ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA AUTOZAM AZ-1 1992 JAPAN

MAZDA AUTOZAM AZ-1
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1


EBBRO  43779 1/43 78mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 ターボ 657cc 64HP 5段変速
性能: 最高速180km/h? (リミッター解除)  データーベースでマツダ AZ-1のミニカー検索

マツダ オートザム AZ-1 日本 1992年

 

 軽自動車ながらエンジンをミドシップ搭載しガルウィングドアを持つスーパーカーのような外観のオートザム AZ-1が1992年に登場しました。(オートザムは当時のマツダ販売店の名前) 当時のマツダの軽自動車はスズキの軽自動車をベースにしており、AZ-1もアルト ワークス用のDOHC 3気筒ターボ 657cc(64HP)エンジンを使い、マツダが独自設計したと思われるシャーシにミドシップ搭載していました。ボディ外板はプラスチックで、グラスサンルーフを構成するガルウイングドアはスーパーカー並に窓がほとんど開かないものでした。構造的にリア荷重が高く直進安定性が不足するので運転は難しく、重心が高いので横転しやすかったとのことです。

 

 スズキの販売店ではエンブレムを変えてスズキ キャラ(CARA)という名前で併売されました。リアウイングなどのエアロパーツを付けたマツダスピード仕様も設定されました。軽としては高価な価格(約150万円)とバブル崩壊後の不景気もあって販売は極めて低調で、発売後1年ほどで生産中止となりました。(在庫処分でその後も特別仕様が販売されたようですが) 総生産台数は約4000台の希少車でした。実車を間近で見たことがありますが、見た目はかっこいいですが、室内が狭いなど実用性はほとんど無いと思いました。

 

 

 1990年頃にはバブル絶頂期に企画された面白い小型車がありました。ガルウイングドアを持つトヨタ セラ(1990)、軽自動車のミドシップエンジン オープンカーのホンダ ビート(1991)、同じく軽自動車の本格派オープンスポーツカー スズキ カプチーノ(1991)、高性能な軽自動車スズキ アルト ワークス(1989)などです。この当時の軽自動車には遊び心がありましたが、最近は実用性重視の車がほとんどになりました。(2015年に登場したホンダ S660は遊び心満載でしたが、2022年に販売中止となりました)

 AZ1の当時物ミニカーはありませんでした。ただ当時のテレビの特撮物「ブルースワット」の劇中車ストライカーはスズキ キャラをベースにしていて、それをバンダイが1/24でモデル化していました。(参照WEBサイト→ ブルースワット ストライカー) 画像のミニカーはエブロ製で、2006年に発売されました。エブロらしいリアルな造形で、小さいながらも非常に素晴らしい出来ばえでした。最大の特徴であるガルウイングドアが開閉できるギミック付きで、室内もシート背後のスぺアタイヤやインパネのメーターなど1/43サイズとしてはかなりリアルに再現されていました。なおこのガルウィングドアは特にそうですが、ドアが開閉するギミックがあるのとないのではミニカーの楽しさが大違いであることは実際に買って触ってみないとわかりません。これ以外のAZ-1のミニカーはホットワークス(HOTWORKS)、国産名車コレクション、LOOKSMARTなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA AUTOZAM AZ-1 1
MAZDA AUTOZAM AZ-1 2

 以下は2005年に発売されたインターアライド製 ホットワークスのマツダ オートザム AZ-1 (1/43 型番HW43003A)の画像です。ホットワークスは2004年頃に登場したダイキャスト製ミニカーのブランドで、スポーツカーがメインで1/64、1/43、1/24など約100種類ほどがありました。エブロ製と比べるとウィンドー一体成型のワイパーや塗装処理のフロントウィンカーなど細部の仕上げが少し見劣りしますが、これもまずまずの良い出来ばえでした。室内が良く再現されているのですが、ドアが開かないことで良く見えないのでやはり面白くありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 3
MAZDA AUTOZAM AZ-1 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 5
MAZDA AUTOZAM AZ-1 6

 以下は2008年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのマツダ オートザム AZ-1 (1/43 No.67)の画像です。メーカはノレブで老舗ブランドらしい手堅い造形となっていました。上記エブロ製の半値ほどの安価な雑誌付きミニカーでしたので、ドア開閉ギミックがなく室内の仕上げも少し簡素ですが、それ以外はエブロ製と同等レベルの良い出来ばえになっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 7
MAZDA AUTOZAM AZ-1 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 9
MAZDA AUTOZAM AZ-1 10

 以下は2019年2月に発売されたアシェット製 国産名車コレクション 1/24のマツダ オートザム AZ-1(1/24 No.65)の画像です。国産名車コレクション 1/24は主に1/43を収集している私にとっては収集対象外ですが、AZ-1は好きな車ですので購入しました。出来ばえについてはあまり期待していませんでしたが、想像していたよりかなり良い出来ばえでした。大きさは全長138㎜X全幅59㎜で、軽自動車ですので1/24としては小ぶりのミニカーです。この車をこのサイズでモデル化するなら、最大の特徴であるガルウイングドアの開閉ギミックは必須ですが、ちゃんと付いていました。(ドアを固定するガスダンパーが付いているともっとリアルなのですが) なおドアの後ろにある透明ゴムバンドはこのドアを固定する物で今回は外さずに後ろにずらすだけで済ませています。室内も赤/黒のシート、白い盤面のメータなど結構リアルに再現されていて、シート背後のスペアタイヤも付いています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 11
MAZDA AUTOZAM AZ-1 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ホイールやエッティング材を使ったワイパーなど細部も結構リアルにできています。なお底板にはMade in Chinaと表示されているだけで、製造メーカは表示されていません。ただミニカーを台座に固定しているネジが三角溝がある三角ネジですので、このネジをよく使っているイクソ系のメーカーが製造しているようです。縮尺1/24は中途半端なサイズですが、この出来ばえで定価4000円はお買い得だと思います。AZ-1が好きな方にはお勧めします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA AUTOZAM AZ-1 13
MAZDA AUTOZAM AZ-1 14

 以下は上述した1994年に発売されたバンダイ製の当時物 ブルースワットの劇中車ストライカー (1/24 JANコード 4902425430171)の画像です。上記の国産名車コレクション 1/24と同じ縮尺で、ブルースワット隊員のフィギュアが付いています。ストライカーは小型装甲車ということでボディはロールバーで覆われています。子供向けのキャラクター玩具ですが、かなりリアルに仕上げてありました。ガルウィングドアとリアパネルが開閉するギミック付きで、室内も助手席が取り外されているなど劇中車の内装が再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 1
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアパネルを開いたエンジンルームの画像です。リアパネルを開くにはリアのロールーバーを取り外す必要があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 3
SUZUKI CARA BLUE SWAT STRIKER 4

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MITSUBISHI LANCER EVOLUTION I 1992 JAPAN

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION I
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION I


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 115 1/43 102mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.31m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ 250HP 5段変速  4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで三菱 ランサー エボリューションのミニカー検索

三菱 ランサー エボリューション I 日本 1992年

 

 1982年に三菱 ミラージュを3ボックス化したランサー フィオーレがランサー 2代目(EX)の後継車として登場しました。1983年のミラージュのモデルチェンジでランサー フィオーレも2代目にモデルチェンジしました。1987年にミラージュが3代目にモデルチェンジし、1988年にランサー フィオーレ(セダン)は生産終了となりました。それを受けてミラージュ 3代目の姉妹車である5ドアハッチバック車にランサーの名前が復活し、ランサー 3代目として1988年に登場しました。ランサー 3代目は同時期に登場したギャラン 6代目を小型化したようなデザインでした。(実車画像→ 三菱 ランサー フィオーレ 1982) (実車画像→ 三菱 ランサー 1988)

 

 1991年にランサー 4代目が登場しました。先代同様にミラージュの姉妹車でしたが、見た目はかなり差別化されていました。ギャランの高性能版VR-4用のDOHC4気筒1.8Lターボエンジンを搭載した高性能版ランサー GSRをベースにして、WRCのホモロゲーションを取得する為にランサー エボリューションが1992年に限定生産されました。DOHC4気筒2Lターボ(250HP)エンジンが搭載され、4WDが採用されていました。ハイパワーエンジンに対する駆動系の設定が不十分で、市販車としては操縦性に問題があったようでした。1993年からWRC Gr.Aに参戦し、1993年のRAC ラリーで2位となっています。1994年にランサー エボリューション II、1995年にエボリューション III、1996年にランサー 5代目をベースとしたエボリューション IV、1998年にエボリューション V、1999年にエボリューション VIが登場しました。

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションでメーカーはイクソです。ボンネットにパワーバルジ、リアにスポイラーが追加されたランサー エボリューション 初代をモデル化しています。プロポーションが良く室内のメーターが彩色されているなど細部の仕上げもまずまずで、安価な雑誌付きのミニカーとしては良い出来ばえでした。イクソは別ブランドのホワイトボックスとFIRST43でもエボリューション 初代を発売していますが、どちらもこれとほとんどおなじ物です。(細部の仕上げレベルを多少変えていますが) これ以外のエボリューション 初代のミニカーは、ミラージュ(hpiレーシング)、WIT'S(レジン製)、CM'Sのラリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION I 1
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION I 2

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HONDA CR-X DELSOL SiR 1992 JAPAN

HONDA CR-X DELSOL SiR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CR-X DELSOL SiR


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 159 1/43 94mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 170HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速210km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ CR-Xのミニカー検索

ホンダ CR-X デルソル SiR 日本 1992年

 

 1992年にホンダ CR-X 3代目のCR-X デルソルが登場しました。先代は4人乗りのハッチバック クーペでしたが、3代目は「トランストップ」と称するトランク内にルーフを電動で格納する機能を持つ2人乗りのオープンカーとなりました。(電動格納ではない手動仕様もありました) サブネームのデルソル(Del Sol)とはスペイン語で太陽の意味で、太陽の光を浴びるオープンカー機能を意味しているようです。SOHC 4気筒1.5L(130HP)/DOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、1.6Lエンジン搭載のSiRは5段変速で最高速210km/h(輸出仕様)の性能でした。(実車動画→ CR-X 電動格納式ルーフの動作)

 

 1995年のマイナーチェンジで、フロントの小さな丸い補助灯が廃止され、SOHC 1.5Lエンジンが1.6Lに拡大されました。先代はバブル景気である程度売れましたが、バブルがはじけた1990年代後半にはこの類の2人乗りオープンカーの市場は小さくなりました。同じようなジャンルにはマツダ ロードスターという手ごわいライバルがいたこともあり、CR-X デルソルの国内販売は芳しくなく、1997年に生産中止となりCR-Xの名前も消えました。(北米仕様のCR-Xも自社のシビック クーペと競合したようです)

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションでメーカーはイクソです。プロポーションが良く実車のイメージがうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ていました。室内も無彩色ながらインパネのメーターが再現されているなど良く仕上げてありました。同じ型の色違いがFIRST43ブランドでも販売されていて、イクソの別ブランドのトリプル9でもほぼ同じ物が販売されました。イクソ以外のCR-X デルソルのミニカーはミニチャンプスの輸出仕様、ネオ(レジン製)の輸出仕様、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CR-X DELSOL 1
HONDA CR-X DELSOL 2

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HONDA CIVIC FERIO SIR (EG) 1992 JAPAN

HONDA CIVIC FERIO SIR (EG)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC FERIO SIR (EG)


IXO MOC177 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 170HP 5段変速/4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速215km/h (輸出仕様)  データーベースでシビック 1999年以前のミニカー検索

ホンダ シビック フェリオ SIR (EG型) 日本 1992年

 

 ホンダ シビック 5代目(EG型)通称「スポーツ シビック」が1991年に登場しました。デザインは先代のスタイルを継承し、ホイールベースを延長して長くなった全長とより低い車高でスタイリッシュに発展していました。3ドアハッチバックと4ドアセダンがあり、4ドアセダンはシビック フェリオと名付けられました。フェリオにはスタンバイ式4WD仕様がありました。4気筒1.3L/1.5L/1.6L(125HP)エンジンを搭載し、高性能版のSiRには可変バルブタイミング機構のV-TECを採用したDOHC 4気筒1.6L(170HP)エンジンが搭載されました。新開発されたVTEC-E(リーンバーン)を採用した低燃費1.5Lエンジンもありました。

 

 サスペンションは先代と同じ4輪ダブルウィッシュボーンを改良したもので、通称の「スポーツシビック」どおりの優れた操縦性を実現していました。スタイリッシュな外観と高性能エンジンでスポーティな車として人気がありました。シビックとしては2度目となる1991年日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。北米向け専用ボディであった2ドアクーペのシビック クーペが1992年に国内でも販売されました。(実車画像→ ホンダ シビック クーペ 1992) 1995年にシビック 6代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。シビック フェリオの輸出仕様をモデル化しています。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。灯火類やエッティング材を使ったワイパー、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ていました。シビック 5代目の当時物ミニカーはハセガワのドラゴンモデル 1/43がありました。(この当時物については2019/11/20に掲示板から情報をいただきました) 当時物以外ではトミカ リミッテドの3ドア SiR、ハイストーリー(レジン製)の3ドア SiR、国産名車コレクションのフェリオ、MARK43のSiR、トリプル 9(レジン製)の3ドア 1/18、ホビージャパンの1/64、イグニション モデル(レジン製)のレース仕様などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CIVIC SIR (EG) 1
HONDA CIVIC SIR (EG) 2

 以下は2017年に発売された国産名車コレクション製のシビック フィエロ (EG9) SiR 1991 (1/43 No.296)の画像です。メーカーはイクソで上記の型を流用しているようですが、内装は右ハンドル化されてホイールが変更され、リアスポイラーとボディサイドのVTECのロゴが追加されています。安価な雑誌付きミニカーなので、全体的な仕上げレベルは上記より少し簡素化されていますが、インパネのメーター印刷処理は省略されていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CIVIC SIR (EG) 3
HONDA CIVIC SIR (EG) 4

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SUBARU VIVIO RX-R 1992 JAPAN

SUBARU VIVIO RX-R
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU VIVIO RX-R


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 192 1/43 79㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 658cc スーパーチャージャー 64HP 5段変速
性能: 最高速177km/h (リミッターカット)  データーベースでスバル ヴィヴィオのミニカー検索

スバル ヴィヴィオ RX-R 日本 1992年

 

 1992年にスバル レックスの後継車としてヴィヴィオが登場しました。先代の直線的なボディが全体的に丸みを帯びたデザインに変わりました。ボディ形式は3/5ドアハッチバックと3ドア商用バンで乗用車と商用車は車体後部形状が変えてありました。また「ドライバーズ ミニ」という運転席の居住性を重視するコンセプトから、助手席は小さめで左に寄せてありました。1993年に富士重工40周年記念車としてタルガトップで電動格納式リアウィンドウーを操作することでオープンカーとなる3000台限定のT-Topが発売されました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ T-Top 1995)

 

 エンジンは4気筒660㏄(42-52HP)とそのDOHC版スーパーチャージャー仕様(64HP)などがあり、変速機は5段MT/3段AT/無段CVTがありました。またパートタイム式4WDとビスカスカップリングによるフルタイム4WDが設定され、軽自動車ながら駆動系は多彩でした。4輪独立懸架サスペンションで操縦性にも優れ、フルタイム4WDのRX-Rのラリー仕様車が1993年サファリ ラリーでクラス優勝するなど活躍しました。派生車として1960年代の欧州車をイメージしたレトロな外観のビストロが1995年に登場しました。ヴィヴィオはスバルらしい個性的な軽自動車で1998年まで生産され、後継車のプレオにモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995) (実車画像→ スバル プレオ 1998)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。DOHCエンジンを搭載した高性能版のRX-Rをモデル化していますので、ボンネットにエアインテークが付いています。メーカーはイクソで、イクソはこれと同じ型を流用してシートを彩色するなど内装の仕上げレベルを上げたRX-RA(モータースポーツ用ベースグレード仕様)とそのサファリ ラリー仕様なども発売しています。安価な雑誌付きミニカーなので室内の仕上げが多少簡素化されていますが、フロント周りの造形など実車のイメージが良く再現されていて、かなり良く出来ていました。これ以外のヴィヴィオのミニカーは、イクソのラリー仕様車など6種類、CM'Sのラリー仕様車、Mテックのビストロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU VIVIO RX-R 1
SUBARU VIVIO RX-R 2

 以下は1998年に発売されたMテック製の当時物 スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995 (1/43 型番MM-03-A)の画像です。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43の国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。MテックのMMシリーズ(型番がMM**)は軽自動車をモデル化した当時の定価が1000円ほどの安価なミニカーでしたが、丸型ヘッドライトのレトロな外観のビストロがうまく再現されていてこれも良く出来ていました。ドアが開閉するギミック付きです。バリエーションでパトカー仕様がありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU VIVIO BISTRO 1
SUBARU VIVIO BISTRO 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU VIVIO BISTRO 1
SUBARU VIVIO BISTRO 2

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