ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

GM CHEVROLET CORVETTE C1 1953 USA

GM CHEVROLET CORVETTE C1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1


FRANKLINMINT KC31 1/24 177mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 6気筒 3.9L 150HP 2段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでコルベット C1のミニカー検索

GM シボレー コルベット C1 アメリカ 1953年

 

  第2次大戦後にヨーロッパに派兵されたアメリカ軍人が祖国に持ち帰ったヨーロッパ製小型スポーツカー(MG、ジャガーなど)の魅力に気付いたGMは、小型スポーツカー シボレー コルベット(C1型)の開発に着手しました。1953年にプロトタイプが発表され同年にシボレー初の2シーターオープン スポーツカーとして発売されました。量産車として初めてボディにFRP樹脂製パネルを採用していました。初期のC1型は6気筒3.9L(150HP)エンジン搭載で2段自動変速機仕様しかなく、本格的なスポーツカーと言うよりも見た目重視の車でした。

 

 初期のC1型の不評に対応して、1955年にはV型8気筒4.3L(195HP)エンジンと手動変速仕様がオプション追加され、その後エンジンは4.6Lに拡大され燃料噴射で300HP以上まで強化されていきました。またボディも1956年にフロントとリアのデザインが一新されました。その後様々なオプションが追加されたことで、C1型は本格派スポーツカーとして認められるようになっていきました。

 コルベット C1型はレースカーとしてアメリカの国内レース(SCCA:スポーツカークラブ オブ アメリカなど)でクラス優勝するなど活躍しました。レースではジャガー D タイプなどと互角に勝負していたそうですから、エンジンがハイパワーだっただけではなく操縦性もそこそこの実力があった?と思われます。1963年にコルベット 2代目(C2型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製です。コルベットの各世代を1/24でモデル化したフランクリン ミントのコルベット コレクションの1台でした。なお当時のフランクリン ミント製ミニカーは日本では通信販売だけで販売されていて一般市販はされていませんでした。C1が登場した初年度の1953年式をモデル化していて、フロントやリアの独特のデザインがうまく再現されていて良く出来ていました。ヘッドライトカバーにストーンガード(金網)が付いているのは初期型の特徴です。ボンネット/ドア/トランクが開閉し、エンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内もリアルに再現されています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C1 1
GM CHEVROLET CORVETTE C1 2

 以下は以下は俯瞰画像と底板のシャーシやサスペンションなどのメカ部分の画像です。前輪が操舵できるギミックも付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 4

 以下は1990年頃に発売されたフランクリン ミントのGM シボレー コルベット C1 1956年(1/24 型番RI21)の画像です。上述したコルベット コレクションの1台でこれは1956年式をモデルしています。1956年式で変更されたフロント/リアなどのデザインとサイドのツートンカラーの塗分けが忠実に再現されています。ギミックや細部のつくりは上記の1953年式とほとんど同じです。こちらには脱着できるハードトップが付いていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 5
GM CHEVROLET CORVETTE C1 6

 以下はフロント/リアの拡大画像とボンネットを開いたエンジンルーム/底板のエンジンやサスペンション部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 7
GM CHEVROLET CORVETTE C1 8

 以下は1988年頃に発売されたフランクリン ミント製のGM シボレー コルベット C1 1956年(1/43 型番KC58)の画像です。こちらは1/43で、1950年代の代表的な車を1/43でモデル化した50年代シリーズの1台です。これも当時の1/43サイズのミニカーとしてはとても良く出来ていました。ボンネット/ドアが開閉し、上記の1/24同様にエンジンやサスペンションなどのメカ部分や室内がリアルに再現されています。脱着できるハードトップが付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 9
GM CHEVROLET CORVETTE C1 10

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。エンジンルーム内は1/43サイズとしてはかなりリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C1 11
GM CHEVROLET CORVETTE C1 12

 以下は俯瞰画像と床下のエンジンやサスペンションの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CORVETTE C1 13

 以下は1999年頃に発売されたニューレイ(NEW RAY)のGM シボレー コルベット C1 コンバーチブル 1957年(1/43 型番48526)の画像です。ニューレイは中国のメーカーで1/43や1/24の安価なミニカーを作っています。これは1950-1960年代のアメリカ車を1/43で20種類ほどモデル化していた「CITY CRUISER COLLECTION」というシリーズの1台でした。1500円ほどの安価なミニカーでしたが、そこそこの良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 15
GM CHEVROLET CORVETTE C1 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 7
GM CHEVROLET CORVETTE C1 17

 以下は1984年頃に発売されたビテスのGM シボレー コルベット C1 コンバーチブル 1960年(1/43 型番113)の画像です。ビテス初期のミニカーで、プロポーションは悪くないのですが、フロント周りのやや雑な仕上げであまり良い出来ばえとはいえません。ただ4灯式ヘッドライトを採用した1958年式以降のコルベット C1の1/43ミニカーは最近までこれぐらいしかありませんでした。(マッチボックスやダンバリーミントの1/24がありましたが) 最近ではアーテル(ERTL)やスパーク(レジン製)などがモデル化しています。なおビテス初期のミニカーにはデカールやバックミラーなどが添付されていて、これにも付いていましたが、取り付けていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 19
GM CHEVROLET CORVETTE C1 20

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CORVETTE C1 21
GM CHEVROLET CORVETTE C1 22

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STUDEBAKER COMMANDER STARLINER 1953 USA

STUDEBAKER COMMANDER STARLINER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
STUDEBAKER COMMANDER STARLINER


FRANKLINMINT KE15 1/43 119mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.13m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 6気筒 3.7L 140HP 3段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでスチュードベーカーのミニカー検索

スチュードベーカー コマンダー スターライナー アメリカ 1953年

 

 第2次大戦後の1947年に発売されたスチュードベーカー コマンダー/チャンピオンは、BIG3(GM/フォード/クライスラー)の戦後型自動車生産が遅れていたことで大ヒットし業績を伸ばしました。1953年にコマンダー/チャンピオンはモデルチェンジしました。先代同様にレイモンド ローウィがデザインしたボディは、ノーズが低い先進的なデザインで、特にクーペのフロント周りは2年後に登場したシトロエン DSのフロント周りを先取りしたようなデザインでした。2/4ドアセダンと2ドアクーペがあり、2ドアクーペにはセンターピラーのあるスターライトと、センターピラーのない上級グレードのスターライナーがありました。チャンピオンは6気筒2.7Lエンジン(1955年以降は6気筒3L(101HP)エンジン)を搭載し3段変速で最高速135km/h(3L)、コマンダーはV型8気筒3.7L(140HP)を搭載し3段変速で最高速160km/の性能でした。(実車画像→ スチュードベーカー コマンダー 4ドアセダン 1953)

 

 専門家の評価は高かったのですが、先進的なデザインの車は一般受けしないというよくあるパターンで、あまり売れなかったようです。この失敗でスチュードベーカーは苦境に陥り、1954年に同じような状況にあったパッカードと合併しました。合併後にセダンは先進的なデザインを古めかしく改変し、クーペはフロントグリルを追加したホーク(HAWK) シリーズに変わりました。1957年にチャンピオンはモデルチェンジしてスコッツマン(SCOTSMAN)に改名され、コマンダーは一時的に名前が消えましたが1963年に復活しました。(実車画像→ スチュードベーカー スコッツマン 1957)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製の1950年代シリーズの1台です。一番上級グレードのコマンダー スターライナーをモデル化しています。フランクリン ミントの1950年代シリーズは1950年代の代表的なアメリカ車12車種を1/43でモデル化していて、レトロな作風ながらボンネット/ドアが開閉するなど細部までリアルな作りでした。このスチュードベーカーもプロポーションが良く、最大の特徴であるフロントの造形がうまく出来ていて、レトロな作風ながら当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドアの開閉ギミック付きで、エンジンルーム内のV型8気筒エンジンや室内の造形は結構リアルです。これ以外の同時期のスチュードベーカーのミニカーはディンキー(仏)の当時物 スターライナー、ダンバリー ミントのスターライナー 1/24、スパーク(レジン製)のスターライト、BOS MODELS(レジン製)のスターライナーなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

STUDEBAKER STARLINER 1
STUDEBAKER STARLINER 2

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PACKARD CARIBBEAN CONVERTIBLE 1953 USA

PACKARD CARIBBEAN CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PACKARD CARIBBEAN CONVERTIBLE


FRANKLINMINT KE19 1/43 133mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.55m 全幅約1.98m エンジン 変速機: 8気筒 5.4L 180HP 3段手動変速
性能: 最高速158km/h  データーベースでパッカードのミニカー検索

パッカード カリビアン コンバーチブル アメリカ 1953年

 

 第2次大戦中のパッカードはロールス ロイスの航空機エンジンをライセンス生産しました。戦後は1946年から戦前のクリッパー(6/8気筒エンジン搭載)の改良版の生産が始まりました。1948年にマイナーチェンジしたクリッパーは、新型を強調する為にクリッパーの名前を外しました。パッカードは1951年に戦後初の新型車200/250/300シリーズとその上級車パトリシアン 400を発売しました。この新型車はフェンダーがボディと一体化した戦後型のフラッシュサーフェスボディを採用していました。ただこの戦後型の発売は、BIG3(GM、フォード、クライスラー)に対して遅れをとっていました。(実車画像→ パッカード 200 1951)

 

 200は当時のパッカードでは一番安価なモデルで、8気筒4.7L(135HP)エンジンを搭載していました。250/300/400は8気筒5.4L(150HP)エンジンを搭載していました。200/250/300シリーズは1953年から名前がクリッパー、メイフェア、キャバリアに変わりました。 画像のカリビアンは1953年に登場した2ドア コンバーチブルの高級パーソナルカーでした。(1956年にハードトップ仕様追加) 直列8気筒5.4L(180HP)エンジンを搭載したスポーティなモデルで高価格でした。ただ同時期のリンカーンやキャディラックに比べるとやや平凡なデザインで、いまひとつ魅力に乏しいように思われます。

 

 

 ミニカーはフランクリン ミントの1950年代のアメリカ車をモデル化した1950年代シリーズの1台で、1989年頃発売されました。実車が全長5.5mもあるでかい車なので、ミニカーも大きなサイズで迫力がありました。実車の雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえでした。ドア/ボンネットが開閉するギミック付きで、室内やエンジンが再現されていました。ヘッドライトをメッキパーツで表現するなどややレトロな作風は昔のアメリカ車の雰囲気に合っていると思うので個人的には気に入っています。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PACKARD CARIBBEAN 1
PACKARD CARIBBEAN 2

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GM CHEVROLET BEL AIR 1955 USA

GM CHEVROLET BEL AIR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR


FRANKLINMINT KE18 1/43 123mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.3m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 4.3L 162HP 2段自動変速
性能: 最高速 157km/h  データーベースでシボレー ベル エアのミニカー検索

GM シボレー ベルエア アメリカ 1955年

 

 GM シボレー セダン 1950年の解説に記載したように、1953年にシボレーは210(Two-Ten)/150(One-Fifty)と呼ばれる世代にモデルチェンジしました。デザイン的には先代のデラックス世代と同じようなデザインでしたが、それまではの4ドアセダン、2ドアクーペに加えてコンバーチブル、ステーションワゴンなどボディ形式が増えました。エンジンは6気筒3.5L/3.9Lが搭載され、3段変速/2段自動変速で最高速137km/h(3.9L)の性能でした。なお先代では上級グレードの2ドアハードトップ ベルエアが1950年に設定されました。

 

 1953年には210/150のフロント/リアの意匠が変更され、ベルエアは210/150よりも上級な車という設定になり、4ドアセダン/ハードトップや2ドアクーペ/コンバーチブルも設定されました。1955年にベルエア/210/150は外観が一新され、ベルエアは2代目となりました。リアフェンダーが完全にボディと一体化しその後流行となるテールフィンがまだ控え目ですが採用されていました。エンジンはV型8気筒4.3Lが追加され、1957年にはコルベットと同じ高性能なV型8気筒4.6L(185HP-燃料噴射270HP)が追加されました。1958年にベルエアは3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ シボレー ベルエア 1958)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリンミント製です。1950年代の著名なアメリカ車を1/43でモデルした1950年代シリーズの1台で、ベル エアの2ドアコンバーチブルをモデル化してます。メッキパーツによるヘッドライトやクロームモールなどはこのシリーズ独特のレトロな作風ですが、この作風は1950年代のクラシックカーの雰囲気に良くマッチしていて、全体的に良く出来ていました。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きで、V型8気筒エンジンとベルト/補器類がリアルに再現されています。室内も紙シールながらメータなどがそこそこ再現されています。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

 以下は1990年代に発売された南米アルゼンチンのブービー(BUBY)製の GM シボレー ベルエア 1955 (1/43 型番09880)の画像です。ブービーは1950年代から1990年代まで1/43や1/64のダイキャスト製ミニカーを製造していた老舗メーカーで、日本国内では流通しなかったのであまり知られていません。1990年代に1950-1960年代のアメリカ車を「COLLECTORS CLASSICS」シリーズとして数十種類モデル化しています。このベルエアもその「COLLECTORS CLASSICS」シリーズの1台で、1955年式の2ドアハードトップをモデル化しています。ブービーはフロントグリルやバンパーなどに金属製パーツを使っているのが特徴です。昔のアメリカ車のイメージを再現するのに金属製パーツは効果的で、重厚な雰囲気のミニカーに仕上がっていました。フロントグリルとクロームモール、室内などの細部もうまく仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

 以下は2002年に発売されたデルプラド製の世界の名車コレクションの GM シボレー ベル エア コンバーチブル 1957 (1/43 No.55)の画像です。1957年式の2ドアコンバーチブルをモデル化しています。メーカーは不明ですが、たぶんニューレイ(NEW RAY)製ではないか?と思います。1957年式なので上記の1955年式に比べると、ヘッドライトの上にヒサシが追加され、テールフィンが大きくなっています。安価な雑誌付きミニカーですが、プロポーションが良くこのシリーズとしてはかなり良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET BEL AIR 1
GM CHEVROLET BEL AIR 2

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FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 1955 USA

FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA


FRANKLIN  UK08 1/43 126㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 4.5L 162HP 3段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースでフォード フェアレーンのミニカー検索

フォード フェアレーン クラウン ビクトリア アメリカ 1955年

 

 1951年にフォードの上級グレードとして2ドアハードトップのビクトリアが追加されました。(フォードはハードトップ仕様をビクトリアと呼んでいました) 1952年のモデルチェンジではフォードの最上級モデルとしてクレストライン(CRESTLINE)が登場しました。クレストラインは次の1955年のモデルチェンジでフェアレーンに名前が変わりました。フェアレーンには2/4ドアセダン、2ドアハードトップのビクトリア、コンバーチブルがあり、ステンレス製トリム(フェアレーン ストライプ)を境目にして塗り分けられたツートンカラーで下級グレードと差別化していました。

 

 フェアレーン 2ドアクーペで最上級グレートのクラウン ビクトリアのデザインは1953年に発表されたコンセプトカー X100のイメージを取り入れたもので、ハードトップのルーフ前半は透明プラスチックかスチールが選択できました。透明プラスチックのルーフは既にこの時代に実用化されていました。(実車画像→ コンセプトカー X-100 1953) フェアレーンのエンジンは6気筒3.7L(120HP)とV型8気筒4.5L/4.8L(200HP)が搭載されました。1956年に4ドアのビクトリア ハードトップが追加され、新型のV型8気筒5.1L(228HP)エンジンも追加されました。1957年にフェアレーン2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォード フェアレーン 1957)

 

 

 ミニカーは1990年頃に発売されたフランクリン ミント製です。フランクリン ミントがモデル化している1/43のアメリカ車はいずれもボンネット/ドアの開閉ギミック付きで細部まで細かく再現されていました。コンチネンタル キットと呼ぶスペアタイヤをリアに搭載するオプションを装備したフェアレーン クラウン ビクトリアをモデル化しています。プロポーションが良くフロントグリル、ボディ各部のトリム、スペアタイヤ、室内などの細部が良く再現されていました。実車に忠実なツートンカラーと透明ルーフもきれいに出来ています。なお当方が保有するこれはフロントスクリーンが欠品していますが、あまり気にならないです。これ以外のフェアレーン初代のミニカーはジクの当時物、同じフランクリンミントの1/24、ダンバリー ミントの1/24、マッチボックス、ヤトミン、ビテス、ホワイトボックス(イクソ)などがあります。 以下はフロント(マスコット拡大)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 1
FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 2

 以下は2007年頃に発売されたヤトミン製のフォード フェアレーン クラウン ビクトリア 1955 (1/43 型番94202)の画像です。上記フランクリンミント製と同じコンチネンタル キットを装備したクラウン ビクトリアをモデル化しています。1950-1970年代の代表的なアメリカ車を1/43でモデル化したヤトミンのビンテージ アメリカ車シリーズの一つです。このシリーズは定価1500円ほどの廉価版ミニカーでしたのであまり細かいところまでは再現されていませんが、実車の全体的な雰囲気はそれなりにうまく再現していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 3
FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 5
FORD FAIRLANE CROWN VICTORIA 6

 以下は1992年頃に発売されたビテス製のフォード フェアレーン サンライナー コンバーチブル 1956 (1/43 型番460)の画像です。1956年式のサンライナー コンバーチブルをモデル化しています。(サンライナーはコンバーチブル仕様のグレード名です) このビテス製もプロポーションが良く、トリムを境にツートンカラーがきれいに塗り分けられています。またフロントグリルや室内などの細部も当時のミニカーとしては良く仕上げてありました。なお1966年式をモデル化しているので、フロントグリルの補助灯の形状が上記1955年式と異なっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD FAIRLANE 1
FORD FAIRLANE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD FAIRLANE 3
FORD FAIRLANE 4

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