自動車歴史 時代/自動車メーカー別 戦後期 イギリス ロールス ロイス ページ 1

ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 1947? UK

ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SAKURA 7 1/43 134㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.36m 全幅約1.96m
エンジン 変速機: 6気筒 4.3L 125HP 4段自動変速
性能: 最高速135km/h
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ロールス ロイス シルバー レイス イギリス 1947?

 

  戦時中ロールス ロイスは航空機用エンジン「マリーン」の量産にかかり切りで自動車生産は中断していました。「マリーン」エンジンは戦闘機のスピットファイアーなどに搭載され、「バトル オブ ブリテン」の勝利に寄与したのでした。

 

 戦時中に開発が進められていた戦後型のシルバー レイスが1947年に登場しました。シルバー レイスは戦前の小型車 レイスの改良型ですが、シルバー レイスの6気筒4.3Lエンジンは耐久性を向上させており、シャーシもエンジン搭載位置が前進するなど大幅な近代化が図られていました。排気量を4.6L、4.9Lに拡大しファントムVが登場する1959年までに約1700台が生産されました。

 なお最上級車ファントム IIIは生産中止となりました。ファントムIIIが生産中止となったのは、戦前の世界大恐慌と戦後の経済状況の悪化でファントムIIIのような運転手付高級車を購入する富裕層が減ったことでした。

 

 

 ミニカーは1970年代後半にスーパーカーシリーズを出したサクラが世界の名車シリーズとして出していたミニカーです。箱にシルバー レイスと書いてありますが、年式などははっきりしません。多分マリナー(コーチワーク)製のリムジーンのモデル化のようでサクラのオリジナル型と思われますが、フロント部分などはかなりいい加減な出来映えです。ただサイドビュはそこそこうまくモデル化しているので、この時代のシルバー レイスの雰囲気が感じられると思います。

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ROLLS ROYCE SILVER DAWN 1949 UK

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OXFORD 43RSD001 1/43 113mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.88m 全幅約1.75m
エンジン 変速機: 6気筒 4.3L 130HP? 4段変速
性能: 最高速150km/h
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ロールス ロイス シルバー ドーン イギリス 1949

 

 1946年に登場したベントレー MK VIは同時期に登場したロールス ロイス シルバー レイスのホイールベースを短縮したものでした。ベントレー MK VIにはメーカー標準のスチール製ボディが設定されていました。当時のアメリカ市場のコンパクトセダンの需要に対応して、ロールス ロイス初の標準ボディ設定で低価格化したMK VIのロールス ロイス版が検討され、ロールス ロイス シルバー ドーン(DAWN:夜明け)として1949年に発表されました。当初のシルバー ドーンは全てが左ハンドル(輸出仕様)でした。

 

 シルバー ドーンとベントレー MK VIはエンジンのチューンとグリルが異なるだけで基本的には同じ車でした。(ベントレーはツインキャブ、シルバー ドーンはシングルキャブで少しだけパワーが小さい) 当初のエンジンは直列6気筒4.3Lで、1951年にはシルバー レイスの変更に合わせて4.6Lに拡大されました。1952年には4段自動変速がオプションで設定されました。シルバー ドーンは1955年にシルバー クラウド Iに切替わって生産中止となり、生産台数は約760台でした。なお標準ボディではなく、従来通りのコーチビルダー製ボディのシルバー ドーンもあったようです。

 

 

 ミニカーはオックスフォード製で、2017年に発売されました。シルバー ドーンの標準スチール製ボディ仕様をモデル化しています。品の良いツートンカラー、良くできたフロントグリルとその上のマスコット、そこそこ再現された室内など、実車の雰囲気が良く再現されている非常に良い出来ばえです。ただ屋根のラジオのアンテナは、少し目立ち過ぎで目障りです。最近のオックスフォードは数年前より仕上げレベルが向上していますが、それでも値段は約6000円とそんなに高くはありません。以下はフロントとマスコットの拡大画像とリアと室内の拡大画像です(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER DAWN 1
ROLLS ROYCE SILVER DAWN 2

 シルバー ドーンのミニカーは最近までウエスタンモデル(ホワイトメタル製)の物しかなかったのですが、2014年にトゥルースケール(レジン製)でモデル化されました。このオックスフォードのシルバー ドーンはトゥルースケールの約半値ですが、出来ばえはほぼ同等です。

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 1956 UK

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OXFORD 43EMP002 1/43 127㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: 6気筒 4.9L 200HP 4段自動変速
性能: 最高速170km/h
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ロールス ロイス シルバー クラウド I フーパー エンプレス イギリス 1956

 

 1955年にシルバー ドーンはシルバー クラウド Iに、ベントレー R タイプはS1 タイプに発展しました。これ以前のロールス ロイスとベントレーはホイールベースが異なるなどの明確な違いがありましたが、この時点で両車はグリルとエンブレムだけが異なるだけのほとんど同じ車になってしまいました。シャーシは新設計でエンジンはシルバー レイス用の6気筒4.9Lを大幅に改良して搭載し、最高速は170km/hとロールス ロイスとしては初めて100mp/h(160km/h)を越えた車となりました。

 

 フーパー エンプレスという名前はコーチビルダーのフーパーが1950年代半ばにデザインしたフロントフェンダーが長く裾を引いたエレガントなデザインのボディのことを示します。もともとはベントレー用として使われたデザインだったようですが、同じデザインがロールス ロイスにも使われたとのことです。この時期からロールス ロイスはボディとシャーシを一体化したモノコック構造を本格的に採用し始めたので、コーチビルダー フーパーは1959年に廃業しています。その為このフーパー エンプレス ボディを架装したシルバー クラウド Iは十数台しか製作されなかったようです。

 

 

 ミニカーはオックスフォード製で、2018年に発売されました。オックスフォードの1/43は以前から出来が良かったのですが、このフーパー エンプレスも特徴的なデザインをうまく再現しています。またツートンカラーの塗装、フロントグリルの造形、適度に再現された室内なども良い出来ばえです。なおロールスロイスのマスコットを大きめのサイズでリアルに作っているのは、マニアの嗜好をよくわかっているからなのです。(正確にスケールダウンするとみすぼらしくなります)  この出来ばえで定価6300円ですから、ミニカーの価格が高騰している現在では実にリーズナブルな価格設定です。(ダイキャスト製であれば、現在でもこの値段で充分やれるのです) これ以外のフーパー エンプレスのミニカーは、モデルカーグループの1/18(シルバー レイス)やネオ(シルバー レイス レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と裾を引いたフェンダー/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I HOOPER EMPRESS 2

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I 1956 UK

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OXFORD 43RSC002 1/43 124㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.89m
エンジン 変速機: 6気筒 4.9L 200HP 4段自動変速
性能: 最高速170km/h
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ロールス ロイス シルバー クラウド I イギリス 1956

 

 1955年にシルバー ドーンはシルバー クラウド Iに、ベントレー R タイプはS1 タイプに発展します。これ以前のロールス ロイスとベントレーはホイールベースが異なるなどの明確な違いがありましたが、この時点で両車はグリルとエンブレムだけが異なるだけのほとんど同じ車になってしまいました。エンジンはシルバー レイス用の6気筒4.9Lを大幅に改良してものが搭載され、シャーシは新設計で最高速は170km/hと、ロールス ロイスとしては初めて100mp/h(160km/h)を越えた車となりました。

 

 前述したフーパー エンプレスはコーチビルダーが架装したボディでしたが、こちらはロールス ロイスが標準仕様としていたモノコックボディのようです。フーパー エンプレスより少し全長が短く、前後フェンダーとトランクがボディと一体化した近代的なデザインとなっています。このモデルは標準のホイールベース仕様(3124㎜)で、ロングホイールベース仕様(3226㎜)も1957年から追加されました。1959年にエンジンをV型8気筒に変更してシルバー クラウド IIとなりました。シルバー クラウド Iの総生産台数は約2300台で、そのなかでコーチビルダーが架装したのは150台ほどでした。

 

 

 ミニカーはオックスフォード製で、2018年に発売されました。オックスフォードの1/43は以前から出来が良かったのですが、このシルバー クラウド Iもプロポーションが良く実車の雰囲気をうまく再現しています。フロントグリルの造形、適度に再現された室内なども良い出来ばえです。また小さなフェンダーミラーとロールスロイスのマスコットもリアルに出来ています。マスコットを大きめに作っているのは、マニアの嗜好をよくわかっているからです。これで定価6300円ですから、ミニカーの価格が高騰している現在では実にリーズナブルな価格設定です。(ダイキャスト製であれば、現在でもこの値段で充分やれるのです) これ以外のシルバー クラウド Iのミニカーは、マーキュリーやマッチボックスのビンテージ物、フランクリンミントの1/24、マトリックス(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とフロントグリルのマスコット/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD I 2

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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 1959 UK

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SOLIDO 115 1/43? 122㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.41m 全幅約1.9m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L (200HP) 4段自動変速
性能: 最高速(180km/h)
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ロールス ロイス シルバー クラウド II イギリス 1959

 

 1955年にシルバー ドーンはシルバー クラウド Iに、ベントレー R タイプはS1 タイプに発展しました。これ以前のロールス ロイスとベントレーはホイールベースが異なるなどの明確な違いがありましたが、この時点で両車はグリルとエンブレムだけが異なるだけのほとんど同じ車になってしまいました。シャーシは新設計でエンジンはシルバー レイス用の6気筒4.9Lを大幅に改良して搭載し、最高速は170km/hとロールス ロイスとしては初めて100mp/h(160km/h)を越えた車となりました。

 

 1959年に新設計のV型8気筒6.2Lエンジンが搭載され、シルバー クラウドはII型となりました。この変更は6気筒エンジンが排気量拡大の限界に達したことに加えて、V型8気筒エンジンが当たり前となりつつあったアメリカ市場をにらんだものでした。なお内外装に大きな変更はありませんでしたので、見た目はかわっていません。

 

 

 ミニカーはソリド初期の当時物です。50年以上も前の1960年に発売されたミニカーですが、プロポーションが正確でかつ実車の雰囲気を見事に再現した傑作ミニカーです。(ただ1/43より少し小さめ) ワイパーやマスコットなどの細かいパーツは付いていませんが、そのようなパーツが無くても素晴らしいミニカーが成立することが分かっていただけるでしょう。(昔のミニカーなので、基本的にボディは一体鋳造で、そのような細かい部分は再現できなかったということですが)

 古いソリドの型を流用してソリドとは一味違う物を作っていたブランドがベレムです。そのベレムがこのシルバー クラウドの型をリファインして1980年代にシルバー クラウドとベントレー Sを作っています。以下がその画像で、フロントグリル/ヘッドライト/バンパーがメッキされたプラスチック製パーツに変わり、ロールス ロイスとベントレーを作り分けています。なおシルバー クラウドのピンク色はエルトン ジョンの所有していたロールス ロイス ファントム(車種が違いますが)をイメージしているのではないかと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 1
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 2

 これ以外のシルバー クラウド I/IIの当時物ミニカーとしては、スポットオン、マッチボックス、マーキュリーなどがあります。最近の物ではミニチャンプス、マトリックスやトゥルースケールのレジン製などがあります。以下は2015年に発売されたミニチャンプスのシルバー クラウド IIの画像です。最近のダイキャスト製ミニカーの代表として、昔のミニカーと見比べてみてください。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) 細かいところのリアルさでは最近のミニカーが優れているのは当たり前ですが、昔のミニカーにも捨てがたい味わいがあると思います。(そう思うのは私だけでしょうか?)
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ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 3
ROLLS ROYCE SILVER CLOUD II 4

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ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 1959 UK

ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY 150 1/48 118㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.6m 全幅約1.96m
エンジン 変速機: 6気筒 4.9L 140HP 4段自動変速
性能: 最高速140km/h
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ロールス ロイス シルバー レイス イギリス 1959

 

 標準ボディが設定されたシルバー ドーンとは違い、シルバー レイスはコーチビルダーが個別にボディを架装する伝統的な高級車でした。日本の皇室も1959年に天皇陛下の御料車として購入しています。排気量を4.6L、4.9Lに拡大し、ロールス ロイスの最上級車として後継車のファントム Vが登場する1959年までに約1700台が生産されました。なお1977年にシルバー シャドウがシルバー シャドウ IIにモデルチェンジした際に、そのロングホイールベース版がシルバー レイス IIと名付けられ、名前が復活しています。

 

 ミニカーはディンキー(英)の当時物です。1959年頃に発売されていますので、シルバー レイスの最終版をモデル化しています。室内が再現されていませんので中身は空っぽですが、実車の雰囲気がよく再現されたディンキーの傑作です。ちなみにミニカーで最初に室内を再現したのは同時期のコーギーで、1960年頃のミニカーには真空成型したプラスチックでシートを表現した室内が付いていました。

 

 

 シルバー レイスのミニカーはこれ以外ではスポットオンの当時物ぐらいしかなかったのですが、最近になってレジン製少量生産のトゥルースケールやマトリックスなどから数種類がモデル化されました。トゥルースケールのシルバー レイスには画像のような昭和天皇御料車仕様(1950年)があります。(画像はWEB上のカタログから流用しました)
ROLLS ROYCE SILVER WRAITH 1

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