

FORD MERCURY COUGAR 1967 USA

FORD MERCURY COUGAR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY 174 1/40? 121mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.83m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.7L 225HP 3/4段手動変速 3段自動変速
性能: 最高速190km/h
データーベースでマーキュリー クーガーのミニカー検索

 

フォード マーキュリー クーガー アメリカ 1967

 

 フォード マーキュリー クーガーはマーキュリーのスペシャリティーカーとして1967年に登場しました。サンダーバートとマスタングの間を狙った車で、マスタングと主要なコンポーネントを共用していましたが、ホイールベースは75㎜長くボディもひとまわり大きくなっていました。ボディ形式は2ドアハードトップのみで、フロントグリルはカバー開閉式のヘッドライトを採用した全面グリルでリアのテールライトもフロントに合わせたデザインになっていました。このデザインは同時期のフォード サンダーバードと同じコンセプトで、万人向けのマスタングよりもスペシャリティーカーとしてよりスポーティになっていました。(参照動画→ マーキュリー クーガー ヘッドライト カバー開動作)

 

 当初の標準エンジンはV型8気筒4.7L(200-225HP)で、GTオプションで高性能版V型8気筒6.4L(320HP)がありました。標準仕様でも3段自動変速で最高速190km/hと高性能でした。1968年にGT-EオプションとしてV型8気筒7L(390HP)エンジンが追加されました。1968年にマスタングが大型化したのに合わせて、マーキュリー クーガーも1969年のマイナーチェンジでボディが大きくなりコークボトルラインを強調したデザインとなりました。同時にV型8気筒5.8L(250HP)エンジンが標準となりました。1970年にはノーズ中央部がより強調されたデザインとなりました。1971年に2代目にモデルチェンジしました。初代の総生産台数は約43万台と大ヒットしました。(参照動画→ マーキュリー クーガー 1971)

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたディンキー(英)製の当時物です。1/43サイズより少し大きめに出来ていますが、販売戦略で意図的に大きくしたと思われます。金属製パーツのフロント/リアグリルがディンキー(英)らしいやや武骨な造形ですが、プロポーションが良く当時物のミニカーとしてまずまずの良い出来ばえでした。なお当時はミニカーのコストダウンが進められていた時期で、このミニカーも前後バンパー/前後グリル/底板を一体成型するコストダウン設計がされています。ちなみにこのミニカーの当時の定価は800円で、確かにそれ以前より少し安くなっていましたが、それでも同時期の国産ミニカーの約1.5倍の値段でした。ドア開閉ギミックと底板のレバー操作でリアのラジオ用アンテナが上下する変わったギミックが付いています。(底板のレバーとアンテナは軟質プラスチック製の一体物で、レバーをスライドさせるとアンテナが上下するという仕掛けです) これ以外のマーキュリー クーガーのミニカーはマッチボックスの当時物 1/66と1/40、デルプラドの世界の名車シリーズ、ビテスの1/43、サンスターの1/18、アーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ラジオアンテナのギミック動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MERCURY COUGAR 1
FORD MERCURY COUGAR 2

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ フォード マーキュリー クーガー 1968 (1/43 No.57)の画像です。ヘッドライトカバーを開いた状態をモデル化しています。確証はありませんが、メーカーはたぶんアーテル(ERTL)だと思います。雑誌付きの安価なミニカーですが、プロポーションはまずまずで、灯火類/ドアミラー/室内などの細部も値段相応に仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MERCURY COUGAR 3
FORD MERCURY COUGAR 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=420

   

FORD MERCURY MARAUDER X100 1969 USA

FORD MERCURY MARAUDER X100 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400082120 1/43 129㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.56m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 360HP 3段変速/3段自動変速
性能: 最高速210km/h
データーベースでフォード マーキュリーのミニカー検索

 

フォード マーキュリー マローダー X100 アメリカ 1969

 

 1960年代のマーキュリーのラインアップは下位からコンパクトカーのコメット、中級車のメテオ、フルサイズカーのモントレー、モンテクレア、パークレーン、S-55、ワゴンのコロニーパークなどがありました。S-55は1962年から1963年と1966年から1967年の各2年間だけ生産された特別仕様の高性能車でした。1963年にフルサイズカーの高性能仕様としてマローダーが設定されました。1969年にマローダーはS-55の後継車として独立したブラントとなりました。(実車画像→ マーキュリー S-55 1966)

 

 マローダーはV型8気筒6.4L/7L(360HP)エンジンを搭載したマッスルカーで、3段変速で最高速210km/h(7L)と高性能でした。デザイン的には同時期の高級車リンカーンとよく似たフロントなど見た目は上品な豪華車でした。ただ1970年頃ののアメリカのフルサイズカーはこのような感じのデザインばかりでしたが。1970年代になるとこの類のマッスルカーの需要がなくなり1970年に生産中止となりました。2003年にDOHC V型8気筒6.4Lエンジンを搭載した高性能車でマローダーの名前が復活しましたが、販売は芳しくなく2004年に生産中止となりました。(実車画像→ マーキュリーマローダー 2003)

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製で、高性能版のX-100をモデル化しています。このミニカーは2004年に発売された12台セットのフォード100周年記念セットの1台としてモデル化されたもの(茶色)で、この型番400082120は色違いで単品販売されたものです。100周年記念に選択された車ですので、マローダーはフォードの歴史上重要なモデルなのでしょう。ミニチャンプスらしいそつのない良い出来ばえで、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。X-100に装備されたリアフェンダーに追加されたスカートと室内のセンターコンソール部の自動変速機のU字型シフトレバー、床下部分のサスペンションなどの細部も再現されています。シンプルな外観の大型車のミニカーは大雑把な感じになりやすいのですが、このミニカーは細部まできちんと再現されているのでリアリティがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MERCURY MARAUDER X100 1
FORD MERCURY MARAUDER X100 2

 以下は室内と床下部分の画像です。室内のセンターコンソール部分にはU字型シフトレバーが見えます。床下部分のサスペンションもそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MERCURY MARAUDER X100 1
FORD MERCURY MARAUDER X100 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=419

   

FORD THUNDERBIRD 1969 USA

FORD THUNDERBIRD 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1419 1/43 121mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.26m 全幅約1.96m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速205km/h
データーベースでフォード サンダーバードのミニカー検索

 

フォード サンダーバード アメリカ 1969

 

 第5世代のサンダーバードが1967年に登場しました。ボディは大きくなり、フロント全面をグリルにしてヘッドライトをグリル内に格納するといった独創的なデザインが採用されました。テールライトも先代譲りの大きな物が使われました。1968-70年には格納式ヘッドライトを採用してフロント全面をグリルにするデザインの車がたくさん出ているのですが、このサンダーバードはその代表的な車でした。(実車画像→ヘッドライトを出した状態の画像)

 

 1964年に登場したマスタングとの差別化を計るため、観音開きの4ドア仕様が設定され高級車として内装も豪華になっていきました。ボディが大型化されたことで、上級車のリンカーン コンチネンタル MK IIIはサンダーバード 5代目とボディを共通化するようになりました。標準のエンジンはV型8気筒6.4L(315HP)、1968年にV型8気筒7L(360HP)が追加されました。1970年に大幅なデザインの変更がされ、特にフロントグリルは中央部が大きく突き出したデザインに変わりました。(実車画像→サンダーバード 1970年式)1972年に7代目にモデルチェンジし、サンダーバードとしては最大のサイズ(全長5.73m)となりました。(実車画像→サンダーバード 1972年式)

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたディンキー(仏)製で、2ドアクーペ(ランドー)をモデル化しています。大柄なアメリカ車を1/43でモデル化しているので、全長121㎜と大きなサイズになっています。当時最盛期であったディンキー(仏)はリアルな造形が特徴でしたので、このサンダーバードも当時としてはかなり良い出来ばえでした。(ランドージョイントを付けてあれば、さらにリアルになったのですが) 単4電池を使用してボディを下に押し下げると、テールライトが点灯するギミックがついていました。当時のアメリカ車はあまりミニカーになっていないので、このサンダーバードは当時物ミニカーとして貴重です。これ以外のサンダーバード 5代目のミニカーはナコラルの当時物、最近ではJOHNNY LIGHTNINGの1/64やNEO(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン/底板(電池s収納部)の画像です。リアの拡大画像はテールライトが点灯します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD THUNDERBIRD 1
FORD THUNDERBIRD 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=430

   

 

FORD GT40 (MK I) 1969 USA

FORD GT40 (MK I) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JOUEF 7204 1/43 97㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 475HP 5段変速
性能: 最高速330km/h
データーベースでフォード GT40のミニカー検索

 

フォード GT40 (MK I) アメリカ 1969

 

 フォードは自社のイメージを上げる為に、耐久レース(主としてルマン、デイトナ、セブリング) で活躍することを計画しました。その手っ取り早い方法としてフェラーリを買収する交渉を始めましたが、この交渉は失敗しました。そこでイギリスのローラ社と提携し、フォードのエンジンを搭載するローラ GTをベースにしたレーシングカーの自社開発に乗り出しました。

 

 1964年にフォード GT (MK I)が完成しました。鋼鉄製モノコックシャーシにFRP製ボディを載せる構造で、エンジンはインディカー用に開発されたV型8気筒4.7L(350HP)をミドシップ搭載しています。 この車は公開時に車高が40インチ(1016mm)であることに驚いた記者がつけたGT40という通称で呼ばれるようになりました。(正式な名前はGTで、GT40とは厳密にはスポーツカークラスに認証された市販レーシングカーを示すようですが、当サイトでは全て通称のGT40で統一しています)

 

 

 1964年のデビュー戦はニュルブルクリングでリタイア、ルマンでもリタイアといった結果でした。1965年にはキャロル シェルビーがレースを統括することになり、デイトナで初めて勝利しましたが、あとは散々な結果でした。この経験を踏まえて、エンジンを7L(472HP)にパワーアップしたMK IIが1966年に登場しました。1966年ルマンでMK IIは1-2-3フィニッシュで優勝し、これはルマンでのアメリカ車の初優勝でした。

 1967年にJカーという名前で新規開発した車がMK IVとして登場し、ルマンとセブリングに出場しどちらも優勝しています。1968年のレギュレーション変更で5Lを超える大排気量エンジンが使えなくなったので、フォードは1967年限りでワークス活動を中止しました。その後も1968年と1969年にMK Iが優勝し、ルマン4連覇を達成しています。なおスポーツカークラスの認証用に生産されたMK Iの市販仕様がMK IIIで、ヘッドライトが丸形4灯になり、内装などが変更されています。2005年にフォード100周年を記念して、GT40をリメイクしたGTが限定生産されました。

 ミニカーはジョエフ製で数種類だけ製作された精密さを売りものにしたシリーズの1台で、1992年頃発売されました。1969年ルマン優勝車(GULFカラー)をモデル化しています。1/43サイズながらドアやカウルが開閉しエンジンやシャーシも精密に再現されています。プロポーション的にはやや平板でダイナミックさが足りないような感じもありますが、メカ部分のリアルな再現は非常に高い評価ができます。 以下はフロント/リアの拡大画像とドアの開閉ギミック/フロントのスペアタイヤ/リアのエンジン部の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD GT40 (MK I) 1
FORD GT40 (MK I) 2

 GT40のミニカーは非常にたくさんあります。当時ものではメーベトイ、ソリド、ディンキーなどがあり、少し古いところでBANG、BOXモデルなど、最近ではイクソ、ミニチャンプス、スパークなどがあります。またGT40の前身であるローラ GTとMK IVのプロトタイプであるJカー(GT J)をポリトーイがモデル化しています。 以下は1989年頃に発売された、ボックスモデルのフォード GT40(1/43 型番8453)の画像です。1966年のルマンで、エンジンのトラブルで完走できなかった59号車をモデル化しています。当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。リアカウルが開きエンジン部が再現されていますが、あまりリアルではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 3
FORD GT40 (MK I) 4

 以下は2018年に発売されたルマン24時間レース カーコレクションのフォード GT40 #9 ルマン 優勝 1968年(No.4)の画像です。メーカーはスパークの関連会社とのことで、雑誌付きのミニカーながらもホイールやタイヤがリアルで細かいところまでデカールがきちんと貼られているなど結構良い出来ばえです。(ヘッドライトの取付けがやや雑ですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 5
FORD GT40 (MK I) 6

 以下は1968年に発売された、メーベトイのフォード GT40 MK II(1/43 型番A24)と1968年に発売されたデルプラド 世界の名車シリーズのフォード GT40 MK II(1/43 No.69)の画像です。この2台はGT40 MK IIをモデル化していて、リアカウルの形状などがMK Iと異なっています。メーベトイのGT40 MK IIは1960年代のミニカーとしては良い出来ばえで、ドアとフロント/リアカウルが開閉するフルギミックです。デルプラドのGT40 MK IIはメーカー不詳ですが、世界の名車シリーズのなかでは出来の良い部類です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 7
FORD GT40 (MK I) 8

 以下は1966年に発売されたソリドのフォード GT40 ルマン 1965 (1/43 型番146)と1967年に発売されたディンキー(英)のフォード 40 RV (1/45 型番132)の画像です。ソリドのGT40は1965年ルマンでリタイアした2号車をモデル化しているようです。ヘッドライトをデカールで表現しているのがリアルさに欠けるなど、当時のソリドのミニカーとしては今一つの出来ばえです。フォード 40 RVはGT40をベースにして特別なクライアント向けに作られたロードカーとのことです。ディンキーは型番215でGT40をモデル化していますが、この40 RVはそれとはフロントカウルの形状を大幅に変えてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 9
FORD LOLA GT

 以下は1967年に発売されたポリトーイのフォード ローラ GT (1/43 型番534)の画像です。ローラ GTはGT40のベースとなった車で、エンジンがリアルに再現されているなど当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LOLA GT 1
FORD LOLA GT 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1768

   

FORD MUSTANG I BOSS 429 1970 USA

FORD MUSTANG I BOSS 429 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX YMC05 1/43 111㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.76m 全幅約1.81m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.9L 290HP 3/4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速220km/h
データーベースでマスタング 初代(1970年以前)のミニカー検索

 

フォード マスタング I ボス 429 アメリカ 1970

 

 マスタングはコンパクトカーファルコン(初代 1963年型)をベースとしていたので当初はコンパクトカーでしたが、そのサイズは徐々に拡大され外観デザインも変わっていきました。外形寸法は1964年は全長4.61mX全幅1.73mでしたが、1967年に全長4.66mX全幅1.8m、1969年に全長4.76mX全幅1.82m、1972年には全長4.81mX全幅1.88mまで大きくなっています。フロントのデザインも1967年にノーズの奥行きが深くなり、1969年にグリル内にライトが追加されて4灯式となり、1970年には外側の2灯がインテークに代わり2灯式に戻り、1971年にはグリルが横幅いっぱいに広がりました。

 

 1969年のマイナーチェンジではボディがかなり大きくなり、よりスポーティな外観となりました。同時にファストバックにマッハ Iという高性能仕様が追加され、レース用のホモロゲーションモデルとしてボス(BOSS)シリーズも追加されました。ボス シリーズにはボス 302とボス 429の2タイプがあり、302はV型8気筒4.9L(302CI:キュービックインチ)(290HP)、429は7L(429CI)(375HP)エンジンを搭載していました。マスタングの高性能版としては、キャロル シェルビーがチューンしたシェルビー マスタング GT350/GT500もありました。

 

 

 ミニカーはマッチボックス コレクティブルのマッスルカーシリーズで、1997年頃に発売されました。マッスルカーシリーズは1960-1970年代のマッスルカー(高性能車)を十数種類ほどモデル化したもので、いずれも当時の1/43のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。このシリーズは後にマテルやアーテルが型を流用して、多少仕上げレベルを落とした再生産品を発売しています。このボス 429も灯火類がややレトロな作風ですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえだと思います。マスタング ボスのミニカーとしては、フランクリン ミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、アーテルの1/18、グリーンライトの1/64、ジョニーライトニングの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG BOSS 439 1
FORD MUSTANG BOSS 439 2

 以下は2004年頃に販売された、マッチボックスのボス 302(B6921)の画像です。マスタング40周年記念モデルとして、上述したボス 429の型を変更して再生産されたものです。BOSS 302のモデルとして、ボンネット上のエアスクープが取り外され、ボンネットとそれに連なるサイドの黒いストライプが追加されています。また実車同様にフロント グリルとリア パネルが黒く塗装されているので、塗装されてない429よりも迫力のある仕上がりとなっています。このミニカーはだいたい2000円くらいの安価なミニカーでしたが、オリジナルの429の出来が良いのでこの302もかなり出来の良いミニカーとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG BOSS 302 1
FORD MUSTANG BOSS 302 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=432

   

FORD MUSTANG MACH I 1971 USA

FORD MUSTANG MACH I 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400087121 1/43 114㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.81m 全幅約1.88m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.8L 240HP 3/4段変速
性能: 最高速198km/h
データーベースでマスタング 初代(1971年以降)のミニカー検索

 

フォード マスタング マッハ I アメリカ 1971

 

 マスタングは1969年と1971年にボディが拡大され、1971年には全長4.81m(登場時4.63m) 全幅1.88m(登場時1.73m)となりました。それに伴いデザインは幅が広いフラットなスタイルになっていきました。特に緩やかに傾斜したルーフを持つ1971年式のファーストバック(SPORTSROOFと称する)は見た目は実にかっこいいのですが、室内は狭く後方視界は最悪だったようです。

 マスタングの高性能版としてはマッハ I(MACH I)やレースのホモロゲーション用のボスシリーズ(BOSS 302 /BOSS 429)がありました。特にマッハ Iは1971年の映画「007 ダイヤモンドは永遠に」で劇中車として使われたこともあって、1971年式のマスタング マッハ I は良く知られています。

 

 1969年と1971年にデザインも大幅に変更されていますが、1973年まで生産されたモデルを初代マスタング(マスタング I)と分類します。(1969年式を2代目とする分類もありますが) ボディの大型化やハイパワー化が、当初のマスタングの低価格コンパクトカーのコンセプトから外れるようになり、次第に販売は低迷していきました。また1970年代のオイルショックや排ガス規制が大型車やハイパワー車を駆逐するようになり、アメリカ車は次第に小型化されていきました。(この潮流にのって販売量を伸ばした代表が日本車でした)

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製のマスタング マッハ Iで、2009年に黄色、2010年にこの緑色が発売されました。実車の平べったい感じが良く再現され、灯火類やストライプ/ロゴがリアルに再現された非常に良い出来ばえです。1/43の量産ミニカーではこれが最高傑作であると思います。ミニカーがあまりに平べったいので、これはデフォルメで強調されているのだろうと思っていました。しかし実車の側面画像とミニカーの画像を以下のように比べてみると、ミニカーは多少車高短ぎみですが、実車のプロポーションに忠実であることが分かりました。 以下はフロント/リアの拡大画像と実車との比較画像/室内拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG MACH I 1
FORD MUSTANG MACH I 2

 当時物ミニカーとしてはコーギーのマッハ I ボンドカー(型番391 1/43)がありました。本来はボンドカーとして作られたものではなかったのですが、映画の公開に合わせて、既に出来上がっていたマッハ Iの箱にボンドカーのラベルを貼付けて売り出されたものでした。したがって黒いボンネット部分は映画に出てくる車とは違っています。ただ当時は1/43のマッハ I のミニカーがこれしかなかったことから人気がありました。以下はコーギーのマッハ Iの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MUSTANG MACH I 3
FORD MUSTANG MACH I 4

 最近のミニカーではオートアートの1/18、サンスターの1/18、グリーンライトの1/43と1/64、京商の1/64などがあります。
データーベースでマスタング 初代(1971年以降)のミニカー検索

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1508

   

 

FORD GRAN TORINO SPORT  1972 USA

FORD GRAN TORINO SPORT 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO PREMIUMX PRD152 1/43 124㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.27m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 7L 211HP 3/4段変速/3段自動変速
性能: 最高速194km/h
データーベースでフォード トリノのミニカー検索

 

フォード グラン トリノ スポーツ アメリカ 1972

 

 フォードの中型乗用車トリノの初代は1968年に登場したフェアレーン 6代目の最上級モデルとしてに設定されました。名前はイタリアのトリノ市にちなんだものでした。フェアレーン 6代目はフロント全面をグリルとしてそこに4灯式ヘッドライトを配置したのが特徴のシンプルなデザインの車でした。エンジンは6気筒4.1L、V型8気筒4.9L/5.8L/6.4L/7Lなどが搭載されました。4ドアセダン、4ドアステーションワゴン、2ドアハードトップ、2ドアファーストバック、2ドアコンバーチブルとボディ形式は何でもありでした。スポーツ仕様としてトリノ GTや高性能版のトリノ コブラが設定されました。

 

 1970年にトリノは2代目に変わりましたが、その際にフェアレーンはトリノのサブブランドに変わり、トリノが主力車種に変わりました。特徴的なフロントグリルを踏襲していますが、ボディはコークボトルラインを取り入れたダイナミックなデザインとなりました。グリル内にヘッドライトを格納するハイダウエイ(HIDEAWAY)ヘッドライトを採用した上級仕様車のフロントはずいぶんかっこいいです。エンジンは6気筒4.1L、V型8気筒4.9L/5.8L/7Lなどが搭載されました。

 

 

 1972年に登場した3代目は、大きな楕円形のグリルが特徴で、ロングノーズ/ショートデッキの派手でダイナミックなデザインでした。4ドアセダン、4ドアワゴン、2ドアハードトップ、2ドアファーストバックの4タイプがあり、トリノ コブラの設定はなく先代のトリノ GTがグラン トリノ スポーツの名前に代わり、一番高性能でした。3代目のなかでも1972年式はハンドリングなどの性能評価が高く、大ヒットしました。また1972年式のグラン トリノ スポーツはクリント イーストウッドが監督/主演した映画「グラン トリノ」で主人公の愛車として登場しています。

 ミニカーはイクソ プレミアムX製で、2013年に発売されました。高性能版のグラン トリノ スポーツをモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なフロントグリルの造形は実車のイメージをうまく再現しています。フロリダ州のナンバープレートやホワイトレター付のワイドタイヤが当時のアメリカ車の雰囲気を出しています。さらにイクソお得意のメッキ風塗装が、アメリカ車のクロームモールをうまく再現しています。これ以外のトリノのミニカーとしてはグリーンライトやM2 マシーンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD GRAN TORINO SPORT 1
FORD GRAN TORINO SPORT 2

 以下は国産名車コレクションのグラン トリノ(No.318)の画像です。イクソ製で、国産名車コレクション用にクロームモールや内装の仕上げレベルを落としていますが、基本的にはプレミアムXと同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GRAN TORINO SPORT 3
FORD GRAN TORINO SPORT 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1506

   

FORD MUSTANG II MACH I 1974 USA

FORD MUSTANG II MACH I 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TOMICA DANDY F04 1/45 98㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.78m
エンジン 変速機: V型8気筒 4.9L 122HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速175km/h
データーベースでマスタング IIのミニカー検索

 

フォード マスタング II マッハ I アメリカ 1974

 

 1974年にマスタングの2代目マスタング IIが登場しました。初代がサイズを拡大し販売が低迷したことやアメリカ車全体の小型車化の流れから、2代目は初代に原点復帰したコンパクトカーとなりました。コンパクトカー ピントのシャーシを流用し、ボディは全長X全幅が4.45X1.78mと初代並みのサイズになりました。デザインはフォード傘下となったイタリアのギアによるもので、ノッチバッククーペ(ハードトップ)とハッチバッククーペがありました。ノッチバッククーペには豪華仕様のギア、ハッチバッククーペにはスポーツ仕様のマッハ Iがありました。

 

 当初のエンジンはピント用の4気筒2.3L(88HP)と高性能版マッハ Iでは標準のV型6気筒2.8L(105HP)で、1975年にV型8気筒4.9L(122HP)が追加されました。1976年にはブラックアウトしたグリルやスポイラーを装備してマッハ Iより高性能にチューンされた コブラ II(エンジンは全て選択可)が設定され、1978年にはコブラ IIの発展型であるキング コブラが設定されました。

 

 

 なおこの当時オープンカーの転倒時の保安基準が強化され、マスタング IIにはフルオープンのカブリオレが設定されず、その代わりに1977年にTバー ルーフが設定されました。マスタング IIのコンパクトカー回帰は成功し、初年度に約38万台(初代とほぼ同等)を販売しました。マスタング IIはその後のアメリカ車全体の小型化の良い先例となりました。1978年まで生産され、1979年に3代目にモデルチェンジしました。

 ミニカーはトミカ ダンディの外国車シリーズで、1978年に発売された当時物です。スケールが1/45とやや小さめなのが今一つですが、プロポーションが良く、当時の国産ミニカーとしては良い出来ばえでした。ドアとボンネットの開閉ギミック付きで、ボンネット下には簡単ですがエンジンも再現されています。 以下はフロント/リアの拡大図とドア/ボンネットを開いた状態の画像です。マスタング IIの当時物ミニカーとしてはダイヤペットの1/30(型番G086)、トミカ、マッチボックスのKシリーズがあります。1970年代はミニカー冬の時代でしたからまともなミニカーが少なく、マスタング IIもこれ以外の当時物ミニカーがありません。最近になってからNEO(レジン製)の1/43、グリーンライトの1/18などでモデル化されています。実車の人気が低下したことから、マスタング 3代目/4代目も初代に比べるとあまりミニカーが出ていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MUSTANG II MACH I 1
FORD MUSTANG II MACH I 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1509

   

 

サラブレッド期 ←  ページ  « 前へ 1  2  3  4   次へ » 

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2021 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.