ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 1962 UK

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLISTIL S634 1/30 181mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.34m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー クラウド III イギリス 1962

 

 昔のロールス ロイスのエンジン出力は「enough(必要十分)」という表現で数値は公表されないのが伝統でした。(現在は公表してますが) シルバー クラウド IIに搭載された6.2Lエンジンのパワーは推定で200HP程だったそうで、4段オートマティック変速機を介して車重約2tの車体を最高速180km/hで走らせました。

 

 またシルバー クラウド IIから国内仕様でもパワステが標準装備となり、標準ではないもののエアコンが装着できるようになりました。1962年にシルバークラウドとベントレー SタイプはIII型となります。主たる改良点はエンジンのパワーアップ(214HP)とパワステの強化で、外観ではヘッドライトが4灯式となり顔付が変わりました。

 

 

 ミニカーはポリスティル(ポリトーイの改名)製で、1/30です。キャビン部分が小さめでプロポーション的にいまひとつですが、その分だけ大きな車に見えます。実車の画像ではあまり見かけないフェンダーミラーが付いているのが妙にリアルです。

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 1962 UK

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 127 1/43 123mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー クラウド III クーペ イギリス 1962

 

 ロールス ロイスとベントレーにはスポーティ仕様として2ドア クーペやオープンのドロップヘッド クーペがありました。ベントレーにはファーストバックのコンチネンタルがありましたが、S2からは無くなりました。画像はデザインの奇抜さゆえによく知られているH.J.マリナー/パーク ウォード(コーチワーク)製の2ドア クーペです。つり上がったヘッドライトの印象から「チャイニーズ アイ(吊り目)」とあだ名されています。

 

 50年代のアメリカ車風のテールフィンが付いていて、このデザインは多分アメリカ市場に迎合した物ではないかと思います。ベントレー S3にも同じデザインのコンチネンタル ドロップヘッド クーペがありました。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製で、自国の誇りであるロールス ロイスですから、力が入った傑作ミニカーとなっています。全体のプロポーションが良く、特徴的なフロントの造形も良く再現されています。ドアとボンネットの開閉ギミックが付いています。以下はフロント/リアの拡大画像とドア/ボンネットを開いた拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 2

 これ以外のシルバー クラウド III ドロップヘッド クーペの当時物ミニカーとして、ポリトーイのMシリーズもあります。左ハンドル仕様をモデル化していて、こちらもかなり良い出来ばえです。同じ車ということもあってディンキーと非常によく似た感じで仕上がっています。(ひょっとするとポリトーイがディンキーをお手本にしたのかもしれません) ドア/ボンネット/トランクの開閉ギミック付きで、室内は起毛仕上げがされています。以下はそのポリトーイの画像です。なおフロントグリル上のマスコットは欠品ではなく、最初から付いてないようです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 3
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 4

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ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1959 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 198 1/48 127㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.1m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(165km/h)
データーベースでロールス ロイス ファントム IV-VIのミニカー検索

 

ロールス ロイス ファントム V リムジーン イギリス 1959

 

 王族や国家元首の公用車としてシルバー レイスよりも大きな車の要望があり、1950年にファントムがファントム IVとして復活します。この車は16台(18台ともいわれる)だけ製作された特別な車でした。シルバーレイスより大きく重厚なリムジーン ボディ(車重2.5t)に、ロールス ロイス初の直列8気筒5.7L(約170HP)エンジンを搭載し、最高速度160km/hの性能でした。ファントム IVの1号車はイギリス王室御料車で、その他も公用車として使われ一般人には販売されませんでした。

 

 1959年にはファントム Vが登場します。シャーシの基本設計はシルバー クラウドと同じですが、ホイールベースとトレッドが拡大されています。エンジンもシルバー クラウド IIと同じ新設計のV型8気筒6.2Lエンジンが搭載され、4段自動変速機とパワステが標準装備でした。なおボディはまだコーチビルダーが架装していましたが、この頃には基本的なデザインは決まっておりかつてのような自由度は無くなっていました。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製で1962年発売の当時物です。1/43では大きくなりすぎるので1/48で製作されたのだと思いますが、それでも結構大きくて堂々としたミニカーに仕上がっています。品の良いツートンカラー、赤いシート、青い制服の運転手さんと、どこかの富豪の私有車といった雰囲気です。

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ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1962 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 152 1/43 142㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.1m 全幅約2m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(165km/h)
データーベースでロールス ロイス ファントム IV-VIのミニカー検索

 

ロールス ロイス ファントム V リムジーン イギリス 1962

 

 ファントム Vの6mを越えるリムジーンボディはコンパクトなV型8気筒エンジンゆえに室内は十分に広く、油圧ダンパーのサスペンションで揺れの少ない乗り心地だったそうです。車重が2.5tを越えていましたが、それでも最高速は160km/hを越え加速も並みの乗用車以上に速く、しかも室内はほとんど無音でした。1960年にはファントム Vをベースにしたパレード用の特別仕様の御料車も作られました。

 

 1962年から4灯式ヘッドライトが採用され、フロント グリルがより近代的になりました。ロールス ロイスのこのフロント グリルは高級車の象徴として一番よく知られていると思います。1968年にはエンジン出力を向上し、エアコンを前後キャビン独立式としたファントム VIに変わりました。1991年までロールス ロイスの最上級車として長く生産されました。ファントム VとVIの総生産台数は890(V 516台 VI 374台)台でした。

 

 

 ミニカーはディンキー(英)製で1965年発売の当時物です。1/43サイズでファントム Vの大きさが実感でき見応えがあります。またドア、ボンネット、トランクが開閉するフルギミックながら立て付けもしっかりしています。ディンキーの傑作でファントム Vの1/43量産ミニカーとして未だにこれを凌ぐものはありません。1965年から1976年の11年間販売されたロングセラーのミニカーでもありました。以下はフロント/リアの拡大画像とドア/ボンネット/トランク開閉のフルギミック動作画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 2

 これ以外のファントム V/VIのミニカーとしてはトミカ ダンディの1/43、京商の1/18、オックスフォードの1/43、トゥルースケールのレジン製1/43などがあります。トミカ ダンディの1/43は1979年に発売されたもので、当時物ミニカーとして良くできていました。以下がその画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 3
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 4

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ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 1965 UK

ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 158 1/41 125㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー シャドウのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー シャドウ イギリス 1965

 

 シルバー クラウドは完成の域に達していましたが、技術的には旧態化していました。超高級車のライバル メルセデスからハイテクを駆使したベンツ 600が1963年に発表され、この車に対抗する意味もあって新型のシルバー シャドウが1965年に登場しました。シルバー シャドウは前後フェンダーのラインを持たない近代的なデザインとなり、モノコックボディ、全輪独立懸架、油圧式車高調整、全輪ディスクブレーキなど先進的な技術を採用していました。

 

 車体のサイズはシルバー クラウドより小さくなりましたが、近代的なモノコックボディの採用で室内は広くなっていました。もはや往年のリムジーンスタイルでは無くなりましたが、ロールス ロイスといえども時代の流れには逆らえないということです。エンジンは改良され出力が向上し、4段自動変速機仕様で最高速度は180km/hの性能でした。

 

 

 このミニカーもディンキー(英)製で1967年発売の当時物です。フロントグリルをダイキャストでモールドしたディンキーらしい出来映えで、4ドア開閉のフルギミックと凝った作りとなってます。こうしてまとめてみるとディンキーはロールス ロイスをまめにモデル化していたことが良く分かります。

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ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 1967 UK

ROLLS ROYCE SILVER SHADOW 2-DOOR SALOON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 273 1/43 121㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
データーベースでロールス ロイス シルバー シャドウのミニカー検索

 

ロールス ロイス シルバー シャドウ 2ドア サルーン イギリス 1967

 

 1967年にはセミカスタムで2ドアサルーンと、まだ残っていたコーチビルダーによるコンバーチブルも追加されました。またホイールベースを100mm程長くしたLWB版も追加されました。1970年にはエンジン排気量が6.8Lに拡大され、自動変速機がGM製のターボ ハイドラマティック3段式に切り替わりました。(GMのATは当時最高品質だったのです) シルバー シャドウ(ベントレー T含む)は年間約2000台が生産され、ロールス ロイスとしては最も多く作られました。

 

 1977年にはサスペンションの改良、室内のデザイン変更、バンパーの大型化、オートエアコン標準装備などの改良が行われ、シルバー シャドウとベントレーTはII型に発展しました。またLWB版はシルバー レイスの名前が復活しシルバー レイス IIになりました。

 

 

 ミニカーはコーギーの当時物で1970年の発売です。ディンキーが先に上記4ドアを作っていたので、コーギーは2ドアサルーンをモデル化したようです。このミニカーはタイヤ交換ギミックが付いた初期物で非常に出来が良く、コーギーの傑作の一つだと思います。(後にホイールがフリーホイール化されるなどレベルが落ちますが) ロールス ロイスはどのメーカーも力の入れ方が違うようで、あまり出来の悪い物はありません。

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