ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 1959 UK

ROLLS ROYCE SILVER WRAITH
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER WRAITH


DINKY 150 1/48 118㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m 全幅約1.96m エンジン 変速機: 6気筒 4.9L 140HP 4段自動変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでロールス ロイス シルバー レイスのミニカー検索

ロールス ロイス シルバー レイス イギリス 1959年

 

 ロールス ロイス シルバー ドーンには前述したように標準ボディが設定されていましたが、シルバー レイスはコーチビルダーが個別に専用ボディを架装する伝統的な高級車でした。日本の皇室も1957年に天皇陛下が使用される公用車として購入していました。シルバー レイスは排気量を4.6L、4.9Lと拡大していき、ロールス ロイスの最上級車として後継車のファントム Vが登場した1959年までに約1700台が生産されました。なお1977年にシルバー シャドウがシルバー シャドウ IIにモデルチェンジした際に、そのロングホイールベース版がシルバー レイス IIと名付けられ、名前が一時的に復活していました。

 

 ミニカーは1959年頃に発売されたディンキー(英)の当時物で、シルバー レイスの最終版をモデル化しています。シルバー レイスは大型車ですので、ミニカーのサイズがあまり大きくならないよう標準的な縮尺の1/43ではなく1/48でモデル化されていました。1950年代のビンテージミニカーですから室内は再現されておらずボディの中身は空っぽですが、外観のフォルムは実車の雰囲気がよく再現されていてディンキー(英)の傑作のひとつでした。ちなみにミニカーで最初に室内を再現したメーカーは同時期のコーギーでした。1960年頃のコーギーのミニカーには、一体成型された樹脂製の内装/シートにステアリングホイールを備えた室内が再現されていました。(当時のコーギーのミニカーの実例→ コーギー 型番230 メルセデス ベンツ 220SE)

 

 

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントグリル上にはロールス ロイスのマスコットがサイズに合わせてそれらしく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 1
ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 2

 これ以外のロールス ロイス シルバー レイスのミニカーとしては、前述したサクラの世界の名車シリーズとスポットオンの当時物ぐらいしかなかったのですが、最近になってレジン製少量生産のトゥルースケールやマトリックスなどから数種類がモデル化されました。トゥルースケールのロールス ロイス シルバー レイス (1/43 型番TSM104313)には、以下の画像のような皇室が購入した昭和天皇の御料車仕様(1950年式)がありました。(ただし正式の御料車ではなかったようです) 通常のナンバープレートが付く位置に菊の御紋章の付いたプレートが付いています。(画像はWEB上のメーカーカタログから流用しました)
ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 3

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ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1959 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE


DINKY(UK) 198 1/48 127㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.1m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速 165km/h  データーベースでロールス ロイス ファントム IV-VIのミニカー検索

ロールス ロイス ファントム V リムジン イギリス 1959年

 

 王族や国家元首の公用車としてロールス ロイス シルバー レイスよりも大きな車の要望があり、生産中止となった戦前のファントム IIIの後継車としてファントム IVが1950年に登場しました。ファントム IVは18台(16台ともいわれる)だけ製作された特別な車でした。シルバー レイスより大きく重厚なリムジーン ボディ(車重2.5t)に、ロールス ロイス初の直列8気筒エンジン(5.7L 約170HP)を搭載し、最高速度160km/hの性能でした。ファントム IVの1号車はイギリス王室御料車で、それ以外も王侯などの公用車として使われ一般向けには販売されませんでした。

 

 ロールス ロイス ファントム IVの後継車として1959年に一般向けのファントム Vが登場しました。シャーシの基本設計はシルバー クラウド IIと同じでしたが、ホイールベースとトレッドが拡大されていました。エンジンもシルバー クラウド IIと同じ新設計のV型8気筒6.2Lエンジンが搭載され、4段自動変速機とパワステが標準装備されていました。なおボディはまだ専門のコーチビルダーが架装していましたが、この頃には基本的なデザインはほぼ決まっていて、かつてのような自由度は無くなっていました。1962年のマイナーチェンジで4灯式ヘッドライトが採用されたことでフロント周りの雰囲気が一新された改良型に変わりました。

 

 

 ミニカーは1962年に発売されたディンキー(英)製の当時物です。ファントム Vのリムジンをモデル化しています。縮尺1/43では大きくなりすぎるので1/48でモデル化したのだと思いますが、それでも結構大きくて全長127㎜の堂々としたサイズのミニカーに仕上がっていました。品の良いツートンカラー、赤いシート、青い制服の運転手さんと、どこかの富豪の私有車といった雰囲気で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。 (ロールス ロイスのミニカーはどのミニカーメーカーでも特別な対応をするようで、出来の悪い物はほとんどありませんが) 当時はドア開閉などのギミックがまだなかったのですが、これにはサイドウィンドーを上下させることができるギミックが付いていました。これ以外のファントム Vの当時物ミニカーはディンキー(英)の4灯式ヘッドライトとなった1962年式のリムジン、スポットオンのイギリス王室パレード用特別仕様御料車がありました。最近のものでは、オックスフォードの1/43と1/76、トゥルースケール(レジン製)などがあります。ファントム IVのミニカーはフランスのレックストイ(REXTOYS)がイギリス王室御料車など数種類と、ノレブがイギリス王室御料車をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 2

 以下は1990年頃に発売されたレックストイ製のロールス ロイス ファントム IV リムジン イギリス王室御料車 (1/43 型番36)の画像です。レックストイ(REXTOYS)はフランスのダイキャスト製ミニカーのブランドで、主に1930-40年代のアメリカ/イギリスの高級車をモデル化していました。これはファントム IV 1号車のイギリス王室御料車をモデル化しています。御料車は後席に座っておられる女王のお顔がよく見えるよう、リヤサイドウィンドーが不格好なぐらいに大きくなっています。(プライバシー保護の為、内側からブラインドを掛けることは出来ますが) また溜色(ためいろ:濃い小豆色)と黒で塗り分けられたボディカラーはイギリス王室御料車の伝統的なカラーリングです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM IV LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE PHANTOM IV LIMOUSINE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。通常のロールス ロイスはラジエータ上に「フライング レディ」のマスコットが付くのですが、王室御料車で女王が乗車されている場合には以下の画像のようなマスコットに付け替えるそうです。(以下のフロントグリルの画像はマウスオーバー又はタップでマスコットの拡大画像に変わります) このマスコットは守護神「龍を退治する聖ゲオルギオス(セント ジョージ)」といって、やや分かりにくいですが前足を上げた馬の上で槍を構えたセント ジョージが(龍のいる)下方を狙っている構図となっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM IV LIMOUSINE 3
ROLLS ROYCE PHANTOM IV LIMOUSINE 4

 以下は1990年頃に発売されたレックストイ製のロールス ロイス ファントム IV (1/43 型番31)の画像です。これはスペイン国王が使用されたファントム IV リムジンをモデル化しています。上記のイギリス王室御料車と同じようなボディですが、リヤサイドウィンドーが少し小さくなっています。またフロントグリル上のマスコットは「フライング レディ」です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM IV LIMOUSINE 5
ROLLS ROYCE PHANTOM IV LIMOUSINE 6

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 1962 UK

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III


POLISTIL S634 1/30 181mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.34m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (214HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)  データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

ロールス ロイス シルバー クラウド III イギリス 1962年

 

 1955年にロールス ロイス シルバー ドーンはシルバー クラウド Iに、ベントレー R タイプはS1 タイプに発展しました。これ以前のロールス ロイスとベントレーはホイールベースが異なるなどの明確な違いがありましたが、この時点で両車はグリルとエンブレムだけが異なるだけのほとんど同じ車になってしまいました。1959年に新設計のV型8気筒6.2Lエンジンが搭載され、シルバー クラウドはII型となりました。

 昔のロールス ロイスのエンジン出力は「Enough(必要十分)」と表現され数値は公表されないのが伝統でした。(現在は公表してますが) シルバー クラウド IIに搭載された6.2Lエンジンのパワーは推定で200HP程だったそうで、4段オートマティック変速機を介して車重約2tの車体を最高速180km/hで走らせました。

 

 またシルバー クラウド IIから国内仕様でもパワステが標準装備となり、標準ではないもののエアコンが装着できるようになりました。1962年にシルバークラウドとベントレー SタイプはIII型となりました。III型の主たる改良点はエンジンのパワーアップ(214HP)とパワステの強化で、外観ではヘッドライトが4灯式となり顔付が変わりました。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたポリスティル(旧ポリトーイ)製の当時物です。シルバー クラウド IIIのリムジンを縮尺1/43より大き目のサイズの縮尺1/30でモデル化しています。キャビン部分が小さめにできているのでプロポーション的にはいまひとつで、キャビンが小さいので実車よりも大きな車に見えます。縮尺1/30なのでフロントグリル上のマスコット、フェンダーミラー、ラジオ用アンテナ、室内などの細部がそこそこリアルに再現されていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。以下はフロント(マスコット拡大)の画像とリア/トランク開閉の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 2

 以下はボンネットを開いたエンジンルームの画像です。エンジンは縮尺1/30としては物足りないレベルの出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III 3

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 1962 UK

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE


DINKY(UK) 127 1/43 123mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (220HP?) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h?)  データーベースでロールス ロイス シルバー クラウドのミニカー検索

ロールス ロイス シルバー クラウド III クーペ イギリス 1962年

 

 前述したように1962年にロールス ロイス シルバー クラウドとベントレー Sタイプは4灯式ヘッドライトを採用したIII型となりました。ロールス ロイスとベントレーにはパーソナルなスポーティ仕様として2ドア クーペとそのオープン仕様のドロップヘッド クーペがありました。ベントレー S3にはマリナー パークウォードが架装した独特のデザインで知られた2ドア クーペ/ドロップヘッド クーペがありました。この車はつり上がった4灯式ヘッドライトの印象から「チャイニーズ アイ(吊り目)」の名前で知られていました。同じデザインがロールス ロイス シルバー クラウド IIIの2ドア クーペ/ドロップヘッド クーペにも採用されました。

 

 この変わったヘッドライトのデザインは、同時期のトライアンフ ビテス(1962)やプリンス スカイライン スポーツ (1962)などのスポーティな車にみられたデザインでした。(実車画像→ プリンス スカイライン スポーツ) リアにはアメリカ車風のテールフィンが付いていますが、これは同時期のイギリス車(モーリス オックスフォードなど)にみられたデザインでした。今見ると変わったフロントの造形だと思いますが、このデザインのシルバー クラウド III クーペ/ドロップヘッド クーペは約100台が生産されていますので、当時は人気があったようです。

 

 

 ミニカーは1964年に発売されたディンキー(英)製の当時物です。プロポーションが良く、特徴的なフロントの造形がリアルで、実車の雰囲気がうまく再現されていました。ディンキー(英)は自国の誇りであるロールス ロイスのモデル化には力が入るようで、このシルバー クラウド III クーペも細部まで良く仕上げられていてディンキー(英)の傑作ミニカーの一つでした。ボンネットとドアが開閉するギミックが付いています。これ以外のシルバー クラウド III クーペは、ポリトーイの当時物のクーペ、ネオ(レジン製)のクーペとドロップヘッド クーペ、マトリックス(レジン製)のドロップヘッド クーペ(チャイニーズ アイではない) などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 2

 以下は1966年に発売されたポリトーイ製の当時物 ロールス ロイス シルバー クラウド III クーペ (1/43 型番518)の画像です。これは輸出仕様の左ハンドル版をモデル化しています。こちらもかなり良い出来ばえで、同じ車のモデル化ということもありますが、上記のディンキー(英)と非常によく似た感じで仕上がっていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、室内は高級車らしい雰囲気の起毛仕上げが施されていました。フロントグリル上のマスコットがありませんが、これは破損しているのではなく最初から付いていませんでした。このミニカーには安っぽいフリーホイールに変更した後期型があり、1977年にはマスコットを付けてトランク開閉を止めた仕様変更版(型番OC2)も発売されました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 3
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。トランク内も起毛仕上げがされています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 5
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD III COUPE 6

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ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1962 UK

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE


DINKY(UK) 152 1/43 142㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.1m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(165km/h)  データーベースでロールス ロイス ファントム IV-VIのミニカー検索

ロールス ロイス ファントム V リムジーン イギリス 1962年

 

 1959年に登場したロールス ロイス ファントム Vの標準的なボディは全長6mを越える大型のリムジーンでした。V型8気筒エンジンはコンパクトでしたので、室内は十分に広く油圧ダンパーのサスペンションで揺れの少ない乗り心地だったそうです。車重は2.5tを越えていましたが、それでも最高速は160km/hを越え加速も並みの乗用車以上に速く、しかも室内はほとんど無音でした。1960年にはファントム Vをベースにしたパレード用の特別仕様の王室御料車も作られました。 (実車画像→ ロールス ロイス ファントム V 御料車 1960)

 

 1962年から4灯式ヘッドライトが採用されたことで、フロントグリルがより近代的になりました。このファントム Vのフロントグリルは高級車の象徴として世界的によく知られることとなったので、このフロントのイメージを他社の高級車がコピーしていました。1968年にはエンジン出力を向上し、エアコンを前後キャビン独立式としたファントム VIに変わりました。ファントム V/VIは1991年までロールス ロイスの最上級車として長く生産されました。ファントム V/VIの総生産台数は890台(Vが516台 VIが374台)でした。1998年にロールス ロイスのブランド使用権をBMWが取得し、2003年にファントム VIの後継車ファントム(VII)が登場しました。

 

 

 ミニカーは1965年に発売されたディンキー(英)製の当時物ミニカーです。ヘッドライトが4灯式となったファントム Vをモデル化しています。プロポーションが良く特徴的なフロントグリルがリアルに再現され、実車の威厳ある雰囲気がうまく再現されていました。またドア、ボンネット、トランクが開閉するギミック付きながら、可動部の立て付けもしっかりしていました。室内も結構良く再現されていて、運転手のフィギュアが付いています。このミニカーは1960年代のミニカーとは思えないほど良く出来たディンキー(英)の傑作で、1965年から1976年の11年間販売されたロングセラーのミニカーでもありました。 これ以外のファントム V/VIのミニカーはトミカ ダンディの1/43、トミカの1/78、京商の1/18、オックスフォードの1/43と1/76、パラゴンの1/18、トゥルースケール(レジン製)の1/43などがあります。 以下はフロント(マスコット拡大)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 2

 以下はファントム Vの大きさを比較する為に同時期の大衆車 フォード コルチナ MK II 1966 (ディンキー製 1/40 型番159)と並べてみた画像です。同じような縮尺のミニカーと並べるとファントム Vがいかに大きかったのかが良く分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM V LIMOUSINE 4

 以下は1979年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 ロールス ロイス ファントム VI (1/43 型番DF06)の画像です。製作された時期が1979年なので、ファントム VIをモデル化しているようです。トミカ ダンディは当時の国産ミニカーとしては数少ない縮尺1/43でモデル化した物が多く、これも1/43なので実車の大きさが実感できる大きなサイズ(全長139㎜)に仕上がっていました。プロポーションが良く当時のミニカーとしてとても良い出来ばえでした。ボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付きで、リアドアは一般的な前ヒンジで上記ディンキー製の観音開きとは違っています。室内のインパネは紙シールで結構リアルに再現され、内装は起毛処理が施されていて豪華な感じに仕上げてありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM VI LIMOUSINE 1
ROLLS ROYCE PHANTOM VI LIMOUSINE 2

 以下はフロント(マスコット拡大)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。フロント周りの造形は1970年代のミニカーとしては良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ROLLS ROYCE PHANTOM VI LIMOUSINE 3
ROLLS ROYCE PHANTOM VI LIMOUSINE 4

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