ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PANHARD 24BT 1966 FRANCE

PANHARD 24BT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PANHARD 24BT


SOLIDO 143 1/43 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.55m 全幅約1.62m エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 850cc 60HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでパナール 24のミニカー検索

パナール 24BT フランス 1966年

 

 1964年にパナール 17の後継車としてパナール 24が登場しました。パナール ディナ Xから使われてきた空冷水平対向2気筒850㏄(50HP)エンジンを搭載する前輪駆動車という基本構造は17のままでしたが、ホイールベースを短縮し全く新しい2ドアボディを載せたものでした。ボディのデザインはPL17のイメージを継承していましたが、フロントの造形などに明らかにシトロエンの影響が感じられました。最初に登場したのはクーペボディで4座(2+2座)の24Cで、それに60HPにパワーアップしたエンジンを搭載した高性能版24CT(Tはティグルの意)が追加されました。

 

 1965年にホイールベースを延長した5座セダンの24B(Bはベルリンの意)とその高性能版の24BTが追加されました。パナール 24はシトロエン グループ内ではアミ 6ID 19の間を埋めるスペシャリティーカーという扱いで、4ドア仕様が計画されましたが実現しませんでした。パナール 24は自動車創生期の名門パナールがシトロエン傘下で最後に咲かせた高性能ツーリングカーでしたが、1967年に生産中止となりパナールの名前も消えました。総生産台数は約2.9万台でした。

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたソリド製の当時物です。ロングホイールベース仕様で高性能版の24BTをモデル化しています。ソリドらしいシャープな造形で実車の雰囲気がうまく再現されていました。室内などの細部も良く再現されていて、当時のミニカーとしてとても良い出来ばえでした。ソリド初期の傑作品の一つだと思います。ボンネット、ドア、トランクの開閉ギミック付で、トランク内にはスーツケースが備えてあり、エンジンルーム内にはエンジンが結構リアルに再現されていました。(ただし残念なことに金属製のエンジン部分は錆びてしまっていますが) これ以外のパナール 24の当時物ミニカーはディンキー(仏)の24CT、ノレブ初期のプラスチック製の24CT/24BCTがありました。当時物以外ではソリドの新製品の24CT、ノレブの新製品の24CTなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PANHARD 24BT 1
PANHARD 24BT 2

 以下は1964年に発売されたディンキー(仏)製のパナール 24CT (1/43 型番524)の画像です。こちらは全長が4.29mであった24CTをモデル化していますので、全長が98㎜で上記の24BTより短いです。1960年代のミニカーですから素朴な作りですが、ディンキー(仏)らしい正確なプロポーションで実車の雰囲気がうまく再現されていました。こちらはドアのウィンドーが上下するギミックが付いていました。当時のミニカーは子供向けでしたので、子供の気を引く何らかの可動部(ギミック)を付けるように工夫していたのです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PANHARD 24BT 3
PANHARD 24BT 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PANHARD 24BT 5
PANHARD 24BT 6

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FIAT 124 1966 ITALY

FIAT 124
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124


MEBETOYS A16 1/43 95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.05m 全幅約1.63m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 60HP 4段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでフィアット 124のミニカー検索

フィアット 124 イタリア 1966年

 

 1966年にフィアット 1300の後継車としてフィアット 124が登場しました。従来の排気量を表す名前の付け方を変えたのは、新世代の車であることを示していました。見た目はシンプルな箱型デザインの後輪駆動車ながら、新設計の高性能エンジンや4輪ディスクブレーキの採用など居住性、操縦性、経済性がバランスした優れた設計でした。フィアットとして初めてEU カー オブ ザ イヤー(1967年)を獲得しています。4気筒1.2L(65HP)エンジンを搭載し4段変速で最高速145km/hの性能でした。

 

 当初はセダンとファミリアーレ(5ドアワゴン)の構成でした。1967年にホイールベースを短縮してDOHC 4気筒1.4L(90HP)エンジンを搭載したピニンファリーナ デザインの2+2シーターのスポルト スパイダーが追加されました。5段変速機で最高速174km/hと高性能でした。同年にスパイダーと同じエンジンを搭載した2ドアのスポルト クーペも追加されました。セダンには1968年に1.4L(70HP)エンジンを搭載し4灯式ヘッドライトを採用したスペシャルが追加されました。1970年のマイナーチェンジでフロントグリルが意匠変更され、スペシャルはDOHC 1.4L(80HP)エンジン搭載のスペシャルTになりました。1972年にはスペシャルTのエンジンが1.6L(95HP)に変更されました。1974年まで生産され後継車は131でした。124はロシア(ラーダ)、スペイン(セアト)、インドなどでライセンス生産され、それらも含めると総生産台数は約1500万台にもなりました。

 

 

 ミニカーは1967年に発売されたメーベトイ製の当時物です。発売当初の124をモデル化しています。メーベトイ流の柔らかい感じの造形で実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミック付です。これ以外の124 セダンの当時物ミニカーはマーキュリー、エディルトイ、ポリトーイの初期物のプラスチック製、ノレブ初期のプラスチック製などがあります。当時物以外ではブレキナの1/87、EDISON GIOCATTOLIなどがあります。124のクーペやスパイダーの当時物ミニカーはポリトーイのスパイダー、マーキュリーのクーペなどがあり、当時物以外ではビテスのスパイダー、スターラインのクーペ、イクソのクーペ、オートアートのスパイダー 1/18などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 124 1
FIAT 124 2

 以下は1970年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 124 ラリー (1/43 型番A41)の画像です。ドアに表示された地図を見ると、北欧ノルウェーのノース ケープからアフリカ南端のケープタウンまでの40000kmを走破するラリーの参加車をモデル化しているようです。上記の同じメーベトイ製の型番A16をベースにして、フロントグリルを4灯式ヘッドライトに、フロントバンパーをガード付きに変更し、屋根には燃料タンクやスペアタイヤを積んたルーフラックを追加しています。メーベトイはこれ以外にもポルシェ 912のロンドン-シドニー ラリー仕様など長距離ラリーの車をモデル化していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 RALLY 1
FIAT 124 RALLY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 RALLY 3
FIAT 124 RALLY 4

 以下は1970年に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット 124 スポルト クーペ ラリー (1/43 型番302-7)の画像です。マーキュリーは型番302でクーペの初期型(2灯式ヘッドライト)をモデル化していましたが、これはそれをラリー仕様に仕立てたものです。124 クーペは1970年のマイナーチェンジで中期型となり4灯式ヘッドライトに変更されましたので、このミニカーはフロントグリル部分を変更していました。やや簡素な仕上げの廉価版的なミニカーでしたが、当時のミニカーとしてはまずまずの出来ばえでした。当時のマーキュリーのミニカーにはこのようなボンネットに黒塗りしシールを貼っただけのお手軽なラリー仕様がたくさんありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 SPORT COUPE RALLY 1
FIAT 124 SPORT COUPE RALLY 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 SPORT COUPE RALLY 3
FIAT 124 SPORT COUPE RALLY 4

 以下は1970年代に発売されたオートピレン製のセアト 124 スポーツ クーペ (1/43 型番329)の画像です。これはフィアットではなくスペイン版のセアトですが、セアトはフィアットのライセンス生産でしたから外観などはフィアットとほとんど同じでした。オートピレンのミニカーは他社のコピーが多いのですが、これはオートピレンのオリジナルのようで124 クーペの当時物ミニカーとしてはかなり良い出来ばえになっていました。ラインストーンを使ったヘッドライトはうまい造形で、オートピレンによく見られるメタリック系のシャープなカラーリングが綺麗でした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。オートピレンは他社のコピーから始まったブランドでしたが、この124 クーペあたりからミニカー製作技術を上げていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 SPORT COUPE 1
FIAT 124 SPORT COUPE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 SPORT COUPE 3
FIAT 124 SPORT COUPE 4

 以下は2014年に発売された国産名車コレクション製のフィアット 124 スポルト クーペ (1/43 No.232)の画像です。メーカーはイクソで、124 スポルト クーペの1971年式(中期型)をモデル化しています。イクソは型番CLC170で124 スポルト クーペを発売していましたのでそれを流用した廉価版です。コストダウンでワイパーや室内の仕上げレベルを落としていますが、それ以外は型番CLC170と同じでしたので値段以上の良い出来ばえのミニカーになっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 SPORT COUPE 5
FIAT 124 SPORT COUPE 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 124 SPORT COUPE 7
FIAT 124 SPORT COUPE 8

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FIAT DINO SPIDER 1966 ITALY

FIAT DINO SPIDER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT DINO SPIDER


PROGETTO-K PK160 1/43 95mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.14m 全幅約1.71m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2L  160HP 5段変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでフィアット ディノのミニカー検索

フィアット ディノ スパイダー イタリア 1966年

 

 フェラーリはフォーミュラ 2 レースのホモロゲーションを取得する為にV型6気筒エンジンを量産する必要に迫られ、提携関係であったフィアットにそのエンジンを搭載した車を提案して生まれたのがフィアット ディノでした。(ディーノと表記されることが多いようですが、当サイトではディノと表記します) このディノとはエンツォ フェラーリの息子のアルフレード フェラーリの愛称で、彼の24歳での早すぎる死を悼んで、彼がアイデアを出したといわれるV型6気筒エンジンにディノの通称が与えられていました。

 

 フィアット ディノは最初にスパイダーが1966年のトリノショーで登場しました。ピニンファリーナが設計/製造するダイナミックなスタイルのスパイダーにはDOHC V型6気筒2L(160HP)エンジンが搭載され、5段変速で最高速は210km/hと高性能でした。翌年の1967年にベルトーネが設計/製造する2+2シーターのクーペが追加されました。クーペはスパイダーより大きく重い為、動力性能(最高速200km/h)はやや劣りましたが、4人乗れる居住性が売りでした。1969年にはエンジンがフェラーリ ディノ 246と同じ2.4L(180HP)に変更されました。価格は同じエンジンを搭載するフェラーリ ディノ 246の2/3ぐらいでした。1973年まで生産され、総生産台数は約7800台でクーペが多くスパイダーは1/4ほどでした。(実車画像→ フィアット ディノ クーペ)

 

 

 ミニカーは1996年に発売されたプロゲットK製です。プロゲットKは1970年代から最近まで存続していたイタリアのミニカーブランドで、1950-1980年代のイタリア車を主にモデル化していました。ミニカーの出来ばえは当時の平均的なレベルをやや下回るレベルでした。このフィアット ディノは全体的な雰囲気はまずまずの良い出来ばえでしたが、フロントグリル周りの造形が今ひとつなのが惜しいです。室内はそこそこリアルに再現されています。これ以外のフィアット ディノ スパイダーのミニカーはシュコー(ジュニアライン)、ミニチャンプス、京商(1/64)などがあります。フィアット ディノ クーペのミニカーはマーキュリー、メーベトイ、ダイヤペットの1/50、ノレブの初期のプラスチック製などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT DINO SPIDER 1
FIAT DINO SPIDER 2

 以下は1968年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット ディノ クーペ (1/43 型番A14)の画像です。ディノ クーペは同時期に登場したイスズ 117 クーペに非常によく似ていますが、どちらも基本デザインをG.ジウジアーロが担当していたからでした。メーベトイらしいソフトな造形で、実車の雰囲気がうまく再現されていました。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT DINO COUPE 1
FIAT DINO COUPE 2

以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンにはDINOのロゴが表示されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT DINO COUPE 3
FIAT DINO COUPE 4

 以下は1968年に発売されたマーキュリー製の当時物 フィアット ディノ クーペ (1/43 型番63)の画像です。マーキュリーは実車より少しかっこよくデフォルメしていたのですが、このディノ クーペもやや細身でシャープな感じにデフォルメされていました。これも上記のメーベトイ同様に当時のミニカーとして良く出来ていました。上記の2台よりフロント周りの造形はうまく出来ていると思います。ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT DINO COUPE 5
FIAT DINO COUPE 6

 以下はフロント/リア/トランクの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT DINO COUPE 7
FIAT DINO COUPE 8

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ALFA ROMEO OSI SCARABEO 1966 ITALY

ALFA ROMEO OSI SCARABEO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO OSI SCARABEO


POLITOYS 575 1/25 155㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.72m 全幅約1.56m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 113HP 5段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでアルファ ロメオ OSI スカラベオのミニカー検索

アルファ ロメオ OSI スカラベオ イタリア 1966年

 

 OSI(Officine Stampaggi Industri)は、カロッツェリア ギアの社長であったルイジ セグレ(Luigi Segre)が1960年にトリノに設立したカロッツェリア(コーチビルダー)でした。主にフィアットから委託された量産車のボディを製造していました。OSIが製造していた車としては、フィアット 2300S クーペフィアット 1300/1500 ファミリアーレ、フィアット OSI 1200、フォード タウヌス 20M TSなどがありました。後にギヤから独立して独自デザインの車も製造しましたが、1967年に自動車生産から撤退しました。

 

 量産車以外でOSIがデザインしたプロトタイプとしては、フォード マスタング、アルファ ロメオ OSI スカラベオ、DAF シティカーなどがありました。特に1966年に発表されたスカラベオはその独創的なデザインで有名でした。ジュリア GTAのエンジンを使ったスポーツカーのプロトタイプで、ドライバーの着座位置を車体中央に置き、操作性/操縦性に優れたコクピットを提案したものでした。このデザインを実現するためにエンジンを横置きミドシップ搭載していましたが、これは当時としては珍しいエンジン搭載方式でした。(現在のミドシップカーのデザインの先取りといえます) スカラベオはこのクーペ以外に、通常の横開きドアを持つ一般的なデザインのクーペとオープンのスパイダーがありました。なお スカラベオ(SCARABEO)とはイタリア語でコガネムシを意味します。(実車画像→ アルファ ロメオ OSI スカラベオ クーペ)

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたポリトーイ製の当時物です。私の知る限りでは、1/25サイズの量産ミニカーはこれが最初の物でした。エンジン等のメカを再現したことで人気のあったポリトーイの1/43のMシリーズを発展させ、サイズを大きくしてよりリアルにエンジン等のメカを再現したポリトーイの意欲作でした。独創的なボディがうまく再現され、大きく開くキャノピーとリアルに再現されたコクピット、リアルに再現された横置き4気筒エンジン/変速機/サスペンション、ステアリングホイールと連動した前輪操舵ギミックなど素晴らしい出来ばえでした。コクピット内はペダルやレバーが再現され、インパネのメーターはカバーガラスが透明プラスチック製パーツで再現されているといった凝りようでした。このミニカーを入手した当時(50年以上も昔のことです)はそのリアルな出来ばえに驚いたものでした。ただこのポリトーイの1/25シリーズは最初の数車種(デ トマソ マングスタやミニ クーパー Sなど)はレベルの高い出来ばえでしたが、その後は単に1/43を大きくしただけの並みの出来ばえになってしまいました。これ以外のOSI スカラベオのミニカーはディンキー(英)の当時物がありました。最近の物ではフランスのALEZANのレジン製組立キット完成品があるようです。以下はフロント/フロント トランクを開いた画像とリア/リアフードを開いたエンジンルームの画像です。エンジンルームには横置きされた4気筒エンジンがリアルに再現され、実車に即した構造のコイルスプリング式サスペンションは実際に可動します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO OSI SCARABEO 1
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 2

 以下は前輪操舵ギミック動作の画像と床下部分の画像です。。ステアリングホイールは前輪と連動しています。(ただし当たり前ですが、実車はこんなにクイックなステアリングではありませんが) 床下の後輪駆動部もかなりリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 3
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 4

 以下は1968年に発売されたディンキー(英)製の当時物 アルファロメオ OSI スカラベオ (1/43 型番217)の画像です。これも実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしては良く出来ていました。リアフードが開閉しエンジンが再現されていますが、エンジンの造形はあまりリアルではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 5
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 6

 以下はフロントの拡大画像とリア/リアパネルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 7
ALFA ROMEO OSI SCARABEO 8

OSI(カロッツェリア)のミニカー→ データーベースでOSI(カロッツェリア)のミニカー検索

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ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 1966 ITALY

ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO)
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ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO)


MEBETOYS A18 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.63m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 109HP 5段変速
性能: 最高速187km/h  データーベースでアルファ ロメオ スパイダーのミニカー検索

アルファ ロメオ 1600 スパイダー (デュエット) イタリア 1966年

 

 アルファ ロメオ 1600 スパイダー (デュエット)にはジュリアという名前が付いていませんが、ジュリアの派生モデルで、1966年に発表されました。デュエットというサブネームは一般公募で決められた愛称で、正式の名前ではありませんでした。ピニンファリーナ製の個性的なスタイルの2シータースパイダーボディにスプリント GTV(ヴェローチェ)用の109HPエンジンを搭載し、最高速は187km/hと高性能でした。

 

 前述したスプリント GTより高価でしたが、ピニンファリーナ製ボディの魅力でこの車も人気がありました。エンジンは1967年に1.8L(118HP)、1971年に2L(133HP)と大きくなっていきました。1969年にリアオーバーハングを切り落として少しモダンなスタイルとなりました。(実車画像 → アルファ ロメオ 2000 スパイダーのリア このようなテール処理をコーダ トロンカ(CODATRONCA)と呼びます) 1983年には前後のバンパーが安全規制対応で大型化され、テールライトも大型化されました。1990年の最終型ではノーズとテールのデザインが変更されエンジンが燃料噴射式となりました。スパイダーは北米市場で根強い人気があり、1993年まで生産され、27年間の総生産台数は約12万台でした。

 

 

 ミニカーは1960年代に発売されたメーベトイ製の当時物です。1600 スパイダーの初期型をモデル化しています。初期のメーベトイ流の柔らかな感じのデフォルメがされていていましたが、実車の雰囲気がうまく再現されていました。(テールがやや下がりすぎていますが) ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付で、脱着出来るハードトップも付属していました。 アルファ ロメオ スパイダーの当時物ミニカーはこれしかないようです。当時物以外ではビテス、オートアートの1/18、ミニチャンプス、ブレキナの1/87、ARS モデル、ジョエフの1/18などたくさんあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 1
ALFA ROMEO 1600 SPIDER (DUETTO) 2

 以下は1993年に発売されたARS モデル製のアルファ ロメオ スパイダー 2.0 1990年 (1/43 型番102)の画像です。スパイダーの最終型をモデル化しています。イタリアのメーカー ARS モデルは1/43のダイキャスト製で、元々はアルファ ロメオ ディーラー向けのプロポーション用モデルとして作られたとのことです。(中国製ではなくイタリア製でした) ARS モデルは当時のアルファ ロメオ車を数種類モデル化していたので、他社でモデル化していない車種もありました。このスパイダーはあまり細かいところまで作りこまれていないので、1990年代のミニカーとしてはあまり良い出来ばえではありませんでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外のスパイダー 最終型はジョエフの1/18があります。(実車画像 → アルファ ロメオ 2000 スパイダー1990) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 2000 SPIDER 1
ALFA ROMEO 2000 SPIDER 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の拡大画像です。トランクはあまり大きく開きません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO 2000 SPIDER 3
ALFA ROMEO 2000 SPIDER 4

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