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VOLKSWAGEN PASSAT (B1) 1973 GERMANY |
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![]() SCHUCO 301-614 1/43 98mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン パサート (B1) ドイツ 1973
フォルクスワーゲンの新世代車の先駆けとしてパサートが1973年に登場しました。パサートは水冷4気筒1.3L/1.5L(75HP)エンジンをフロントに縦置搭載した前輪駆動車でした。前輪駆動車としてはNSUのRo80をベースにしたK70が1970年に登場していましたが、K70の販売は芳しくありませんでした。パサートはグループ内のアウディ 80をベースとする車でした。アウディ 80はノッチバックでしたが、パサートはスポーティなハッチバックスタイルでした。ただし当初はハッチバックではなくトランクを持つ2/4ドアセダンで、1975年から3/5ドアハッチバックが追加されました。
パサートの直線的な平面を組み合わせたデザインはイタルデザインのG.ジウジアーロによるものでした。車の人気は概ね見た目の善し悪しで決まることが多いのですが、パサートはこのデザインでヒットしたと私は考えます。1975年に1.5Lエンジンが1.6L(82HP)に拡大され、1978年に1.5L(50HP)ディーゼルエンジンが追加されました。1977年のマイナーチェンジで、バンパーが大型化されウインカーがバンパー内からヘッドライト横に移動しました。1980年にパサート 2代目(B2)にモデルチェンジしました。
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ミニカーは1973年に発売されたシュコーの当時物です。丸形4灯式ヘッドライトを持つ上級グレードの4ドアをモデル化しています。このミニカーは当時のシュコーが1/43の新しいシリーズとして発売したもので、ダイキャストの肉が薄いシャープな造形で当時のミニカーとしてはレベルの高い出来ばえでした。また立て付けが良い(チリ合わせが良好な)開閉ギミックが付いているのも魅力でした。このパサートはプロポーションが正確で、実車のイメージがうまく再現され良く出来ています。(ヘッドライトがグリルと一体のメッキパーツとなっているのが今ひとつですが) ボンネット/ドア/トランク開閉ギミック付です。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とトランク開閉/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1974年に発売されたシュコー製のフォルクスワーゲン パサート (B1) LS バリアント 1974 (1/43 型番619)の画像です。これは上記のバリエーションでバリアント(5ドアワゴン)をモデル化しています。ボンネット/ドア/テールゲート開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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VOLKSWAGEN SCIROCCO 1974 GERMANY |
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![]() SCHUCO 301-620 1/43 91mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン シロッコ ドイツ 1974
フォルクスワーゲンの新世代車の第2弾はスポーティなクーペ スタイルのシロッコで1974年に登場しました。パサートと同じコンセプトのデザインは同じイタルデザインのG.ジウジアーロによる物で、短くされたテールが実に軽快な感じがします。ちなみに前述したパサートとシロッコはどちらも季節風の名前で、新世代を象徴していました。上級グレードは丸型4灯式、それ以外は角形2灯式ヘッドライトでした。この車は数ヶ月後に登場したビートル後継車のゴルフをベースにしたクーペで、つまりはカルマン ギア クーペの後継車という位置づけなのでかっこいいわけでした。
4気筒1.1L/1.6L(70/85HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、エンジンなどのメカはゴルフと同じでしたが、ハンドリングはスポーティな味付けがされていたようです。1975年にゴルフ GTIと同じ1.6L燃料噴射式1.6L(110HP)エンジンを搭載した高性版GTIが追加されました。1978年のマイナーチェンジでフロントのウィンカーが大型化され、バンパーが黒いプラスチック製に変更されました。1982年に2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約50万台でした。
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ミニカーは1974年に発売されたシュコーの当時物です。丸型4灯式ヘッドライトの上級グレードをモデル化しています。前述したパサート 初代と同じシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。シャープな造形でプロポーションが正確で、実車のイメージが良く再現されたとても良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付で、開閉部のチリ合わせも良好です。当時のシュコーは意欲的に自国車をモデル化していましたので、当時のほとんどのドイツ車がシュコーで揃いました。ただたくさん作りすぎた為か?、シュコーは1976年頃に一度倒産しました。(1990年代に復活しました) シロッコ 初代の当時物ミニカーはスペイン ディンキー、オートピレン、ポリトーイ、ソリドのレース仕様などがありました。最近のものではミニチャンプス、シュコー、ホワイトボックス、ネオ(レジン製)のレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1977年頃に発売されたオートピレン製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ (1/43 型番205)の画像です。角形2灯式ヘッドライト仕様をモデル化しています。これはオートピレンが製造していたスペイン ディンキーの型番1539と基本的に同じもので、そのオートピレン版です。ディンキー(仏)流のレトロで柔らかい感じの造形なので、やや角がとれたシロッコになっています。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1976年に発売されたポリトーイ製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ (1/43 型番EL54)の画像です。ポリトーイのELシリーズは廉価版ミニカーの類ですので、あまり仕上げレベルが良くないですが、プロポーションは悪くないです。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1980年に発売されたソリド製の当時物 フォルクスワーゲン シロッコ GR II (1/43 型番1080)の画像です。ETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)のGr.2のレース仕様車をモデル化しているようです。派手なチンスポイラーやオーバーフェンダー、室内のロールケージなどでレース仕様に仕立ててあります。なおソリドはレース仕様をモデル化していますが、ノーマルのシロッコはモデル化していません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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VOLKSWAGEN GOLF I 1974 GERMANY |
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![]() SCHUCO 301-621 1/43 87mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン ゴルフ I ドイツ 1974
フォルクスワーゲン新世代車の本命であるビートルの後継車ゴルフが1974年に登場しました。台形のシルエットで背が高い独特なスタイルはイタルデザインのG.ジウジアーロのデザインで、コンパクトながらも広い室内を実現していました。このゴルフという名前はスポーツのゴルフの意とメキシコ湾流(による風)の意もあるそうです。ちなみに先に登場した新世代車でパサートは貿易風、シロッコは季節風の名前です。
パサートと同じ4気筒エンジンを使っていましたが、縦置きから横置き搭載に変更した前輪駆動方式もコンパクトな外形寸法を可能にしていました。当初のエンジンは1.1L(50HP)と1.5L(70HP)の2つでしたが、後に1.3L(60HP)、高性能版1.6L(82HP)、経済版ディーゼル1.5L(50HP)などが追加されました。1976年に追加された高性能版GTiは、燃料噴射式1.6L(110hp)のハイパワーエンジンと硬められたサスペンションで、最高速180km/hの本格的なスポーツ仕様でした。1979年にはカルマン製のカブリオレが設定されました。バリエーションとして北米向けのピックアップ仕様のラビット(RABBIT:ウサギの意)、3ボックス セダンのジェッタがありました。
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ゴルフは大ヒットし1977年には生産累計100万台を達成し、1979年には年間生産台数66万台でトヨタ カローラを抜いて量産車世界一にもなりました。1984年にゴルフ 2代目にモデルチェンジし、総生産台数は約600万台でした。ゴルフはその後の他社の小型車設計に多大な影響を与えた傑作車でした。 |
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![]() ![]() 以下は1976年に発売されたガマ製のフォルクスワーゲン ゴルフ I (1/43 型番895)の画像です。上記シュコー製とよく似た造形ですが、これはシュコーの型の一部を流用しているからです。シュコーは1976年頃に倒産し、型がガマに移管されたのでそれを使ったのでしょう。ただしホイールや内装は違っていますので、まったく同じではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1976年に発売されたメーベトイ製のフォルクスワーゲン ゴルフ I (1/43 型番A87)の画像です。底板に1/43と銘記していますが、実際には全長が92㎜ですので、約1/41ぐらいで少し大きめに出来ています。フロントグリルとバンパーを一体成型するなどコストダウンした設計であまり仕上げは良くないですが、当時の廉価版ミニカーの標準的な出来ばえです。ドア開閉ギミック付です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1975年に発売されたソリド製のフォルクスワーゲン ゴルフ I (1/43 型番19)の画像です。これは2ドアをモデル化しています。これも廉価版ミニカーの類で、テールライトの塗装処理を省略するなどあまり仕上げは良くありません。この当時のソリドのミニカーはコストダウンに走ってレベルの低いものになっていました。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2001年に発売されたデルプラド製の世界の名車シリーズ フォルクスワーゲン ゴルフ I 1984 (1/43 No.26)の画像です。メーカは不明で、高性能版GTIをモデル化しています。1984年と底板に表記していますのでゴルフ Iの最終仕様?をモデル化していることになります。デルプラドのこのシリーズとしては標準的な出来ばえで、GTiの特徴である4灯式ライトと赤い縁取りが再現されています。ただヘッドライトのサイズが小さい為か? いまひとつGTiらしい顔つきになっていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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VOLKSWAGEN POLO 1975 GERMANY |
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![]() SCHUCO 301-623 1/43 83mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン ポロ ドイツ 1975
新世代のフォルクスワーゲン最後のモデルはポロで1975年に登場しました。4気筒895cc(40HP)エンジンを搭載した当時のフォルクスワーゲンで一番小さい車でした。この車も先行して発表されていたグループ内のアウディ 50をベースにしていましたので、外観はアウディ 50と同じでエンブレムが違うだけの姉妹車でした。アウディ 50は4気筒1.1L(50HP)エンジンを搭載しており、ポロより上級な車という位置づけでした。(なおアウディにも後に895ccや1.3Lエンジンが追加されました)
1975年に1.1L(50HP)エンジンが追加され、1977年には1.3L(60HP)エンジンを搭載したノッチバック スタイルのダービィが追加されました。(実車画像→ フォルクスワーゲン ダービィ 1977) 1979?のマイナーチェンジでフロントグリルとバンパーのデザインが変?され、ポロにも1.3Lエンジンを搭載した高性能版のポロ GTが追加されました。1981年にポロ 2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約50万台でした。なおポロという名前はスポーツのポロの意でゴルフに絡めた名前のようですが、真相は不明だそうです。
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ミニカーは1975年に発売されたシュコーの当時物です。これも前述したシュコーの新しい1/43シリーズの1台でした。正確なプロポーションのシャープな造形で、小さいながらボンネット/ドア/リアゲートが開閉するギミック付でなかなか良くできています。シュコーは実車同様にフロントグリルをアウディ仕様に変えたアウディ 50もモデル化していました。これ以外のポロ 初代の当時物ミニカーはポリトーイの1/55と1/43と1/25、コーギーの1/36などがありました。当時物以外ではミニチャンプスがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(ハッチバック開閉)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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VOLKSWAGEN JETTA 1979 GERMANY |
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![]() SCHABAK 1001 1/43 100mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン ジェッタ ドイツ 1979
フォルクスワーゲン ジェッタはゴルフのノッチバックセダン版で1979年に登場しました。ゴルフより上級な車で、北米市場やハッチバックを好まない保守層向けに2ドアと4ドアが設定され、ヘッドライトは角形に変えてありました。リアに追加されたトランクはこのクラスでは最大の容量でした。(トランクを後付けしたのが明らかに分かりますので、デザイン的にはいまひとつですが) エンジンはゴルフとほぼ同じ4気筒1.1L」/1.3L/1.5L(70HP)/1.6Lエンジン、4気筒1.6Lディーゼルエンジンが設定され、4段変速 最高速156km/h(1.5L)の性能でした。
北米市場ではゴルフもラビットという名前で販売されていたのですが、ジェッタのほうが良く売れました。北米市場向けに1981年に設定されたGLIは4気筒1.8L(90HP)エンジンを搭載し5段変速で最高速172km/hと高性能で、この車が主力モデルとして売れたそうです。1984年にジェッタ 2代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約57万台でした。
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ミニカーは1979年に発売されたドイツのシャバック製です。シャバックはシュコーの販売代理店で、シュコーが1976年頃に倒産した後でシュコーのミニカー事業を引き継ぎました。そんなわけでシャバックはシュコーに良く似た作風で出来ばえもほとんど同じようなレベルでした。このジェッタもシュコーにそっくりの作風で良く出来ています。ドア/トランクの開閉ギミック付です。なおシャバックは2006年には復活したシュコーに逆に買収され、現在は民間航空機モデルを製作しています。ジェッタ 初代の当時物ミニカーはこれしか無いようです。当時物以外ではNEO(レジン製)が2ドアと4ドアをモデル化しています。 以下はフロントの拡大画像とリア(ハッチバック開閉)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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VOLKSWAGEN PASSAT (B2) 1980 GERMANY |
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![]() CONRAD 1010 1/43 104mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン パサート (B2) ドイツ 1980
フォルクスワーゲンの最上級車パサートの2代目が1980年に登場しました。初代と同様グループ内のアウディ 80をベースとしたハッチバック車でした。初代のデザインを引き継ぎながら、全体的に角が取れたスタイルをしていました。4気筒1.6/1.8L、5気筒2L(115HP)、4気筒1.6Lターボディーゼルエンジンを縦置きに搭載した前輪駆動車で、5段/3段自動変速 最高速188km/h(2L)の性能でした。当初は5ドアハッチバックのみで、1984年にバリアント(ワゴン)が追加されました。
1981年にはこの車をベースにしてノッチバックセダンのサンタナが登場しました。1984年にアウディ 80 クワトロのフルタイム4WDシステムを搭載したパサート シンクロも登場しました。1985年のマイナーチェンジでフロントグリルやバンパーなどが変更されました。1988年にパサート 3代目(B3)にモデルチェンジしました。ドイツ国内での生産台数は約330万台でした。(中国や中南米でも生産されました)
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ミニカーは1980年に発売されたコンラート製の当時物です。コンラートはトラックや建機をモデル化しているドイツのミニカーメーカーです。1980年代にフォルクスワーゲンとアウディのプロモーション用の1/43ミニカーを製作していて、これもその1台でした。当時のドイツ製ミニカーの作風はいずれも似ているのですが、これもシュコー風の作風で当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックの開閉ギミック付です。同じ物がガマのブランドでも発売されていました。コンラートはバリアント(ワゴン)もモデル化していました。パサート 2代目の当時物ミニカーはこれぐらいしかなく、当時物以外ではブッシュ(BUSH)やユーロモデルの1/87などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(ハッチバック開閉)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1980年に発売された同じコンラート製のフォルクスワーゲン パサート バリアント (1/43 型番)の画像です。上記のバリエーションで、ボンネット/ドア/テールゲートの開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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VOLKSWAGEN SANTANA 1981 GERMANY |
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![]() CONRAD 1015 1/43 108mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン サンタナ ドイツ 1981
前述したパサート 2代目(B2)のノッチバックセダン サンタナが1981年に登場しました。フォーマルな3ボックススタイルで、パサートより上級な車という扱いでした。パサートと同じ4気筒1.6/1.8L、5気筒2L(115HP)、4気筒1.6Lターボディーゼルエンジンが搭載され、性能的にも同等でした。フォルクスワーゲンの車名は風に由来したものが多いですが、このサンタナという名前も南アメリカの季節風の名前でした。
サンタナは南米、中国、日本でも生産されました。ブラジルではフォルクスワーゲン ド ブラジルで生産され、外観を変えて2000年代まで販売されました。中国ではフォルクスワーゲン上海で生産され、中国独自の改良版が開発され現在も販売されているほどポピュラーな車になっています。(上海ではタクシーの代表的な車でした)日本では1984年から日産自動車でライセンス生産されました。(1991年までの7年間で約5万台が販売されました) ドイツ本国では1984年まで生産され後継車はパサート 3代目に統合されました。
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ミニカーは1982年に発売されたコンラート製の当時物です。コンラートはトラックや建機をモデル化しているドイツのミニカーメーカーです。1980年代にフォルクスワーゲンとアウディのプロモーション用の1/43ミニカーを製作していて、これもその1台でした。プロポーションが良くサンタナの雰囲気が良く再現された良い出来ばえです。同じ物がガマのブランドでも発売されました。サンタナの当時物ミニカーはこれしかありません。当時物以外ではウェリー(WELLY)の1/24、デルプラド製の国産名車コレクションのサンタナ 2000 (中国版)があります。なお中国でサンタナはポピュラーな車なので、中国版サンタナの中国メーカー製ミニカーは結構あるようです。(輸入されていないので詳細は不明ですが) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(トランク開閉)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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VOLKSWAGEN POLO II (86C) 1981 GERMANY |
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![]() CONRAD 1014 1/43 86mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン ポロ II 86C ドイツ 1981
フォルクスワーゲン ポロの2代目が1981年に登場しました。最初は商用バンのようなテールゲートを持つハッチバックだけで、あまり乗用車らしいデザインではありませんでした。4気筒1L/1.1L(50HP)/1.3L(60HP)エンジンを搭載し、5段変速で最高速153km/h(1.3L)の性能でした。1982年には4気筒1.3L(75HP)エンジンを搭載し、一般的なハッチバックスタイルをしたクーペが追加されました。先代同様にノッチバックの2ドアセダン ダービーも設定されましたが、1985年以降はポロ ノッチバック(又はポロ クラシック)という名前に変わりました。
1986年には1.3Lに「Gラーダー」と称するスクロール式スーパーチャージャーを装着し115HPにパワーアップした高性能版GT G40が追加され、この車はフォルクスワーゲンで初めて過給機を採用した車でした。同時に経済的な1.3Lディーゼルエンジンも追加されました。1990年の大幅なマイナーチェンジで後期型となり、角形ヘッドライトを採用してフロントのデザインが変更されました。1994年まで生産され、ポロ 3代目にモデルチェンジしました。
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ミニカーは1981年に発売されたコンラートの当時物です。コンラートはトラックや建機をモデル化しているドイツのミニカーメーカーです。1980年代にフォルクスワーゲンとアウディのプロモーション用の1/43ミニカーを製作していて、これもその1台でした。初期型のハッチバックをモデル化しています。前述したパサートなどと同様にシャープな造形で良く出来ています。同じものがガマのブランドでも発売されました。コンラートはクーペもモデル化しています。これ以外のポロ 2代目の当時物ミニカーはシャバックの後期型のクーペとハッチバックがありました。最近の物ではGT G40をネオ(レジン製)が2013年にモデル化していますが、ポロのような地味な実用車は当時物以外ではあまりモデル化されません。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(ハッチバック開閉)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1982年に発売されたコンラート製のフォルクスワーゲン ポロ II クーペ 1982 (1/43 型番1021)と1991年に発売されたシャバック製のフォルクスワーゲン ポロ II 後期型 ハッチバック 1991 (1/43 型番1000)の画像です。当時のドイツ製のミニカーはメーカーが違っていても同じような作風で出来ていました。初期型と後期型ではフロントの造形が大きく変更されているのが良くわかります。シャバックの後期型は1990年代に製作されたミニカーなので、それまではほとんど再現されることがなかったドアミラーが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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VOLKSWAGEN SCIROCCO II 1982 GERMANY |
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![]() CONRAD 1013 1/43 95㎜
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン シロッコ II ドイツ 1982
スポーティクーペのフォルクスワーゲン シロッコ 2代目が1982年に登場しました。G.ジウジアーロによる初代のデザインを継承したフォルクスワーゲンの内製デザインで、全体的に角が取れたようなスタイルで全長が長くなりました。リアウィンドーの上に付いたテールスポイラーが特徴でした。初代のシャーシを流用した4気筒1.6L/1.8L(90/110HP)エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、5段/3段自動変速 最高速191km/h(110HP)の性能でした。
1986年にゴルフ I GTIと同じDOHC16バルブ4気筒1.8L(139HP)エンジンを搭載した高性能版GTX-16Vが設定され、この車はオーバーフェンダなどのエアロ装備が付き最高速208km/hの性能でした。1988年により本格的なスポーツクーペであるコラードが登場したことで、シロッコの役目は終わり1992年に生産中止となりました。総生産台数は約29万台でした。なおシロッコの名前は2008年に復活しました。(実車画像→ フォルクス ワーゲン シロッコ 2008)
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ミニカーは1982年に発売されたコンラート製の当時物です。コンラートはトラックや建機をモデル化しているドイツのミニカーメーカーです。1980年代にフォルクスワーゲンとアウディのプロモーション用の1/43ミニカーを製作していて、これもその1台でした。外観の特徴であったリアウィンドー上のスポイラーがうまく再現されているなどシャープな造形で良く出来ています。ボンネット/ドア/リアハッチの開閉ギミック付で、エンジンも結構リアルに再現されています。同じものがガマのブランドでも発売されました。初代に比べて今一つ人気がなかったシロッコ 2代目の当時物ミニカーはこのコンラート製しかないようです。当時物ミニカー以外でもノレブのGT、NEO(レジン製)のGT 16Vぐらいしかありません。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア(リアハッチ開閉)/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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VOLKSWAGEN GOLF II 1983 GERMANY |
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![]() SCHABAK 1002 1/43 94mm
実車諸元 画像参照
フォルクスワーゲン ゴルフ II ドイツ 1983
フォルクスワーゲン ゴルフの2代目が1983年に登場しました。ゴルフ初代のデザインを継承し、全体的に丸みがついているのはこの当時のフォルクスワーゲン流でした。基本設計も初代を継承し、ボディが少し大きくなり居住性を向上させていました。初代と同じ3/5ドアのハッチバックで、4気筒1.3L/1.6L(75HP)/1.8L、4気筒1.6Lディーゼルエンジンを搭載し、5段/3段自動変速で最高速170km/h(1.6L)の性能でした。
1986年には市販車で初めてビスカスカップリングを採用したフルタイム4WDのゴルフ シンクロが追加されました。これはビスカスカップリングを使うことで複雑な機構無しで、フルタイム4WDを実現するもので画期的でした。シンクロの車高を高くしてスペアタイヤを背負ったゴルフ カントリーも追加されました。1989年にマイナーチェンジされた後期型ではバンパーが大型化されました。ゴルフ初代は北米ではラビットという名前で販売されましたが、この2代目は世界共通のゴルフで販売されました。初代同様に全世界で大ヒットし1991年まで生産され、ゴルフ 3代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約630万台でした。
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ゴルフの高性能版GTIは発売当初から設定され、4気筒SOHC8バルブ1.8L(112HP)エンジンを搭載し、5段変速で最高速188km/hの性能でした。4灯式ヘッドライトと赤いピンストライプが初代同様にGTIの外観上の特徴でした。1986年にはエンジンをDOHC化し139HPにパワーアップしたGTI-16Vが登場し、最高速208km/hに性能が向上しました。1989年にGTI-16Vにスクロール式スーパーチャージャーを搭載したGTI G60が追加されました。これはポロ GT G40で使われた過給器を大型化したもので、4気筒1.8L(160HP)の高出力で最高速216km/hの性能でした。スーパーチャージャー故に低回転域でも大トルクで2Lクラス以上の加速性能がありました。 |
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![]() ![]() 以下は2017年に発売されたアシェット製国産名車コレクションのゴルフ II GTi (1/43 No.295)の画像です。メーカーはイクソで、イクソはカタログモデルでゴルフ IIをモデル化していますので、それの廉価版になります。最近のミニカーですので、仕上げを簡素化した廉価版とはいえそこそこ良く出来ています。ただしGTIの特徴である赤いピンストライプを省略しているのはいただけません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1987年に発売されたシャバックの当時物 ゴルフ II GTi (1/43 型番1008)の画像です。上記のゴルフ IIのバリエーションで、4灯式ヘッドライトのフロントグリルに変更し赤いピンストライプを追加して5ドア GTiに仕立てています。GTiは3ドアが多いですが、5ドアのGTiもありました。なおエンジンルーム内のエンジンの造形は同じ4気筒でシリンダーヘッドが少し違うだけですから、そこまでは変更していません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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