ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

BUGATTI T41 ROYALE No.41141 COACH KELLNER 1932 FRANCE

BUGATTI T41 ROYALE  No.41141 COACH KELLNER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T41 ROYALE  No.41141 COACH KELLNER


IXO (ALTAYA )  1/43 全長
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m 全幅約2m 車重約3t エンジン 変速機: 8気筒 12.7L 290HP 4段変速
性能: 最高速180km/h?  データーベースでブガッティ T41のミニカー検索

ブガッティ T41 ロワイヤル No.41141 コーチ ケルネル (5号車) フランス 1932年

 

 ブガッティ T41 ロワイヤル 5号車はパリのコーチビルダー ケルネル(KELLNER)社が2ドアセダンボディを架装したので、コーチ ケルネルとして知られています。この車は顧客からの注文があって製作されたのではなく、1932年のロンドン モーターショーの展示車として製作されました。ロールス ロイスの3倍もする高価格の為に5号車は売れ残り、その後はブガッティ家が所有していました。

 

 1950年のルマンに参戦したアメリカ人の起業家でレーシングドライバーでもあったブリックス カニンガム(Briggs Cunningham)がブガッティ家を訪問し、同家に保管してあったこの5号車と6号車を格安の価格で購入しました。カニンガムは5号車と6号車を整備し、6号車は1952年にアメリカのコレクターに売却されました。5号車は彼が設立したブリックス カニンガム博物館に展示されました。カニンガム博物館は1986年に閉鎖され、5号車は1987年にオークションにかけられスウェーデンのハンス チューリン氏が落札し、その後も所有者が転々とし1990年代に日本人でメイテック(株)の元社長の関口房朗氏が所有していたこともありましたが、最終的に現在の所有者がだれなのかは不詳だそうです。

 

 

 この車は最近までミニカーがありませんでしたが、2008年ごろにフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.45でモデル化されました。画像はその「VOITURES CLASSIQUES」のWEBサイトから拝借しました。メーカーはイクソで、同社のクラシックカーはいずれも良い出来ばえでしたので、このブガッティ T41 5号車のミニカーもかなり良い出来ばえであるはずです。実物を入手したいのですが、国内のオークションに出てくることなどは無いようですので、イクソがカタログモデル化してくれるのを待ちます。(2023年現在でカタログモデル化されていないので、たぶんもう発売されないでしょう)

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BUGATTI T50 COUPE 1932 FRANCE

BUGATTI T50 COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T50 COUPE


RIO 48 1/43? 全長140mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 8気筒 5L 225HP 3段変速
性能: 最高速175km/h  データーベースでブガッティ T46/T50のミニカー検索

ブガッティ T50 クーペ フランス 1932年

 

 前述したブガッティ T44T41 ロワイヤルの間を埋める車としてT46が1929年に登場しました。T46はホイールベースが全長約4.5m(ホイールベース 約3.5m)の大型車で当時のブガッティの最高級車となりました。(T41は別格の超高級車でしたので) エンジンはT44用のSOHC8気筒3Lエンジンを5.4L(140HP)に拡大して搭載していました。4ドアセダン/リムジンや2ドアクーペ/カブリオレなどのボディが架装され、3段変速で最高速136km/hほどの性能でした。1930年にスーパーチャージャーを追加して160HPにパワーアップしたT46Sが追加されました。T46は1936年まで生産され総生産台数は約400台でした。

 

 1931年にT46のホイールベースを約3.1mに短縮したスポーツ仕様のT50が登場しました。T50はDOHCを初めて採用した新設計のスーパーチャージャー付DOHC 8気筒5L(225HP)の高性能エンジンを搭載していました。ボディはスポーティな2ドアクーペが架装されたものが多く、創業者エットーレ ブガッティの長男ジャンがデザインした極端に寝かされたフロントスクリーンが特徴的なクーペが有名でした。3段変速で最高速175km/hほどの性能でした。ツーリングカー仕様のT50T、470HPにパワーアップされたレースカー仕様のT50Bがありました。T50は約65台が1934年までに生産されました。

 

 

 ミニカーは1972年に発売されたリオ製です。T50では一番有名な極端に寝かされたフロントスクリーンを持つクーペをモデル化しています。実車の独創的なデザインが誇張したデフォルメでかっこよく再現されていて良く出来ています。特に側面からみるとこのデザインの独創性がよく分かります。赤/黒の派手なカラーリングも実車に即していますが、昔のミニカーなので赤と黒の塗り分け部分があまりきれいでは無いのが惜しいです。またミニカーのホイールベースは90㎜で1/43で換算すると約3.9mになりますので、1/43サイズとしてはかなり大きめに出来ています(実際には縮尺1/35ぐらいとするのが正しいでしょう) ボンネットを取り外すとエンジンが再現されていて、ドアが開閉し室内もリアルに再現されています。これ以外のT46/T50のミニカーはウエスタンモデル(ホワイトメタル製)のT46、ルックスマート(レジン製)のT50、マトリックス(レジン製)のT46などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUGATTI T50 COUPE 1
BUGATTI T50 COUPE 2

 以下はボンネットを取り外したエンジンルームの画像とドアを開いた室内の画像です。エンジンは上部のDOHCカムカバー部分の形状などが結構リアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUGATTI T50 COUPE 4
BUGATTI T50 COUPE 3

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DELAGE D8 TORPEDO 1932 FRANCE

DELAGE D8 TORPEDO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 TORPEDO


RAMI 37 1/43 全長115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 8気筒 4.1L 102HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでドラージュのミニカー検索

ドラージュ D8 トルペード フランス 1932年

 

 フランス人技術者 ルイ ドラージュが1906年に製作した最初の車はド ディオン ブートン製の単気筒エンジンを搭載した小型車でした。この車は翌年の小型車レースで優勝しその後もレースで活躍し名声を高めていきました。1914年にはインディ 500に優勝するなど1920年代にはフランスの代表的なGPカーメーカーとなっていきました。ドラージュは1925年のフランス GP、スペイン GPに優勝しましたが、その後のGP規定の変更でレース活動から離れました。

 

 1930年代のドラージュはフランスを代表するエレガントな高級スポーツカーとなっていきました。そのなかでも最も有名なモデルが1929年に発表されたD8で、8気筒4.1L(102HP)エンジンを搭載していました。D8にはショート ホイールベース版のD8 S、エンジンを145HPにパワーアップした高性能版(最高速160km/h)のD8 SSがありました。D8のボディ形式はスポーティなオープンカーのトルペード(TORPEDOとは魚雷の意)が典型的なものでしたが、フォーマルなフェートン(セダン)もありました。

 

 

 ミニカーは1960-1970年代に発売されたラミー(RAMI)製で、これは1968年頃に発売されたものです。ラミーはフランスの自動車博物館に展示されていたクラシックカーを1/43サイズでモデル化していました。このドラージュ D8はドラージュのボディの多くを担当していたコーチビルダーの「Letourneur et Marchand」(レットヌール&マーチャンド)が架装した優雅なトルペードをモデル化しています。車輪部分以外をカバーした前後フェンダー、フロントウィンドー横に付いたサイドウィンドー、ツートンのカラーリングなど保存されていた実車を忠実に再現していました。プラスチック製メッキパーツを使ったフロントグリルやボンネットが脱着できるギミック付きなど、ラミーの後期に作られた出来の良い傑作ミニカーでした。これ以外のドラージュ D8のミニカーはエリゴール、イクソ、ソリドなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを取り外したエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAGE D8 TORPEDO 1
DELAGE D8 TORPEDO 2

 以下は1978年頃に発売されたエリゴール製のドラージュ D8S 1932 (1/43 型番1003)の画像です。D8 SはD8のショートホイールベース版で、あまりフランス的なデザインではないですが、このようなやや硬派のモデルなど実車にはバリエーションが多かったようです。青/紺のツートンカラーが綺麗で、細部も結構リアルな造形で1970年代のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 TORPEDO 3
DELAGE D8 TORPEDO 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAGE D8 TORPEDO 5
DELAGE D8 TORPEDO 6

 以下は1978年頃に発売された上記エリゴール製のバリエーションで幌を立てた ドラージュ D8 S 1932 (1/43 型番1004)の画像です。カラーリングと幌以外は上記と同じです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 TORPEDO 7
DELAGE D8 TORPEDO 8

 以下は2007年頃に発売されたフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」(仏語でクラシックカー)のNo.32 ドラージュ D8 SS フェルナンデス&ダリン 1932 (1/43)の画像です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデルでは型番MUS046で色違いが発売されています。フェルナンデス&ダリン(FERNANDEZ & DARRIN)とは当時の有名なコーチビルダーの名前で、この車のような落ち着いたシックなデザインが多かったようです。ドラージュとしてはややおとなしいデザインですが、ブガッティのような2トンカラーがフランス的です。ミニカーは実車のカラーリングを忠実に再現していて、細部の仕上げも良く安価な雑誌付ミニカーながら、かなり良い出来ばえでした。(実車画像→ ドラージュ D8 SS フェルナンデス&ダリン 1932) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 SS FERNANDEZ & DARRINO 1
DELAGE D8 SS FERNANDEZ & DARRIN 2

 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。フロントグリル上部の赤いDELAGEのロゴとその上のマスコットは良く仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D8 SS FERNANDEZ & DARRINO 3
DELAGE D8 SS FERNANDEZ & DARRIN 4

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BUCCIALI TAV 8-32 1932 FRANCE

BUCCIALI  TAV 8-32
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BUCCIALI  TAV 8-32


ALTAYA VOITURES CLASSIQUES (IXO) 23 1/43 全長133㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約2m エンジン 変速機: V型12気筒 4.9L 120/180HP 4段変速 前輪駆動
性能: 最高速180km/h  データーベースでブッチアリのミニカー検索

ブッチアリ (ビュッキアリ) TAV 8-32 フランス 1932年

 

 1930年代のフランスに登場したブッチアリ(ビュッキアリ)は当時としては革新的な車でした。ブッチアリ自動車(Soci?t? Bucciali Fr?res)はアンジェロ ブッチアリ(Angelo Bucciali)とポール アルバート ブッチアリ(Paul-Albert Bucciali)のブッチアリ兄弟によって1922年に設立されました。同社の最初の車はBUC(ブク)という名前で販売された2気筒1.3Lエンジンを搭載した小型スポーツカーでした。その後4気筒1.6Lエンジンや6気筒1.5Lスーパーチャージャー付エンジンを搭載したスポーツカーも発売しましたが、いずれもあまり売れなかったようです。

 

 1926年から同社は方針を転換し、当時としては革新的な前輪駆動方式を採用した高級車を開発するようになりました。1932年までに前輪駆動方式の高級車 ブッチアリ TAVが7車種開発されました。それらは少量生産されたモデルもありましたが、モーターショーで発表されただけのモデルもありました。最初のブッチアリ TAV 1は4気筒1.7Lエンジンを搭載した前輪駆動車で、全輪独立サスペンションを備えていました。ただし前輪駆動用変速機がなかったので走行できなかったようです。1929年に登場したTAV 8は8気筒4.4Lエンジンを搭載し、1932年に登場した最終型のTAV 12はヴォアザン製のV型12気筒4.9Lエンジンを搭載し、ブッチアリが開発した変速機を備えていました。(なおTAV*の車名には諸説があります) 1932年に会社は活動を止めました。

 

 

 ミニカーはイクソ製でフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.23で2006年頃に発売されました。ミニカーの台座にはTAV 8-32と表示されていますが、1932年にパリ モーターショーで発表されたTAV 12 Fleche d'Or (金の矢の意)をモデル化しているようです。ボディはソーチック製でブガッティ T41のようなデザインでした。全長は6m超との文献もある長大なサイズの車ながら、車高は当時としてはかなり低く約1.5mでした。ミニカーは黒/赤ラインのカラーリング、ナンバープレート「710 BA3」、ボンネットの横に付いたコウノトリの紋章など現在する実車を忠実にモデル化していて、かなり良い出来ばえです。室内も彩色されていて良く仕上げてあります。イクソはこれとほとんど同じ物を2010年に型番MUS032で発売しています。これ以外のブッチアリのミニカーはウエスタンモデル(ホワイトメタル製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BUCCIALI TAV 3 8-32 1
BUCCIALI TAV 3 8-32 2

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HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 1932 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE


RIO 65 1/43 全長138㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.9m? 全幅約1.87m エンジン 変速機: V型12気筒 9.4L 220HP 3段変速
性能: 最高速150km/h  データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索

イスパノ スイザ J12 リムジーン スペイン/フランス 1932年

 

 イスパノ スイザ社は前述したH6シリーズで高級車メーカーの地位を確立しました。1932年のパリ サロンでV型12気筒エンジンを搭載したイスパノ スイザ J12が登場しました。J12はイスパノ スイザとしては最も大きく最も高価な車で、当時世界最高の高級車でした。当初のエンジンはV型12気筒9.4L(220HP)で1935年に11.3L(250HP)に拡大されました。ホイールベースは3.43m、3.71m、3.81m、4.01mの4タイプがあり、コーチビルダーが2シータカブリオレからリムジンまで豪華な特注ボディを架装していました。J12は当時の裕福層に人気を博したそうです。

 

 架装されたボディによる違いがあったでしょうが、J12は3段変速で最高速150-170km/hほどの性能でした。ショートホイールベースのスポーツ仕様は当時最速の性能だったそうです。戦争が近づいたことからイスパノ スイザ社は1938年に自動車の生産を中止し航空機エンジン生産に専念しました。J12の生産台数はたったの120台でした。1930年代は世界大恐慌の影響で不況だったのですが、不思議なことにこの時期にアメリカでもデューセンバーグなど豪華な高級車が登場しています。

 

 

 ミニカーは1978年に発売されたリオ製です。フォーマルな4ドアリムジンをモデル化しています。ミニカーは全長が138mmもあり、実車に換算すると全長約6mの大型車となりますが、ミニカーはJ12のイメージを強調する為少し大きめに作られているようです。そんなわけで実車の雰囲気はうまく再現されていて、空/青/白のカラーリングも綺麗です。フロントグリルの上に付くコウノトリのマスコットもかなりオーバースケールながら良く再現されています。ボンネットを取り外すと12気筒エンジンが再現されていて、床下部分のシャーシやサスペンションも実車に忠実かどうかは不明ですがそれらしく再現してあります。以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 1
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 2

 以下はボンネットを外したエンジンルームの画像とボディ床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 3
HISPANO SUIZA J12 LIMOUSINE 4

 以下は1979年に発売されたリオ製のイスパノ スイザ J12 クーペ デビル 1934 (1/43 型番61) の画像です。上記のバリエーションで、運転席部分だけオープンになっているクーペ デビルをモデル化しています。キャビン部分以外は上記と同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 COUPE DE VILLE 1
HISPANO SUIZA J12 COUPE DE VILLE 2

 以下は1986年に発売されたリオ製のイスパノ スイザ J12 カブリオレ 1935 (1/43 型番83) の画像です。これも上記のバリエーションでコーチビルダー ソーチック(SAOUTCHIK)が架装したスポーティなカブリオレをモデル化しています。カラーリングやナンバープレートまで実車を忠実に再現してあり良く出来ています。型番84で色違い(白)で幌を収納した状態のバリエーションがあります。(実車画像→ イスパノ スイザ J12 カブリオレ 1934) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 1
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 3
HISPANO SUIZA J12 CABRIOLET 4

 以下はイクソ製のイスパノ スイザ J12 フェルナンデス & ダリン 1933 (1/43 型番不詳)の画像です。これは2006年頃にフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」のNo.29 として作られたものです。(イクソでは2009年に型番MUS028で発売されました) 実車は当時の大富豪ロスチャイルド家がコーチビルダー フェルナンデス & ダリンに2台セットで発注したものでした。一台は後席だけが密閉されたクーペ デビル形式で、シェーファドリブンでフォーマル用途に使われました。ミニカーがモデル化しているのはもう一台のプライベートな用途に使われた車です。ハードトップを付けたカブリオレ的なクーペですが、プライバシーが保てるようにハードトップには窓がついていません。このモデルではリアに小さな窓が付いていますが、この窓も最初は付いていなかったらしいです。この特別な造形がこの車の最大の特徴で、ロスチャイルド家で50年以上も使われました。ミニカーは実車と同じ黒とシルバーのカラーリングが魅力的で、特徴的なハードトップなど実車のイメージがよく再現されています。コウノトリのマスコットもそれらしくできています。(実車画像→ イスパノ スイザ J12 フェルナンデス & ダリン 1933) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 COUPE 1
HISPANO SUIZA J12 COUPE 2

 以下はフロント(マスコット拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA J12 COUPE 3
HISPANO SUIZA J12 COUPE 4

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